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◆マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機
写真(上)1943年10月頃,イタリア、ファシスト・イタリア王国空軍マッキMC.205Vベルトロ戦闘機(Macchi, MC 205V Veltro Greyhound")
;機首と主翼に7.7ミリ機関銃を左右各2丁、合計4丁搭載した。エアインテークには防塵除去フィルターが装着されている。独裁独裁イタリアの国籍マークは、ファッシ(束ねた武器)である。
Ray Wagner Collection Image PictionID:45646634 - Catalog:16_006960 - Title:Macchi Mc.205 - Filename:16_006960.TIF - ---Image from the Ray Wagner Collection. Ray Wagner was Archivist at the San Diego Air and Space Museum for several years and is an author of several books on aviation
写真はSmugMug+Flickr.,San Diego Air and Space Museum Archive - Catalog:16_006960 -引用



写真(上)1943年10月頃,イタリア、ドイツ・ムッソリーニ傀儡政権と戦ったイタリア王国空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機(M.M. 92114)
:主翼の機関銃をブレダ7.7ミリ機関銃からモーゼル20ミリMG151/20 機関砲(250発)に換装した武装強化型。MC201よりエンジン換装でも全長は同じで長くなってはいない。エアインテークには防塵除去フィルターが装着されている。独裁独裁イタリアの国籍マークは、ファッシ(束ねた武器)である。ムッソリーニ首相罷免後のバドリオ政権は降伏しイタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗と同じ同心円となった。
Italiano: Il Macchi C.205V Serie III M.M. 92114 del Maggiore Ruspoli protagonista del lancio di manifestini su Roma il 6 ottobre 1943 English: The Macchi C.205V Series III M.M. 92114 by Maggiore Ruspoli, the protagonist of the launch of leaflets on Rome on 6 October 1943 Date 1943 Source Aeronautica Militare Italiana Author fotografo ufficiale
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro File:C.205 SerieIII MM92114 Ruspoli.png引用



写真(右)2011年10月,イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機(製造番号:MM9546)
:この機体は、本来、マッキMC202だったが、20ミリ機関銃搭載のMC.205Vに改装して展示してある。ただし、製造番号は原型のMM9546のままにしている。イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。未舗装飛行場でも円滑な運用ができるように鉄製敷板を並べて、「簡易舗装」したが、その鉄製敷板が並べられている。
Displayed in Hangar BADONI. This is actually an MC202 modified to represent an MC205V, but the serial is genuine. Date 20 October 2011, 10:53 Source Macchi MC205V Veltro 'MM9546 / 97-2' Author Alan Wilson
写真はWikimedia Commons.,Category:Aircraft at Museo Vigna di Valle -File:Macchi MC205V Veltro MM9546 97-2 (6446485229).jpg引用。


1.原型マッキ(Macchi)MC.200サエッタ戦闘機

写真(右)1940-1942年頃,イタリア、イタリア空軍マッキMC-200サエッタ戦闘機(Macchi MC-200 Saetta:電光):ファシスト独裁国家イタリアの国籍マークがあり、イタリア国旗を模して、緑・白・赤の三色旗が描かれている。格闘性能は良かったが、最高速力や武装の点で、イギリス空軍スピットファイア―戦闘機、ホーカーハリケーン戦闘機よりも劣っていたが。
Ray Wagner Collection Image PictionID:45646584 - Title:Macchi Mc.200 - Filename:16_006956.TIF - ---Image from the Ray Wagner Collection. Ray Wagner was Archivist at the San Diego Air and Space Museum for several years and is an author of several books on aviation
写真はSmugMug+Flickr.,San Diego Air and Space Museum Archive - Catalog:16_006956 引用。


マッキMC-200サエッタ戦闘機Macchi MC-200 Saetta)の原型は、1936年のイタリア空軍増強計画(プログラムR)でイタリアの主要航空機メーカーのマッキ社が開発した軽快な戦闘機で、高速記録を誇るシュナイダーカップの世界最速のイタリア水上機を開発したマリオ=カストルディの設計である。1934年10月、シュナイダーカップでマッキMC.72高速水上機は、世界最速の709.2km/hの世界記録を樹立した。これは現在もプロペラ式水上機の世界最速記録である。

1937年12月24日に初飛行したマッキMC-200サエッタ戦闘機Macchi MC-200 Saetta)、1939年8月に部隊配備したフィアットA74RC38空冷星型14気筒870馬力搭載の軽快な戦闘機で、視界を向上するために半開放式の風防を小高く盛り上げた胴体上に設置した。空気抵抗は若干増加しても、視界の良好さを優先したのである。

マッキMC200サエッタ マッキMC-200サエッタ戦闘機Macchi MC-200 Saetta)の諸元
乗員:1名
全長:8.19m
全幅:10.57m
全高:3.51m
主翼面積:16.8m2
発動機:フィアット A74RC38空冷星型14気筒エンジン870hp
全備重量:2,208kg
最大速度:503 km/h /4 500 m
航続距離:570 km
実用上昇限度:8900 m 武装:12.7ミリ2 Breda-SAFAT機銃2丁

