対戦車砲は、砲尾が水平に開閉する構造で狭い砲塔の中での薬莢が飛び出して使用は不可能だった。戦車砲は、砲尾が垂直に開閉するように改造する必要があった。また、当時、ドイツ陸軍は最新の42口径5センチ戦車砲(5 cm KwK 38)の威力は十分あると判断していたために、長砲身60口径5センチ対戦車砲(5 cm PaK 38)をIII号戦車に搭載することに消極的だった。
写真(右):1944年1-2月,ソ連東部戦線、IV号対戦車自走砲 Panzerjäger ナースホルンNashorn/ホルニッセHornisse:重量24 t の車体に長砲身71口径の8.8センチ対戦車砲を搭載した。この対戦車砲は、ティーガー?の8.8センチ砲よりも長砲身で強力である。ただしティーガー?は、重装甲だったが、ナースホルンは突撃砲ではなく自走砲であり、装甲は貧弱である。 戦闘室の上部をカバーで覆うことができるように湾曲した覆い支柱が戦闘室の前方に装備している。寒気を遮断して少しでも乗員のいる空間を暖かくするためである。車外の乗員は厚いコートを着込んでいる。 Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-278-0888-15
Archive title: Sowjetunion.- Kolonne von Panzerjäger Nashorn/Hornisse in Fahrt auf Straße; PK 697
Dating: 1944 Januar - Februar
Photographer: Wehmeyer
Origin: Bundesarchiv
写真はドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・"Bild 101I-279-0950-13"引用(他引用不許可)。
航続距離235 km(整地)
主砲:71口径8.8cm PaK 43/1(40発) 、7.92mm MG-34機銃 1丁
装甲:戦闘室全周・車体前面上部10 mm、車体前面下部30 mm
エンジン:マイバッハ HL 120 TRMガソリンエンジン 300 馬力 重量24 t、乗員4名
71口径8.8cm PaK 43は、1940年にドイツ国防軍が8.8 cm FlaK 18/36/37に代わる高射砲開発を進めたことが契機になり、1943年に戦車砲型が8.8 cm KwK 43と、対戦車砲型が71口径8.8cm PaK 43として採用された。これらは71口径の長砲身で、狭い戦闘室内での争点を考慮して、垂直鎖栓式閉鎖機、ボタン式の電気撃発装置を備えていた。砲尾の閉鎖機を開くと薬莢が排出されるが、砲弾の装填は手動であり、現在の戦車のような自動装填式の戦車砲はなかった。
写真(右)1944年頃,ドイツ陸軍IV号駆逐戦車Jagdpanzer IV Sd.Kfz.162 :48口径7.5センチ戦車砲を装備。低い車高で隠密性が高く、標的になりやすい前面露出面積も狭い。 Catalogue number STT 7134
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION
Subject periodSecond World War
Alternative Namesobject category: Black and white
Object description: Jagdpanzer IV, Label: German Jagdpanzer IV tank destroyer. 写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・STT 7134引用。
ドイツ陸軍IV号駆逐戦車Jagdpanzer IV Sd.Kfz.162は車高が低く、隠密性が高い。また、標的になりやすい前面露出面積も狭い。搭載しているのは、IV号戦車と同じ48口径7.5センチ砲(7.5 cm L/48)だが、対戦車戦闘能力は高い。搭載している48口径7.5センチ砲(7.5 cm L/48)は、IV号戦車の後期型が搭載した戦車砲で、対戦車戦闘能力は高い。ヤークトティーゲル重駆逐戦車が重装甲でも車高が高いのと対照的である。
写真(右)1944年頃,ドイツ陸軍IV号駆逐戦車Jagdpanzer IV (Sd.Kfz.162)70口径7.5センチ砲搭載車両(側面):?号駆逐戦車の後方のエンジン部分には、大型のカバーがあり、そこにエンジン冷却装置が取り付けられている。車体が低いためか、戦闘室と同じ高さに調節してある。この車体には、非磁気のプラスチックコーティングは塗られていない。 Catalogue number STT 8025, Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION
Subject period Second World War
Alternative Namesobject category: Black and white
Object description: Panzer IV/70 (V) - Jagdpanzer IV. Label: German Panzer IV/70 (V) 'Jagpanzer IV' tank destroyer. 写真は,イギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・STT 8025引用。
IV号駆逐戦車は、備砲を48口径7.5センチ砲から、V号戦車パンター(Panzer V "Panther")が搭載したのと同じ70口径という長大な7.5センチ戦車砲(7,5-cm-KwK42 L70)を搭載した対戦車装甲戦闘車両に発展した。長砲身化した発達型となったものの、砲身が長くなったために重心バランスが崩れ、前方が重く負荷がかかる傾向が強まった。
写真(右)1941年6-7月,ロシア北部で撃破されたソ連軍KW-2重戦車:ソ連軍のKB-2(ドイツはKW-2,英国はKV-2と表記)重戦車は,全長 6.95メートル,全幅 3.32メートル,全高 3.24メートル,重量 52トン。 速度 34 キロ/時(整地)・15キロ(不整地),航続距離 180キロ,兵装 20口径152mm榴弾砲M10(弾数36発),1939年制式,弾頭50キロ,最大射程12000メートル。7.62ミリ機銃3丁,エンジン550馬力。乗員 6人。
Sowjetunion-Nord.- Defekter russischer Panzer KW-2 am Straßenrand wird von deutschen Soldaten untersucht; PK 694
Dating: 1941 Juni - Juli
Photographer: Nägele
写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・引用(他引用不許可)。
重装甲のティーガーI の鋳造砲塔前面は120mm、側面および後方は80mmの装甲で覆われている。車体前面は100mm、側面は60mmの装甲。ただし、上面と底部の装甲は25mmと薄く、機銃弾や砲弾の破片を防げる程度。高射砲を改造した56口径8.8センチ戦車砲(8,8 cm KwK 36 L/56:携行砲弾数92発)を搭載。
写真(右)イギリス、ボービントン戦車博物館に保管・展示されているドイツ軍のVI号ティーゲルII戦車A型(ポルシェ型砲塔)と71口径8,8センチ戦車砲: Panzerkampfwagen VI in the Bovington Tank Museum 解説
Photo ref; Nikon-D80-2013-DSC_1352 (Edited)
日付 2006年12月6日, 03:10
原典 King Tiger, The Tank Museum, Bovington.
作者 Roland Turner from Birmingham, Great Britain
写真はWikimedia Commons File:King Tiger, The Tank Museum, Bovington. (11633652923).jpg引用。
写真(右)ソ連軍が鹵獲したドイツ軍の新鋭戦車の計画 VK3002:上がMANの計画図、下がダイムラー・ベンツの計画図。ともに新型のV号戦車「パンテル」の原案として提出された。両計画とも、サスペンションは転綸を交互に組み合わせたリーフスプリング方式。MAN社の計画VK3002(MAN)はドイツ軍独自の戦車形態だが、フリッツ・トート、アルベルト・シュペーアに見分では、これよりソ連T-34戦車の形状を取り込んだDB社の計画VK3002(DB)を優れたものとしてヒトラーへ提言した。しかし、最終的にはMAN社の計画がヒトラーにより支持された。 Description
Русский: Прототипы фирм Ман и ДБ - боковые виды прототипов танка "Пантера"
Date 30 July 2007 (original upload date)
Source Transferred from ru.wikipedia to Commons by Kubanczyk.
Author BVV at Russian Wikipedia 写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・引用(他引用不許可)。
1939年9月の第二次大戦勃発後、ダイムラー・ベンツ社、クルップ社、MAN社に対して開発が要請された。各社の計画案は、会社のイニシャルをとって各々VK20.01(D)、VK20.01(K)、VK20.01(M)と呼ばれ、採用された暁には、この新鋭中戦車はPz.Kpfw.V(V号戦車)として採用することが内定していた。wikipediaによれば、1938年、ドイツ陸軍の中核を担う主力中戦車としてIV号戦車の次世代型の5センチ砲装備の20トン戦車として計画されたという。しかし、このIV号戦車計画は、1941年6月に始まった対ソ戦で赤軍のT-34戦車に直面することで全面的に改定された。したがって、同じIV号戦車と呼称される戦車開発計画ではあっても、後のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther")につながる計画ではないといえる。
写真(右)1942-1943年,新型のV号戦車「パンテル」を視察する軍需大臣アルベルト・シュペール:IV号戦車後期型が搭載した48口径7.5センチ戦車砲よりもさらに強力な70口径7.5センチ戦車砲を搭載したのがV号戦車。車体表面には、ホローチャージを利用した磁気吸着式破甲爆雷を装着されないように磁気を遮断するツィンメリット・コーティング(Zimmerit)が施されている。成分は、硫酸バリウム(Barium sulfate:BaSO4)40%、ポリ酢酸ビニル(polyvinyl esters)25%などプラスチック類で構成されている。1943年12月から戦車に塗装されたが、敵側に磁気吸着式破甲爆雷がなかったために1944年9月には塗装されなくなった。 Inventory: Bild 183 - Allgemeiner Deutscher Nachrichtendienst - Zentralbild
Signature: Bild 183-2005-0103-502
Archive title: Albert Speer bei der Besichtigung neuer Waffensysteme, auf Panzer V ("Panther")
Dating: 1942/1943 ca.
Photographer: Ruge, Willi撮影。写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・引用(他引用不許可)。
写真(右)1942-1943年,V号戦車「パンター」D型 Panzerkampfwagen Typ "Panther" Auf.D :
Inventory: Bild 146 - Sammlung von Repro-Negativen
Signature: Bild 146-1969-107-58
Original title: info Panther wachsen aus Panzerstahl.
Die geballte Kraft des neuen deutschen Panzers "Panther" tritt uns aus diesem Bild entgegen. Er wirkt heute vernichtend als Panzerzerstörer an der Feindfront.
Dating: 1942/1943 ca.
