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◆スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)双発飛行艇
写真(上)2020年10月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)
;木製胴体のサザンプトン(Southampton)I 飛行艇は1925年3月10日に初飛行、23機生産。
Built in 1925 and delivered to 480 (Coastal Reconnaissance) Flight at Calshot. Loaned to the Development Flight at MAEE Felixstowe between April 1927 and February 1928. One of three Southamptons wrecked in a gale at Portland in November 1928. The fuselage was sold and used as a houseboat on tidal mud-flats at Bawdsey Ferry, Suffolk. Recovered in 1967, restoration began at RAF Cardington in 1984 and was completed in 1995. The fuselage was returned to a stunning condition and new tail surfaces were constructed. She is currently on display in Hangar 4 RAF Museum London. Hendon, Greater London, UK 3rd October 2020 Date 3 October 2020, 15:48 Source Supermarine Southampton I ‘N9899’ Author Alan Wilson from Peterborough, Cambs, UK
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southampton I ‘N9899’ (51084599351).jpg引用。



写真(上)1928年、イギリス、海上に停泊しているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)II 飛行艇(S1151)
;金属製胴体のサザンプトン(Southampton)Mark II 飛行艇39機生産されたが、そのうち4機(S1149、S1150、S1151、S1152)は、1928年2月、イギリス東岸フィーリックストウ(Felixstowe)から地中海、インド、シンガポールまで2万7,000マイルの極東までの長距離編隊飛行に成功、そのままオーストラリアにまで足を延ばした。これら4機は燃料タンクと潤滑油タンクを増設、冷却器を改良し、軍用装備を全廃した。
sdasm image pictionid63647543 - catalog100021779 - titlesupermarine southampton s1151 - filename100021779.tif---Image from the SDASM Misc Collection. Note: This material may be protected by Copyright Law (Title 17 U.S.C.)--Repository: San Diego Air and Space Museum
写真はSmugMug+Flickr., San Diego Air and Space Museum Archive catalog100021779 - 引用。



写真(上)1928−1930年頃、飛行しているイギリス空軍(RAF)第203飛行隊(Squadron)所属のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)II 飛行艇(S1233)
;機首と胴体後上方に開放式機関銃座が各々1基設けられている。ネイピア(Napier)ライオン(LION)V12気筒液冷エンジン 480 hp (358 kW)(排気量23.9L)2基に牽引式2翅プロペラを装備。
SDASM ArchivesFollow Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真はSmugMug+Flickr., San Diego Air and Space Museum Archive Catalog #: 01_00088640引用。


1.フィリックストウ (Felixstowe)F.2/F.3/F.5 双発飛行艇

写真(右)1917−1918年、イギリス、海上を僚機と飛翔するイギリス空軍フィリックストウ (Felixstowe)F.2A 双発飛行艇(N4297 );機首の開放式銃座には、 .303口径(7.7 mm)ルイス(Lewis)機関銃1挺を搭載し、銃手が収まっている。左手前は僚機と思われるが、複葉を支えるための張線が張り巡らされている。
Felixstowe F.2A N4297 in flight. Date between 1917 and 1918Source IWM London Q 27500 from the collections of the Imperial War Museums. Author Official Photographer
写真はWikimedia Commons, Category:Felixstowe F.2 >File:Felixstowe F2.jpg引用。


イギリス空軍飛行艇の命名には、都市名称にちなむ一連のシリーズがあるが、これにはフィーリックストウ(Felixstowe)、サザンプトン(Southampton)、ロンドン(London)、ストランラー(Stranraer)のようなイギリス本土以外にも、シドニー(Sydney)のようなイギリス連邦自治領諸国(ドミニオン)、シンガポール(Singapore)のようなイギリス領植民地の都市名に因む飛行艇も含まれる。

フィリックストウ (Felixstowe)F.2A 双発飛行艇、ショート(Short)社が開発し1934年6月15日に初飛行したシンガポール複葉双発飛行艇も、イギリス植民地の都市名シンガポール(Singapore)に因んだ飛行艇シリーズの一種である。

Felixstowe F.2A フィリックストウ (Felixstowe)F.2双発飛行艇は、1914年7月23日、第一次世界大戦の勃発直前に初飛行したアメリカのカーチス(Curtiss)H-12双発飛行艇を原型にイギリスで開発された。イギリス海軍で再設計されたフィーリックストウ (Felixstowe)F.2A 双発飛行艇の名称は、開発したフィリックストウ (Felixstowe)海軍工廠の地名から来ている。

フィーリックストウ (Felixstowe)F.2A 双発飛行艇の開発の場所は、イギリス本土南東岸の港町フェリックストウで、そこのイギリス海軍工廠で、北海での悪天候にも飛行できるように配慮し開発され、フィーリックストウ (Felixstowe)F.2 飛行艇と命名された。この機体は、カーチスH-12の胴体を堅牢にたが、主翼は複葉を支柱と張線で支えるスタイルを踏襲している。

カーチス(Curtiss)H-12飛行艇は、派生型H-16飛行艇も含めて478機も量産され、アメリカ、イギリスのほかにも、オランダ、カナダ、ブラジルでも使用された名機だった。そこで、これを原型としたフィーリックストウ (Felixstowe)F.2A 飛行艇が1917年に就役、合計175機が量産された。

フィーリックストウ (Felixstowe)F.2A 双発飛行艇の諸元
乗員Crew: 4名
全長Length: 46 ft 3 in (14.1 m)
全幅Wingspan: 95 ft 7.5 in (29.15 m)
全高Height: 17 ft 6 in (5.34 m)
主翼面積Wing area: 1,133 sq ft (105.3 m2)
空虚重量Empty weight: 7,549 lb (3,424 kg)
総重量Gross weight: 10,978 lb (4,980 kg)
発動機Powerplant: 2 × Rolls-Royce Eagle VIII V12 piston, 345 hp (257 kW)
性能Performance 最高速力Maximum speed: 95.5 mph (154 km/h, 83 kn) at 2,000 ft
航続時間Endurance: 6 hours
実用上昇限度Service ceiling: 9,600 ft (2,926 m)
上昇時間Time to altitude: 3 min 50 s/2,000 ft (610 m), 39 min 30 s/10,000 ft (3,050 m)
翼面荷重Wing loading: 9.69 lb/sq ft (47.4 kg/m2)
出力重量比Power/mass: 0.063 hp/lb (0.10 kW/kg)
兵装Armament:.303口径 (7.7 mm)ルイス(Lewis)機関銃4丁(機首1、胴体後方 3)
爆弾Bombs: 460 ポンド (210 kg)/主翼下面に懸架

写真(右)1918年夏、イギリス北西、スコットランド、シェトランド諸島(Shetland Islands)メインランド島、イギリス空軍(RAF)キャットファース(Catfirth)水上機基地、引き上げられ台車ドリーに乗せられたイギリス空軍フィーリックストウ (Felixstowe)F.3 双発飛行艇(N4407);シェトランド諸島にあるキャットファース水上機地は、第一次世界大戦の水上飛行場で、当初はイギリス海軍航空隊、後にイギリス空軍の管轄となった。
Felixstowe F3 N4407 which was used for anti-submarine patrols from RAF Catfirth in the summer of 1918. Date 16 February 2020 Source Own work Author Simon J Gunn
写真はWikimedia Commons, Category:Felixstowe F.2 >File:ABM F3 4407.jpg引用。


フィーリックストウ (Felixstowe)F.2A 双発飛行艇は、第一次大戦中に北海の哨戒任務に就き、ドイツ海軍潜水艦Uボートやツェッペリン(Zeppelin)飛行船を制圧した。さらに、ドイツ軍の哨戒偵察機や戦闘機とも対決し戦果を挙げた。フィーリックストウ F.2A発展型のF.3飛行艇は,北海だけでなく地中海方面にも派遣され活躍した。

写真(右)1919年、イギリス、沿岸を2機編隊で低空飛行するイギリス空軍(RAF)フィーリックストウ (Felixstowe)F5L 双発飛行艇(N4407);シェトランド諸島にあるキャットファース水上機地は、第一次世界大戦の水上飛行場で、当初はイギリス海軍航空隊、後にイギリス空軍の管轄となった。
Photograph of Felixstowe F5 flying boats in flight Date circa 1919 Source Original publication: Unknown Immediate source: rafmuseum Author Unknown
写真はWikimedia Commons, Category:Felixstowe F5L >File:Felixstowe F5s in flight.jpg引用。


Felixstowe F.2A 最終型フィーリックストウ (Felixstowe) F.5飛行艇は、第一次世界大戦後になって就役し、初期のフィリックストウ (Felixstowe)F.2A やカーチス(Curtiss)H-12飛行艇に取って代わった。しかし、フィーリックストウ (Felixstowe)双発飛行艇は、1925年に後継機のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton) 双発飛行艇に活躍の場を譲っている。

⇒写真集Album:フィリックストウ (Felixstowe)F.2/F.3/F.5 飛行艇を見る。


2.スーパーマリン(Supermarine)スワン(Swan)双発飛行艇

写真(右)1924∹1926年、北アフリカ、エジプト北岸、スーパーマリン(Supermarine)スワン(Swan)双発飛行艇(N175);水陸両用飛行艇として、胴体にゴム主綸付き膠着装置を備えているが、これは後年のワルラス単発飛行艇と同じである。木製胴体、機首コックピットは開放式縦列3座席に搭乗員は乗っていない。ネイピア(Napier) ライオン(Lion)液令W型12気筒エンジン 500 hp (370 kW)2基を搭載。
The The Supermarine Swan (N175) with landing gear. Date between 1924 and 1926 Source Original publication: Unknown Immediate source: http://theflyingboatforum.forumlaunch.net/viewtopic.php?f=14&t=458 Author Unknown author
写真はWikimedia Commons, Category:Supermarine Swan >File:Supermarine Swan.jpg引用。


1920年代に、実験的に試作されたスワン(Swan)双発飛行艇はサザンプトン(Southampton)のウースルトン(Woolston)にあるスーパーマリン(Supermarine)社で英仏横断用旅客輸送機として開発され、スーパーマリン(Supermarine)社の設計技師、レジナルド・ジョセフ・ミッチェルReginald Joseph Mitchell:1895-1937)の設計になる。初飛行は、1924年3月25日で、この時はロールスロイス( Rolls-Royce)イーグル(Eagle)IX 液冷12気筒エンジン(排気量20.32 L)350 hp (261 kW)2基を装備していたが、のちにネイピア(Napier)ライオン(Lion)450 hp (336 kW) 液冷12気筒エンジン (排気量23.944 L)2基に換装されている。インペリアル航空(Imperial Airways)で10人乗りの旅客飛行艇として使用され登録コードG-EBJYが付与されたが、1927年にはスクラップにされた。

スーパーマリン(Supermarine)スワン(Swan)双発飛行艇の諸元
スーパーマリン(Supermarine 乗員Crew: 2名
運搬量Capacity: 10 名あるいは貨物1352 kg (2982 lbs.)
全長Length: 14.78 m (48 ft 6 in) 全幅Wingspan: 20.93 m (68 ft 8 in)
全高Height: 5.57 m (18 ft 3 in)
主翼面積Wing area: 117.6 m2 (1,266 sq ft)
空虚重量Empty weight: 4,588 kg (10,114 lb)
総重量Gross weight: 6,219 kg (13,710 lb)
発動機Powerplant: ネイピア(Napier)ライオン(Lion)IIB 液冷12気筒エンジン (排気量23.944 L) 336 kW (451 hp) 2基
最高速力Maximum speed: 175 km/h (109 mph, 94 kn)
巡行速力Cruise speed: 148 km/h (92 mph, 80 kn)
失速度Stall speed: 72 km/h (45 mph, 39 kn)
航続距離Range: 480 km (300 mi, 260 nmi)
実用上昇限度Service ceiling: 3,110 m (10,200 ft)
上昇率Rate of climb: 2.6 m/s (510 ft/min)
翼面過重Wing loading: 52.6 kg/m2 (10.78 lb/sq ft)


