◆イギリス陸軍コメット(Cmmet)巡航戦車
写真(右)2017年3月、イギリス、ダックスフォード、イギリス軍コメット(Cmmet)巡航戦車(A34):主砲はオードナンス QF 17ポンド76.2mm速射砲(Ordnance Quick-Firing 17-pounder)で17ポンド砲弾にQF 3インチ 20cwt高射砲の薬莢を組み合わせた77mmHV(High Velocity=高初速)砲弾を使用する。薬莢が76.2mm砲弾と異なるために77mm砲と命名された。
English: Bovington Tank Museum: Comet
Date 17 March 2017
Source Own work
Author Morio.写真はWikimedia Commons, Category:Comet tanks in museums File:Comet front-right 2017 Bovington.jpg引用。
写真(右)2022年3月、イギリス、ダックスフォード、ゲートに展示されたイギリス軍コメット(Cmmet)巡航戦車:全長 7.77 m
車体長 6.55 m
全幅 3.04 m
全高 2.67 m
重量 33 t
主砲 77 mm戦車砲(76.2 mm)
副武装 7.92 mm ベサ機関銃×2
装甲 102 mm
Description comet tank acting as gate guard at duxford IWM
Date March 2022
Source Photo by user:geni
Author Geni
Permission
(Reusing this file) CC-BY-SA 4.0.写真はWikimedia Commons, Category:Comet tanks in museums File:Comet tank duxford 2022.JPG引用。
1.イギリス戦車 セントー(ケンタウル)巡航戦車 Cruiser Mk VIII Centaur (A27L)
写真(右)1943-1944年頃、イギリス(?)、イギリス軍A27L セントー(ケンタウル)Centaur Mk VIII 巡航戦車:
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45, Catalogue number: STT 7721,
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION、 Subject period: Second World War、
Alternative Names: object category: Black and white,
Object description: Cruiser Mk VIII Centaur (A27L).
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM(STT 7721)引用。
イギリス軍の巡巡航戦車は「C」で始まる戦車に相応しいたとえば歴史的単語から命名していた。A27L セントー(ケンタウル)Centaur Mk VIII 巡航戦車は、40ミリ2ポンド砲(Ordnance Quick-Firing 2-pounder)より強力な6ポンド砲を搭載した。
Cruiser Tank Mark VIII (A27L) Centaur
重量:28,74トン、乗員: 5名
全長:6352ミリ、全幅:2895ミリ、全高:2444ミリ
車体装甲:前方上面 64ミリ/ 0度、前方下面 57ミリ、側面 32ミリ
砲塔装甲:前面 76ミリ/ 0度、側面 51ミリ + 12,7ミリ
オードナンス6ポンド57ミリ速射砲(QF 6 pounder)
ナフィールド社Nuffield Liberty V12 Gasoline, 27L, 340hp
速度:27 mph (43.5 kph) 、航続距離:165 miles (266 km)
A27L セントー(ケンタウル)Mk VIII 巡航戦車は、ナフィールドNuffield社リバティー・エンジン( Liberty V12 Gasoline) 27リッター, 340馬力を搭載しているので、A27の後にLibertyの表記をしている。元来、スーパーマリン・ミーティアエンジンを搭載するはずだったが、航空機用へ優先配備されたため、アメリカ製エンジンのライセンス生産であるリバティー・エンジン(Liberty Engine)に変更されたのである。
リバティー・エンジン(Liberty V12)は、イギリス軍戦車A13 Mk.III巡航戦車, A13 Mk.II 巡航戦車、A15クルーセーダーCrusader Mk.VI 巡航戦車, A24 Cavalier Mk.VII巡航戦車にも搭載されたほか、ソ連赤軍のBT-2快速戦車、BT-5快速戦車のエンジンとしてもライセンス生産されている。
クロムウェルCromwell 巡航戦車は、飛行機用エンジンのロールスロイス社マーリン(Merlin)V型12気筒液冷ガソリン・エンジンを戦車用に改修ロールスロイス社ミーティア(Rolls-Royce Meteor)エンジン搭載する高速巡航戦車として、1941年に開発された。しかし、航空機への配備が優先されたために、キャヴァリエ巡航戦車と同様のナフィールド社ライセンス生産のアメリカ製リバティー(Liberty)V型12気筒液冷ガソリン・エンジンを搭載した。これが、A27セントー巡航戦車である。
リバティー・エンジン(Liberty V12)は、イギリス軍戦車A13 Mk.III巡航戦車, A13 Mk.II 巡航戦車、A15クルーセーダーCrusader Mk.VI 巡航戦車, A24 Cavalier Mk.VII巡航戦車にも搭載されたほか、ソ連赤軍のBT-2快速戦車、BT-5快速戦車のエンジンとしてもライセンス生産されている。
写真(右)1944年6月13日、イギリス、イギリス軍王室海兵隊支援グループ、第2砲兵隊H中隊のA27L セントー(ケンタウル)Centaur IV 巡航戦車: 95mm砲を装備している。
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: B 5457,
Part of MINISTRY OF INFORMATION SECOND WORLD WAR CENSORSHIP BUREAU LIBRARY OF PRESS PHOTOGRAPHS: CLASSIFIED PRINT COLLECTION、 Subject period: Second World War、
Alternative Names: object category: Colour, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Laing (Sgt),
Object description: Centaur IV tank with 95mm howitzer of 'H' Troop, 2nd Battery, Royal Marine Armoured Support Group, 13 June 1944. Label: Centaur IV tank of 'H' Troop, 2nd Battery, Royal Marine Armoured Support Group, 13 June 1944.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (B 5457)引用。
⇒イギリス軍A27L セントー(ケンタウル)Centaur IV 巡航戦車を見る。
2.イギリス軍 A27M クロムウェル 巡航戦車 Mk VIII Cromwell VI
巡航戦車は「C」で始まる戦車に相応しいたとえば歴史的単語から命名していたため"Cromwell"(清教徒革命の指導者クロムウェル卿)と命名された。
写真(右)1944年頃、イギリス、イギリス軍のクロムウェルCromwell VIIw巡航戦車Cruiser Mk VIII : 巡航戦車は「C」で始まる戦車に相応しいたとえば歴史的単語から命名していたため"Cromwell"(清教徒革命の指導者クロムウェル卿)と命名された。
BRITISH TANKS AND AFVS IN NW EUROPE 1944-45、 Catalogue number: KID 949,
Part of FIGHTING VEHICLE ESTABLISHMENT CHOBHAM、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit,
Object description: Cruiser Mk VIII Cromwell VIIw (A27M).写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (KID 949)引用。
第二次世界大戦中期、43口径57mm6ポンド戦車砲(Mk.III)を搭載したクルセーダー巡航戦車の後継車として、1943年に開発されたA27は、快速巡航戦車を企図し、名戦闘機スピットファイアが搭載したロールス・ロイス社マーリンエンジン改造のミーティアエンジンを搭載する計画だった。A27L巡航戦車Mk.VIII セントーが先行生産型、A27M巡航戦車Mk.VIII クロムウェル(Cruiser Tank Mk VIII Cromwell )が本格的な量産戦車である。ノルマンディー侵攻時には、アメリカ製M4シャーマン中戦車がイギリス陸軍にも多数貸与されており、クロムウェル戦車は偵察部隊が多用するとことなった。また、95mm榴弾砲を搭載したCS(火力支援戦車)も登場した。
写真(右)1944年頃、イギリス、イギリス軍のクロムウェル巡航戦車の先行生産型Cruiser Mk VIII Cromwell I (A27M). : :正面装甲厚:63.5 mm、側面装甲厚:42.9 mm、後面装甲厚:31.8 mm
BRITISH TANKS AND AFVS IN NW EUROPE 1944-45、 Catalogue number: KID 889,
Part of MINISTRY OF SUPPLY (KIDBROOKE) COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit,
Object description: Cruiser Mk VIII Cromwell I (A27M). Pre-production model in mild steel.写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (KID 889)引用。
マチルダ歩兵戦車はオードナンス40ミリ2ポンド砲(Ordnance Quick-Firing 2-pounder)を装備していたが、次のクルーセーダー巡航戦車は、より強力なオードナンス43口径57mm6ポンド戦車砲(Ordnance Quick-Firing 6-pounder Mk.III)を搭載した。A27M巡航戦車Mk.VIII クロムウェル(Cruiser Tank Mk VIII Cromwell)は、クルーゼーダー巡航戦車と同しオードナンス43口径57mm6ポンド戦車砲(Mk.III)を装備した。巡航戦車は「C」で始まる戦車に相応しいたとえば歴史的単語から命名していたため"Cromwell"(清教徒革命の指導者クロムウェル卿)と命名された。
第二次世界大戦の勃発後、戦車の能力、とりわけ40ミリ2ポンド砲(Ordnance Quick-Firing 2-pounder)の威力の低さに気づいたイギリス陸軍は、従来から普及していた2ポンド砲に替えて、より貫通力のある6ポンド砲の採用を決めた。 A27M クロムウェル巡航戦車(Cromwell)も口径57mm6ポンド速射砲を搭載しドイツ戦車と互角に戦うことを企図した。しかし、A27M クロムウェル巡航戦車(Cruiser Tank Mk VIII Cromwell )に6ポンド速射砲を無理やり搭載したため、狭い砲塔容積の制約で、乗員は従来の5名ではなく、僅か3名に減少した。正面装甲厚:63.5 mm、側面装甲厚:42.9 mm、後面装甲厚:31.8 mmあるが俯瞰してみると角張った車体、砲塔に避弾経始を考慮していない。
写真(右)1944年頃、イギリス、イギリス軍のクロムウェル巡航戦車Cruiser Mk VIII Cromwell III (A27M):
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: MH 4102,
Part of IMPERIAL WAR MUSEUM PHOTOGRAPH ARCHIVE COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit,
Object description: Cruiser Mk VIII Cromwell III (A27M).写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (MH 4102)引用。
A27M クロムウェル巡航戦車(Cruiser Tank Mk VIII Cromwell )は、正面装甲厚:63.5 mm、側面装甲厚:42.9 mm、後面装甲厚:31.8 mmあるが俯瞰してみると角張った車体、砲塔は避弾経始が考慮されていないことがわかる。
写真(右)1944年頃、イギリス、港の近くに集積されたと思われるイギリス軍のクロムウェルCruiser Mk VIII Cromwell V (A27M)巡航戦車:
CROMWELL & CENTAUR TANKS、 Catalogue number: H 35016,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white, Creator: WAR OFFICE FILM LIBRARY COLLECTION,