Photographer: o.Ang.
Origin: Bundesarchiv
Photographer: o.Ang. 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 183-H26258, Panzer V "Panther".jpg引用。
完成したダイムラー・ベンツによるVK3002(DB)の設計案は、ターレットリングの直径を抑え、車体の小型化を追求して、T-34の形状を取り入れてた。しかし、サスペンションは、ドイツ軍がその後採用する大型転綸とリーフスプリングを採用していた。VK3002(DB)の設計案は、T-34に酷似しており、ソ連戦車のコピーのような印象を与えること、大型砲塔を鋳造する設備が整っていないこと、戦車内部が狭くなり居住性、操作性が低いことから、ドイツの独自設計との印象を与えるVK3002(MAN)が採用された。 VK3002(MAN)の設計を生かして1942年5月、V号戦車パンテル(Panzer V "Panther")A型(Sd.Kfz.171)と命名された新鋭戦車が完成した。
写真(右)1943年10-11月,北フランス、正面から捉えた新しいV号戦車「パンター」 Panzerkampfwagen Typ "Panther". :車体表面に泥を塗って対空偽装しているように見える。乗員たちも新鋭戦車に配備されて誇らしげに撮影されている。 Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-296-1651-18
Archive title: Frankreich-Nord.- Panzer V ("Panther") in Ortschaft; PK 698
Dating: 1943 Oktober - November
Photographer: Schwoon, Karl . 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-296-1651-18, Nordfrankreich, Panzer V ("Panther").jpg引用。
V号戦車パンテル(Panzer V "Panther")は、VK3002の計画時には35トン程度を想定していたが、搭載火砲の長砲身大型化、防御力強化のための装甲増加、すなわち車体前面を60mmから80mm、砲塔前面を80mmから100mmへと強化したため、重量が45トンまで増加してしまった。にもかかわらず、サスペンション、エンジンは当初のままだったために、機動力が低下しただけでなく、サスペンション・エンジンへの負荷が大きくなり、故障が頻発するようになってしまった。
写真(右)1943年10-11月,北フランス、千鳥足式配置の大型転輪を交換している新しいV号戦車「パンター」 Panzerkampfwagen Typ "Panther"の乗員たち :接地圧を均等に配分するのに、千鳥足式の転輪配置は効果的であるが、車輪の交換に手間がかかること、量産性が低下することを考えると決して有利は転輪配置ではない。 Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-296-1652-35
Archive title: Frankreich-Nord.- Montage am Laufwerk eines Panzers V, "Panther"; PK 698
Dating: 1943 Oktober - November
Photographer: Schwoon, Karl
Origin: Bundesarchiv . 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-296-1652-35, Nordfrankreich, Montage am Pantherlaufwerk.jpg引用。
写真(右)1943年,鉄道を使って前線に運搬される真新しいV号戦車「パンター」 Panzerkampfwagen Typ "Panther". Inventory: Bild 183 - Allgemeiner Deutscher Nachrichtendienst - Zentralbild
Signature: Bild 183-H26258
Original title: info Zentralbild, II. Weltkrieg 19139-45
Der von der faschistischen deutschen Wehrmacht während des Krieges entwickelte neue Panzerkampfwagen Typ "Panther".
UBz: die Verladung neuer "Panther" Panzer-kampfwagen zum Transport an die Front (1943).
Dating: 1943
Photographer: o.Ang. 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 183-H26258, Panzer V "Panther".jpg引用。
V号戦車Panzer V パンテル"Panther"の初の実戦投入は、1943年7月、東部戦線、「シタデル(城塞)作戦」の時のクルスク戦車戦である。初の量産型パンテルD型戦車は、シタデレ(城塞)作戦の投入のために、急遽、部隊編成され実戦投入されたため、問題も多かった。特に、防御力、攻撃力を向上させようとして、計画よりも10トン近く重量が増加し、転輪や起動輪、変速機などトランスミッション、サスペンションに過剰な負荷が加わり、故障が頻発した。エンジン加熱によって燃料漏れの場合に火災も発生した。つまり、V号戦車Panzer V パンテル"Panther"は、信頼性の低さ、稼働率の低さから、1943年夏のクルスク戦に実戦投入された第51戦車大隊、第52戦車大隊に配属されたものの、活躍が制限されてしまった。
また、ヒトラーは、ソ連赤軍の強大さに怯えている実戦経験者を避けて、未熟練の、しかし士気の高い新兵を先鋭V号戦車Panzer V パンテル"Panther"に配属した。実戦経験の無い場合、十分な訓練期間、習熟期間が必要だったが、攻撃開始に間に合わせる都合上、時間的余裕もなかった。こうして、1943年夏のクルスク戦では、新鋭パンテル戦車は十分な活躍はできないまま、終わってしまった。
V号戦車「パンテル」 (Sturmgeschütz V)諸元
全長:8.66 m 車体長:6.87 m 全幅:3.27 m 全高:2.85 m 重量:44.8 t 乗員:5名 エンジン:マイバッハ(Maybach HL230)V型12気筒液冷ガソリンエンジン 最大出力: 700 hp (520 kW) 最高速度: 路上45km/h 航続距離:170km 武装:70口径7,5cm KwK 42 L/70(携行砲弾数79発)、7.92mmMG34機関銃2丁(携行銃弾数4,200発) 装甲: 40〜110mm
写真(右)1943年から1944年の冬,ロシア北部、車体側面にシュルツェンを装備したV号戦車パンテルD型(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171):雪の積もった森林で待機している。:「シュルツェン」(Schürzen)とは、第二次世界大戦のドイツ軍戦車の砲塔や側面に追加された、対戦車弾、バズーカ砲、対戦車ライフルの対策として装備された増加装甲板。ここで信管を作動させ、爆発させれば、成形弾・ホローチャージの効果を減殺できる。戦車ほほか、突撃砲に装備された。 Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-726-0202-06A
Archive title: Rußland-Nord.- Panzer V "Panther" getarnt mit Tannenzweigen; KBZ Lw 24
Dating: 1943/1944 Winter
Photographer: Doege撮影。
Origin: Bundesarchiv 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・Bundesarchiv Bild 101I-296-1651-18, Nordfrankreich, Panzer V ("Panther").jpg引用(他引用不許可)。
写真(右)1944年春,ソビエト連邦中部、東部戦線に配備されたV号戦車パンテル(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171)815号車:70口径7.5センチ砲(7,5 cm KwK 42 L/70)を搭載し、車体側方上部に対戦車ライフルや成形炸薬弾防御用の防弾板「シュルツェン」(Schürzen)を装着している。 Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-088-3743A-15
Archive title: Sowjetunion-Mitte.- Gruppe deutscher Soldaten neben Panzer V "Panther" (Turmnummer 815) in einer Ortschaft; PK 670
Dating: 1944 Frühling
Photographer: Finke
撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・Bundesarchiv Bild 101I-296-1651-18, Nordfrankreich, Panzer V ("Panther").jpg引用(他引用不許可)。
写真(右)1944年2月,イタリア、ローマを警戒するドイツ軍V号戦車「パンター」 Panzerkampfwagen Typ "Panther". :1943年にイタリアが連合国に降伏した直後、ドイツ派イタリア軍を武装解除し、至りを占領した。 Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-310-0884-16
Archive title: Italien, Rom.- Panzer V "Panther" bei Fahrt durch die Stadt, auf der Kreuzung via Manzoni / via Emanuele Filiberto; PK 699
Dating: Februar 1944
Photographer: Fraß撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-310-0884-16, Italien, Panzer V (Panther) in Stadt.jpg引用。
写真(右)1944年3月,イタリア、アンツィオに隣接するラツィオ州ネットゥーノ近郊、III号突撃砲Sturmgeschütz IIIと後続するV号戦車パンテルPanzer V "Panther" Sd.Kfz.171 :ともに7,5センチ戦車砲を装備しているが、III号突撃砲は43口径、パンターは70口径で砲身の長さが大いに異なる。脇にはドイツ軍の歩兵が控えている。
Inventory: Bild 101 I - Propagandaーkompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-311-0940-32
Archive title: Italien, bei Nettuno.- Sturmgeschütz III und mehrere Panzer V "Panther" auf nasser, schlammiger Strasse haltend, daneben Infanterie; PK 699
Dating: März 1944
Photographer: Koch
撮影。 Origin: Bundesarchiv 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-311-0940-32, Italien, bei Nettuno, Panzerkolonne.jpg引用。
写真(右)1944年3月,イタリア戦線、ドイツ軍歩兵が行進する後ろにV号戦車パンテルPanzer V "Panther" Sd.Kfz.171とエレファント重駆逐戦車(Ferdinand/Elefant)が控えている。不整地の道を大重量の戦車が通行すると、道が破壊され、交通難に陥りやすくなる。
Inventory: Bild 101 I - Propagandaーkompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-311-0940-33
Archive title: Italien bei Nettuno.- deutsche Infanterie beim Marsch auf regennasser, schlammiger Straß
e, Panzer V "Panther", im Graben ein Panzerjäger Ferdinand/Elefant; PK 699
Dating: März 1944
Photographer: Koch撮影。 Origin: Bundesarchiv 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-311-0940-33, Italien, Infanterie auf Straße, Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年,イタリア戦線、V号戦車パンテルA型(砲塔番号334号車) V "Panther" Ausf. A (Turmnummer 334) Sd.Kfz.171 とその乗員:砲塔周囲には、敵兵による磁気吸着爆雷の攻撃を防ぐために、ツィンメリット・コーティング(Zimmerit-Anstrich;Zimmerit Coating)、すなわちプラスチックのコーティングが塗られている。対空・対地用偽装のために、砲塔上に樹木を載せているが、日除けにも使ったのであろうか。 Inventory: Bild 101 I - Propaganda-ompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-476-2051-31A
Archive title: Italien.- Zwei Panzersoldaten auf Turm eines Panzer V "Panther" Ausf. A (Turmnummer 334) sitzend; PK Lfl 2
Dating: 1944
Photographer: Br¨nning
撮影。Origin: Bundesarchiv 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-476-2051-31A, Italien, Panzer V (Panther).jpg引用。
70口径7.5センチ戦車砲(7,5 cm KwK 42 L/70:携行砲弾数79発)を装備した新型V号戦車(Panzer V)D型が初めて実戦に投入されたのは、1943年7月、東部戦線のクルクス突出部を挟撃するシタデレ作戦の時だった。しかし、クルスク攻防戦では、パンテル戦車は過剰重量のためにトランスミッション系統の故障に苦しめられ、稼働率が低くなった。