3.スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark I 双発飛行艇

写真(右)1926年、北アフリカ、エジプト北岸、アブキール湾、イギリス空軍海洋航空実験機関(Marine Aircraft Experimental Establishment :MAEE)の遠距離洋上飛行実験に参加した スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark I 複葉双発飛行艇(S1039);木製胴体、機首コックピットは開放式縦列3座席に搭乗員は乗っていない。ネイピア(Napier) ライオン(Lion)液令W型12気筒エンジン 500 hp (370 kW)2基を搭載。
The Royal Air Force in the Middle East, 1919-1939 Supermarine Southampton Mark I flying boat, serial number S1039, of the Marine Aircraft Experimental Establishment's Egypt Flight, moored at Aboukir, 1926. HU 70818 from the collections of the Imperial War Museums. Author Unknown author
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:The Royal Air Force in the Middle East, 1919-1939 HU70818.jpg引用。


スーパーマリンSupermarine S.5 スーパーマリン(Supermarine)スカパ(Scapa)飛行艇,前作スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)双発飛行艇は、レジナルド・ジョセフ・ミッチェルReginald Joseph Mitchell:1895-1937)の設計になるイギリスの有名な飛行艇である。

スーパーマリン(Supermarine)社の設計技師レジナルド・ミッチェルReginald Mitchellは、第一次大戦後開催されたシュナイダー・トロフィー・水上機レースThe Schneider Trophy Race:1919-1931)に向けてスーパーマリン(Supermarine) S.5水上機を設計し、1927年シュナイダー杯(Schneider Trophy)で優勝を果たしている。

スーパーマリンSupermarine S.6 その後、レジナルド・ミッチェルReginald Mitchellは、1928年にスーパーマリン社支配人となり、1929年シュナイダー・トロフィーでスーパーマリン(Supermarine) S.6で参戦し優勝し、イギリス航空協会から表彰されていた。

さらにスーパーマリン(Supermarine)社は、1927年に次いで開された1929年シュナイダー杯(Schneider Trophy)にも、スーパーマリン(Supermarine) S.6高速水上機機で再び参加した。これも前作S.5改良型で、 レジナルド・ミッチェルReginald Mitchell)の設計になる。

写真(右)1925−1933年、イギリス、着水しようとするイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark I 複葉双発飛行艇(N9901);登録コードN9896からN9901は木製胴体のサザンプトン(Southampton)Mark I 複葉双発飛行艇で、N9896は1925年5月25日に登録されている。登録コードS1036からS1045も木製胴体のサザンプトン(Southampton)Mark I 飛行艇で1926年に登録、S1058、S1059、S1121からS1128も木製胴体のサザンプトン(Southampton)Mark I 飛行艇である。これ以外の登録コードは、サザンプトン(Southampton)Mark II/III 飛行艇で金属製胴体である。
A Supermarine Southampter of Royal Air Force. Date 30 May 2012 Author San Diego Air & Space Museum
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Supermarine Scapa.jpg引用。


広廠 海軍八九式飛行艇 スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)双発飛行艇の設計者 J.ミッチェルは、後のスピットファイア戦闘機を設計したことで日本でも有名である。しかし、それ以前から、スワン飛行艇を設計し、実力を示したいる。このスワン飛行艇の成功に気をよくしたイギリス航空省は、これを原型として、新たにスーパーマリンサザンプトン(Southampton)双発飛行艇の設計を依頼した。この時、すでに原型のスワン飛行艇が完成していたために、サウサンプトン飛行艇は短時間で開発された。

スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mk I 双発飛行艇は双発複葉飛行艇で、上下の翼の間に発動機を2基装備し、牽引式プロペラを駆動した。当初のスーパーマリン・サザンプトン(Southampton)Mk I 双発飛行艇は、船体と翼が木造だった。そして、このサウサンプトンMk I 飛行艇は、水密性を確保するために、木製二重底の構造をとったために、重量増加を招いた。

サンダース ロー A.19 クラウド飛行艇 そこで、次の発展型スーパーマリン・サザンプトン(Southampton)Mk II 双発飛行艇では、単一の1枚の金属板金属性(ジュラルミン製)胴体(船体)に変更されている。胴体を木製(二重底)から金属製(一重底)に変更したために、重量は900ポンド(410 kg)ほど軽量化された。ただし、軽量化した900ポンドのうち、500ポンド(230 kg)相当が胴体の軽量化に、残りの400ポンド(180 kg)は漏水の可能性が浸透水の重量である。また、木造船体を金属製にして軽量化したことで、航続距離が200マイル(320 km)延長され、飛行性能が向上した。

1929年、木製胴体のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mk I 双発飛行艇のうち24機は、木製胴体を新たに金属製の胴体に改造している。そこで、これらの金属製胴体改造機は、さらに金属製の主翼に変更されたものもあり、それはサウサンプトンMkIII 命名されている。

スーパーマリン・サザンプトン(Southampton)Mk I 双発飛行艇は、軍用偵察哨戒機として、防御用の7.7mmルイス機関銃3丁を3つの開放式銃座に搭載している。銃座の位置は、1つは機首に、2つは後部胴体に左右前後にずらして配置されてる。これは、機関銃を胴体真下に向けて、射界を下方に拡張するための配置である。

写真(右)1929年8月29日、イギリス東端、サフォーク州(Suffolk)ローストフト(Lowestoft)沖に停泊するイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark I 複葉双発飛行艇(S1059):エンジンは停止している。
A Supermarine Southampton Mark I Flying boat 'S1059' moored at Lowestoft. Date 29 August 1929 Source National Maritime Museum Henley Collection. Reproduction ID: P00046 This version from Flickr : https://www.flickr.com/photos/nationalmaritimemuseum/4792722941 Author Unknown author
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Supermarine Southampton at Lowestoft 1929 Flickr 4792722941 4a7d1c7c0d o.jpg引用。


サザンプトン(Southampton)Mark I 複葉双発飛行艇の登録コード :N9896からN9901、N9896(1925年5月25日登録)、S1036からS1045(1926年登録)、S1058、S1059、S1121からS1128

これ以外の登録コードは、サザンプトン(Southampton)Mark II/III 飛行艇で金属製胴体である。ただし、機首コックピットは開放式縦列3座席で同じである。

スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mk I 双発飛行艇は、初飛行が1925年3月10日、イギリス空軍(RAF)への配備は1925年半ばから開始されている。

スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mk I 双発飛行艇の諸元
乗員:5名
全幅:20.29m
全長:15.15m
総重量:6,500kg
最高速力:174km/h
発動機:ネイピア(Napier)ライオン(LION)エンジン470PS2基


4.スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 双発飛行艇

写真(右)1926年、海上に停泊中のイギリス空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇の後方に離水中の別のサザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;手前の機体では搭乗員が手漕ぎボートで機体に乗り移入り、コックピット操縦席と後方席に乗り込んでいる。
Dos Supermarine Southampton en el agua. El de la esquina superior derecha está despegando. Imagen publicada el 25 de noviembre de 1926 en la edición 935 de la publicación "Flight International" del Reino Unido. Date 7 August 2013, 16:47:22..Author Flight International
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Supermarine Southampton2.png引用。


1925年3月10日初飛行のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)複葉双発飛行艇は、Mk IとMk IIが主生産型で、ネイパー(Napier)ライオン(Lion)液令W型12気筒エンジン 500 hp (370 kW)2基を搭載し、1925年から部隊配備されている。 各型合計で1924-1934年に83機が量産された。

写真(右)1926年11月、イギリス、海面上を滑走するイギリス空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇
Foto de un Supermarine Southampton amerizando. Imagen publicada el 25 de noviembre de 1926 en la edición 935 de la publicación "Flight International" del Reino Unido. Date 7 August 2013, 16:46:55Author Flight International
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Supermarine Southampton amerizando.png引用。


イギリス南岸ハンプシャー州 (Hampshire)サウサンプトン(Southampton)は、テスト川の河口に位置し、対岸のヨーロッパ諸国とを繋ぐ海運の盛んな港町で造船所もある。4万6000トンの新鋭大型客船タイタニック(RMS Titanic)は、1912年4月10日、ここサザンプトンを出港し、大西洋を横断してアメリカ東岸ニューヨークに向かった。ロンドンと鉄道・自動車道路で繋がっており、ヨーロッパ大陸にも近いこともあって、イギリス海峡横断フェリーの要港としても軍港としても発展した。第一次世界大戦では大陸で戦うイギリス遠征軍の輸送拠点となった。サザンプトンの東20キロに位置するポーツマス(Portsmouth)港もハンプシャー州の軍港であり、造船所と海軍基地を擁している。

サウサンプトンは、イギリスの飛行機開発の拠点でもあり、ソッピース、デハビランド(De Havilland)、ホーカー、スーパーマリン(Supermarine)などイギリスの主要飛行機メーカーが工場を設けており、スーパーマリン社の開発した飛行艇がサウサンプトン(Southampton)と命名されたのも頷ける。

現在、ここにはスーパーマリンS.6Aレース用水上機(N248)、スピットファイア(Spitfire)F24戦闘機(PK683)、シーガル(Seagull)飛行艇の木製機首、ショート(Short)・S.25/Vサンドリンガム(Sandringham:サンダーランド)旅客飛行艇(VH-BRC)、デハビランド・DH.82タイガーモス(Tiger Moth)練習機(BB807)など20機以上を展示するサウサンプトン航空博物館(Southampton Hall of Aviation)があるが、現在はソレント航空博物館(Solent Sky Museum)と改名している。

写真(右)1926年11月、イギリス、飛行するイギリス空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇の右側面;下方右後方からの眺め。垂直尾翼は3枚ある。
Supermarine Southampton en el aire. Imagen publicada el 25 de noviembre de 1926 en la edición 935 de la publicación "Flight International" del Reino Unido. Date 7 August 2013, 16:47:03 Source http://www.flightglobal.com/pdfarchive/1926.html Author Flight International
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Supermarine Southampton 2.png引用。


サウサンプトンSouthampton)は、首都ロンドンから130キロ、中世以来、イギリスの有数の港湾都市として発展し、現在では航空機博物館、海洋博物館など、歴史を偲ばせる場所である。ロンドンのウォータールー駅からサザンプトン駅まで列車で1時間半、中央駅から港湾まで車で10分の距離である。

サウサンプトンSouthampton)東の防衛のため、ヘンリー 8 世は1544年、サウスシー城Southsea Castle)を建造し、海岸防備を固めるた。1814年には修復と増築がなされ、1820年には、艦船をを誘導する灯台が建造された。要塞の上からは、南側に艦船の行き交うソレント海峡が見え、北側にポーツマスを眺めることができる。

写真(右)1929年8月29日、イギリス南東部海岸、低空飛行する2機のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)第203飛行隊(Squadron)所属のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇(S1233)と僚機(S1234):機首コックピット先端の銃座の搭乗員が身を乗り出して写真撮影に応じている。操縦席、その後方の航法士席、胴体後部に銃座と、合計4名の搭乗員が写真にうつっている。
English: Supermarine Southampton, british seaplane, 1925 The Supermarine Southampton was one of the most successful flying boats of the between-war period. It was a development of the Supermarine Swan, which was used for a 10 passenger service between England & France. Date 1933 Author Unknown author
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Supermarine Southampton at Lowestoft 1929 Flickr 4792722941 4a7d1c7c0d o.jpg引用。