Object description: Cruiser Mk VIII Cromwell V (A27M).写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (H 35016)引用。
第二次世界大戦の当初、イギリス軍の戦車は、歩兵を支援する「歩兵戦車」と、突破追撃用の「巡航戦車」の2種類があった。しかし、ドイツ軍によるフランス侵攻後、機動力と攻撃力に優れた戦車の必要性が高まり、北アフリカ戦線の教訓によって、重装甲で機動性の高い戦車が望まれるようになった。そこで、名戦闘機スピットファイアと同じロールス・ロイスエンジンの戦車版を開発し、それを搭載する新鋭戦車が開発された。これが、A27M クロムウェル巡航戦車(Cromwell)である。
A27M巡航戦車Mk.VIII クロムウェル(Cruiser Tank Mk VIII Cromwell )が搭載した オードナンス社18.65口径95ミリ速射榴弾砲( Ordnance QF 95-mm howitzer)は、1942年開発、1944年から部隊配備された火力支援用の榴弾砲で、95 mm (3.7 インチ:in) L/18.65は、発射速度7発/分、初速330 m/s (1,100フィート: ft/s)、有効射程距離7,315 m (8,000 ヤード:yd)
写真(右)1944年頃、イギリス、港の近くに集積されたと思われるイギリス軍のクロムウェル巡航戦車Cruiser Tank Mk VIII Cromwell :正面装甲厚:63.5 mm、側面装甲厚:42.9 mm、後面装甲厚:31.8 mm
42ND ARMOURED DIVISION EXERCISE, NEAR MALTON IN YORKSHIRE, 29 SEPTEMBER 1942、 Catalogue number: H 35019,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、
Alternative Names: object category: Colour, Creator: WAR OFFICE FILM LIBRARY COLLECTION,
Object description: A Cromwell Mk IV tank of 7th Armoured Division disembarks from a LST (Landing Ship Tank) onto Jig Green beach, Gold area, 7 June 1944.写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (H 35019)引用。
A27M クロムウェル巡航戦車(Cruiser Tank VIII )は、前身のA27L セントー巡航戦車(Centaur I / III)のエンジンを本来予定されたロールスロイス社ミーティア(Rolls-Royce Meteor)V-12液冷27L 600馬力 (447 kW)を搭載した主要タイプで 1,935輌量産された。
クロムウェル Mk VIII (Cruiser Tank VIII )(A27M) 巡航戦車は、オードナンス社95ミリ速射榴弾砲( Ordnance QF 95-mm howitzer)を搭載した火力支援戦車で、341輌生産された。
イギリス軍の巡航戦車(Cruiser Tank VIII )(A27M)は「C」で始まる戦車に相応しいたとえば歴史的単語から命名していたため、"Cromwell"(清教徒革命の指導者クロムウェル卿)と命名された。「クロムウェル」は、オリバー・クロムウェル(Oliver Cromwell, 1599-1658)に由来する。彼は1642年の清教徒革命では鉄騎隊を率いて戦い、国王チャールズ1世を処刑し、1649年に王制を廃してイングランド共和国(コモンウェルス)を樹立している。A27Mの”M”はミーティア・エンジンを搭載していることを表している。
写真(右)1944年3月31日、イギリス、ヨークシャー、ウェールズ近衛兵第2装甲偵察旅団第2中隊のイギリス軍のクロムウェルCromwell Mk IV 巡航戦車:
CROMWELL & CENTAUR TANKS、 Catalogue number: H 37167,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Production date:1944-03-31 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white, Creator: War Office official photographer
Horton (Capt),
Object description: A Cromwell Mk IV of No. 2 Squadron, 2nd (Armoured Reconnaissance) Battalion, Welsh Guards, at Pickering in Yorkshire, 31 March 1944, during an inspection by Winston Churchill. The tank is named 'Blenheim'. A textbook application of markings includes the unit serial for an armoured reconnaissance regiment (45 on a green over blue square), bridge classification marking, white/yellow squadron tactical sign and the formation badge for the Guards Armoured Division. It also has a red-white-red RAC flash on the glacis, rarely seen on Cromwells. Note the PLM mounting for a Vickers K gun on the turret. This tank was the mount of Major John Ogilvie Spencer, commanding No. 2 Squadron, and later killed in Belgium on 9 September 1944.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (H 37167)引用。
イギリス軍には、歩兵支援用の「歩兵戦車」、突撃用の「巡航戦車」の2区分があったが、ドイツ軍フランス侵攻による教訓を受けて、十分な装甲をもつ機動性の高い巡航戦車が期待された。そこで、クルーセーダー巡航戦車の防御力を強化し、重量増加をスピットファイア(Supermarine Spitfire)戦闘機と同じロールスロイス社ミーティア(Rolls-Royce Meteor)V-12液冷27L 600馬力 (447 kW)エンジンで相殺するA27M クロムウェル巡航戦車(Cruiser Tank Mk VIII Cromwell)が、1943年に開発された。先行生産型A27L巡航戦車Mk.VIII セントーに続いて、A27M巡航戦車Mk.VIII クロムウェル(Cruiser Tank Mk VIII Cromwell)が量産された。
北フランスの要衝カーン近くのファレーズポケットに包囲されたドイツ軍の一部は撤退できたが、連合軍は、1944年8月21日までにファレーズを占領し、ドイツ軍に大打撃を与えることができた。
A27M クロムウェル巡航戦車(Cromwell VI)は、A27L セントー巡航戦車(Centaur I / III)のエンジンを本来予定されたロールスロイス(Rolls-Royce)ミーティア(Rolls-Royce Meteor)V-12液冷27L 600馬力 (447 kW)を搭載した主要タイプで、1943年1月から1,935輌量産された。ミーティアは、スピットファイア(Supermarine Spitfire)
のロールスロイス社エンジンの戦車版である
A27L セントー巡航戦車のライト・エンジンを変換しロールスロイス社ミーティア(Rolls-Royce Meteor)V型12気筒液冷ガソリン・エンジンを搭載したA27M クロムウェル巡航戦車(Cruiser Tank VIII Cromwell)は、1943年1月からの生産にずれ込んだ。これは、従来のA27Lセンー巡航戦車に対してA27Mクロムウェル巡航戦車と命名された。A27M クロムウェル巡航戦車(Cromwell)の命名は、清教徒革命に鉄騎兵を率いて戦ったオリバー・クロムウェル(Oliver Cromwell)卿に因んでいる。
写真(右)1944年6月26日、イギリス軍第11装甲師団司令部のクロムウェルCromwell 巡航戦車、その後に続くのは2両のセントー巡航戦車。
THE BRITISH ARMY IN THE NORMANDY CAMPAIGN 1944, NEAR MALTON IN YORKSHIRE, 29 SEPTEMBER 1942、 Catalogue number: B 6011,
Part of MINISTRY OF INFORMATION SECOND WORLD WAR COLOUR TRANSPARENCY COLLECTION,
Production date: 1944-06-26、Subject period: Second World War
Alternative Names: object category: Colour, Creator: War Office official photographer,
Object description: A Cromwell command tank, named 'Taureg II', of 11th Armoured Division HQ leads a Centaur OP tank with dummy gun and two Shermans during Operation 'Epsom', 26 June 1944.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (B 6011)引用。
A27M クロムウェル巡航戦車(Cromwell VI)は、名専用機スピットファイアのエンジンの戦車版を発動機として搭載した。これが、ロールスロイス社ミーティア(Rolls-Royce Meteor)V型12気筒液冷ガソリン・エンジンである。液冷エンジンは、シリンダー(気筒)内の爆発で加熱したエンジンを冷却水で冷やし、加熱した冷却水をラジエーターで再び冷却し、循環使用する。
戦車や飛行機に搭載するエンジンは加熱した場合、空冷あるいは液冷の措置をとるが、ラジエーターに砂塵が侵入するとエンジン故障につながる。そこで、砂塵を防ぐためにラジエーターの空気取り入れ口に砂塵の侵入を防ぐためのフィルターを設けることがある。
西側連合軍では、英首相チャーチルは、北アフリカからのバルカン侵攻、それによるソ連軍への県政作戦を弄んでいたが、アメリカの軍はドイツ心臓部への侵攻を優先すべきであると考えていた。そして、1944年6月にノルマンディーに侵攻し、内陸部に進んだ。そして、7月には、グッドウッド作戦として、カーンの周辺を安定化し、連合軍を東方に進めて、ドイツ軍の殲滅を企図した。この作戦には、大型四発重爆撃機による地上支援目的の水平爆撃も行われた。
1944年6月6日、アメリカ軍、イギリス軍、カナダ軍を主体とする西側連合軍が、ドイツに占領されていたフランス北西部のノルマンディーに上陸した。西側連合軍は、ドイツ心臓部に向かう攻撃とパリ解放に向かう攻撃とに勢力を二分してしまったが、これがドイツ降伏を遅らせた。
西側連合軍は、パリ解放に兵力を投入し、第二次世界大戦の末期、1944年8月25日のパリ解放(Liberation of Paris)後には、市民生活回復のために大量の補給物資を必要とするようになった。こうして、連合軍のドイツ本土への攻撃力は分散され、鈍ってしまった。
それでも、1944年9月4日にベルギーの要衝アントワープの解放(Liberation of Antwerp)を達成し、オランダへの空挺作戦を軸とするマーケットガーデン作戦(Operation Market Garden)を、9月17日から開始し、ドイツ本土侵攻を企図した。
A27M クロムウェル巡航戦車(Cromwell VI)は、第二次世界大戦の後期、1944年6月6日に始まったノルマンディ上陸作戦以降、チャーチル歩兵戦車と並んでイギリス軍装甲師団の主力となった。大きなリベットと垂直の装甲板で構成される無骨な砲塔、大口径の転輪を備えている。また、ノルマンディー地方の石と樹木ででできた頑丈な生垣を突破するために、車体前部にヘッジローと呼ばれるスキ状の排除器具を装備したり、ノルマンディ・カウル(排気ガスの車内流入を防ぐダクト)も装備した。
出力600馬力のロールスロイス社(Rolls-Royce)製ミーティアエンジンを備えたA27M クロムウェル巡航戦車(Cromwell VI)が搭載した オードナンス社18.65口径95ミリ速射榴弾砲(Ordnance QF 95-mm howitzer)は、1942年開発、1944年から部隊配備された火力支援用の榴弾砲で、95 mm (3.7 in) L/18.65は、発射速度7発/分、初速330 m/s (1,100 ft/s)、有効射程距離7,315 m (8,000 yd)
クロムウェル巡航戦車は出力600馬力のロールスロイス社(Rolls-Royce)製ミーティアエンジンを装備し、クリスティー式サスペンション、大直径の転輪を駆使し、路上最高速度65km/hの高速を発揮できた。クロムウェル巡航戦車Mk.IVには主砲として、それまでの6ポンド砲よりも強力な大口径75ミリ砲を装備した。しかし、攻撃力は、これらの新鋭位ドイツ戦車に劣っていた。