また、ヒトラーの命令で、ソ連赤軍の反抗に苦しめられたドイツ軍兵士は、臆病になっているとみなされ、新型パンテル戦車は、実戦経験のない新兵の戦車部隊に配備された。そのため、シタデレ作戦に参加したパンテル部隊は、士気は高かったものの、実戦経験がなく、戦車運用の熟練度が低く、パンテル戦車の新機軸も十分に活用することができなかった。結局、V号戦車パンター(Panzer V Panther)は、クルスク攻防戦では十分な活躍はできないまま敗退した。
写真(右)1944年4月-5月,イタリア戦線、樹木を使って偽装をしたV号戦車パンテルPanzer V "Panther" Sd.Kfz.171 : Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-313-1004-21
Archive title: Italien.- getarnter Panzer V "Panther" zwischen Bä
umen stehend; PK 699
Dating: 1944 April - Mai
Photographer: Vack撮影。
Origin: Bundesarchiv 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-313-1004-21, Italien, Panzer V (Panther).jpg引用(他引用不許可)。
写真(右)1944年春,ロシア、東部戦線、ドイツ軍V号戦車「パンター」 Panzer V "Panther" 。その前後はIII号突撃砲だげ、手前の車両の戦車砲は砲の先端部分が破壊されている。:突撃砲の搭載した48口径7.5センチ戦車砲よりもパンター戦車の搭載した70口径7.5銭津戦車砲の方が貫通力は優れている。しかし、車高の低い突撃砲は、隠密性、敵弾の命中率の点でV号戦車を上回っているように見える。 Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-090-3918-03A
Archive title: Sowjetunion.- Sturmgeschütz III mit zerstörtem Kanonenrohr, Panzer V "Panther"; PK 670
Dating: 1944 Frühling
Photographer: Fischer 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-090-3918-03A, Russland, Sturmgeschütz, Panzer V (Panther).jpg 引用。
写真(右)1944年春,ロシア、東部戦線、鉄道列車を使って輸送されたドイツ軍V号戦車「パンター」 A型511号車 Panzer V "Panther" Ausf. A : Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-090-3918-04A
Archive title: Sowjetunion.- Eisenbahn-transport von Panzer V "Panther" Ausf. A (Turmnummer 511) mit weißem Tarnanstrich, Halbkettenーfahrzeug und LKW, Frühjahr 1944; PK 670
Dating: 1944 Frühling
Photographer: Fischer 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-310-0884-16, Italien, Panzer V (Panther) in Stadt.jpg引用。
1943年7月、東部戦線のクルクス突出部を挟撃するシタデレ作戦に70口径7.5センチ砲を装備した新型V号戦車パンター(Panzer V "Panther":Sd.Kfz.171)が初めて実戦使用された。しかし、過剰重量のためにトランスミッション系統の故障に苦しめられ、稼働率が低くなった。
また、ヒトラーの命令で、ソ連赤軍の反抗に苦しめられたドイツ軍兵士は、臆病になっているとみなされ、新型V号戦車パンテル(Panzer V "Panther")は、実戦経験のない戦車兵に配備された。そのため、シタデレ作戦に参加したV号戦車パンテル(Panzer V "Panther")の部隊は、士気は高かったが、戦車運用の熟練度が低く、パンテル戦車の新機軸も十分に活用することができなかった。結局、クルスク戦では十分な活躍はできなかった。
写真(右)1944年春,ロシア、東部戦線、鉄道列車を使って輸送されるドイツ軍V号戦車「パンター」 A型511号車 Panzer V "Panther" Ausf. A : Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-090-3918-05A
Archive title: Sowjetunion.- Eisenbahn-ransport von Panzer V "Panther" Ausf. A (Turmnummer 511) mit weißem Tarnanstrich, Halbketten-fahrzeug und LKW, Frühjahr 1944; PK 670
Dating: 1944 Frühling
Photographer: Fischer 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-090-3918-05A, Russland, Eisenbahntransport Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年春,ロシア、東部戦線、鉄道列車を使って輸送されるドイツ軍V号戦車「パンター」 A型511号車 Panzer V "Panther" Ausf. A : Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-090-3918-06A
Archive title: Sowjetunion.- Eisenbahntransport von Panzer V "Panther" Ausf. A (Turmnummer 511) mit weißem Tarnanstrich, Halbkettenfahrzeug und LKW, Frühjahr 1944; PK 670
Dating: 1944 Frühling
Photographer: Fischer 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-090-3918-06A, Russland, Eisenbahntransport Panzer V (Panther).jpg引用。
1943年初頭、マンシュタイン将軍は、ソ連東部戦線のハリコフ防衛線で戦局悪化を食い止め、春のうちに反撃に移ることを提言した。これがシタデレ(城塞)作戦(Unternehmen Zitadelle )の期限であるが、攻撃時期は、新鋭V号戦車パンター(Panzer V "Panther":Sd.Kfz.171)の整備が終わる夏まで遅れてしまった。ソ連軍の諜報網は、マンシュタインの反撃計画を探知しており、ドイツ軍のクルスク突出部での反撃に備え、防衛陣地の構築を急いでいた。ドイツ側もソ連軍のクルスク陣地構築を始めたことを知り、攻撃計画を再検討する動きもあった。しかし、ヒトラーは東部戦線の挽回を命じており、新鋭戦車がそろった1943年7月4日にシタデレ(城塞)作戦(Unternehmen Zitadelle )を決行することが決まった。
写真(右)1944年春,ロシア、東部戦線、鉄道列車で輸送されてきたドイツ軍V号戦車「パンター」 A型511号車 Panzer V "Panther" Ausf. A が地上に下ろされた。: Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-090-3918-07A
Archive title: Sowjetunion.- Eisenbahntransport von Panzer V "Panther" Ausf. A (Turmnummer 511) mit weißem Tarnanstrich, Halbkettenfahrzeug und LKW, Frühjahr 1944; PK 670
Dating: 1944 Frühling
Photographer: Fischer 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-090-3918-07A, Russland, Eisenbahntransport Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年6月,東部戦線、ルーマニアあるいは南ウクライナ、ドイツ陸軍「グロス・ドイッチュランド」装甲師団のV号戦車パンテルPanzer V "Panther" Sd.Kfz.171の乗員。戦車の脇に座っている乗員たちは、休息をとっているのであろうか。左から2人目は、戦車連隊長のヴィリィ・ラングカイト(Willy Langkeit;1907‐1969)中佐で、1944年夏のルーマニア戦線から、1945年冬の東プロイセン攻防戦まで戦車連隊を指揮した。1945年4月20日、ラングカイトは少将に昇進した。パンテルには車体後部にマイバッハV12(12シリンダー)液冷ガソリンエンジンが搭載されている。エンジンが仮設しないように、エンジンは停止しているようだ。 Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-712-0498-34
Archive title: Rumänien.- Oberst Willi Langkeit (Eichenlaubträger; 2 v.l.) mit Offizieren in Deckung vor einem Panzerbefehlswagen V "Panther" (Turmnummer "01") der Division "Großdeutschland"; KBZ Hgr Sädukraine
Dating: Juni 1944
Photographer: Scheerer, Theodor
Origin: Bundesarchiv
写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・引用 Bundesarchiv Bild 101I-712-0498-34, Russland, Oberst Langkeit, Panzer V "Panther".jpg引用。
初期のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther")D型が採用したマイバッハV12液冷ガソリンエンジンは650馬力、その後700馬力に引き上げられた。しかし、エンジンの信頼性が低かったために、エンジンガバナーを導入し、エンジンの回転数を減少させる改造を施した。その結果、エンジン出力は700馬力から600馬力へ低下した。
写真(右)1944年8月-9月,ソ連、東部戦線南部、クレーンのある施設で整備中のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171):搭載したマイバッハMaybach HL230液冷ガソリンエンジンは信頼性の高い機関だったが、初期のパンテルでは、設計時より重量過大で、伝達系統、トランスミッションに問題が生じた。 Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-244-2323-25A
Archive title: Ostfront - Süd, Instandsetzung eines Panzer V (Panther)
PK 695
Dating: 1944 August - September
Photographer: Waidelich 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-244-2323-25A, Panzer - Instandsetzung.jpg
引用。
写真(右)1944年8月-9月,ソ連、東部戦線南部、クレーンのある施設で整備中のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171):Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-244-2323-26A
Archive title: Ostfront - Süd, Instandsetzung eines Panzer V (Panther)
PK 695
Dating: 1944 August - September
Photographer: Waidelich 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild Bild 101I-244-2323-26A, Panzer-Instandsetzung.jpg引用。
写真(右)1944年8月-9月,ソ連、東部戦線南部、クレーンのある施設で整備中のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171):戦車整備によって稼働率が向上するために、ドイツ軍は戦車の整備、修理、回収にも配慮していた。
Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-244-2323-27A
Archive title: Ostfront - Süd, Instandsetzung eines Panzer V (Panther)
PK 695
Dating: 1944 August - September
Photographer: Waidelich 撮影。 Origin: Bundesarchiv 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・引用(他引用不許可)。
写真(右)1944年8月-9月,ソ連、東部戦線南部、クレーンのある施設で整備中のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171):Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-244-2323-28A
Archive title: Ostfront - Süd, Instandsetzung eines Panzer V (Panther)
PK 695
Dating: 1944 August - September
Photographer: Waidelich 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-244-2323-28A, Ostfront-Süd, Reparatur von Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年7月-8月,ルーマニア、鉄道輸送中のドイツ軍「グロス・ドイッチェラント」装甲師団所属のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther":奥)とSd.Kfz. 9/1(18トン牽引車ハーフトラック):装甲師団のパンテル戦車に付随して整備や回収に当たる牽引車が装備された。45トンの故障したパンテル戦車を牽引するには、原則的には、ドイツ軍最大の18トン牽引車(ハーフトラック:Sd.Kfz. 9/1)が3台必要となる。 Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-732-0133-33