イギリス空軍(Royal Air Force)の国籍マークは、青白赤の同心円であり、さらに垂直尾翼には赤白青の縦縞四角マーク「フィン・フラッシュ」(Fin Flash)が標準的だった。ただし、 白は目立ちやすかったために、同心円でもフィン・フラッシュでも幅を狭くすることも少なくなかった。赤白青のイギリス空軍の国籍記章は、フランス国旗の青白赤と並びが逆だが、白黒写真では紛らわしく判別困難である。

カナダ空軍(Canadian Air Force :CAF) は第一次世界大戦後の1920年に創設され、陸軍、海軍から独室した空軍である。1924年4月には王立カナダ空軍(Royal Canadian Air Force: RCAF;フランス語:Aviation royale canadienne:ARC)の正式名称を得た。1920-1946年の王立カナダ空軍(Royal Canadian Air Force: RCAF)の国籍マークは、イギリス空軍(Royal Air Force)と同様に、青白赤の同心円であり、さらに垂直尾翼には赤白青の縦縞四角マーク「フィン・フラッシュ」(Fin Flash)が標準的だった。

1946年からの王立カナダ空軍(Royal Canadian Air Force: RCAF)国籍マークは、カナダの国章と同じく赤楓(カエデ)が同心円マークに描かれ、フィン・フラッシュは、中央の白の幅が著しく細くされた。

写真(右)1928年、オーストラリア、オーストラリア国旗をはためかせているイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇(S1059)
Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088645引用。


イギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 飛行艇は、金属胴体の23機生産されたが、そのうち4機(S1149、S1150、S1151、S1152)は、1928年2月、イギリス東岸フィーリックストウ(Felixstowe)から地中海、インド、シンガポールまで2万7,000マイルの極東までの長距離編隊飛行に成功、そのままオーストラリアにまで足を延ばした。これら4機は燃料タンクと潤滑油タンクを増設、冷却器を改良し、軍用装備を全廃した。

写真(右)1928年頃、イギリス、離水しようとする迷彩塗装のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇(N 89)
Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088641引用。


1925年3月10日初飛行のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)飛行艇は、1934年までに83機が生産され、イギリス連邦自治国(ドミニオン)でも汎用哨戒飛行艇として使用された。

このサザンプトン(Southampton)飛行艇後継機をイギリス航空省が開発するよう要求を出したため、スーパーマリン社は既存のスカパ(Scapa)双発飛行艇を原型に新機を開発した。これが、1934年7月24日に初飛行したスーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)Mark I 飛行艇である。

スーパーマリン(Supermarine)社は、14機生産したスカパ飛行艇の後継機としてストランラー(Stranraer)飛行艇を開発した。この機体は、前作スカパより大型で、発動機も強力なものに換装されている。ストランラー(Stranraer)飛行艇は、1937年からイギリス空軍に部隊配備されているが、すぐにカナダ空軍に引き渡された。

写真(右)1928年頃、イギリス、海面上を編隊で低空飛行する3機のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;上下の複葉を支える支柱や張線があって、空気抵抗が大きいように見えるが、強度を確保するには必要な構造的措置である。
Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088649引用。


イギリス軍基地 イギリスのスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)双発飛行艇、その後に登場したスーパーマリン・ストランラー(Stranraer)飛行艇は、スーパーマリン(Supermarine)社で1935年8月から17機生産され、イギリス空軍に1937年初頭に第228飛行隊に配属された。しかし、第二次世界大戦勃発から1年半、1941年3月には退役している。

その間にスーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇は、カナダ・ビッカーズ社で合計40機がライセンス生産され、王立カナダ空軍(Royal Canadian Air Force: RCAF)に配備された。したがって、スーパーマリン・ストランラー(Stranraer)飛行艇はイギリス空軍機だが、カナダ空軍機としての生産機数・就役機数のほうが多く、就役期間も長くなった。

サンダーランド飛行艇 スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇は、イギリス空軍で制式され、スーパーマリン社で1935年8月から17機が生産された。ストランラー(Stranraer)飛行艇初の部隊配備は、1937年初頭で、イギリス空軍第228飛行隊に配属された。しかし、前作同様スーパーマリン(Supermarine)は、新鋭戦闘機スピットファイアの優先大量生産のために、第二戦の飛行艇生産の余裕はなかった。そこで、イギリスにおけるストランラー(Stranraer)飛行艇は生産中止となり、1941年3月には部隊から退役した。

 他方、第二次世界大戦にイギリス連邦のドミニオンとして即座に参戦したカナダでは、イギリスの航空機生産を支援するためにも、カナダのビッカーズ社でストランラー(Stranraer)飛行艇をライセンス生産した。こうしてカナダ製ストランラー(Stranraer)飛行艇が40機が生産され、第二次世界大戦末期まで、王立カナダ空軍(Royal Canadian Air Force: RCAF)に配備されたのである。

写真(右)1928年頃、イギリス、海面上を編隊で低空飛行する3機のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;白色系で目立つ塗装をしている。。
Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088643引用。


写真(右)1928年頃、イギリス、海面上を編隊で低空飛行する4機のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;白色系で目立つ塗装をしている。。
Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088644引用。


写真(右)1928年頃、イギリス、沿岸の海面上を編隊で低空飛行する3機のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;白色系で目立つ塗装をしている。。
Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088634引用。


写真(右)1928年頃、イギリス、海面上を編隊で水上滑走する4機のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;白色系で目立つ塗装をしている。。
Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088636引用。


写真(右)1930年頃、イギリス、海上で整備中と思われるイギリス空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;機体には民間人が乗り込んでいる。
Seaplanes on the South Brisbane Reach of the Brisbane River, ca. 1928 Date circa 1928 Source Item is held by John Oxley Library, State Library of Queensland..
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088646引用。


写真(右)1930年頃、イギリス、桟橋からイギリス空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇2機を見物する民間人;小雨の中をレインコートを着て眺めている。
Seaplanes on the South Brisbane Reach of the Brisbane River, ca. 1928 Date circa 1928 Source Item is held by John Oxley Library, State Library of Queensland..
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088647引用。


図(右)1930年頃、イギリス領香港、アバディーン(香港仔)上空を低空4機編隊飛行をするイギリス空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;水上居民(海上生活者)が家船から飛行する飛行船を眺めている。アヘン戦争後の1842年南京条約で、イギリスは香港を領有している。
Seaplanes on the South Brisbane Reach of the Brisbane River, ca. 1928 Date circa 1928 Source Item is held by John Oxley Library, State Library of Queensland..
写真はSmugMug+Flickr. , San Diego Air and Space Museum Archive >Catalog #: 01_00088650引用。


アヘン戦争 19世紀、インドを支配下に置いたイギリスは、中国の清王朝から茶、陶磁器、絹を大量に輸入する代価として、植民地インドで栽培したアヘンを麻薬として中国に密輸する事で、その代金を賄った。これが、三角貿易である。しかし、中国ではアヘン吸引の悪弊が広まることと、銀の流出を懸念し、1796年からのアヘン禁輸措置を強化した。そして、1838年、道光帝はアヘン厳禁のために、林則徐を欽差大臣登用して特命全権として、広東におけるアヘン取締まりに当たらせ成果を上げた。

1839年3月に広東に着任した林則徐にアヘン取り締まりに対抗して、イギリス外交官チャールズ・エリオットは、アヘン禁輸を公式には問題とせず、イギリスの民間貿易にも悪影響が広まった。こうして、中国のイギリス民間トレーダーの中にアヘン厳禁の方針が広まったため、イギリス外務大臣パーマストンらの主導で、イギリス議会で僅差で、イギリス艦隊の派遣して中国による権利侵害を排除することが決定した。そして、1840年8月までにイギリス海軍艦艇16隻、東インド会社武装汽船4隻、兵士4,000人が派兵され、アヘン戦争Opium War)が勃発し、イギリスは、首都北京に圧力をかけるために、天津港に入った。このアヘン戦争Opium War)に伴う混乱を恐れた道光帝は、林則徐を罷免し、イギリスに講和をを求めた。

1842年8月、英中間に南京条約が結ばれ、は中国側の敗北が決まった。このアヘン戦争終結前に、清朝は、広東(広州)、福建(厦門)、浙江(寧波)を開港し、海関を通じた管理貿易、すなわち公行制度を認めていた。しかし、南京条約によって、公行制度は廃止され、自由貿易の下に、新たに福州、上海を含む5港が自由貿易港として開かれた。そして、中国はイギリスに対して、賠償金の支払、香港の割譲を認めた。さらに1843年、虎門寨追加条約五口通商附粘善後條款)では、广州、福州、厦门、宁波、上海五港の開放、イギリスの治外法権、最恵国待遇条項承認、中国の関税自主権喪失が定められた。

写真(右)1928年、オーストラリア東岸、クイーンズランド州、ブリスベーン(Brisbane)、ブリスベーン川河口に停泊中のイギリス空軍海洋航空実験機関(Marine Aircraft Experimental Establishment :MAEE)の遠距離洋上飛行実験に参加した 2機のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇の後面
Seaplanes on the South Brisbane Reach of the Brisbane River, ca. 1928 Date circa 1928 Source Item is held by John Oxley Library, State Library of Queensland..
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:StateLibQld 1 93560 Seaplanes on the South Brisbane Reach of the Brisbane River, ca. 1928.jpg引用。


写真(右)1928年、オーストラリア東岸、クイーンズランド州、ブリスベーン(Brisbane)、ブリスベーン川河口に停泊中のイギリス空軍海洋航空実験機関(Marine Aircraft Experimental Establishment :MAEE)の遠距離洋上飛行実験に参加した 2機のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇の後面
Seaplanes on the South Brisbane Reach of the Brisbane River, ca. 1928 Date circa 1928 Source Item is held by John Oxley Library, State Library of Queensland..
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:StateLibQld 1 63955 Supermarine Southampton on the Brisbane River, 1928.jpg引用。


写真(右)1929年、オーストラリア東岸、クイーンズランド州、ブリスベーン(Brisbane)、ブリスベーン川河口に停泊中のイギリス空軍海洋航空実験機関(Marine Aircraft Experimental Establishment :MAEE)の遠距離洋上飛行実験に参加した スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇右側面
Southhampton Flying Boat anchored in the South Brisbane Reach of the Brisbane River, 1929 Date 1929 Source Item is held by John Oxley Library, State Library of Queensland.
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:StateLibQld 1 96416 Southhampton Flying Boat anchored in the South Brisbane Reach of the Brisbane River, 1929.jpg引用。


写真(右)1929年、オーストラリア東岸、クイーンズランド州、ブリスベーン(Brisbane)、ブリスベーン川河口に停泊中のイギリス空軍海洋航空実験機関(Marine Aircraft Experimental Establishment :MAEE)の遠距離洋上飛行実験に参加した スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇の後面
Flying boat in the middle of South Brisbane Reach on the Brisbane River, ca. 1928 (1929 ?)Date 1929 Source Item is held by John Oxley Library, State Library of Queensland.
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:StateLibQld 1 95448 Flying boat in the middle of South Brisbane Reach on the Brisbane River, ca. 1928.jpg引用。


写真(右)1930年6月、オーストラリア東岸、クイーンズランド州、ブリスベーン(Brisbane)、ブリスベーン川河口に停泊中のイギリス空軍海洋航空実験機関(Marine Aircraft Experimental Establishment :MAEE)の遠距離洋上飛行実験に参加した 2機のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇の後面
Seaplane landing on the Brisbane River, Queensland, June 1930 Date 1 June 1920 Source Item is held by John Oxley Library, State Library of Queensland..
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:StateLibQld 1 196247 Seaplane landing on the Brisbane River, Queensland, June 1930.jpg引用。