イギリス軍は、巡航戦車を「C」で始まる戦車に相応しい、たとえば歴史的単語から命名した。具体的には、"Crusader"(十字軍)、"Centaur"(ケンタウルス:半人半馬の獣)、"Cromwell"(清教徒革命の指導者クロムウェル卿)、”Centor”、Challengerなどがイギリス軍の巡航戦車の名前に用いられた。第二次大戦後期の主力巡航戦車は、A27M クロムウェル巡航戦車(Cruiser Tank Mk VIII Cromwell)でロールスロイス(Rolls-Royce)のミーティア・エンジンを搭載して、快足を誇った。
写真(右)1944年8月17日、北フランス、ノルマンディ、ファレーズを突破するイギリス軍第11装甲師団第2ノースハンプトンシャーヨーマンリーのクロムウェル巡航戦車:Cruiser Tank Mk VIII Cromwell
THE BRITISH ARMY IN THE NORMANDY CAMPAIGN 1944、 Catalogue number: B 9329,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Production date:1944-03-31 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Laing (Sgt),
Object description: Cromwell tanks of 2nd Northamptonshire Yeomanry, 11th Armoured Division, passing through Flers, 17 August 1944.写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (B 9329)引用。
写真(右)1944年9月3日、ドイツ軍捕虜の前をブリュッセルを目指して前進するイギリス軍近衛装甲師団のA27MクロムウェルCromwell巡航戦車とアメリカ製M3A3スチュアート軽戦車(右):
Catalogue number: BU 546,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION,
Subject period: Second World War
Alternative Names: object category: object category: Photography, Creator: No. 2 Army Film & Photographic Unit Hewitt (Sgt),
Object description: Cromwell and Stuart tanks of Guards Armoured Division passing German POWs during the advance to Brussels, 3 September 1944.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (BU 546)引用。
M3A3スチュアート Stuart Mk.V 軽戦車諸元
全幅2.55 m、全高2.57 m
重量14.5 t
砲塔装甲:防楯51ミリ、前面38ミリ、側・後面32ミリ
車体装甲:前面・側面・後面25ミリ(1インチ)
53.5口径37ミリ(砲弾搭載数174発)
動力:コンチネンタル社 W-670-9A空冷星型7気筒ガソリン(262 馬力/2,400 rpm)搭載
乗員:4名。
ダイアモンドT980戦車運搬車(Diamond T 980 tank transporters)
1941〜1945年に6,554両
重量12.2トン、全長7.11 m、全幅2.54 m、全高2.54 m。
エンジン:Hercules DFXE ディーゼル185馬力(138 kW)、サスペンション: リーフスプリング式
航続距離480km、最高時速37km/h
スキャメル戦車運搬トレーラー(Scammell Tank Transporter)では、イギリスのスキャメル社が開発し、第二次世界大戦中に活躍したイギリス軍のトラクターで、戦車運搬車だけではなく、砲兵トラクター、軍用回収車としても運用された。重量物を運搬するスキャメル戦車運搬トレーラー(Scammell Tank Transporter)は、頑丈で大きく長い車体に、ダブルタイヤ8輪のトレーラーを牽引できる強力なトラクターである。
A27M クロムウェル巡航戦車(Cruiser Tank Mk VIII Cromwell )は「C」で始まる戦車に相応しいたとえば歴史的単語から命名することになっている。そこで、"Cromwell"(清教徒革命の指導者クロムウェル卿)と命名された。「クロムウェル」は、オリバー・クロムウェル(Oliver Cromwell, 1599-1658)に由来する。彼は1642年の清教徒革命では鉄騎隊を率いて戦い、国王チャールズ1世を処刑し、1649年に王制を廃してイングランド共和国(コモンウェルス)を樹立している。A27Mの”M”はミーティア・エンジンを搭載していることを表している。
写真(右)1945年5月1日、ドイツ、イギリス軍第のクロムウェル巡航戦車Cruiser Tank Mk VIII Cromwell :漫画家のガイルスがスケッチをしている。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 4925,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Production date:1944-03-31 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit,
Object description: The Express cartoonist Giles sketches as Cromwell tank crewmen work on their vehicles, 1 May 1945. 写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 4925)引用。
Mk.VIII クロムウェル巡航戦車Cruiser Tank Mk VIII Cromwell 諸元
全長:6.35m、全幅:2.91m、全高:2.49m
重量:27.5t 、乗員:5名
サスペンション:クリスティー方式
最高時速:整地 64km/h、航続距離:278km
兵装:40口径75mm速射砲、7.92mmベサ機関銃2丁
砲塔:前面 64+12.7mm、側面 51+12.7mm、後面 44+12.7mm、上面 20mm
車体:前面 64mm、側面 32-25mm、後面 32-14mm
エンジン:ロールス・ロイス ミーティアRolls-Royce Meteor V12 ガソリンエンジン 600馬力 (450kW)
⇒クロムウェルCromwell巡航戦車を見る。
3.イギリス軍 A30 チャレンジャー巡航戦車 Cruiser Mk.VIII Challenger(A30)
アメリカ製 M4シャーマン ファイアフライ Sherman Firefly戦車は、従来のM4シャーマン戦車の車体はそのままで、搭載していた75ミリ戦車砲を長砲身58.3口径オードナンス社の17ポンド対戦車砲(17 Pounder Anti-Tank Gun)に変換、装備した。つまり、76.2ミリ(3インチ)砲を搭載して対戦車能力を向上させたシャーマン戦車である。
写真(右)1944年頃、イギリス、イギリス軍のA30 チャレンジャー(Challenger)巡航戦車 :Mk.VIII クロムウェル巡航戦車 (A27)にM4シャーマン・ファイアフライ戦車と同じオードナンス17ポンド76.2ミリ速射砲(QF 17 pounder)を搭載。
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: MH 4105、Part of MINISTRY OF SUPPLY (KIDBROOKE) COLLECTION,
Subject period: Second World War、 Alternative Names: object category: Black and white、Object description: Cruiser tank Challenger (A30). Standard production.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (MH 4105)引用。
イギリス軍の巡航戦車は「C」で始まる歴史的単語にすると命名方法があったため"Challenger "(艦船の名称として頻繁に採用された)と命名された。Mk.VIII クロムウェル巡航戦車 (A27)の攻撃力を強化するために、砲塔にM4シャーマン ファイアフライと同じイギリスのオードナンス社17ポンド(76.2ミリ)対戦車砲(Ordnance QF 17-pounder)を搭載。
第二次世界大戦の初期、武器貸与法によって、アメリカからイギリス、ソ連に大量の軍事物資が供給されイギリス軍が自前で生産、配備したチャーチル歩兵戦車、クルーセイダー巡航戦車よりも、アメリカで生産されイギリスに貸与されたM4シャーマン Sherman中戦車のほうが多い。しかし、イギリス軍はアメリカ製M4シャーマンの車体をそのままに、砲塔を新たに製造して従来の75ミリ戦車砲をイギリス、オードナンス社17ポンド(76.2ミリ)対戦車砲に変換したM4シャーマン・ファイアフライを生産、配備した。したがって、量産性にも装備訓練にも手間がかかる、チャレンジャー戦車を開発した理由は、イギリスの威信のためだった。
イギリス陸軍は、マチルダ歩兵戦車には1930年代にオードナンス社が開発した40ミリ2ポンド砲(Ordnance Quick-Firing 2-pounder)を装備していたが、次のクルーセーダー巡航戦車には、より強力なオードナンス43口径57mm6ポンド戦車砲(Ordnance Quick-Firing 6-pounder Mk.III)を搭載した。次に登場したクロムウェル巡航戦車は、クルーゼーダー巡航戦車と同しオードナンス43口径57mm6ポンド戦車砲(Mk.III)を装備した。そして、やっとA30 チャレンジャー(Challenger)巡航戦車になって、M4シャーマン・ファイアフライ戦車と同じオードナンス17ポンド76.2ミリ速射砲(Ordnance QF 17-pounder )を搭載することができた。
写真(右)1944年10月17日、オランダ、イギリス軍第11装甲師団第19騎兵隊第15大隊のA30 チャレンジャー(Challenger)巡航戦車 :THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: B 11044、Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION,
Subject period: Second World War、Creator:No 5 Army Film & Photographic Unit
Hewitt (Sgt)、Alternative Names: object category: Black and white、Object description:Challenger tank of 15/19th Hussars, 11th Armoured Division, Holland, 17 October 1944.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (B 11044)引用。
イギリス軍の巡航戦車は「C」で始まる歴史的単語にすると命名方法があったため"Challenger "(艦船の名称として頻繁に採用された)と命名されたチャレンジャー(Challenger)巡航戦車(A30)は、Mk.VIII クロムウェル巡航戦車(A27)よりも攻撃力が飛躍的にを強化するために、大型砲塔にM4シャーマン・ファイアフライ戦車と同じオードナンス17ポンド76.2ミリ速射砲(Ordnance QF 17-pounder)を搭載した。この強力な戦車砲から発射する徹甲弾は、VI号重戦車ティーガーI(Panzer VI "Tiger I")の正面装甲を貫通することができる。
Mk.VIII クロムウェル巡航戦車 (A27)の攻撃力を強化する目的で、チャレンジャー(Challenger)巡航戦車(A30)は、砲塔に M4シャーマン ファイアフライと同じく、1943年から生産されたイギリス・オードナンス社58.3口径17ポンド対戦車砲(Ordnance QF 17-pounder)を搭載した。
アメリカ製のM4シャーマン戦車を母体としたシャーマン・ファイアフライが搭載したイギリス・オードナンス社58.3口径17ポンド対戦車砲(Ordnance QF 17-pounder)と同じ戦車砲をA30 チャレンジャー(Challenger)巡航戦車は搭載した。この戦車砲の徹甲弾は、距離1,000mでドイツ陸軍VI号重戦車ティーガーI(Panzer VI "Tiger I")の正面重装甲を撃破できる威力があったから、イギリス軍は自国イギリス製の戦車に搭載することが念願だった。
写真(右)1944年10月17日、オランダ、イギリス軍第11装甲師団第19騎兵隊第15大隊のA30 チャレンジャー(Challenger)巡航戦車:クロムウェル巡航戦車に、イギリス・オードナンス社58.3口径17ポンド対戦車砲(Ordnance QF 17-pounder)を搭載して対戦車能力を大幅に向上させた。後方からの撮影で、垂直に切り立った砲塔の側面・後面の装甲板がいかつい感じを与えている。砲塔後面には乗員の脱出用ハッチが設けられている。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: B 11051
、Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION,
Subject period: Second World War、Creator:No 5 Army Film & Photographic Unit
Hewitt (Sgt)、Alternative Names: object category: Black and white、Object description:Challenger tank of 15/19th Hussars, 11th Armoured Division, Holland, 17 October 1944.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (B 11051)引用。
M4シャーマン Sherman中戦車に長砲身58.3口径オードナンス17ポンド対戦車砲(17 Pounder Anti-Tank Gun)を搭載したシャーマン・ファイアフライ戦車(Sherman FireflyTank)が実用化、大量生産されているにもかかわらず、イギリス軍は、自国開発・製造の新鋭戦車にこだわり続けて、大戦末期になってチャレンジャー(Challenger)巡航戦車(A30)を開発量産したが、その生産数も少なく、戦車兵の訓練にも手間だった。チャレンジャー戦車は、性能がファイアフライに劣っていた。
チャレンジャー(Challenger)巡航戦車(A30:Cruiser Tank Mk VIII Challenger )は、苦労してクロムウェル巡航戦車の車体・砲塔を大改造して58.3口径オードナンス17ポンド対戦車砲(17 Pounder Anti-Tank Gun)を装備したが、こんなものを開発するよりも、いち早く量産されていたM4シャーマン中戦車にオードナンス QF 17ポンド(76ミリ)速射砲を搭載したシャーマン・ファイアフライを増産するほうが、遥かに効率的だった。
⇒htチャレンジャー(Challenger)巡航戦車を見る。
4.イギリス軍A34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet
写真(右)イギリス、イギリス軍のA34 コメット 巡航戦車 Cruiser Tank Cometの記録写真(真横からの撮影):M4シャーマン・ファイアフライSherman Firefly戦車が搭載したオードナンス58.3口径17ポンド(76.2ミリ)速射砲の砲身を50口径に短縮し、薬莢を3インチ高射砲のものに変更した77 ミリHVを装備した。
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: STT 9375,
Part of IMPERIAL WAR MUSEUM PHOTOGRAPH ARCHIVE COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white,
Object description: Cruiser tank Comet (A34)
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (STT 9375)引用。
イギリス軍の巡航戦車は「C」で始まる歴史的単語にすると命名方法があったため"Comet"(彗星, ほうき星)と命名された。A34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometには、M4シャーマン ファイアフライが搭載したオードナンス58.3口径17ポンド76.2ミリ速射砲が大型で搭載するのが困難だった。そこで、17ポンド砲と砲弾(実包)を小型化した新型の77ミリHV砲を装備した。
写真(右)イギリス、イギリス軍のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometの記録写真(斜め前方よりの撮影):TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: KID 957,
Part of MINISTRY OF SUPPLY (KIDBROOKE) COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white,
Object description: Cruiser tank Comet I (A34)
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (KID 957)引用。
武器貸与法によって、アメリカからイギリス、ソ連に大量の軍事物資が供給された。イギリス軍が自前で生産、配備したチャーチル歩兵戦車、クルーセイダー巡航戦車、コメット巡航戦車よりも、アメリカで生産されイギリスに貸与されたM4シャーマン中戦車のほうが遥かに多い。また、イギリス軍はアメリカ製M4シャーマンの車体をそのままに、砲塔を新たに製造して従来の75ミリ戦車砲をイギリス製17ポンド(76.2ミリ)対戦車砲に変換したM4シャーマン・ファイアフライを生産、配備していた。
写真(右)イギリス、イギリス軍のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometの記録写真(砲塔を真横に見えるように回転させ斜め前方からの撮影):
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: MH 4107,
Part of IMPERIAL WAR MUSEUM PHOTOGRAPH ARCHIVE COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white,
Object description: Cruiser tank Comet I (A34)
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (MH 4107)引用。
しかし、イギリス陸軍としては、アメリカ製戦車が自国の最強戦車というのには我慢できず、独自開発の戦車にこだわった。この第一が、クロムウェル巡航戦車に58.3口径17ポンド速射砲を搭載するチャレンジャー(A30)巡航戦車であるが、車体が小さいために、大型の17ポンド砲を搭載する砲塔を載せるのは困難だった。そこで、第二が、イギリス製オードナンス17ポンド76.2ミリ速射砲(Ordnance Quick-Firing 17-pounder)を若干小型化して装備する案で、これがA34 コメット 巡航戦車(Cruiser Tank Comet I (A34))である。
写真(右)イギリス、イギリス軍のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometの記録写真(真横からの撮影): オードナンス58.3口径17ポンド(76.2ミリ)速射砲の砲身を50口径に短縮し、薬莢を3インチ高射砲のものに変更した77 ミリHVを装備した。
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: STT 6929,
Part of MINISTRY OF SUPPLY (KIDBROOKE) COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white,
Object description: Cruiser tank Comet (A34)
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (STT 6929)引用。
オードナンス58.3口径17ポンド(76.2ミリ)速射砲を小型にするために、砲身を50口径に短縮し、3インチ高射砲の薬莢と17ポンド砲の弾頭を合わせたHV(High Velocity:高初速弾)3インチ(76.2ミリ)砲が開発され、これを77 mm HVとして制式とした。主砲防盾は、鋳造製である。
写真(右)1945年1月26日、フランス、グラヴリーヌ(パ・ド・カレーとダンケルクの中間)、イギリス軍第11装甲師団第29装甲旅団のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometが77 ミリHVで砲撃している。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: B 14138,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit Norris (Sgt)
Object description: Comet tank of 29th Armoured Brigade, 11th Armoured Division, on the firing range at Gravelines, 26 January 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (B 14138)引用。
A34 コメット 巡航戦車(Cruiser Tank Comet I (A34))は、クロムウェルMk.IV巡航戦車の車体をベースに77 ミリHVを装備したが、エンジンは同じロールスロイス社ミーティアMeteor12気筒液冷ガソリンエンジン600馬力を搭載している。砲塔と車体は、圧延防弾板を溶接している。サスペンションは、クロムウェル巡航戦車と同じクリスティー式であるが、重量が増加したために、上部転輪が追加されている。
写真(右)1945年1月26日、フランス、グラヴリーヌ(パ・ド・カレーとダンケルクの中間)、イギリス軍第11装甲師団第29装甲旅団のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometが77 ミリHVで砲撃している。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: B 14139,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Object description: Comet tank of 29th Armoured Brigade, 11th Armoured Division, on the firing range at Gravelines, 26 January 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (B 14139)引用。
1944年9月以降、77 ミリHVを搭載したA34 コメット 巡航戦車(Cruiser Tank Comet I (A34))は第11装甲師団に部隊配備されたが、訓練期間があったために、1944年12月のドイツ軍によるアルデンヌ奇襲攻撃の時期には、前線部隊には配備されていなかった。最初の実戦投入は945年1月以降と遅れたために、敗走あるいは燃料不足に陥ったドイツ重戦車と対決する場面は、もうほとんど残っていなかった。
写真(右)1945年3月30日、ドイツ、イギリス軍第11装甲師団のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometとハンバー偵察車Humber scout car : THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 2760,
Part of BU 2760、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of 11th Armoured Division in a devastated German town, 30 March 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 2760)引用。
ハンバー偵察車Humber Scout Car)は、ダイムラー偵察車をベースにした量産むきの偵察車として、1942年に開発された。重量軽減で簡易構造の乗員3名の偵察車で、装甲板はない開放式の運転席で、無線は装備されている。武装はブレン軽機関銃1丁あるいは2丁である。1945年までに4,100輌が部隊配備された。
写真(右)1945年3月30日、ドイツ、イギリス軍第11装甲師団のA34 コメット 巡航戦車 Cruiser Tank Comet: 偽装しているが、樹木を置いているのではなく、専用偽装ネットを砲塔と車体前面に取り付けている。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: STT 6929,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of 11th Armoured Division in a devastated German town, 30 March 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (STT 6929)引用。
A34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometの諸元:
全長:7.77 m、車体長:6.55 m、全幅:3.04 m、全高:2.67 m
重量:33 t、 乗員:5 名
最高時速:50 km/h(整地)、航続距離:250 km
兵装:77 ミリHV、7.92ミリベサ機関銃2丁
砲塔装甲:前面102ミリ、側面 64ミリ、後面 57ミリ
車体装甲:前面下部 64ミリ、前面 74ミリ、側面上部32ミリ+14ミリ、後面32ミリ
車体上面 20-25ミリ、砲塔上面25ミリ
発動機:ロールスロイス・ミーティアMeteor液冷ガソリンエンジン600 馬力 (447 kW)