Archive title: Rumänien.- Transport eines Zugkraftwagen mit Kran (Sd.Kfz. 9/1) und Panzern V "Panther" auf Eisenbahnwagen; PK Div. Großdeutschland
Dating: 1944 Juli - August
Photographer: Pfeiffer撮影。 Origin: Bundesarchiv 写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・引用(他引用不許可)。
ドイツ陸軍は、故障した戦車を回収するために18t ハーフトラックSd Kfz 9を使用した戦車回収車として使用していた。しかし、重量が45トンのV号戦車パンター(Panzer V "Panther":Sd.Kfz.171)、50トン以上のティーゲルの回収には、18トンハーフトラックを3輌連結して重牽引しなければならなかった。そこで、この不便を解消するために、1台の戦車回収車で事足りるようにV号戦車パンテル(Panzer V "Panther") の車体を活用したベルゲパンテル(Bergepanther)が開発された。ベルゲパンテル(Bergepanther)は、パンテル戦車の砲塔を撤去して、木製の蓋をし、車体にクレーンを搭載した戦車回収車である。
写真(右)1944年8月-9月,ソ連、東部戦線南部、ルーマニア、V号戦車パンターA型 Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171:搭載したマイバッハMaybach HL230液冷ガソリンエンジンは信頼性の高いエンジンだったが、パンター戦車が設計当初より過重量となったために、実践投入されたときに、トランスミッション伝達系統に故障が頻発した。Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-244-2321-34
Archive title: Ostfront-Süd.- Rückzug von Rumänien nach Ungarn, Panzer V "Panther" Ausf. A.; PK 695
Dating: 1944 August - September
Photographer: Waidelich 撮影。 写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・引用(他引用不許可)。
写真(右)1944年,ハンガリー、デブレツェン、ドイツ軍V号戦車「パンター」A型 Panzer V "Panther" : Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-244-2306-14
Archive title: Ungarn, Debrecen.- Rückzug deutscher und ungarischer Truppen von Rumänien nach Ungarn.- Panzer V "Panther"; PK 695
Dating: August 1944
Photographer: Bauer 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File:Bundesarchiv Bild 101I-244-2306-14, Rückzug nach Ungarn, Panzer V.jpg引用。
写真(右)1944年10月,ハンガリー、デブレツェン、ドイツ軍V号戦車「パンター」 Panzer V "Panther" : Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-244-2324-09
Archive title: Ungarn, Debrecen.- Panzer V "Panther" in der Stadt; PK 695
Dating: Oktober 1944
Photographer: Momber 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-244-2324-09, Ungarn, Debrecen, Panzer V "Panther".jpg引用。
写真(右)1944年6月,ベルギー、フランダース、ドイツ軍SS武装親衛隊「ライプシュタンダルテ・アオルフヒトラー」装甲師団所属のV号戦車パンターA型(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171):Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: 101I-300-1876-07A
Archive title: Belgien (Flandern), Eeklo.- Panzer V "Panther" Ausf. A der SS-Division "Leibstandarte Adolf Hitler" auf dem Marktplatz; PK 698
Dating: Juni 1944
Photographer: Müller, Karl 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-300-1876-07A, Belgien - Flandern, Panzer der 1.SS-Division.2.jpg引用。
写真(右)1944年6月,ベルギー、フランダース、ドイツ軍SS武装親衛隊「ライプシュタンダルテ・アオルフヒトラー」装甲師団所属のV号戦車パンテルG型(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171):Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-300-1876-02A
Archive title: Belgien (Flandern), Eeklo.- Panzer V "Panther" Ausf. A der SS-Division "Leibstandarte Adolf Hitler" auf dem Marktplatz; PK 698
Dating: Juni 1944
Photographer: Müller, Karl 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-300-1876-02A, Frankreich-Belgien, Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年6月,北フランス、対空偽装、迷彩塗装を施し、バズーカ砲対策のシュルツェンを車体側面したV号戦車パンター(Panzer V "Panther")の塗装作業 :スプレー塗装しているが、日本軍にはこのような便利な塗装は一般的ではなく、刷毛で塗装を施したために、ムラがあり、稚拙あるいは武骨な出来栄えだった。
第二次世界大戦後期に、採用された「シュルツェン」(Schürzen)は、対戦車弾、バズーカ砲、対戦車ライフルの対策として装備された増加装甲板。ここで信管を作動させ、爆発させれば、成形弾・ホローチャージの効果を減殺できる。戦車ほほか、突撃砲に装備された。 Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-721-0397-19
Archive title: Frankreich.- Aufsprühen von Tarnfarbe auf einen Jagdpanther (Panzerjäger "Panther"); KBZ Ob. West
Dating: Juni 1944
Photographer: Wagner
Origin: Bundesarchiv
写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv File: Bundesarchiv Bild 101I-301-1959-05, Nordfrankreich, Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年夏、北フランス、行違おうとしているドイツ軍のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171):戦車の砲塔の司令塔ハッチには、対空戦闘にも地上戦闘にも使用できる7.92ミリ機関銃が装備されている。 Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-301-1954-06
Archive title: Frankreich-Nord.- zwei Panzer V "Panther" in Ortschaft, Ende Juli/Anfang September 1944; PK 698
Dating: 1944 Sommer
Photographer: Kurth, Bernhard 撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-301-1954-06, Nordfrankreich, Panzer V (Panther) in Ortschaft.jpg引用。
写真(右)1944年夏,北フランス、フランダース、ドイツ軍のV号戦車パンテルG型(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171)とドイツ軍兵士:戦車の砲塔には、転輪を装着して、補助装甲弾としての意味を持たせて得いる。 Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-301-1960-38
Archive title: Nordfrankreich.- Soldaten vor Panzer V "Panther" auf Landstraße; PK 698
Dating: 1944 Sommer
Photographer: Genzler撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-301-1960-38, Nordfrankreich, Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年夏,北フランス、フランダース、ドイツ軍のV号戦車パンターG型(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171)とドイツ軍兵士:戦車の砲塔には、転輪を装着して、補助装甲弾としての意味を持たせて得いる・ Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-301-1960-39
Archive title: Nordfrankreich.- Soldaten vor Panzer V "Panther" auf Landstraße; PK 698
Dating: 1944 Sommer
Photographer: Genzler撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-301-1960-39, Nordfrankreich, Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年7月末-9月,北フランス、フランダース、ドイツ軍のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther" Sd.Kfz.171)432号車:Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-301-1959-05
Archive title: Nordfrankreich.- Panzer V "Panther" (Turmnummer 432) in Ortschaft, auf eine Straße abbiegend, Ende Juli - Anfang September 1944; PK 698
Dating: 1944 Sommer
Photographer: Genzler
撮影。 写真はウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv・File: Bundesarchiv Bild 101I-301-1959-05, Nordfrankreich, Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年夏,北フランス、70口径7.5センチ砲搭載のV号戦車パンテル(Panzer V "Panther") :対空偽装を施し、ドイツ軍歩兵を載せて進むパンテル戦車。1944年になっても、?号戦車も並行しても量産されていたが、武装親衛隊の装甲師団には、パンテル戦車が優勢位配備された。 Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe Signature: Bild 101I-301-1955-18A
Archive title: Nordfrankreich.- Deutsche Soldaten auf einem getarnten Panzer V "Panther" in Ortschaft; PK 698
Dating: 1944 Sommer
Photographer: Kurth, Bernhard
Origin: Bundesarchiv 写真はドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・Bild 101I-301-1955-18A引用(他引用不許可)。
写真(右)1944年7月-8月,北フランス、対空偽装を施したV号戦車パンター(Panzer V "Panther") :ソビエト赤軍の第2ベラルーシ(白ロシア)方面軍のコンスタンチン・ロコソフスキー司令官は、1945年1月13日、ドイツ本土、東プロイセンに侵攻した。その時に攻撃は、ケーニヒスベルクを志向していたが、ドイツ軍もソ連軍の攻撃を予測しており、防備を固めていた。ソ連軍は大きな犠牲を払いながら進撃し、ドイツ軍はケーニヒスベルクに撤退した。そして、1945年4月6日から4月9日には、東プロイセン、ケーニヒスベルク(カリーニングラード)の包囲戦が戦われ、ドイツ民間人を徴用した国民突撃隊も前線に投入された。 Archive title:Nordfrankreich.- Mit Buschwerk getarnte Panzer V (?), "Panther", Soldaten aufsitzend; PK 698
Dating: 1944
Photographer: Kurth, Bernhard
Origin: Bundesarchiv 写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・引用(他引用不許可)。