写真(右)1930年1月正月、フィンランド、ヘルシンキ(Helsinki)南岸、旋回中のイギリス空軍海洋航空実験機関(Marine Aircraft Experimental Establishment :MAEE)の遠距離洋上飛行実験に参加した スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;上方右後方からの眺め。垂直尾翼は3枚ある。リンダレーゲンでは、1912年の夏のオリンピックが開催されているが、ここに1921年から1952年までストックホルム水上機空港(Stockholm's water airport)が置かれていた。
Suomi: Royal Air Forcen Supermarine Southampton -lentovene Helsingin Punavuoren ja Eiran yllä 1930 Date 1 January 1930 Author Foto Roos
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Royal Air Forcen Supermarine Southampton -lentovene Helsingin Punavuoren ja Eiran yllä 1930.png引用。


写真(右)1930年6月28日、イギリス、ロンドン北西郊外10キロ、ヘンドン(Hendon)上空を編隊飛行する3機のイギリス空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;下方右後方からの眺め。垂直尾翼は3枚ある。
National Maritime Museum @ Flickr Commons Reproduction ID: P00047 Maker: Unknown Date: 28 June 1930 Materials: Gelatine dry plate Henley Collection Date 28 June 1930 Source A flight of three Supermarine Southampton Mark II Flying boats in the air over Hendon Author National Maritime Museum from Greenwich, United Kingdom
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:A flight of three Supermarine Southampton Mark II Flying boats in the air over Hendon (4793356934).jpg引用。


写真(右)1930年9月10日、スウェーデン、ストックホルム東郊外、リンダレーゲン(Lindarängen)沖に停泊する4機のイギリス空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)Mark II 複葉双発飛行艇;上方右後方からの眺め。垂直尾翼は3枚ある。リンダレーゲンでは、1912年の夏のオリンピックが開催されているが、ここに1921年から1952年までストックホルム水上機空港(Stockholm's water airport)が置かれていた。
Svenska: De fyra stora Supermarine Southampton maskinerna i flyghamnen vid Lindarängen. Date 10 September 1930 Source IMS Vintage Photos Author Unknown photographer
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Four-Super-Southampton-aircraft-in-Lindarangen-air-harbor-352042730137.jpg引用。



写真(上)1933年頃、イギリス、飛翔中のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)複葉双発飛行艇
;機首コックピットは開放式縦列3座席。ネイピア(Napier) ライオン(Lion)液令W型12気筒エンジン 500 hp (370 kW)2基を搭載。
Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真は, San Diego Air and Space Museum >Catalog #: 01_00088639引用。



写真(上)1933年頃、イギリス、水上滑走中のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)複葉双発飛行艇
;機首コックピットは開放式縦列3座席。ネイピア(Napier) ライオン(Lion)液令W型12気筒エンジン 500 hp (370 kW)2基を搭載。
Supermarine, Southampton Manufacturer: Supermarine Official Nickname: Southampton Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真は, San Diego Air and Space Museum >Catalog #: 01_00088638引用。


マッキ M.C.72レース用水上機 レジナルド・ミッチェルReginald Mitchellは、高速水上機だけではなく、折り畳み式主翼を持つ単発のウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇を設計し、1933年6月21日に初飛行させている。スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇は、船体と両翼の浮舟フロートを使って、水上で離着水するが、陸上用の降着装置として、ゴム主輪も装備している。このウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇の主脚は、飛行中、水上での運用中には、主脚を引き上げて、主翼下面に半開放式でゴム主輪を格納する。

ウォーラス スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)Mark.I は、金属製胴体であるのに対して、ウォーラス(Walrus)Mark.IIは、木製胴体でサロ(Salo)、すなわちサンダース・ローSaunders-Roe)社が製造した。1936–1944年の間に、スーパーマリン(Supermarine)社は、主にMark.Iを288機、サロ(Saunders-Roe:Salo)社は、主にMark.IIを453機生産している。レジナルド・ジョセフ・ミッチェルReginald Joseph Mitchell)設計のスーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇は、合計741機が量産されている。

ウォーラス(Walrus)Mark.I 単発飛行艇は、1936-1944年に740機が生産されたが、開発メーカーのスーパーマリン社は少なく、量産メーカーは、サロ(SARO)社、すなわちサンダース・ロー社Saunders-Roe Limited:SARO)で行われた。

スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇は、1944年1月に生産が終了となったが、総生産機数は741機である。このうち65%の453機は、ウォーラス(Walrus)Mark.IIで、サンダース・ロー(Saunders-Roe)社、すなわちこのサロ(Salo)社製である。

シーオッター シーオッター(Sea Otter)複葉飛行艇は、艦載機、海難救助などを目的とした単発飛行艇として、イギリス空軍イギリス海軍艦隊航空隊Fleet Air Arm:FAA)で制式、サンダース・ロー社Saunders-Roe Limited:SARO)で1943年から1946年6月までに292機が生産され、1950年代まで使用された。

スーパーマリン(Supermarine)のスーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇は、1934年7月24日に初飛行し、合計57機が量産され、最終気が就役したのは1939年4月3日と第二次世界大戦前に生産は中止され、新規配備は放棄された。このようにストランラー(Stranraer)飛行艇が早期に生産中止になった背景には、
1)第二次大戦勃発の危機、そして戦争開始によって、第一線機として爆撃機、戦闘機の量産が優先された、
2)1939年後半には、1937年10月16日初飛行のショート (Short)サンダーランド (Sunderland)四発飛行艇、アメリカのカタリナ飛行艇などストランラー飛行艇より高性能の代替飛行艇が存在していた、
ことが指摘できる。

スピットファイア さらに1934年、新型戦闘機として、全金属製引き込み脚単葉新鋭戦闘機の競争試作に加わった1936年3月5日、スーパーマリン(Supermarine)K5054スピットファイア(Spitfire)を初飛行させている。

1940年夏のイギリス本土航空決戦バトル・オブ・ブリテンに際してイギリス空軍スーパーマリン・スピットファイア(Spitfire)は、来襲したドイツ空軍爆撃機、戦闘機を撃退することに成功し、イギリスを救った戦闘機として称賛され、第二次世界大戦終戦までに2万3000機が量産された。

スーパーマリン(Supermarine)社の開発したシーオッター(Sea Otter)複葉飛行艇試作1号機の初飛行は、第二次世界大戦勃発前の1938年9月ですでにレジナルド・ミッチェル(Reginald Mitchell)は亡くなっている。

スピットファイア スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇は、スピットファイア(Spitfire)設計者レジナルド・ミッチェル(Reginald Mitchell, 1895-1937.6.11)が開発し、1944年1月に総生産機数は741機で生産が終了した。このうちウォーラス(Walrus)Mark.IIを中心に、453機はサロ(Salo: Saunders-Roe)社が生産している。 つまり、スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇は、スーパーマリン(Supermarine)社の開発だが、スーパーマリンでの生産は半数以下の288機に留まった。これは、スーパーマリンではスピットファイア(Spitfire)戦闘機の量産に資本、資源、労働力を集中していたためである。

写真(右)1935年、イギリス、ハルシオン"Halcyon"型掃海艇(Minesweepers)の脇を水上滑走するイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)複葉双発飛行艇:ハルシオン"Halcyon"型掃海艇(Minesweepers)は、基準排水量815t、全長74.8m、全幅10.2m、最高速力17ノット、航続距離10ノットで7,200マイル、乗員80名、兵装 45口径4インチ単装砲2基装備。
Een Britse vliegboot met daarachter een Brits marineschip nabij de haven van Southampton Shelfmark: KITLV 116543 Subject (topical): Aircraft Ports Seascapes Ships Subject (geographic): United Kingdom Note: Zie ook A 1039, 1256 en 1257. Reis met de Jan Pieterszoon Coen van de Stoomvaart Maatschappij Nederland, vertrokken op 24 mei 1927 vanuit Amsterdam. Album van Johanna Gerarda Jacoba (An) Wiegmans (Vreeland 1896-Den Haag 1987). Zij was onderwijzeres te Magelang (1927-1934?) en te Poerworedjo, vanaf circa 1935. Language: No linguistic content Country: No place, unknown, or undetermined Published: 1927.Part of Title: KITLV A1037
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:KITLV A1037 - Een Britse vliegboot met daarachter een Brits marineschip nabij de haven van Southampton, KITLV 95341.tiff引用。


スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)複葉双発飛行艇は、全幅20.29m、全長15.15m、総重量6,500kg、ネイピア(Napier)ライオン(Lion)W型12気筒水冷エンジン500 hp (370 kW)2基、最高速力174km/hで、イギリス空軍(RAF)に就役したほか、日本海軍、アルゼンチン海軍航空隊、デンマーク海軍も購入、使用した。インペリアル・エアウェイズ、日本航空輸送など民間航空も輸送機としても採用されている。

写真(右)1939年、オーストラリア南東部、ビクトリア州、(Victoria)メルボルン(Melbourne)南西20キロ、オーストラリア空軍(RAAF: Royal Australian Air Force)ポイント・クック基地(RAAF Base Point Cook)の水上機基地に待機しているオーストラリア空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)複葉双発飛行艇
Australian War Memorial (AWM) catalog number 044869: A Royal Australian Air Force Supermarine Southampton aircraft at RAAF Base Point Cook in 1939 Date 1939Ships Subject (geographic): United Kingdom Note: Zie ook A 1039, 1256 en 1257. Reis met de Jan Pieterszoon Coen van de Stoomvaart Maatschappij Nederland, vertrokken op 24 mei 1927 vanuit Amsterdam. Album van Johanna Gerarda Jacoba (An) Wiegmans (Vreeland 1896-Den Haag 1987). Zij was onderwijzeres te Magelang (1927-1934?) en te Poerworedjo, vanaf circa 1935. Language: No linguistic content Country: No place, unknown, or undetermined Collection Database of the Australian War Memorial under the ID Number: 044869
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:RAAF Supermarine Southampton (044869).jpg引用。


図(右)1926年、イギリス、イギリス空軍(RAF: Royal Air Force)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)複葉双発飛行艇の三面縮尺図;機首コックピットは縦列式で機首に1か所、胴体後方に2か所の円形開放式銃座が描かれている。
Supermarine Southampton 3-view drawing from NACA Aircraft Circular No.25 Date 1 December 1926 Author NATIONAL ADVISORY COMMITTEE FOR AERONAUTICS
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Supermarine Southampton 3-view NACA Aircraft Circular No.25.jpg引用。


スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)複葉双発飛行艇の諸元
全長Length: 49 ft 8+1⁄2 in (15.151 m)
全幅Wingspan: 75 ft 0 in (22.86 m)
全高Height: 20 ft 5 in (6.22 m)
主翼面積Wing area: 1,448 sq ft (134.5 m2)
空虚重量Empty weight: 9,697 lb (4,398 kg)
総重量Gross weight: 15,200 lb (6,895 kg)
最大離昇重量Max takeoff weight: 18,000 lb (8,165 kg)
発動機Powerplant:ネイピア(Napier)ライオン(Lion)W型12気筒水冷エンジン500 hp (370 kW)2基
最高速力Maximum speed: 95 mph (153 km/h, 83 kn)/海面上
航続距離Range: 544 mi (875 km, 473 nmi) /速力86 mph (75 kn; 138 km/h)/高度 2,000 ft (610 m)
航続時間Endurance: 6.3時間
実用上昇限度Service ceiling: 5,950 ft (1,810 m)
最高上昇限度Absolute ceiling: 8,100 ft (2,500 m)
上昇率Rate of climb: 368 ft/min (1.87 m/s)
上昇時間Time to altitude: 6,000 ft (1,800 m)/29分42秒
兵装Armament
口径.303インチ(7.7 mm)ルイス(Lewis)機関銃3挺
爆弾搭載量Bombs: 1,100 lb 主翼下面に懸架