生産台数: 1944年143輌、1945年5月まで598輌。
写真(右)1945年3月30日、ドイツ、イギリス軍第11装甲師団のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet: 破壊され、がれきで覆われた道を重量30トン以上の戦車を走らせて、がれきを埋め込み、道路を整地している。手前のアメリカ製ジープはアメリカからイギリス軍に貸与されたもの。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 2757,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: A Comet tank and jeep of 11th Armoured Division in a devastated German town, 30 March 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 2757)引用。
1943年から本格的に実戦投入されたドイツ軍ティーガーI重戦車、パンテル中戦車に対抗できる戦車が西側連合軍にも待ち望まれた。そこで、アメリカから貸与されたM4シャーマン中戦車にイギリス製オードナンス17ポンド76.2ミリ速射砲(Ordnance Quick-Firing 17-pounder)を装備したシャーマン・ファイアフライが開発され、1944年から部隊配備されている。
M10 アキリーズ(Achilles)駆逐自走砲戦車は、イギリス製オードナンス17ポンド76.2ミリ速射砲(Ordnance Quick-Firing 17-pounder)を上部開放式の砲塔に搭載する対戦車戦車である。この砲塔と戦車砲は新開発だが、車体は大量生産されたM4Aシャーマン中戦車をベースに、ほぼそのまま利用している。
写真(右)1945年3月30日、ドイツ、イギリス軍第11装甲師団のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet: 北アフリカ戦線で遭遇したドイツのティーゲル重戦車の影響を受けたのか、垂直な装甲板が多用されている。しかし、最前線に投入されたのは、1945年3月以降であり、コメット巡航戦車とドイツ軍重戦車との対決は1度も生じなかった可能性もある。出現が遅すぎたため、実用化しても実際の戦争にはほとんど役に立っていない。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 2756,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of 11th Armoured Division drive through a devastated German town, 30 March 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 2756)引用。
1944年9月から量産型がイギリス陸軍に引き渡されたA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometは、1945年初頭にイギリス陸軍第11機甲師団の第29機甲旅団でに配備された。しかし訓練期間の最中に、1944年末のドイツ軍のアルデンヌ攻勢、バルジ戦が終わってしまい、コメット戦車の初の実戦投入は1945年3月、ライン渡河作戦だった。したがって、77mm速射砲を装備したコメット戦車がドイツ戦車を撃破する局面はなく、その威力を発揮することなく、終戦となった。極東方面では、日本本土上陸作戦まで、戦車戦が想起する状況になく、コメット巡航戦車の配備は計画されていなかったようだ。
写真(右)1945年4月1日、ドイツ、降伏の白旗を掲げたドイツの街に入場するイギリス軍第11装甲師団第2ファイフ・ フォーファー義勇隊(ヨーマンリー)のA34 コメット 巡航戦車 Cruiser Tank Comet:街並みは整っていて、写真には破壊の跡が見えない。住民たちは怯えて降伏のしるしに白旗を掲げ、家の中に引き籠っているようである。コメット巡航戦車の重量前面の運転席ハッチは開放されており、イギリス軍は街中でドイツ軍による襲撃、ゲリラ戦の可能性を低く見積もっているようだ。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 2919,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator:No 5 Army Film & Photographic Unit
Laing (Sgt)
Object description: A Comet tank, named 'Saint Patrick', of 2nd Fife and Forfar Yeomanry, 11th Armoured Division, passing through a German town, 1 April 1945. White sheets are hanging from the buildings as a sign of surrender.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 2919)引用。
写真(右)1945年4月2-3日、ドイツ、オスナブリュックに向かって前進するイギリス軍第11装甲師団のA34 コメット 巡航戦車 Cruiser Tank Comet
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3032,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Palmer (Sgt)
Object description: Comet tanks of 11th Armoured Division advance towards Osnabruck, 2 - 3 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3032)引用。
写真(右)1945年4月2-3日、ドイツ、オスナブリュックに向かって前進するイギリス軍第11装甲師団のA34 コメット 巡航戦車 Cruiser Tank Comet:周囲のドイツ住民は不安そうだが、危害を加えられる心配がないと判断してか、イギリス軍の戦車を見守っている。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、Catalogue number: BU 3033,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator:No 5 Army Film & Photographic Unit
Palmer (Sgt)
Object description: A Comet tank of 11th Armoured Division rolls past German civilians during the advance to Osnabruck, 2-3 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3033)引用。
写真(右)1945年4月3日、ドイツ、オスナブリュックに向かって前進するイギリス軍第11装甲師団第23騎兵隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet(奥)とアメリカ製M3Aスチュアート軽戦車
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、Catalogue number: BU 3027,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Norris (Sgt)
Object description: Stuart recce tank and Comet of 23rd Hussars, 11th Armoured Division, 3 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3027)引用。
写真(右)1945年4月7日、ドイツ、ペータースハーゲン(ハノーバー西40キロ)、ヴェーザー川の橋頭堡を通過するイギリス軍第11装甲師団第23騎兵隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet: 北アフリカ戦線で遭遇したドイツのティーゲル重戦車の影響を受けたのか、垂直な装甲板が多用されている。しかし、最前線に投入されたのは、1945年以降であり、コメット巡航戦車とドイツ軍重戦車との対決はほどんど生じなかった。出現が遅すぎたため、実用化しても実際の戦争にはほとんど役に立っていない。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3194,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of 23rd Hussars, 11th Armoured Division, advancing through the Weser bridgehead at Petershagen, 7 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3194)引用。
写真(右)1945年4月7日、ドイツ、ペータースハーゲン(ハノーバー西40キロ)、ヴェーザー川の橋頭堡を渡河するイギリス軍第11装甲師団第2ファイフ(横笛)・フォーファー・ヨーマンリー連隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet: 車体後方の大型の排気口は、このように一本に一体化されたタイプと、次の写真のように二つに分かれたタイプとが確認できる。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3201,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of the 2nd Fife and Forfar Yeomanry, 11th Armoured Division, crossing the Weser at Petershagen, 7 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3201)引用。
写真(右)1945年4月7日、ドイツ、ペータースハーゲン(ハノーバー西40キロ)、ヴェーザー川の橋頭堡を渡河するイギリス軍第11装甲師団第2ファイフ(横笛)・フォーファー・ヨーマンリー連隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet:
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3203,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of the 2nd Fife and Forfar Yeomanry, 11th Armoured Division, in the Weser bridgehead at Petershagen, 7 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3203)引用。
ヴェーザー川の橋頭堡には、浮き船を並べて浮力を確保し、その上に架橋している。コメット巡航戦車は重量30トン以上もあるため、軟弱な地盤に立ち往生しないように、通り道には破壊した家屋から調達したと思われるレンガやブロックが敷き詰められている。
写真(右)1945年4月7日、ドイツ、ペータースハーゲン(ハノーバー西40キロ)、ヴェーザー川の橋頭堡を通過するイギリス軍第11装甲師団のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet: 針葉樹の枝を車体前面、砲塔周囲、砲身に置いたり、付けたりして、対地上専用の偽装を施している。車体前面の運転手用丸ハッチが開放されているが、ハッチに厚みがあり、重装甲が確認できる。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3202,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: A Comet tank of 11th Armoured Division in the Weser bridgehead, 7 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3202)引用。
写真(右)1945年4月7日、ドイツ、ペータースハーゲン(ハノーバー西40キロ)、ヴェーザー川の橋頭堡を渡河するイギリス軍第11装甲師団第2ファイフ(横笛)・フォーファー・ヨーマンリー連隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet:
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3198,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of the 2nd Fife and Forfar Yeomanry, 11th Armoured Division, in the Weser bridgehead at Petershagen, 7 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3198)引用。