写真(右)1944年,イタリア、対空偽装のため、灌木地帯に戦列を張ったドイツ陸軍III号戦車(60口径5センチ戦車砲搭載)、IV号戦車(43口径7.5センチ砲搭載), V号戦車パンター(Panzer V "Panther"):周囲には偽装できる灌木はないが、だからこそ奇襲するにはうってつけの陣地と考えたのであろうか。 Italien.- Panzer III, IV, V "Panther" und Sturmgeschütze am Rand eines Feldes stehend; PK 699
Title
Italien, deutsche Panzer an Feldrand Info non-talk.svg
Depicted place Italien, World War II, unknown town
Date April 1944
Photographer
Vack
Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe (Bild 101 I)
写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv File:Bundesarchiv Bild 101I-313-1003-07A, Italien, deutsche Panzer an Feldrand.jpg引用。
写真(右)1944年,イタリア、対空偽装のため、灌木が砲塔上に置かれたドイツ陸軍V号戦車パンターA型(Panzer V "Panther" (Ausf. A))と搭乗員:車体フェンダー上に、夜間行動用のライトがあるが、上空から発見されにくいようにスリットを通して照射するようになっている。 Italien.- Zwei Panzersoldaten auf leicht getarntem Turm eines Panzer V "Panther" (Ausf. A) sitzend; PK Lfl 2
Title
Italien, Panzer V (Panther) Info non-talk.svg
Depicted place Italien, World War II, unknown town
Photographer
Brünning
Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe (Bild 101 I)
写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv File:Bundesarchiv Bild 101I-476-2051-33A, Italien, Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年,イタリア、対空偽装のため、灌木が砲塔上に置かれたドイツ陸軍V号戦車パンターA型(Panzer V "Panther" (Ausf. A))334号車と司令塔の搭乗員:砲塔側面には、車体側面と同様、磁力地雷が吸着しないように、プラスチック製塗料がコーティングされている。 Italien.- Zwei Panzersoldaten auf Turm eines Panzer V "Panther" Ausf. A (Turmnummer 334) sitzend; PK Lfl 2
Title
Italien, Panzer V (Panther) Info non-talk.svg
Depicted place Italien, World War II, unknown town
Photographer
Brünning
Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe (Bild 101 I)
写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv File:Bundesarchiv Bild 101I-476-2051-31A, Italien, Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年,イタリア、対空偽装のため、草の束で隠されているドイツ陸軍V号戦車パンター(Panzer V "Panther") :バズーカ砲対策のシュルツェンは車体側面についていないようだ。
Italien.- mit Heubündeln getarnter Panzer V "Panther" auf einem Feld; PK Lfl 2
Title
Italien, Panzer V (Panther) Info non-talk.svg
Depicted place Italien, World War II, unknown town
Date 1944
Photographer
Bayer
Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe (Bild 101 I)
写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv File:Bundesarchiv Bild 101I-477-2124-06A, Italien, Panzer V (Panther).jpg引用。
写真(右)1944年,イタリア、対空偽装のため、灌木地帯を進むドイツ陸軍V号戦車パンター(Panzer V "Panther") :バズーカ砲対策のシュルツェンは車体側面についていないようだ。
Italien, bei Florenz/Ravenna.- Panzer V "Panther" in Fahrt in hügeligem Gelände; PK Lfl 2
Title
Italien, Panzer V (Panther) im Gelände Info non-talk.svg
Photographer
Bayer
Depicted place Florenz / Ravenna
Date 1944
Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe (Bild 101 I)
写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv File:Bundesarchiv Bild 101I-478-2164-28, Italien, Panzer V (Panther) im Gelände.jpg引用。
写真(右)1945年1月、ドイツ、東プロシア、ドイツ陸軍V号戦車パンテル(Panzer V "Panther")411号車 :1944年6月6日、北フランスのノルマンディに上陸した米英連合軍は、カーンにドイツ装甲師団を包囲した。連合軍の強みは、制空権を確保したことで、英本土からP47、ハリケーン、スピットファイアのような戦闘機から、B26マローダー、A20ハンボックのような中型爆撃機を送り込んで、ドイツ軍地上部隊や道路・鉄道・架橋を攻撃した。特に、爆弾やロケット弾を搭載して地上攻撃を行った戦闘機は、ドイツ陸軍からヤーボと呼ばれ恐れられた。歩兵を載せているが、連合軍航空による対地攻撃を即座に発見するために対空監視をしているのかもしれない。 Inventory: Bild 183 - Allgemeiner Deutscher Nachrichtendienst - Zentralbild
Signature: Bild 183-R98065
Original title: info ADN-ZB
II. Weltkrieg 1939 - 1945
Deutsch-sowjetische Front Ostpreußen am 15. Januar 1945: Schützenpanzer und Panzergrenadiere der faschistischen deutschen Wehrmacht auf dem Wege zum Einsatzort.
299-45 [Herausgabedatum]
Archive title: Ostpreußen.- Panzer V "Panther" (Turmnummer 411) und mittlere Schützenpanzer (Sd.Kfz. 251) im Schnee
Dating: Januar 1945
Photographer: o.Ang.
Origin: Bundesarchiv
写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・Bild101I-301-1961-15引用(他引用不許可)。
写真(右)1945年3月-8月,東部戦線、ポーランド占領地シュレジエンのV号戦車パンテル(Panzer V "Panther") :車体前面にボールマウント式のMG34機関銃の機銃座、砲塔上面のキューポラ(ハッチ周囲の偵察窓)が識別できる。 Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-244-2323-27A
Archive title: Ostfront-Süd.- Instandsetzung von Panzer V "Panther", Einsatz eines Strabokrans (Fries-Kran) mit 16 to Tragkraft; PK 695
Dating: 1944 August - September
Photographer: Waidelich
写真はドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・引用(他引用不許可)。
写真(右)1944-
1945年,イギリス軍に鹵獲されたドイツ陸軍V号戦車PzKpfw V Panther パンテルAと IV号戦車Pz Kpfw IV(後方):車体側面上部には、対戦車弾(ホローチャージ)の効果を減殺するツェルテェン(事前爆破補助装甲)が装着されている。車体後方側面には予備のキャタピラを装着して、補助装甲板の替わりにしている。車体前面に、磁力吸着爆弾が吸い付くのを防止するプラスチックコーティングが塗装されている。 Catalogue number: STT 6796),
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION,
Subject period: Second World War,
Alternative Names: object category; Black and white,
Creator: Makowski, Zygmunt,
Object description: British soldier poses beside a Panther Ausf A (and a Pz Kpfw IV in the background) 写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (STT 6796))
写真(右)1944年6月27日,フランスのノルマンディー近郊ノレ=アン=ベッサン、連合軍四発重爆撃機による対地支援爆撃によって転覆したドイツ陸軍V号戦車PzKpfw V Panther パンターA型を検分するイギリス軍兵士:キャタピラーが外れて、車輪のゴム覆いも一部裂けている。後方から撮影しているためか、長砲身70口径7.5センチ戦車砲が見当たらない。イギリス第五軍写真班が、ノルマンディ近郊のバイユーとカーンの間、ノレ=アン=ベッサンで撮影。 Catalogue number: B 6053,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION,
Subject period: Second World War,
Alternative Names: object category; Black and white,
Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit,Christie (Sgt),
Object description: Overturned German Panther tank at Norrey-en-Bessin, 27 June 1944. The tank was probably up-ended during the Allied heavy bomber raid at the start of Operation 'Epsom'.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (B 6053)
写真(右)1944年6月27日,フランスのノルマンディー近郊、連合軍四発重爆撃機による対地支援爆撃によって破壊されたドイツ陸軍V号戦車(PzKpfw V) パンテル(Panther)A型を検分するイギリス軍兵士:車体側面に弾痕があり、車体後方も破壊されている。キャタピラー、車輪。車輪のゴム覆い、砲塔には大きな破壊の後は見えない。しかし、車体が火に包まれたのか、黒く焦げているキャタピラーが外れて、一部裂けている。 Catalogue number: B 6046,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION,
Subject period: Second World War,
Alternative Names: object category; Black and white,
Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit,Christie (Sgt),
Object description: A 6-pdr anti-tank gun crew of the Durham Light Infantry, 49th (West Riding) Division inspect a knocked-out German Panther tank during Operation 'Epsom', 27 June 1944.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (B 6046)
写真(右)1944-1945年、擱座して炎上したドイツ陸軍V号戦車PzKpfw V Panther パンターG型:車体後部のガソリンエンジンの上には、冷却効果を高めるためか、大型の冷却ファンが外付けされている。パンテルは、マイバッハ(Maybach)社製 HL230P30水冷ガソリンエンジン4ストロークV型12気筒700馬力 (520 kW)を搭載、コンパクトな設計だったが、そのために信頼性が低下してしまった。そこで、信頼性向上のためにベアリングを改良し、エンジンガバナーを導入し、さらにエンジンの最大回転数を2500rpmまでに抑制した。 このような改良によって、1944年から登場したパンテルのエンジンは同じHL230 P30であっても出力は700馬力から600馬力へと低下している。右側のキャタピラは外れており、最後尾の動輪がむき出しになっている。砲塔後方には大型ハッチがある。 Catalogue number: STT 7601,
Part ofSCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION,
Subject period: Second World War,