5.トルコ空軍仕様スーパーマリン・サザンプトン(Southampton)B 双発飛行艇

写真(右)1933年、トルコ、トルコ空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)B 複葉双発飛行艇と取り囲むトルコ軍兵士;機首コックピットは縦列式で前の操縦席、後方航法士席に民間人らしい搭乗者が見える。主翼中央にも民間人が見える。また前列中央に官吏らしい人物も軍人と並んでいるので、イギリスからトルコに引き渡された時の撮影か。機首に1か所の円形開放式銃座が見える。プロペラは2翅プロペラを合わせた4翅プロペラが回転している。写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Supermarine Southampton Mk.II 1933.jpg引用。

トルコ空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)B 複葉双発飛行艇は、発動機をイスパノ・スイザ12NbrHispano-Suiza 12Nbr)液冷V型12気筒エンジン(740 hp)550 kW 2基に変更している。生産機数は、登録コードN3 から N8まで、6機である。

写真(右)1938年、トルコ、トルコ空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)B 複葉双発飛行艇;機首コックピットは縦列式で機首に1か所の円形開放式銃座が見える。
English: Supermarine Southampton in Turkish service (1938-1946) Date 1930s Source Turkish Air Force Author Unknown author
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Southampton >File:Supermarine Walrus (1938-1946).jpg引用。


トルコ空軍スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)B 複葉双発飛行艇には、登録コードN3 から N8が付与されている。そのほか、アルゼンチン空軍も、発動機をフランス製ロレーヌ・ディートリッヒLorraine-Dietrich)12E液冷W型12気筒エンジン(450 hp) 336 kW (排気量 24.4 L)2基に換装した機体を採用している。採用数は、木造胴体5機、金属製胴体3機の合計8機である。


6.イギリス空軍博物館のスーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)


写真(上)2018年12月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体左側面
;木製胴体のサザンプトン(Southampton)I 飛行艇は1925年3月10日に初飛行、23機生産。
The wooden hull of Supermarine Southampton I in Hangers 3&4 at the RAF Museum, Hendon, 4 December 2018. The varnished wood was the finish it had in service! Date 4 December 2018, 16:39 Source Supermarine Southampton I Author Hugh Llewelyn from Keynsham, UK
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southampton I (46300130761).jpg引用。



写真(右)2018年8月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体左側面
;木製胴体のサザンプトン(Southampton)I 飛行艇は1925年3月10日に初飛行、23機生産。
Description Supermarine Southhampton Date 13 August 2018, 10:04 Source Supermarine Southhampton Author Jeremy Oakley
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southhampton (29470684597).jpg引用。



写真(右)2018年8月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の機首と機首上面の開放式銃座
;木製円形銃座には、7.7ミリルイス機関銃用の金属製銃架が取り付けられる。飛行艇の機首底は、水上での抵抗、造波抵抗を考慮し、さらに水上安定性を確保する形状となっている。
Supermarine Southhampton Date 13 August 2018, 10:05 Source Supermarine Southhampton Author Jeremy Oakley:
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southhampton (42598907340).jpg引用。


写真(右)2010年5月,イギリス、ロンドン北部、イギリス空軍博物館(RAF Museum London)、カナダ・ビッカース社(Canadian-Vickers)製造のカナダ空軍(RCAF)スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇(920/CF-BXO)の機首正面;水線下は白色塗装して水が浸透したり、木製船体を腐食したりしないように配慮している。機首先端には、舫い綱を結ぶ金具が装着されている。機首先端上面には。7.7mmルイス機関銃1挺を装備可能な円形開放式銃座が設けられているが、海面で波を被らないように円筒で高い位置に開口部を設けている。ここに金属製銃架を固定し、機関銃を支える。円形銃座回転式なので、360度の射界を確保できる。ただし、イギリス空軍博物館に保管展示されている復元機では、機首銃座に機銃は装備されていない。
Nose of Supermarine Southampton flying boat N9899, at the Royal Air Force Museum London.
Date 14 May 2010
Source Flickr
Author Flickr user Les Chatfield
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Stranraer at RAF Museum London File:Supermarine Southampton N9899 nose at RAF Museum London Flickr 4607605230.jpg引用。


海上で運用される飛行艇は、陸上で運用される飛行機よりも
1)海面上で離着水して運用する場合の水密性と堅牢性
2)波浪のある洋上離着水時の水圧、特に波浪や離着水時の高速水上滑走でも飛行艇の船体が破損・変形しないような強度と頑丈さ
3)海水による機体の木製船体の腐食、金属部品の腐食の防止
が重視される。


写真(右)2018年4月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体右中央部上面
;木製胴体のサザンプトン(Southampton)I 飛行艇は1925年3月10日に初飛行、23機生産。
A sectioned part of the wooden hull of Supermarine Southampton I at the RAF Museum, Hendon, 24 April 2018. The varnished wood was the finish it had in service! Date 24 April 2018, 12:42 Source Supermarine Southampton I Author Hugh Llewelyn from Keynsham, UK
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southampton I (40983453495).jpg引用。



写真(右)2018年4月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の機首右中央部上面の縦列タンデム配置の操縦席
;木製胴体の操縦席には、前後ともに操縦桿がついている。
The cockpit and nose gun position of the wooden hull of Supermarine Southampton I at the RAF Museum, Hendon, 24 April 2018. The varnished wood was the finish it had in service! Date 24 April 2018, 12:42 Source Supermarine Southampton I Author Hugh Llewelyn from Keynsham, UK
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southampton I (41881947701).jpg引用。



写真(右)2019年9月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の機首前方の航法士・副操縦士席とその前に位置する主操縦席
;木製胴体の操縦席には、前後ともに操縦桿がついている。
Photo ref; Nikon-Coolpix-S9100-DSCN6969 (Edited) Date 21 September 2019, 12:18 Source Supermarine Shouthampton Mk.I (N9899) front cockpit detail, RAF Museum, Hendon. Author Roland Turner from Birmingham, Great Britain
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Shouthampton Mk.I (N9899) front cockpit detail, RAF Museum, Hendon. (49419055601).jpg引用。



写真(右)2019年9月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の機首前方の主操縦席
;木製胴体の操縦席には、前後ともに操縦桿がついている。
Photo ref; Nikon-Coolpix-S9100-DSCN6969 (Edited) Date 21 September 2019, 12:18 Source Supermarine Shouthampton Mk.I (N9899) front cockpit detail, RAF Museum, Hendon. Author Roland Turner from Birmingham, Great Britain
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Shouthampton Mk.I (N9899) cockpits detail, RAF Museum, Hendon. (49419275467).jpg引用。



写真(右)2019年9月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の機首前方左側面の開放式銃と開放式主操縦席
;左側面には、搭乗時に使用する金属製の手摺・足掛けがついている。天蓋のない開放席だが、クッションがついている。
Photo ref; Nikon-Coolpix-S9100-DSCN6969 (Edited) Date 21 September 2019, 12:18 Source Supermarine Shouthampton Mk.I (N9899) front cockpit detail, RAF Museum, Hendon. Author Roland Turner from Birmingham, Great Britain
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southampton I ‘N9899’ (32449671014).jpg引用。



写真(右)2018年4月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体後上方の2か所の開放式銃座と尾翼部分
;木製胴体に木製の円形銃座は2か所あるが、前方の1か所だけ7.7ミリルイス機関銃用の金属製銃架が復元されている。銃を支える銃架は金属製である。
The staggered dorsal gun positions of the wooden hull of Supermarine Southampton I at the RAF Museum, Hendon, 24 April 2018. The varnished wood was the finish it had in service! Date 24 April 2018, 12:42 Source Supermarine Southampton I Author Hugh Llewelyn from Keynsham, UK:
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southampton I (41881949931).jpg引用。



写真(右)2018年8月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体後上方の2か所の開放式銃座のうち右後方銃座
;木製胴体に木製の円形銃座は2か所あるが、左前方銃座の1か所だけ7.7ミリルイス機関銃用の金属製銃架が復元されている。銃を支える銃架は金属製である。
Supermarine Southhampton Date 13 August 2018, 10:08 Source Supermarine Southhampton Author Jeremy Oakley:
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southhampton (44407938431).jpg引用。


イギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇の木製胴体後方には、前後左右に偏らせて、木製の円形銃座が2か所設けられている。位置は、胴体後方の左前方銃座と右後方銃座とである。ともに7.7ミリルイス機関銃1丁を搭載し、機関銃は金属製銃架で支えられおり、円形銃座を360度回転して射界を確保している。ただし、イギリス空軍博物館に保管展示されている復元機では、左前方銃座にのみ機銃と銃架が復元されている。


写真(右)2018年8月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体後部左側面
;木製胴体側面には、昇降用梯子の取り付け金具がある。水上安定性を維持するために、胴体底面にはフィン(ひれ)がついている。水平尾翼、3枚の垂直尾翼は金属製で、銀色の羽布張りである。尾翼を支える金属製支柱が見える。
Supermarine Southhampton Date 13 August 2018, 10:06 Source Supermarine Southhampton Author Jeremy Oakley:
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southhampton (44407954681).jpg引用。



写真(右)2018年8月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体後上方の左前方の開放式銃座と7.7ミリルイス機関銃用の金属製銃架
;木製胴体前後左右に偏らせて、木製の円形銃座がある。これは左前方銃座と右後方銃座とである。ともに銃を支える銃架は金属製だが、復元機では左前方銃座にのみ機銃と銃架が復元されている。
Description Supermarine Southhampton Date 13 August 2018, 10:08 Source Supermarine Southhampton Author Jeremy Oakley:
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southhampton (44358150212).jpg引用。



写真(右)2006年12月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体後上方の左前方の開放式銃座に設置された.303口径7.7mmルイス(Lewis)機関銃と金属製銃架
;木製胴体に設けられた銃架には、取っ手がついていて、そこをもって360度回転することができる。
Photo ref; Nikon-D80-2013-DSC_1223 (Edited) Date 5 December 2006, 02:47 Source Lewis Gun and Mount, Supermarine Southampton, RAF Museum, Hendon. Author Roland Turner from Birmingham, Great Britain:
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southhampton (43690577554).jpg引用。


  .303口径7.7mmルイス(Lewis)機関銃の諸元
重量Mass  28ポンド (13 kg)
全長Length 50.5 インチ (1,280 mm)
銃身長Barrel length 26.5 インチ (670 mm)
弾薬Cartridge .303 ブリティッシュ(British)
発射速度Rate of fire 500–600 発/分
銃口初速Muzzle velocity 2,440 フィート/秒 (740 m/s)
有効射程Effective firing range 880 ヤード (800 m)
最大射程Maximum firing range 3,500 ヤード (3,200 m)
装填方式Feed system 47-発箱型弾倉あるいは97-発円形弾倉


写真(右)2010年5月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体後上方の左前方開放式銃座に搭載された.303口径7.7mmルイス(Lewis)機関銃
;木製胴体に捻じれた板で円筒形の銃座を設けている。金属製銃架は、木製銃座の金属製レールに取り付けられているために、360度回転して射撃することができる。
English: Open gunner's position on Supermarine Southampton N9899, at the Royal Air Force Museum London. Date 14 May 2010 Source Flickr : https://www.flickr.com/photos/elsie/4606993005 Author Flickr user Les Chatfield :
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southampton N9899 at RAF Museum London Flickr 4606993005.jpg引用。


イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の胴体後上方の左前方開放式銃座には、.303口径7.7mmルイス(Lewis)機関銃1挺が金属製銃架で搭載されている。開放式銃座は、木製胴体に捻じれた板で円筒形の穴を設け、そこに金属製銃架を設置している。この銃架は、木製銃座の金属製レールを360度回転するので、周囲を射撃することが可能で、射界は広い。