写真(右)1945年4月7日、ドイツ、ペータースハーゲン(ハノーバー西40キロ)、ヴェーザー川の橋頭堡を渡河するイギリス軍第11装甲師団第2ファイフ(横笛)・フォーファー・ヨーマンリー連隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet:
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3199,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of the 2nd Fife and Forfar Yeomanry, 11th Armoured Division, crossing the Weser at Petershagen, 7 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3199)引用。
写真(右)1945年4月7日、ドイツ、ペータースハーゲン(ハノーバー西40キロ)、ヴェーザー川の橋頭堡を通過するイギリス軍第11装甲師団第2ファイフ(横笛)・フォーファー・ヨーマンリー連隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet:コメット巡航戦車の重量(30トン以上)を支えられるように、未舗装道路にはレンガやブロックが敷き詰められている。破壊した家屋から調達したと思われる。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3196,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of the 2nd Fife and Forfar Yeomanry, 11th Armoured Division, in the Weser bridgehead at Petershagen, 7 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3196)引用。
写真(右)1945年4月7日、ドイツ、ペータースハーゲン(ハノーバー西40キロ)、ヴェーザー川の橋頭堡を通過するイギリス軍第11装甲師団第2ファイフ(横笛)・フォーファー・ヨーマンリー連隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Comet:コメット巡航戦車の重量(30トン以上)を支えられるように、未舗装道路にはレンガやブロックが敷き詰められている。破壊した家屋から調達したと思われる。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3200,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit、Laing (Sgt)
Object description: Comet tanks of the 2nd Fife and Forfar Yeomanry, 11th Armoured Division, crossing the Weser at Petershagen, 7 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3200)引用。
写真(右)1945年4月7日、ドイツ、イギリス軍第11装甲師団のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometの砲塔ハッチから戦車兵が砲塔内に17ポンド砲の砲弾を運び入れている。:コメット巡航戦車の重量(30トン以上)を支えられるように、未舗装道路にはレンガやブロックが敷き詰められている。破壊した家屋から調達したと思われる。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、Catalogue number: BU 3200,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator:No 5 Army Film & Photographic Unit
Norris (Sgt)
Object description: The crew of an 11th Armoured Division Comet tank load ammunition into their vehicle, 13 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3200)引用。
写真(右)1945年4月15日、ドイツ、イギリス軍第11装甲師団のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometがベルゲン=ベルゼン強制収容所のゲート前を通過している。 ベルゲン=ベルゼン強制収容所(Konzentrationslager Bergen-Belsen)は、大型のガス殺戮施設のる絶滅収容所ではない。しかし、1944年末から、アウシュヴィッツ=ビルケナウなど東方の収容所がソ連赤軍に占領される恐れが出てきたため、そこのユダヤ人など囚人をベルゲン=ベルゼン強制収容所のようなドイツ本土の収容所に移送す「死の行進」が始まった。囚人が移送された先の収容所は過密状態になり衛生条件も食糧事情も悪化し、病気や飢餓で多数の囚人が殺された。
THE LIBERATION OF BERGEN-BELSEN CONCENTRATION CAMP, APRIL 1945、Catalogue number: BU 3928,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator:No 5 Army Film & Photographic Unit
Morris (Sgt)
Object description:The British Army arrives at Belsen concentration camp. A Comet tank of 11th Armoured Division passes the camp gate. Label:A Comet tank of 11th Armoured Division passes the camp gate at Bergen Belsen concentration camp, 15 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (BU 3928)引用。
写真(右)1945年4月15日、ドイツ、イギリス軍第11装甲師団のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometがベルゲン=ベルゼン強制収容所のまわりにある。 ベルゲン=ベルゼン強制収容所(Konzentrationslager Bergen-Belsen)は、大型のガス殺戮施設のる絶滅収容所ではない。しかし、1944年末から、アウシュヴィッツ=ビルケナウなど東方の収容所がソ連赤軍に占領される恐れが出てきたため、そこのユダヤ人など囚人をベルゲン=ベルゼン強制収容所のようなドイツ本土の収容所に移送す「死の行進」が始まった。囚人が移送された先の収容所は過密状態になり衛生条件も食糧事情も悪化し、病気や飢餓で多数の囚人が殺された。
THE LIBERATION OF BERGEN-BELSEN CONCENTRATION CAMP, APRIL 1945、 Catalogue number: BU 3926,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Morris (Sgt)
Object description: A Comet tank of 11th Armoured Division approaches the neutral exclusion zone thrown up around Bergen-Belsen concentration camp, 15 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (BU 3926)引用。
写真(右)1945年4月16日、ドイツ、エルベ川沿いで休憩をとるイギリス軍第11装甲師団第23騎兵隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometの一団とA27Mクロムウェル 巡航戦車(?:左遠方)、アメリカ製M3ハーフトラック(M3 Half-track)
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 3834,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Oakes, H (Sgt)
Object description: Comet tanks of 23rd Hussars, 11th Armoured Division pause during the drive on the Elbe, 16 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 3834)引用。
写真(右)1945年4月20日、ドイツ、ハンブルク南東15キロ、ホオップテ、イギリス軍第3王室戦車連隊ファイフ・フォーファーヨーマンリー(義勇隊)のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometが第1ヘレフォードシャー連隊の歩兵とともに、エルベ川沿いの土手で戦っている。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 4125,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Jones (Sgt)
Object description: A Comet tank of the 2nd Fife and Forfar Yeomanry, 11th Armoured Division, and infantry of the 1st Herefordshire Regiment on the banks of the River Elbe at Hoopte near Winsen, 20 April 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 4125)引用。
写真(右)1945年5月1日、ドイツ、イギリス軍第3王室戦車連隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometが車体上にヘレフォードシャー連隊の歩兵を載せて疾走している。ヘレフォードシャーは、バーミンガム南西40キロの地方自治体。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 4946,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Norris (Sgt)
Object description: A Comet tank of 2nd Fife and Forfar Yeomanry carrying infantry of the 1st Cheshire Regiment, 1 May 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 4946)引用。
写真(右)1945年5月1日、ドイツ、イギリス軍第3王室戦車連隊ファイフ・フォーファーヨーマンリー(義勇隊)のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometが車体上に第1チェシャー連隊の歩兵を載せて疾走している。チェシャーは、リバプール南東30キロ。ヨーマンリーとは志願兵部隊で、本土にあっては予備軍ともなる。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 4949,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Norris (Sgt)
Object description: Comet tanks of 2nd Fife and Forfar Yeomanry carrying infantry of the 1st Cheshire Regiment, 1 May 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 4949)引用。
写真(右)1945年5月2日、ドイツ、イギリス軍第3王室戦車連隊のA34 コメット巡航戦車 Cruiser Tank Cometが車体上にヘレフォードシャー連隊の歩兵を載せて疾走している。石畳の道を進んでいるが、軌道が石畳よりも若干広いために、道の中央を走ると30トン以上の重量のために、石畳の両端を破壊してしまう。そこで、キャタピラの右方は石畳の中央、左方は石畳の外に落として走行している。
THE BRITISH ARMY IN NORTH-WEST EUROPE 1944-45、 Catalogue number: BU 4983,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Jones (Sgt)
Object description: Comet tank of 3rd Royal Tank Regiment carrying infantry of 1st Herefordshire Regiment, 2 May 1945.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (BU 4983)引用。