Alternative Names: object category; Black and white,
Object description: Panther Ausf G burnt-out in a ditch.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (STT 7601)
写真(右)1944年10月24日、北イタリア、アドリア海近くのラヴェンナ南方20キロ、サヴィオ川を渡河するイギリス軍第93対戦車連隊のアキリーズ駆逐自走戦車(17ポンド対戦車砲装備):この架橋は、チャーチルChurchill ARK 架橋工作戦車が架けたもので、右奥には、主砲の70口径75ミリ砲を取り外されたドイツ陸軍パンテル戦車が川に残骸を晒している。
Catalogue number: NA 19727,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION,
Subject period: Second World War, Alternative Names: object category: Black and white, Creator:No. 5 Army Film & Photographic Unit
Palmer (Sgt), Object description: An Achilles 17pdr tank destroyer of 93rd Anti-Tank Regiment crossing the River Savio on a Churchill ARK which was driven into the river, 24 October 1944. 写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (NA 19727)引用。
写真(右)1944年12月29日,ベルギーのディナン フォア=ノートル=ダム、撃破されたドイツ陸軍V号戦車(PzKpfw V Panther)パンターG型を検分するイギリス軍兵士:砲塔防楯の下部が延長され、敵弾が防楯下に入り込まないように成形されている。長砲身70口径7.5センチ戦車砲が俯角を掲げ、車体側面には破壊されており、弾痕もあるようにみえる。イギリス第五軍写真班が、ベルギー南西部、フランス国境近くのディナン フォア=ノートル=ダムで撮影。
Catalogue number: B 13243,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION,
Subject period: Second World War,
Alternative Names: object category; Black and white,
Creator: No 5 Army Film & Photographic Unit,Midgley (Sgt),
Object description: A soldier inspects two knocked-out German PzKpfw V Panther tanks near Foy-Notre-Dame, Belgium, 29 December 1944.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (B 13243)
1944年6月、ノルマンディー侵攻でV号戦車パンター(Panzer V "Panther":Sd.Kfz.171)と対峙したアメリカ陸軍M4シャーマン戦車は、その75mm戦車砲ではパンターの前面装甲を貫通できなかった。そこで、アメリカ軍はイギリス軍の長砲身76.2mm砲を装備したシャーマン・ファイアフライとM10駆逐戦車を投入した。しかし、戦車対戦車の戦いに絞って優劣を決めるのは誤りで、アメリカ軍もイギリス軍も強力な戦闘爆撃機による対地上攻撃によって多数のドイツ軍戦車を撃破している。
写真(右)1945年,イタリア、撃破されたドイツ陸軍V号戦車PzKpfw V Panther パンテルGに乗ってポーズをとる連合軍に加わったポーランド第二師団第二装甲連隊ワルシャワの兵士たち:車体後方は、エンジンの冷却ファン装置など空気取り入れ口や排気口がいくつもあいている。車体側面、砲塔側面には予備のキャタピラを装着して、補助装甲板の替わりにしている。 Catalogue number: HU 111060,
Part of MAKOWSKI ZYGMUNT COLLECTION,
Subject period: Second World War,
Alternative Names: object category; Photography,
Creator: Makowski, Zygmunt,
Object description: Soldiers of the Carpathian Lancers Regiment (2nd 'Warsaw' Armoured Brigade, 2nd Polish Corps) posing by a destroyed German Panther Ausf G tank. 写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (HU 111060)
写真(右)1945年1月15日,ドイツ東部戦線、東プロイセン、ドイツ陸軍V号戦車パンター(PzKpfw V Panther)411号車と冬季白色迷彩塗装を施した半装軌式装甲車 (Sd.Kfz. 251)の隊列 (左):東部戦線で対峙したソ連赤軍は、対戦車大型ライフルは装備していたが、ホローチャージの対戦車バズーカ砲はもっていなかったため、ツェルテェンは装着されていない。車体表面にも、磁力吸着爆弾が吸い付くのを防止するプラスチックコーティングは塗装されてないようだ。ただし、車体後方側面には予備のキャタピラを装着して、補助装甲板を補強している。
Inventory: Bild 183 - Allgemeiner Deutscher Nachrichtendienst - Zentralbild
Signature: Bild 183-R98065
Original title: info ADN-ZB
II. Weltkrieg 1939 - 1945
Deutsch-sowjetische Front Ostpreußen am 15. Januar 1945: Schützenpanzer und Panzergrenadiere der faschistischen deutschen Wehrmacht auf dem Wege zum Einsatzort.
299-45 [Herausgabedatum]
Archive title: Ostpreußen.- Panzer V "Panther" (Turmnummer 411) und mittlere Schützenpanzer (Sd.Kfz. 251) im Schnee
Dating: Januar 1945
Photographer: o.Ang.
Origin: Bundesarchiv 写真はドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・Bild 183-R98065(他引用不許可)。
写真(右)フランス、メーヌ=エ=ロワール県、ソミュール戦車博物館に保管・展示されているドイツ軍のV号パンテル戦車(Sd.Kfz. 171)G型:1944年9月、第112装甲旅団に配属され、ストラスブール西方80キロのドンペールの戦いに参加した。その時に西側連合軍に鹵獲された車輌。ツィンメリット・コーティングを施しているが、キャタピラ上半分を保護する補助装甲板は付けていない。2010年からソミュール戦車博物館に保管されている。 解説 Description
This Panzerkampfwagen V "Panther" (S/N. 120790) served in 112TH Panzer Brigade in Battle of Dompaire in 44. Two were lost and captured by the 2th division blindée. This one was sent in Hotel Invalides, Paris in 1976 and now in Armored Museum of Saumur in 2010. And the second on Mourmelon to be exposed.
The restoration : omaha-2007.skyrock.com
All of panther : www.panther1944.de
Date 15 August 2015, 12:09
Source Panther Ausf.G
Author Falcon® Photography from France
写真はWikimedia Commons, File: Panther Ausf.G (22750387779).jpg引用。
写真(右)フランス、メーヌ=エ=ロワール県、ソミュール戦車博物館に保管・展示されているドイツ軍のV号パンテル戦車(Sd.Kfz. 171)G型:ツィンメリット・コーティングを施している。ソミュール戦車博物館は、アメリカのアバディーン陸軍兵器博物館、イギリスのボービントン戦車博物館、ロシアのクビンカ戦車博物館と並ぶ規模と収蔵品のある戦車博物館である。第二次大戦のドイツ戦車としては、II号戦車、III号戦車、III号突撃砲、ティーガーI重戦車、ティーガーII重戦車も保管展示している。 解説 Description
Français : Panzer V exposé au Musée des Blindés de Saumur.
Date 23 August 2008, 16:13:32
Source Own work
Author Duch.seb
Wikimedia Commons, SdKfz 171 PzKw V in the Musée des Blindés: File:Panzer V, Panther pic-010.JPG引用。
写真(右)フランス、メーヌ=エ=ロワール県、ソミュール戦車博物館に保管・展示されているドイツ軍のV号パンテル戦車(Sd.Kfz. 171)の砲塔側面:ツィンメリット・コーティングを施している。キャタピラー(Caterpillar:覆帯)を補助装甲板としている。キャタピラー(Caterpillar)は、本来は、アメリカの建設機械メーカーの企業名で、1925年に農業用トラクタメーカーとして設立された。 解説:English: German tank Panzer V "Panther" (WW II) at the "Musée des Blindés" in Saumur (France)
原画像データの生成日時
2011年8月12日 (金) 14:51
原典 投稿者自身による作品
作者 Matthias Holländer 写真はWikimedia Commons, SdKfz 171 PzKw V in the Musée des Blindés File:Panzer V musée des blindés Saumur.jpg引用。
写真(右)フランス、メーヌ=エ=ロワール県、ソミュール戦車博物館に保管・展示されているドイツ軍のV号パンテル戦車(Sd.Kfz. 171)の砲塔側面:ツィンメリット・コーティングを施している。キャタピラー(Caterpillar:覆帯)を補助装甲板としている。キャタピラー(Caterpillar)は、本来は、アメリカの建設機械メーカーの企業名で、1925年に農業用トラクタメーカーとして設立された。ソミュール戦車博物館は、アメリカのアバディーン陸軍兵器博物館、イギリスのボービントン戦車博物館、ロシアのクビンカ戦車博物館と並ぶ規模と収蔵品のある戦車博物館である。第二次大戦のドイツ戦車としては、II号戦車、III号戦車、III号突撃砲、ティーガーI重戦車、ティーガーII重戦車も保管展示している。
解説:Description
Photographed in the Musée des Blindés, France.
Date 11 September 2013, 12:13:59
Source Own work
Author Alf van Beem
写真はSdKfz 171 PzKw V in the Musée des Blindés File:SdKfz 171, PzKw V, Musée des Blindés, France, pic-3.JPG引用。
写真(右)ドイツ、コブレンツ戦車博物館に保管・展示されているドイツ軍のV号パンテル戦車(Sd.Kfz. 171)G型:砲塔ハッチ付近に夜間戦闘用の暗視装置(赤外線照射器)装備している。ツィンメリット・コーティングを施している。コブレンツ軍事技術博物館(Die Wehrtechnische Studiensammlung im BWB)は、
Beschreibung: Panzerkampfwagen V Panther (Ausführung G / Sd.Kfz. 171)
der derzeit besterhaltene Panther (fahrbereit) von 1985 - 1991 restauriert. Zusätzlich aufgebracht nachgebildete Antihaftminen - ("Zimmerit-") Beschichtung.
aktives Infrarot-Kommandanten-Fahr/ Zielgerät FG 1250 installiert (Nachbildung)
ausgestellt in der Wehrtechnischen Studiensammlung Koblenz
Fotograf: Stahlkocher (Bearbeitung: Darkone)
写真はFile:PanzerV Ausf.G 2 sk.jpg引用。
写真(右)フランス北部、マルヌ県、ムールムロン軍事基地(Mourmelon Military Camp)に保管・展示されているドイツ軍のV号パンター戦車G型(Sd Kfz 171 Panzerkampfwagen V Ausf G Panther)対戦車用の磁気式吸着地雷が吸いつかないように装甲を非磁気するプラスチック類のツィンメリット・コーティング(Zimmerit-Anstrich, Zimmerit Coating)が施されている。 全長8.66 m、車体長6.87 m、全幅3.27 m、全高2.85 m、重量44.8 t、 最高速度45km/h(整地)、30 km/h(不整地)、航続距離170km、兵装70口径7.5-cm-KwK 40 L/70(携行砲弾数79発) 、7.92mmMG34機関銃2丁(4,200発)。
English: “Special purpose vehicle” of the German Wehrmacht until 1945, here: Sd.Kfz 171, German medium tank V, also Tank V, better known as "Panther", versions: D, A and G (version F, planning only). Actual file: "Panther", Ausf. G with 7.5-cm-KwK 40.Additional added anti-tank mine / non-magnetic - ("Zimmerit-") coating produced.