写真(右)2018年8月、イギリス、ロンドン郊外、ヘイドン(Heidon)、イギリス空軍博物館に復元展示されているイギリス空軍(RAF)スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)I 飛行艇(N9898)の尾部
;木製胴体だが、水平尾翼、3枚の垂直尾翼は金属製で、銀色の羽布張りである。尾翼を支える金属製支柱が見える。
Supermarine Southhampton Date 13 August 2018, 10:08 Source Supermarine Southhampton Author Jeremy Oakley:
写真はWikimedia Commons., Category:Supermarine Southampton at RAF Museum London File:Supermarine Southhampton (43690577554).jpg引用。



7.スーパーマリン(Supermarine)スカパ(Scapa)双発飛行艇

写真(右)1933年、イギリス南西海岸、サフォーク(Suffolk)州フィーリックストウ(Felixstowe)、イギリス海軍スーパーマリン(Supermarine)スカパ(Scapa)飛行艇;降着装置のゴム主輪は、主翼が展開されていれば、引き上げて下主翼下面の格納スペースに収めることができる。中央のブリストル(Bristol)ペガサス(Pegasus)VI 空冷9気筒エンジン775hpの後端は、空気抵抗を減少させるように流線形に整形されている。艦載機としても使用するために、主翼を折り畳むことが可能である。
A Royal Navy Supermarine Scapa at the Marine Aircraft Experimental Establishment, Felixstowe, Suffolk (UK), in 1933. Date 1933 ATP 8462B from the collections of the Imperial War Museums. Flag of the United Kingdom.svg Author British official photographer
写真はWikimedia Commons, Category:Supermarine Scapa >File:Supermarine Scapa.jpg引用。


スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)飛行艇の後継機は、1932年に登場したときサザンプトンIV 飛行艇と命名されていた。しかし、新鋭機として印象付けるために、1933年10月、スカパ(Scapa)飛行艇と改名された。

イギリス空軍の大型飛行艇の命名法は、イギリス本国、イギリス連邦自治国(ドミニオンのオーストラリア・カナダなど)、イギリス領植民地(ビルマ・マライなど)の都市名に因んで飛行艇の名称とした。

イギリスの双発以上の大型飛行艇は、シンガポール、ロンドン、サザンプトン、シドニー、サザンプトン、スカパと続いた。そして、サザンプトンIV飛行艇をストランラー(Stranraer)飛行艇と改名し、新鋭機を印象付け売り込みを図ったのである。両機の外見上の差異は、サザンプトン(Southampton)複葉双発飛行艇の3枚垂直尾翼が双尾翼になり、構造の上では木製胴体を金属製胴体とした。


図(上)1936年、イギリス、スーパーマリン(Supermarine)スカパ(Scapa)飛行艇の内部構造図

Supermarine Scapa detail drawing from NACA-AC-203 Date 1 March 1936 Source NASA:The Vickers-Supermarine "Scapa" (British) : a military flying boat Author NACA Aircraft Circular
写真はWikimedia Commons, Category:Supermarine Scapa >File:Supermarine Scapa detail NACA-AC-203.png引用。


スカパ(Scapa)飛行艇試作機(S1648)は、イギリス航空省の1931年のスペックR20/31で設計された。完成したスーパーマリン(Supermarine)スカパ(Scapa)飛行艇量産型は、1933年のスペックR19/33で開発され、イギリス空軍(RAF)の登録コードK4191からK4200、K7304からK7306を与えられ、1935年末までに配属された。

スーパーマリン(Supermarine)スカパ(Scapa)飛行艇は、シュナイダー杯に出場したスーパーマリンS.5、S.6水上機を開発し、後にスピットファイア戦闘機を設計したレジナルド・J・ミッチェルによって設計された。1932年6月8日初飛行、1935年就役、生産機数15機、1939年退役。

1936年、スーパーマリン(Supermarine)スカパ(Scapa)飛行艇の三面図
Supermarine Scapa 3-view drawing from NACA-AC-203 Date 1 March 1936 NASA:The Vickers-Supermarine "Scapa" (British) : a military flying boat Author NACA Aircraft Circular
写真はWikimedia Commons, Category:Supermarine Scapa >File:Supermarine Scapa 3-view NACA-AC-203.png引用。


スーパーマリン(Supermarine)スカパ(Scapa)水陸両用飛行艇の諸元
乗員Crew: 5名
全長Length: 53 ft 0 in (16.15 m)
全幅Wingspan: 75 ft 0 in (22.86 m)
全高Height: 21 ft 0 in (6.40 m)
主翼面積Wing area: 1,300 sq ft (120 m2)
空虚重量Empty weight: 10,030 lb (4,550 kg)
総重量Gross weight: 16,080 lb (7,294 kg)
発動機Powerplant: ロールスロイス(Rolls-Royce)ケストレル(Kestrel)IIIMS V-12型液令エンジン 525 hp (391 kW)
プロペラPropellers: 2-翅木製固定ピッチプロペラ
性能Performance
最高速力Maximum speed: 142 mph (229 km/h, 123 kn)/3,280 ft (1,000 m)
巡行速力Cruise speed: 100 mph (160 km/h, 87 kn) / 5,000 ft (1,524 m)
航続距離Range: 1,000 mi (1,600 km, 870 nmi)/2,650 lb (1,202 kg)
実用上昇限度Service ceiling: 15,500 ft (4,700 m)
上昇率Rate of climb: 625 ft/min (3.18 m/s)
上昇時間: 9,840 ft (2,999 m) / 20 分
翼面荷重Wing loading: 12.3 lb/sq ft (60 kg/m2)
出力比率Power/mass: 0.065 hp/lb (0.107 kW/kg)
兵装Armament 0.303 in (7.7 mm)ルイス(Lewis)機関銃の 機首1挺、胴体中央後部2挺
爆弾搭載量: 1,000 lb (454 kg)/主翼下面


8.ショート(Short)シンガポール(Singapore)双発飛行艇

写真(右)1926年、イギリス、水上滑走中のイギリス空軍(RAF: Royal Air Force)ショート(Short)シンガポール(Singapore)II 複葉飛行艇(K692)の左側面;水平尾翼は1枚、垂直尾翼は3枚ある。機首コックピットは開放式縦列3座席である。機首、胴体後上方2か所の合計3つの開放式銃座が設けられている。
Short , S.12, Singapore II Manufacturer: Short Designation: S.12 Official Nickname: Singapore II Notes: UK Repository: San Diego Air and Space Museum Archive
写真はSmugMug+Flickr., SDASM Archives >Catalog #: 01_00087371引用。


1926年8月26日初飛行のショート(Short)シンガポール(Singapore)複葉飛行艇は、軍用仕様で、金属製胴体、複葉、発動機はロールスロイス(Rolls-Royce)コンドル(Condor)IIIAエンジン 650 hp (480 kW)2基を搭載し、登録コードG-EBUPを付与された。しかし、試作1基のみで運用試験に使われただけで終わった。シンガポール(Singapore)複葉飛行艇は、双発から四発機まで各型合計で1934–1937年の間に37機が量産された。

海洋航空実験機関(Marine Aircraft Experimental Establishment :MAEE)の前身は、1918年10月にイギリス南東岸ケント州、ロンドン東50キロ、テムズ川河口にあるイギリス空軍(RAF)アイル・オブ・グレイン(Isle of Grain)基地に設けられ、水上機や飛行艇の試験・審査をする機関である。さらに、1920年3月には海洋に関する兵器についての試験・審査も担当するようになり、1924年からその名称に変更になった。

⇒写真集Album:ショート(Short)シンガポール(Singapore)飛行艇を見る。


9.スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)双発飛行艇

写真(右)1939年末、輸送船団近くに着水したイギリス空軍(Royal Air Force)第240飛行隊スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)Mark I 飛行艇(K7295):船団の近くに着水した。
Aircraft of the Royal Air Force 1939-1945- Supermarine Stranraer. Stranraer Mark I, K7295 ‘BN-L’, of No. 240 Squadron RAF based at Stranraer, Ayrshire, in flight. Date between 1939 and 1945. CH 2548 from the collections of the Imperial War Museums. Author Daventry B J (Mr), Royal Air Force official photographer
写真はWikimedia Commons, Category:No. 240 Squadron RAF File:Aircraft of the Royal Air Force 1939-1945- Supermarine Stranraer. CH2551.jpg引用。


スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇は、スーパーマリン・スカパ(Scapa)飛行艇ロールスロイス(Rolls-Royce)ケストレル(Kestrel)液冷V型12気筒エンジン(排気量21.2L)700hp2基をやめて、出力を強化したブリストル(Bristol)ペガサス(Pegasus)IIIM空冷星形9気筒エンジン(排気量28.7 L)920 hp2基に換装しために、性能は向上した。就役したのは、1937年で、それに伴って前作スカパ飛行艇は、1938年に退役した。

スーパーマリン・ストランラー(Stranraer)飛行艇は、総生産機数57機であるが、イギリスの本家スーパーマリン(Supermarine)社では17機生産されただけで、のこり40機はカナダ・ビッカース社(Canadian Vickers )でライセンス生産された。カナダ製スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇は、カナダ空軍(Royal Canadian Air Force :RCAF)に配備され、対潜水艦哨戒、沿岸偵察の任務に就いた。その場合、爆雷や爆弾は、1000ポンド(450kg)まで搭載することができた。

写真(右)2017年4月,イギリス、ロンドン北部、イギリス空軍博物館(RAF Museum London)、カナダ・ビッカース社(Canadian-Vickers)製造のカナダ空軍(RCAF)スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇(920/CF-BXO)の左側面;海上救難用に機首の周りには、海難者・不時着水者が海上で掴まることができるように金属製の手摺が設けられている。
IMG_9881.jpg Date 20 April 2017, 12:41 Source IMG_9881.jpg Author Clemens Vasters from Viersen, Germany, Germany
写真はWikimedia Commons, Category: Supermarine Stranraer at RAF Museum London File:Royal Air Force Museum IMG 9881 (33360714714).jpg引用。


カナダ・ビッカース社(Canadian-Vickers)製造のカナダ空軍(RCAF)スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)双発飛行艇(920/CF-BXO)の発動機はイギリス製ブリストル(Bristol)ペガサス(Pegasus)X空冷星形9気筒エンジン(排気量1750立方インチ;28.79 L)2基だった。しかし、戦後に民間航空1947年にクイーンシャーロット航空(Queen Charlotte Airlines)に就役したときに、発動機をアメリカ製ライト(Wright)サイクロン(Cyclone)R 1820空冷星形9気筒エンジン(排気量1820立方インチ;;29.9 L)に換装している。したがって、イギリス空軍博物館(RAF Museum London)に展示されているスーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)双発飛行艇は、カナダ空軍で使用していた時期を再現してはいるが、発動機は換装され、オリジナルとは異なっている。

カナダ・ビッカース製ストランラー(Stranraer)飛行艇(920/CF-BXO)は、1945年2月に退役し民間のカナダ航空(Canadian Pacific Airlines)に払い下げられ、1947年まで使用された。

スーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter)水陸両用飛行艇やスーパーマリン・ストランラー(Stranraer)双発飛行艇のような低速の旧式飛行艇でも、第二次大戦後も1950年代まで就役していたのは、沿岸における海上救難用に有用だったためである。救難時に目立つように、白色塗装が施されていた。

⇒写真集Album:スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇を見る。


10.スーパーマリン(Supermarine)A.27 ロンドン(London)双発飛行艇


写真(上)1938年1月26日、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州シドニー、イギリス空軍(Royal Air Force)第204飛行隊サンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)飛行艇
:燃料タンクを胴体背面に増設した長距離仕様で、1937年から1938年にかけて、イギリス空軍第204飛行隊のサンダース・ロー((Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)飛行艇は、シドニー植民地設立150周年を記念してイギリスからオーストラリアへの長距離飛行した。
English: A Saro London flying boat of No. 204 Squadron Royal Air Force Date 1930s Source Thetford, Owen (1957) Aircraft of The Royal Air Force 1918-57, London: Putnam, pp. p.360 Author Air Ministry Photo.
写真はWikimedia Commons, Category:Saro London File:Saro London 01.jpg引用。