写真(右)1950-1953年、朝鮮半島、朝鮮戦争に参加したイギリス軍第7王室戦車連隊C中隊のA34 コメット 巡航戦車 Cruiser Tank Comet:コメット巡航戦車が重量(30トン以上)を車体で疾走中で、未舗装道路では砂埃が舞い上がっている。
THE KOREAN WAR 1950 - 1953、 Catalogue number: KOR 635,
Part of CENTRAL OFFICE OF INFORMATION KOREAN WAR OFFICIAL COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category:Photography, Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit
Norris (Sgt)
Object description: A Comet tank, probably of "C" Squadron, 7th Royal Tank Regiment, moving toward the front line in Korea.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (KOR 635)引用。
⇒イギリス軍コメット巡航戦車と同時期のM4シャーマン・ファイアフライ戦車Sherman Firefly を見る。
5.イギリス軍A43 ブラックプリンス歩兵戦車Infantry tank Black Prince (A43)
写真(上)1944・1945年頃、イギリス軍ブラックプリンス歩兵戦車(Infantry tank Black Prince (A43)) :チャーチル歩兵戦車の車体を大改造して、鋳造構造の大型砲塔を搭載、そこにオードナンス25ポンド76.7ミリQF速射砲を装備した。同じ時期に生産していたチャーチル歩兵戦車より車体が大型化し、砲塔も一変したために、既存の生産設備をあまり活かすことができなかった。それでは生産効率が低下してしまい、新規設計の戦車のほうが、性能が良く、結局、量産されることなく終わった。
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: STT 7999,
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION,
Subject period: Second World War
Alternative Names: object category: Black and white、 Category: photographs ,
Object description: Infantry tank Black Prince (A43)
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (STT 7999)引用。
A43 ブラックプリンス歩兵戦車(Infantry tank Black Prince) は、チャーチル歩兵戦車をベースに、車体・砲塔を大型化してオードナンス QF 17ポンド(76ミリ)速射砲を装備した戦車で、サスペンション(suspension)も変更して、名称はエドワード黒太子に由来す。「スーパー・チャーチル」とも呼ばれた。
写真(右)イギリス、イギリス軍A43 ブラックプリンス歩兵戦車 Infantry tank Black Prince (A43):
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: 8004,
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white,
Object description: Infantry tank Black Prince (A43)
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (8004)引用。
A43 ブラックプリンス歩兵戦車(Infantry tank Black Prince)は58.3口径76ミリ戦車砲(QF MarkV 17pdr)を搭載したため、チャーチル歩兵戦車と比較して、全長は8.81m対7.44m、全幅は3.44m対2.74mと二回りも大型であるが、全高は標的になりにくいように2.7mに抑えられた。また、重量50トンと10トンも重くなったために、サスペンションも転輪を追加し、キャタピラの幅を61cmに広げるなど大きな改修を加えている。しかし、生産性を低下させないために、チャーチル歩兵戦車と同じエンジンを搭載したために、チャーチル歩兵戦車の最大時速(整地)25km/hに対して、A43 ブラックプリンス歩兵戦車(Infantry tank Black Prince)は20km/hと大幅に機動力が低下した。
写真(右)イギリス、イギリス軍A43 ブラックプリンス歩兵戦車 Infantry tank Black Prince (A43):
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: STT 8003,
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white,
Object description: Infantry tank Black Prince (A43)
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (STT 8003)引用。
A43 ブラックプリンス歩兵戦車(Infantry tank Black Prince)はチャーチル歩兵戦車の車体を大きく改造し、砲塔は完全に別設計である。したがって、A43 ブラックプリンス歩兵戦車(Infantry tank Black Prince)はチャーチル歩兵戦車の改修型というより、事実上、新規開発であり、チャーチル戦車のサスペンション(suspension)も生産設備を活かすことができなくなり、生産効率の向上が図れなくなった。
写真(右)イギリス、イギリス軍A43 ブラックプリンス歩兵戦車 Infantry tank Black Prince (A43):
TANKS AND AFVS OF THE BRITISH ARMY 1939-45、 Catalogue number: 8005,
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white,
Object description: Infantry tank Black Prince (A43)
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (8005)引用。
ブラックプリンス歩兵戦車は、苦労してチャーチル歩兵戦車の車体・砲塔を大型化してオードナンス QF 17ポンド(76.2ミリ)速射砲を装備したが、こんなものを開発するよりも、いち早く量産されていたM4シャーマン中戦車にオードナンス QF 17ポンド(76.2ミリ)速射砲を搭載したシャーマン・ファイアフライを増産するほうが、遥かに効率的だった。
⇒イギリス軍A22 チャーチル歩兵戦車 Churchil Infantry tank
6.イギリス軍センチュリオン Centurion 戦車
写真(右)イギリス、イギリス軍センチュリオン Centurion Mk.I中戦車:砲塔にはオードナンス58.3口径17ポンド(76.2ミリ)速射車砲Mk.VIIと左に 20ミリ ポールステン機関砲を装備。センチュリオン Centurion Mk.IIでは、同軸機銃として7.92ミリベサ機関銃搭載され、20ミリ ポールステン機関砲は撤去された。
TANKS、 Catalogue number: MH 2682,
Part of ROYAL ARMOURED CORPS COLLECTION、 Subject period: Second World War、Alternative Names: object category: Black and white,
Object description:Centurion I (threequarter view, left hand side)
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (MH 2682)引用。
1943年、オードナンス17ポンドQF速射砲を砲塔式に搭載する新型巡航戦車の開発にあたっては、鉄道軌条の幅に制約される鉄道輸送を考慮しないでよいこととし、砲塔リング直径を大きくし、そこに大型砲塔を採用した。また、巡航戦車は機動性があったが兵装と装甲が弱く、歩兵戦車は装甲が厚く防御力が強い反面、機動性が低かったことに鑑み、両者の利点を兼ね備えた戦車とすることになった。
センチュリオン Centurion 戦車の試作が完成したのは1945年1月だった。すぐに増加試作車6両が実戦テストのためベルギーに送られたが、実際の戦闘には参加することなく終戦となった。その後、1950年に登場したセンチュリオンMk.3は搭載火砲を66.7口径オードナンス20ポンドQF速射砲Mk.IIに強化し、1960年にはさらに強力な51口径ロイヤル・オードナンス105mm戦車砲L7A1に変換している。
センチュリオン Centurion 戦車は、
1950年に勃発した朝鮮戦争、中東戦争から1990年の湾岸戦争まで、イギリス軍主力戦車として長期間、活躍した。1946年から1962年までに, 4,423両のセンチュリオンCenturion戦車が生産された。
センチュリオン Centurion 戦車諸元
全長:9.83m、車体長:7.55m、全幅:3.39m、全高:3.01m
重量:52トン、乗員:4名
最高時速:34 km/h(整地)、航続距離:450km
兵装:Mk.1-2:58.3口径オードナンス17ポンド速射砲(収容砲弾数70発)
砲塔装甲: 前面152mm、側面65mm、後面50mm 上面25mm
車体装甲: 前面:76mm、側面:36-51mm、上面:25mm
車体下面:17mm、キャタピラ保護スカート:5mm
エンジン:ロールス・ロイス「ミーティア」ガソリンエンジン(650馬力)
2011年7月刊行の『写真・ポスターに見るナチス宣伝術-ワイマール共和国からヒトラー第三帝国へ』青弓社(2000円)では、反ユダヤ主義、再軍備、ナチ党独裁、第二次世界大戦を扱いました。ここでは日本初公開のものも含め130点の写真・ポスターを使って、ヒトラーの生い立ち、第一次大戦からナチ党独裁、第二次大戦終了までを詳解しました。
⇒ナチ党ヒトラー独裁政権の成立:NSDAP(Nazi);ファシズムの台頭
⇒ナチ党政権によるユダヤ人差別・迫害:Nazis & Racism
⇒ナチスの優生学と人種民族:Nazis & Racism
⇒ナチスの再軍備・人種差別:Nazism & Racism
⇒ドイツ国防軍のヒトラー反逆:Ludwig Beck
⇒ゲオルク・エルザーのヒトラー暗殺未遂:Georg Elser
⇒ヒトラー暗殺ワルキューレ Valkyrie作戦: Claus von Stauffenberg
⇒ナチスT4作戦と障害者安楽死:Nazism & Eugenics
⇒ハンセン病Leprosy差別
⇒ポーランド侵攻:Invasion of Poland;第二次大戦勃発
⇒ワルシャワ・ゲットー写真解説:Warsaw Ghetto
⇒ウッジ・ゲットー写真解説:Łódź Ghetto
⇒ヴィシー政権・反共フランス義勇兵:Vichy France :フランス降伏
⇒ワルシャワゲットー蜂起:Warsaw Uprising
⇒アンネ・フランクの日記とユダヤ人虐殺:Anne Frank
⇒ホロコースト:Holocaust;ユダヤ人絶滅
⇒アウシュビッツ・ビルケナウ収容所の奴隷労働:KZ Auschwitz
⇒マウトハウゼン強制収容所:KZ Mauthausen
◆毎日新聞「今週の本棚」に『写真・ポスターから学ぶ戦争の百年 二十世紀初頭から現在まで』(2008年8月25日,青弓社,368頁,2100円)が紹介されました。ここでは,第二次大戦,ユダヤ人虐殺・強制労働も分析しました。
⇒与謝野晶子の日露戦争・日中戦争
⇒石川啄木を巡る社会主義:日清戦争・日露戦争から大逆事件
⇒魯迅(Lu Xun)の日本留学・戦争・革命・処刑
⇒文学者の戦争;特攻・総力戦の戦争文学
⇒戦争画 藤田嗣治のアッツ島玉砕とサイパン島玉砕
⇒統帥権の独立から軍閥政治へ:浜田国松と寺内寿一の腹切り問答
⇒ポーランド侵攻:Invasion of Poland
⇒バルカン侵攻:Balkans Campaign;ユーゴスラビア・ギリシャのパルチザン
⇒バルバロッサ作戦:Unternehmen Barbarossa;ソ連侵攻(1)
⇒スターリングラード攻防戦;Battle of Stalingrad :ソ連侵攻(2)
⇒自衛隊幕僚長田母神空将にまつわる戦争論
⇒ハワイ真珠湾奇襲攻撃
⇒ハワイ真珠湾攻撃の写真集
⇒開戦劈頭の「甲標的」特別攻撃隊
⇒サイパン玉砕戦:Battle of Saipan 1944
⇒沖縄玉砕戦と集団自決:Battle of Okinawa 1945
⇒沖縄特攻戦の戦果データ
⇒戦艦「大和」天1号海上特攻 The Yamato 1945
⇒人間爆弾「桜花」Human Bomb 1945
⇒人間魚雷「回天」人間爆弾:Kaiten; manned torpedo
⇒海上特攻艇「震洋」/陸軍特攻マルレ艇
⇒日本陸軍特殊攻撃機キ115「剣」
⇒日本陸軍八九式中戦車・九一式重戦車
⇒フランス軍シャール 2C(FCM 2C)・イギリス軍ヴィッカースA1E1・日本陸軍九一式重戦車
⇒ソ連赤軍T-34戦車
⇒ソ連赤軍T-35多砲塔重戦車
⇒ソ連赤軍KV-1重戦車・KB-2重自走砲;Kliment Voroshilov