日付 2014年11月20日
原典 投稿者自身による作品
作者 Iamthebest052 写真はWikimedia Commons, Panzerkampfwagen V Ausführung D in the Panzermuseum Thun File: PzKpfw-Vg "Panther"-Zimmerit.jpg引用。
Panther Ausf. A - Wheatcroft Collection, England
Panther Ausf. A - Befehlspanzer Munster Germany (running condition)
Panther Ausf. A - (n° 224) Auto + Technik Museum, Sinsheim, Germany
Panther Ausf. A - (n° 243) Auto + Technik Museum, Sinsheim, Germany
Panther Ausf. A - (n° 413) Private Collection, Germany
Panther Ausf. A - (n° 256) Saumur Tank Museum France
Panther Ausf. A - (n° 211) Saumur Tank Museum France (稼働:running condition)
Panther Ausf. A - Omaha Overlord Museum, Colleville-sur-Mer, France
Panther Ausf. A - 501/503e RCC Mourmelon-le-Grand France
Panther Ausf. A - (n° 201) Royal Jordanian Tank Museum, Jordan
Panther Ausf. A - Australian Armour and Artillery Museum, Cairns, Queensland.
Panther Ausf. A - National Armor and Cavalry Museum, Fort Benning, GA,USA
Panther Ausf. A - U.S. Army Ordnance Museum, Fort Lee, VA, USA
Panther Ausf. A - The Collings Foundation, Stow, MA, USA (稼働:running condition)
Panther Ausf. A - Canadian War Museum (CWM) in Ottawa Canada
Panther Ausf. A or D Panzermuseum, Thun, Switzerland
Panther Ausf. D - Breda Netherlands
Panther Ausf. G - Bovington Tank Museum England (British Built)
Panther Ausf. G - Wehrtechnische Dienststelle, Trier, Germany (British Built)
Panther Ausf. G - Privately owned now confiscated by police, Germany (British Built)
Panther Ausf. G - National War and Resistance Museum, Overloon Netherlands
Panther Ausf. G - Houffalize Belgium
Panther Ausf. G - Grandmenil Belgium ? engine, gearbox and transmission are present
Panther Ausf. G - Celles Belgium
Panther Ausf. G - (n° 332) Saumur Tank Museum France
Panther Ausf. G - Kubinka Tank Museum Russia (稼働:running condition)
Panther Ausf. G - U.S. Army Ordnance Museum, Fort Lee, VA, USA
Panther Ausf. G - 2x National Armor and Cavalry Museum, Fort Benning, GA, USA
Source - Pierre-Oliver Buan - Surviving Panzers website
5.V号駆逐戦車 ヤークトパンテル Jagdpanther (Sd.Kfz. 173)
V号パンター戦車の搭載した70口径7.5センチ砲よりも貫通力がある71口径8.8センチ対戦車砲(8.8 cm PaK 43 )が開発され、それを搭載したIV号対戦車自走砲ナースホルン(Panzerjäger "Nashorn":Sd.Kfz.164;犀)が生産された。しかし、ナースホルンの防御力は弱かったため、重装甲を施した対戦車自走砲、すなわと駆逐戦車が提案された。これが、V号パンター戦車の車体を流用したヤークトパンター駆逐戦車である。
71口径8.8cm PaK 43は、1940年にドイツ国防軍が8.8 cm FlaK 18/36/37に代わる高射砲開発を進めたことが契機になり、1943年に戦車砲型が8.8 cm KwK 43と、対戦車砲型が71口径8.8cm PaK 43としてIV号対戦車自走砲ナースホルン(Panzerjäger "Nashorn":Sd.Kfz.164)の搭載砲に採用された。これらは71口径の長砲身で、狭い戦闘室内での争点を考慮して、垂直鎖栓式の閉鎖機、ボタン式の電気撃発装置を備えていた。砲尾の閉鎖機を開くと薬莢が排出されるが、砲弾の装填は手動であり、現在の戦車のような自動装填式の戦車砲はなかった。
71口径8.8センチ対戦車砲(8.8cm PaK 43)の諸元 口径 88 mm 全長 9.2 mm、砲身長 6.35 m L/71
全幅 2.225 m、全高 1.7 m 重量
3,650 kg 、操作人員数
5名 砲弾 88mm x 822 R 、砲弾重量 10.2 kg 仰俯角
-8度から40度、旋回角
360度 発射速度
6-10発/分、砲口初速 1000 m/s 最大射程 15,150 m、有効射程 1,000-2000m
写真(右)1944年7月,フランスに駐留するドイツ陸軍V号駆逐戦車 ヤークトパンター Jagdpanther (Sd.Kfz. 173):車体測面には対戦車バズーカ対策の防楯を装着している。戦闘室後方には大きな乗員出入口が見える。車体後部に搭載したガソリンエンジンは、マイバッハHL230 P30、4ストロークV型12気筒液冷で、700馬力 (515 kW)の高出力だった。 Inventory: Bild 101 I - Propaganda-kompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe
Signature: Bild 101I-721-0397-18
Archive title: Frankreich, nach Invasion.- Jagdpanther, Panzerjäger "Panther" (8,8cm), (Sd.Kfz. 173) im Gelände; KBZ OB West
Dating: Juni 1944
Photographer: Wagner
Origin: Bundesarchiv 写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・Bild 101I-721-0397-18引用(他引用不許可)。
駆逐戦車ヤークトパンテル Jagdpanther (Sd.Kfz. 173)は、テーガーII重戦車と同じ71口径8.8センチ対戦車砲(8.8cm PaK 43/L71)を装備し、ドイツ軍最強の駆逐戦車となった。しかし、ソ連のSU自走砲と比較すると、重量が重く、車高も高いために、駆逐戦車としての秘匿性は劣っていた。なにより生産は1944年1月〜1945年4月で合計415輌と少なく、戦力としては不十分だった。
写真(右)1944年秋頃(?),西側連合軍に撃破されたドイツ陸軍V号駆逐戦車ヤークトパンター Jagdpanther (Sd.Kfz. 173):手前に71口径8.8センチ砲弾が放置され、車体前面に偽装用の枝が立てかけられている。車体正面のボールマウントには機銃が未装着。キャタピラカバーは、左側が外れ右側も曲がっている。 Catalogue number STT 3583A,
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION,
Subject period: Second World War,
Alternative Namesobject category: Black and white, Object description: Jagdpanther ,
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (STT 3583A)
ドイツ軍の駆逐戦車には、IV号戦車の車体を流用したIV号駆逐戦車(70口径7.5センチ砲搭載)、38(t)戦車の車体を流用した駆逐戦車ヘッツァー(48口径7.5センチ砲搭載)、VI号戦車ティーゲルIの車体を流用したエレファント(フェルディナント)重駆逐戦車(71口径8.8センチ対戦車砲:8.8cm PaK 43/L71搭載)、V号戦車パンテルの車体を流用したヤークトパンテル駆逐戦車(71口径8.8センチ砲搭載)、ティーゲルIIの車体を流用したヤークトティーガ駆逐戦車(12.8センチ砲搭載)がある。
写真(右)1944年秋頃(?),西側連合軍に撃破されたドイツ陸軍V号駆逐戦車 ヤークトパンテル Jagdpanther (Sd.Kfz. 173)の後方:8.8センチ砲を搭載する大型の戦闘室。車体右側面後方に弾痕が4か所あいている。また、車体後方にも弾痕が2カ所あり、外装のタンクが破壊されている。 Catalogue number STT 7467,
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION,
Subject period: Second World War,
Alternative Namesobject category: Black and white, Object description: Jagdpanther ,
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (STT 7467)
写真(右)1944年秋頃(?),西側連合軍に鹵獲されたドイツ陸軍V号駆逐戦車ヤークトパンター Jagdpanther (Sd.Kfz. 173)の上面:長砲身8.8センチ砲を搭載する大型の戦闘室の上面には、ハッチ2カ所が開いているがハッチを占めたままでも周囲を観測できるプリズム式の観測器も確認できる。車体後方は、エンジンの換気・冷却を行うために、ファンが搭載されている。 Catalogue number STT 7468,
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION,
Subject period: Second World War,
Alternative Namesobject category: Black and white, Object description: Jagdpanther ,
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (STT 7468)
ヤークトパンター駆逐戦車の生産台数は1944年7月15両、8月14両、9月21両、10月8両、11月20両、12月44両、1945年1月30両であり、空襲や熟練工の不足のために量産ははかどらなかった。ヤークトパンター駆逐戦車は、ティーゲルII重戦車と同じ71口径8.8センチ対戦車砲(8.8cm PaK 43/L71)を搭載して攻撃が大きく、傾斜装甲を使って防御とのバランスが取れた最良の駆逐戦車として高く評価されているといわれるが、1945年4月の生産終了までに合計415両が完成したに過ぎず、戦局を好転させることには寄与していうない。
写真(右)イギリス南部、ドーセット州、ボービントン戦車博物館に保管・展示されているドイツ軍のV号ヤークトパンター駆逐戦車 Jagdpanther (Sd. Kfz. 173):パンター戦車の砲塔を取り除いて、巨大な戦闘室を設け、そこにティーゲルII重戦車と同じ71口径8.8センチ戦車砲を装備した駆逐戦車。戦車砲の射角は左右各10度、俯角は7度、仰角は15度まで運用可能。Jagdpanther in the Bovington Tank Museum 解説
Bovington Tank Museum 241 88m panzerjager jagdpanther,sdkfz 173
日付 2010年7月7日, 14:25
原典 Bovington Tank Museum 241 88m panzerjager jagdpanther,sdkfz 173
作者 DAVID HOLT from London, England
写真はWikimedia Commons File:Flickr - davehighbury - Bovington Tank Museum 241 88m panzerjager jagdpanther,sdkfz 173.jpg引用。
写真(右)ロシア、モスクワ郊外、クビンカ戦車博物館に保管・展示されているドイツ軍のV号ヤークトパンタ−駆逐戦車Jagdpanther (SdKfz 173):大戦末期のドイツ軍ティーゲルII重戦車(71口径8.8センチ戦車砲装備)と同じ火砲を搭載している。曲面構造の避弾径始を考慮したものではないが、量産性を高めるために、直線を取り入れた傾斜装甲板を全面的に取り入れている。Jagdpanther in the Kubinka Tank Museum 解説
Русский: Противотанковая самоходная установка ?Ягдпантера? (SdKfz 173) в Центральном музее бронетанкового вооружения и техники в Кубинке.