イギリス航空省は、1930年にイギリス空軍向け長距離哨戒飛行艇の開発を要請し、ブラックバーン(Blackburn)社は、パラソル複翼、双垂直尾翼、発動機試ブリストル ペガサス II(Pegasus II)空冷エンジン2基の双発複葉飛行艇を開発し、試作機を1934年3月に初飛行させた。これがサンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)双発飛行艇で、1936-1941年に就役、1934–1938年に31機が生産された。

1788年、オーストラリア東岸のシドニーにヨーロッパから初めての移民が入植した。1938年12月、このオーストラリア移民シドニー上陸150年を記念して、イギリスからシドニーに、イギリス空軍(Royal Air Force)のサンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)飛行艇がオーストラリア移民開拓の記念長距離飛行をした。

写真(右)1938年1月26日、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州シドニー、イギリス空軍(RAF)第204飛行隊サンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)飛行艇
Flying boat on Sydney Harbour, 26 January 1938, taken for the Sun Newspaper, from original negative, State Library of New South Wales, ON 388/Box 072/Item 318 Date 26 January 1938 Source State Library of New South Wales, ON 388/Box 072/Item 318 Author Sun Newspaper .
写真はWikimedia Commons, Category:Saro London File:Flying Boat on Sydney Harbour, 26 January 1938.jpg引用。


1937年から1938年にかけて、イギリス空軍第204飛行隊のサンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)双発飛行艇は、シドニー植民地設立150周年を記念してイギリスからオーストラリアへの長距離飛行した。この機体は、長距離飛行のために、燃料タンクを胴体背面に増設し航続距離を4180kmに伸ばした長距離特別仕様である。

胴体背部に大型燃料タンク・バルジを増設しているので、オーストラリア飛行の特別仕様サンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)飛行艇は識別容易である。

写真(右)1938年、イギリス=オーストラリア間、植民地設立、イギリス空軍サンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)飛行艇:機首密閉式コックピット左操縦席の左ガラス窓が開放されている。胴体背部に大型燃料タンク・バルジを増設している長距離仕様で、イギリス=オールトラリア間のオーストラリア植民150年記念飛行に使用された。
Aircraft of the Royal Air Force 1939-1945- Saro A.27 London. London Mark II, K5910 ‘BN-L’, of No. 240 Squadron RAF based at Sullom Voe, Shetland Islands, in flight over the North Sea. Date between 1939 and 1945 CH 1922 from the collections of the Imperial War Museums. Author Royal Air Force official photographer.
写真はWikimedia Commons, Category:Saro London File:Aircraft of the Royal Air Force 1939-1945- Saro A.27 London. CH1922.jpg引用。


イギリス空軍サンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)飛行艇の諸元
乗員: 6名 全長: 17.23 m (56 ft 6 in) 全高: 5.72 m (18 ft 9 in) 全幅: 24.39 m(80 ft 0 in)
主翼面積: 132.4 m² (1,425 ft²)
空虚重量: 5,045 kg (11,100 lb)、総重量: 8,364 kg (18,400 lb) 最大離昇重量: 10,000 kg (22,000 lb)
発動機: ブルストル ペガサス X 空冷星型、 915馬力 2基

写真(右)1939年末、輸送船団の上空哨戒任務に就いている、イギリス空軍(Royal Air Force)第240飛行隊サンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)飛行艇:右手前に主翼左右から吊り下げられている浮舟フロートが写っている。
Royal Air Force 1939-1945- Coastal Command A convoy in 'northern waters', seen from a No 240 Squadron Saro London, late 1939. Date between 1939 and 1945 HU 100029 from the collections of the Imperial War Museums. Author Royal Air Force official photographer.
写真はWikimedia Commons, Category:No. 240 Squadron RAF File:Royal Air Force 1939-1945- Coastal Command HU100029.jpg引用。


イギリス空軍サンダース・ロー(Saunders Roe)A.27 ロンドン(London)飛行艇の性能
最高速力: 250 km/h(135ノット)/高度2,000 m
巡航速度: 206 km/h(111ノット)/高度6,000 m
フェリー飛行時航続距離: 2,800 km(1,510マイル)
航続距離: 1,770 km(956マイル)
実用上昇限度: 6,067 m (19,900 ft)
上昇率: 6.0 m/s (1,180 ft/min)
爆弾搭載量: 902 kg (2000 ポンド)

コンソリデーテッド(Consolidated)PBY 1935年3月28日に初飛行したアメリカのコンソリデーテッド(Consolidated)PBYカタリナ(Catalina)双発飛行艇は、アメリカ海軍のほか、イギリス空軍(RAF)、カナダ空軍(Royal Canadian Air Force:RCAF)、オーストラリア空軍(Royal Australian Air Force:RAAF) でも制式され、哨戒、偵察、沿岸警備、船団護衛、海難救助に用いられた。また、PBY-5Aカタリナ飛行艇は、引き込み脚を装備して水陸両用飛行艇となったが、アメリカ陸軍航空隊も引込み式車輪を装備したOA-10Aカタリナ水陸両用飛行艇を制式し、海難救助機として用いている。

名機コンソリデーテッド(Consolidated)PBY カタリナ(Catalina)双発飛行艇は、カナダ・ヴィッカース社、カナダ・ボーイング社でもライセンス生産された。カタリナ(Catalina)双発飛行艇は、1936年以来1945年までに3,276機が大量生産され、スーパーマリン(Supermarine)A.27 ロンドン(London)飛行艇、ショート(Short)シンガポール(Singapore)III 飛行艇を上回った性能、信頼性を発揮した。つまり、アメリカから武器貸与法でカタリナ飛行艇が供与されるのであれば、イギリス製双発飛行艇を量産する意義は乏しかったのである。


11.イギリス空軍ブラックバーン(Blackburn)アイリス(Iris)三発飛行艇

写真(右)1927年、イギリス、水上で待機しているイギリス空軍ブラックバーン(Blackburn)アイリス(Iris Mk III)飛行艇(N238):1931年2月4日にイギリス南西海岸、プリマス・サウンドで、好天で海も静かだったで操縦ミスにより墜落し、搭乗員・同乗者12名のうち8名が死亡した。
Blackburn Iris Mk III N238 There was a terrific impact, a great fountain of water shot up into the air then there was a big explosion. The flying boat lurched, toppled onto its side then sank with eight men trapped in the cabin. After a brief pause, one of the aircraft's floats surfaced followed by the tip of the rudder and it lay half submerged and upside down, before turning on its side. Wilfred Little, a harbour pilot and Harry Hole were sailing nearby and were the first on the scene of the incident and rescued two men clinging to the wings. The Mount Batten station commander and Aircraftsman Shaw (T.E. Lawrence) arrived in an RAF launch who saved two more. The aircraft broke in half and the forward part was brought up the next day onto the slipway at Mount Batten, with the stern half and the bodies of the missing crew recovered later by salvage divers.
写真は, The SHIPS Project CIC Blackburn Iris Mk III N238引用。


イギリス空軍(RAF)ブラックバーン(Blackburn)アイリス(Iris)三発飛行艇は、1926年6月18日初飛行で、総生産機数5機、1934年に退役し、後継機のブラックバーン(Blackburn)パース(Perth)飛行艇が替わって就役した。

イギリス空軍ブラックバーン(Blackburn)アイリス(Iris)飛行艇は、全ての形式で機首コックピットは、正面ガラス風防があるだけの開放式コックピットで、操縦士・副操縦士が並列して着席する。しかし、気温の低い、北海上空、特に厳冬期や荒天時に長時間哨戒飛行することは困難であったと思われる。

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12.サンダース・ロー(Saunders-Roe)A.19 クラウド(Cloud)双発飛行艇

写真(右)1930年7月、イギリス、サンダース・ロー(Saunders-Roe)A.19/1 クラウド(Cloud)双発飛行艇試作1号機(L4):1930年7月に初飛行、登録コードG-ABCJを付与された。その後カナダに売却され、登録コードCF-AREとして、1931年12月から1934年1月まで就航した。
C/n A.19/1 was the prototype and first flew in July 1930, allotted the 'Class B' marking L-4, later it was reregistered G-ABCJ. Originally it had two 300 hp Wright J-6 Whirlwind engines to facilitate maintenance in Canada, where its purchaser, Captain R. Holt, operated it between December 1931 and January 1934, as CF-ARE...
写真は, Grace's Guide File:Im19321117FL-Iris5.jpg引用。


サンダース・ロー(Saunders-Roe)A.19/1 クラウド(Cloud)双発飛行艇試作1号機(L4)は、1930年7月15日にライト(Wright)J-6 空冷星形エンジン300 hp(224 kW)2基を搭載して初飛行、登録コードG-ABCJを付与された。その後カナダに売却され、登録コードCF-AREとして、1931年12月から1934年1月まで就航した。

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13.スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇

写真(右)1941年末以降、イギリス南岸、ドーセット(Dorset)、ワームウェル(Warmwell)の飛行場に駐機するイギリス空軍第276あるいは第277飛行隊のスーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus:セイウチ)Mark I水陸両用飛行艇
IWM caption : Walrus Mark I (no serial number visible) of Nos. 276 or 277 Squadrons RAF, on the ground at Warmwell, Dorset. Date World War II CH 18540 from the collections of the Imperial War Museums. Author RAF Warmwell Royal Air Force official photographe 写真はWikimedia Commons, Category:Supermarine Walrus >File:Supermarine Walrus at Warmwell WWII IWM CH 18540.jpg引用。


ウォーラス(Walrus) スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)Mark.I 飛行艇は、本来、冒険飛行用にカタパルトから射出可能な水陸両用飛行艇として、スピットファイア(Spitfire)と同じレジナルド・ジョセフ・ミッチェルReginald Joseph Mitchell:1895-1937)技師の設計になり、当初は、シーガル(Seagull)Vと呼ばれていた。

スーパーマリン(Supermarine)シーガル(Seagull)Vの試作機を、イギリス海軍艦隊飛行隊(FAA)第702飛行隊が、40.6cm45口径三連装砲塔3基9門搭載のネルソン(Nelson)級戦艦 (Nelson class Battleship)の艦載機として試験的に使用し、イギリス空軍が1935年8月に制式した。 スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)は、ブリストル(Bristol)ペガサス(Pegasus)IIM2 空冷9気筒エンジン620 HP1基搭載の単発飛行艇として、イギリス海軍巡洋艦・戦艦の艦載機としての利用された。しかし、戦局の好転と旧式化のために、1944年2月には中止された。

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14.スーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter:ラッコ)複葉飛行艇

写真(右)1943-1945年頃、イギリス艦隊飛行隊スーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter)水陸両用飛行艇の正面;降着装置のゴム主輪は、引き上げて下主翼下面の格納スペースに収めることができる。
The Royal Navy during the Second World War An aerodrome study of the Supermarine Sea Otter I. A 27225 from the collections of the Imperial War Museums. Flag of the United Kingdom.svg Author Royal Navy official photographer Associated themes Fleet Air Arm 1939-1945, Royal Navy 1939-1945 Author Daan Noske / Anefo Reconnaissance, naval aviation
写真はWikimedia Commons, Category:Supermarine Sea Otter >File:The Royal Navy during the Second World War A27225.jpg引用。


イギリス海軍艦隊飛行隊(Fleet Air Arm)は、1930年代から1950年代初めまで、当初はスーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus:セイウチ)水陸両用飛行艇を、次いでスーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter:ラッコ)水陸両用飛行艇を制式し、サンダース・ロー社Saunders-Roe Limited:SARO)で量産して、艦載偵察機、弾着観測機、そして海難救助機として長らく使用していた。ともに折り畳み式複葉、単発、3-4人乗りの艦載可能な小型飛行艇で、左右の下主翼に海上用の固定式浮舟フロートを付けていると同時に、陸上用の引込み式ゴム主輪2輪も装着していた。