⇒フィアット(FIAT)アウトブリンダ(Autoblindo)AB41装甲車
⇒ドイツ軍Sd.Kfz. 221-4Rad四輪装甲車/Sd.Kfz. 231-6Rad六輪装甲車
⇒ドイツ軍の八輪偵察重装甲車 Sd.Kfz. 231 8-Rad
⇒ドイツ軍装甲車Sd.Kfz.250ハーフトラック
⇒ドイツ軍装甲車Sd.Kfz.250ハーフトラック
⇒ドイツ軍装甲車Sd.Kfz.251ハーフトラック
⇒ドイツ陸軍I号戦車/47mm対戦車自走砲
⇒ドイツ陸軍チェコ38(t)戦車:Panzerkampfwagen 38(t)
⇒ドイツ陸軍2号戦車
⇒ドイツ陸軍3号戦車
⇒ドイツ陸軍4号戦車・フンメル自走砲
⇒ドイツ陸軍マーダー対戦車自走砲 Panzerjäger 38(t) Marder
⇒ドイツ陸軍ヘッツァー駆逐戦車 Jagdpanzer 38(t) 'Hetzer'
⇒ドイツ陸軍III号突撃砲 Sturmgeschütze III
⇒ドイツ陸軍IV号戦車(Panzerkampfwagen IV:Pz.Kpfw.IV)
⇒ドイツ陸軍ナースホルン,フンメル自走砲,IV号駆逐戦車,ブルムベア突撃砲
⇒VI号ティーガー重戦車
⇒ドイツ陸軍VI号キングタイガー"Tiger II" /ヤークトティーゲル駆逐戦車"Jagdtiger"
⇒V号パンター戦車
⇒ドイツ陸軍V号ヤークトパンター(Jagdpanther)駆逐戦車
⇒イギリス軍マチルダMatilda歩兵戦車
⇒イギリス陸軍A22 チャーチル歩兵戦車: Churchill Infantry Tank Mk IV
⇒イギリス陸軍バレンタイン(Valentine)歩兵戦車
⇒イギリス陸軍クロムウェル(Cromwell)巡航戦車
⇒M10ウォルブリン(Wolverine)/アキリーズ(Achilles)駆逐自走砲GMC
⇒イギリス軍クルーセーダーCrusader/カヴェナンター/セントー巡航戦車
⇒イギリス軍M4A4シャーマン・ファイアフライ Sherman Firefly戦車
⇒英軍M10ウォルブリン/アキリーズ駆逐自走砲GMC
⇒イギリス陸軍コメット巡航戦車
⇒アメリカ軍M3Aスチュアート軽戦車/M3グラント/リー中戦車
⇒アメリカ軍グラント(Grant)/リー(Lee)中戦車
⇒アメリカ陸軍M4シャーマン中戦車Sherman Tank
⇒シャーマン・クラブフライル地雷処理戦車 Sherman Crab Flail
⇒フォッカー(Fokker)F.VIIb-3mトライモーター三発輸送機
⇒シェルバ(Cierva)/ピトケイアン(Pitcairn)/ケレット(Kellett)のオートジャイロ
⇒ロッキード(Lockheed)モデル 10 エレクトラ (Electra)輸送機
⇒ロッキード14スーパーエレクトラ(Super Electra)/ロードスター(Lodestar)輸送機
⇒ボーイング(Boeing)247旅客機
⇒ダグラス(Douglas)DC-1旅客輸送機
⇒ダグラス(Douglas)DC-2輸送機
⇒ダグラス(Douglas)DC-3輸送機
⇒ダグラス(Douglas)DC-4E旅客機
⇒ダグラス(Douglas)C-39軍用輸送機
⇒ダグラス(Douglas)C-47スカイトレイン(Skytrain)輸送機
⇒アメリカ陸軍ダグラス(Douglas)C-54 スカイマスター(Skymaster)輸送機
⇒アメリカ海軍ダグラス(Douglas)R5D スカイマスター(Skymaster)輸送機
⇒ユンカース(Junkers)F.13輸送機
⇒ユンカース(Junkers)W33輸送機「ブレーメン」(Bremen)大西洋横断飛行
⇒ユンカース(Junkers)A50軽飛行機「ユニオール」"Junior"
⇒ユンカース(Junkers)W.33輸送機/W.34水上機
⇒ユンカース(Junkers)K43f水上機
⇒巨人機ユンカース(Junkers)G38輸送機/九二式重爆撃機
⇒ユンカース(Junkers)G.24輸送機/K30(R42)水上偵察爆撃機
⇒ユンカース(Junkers)G.31輸送機
⇒ユンカース(Junkers)Ju52/3m輸送機
⇒ハインケル(Heinkel)He70高速輸送機ブリッツ(Blitz)
⇒ハインケル(Heinkel)He111輸送機
⇒ルフトハンザ航空フォッケウルフFw200輸送機/ドイツ空軍コンドル哨戒偵察機
⇒ルフトハンザ航空ユンカース(Junkers)Ju90輸送機
⇒フィリックストウ(Felixstowe)F2/F3/ポート(Porte)/フューリー(Fury)/F5 飛行艇
⇒カーチス(Curtiss)H-16/海軍航空工廠(NAF)F.5L 双発飛行艇
⇒NAF H-16民間仕様エアロマリン(Aeromarine)75飛行艇
⇒軍航空工廠(NAF)F.5L/ カーチス(Curtiss)H-16飛行艇の生産
⇒NAF H-16民間仕様エアロマリン(Aeromarine)75飛行艇
⇒スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)双発飛行艇
⇒サンダース・ロー(Saunders-Roe)A.19 / A.29 クラウド(Cloud)双発飛行艇
⇒ブラックバーン(Blackburn)アイリス(Iris)/ パース(Perth)飛行艇
⇒ショート(Short)シンガポール(Singapore)四発飛行艇
⇒スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇
⇒スーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter)水陸両用飛行艇
⇒スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇
⇒シコルスキー(Sikorsky)S-36水陸両用飛行艇
⇒シコルスキー(Sikorsky)S-38水陸両用飛行艇
⇒シコルスキー(Sikorsky)S-40飛行艇「アメリカン・クリッパー」"American Clipper"
⇒シコルスキー(Sikorsky)S-42飛行艇アメリカン・クリッパー"American Clipper"
⇒マーチン(Martin)M-130チャイナ・クリッパー/M-156四発飛行艇
⇒ボーイング(Boeing)314飛行艇クリッパー"Clipper"
⇒フィンランド内戦:Finnish Civil War
⇒フィンランド対ソ連 1939‐1940年「冬戦争」Talvisota
⇒ソ連フィンランド第二次ソ芬継続戦争Continuation War
⇒フィンランド空軍の対ソ連1939年「冬戦争」1941年「継続戦争」
⇒第二次ソ芬継続戦争のフィンランド海軍(Merivoimat)
⇒第二次対ソビエト「継続戦争」1944年流血の夏、フィンランド最後の攻防戦
⇒ブレダ1916/35年式76ミリ海軍砲(Cannon 76/40 Model 1916)
⇒ブレダ20ミリ65口径M1935機関砲(Breda 20/65 Mod.1935)
⇒フィンランド軍の対空機関銃◇Anti-aircraft machineguns
⇒フィンランド軍の高射砲;Anti-aircraft Guns
⇒フィンランド海軍の対空火器◇Anti-aircraft firearm:Fin Navy
⇒フィンランド軍の防空監視哨
⇒ドルニエ(Dornier)Do-Jワール/スパーワール飛行艇
⇒ドルニエ(Dornier)Do-X 飛行艇
⇒ドルニエ(Dornier)Do18飛行艇
⇒ドルニエ(Dornier)Do24飛行艇
⇒ドルニエ(Dornier)Do-26四発高速飛行艇
⇒ブローム・ウント・フォス(Blohm & Voss)BV222バイキング/BV238飛行艇
⇒ハインケル(Heinkel)He 59 救難機/水上偵察機
⇒ハインケル(Heinkel)He 60 複葉水上偵察機
⇒ドルニエ(Dornier)Do-22偵察爆撃機
⇒ハインケル(Heinkel)He 114 艦載水上偵察機
⇒ハインケル(Heinkel)He115水上偵察機
⇒アラド(Arado)Ar-196艦載水上偵察機
⇒ブロームウントフォッスBV138飛行艇
⇒ブロームウントフォッスBV222飛行艇
⇒ドイツ空軍ルフトバッフェ(Luftwaffe)Bf110,FW58,Go242
⇒ヘンシェル(Henschel)Hs129地上攻撃機
⇒ウルフ(Focke-Wulf)Fw 58 ワイエ"Weihe"練習機
⇒ジーベル(Siebel)Fl 104/ Si 204/ C2A 連絡機
⇒ヘンシェル(Henschel)Hs-126近距離偵察機
⇒フィーゼラー(Fieseler)Fi-156シュトルヒ連絡機
⇒フォッケウルフ(Focke-Wulf)Fw-189偵察機ウーフー"Uhu"
⇒ブロームウントフォスBlohm & Voß BV-141偵察機
⇒ハインケル(Heinkel)He-51複葉戦闘機/アラド(Arado)Ar68
⇒ハインケル(Heinkel)He 100(He 113)戦闘機
⇒メッサーシュミット(Messerschmitt)Me-109 E/F 戦闘機
⇒メッサーシュミット(Messerschmitt)Me-109 G/K 戦闘機
⇒フォッケウルフ(Focke-Wulf)Fw190戦闘機
⇒フォッケウルフ(Focke-Wulf)Fw190D戦闘機
⇒ハインケル(Heinkel)He280/He162ジェット戦闘機
⇒ユンカース(Junkers)Ju-87スツーカ急降下爆撃機
⇒ドルニエ(Dornier)Do 17 爆撃機
⇒ドルニエ(Dornier)Do 215偵察機
⇒ドルニエ(Dornier)Do 217爆撃機
⇒ドルニエ(Dornier)Do 17/215/217 カウツ(Kauz)夜間戦闘機
⇒ドイツ空軍ハインケル(Heinkel)He111爆撃機
⇒ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-88爆撃機
⇒ユンカース(Junkers)Ju88 D偵察機/S高速爆撃機
⇒ユンカース(Junkers)Ju88 C/R/G夜間戦闘機
⇒ユンカース(Junkers)Ju-188爆撃機
⇒ユンカース(Junkers)Ju388高高度偵察機
⇒ドイツ空軍総司令官ヘルマン・ゲーリング元帥
⇒エルンスト・ハインケル(Ernst Heinkel)教授
⇒ムッソリーニ救出作戦
⇒イタリア独裁者ムッソリーニ
⇒独裁者ムッソリーニ処刑
⇒ウィンストン・チャーチル Winston Churchill 首相
⇒マンネルヘイム(Mannerheim)元帥のフィンランド対ソ連「冬戦争」「継続戦争」
⇒サヴォイア=マルケッティ(Savoia Marchetti)SM.73輸送機
⇒カント(CANT)Z.501ガビアーノ(Gabbiano)飛行艇
⇒カント(CANT)Z.506アイローネ(Airone)水上機
⇒サヴォイア=マルケッティSM.75 Marsupial(有袋類)輸送機
⇒サヴォイア・マルケッティSM.82カングロ輸送機
⇒フィアット(Fiat)G.18V輸送機
⇒フィアット(Fiat)G.12/G.212三発輸送機
⇒サボイア・マルケッティ(Savoia Marchetti)SM.79爆撃機
⇒フィアット(Fiat)BR.20/イ式重爆撃機
⇒サヴォイア・マルケッティ(Savoia-Marchetti)SM.84爆撃機
⇒カント(CANT)Z.1007爆撃機
⇒カプローニ(Caproni)Ca.135爆撃機
⇒カプローニ(Caproni)Ca.310偵察爆撃機
⇒カプローニ(Caproni)Ca.311軽爆撃機
⇒ピアジオP.108重爆撃機
⇒マッキ(Macchi)MC.200サエッタ戦闘機
⇒マッキ(Macchi)MC.202フォゴーレ"Folgore"戦闘機
⇒マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機
◆当時の状況に生きた方々からも、共感のお言葉、資料、映像などをいただくことができました。思い巡らすことしかできませんが、実体験を踏まえられたお言葉をいただけたことは、大変励みになりました。この場を借りて、御礼申し上げます。
◆戦争にまつわる資料,写真など情報をご提供いただけますお方のご協力をいただきたく,お願い申し上げます。
ご意見等をお寄せ下さる際はご氏名,ご連絡先を明記してくださいますようお願い申し上げます。
連絡先:
torikai007@yahoo.co.jp
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学HK社会環境課程 鳥飼 行博
TORIKAI Yukihiro, HK,Toka University,4-1-1 Kitakaname,Hiratuka,Kanagawa,Japan259-1292
東海大への行き方|How to go
2016年6月開設の当鳥飼研究室へのご訪問ありがとうございます。データ引用の際は,出所を明記するか,リンクをしてください。
Thank you for visiting our web site. The online information includes research papers, over 6000 photos and posters published by government agencies and other organizations. The users, who transcribed thses materials
from TORIKAI LAB, are requested to credit the owning instutution or to cite the
URL of this site. This project is being carried out entirely by Torikai
Yukihiro, who is web archive maintainer.
Copyright © Torikai Yukihiro, Japan. 2016/6/12 All Rights Reserved.