日付 2013年6月8日, 12:01:22
原典 投稿者自身による作品
作者 Mike1979 Russia 写真はWikimedia Commons File: Jagdpanther in the Kubinka Museum 01.jpg引用。
6. VI号重戦車ティーガーII「キンググタイガー」Panzer VI "Tiger II" Königstiger (Sd.Kfz. 182)
写真(右)1944年7月,スプレーで迷彩塗装を施されているVI号重戦車ティーガーII(Panzer VI "Tiger II" Königstiger; Sd.Kfz. 182) :森の中で作業しているのは、連合軍航空機に発見、攻撃されるのを防ぐためである。ティーガーII「キングタイガー」重戦車Panzer VI "Tiger II" (Königstiger)の基本方針はティーガーIの防御力と攻撃力を向上させるものである。装甲は、パンテルと同様に傾斜が強くなり、車体にもその影響が窺われるが、重量は70トン近く、パンテルの45トン、ティガーIの60トンよりも遥かに重い。そこで、トランスミッションはティーガーを高性能化したものを装備した。 Archive title: Frankreich.- Panzersoldaten auf Panzer VI "Tiger II" (Königstiger) am Waldrand beim Besprühen mit Farbe (?); PK KBZ Ob. West
Dating: Juni 1944
Photographer: Wagner
Origin: Bundesarchiv 写真は,ドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録・Bild101I-721-0398-23A引用(他引用不許可)。
写真(右)1945年1月,ドイツ西部パーダーボルン近郊ハウステンベック、連合軍が鹵獲したドイツ陸軍VI号重戦車ティーガーIIとVI 号重駆逐戦車ヤークトティーガー Jagdpanzer VI Jagdtiger (Sd.Kfz. 182)
:右手前からVI号重戦車ティーガーII(Panzer VI "Tiger II" Königstiger)(砲身が内部爆発して破損)、ヤークトティーゲル重駆逐戦車、VI号戦車ティーガー?、?号戦車パンテルの順に並んでいる。 Catalogue number:BU 8016
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION
Subject period Second World War
Alternative Namesobject category: Black and white
CreatorSmales (Sergeant)
No 5 Army Film & Photographic Unit
Object description: Four German heavy tanks at the Panzer experimental establishment at Haustenbeck near Paderborn.
Label:Four German heavy tanks at the Henschel tank testing ground at Haustenbeck near Paderborn, Germany, June 1945.
写真は,イギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・BU 8016引用。
ヤークト=ティーガー重駆逐戦車諸元:
全長10.654 m、車体長7.62 m、全幅3.625 m、全高2.945 m
重量75 t
速度:41.5 km/h(整地)、20 km/h(路外)、航続距離170 km(整地)、120 km(路外)
主砲:55口径128 mm Pak44 L/55(搭載砲弾数40発)
7.92mm MG34機関銃 1丁 装甲:戦闘室前面250 mm、 側面・後面80 mm、 上面40mm
車体前面上部150 mm、車体前面下部100 mm、側面80 mm、 底面25 mm
エンジン:マイバッハHL230P30V型12気筒液冷ガソリン700 hp/3,000 rpm (520 kW)
乗員6名
写真(右)真横から見たアメリカ陸軍M4シャーマン Sherman戦車の記録写真 : Catalogue number: MH 7592,
Part of SCHOOL OF TANK TECHNOLOGY COLLECTION
Subject period: Second World War
Alternative Names: object category: Black and white, Object description: A side view of an M4 Sherman converted to a flamethrower tank. The additional armoured box on the hull rear containing the weapons fuel can be seen clearly.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・引用・ IWM (MH 7592)
アメリカ陸軍M4シャーマン Sherman中戦車の諸元
車体長:5.84 m (19.2 ft)
全幅:2.62 m (8 ft 7 in)
全高:2.67 m (8 ft 9 in)
重量:30.3 t
最高路上速度:38.6 km/h(整地)、19.3 km/h(不整地)
航続距離:193 km
主砲:37.5口径75mm戦車砲M3(90発)
車載機銃:砲塔上;0.50口径12.7ミリM2ブローニング機関銃(50 caliber M2 Browning Machine Gun)×1(600発)、車体前面;7.62ミリ機関銃M1919×2(6,250発) 装甲:砲塔防盾:76 mm
砲塔:前面64-76 mm、側面50 mm、後面64 mm
車体:前面51 mm、側面38-45 mm、後面38.1 mm
エンジン:Continental R975 C4 4ストローク星型 9気筒空冷ガソリン400馬力
乗員:5 名
写真(右)1944年7月、イタリア、イギリス軍第51王室戦車連隊B中隊のA22チャーチルChurchil Mk IV歩兵戦車の集団: CHURCHILL TANKS IN ITALY, JULY 1944、 Catalogue number: TR 2023,
Part of MINISTRY OF INFORMATION SECOND WORLD WAR COLOUR TRANSPARENCY COLLECTION,
Subject period: Second World War
Alternative Names: object category: Colour, Creator: War Office official photographer
Tanner (Capt),
Object description: Churchill tanks of 'B' Squadron, 51st Royal Tank Regiment advancing across the Italian countryside. 写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (TR 2023)引用。
写真(右)1944年6月17日、イギリス第7装甲師団第4ロンドン・カントリーヨーマンリーのクロムウェルCromwell 巡航戦車の前で食事の準備をしている戦車兵。 42ND ARMOURED DIVISION EXERCISE, NEAR MALTON IN YORKSHIRE, 29 SEPTEMBER 1942、 Catalogue number: B 5681,
Part of MINISTRY OF INFORMATION SECOND WORLD WAR COLOUR TRANSPARENCY COLLECTION,
Subject period: Second World War
Alternative Names: object category: Colour, Creator: War Office official photographer,
Object description: A Cromwell tank crew of 4th County of London Yeomanry, 7th Armoured Division, preparing a meal in front of their vehicle, 17 June 1944. Left to right: Trooper Arthur Nelson, Trooper William Leonard and Sergeant A Gordon. Label: A Cromwell tank crew of 4th County of London Yeomanry, 7th Armoured Division, preparing a meal in front of their vehicle, Normandy, 17 June 1944. 写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (B 5681)引用。
写真(右)1944年6月26日、イギリス軍第11装甲師団司令部のクロムウェルCromwell 巡航戦車、その後に続くのは2両のセントー巡航戦車。 THE BRITISH ARMY IN THE NORMANDY CAMPAIGN 1944, NEAR MALTON IN YORKSHIRE, 29 SEPTEMBER 1942、 Catalogue number: B 6011,
Part of MINISTRY OF INFORMATION SECOND WORLD WAR COLOUR TRANSPARENCY COLLECTION,
Production date: 1944-06-26、Subject period: Second World War
Alternative Names: object category: Colour, Creator: War Office official photographer,
Object description: A Cromwell command tank, named 'Taureg II', of 11th Armoured Division HQ leads a Centaur OP tank with dummy gun and two Shermans during Operation 'Epsom', 26 June 1944. 写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (B 6011)引用。
写真(右)1944年8月12日、北イタリア、イギリス軍第6装甲師団第72駆逐戦車連隊のアメリカ製M10ウォルブリンWolverine(クズリ)3インチ駆逐自走砲戦車:大射程で火力支援を行うために、戦車の搭載する3インチ戦車砲の仰角を上げるために、M10駆逐自走砲を坂道に乗せて、仰角を大きくかかげている。 THE BRITISH ARMY IN ITALY 1944、Catalogue number: NA 17868,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION,
Subject period: Second World War, Alternative Names: object category: Black and white, Creator:No. 2 Army Film & Photographic Unit, Object description: An M10 tank destroyer of 72nd Anti-Tank Regiment, 6th Armoured Division, in action, 12 August 1944. The gun is firing in the indirect fire support role.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・ IWM (NA 17868)引用。
写真(右)1944年10月12日、オランダ、イギリス軍王室砲兵隊第11装甲師団第75駆逐戦車5シャーウッド・フォレスト歩兵部隊と第93駆逐戦車連隊のアメリカ製 M10 アキリーズ駆逐自走砲戦車:アメリカ製 M10ウォルブリンWolverine3インチ駆逐自走砲の搭載していたアメリカ製3インチ高射砲をイギリス製76.2ミリ17ポンド対戦車砲に変換、改修した。
Catalogue number: NA 18091,
Part of WAR OFFICE SECOND WORLD WAR OFFICIAL COLLECTION,
Subject period: Second World War, Alternative Names: object category: Black and white, Creator:No. 5 Army Film & Photographic Unit Evans, J L (Capt), Object description: An Achilles tank destroyer of 75th Anti-Tank Regiment, 11th Armoured Division, Royal Artillery, Holland, 12 October 1944.
写真はイギリス帝国戦争博物館 Imperial War Museum登録・IWM (NA 18091)引用。
2017年3月12日開設の鳥飼研究室へのご訪問ありがとうございます。データ引用の際は,出所を明記するか,リンクをしてください。
連絡先:
torikai@tokai-u.jp
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1 東海大学教HK社会環境課程 鳥飼 行博 TORIKAI Yukihiro, HK,Toka University,4-1-1 Kitakaname,Hiratuka,Kanagawa,Japan259-1292 Fax: 0463-50-2078
Thank you for visiting our web site. The online information includes research papers, over 10,000 photos and posters published by government agencies and other organizations. The users, who transcribed thses materials
from TORIKAI LAB, are requested to credit the owning instutution or to cite the
URL of this site. This project is being carried out entirely by Torikai
Yukihiro, who is web archive maintainer.