シーオッターSea Otter ウォーラス(Walrus:セイウチ)飛行艇も、海で捕食するが、沿岸で生息する水陸両用の哺乳類セイウチ科のウォーラス(Walrus:セイウチ)から命名している。シーオッター(Sea Otter:ラッコ)は、北アメリカ大陸から千島列島の岸に棲息する食肉目イタチ科で、寒冷な海にすむために良質な毛皮で覆われている。イギリス軍の水陸両用飛行艇は、陸上でも海でも行動できる哺乳類である水陸両棲の哺乳類から命名されている。

レジナルド・ジョセフ・ミッチェルReginald Joseph Mitchell:1895-1937)が設計したーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)複葉飛行艇の後継機が、スーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter)複葉飛行艇で、1938年9月23日に初飛行したが、生産は1942年から、部隊配備は1943年からに遅れた。

シーオッター スーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter)飛行艇は、ウォーラス(Walrus)飛行艇後継機として1943年から1946年7月の生産中止までにサンダース・ロー社Saunders-Roe Limited:SARO)で合計293機が生産され、イギリス海軍Royal Navy艦隊航空隊Fleet Air Arm : FAA)、イギリス空軍RAF:Royal Air Force)で制式されている。

スーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter)複葉飛行艇の生産は、スーパーマリン社ではなく、サンダース・ロー社Saunders-Roe Limited:SARO)で行われ、 592機の発注がなされた。しかし、生産機数は第二次大戦後の1946年7月までに合計292機だった。

⇒写真集Album:スーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter)単発飛行艇を見る。


15.アメリカのシコルスキー(Sikorsky)S-36双発飛行艇

写真(右)1927年10月頃,アメリカ東端、メイン州(Maine:ME)南西部、州都ポートランド(Portland)南10キロ、オールドオーチャード(Old Orchard)海岸に引き返してきた女性事業家フランシス・グレイソン(Frances Grayson)のシコルスキー(Sikorsky)S-36水陸両用飛行艇「曙」"The Dawn" (NX-1282; c/n 3) の稼働する右発動機:ライト (Wright)R-790ワールウィンド(Whirlwind)空冷星形9気筒エンジン 排気量90立方インチ(12.9 L) 200 hp (149 kW)2基装備だが、エンジンカウリングのない発動機(左)にはカバーが掛けられている。ブライス・ゴールドスボロース(Brice Goldsborough),女性事業家フランシス・グレイソン(1892-1927),オスカー・オムダル(Oskar Omdal):
Plane Dawn Lewiston, ME. Creator: Jones, Leslie, 1886-1967 (photographer) Aviation: Boardman, Earhart & Grayson Date: 1917-1934 (approximate) Publisher: Boston Public Library, Print Department Genre: Glass negative Extent: 4 x 5 in
写真はBoston Public Library , Leslie Jones: The Camera Man BPL Accession: 08_06_002096引用。


1927年初飛行のアメリカ製シコルスキー(Sikorsky)S-36水陸両用飛行艇は、乗客6-8人乗りの下主翼左右に浮舟フロートを装備した飛行艇だが、胴体中央部下左右側面にゴム車輪を装備し、陸上での離着陸も可能な水陸両用飛行艇である。S-36装備した発動機は、ライト (Wright)R-790ワールウィンド(Whirlwind)空冷星形9気筒エンジン 排気量90立方インチ(12.9 L) 200 hp (149 kW)2基で、小型軽量で固定ピッチ2翅プロペラを駆動する。生産機数は6機のみ。

⇒写真集Album:シコルスキー(Sikorsky)S-36水陸両用飛行艇を見る。


16 .シコルスキー(Sikorsky)S-38水陸両用飛行艇

写真(右)1930年代,アメリカ、水上で係留中のシコルスキー(Sikorsky)S-38飛行艇:上主翼の上に2人の男性が乗って、ゴムホースで主翼上面の燃料タンクに給油作業をしている。
AL231 Davis Album Photo_000142 Image from a photo album (AL-231) showing San Diego during the 1930s and the Canal Zone in Panama. Unknown Donor.
写真はflicker, SDASM Archives AL231 Davis Album Photo_000142引用。


シコルスキー(Sikorsky)S-38水陸両用飛行艇は、全長12.3メートル、全幅21.8メートル、発動機はプラット・アンド・ホイットニー (Pratt & Whitney)R-1340 ワスプ(Wasp)空冷星型9気筒420 hp2基搭載、巡航速力は時速165キロ、航続距離960キロで、8-10名を乗せることができる。

シコルスキー(Sikorsky)S-38水陸両用行艇は、1928年5月25日の初飛行以来10年以上が経過しても、使いやすく、経済的で、信頼性があったために、1940年代になっても現役で使用されていた。100機以上が量産され、21世紀になってもレプリカとして再生産された機体が飛行している。

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17.ドルニエ(Dornier)Do-18飛行艇


写真(右)1930-1931年頃、ドイツ、ドルニエDo 18 D飛行艇
;1933年ナチ党政権樹立以来、ドイツの国籍標識には、垂直尾翼に赤帯、白丸、黒の鍵十字を描いているが、この民間航空の国籍標識は、1935年のドイツ再軍備宣言、ドイツ空軍創設以降も引き継がれ、1939年9月の第二次世界大戦勃発まで続く。大戦では、この赤白の国籍指標は廃止され、ナチ党逆卍を白縁取りの黒で描いている。エンジンは主翼上面に3翅プロペラの液冷エンジンを2基の串型に配備している。
SDASM Archives Ray Wagner Collection Image PictionID:46170028 - Catalog:16_007459 - Title:Dornier Do 18D Nowarra
Collection - Filename:16_007459.TIF - Image from the Ray Wagner Collection. Ray Wagner was Archivist at the San Diego Air and Space Museum for several years and is an author of several books on aviation.
写真はSDASM Archives・PictionID:46170028引用。


ドルニエDo18飛行艇は、戦前からルフトハンザ航空などの民間航路で活躍し、1939年に第二次世界大戦が勃発してからも、信頼性と航続力の高さを活かして、ドイツ空軍で当初は、哨戒偵察機として、後には、後方における連絡用務輸送、海難救助の任務で活躍した。生産機数は100機と飛行艇としては、それなりに量産されている。

⇒写真集Album:ドルニエ(Dornier) Do 18飛行艇を見る。



2011年7月刊行の『写真・ポスターに見るナチス宣伝術-ワイマール共和国からヒトラー第三帝国へ』青弓社(2000円)では、反ユダヤ主義、再軍備、ナチ党独裁、第二次世界大戦を扱いました。
 ここでは日本初公開のものも含め130点の写真・ポスターを使って、ヒトラーの生い立ち、第一次大戦からナチ党独裁、第二次大戦終了までを詳解しました。
バルカン侵攻、パルチザン掃討戦、東方生存圏、ソ連侵攻も解説しました。

◆毎日新聞「今週の本棚」に『写真・ポスターから学ぶ戦争の百年 二十世紀初頭から現在まで』(2008年8月25日,青弓社,368頁,2100円)が紹介されました。ここでは,第二次大戦,ユダヤ人虐殺・強制労働も分析しました。


ナチ党ヒトラー独裁政権の成立:NSDAP(Nazi);ファシズムの台頭
ナチ党政権によるユダヤ人差別・迫害:Nazis & Racism
ナチスの優生学と人種民族:Nazis & Racism
ナチスの再軍備・人種差別:Nazism & Racism
ナチスT4作戦と障害者安楽死:Nazism & Eugenics
ドイツ国防軍のヒトラー反逆:Ludwig Beck
ゲオルク・エルザーのヒトラー暗殺未遂:Georg Elser
ポーランド侵攻:Invasion of Poland;第二次大戦勃発
ワルシャワ・ゲットー写真解説:Warsaw Ghetto
ウッジ・ゲットー写真解説:Łódź Ghetto
シーオッター(Sea Otter)ヴィシー政権・反共フランス義勇兵:Vichy France :フランス降伏
バルカン侵攻:Balkans Campaign;ユーゴスラビア・ギリシャのパルチザン
バルバロッサ作戦:Unternehmen Barbarossa;ソ連侵攻(1)
スターリングラード攻防戦;Battle of Stalingrad :ソ連侵攻(2)
ワルシャワゲットー蜂起:Warsaw Uprising
アンネ・フランクの日記とユダヤ人虐殺:Anne Frank
ホロコースト:Holocaust;ユダヤ人絶滅
アウシュビッツ・ビルケナウ収容所の奴隷労働:KZ Auschwitz
マウトハウゼン強制収容所:KZ Mauthausen
ヒトラー:Hitler
ヒトラー総統の最後:The Last Days of Hitler
自衛隊幕僚長田母神空将にまつわる戦争論
ハワイ真珠湾奇襲攻撃
ハワイ真珠湾攻撃の写真集
開戦劈頭の「甲標的」特別攻撃隊
サンダース ロー A.19 クラウド飛行艇
サイパン玉砕戦:Battle of Saipan 1944
沖縄玉砕戦と集団自決:Battle of Okinawa 1945
沖縄特攻戦の戦果データ
戦艦「大和」天1号海上特攻 The Yamato 1945
人間爆弾「桜花」Human Bomb 1945
人間魚雷「回天」人間爆弾:Kaiten; manned torpedo
海上特攻艇「震洋」/陸軍特攻マルレ艇
日本陸軍特殊攻撃機キ115「剣」
ドイツ軍装甲車Sd.Kfz.250/251:ハーフトラック
ドイツ軍の八輪偵察重装甲車 Sd.Kfz. 231 8-Rad
ソ連赤軍T-34戦車
日本海軍川西H6K5九七式大型飛行艇VI号ティーガー重戦車
V号パンター戦車
ドイツ陸軍1号戦車・2号戦車
ドイツ陸軍3号戦車・突撃砲
ドイツ陸軍4号戦車・フンメル自走砲
イギリス軍マチルダMatilda/バレンタインValentine歩兵戦車
イギリス陸軍A22 チャーチル歩兵戦車: Churchill Infantry Tank Mk IV
イギリス軍クルーセーダーCrusader/ カヴェナンター/セントー巡航戦車
イギリス陸軍クロムウェル/チャレンジャー/コメット巡航戦車
アメリカ軍M3Aスチュアート軽戦車/M3グラント/リー中戦車
アメリカ陸軍M4シャーマン中戦車Sherman Tank
イギリス軍M4A4シャーマン・ファイアフライ Sherman Firefly戦車
シャーマン・クラブフライル地雷処理戦車 Sherman Crab Flail
英軍M10ウォルブリン/アキリーズ駆逐自走砲GMC
大艇
アンネの日記とユダヤ人
与謝野晶子の日露戦争・日中戦争
ドルニエ(Dornier)Do-X 飛行艇
ルフトハンザ航空ユンカース(Junkers)Ju90輸送機
ドイツ空軍ハインケル(Heinkel)He111爆撃機
ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-88爆撃機
ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-188爆撃機/Ju388高高度偵察機
ルフトハンザ航空フォッケウルフ(Focke-Wulf)Fw200コンドル輸送機
ドルニエ(Dornier)Do18飛行艇
ドルニエ(Dornier)Do24飛行艇
アラド(Arado)Ar-196艦載水上偵察機
ブロームウントフォッスBV138飛行艇
ブロームウントフォッスBV222飛行艇
ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-88爆撃機/夜間戦闘機
ドイツ空軍(Luftwaffe)メッサーシュミット戦闘機
ドイツ空軍フォッケウルフ(Focke-Wulf)Fw-190戦闘機
ドイツ空軍総司令官ヘルマン・ゲーリング元帥
ハンセン病Leprosy差別

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