マッキM.C.200サエッタは軽量小型、弱武装のイタリア空軍戦闘機で、1940年6月のイタリア参戦時に主力戦闘機として配備されていた。開戦当時、最高速力500km/hは、世界的水準であり、軽武装とはいえい、良好な旋回性能、上昇率と良好な視界など格闘戦闘能力の高さは、イタリア空軍の保守的な戦闘機パイロットを満足させるものだった。wikipedia日本は「部隊配属が開始された1939年時点で既にその性能の限界は見えていた。」と酷い評価を下しているが、当時日本陸軍のキ27中島九七式戦闘機、海軍の九六艦上戦闘機よりも高速であり、総合的には世界標準以上の出来だった。しかし、対戦相手が、イギリス空軍スピットファイア戦闘機となると、武装、速力の点からも劣勢は明らかだった。


2.マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機

写真(右)1941-1942年頃,イタリア、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機試作機:垂直尾翼には、緑・白・赤の縦三色旗(Tricolore italiano)が描かれている。1940年8月10日初飛行したが、当初は、液冷エンジンの冷却器(ラジエーター)は、機首のエンジン下方から胴体後方下面に移動されている。1941年6月より部隊配備された。
Description English: Macchi C.202 Folgore prototype Date 1941 Source Ministero Aeronautica - Roma Author fotografo ufficiale
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi MC.202 File:Macchi M.C.202D prototype.jpg引用。


高性能の戦闘機の条件は、軽量で空戦性能の高い機体より、大出力のエンジンで高速を発揮でき、武装も強力であることとの考えがアメリカから広まり、空戦のあり方も格闘ではなく一撃離脱であるとの考えが広まる中、イタリア空軍でも大出力エンジンを搭載した高速の戦闘機が試作されることになった。しかし、イタリア国内には、爆撃機用の大直径の空冷星形エンジンしかなく、それでは空気抵抗が大きくなり高性能は望めないとい考えられた。そこで、盟国ドイツのBf109戦闘機が搭載しているダイムラー・ベンツDB601液冷倒立V型12気筒1,100馬力エンジンを搭載する戦闘機が望まれた。

イタリア空軍マッキMC.200サエッタ戦闘機(Macchi MC-200 Saetta)は、高性能軽戦闘機だったが、敵対するイギリス空軍ホーマー「ハリケーン」戦闘機、スパーマリン「スピットファイア」戦闘機に比較して、低速であり、それらに対抗可能な次世代戦闘機が求められた。そこで、イタリア空軍は、同盟国ドイツのメッサーシュミットBf109戦闘機の高性能に注目し、MC.200サエッタ戦闘機に同じDB601液冷エンジンを搭載することで、性能向上型のマッキ(Macchi)MC.202戦闘機を試作するようにマッキに発注した。

イタリア空軍[REGIA AERONAUTICA FIGHTER]マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレフォルゴーレ戦闘機(Macchi MC.202 Folgore)は、馬力不足だったマッキMC.200サエッタ戦闘機が搭載した空冷エンジンを、ドイツのメッサーシュミットBf109Eに搭載されていたダイムラーベンツDB601液冷エンジン1175馬力に変換して、性能を大幅に向上された。エンジン冷却器(ラジエター)を胴体中央下面に搭載し、コックピットも空気抵抗を減少させるために低い位置に戻して、密閉風防に改造されている。液冷エンジン搭載によって、胴体は1m延長された。

マッキ(Macchi)MC.200サエッタ"Saetta"(稲妻)戦闘機がマッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"(電光)戦闘機に発展した過程は、日本の三式戦「飛燕」が搭載したダイムラーベンツDB601液冷エンジン国産版が不調で空冷エンジンに載せ替えて登場した五式戦とは全く逆方向だった。これから見ると、日本の川崎や愛知の液冷エンジン工作技術の水準は、イタリアのアルファロメオの水準よりも低かったことがわかる。

マッキ MC.202フォルゴーレ戦闘機は、イタリア空軍第21航空団第356飛行隊機として、1942年9月 ロシアに派兵されている。

写真(右)1941年10月、イタリア、ローマ、空軍基地のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機のパイロットを検閲するイタリア統領(Duce)ムッソリーニ:飛行服に身を包んだパイロットが、イタリア統領(Duce)ムッソリーニと言葉を交わしている。左奥にはサボイア・マルケッティ(Savoia-Marchetti)SM.79スパルヴィエーロ(Sparviero:ハイタカ)三発爆撃機が見える。
Un pilota discorre con il Duce e un'autorità dell'Aeronautica Italiana davanti ad un'aereo da combattimento.
Creation date: 10.1941 Institution: Instituto Luce - Cinecittà Provider: EFG - The European Film Gateway
写真は, Europeana Dataset: 08602_EFG_Instituto_Luce_Cinecitta Identifier: AttualitaA41-136118 Institution: Instituto Luce - Cinecittà 引用。


写真(右)1942-1943年頃,イタリア、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機:1940年8月10日初飛行、1941年6月より部隊配備。ファシスト独裁イタリアの国籍マークは、ファッシ(束ねた武器)である。後に、ムッソリーニが首相を罷免されバドリオ元帥の政府が樹立され、降伏すると、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Macchi, M.C. 202, Folgore ""Thunderbolt"" Title: Macchi, M.C. 202, Folgore ""Thunderbolt"" Corporation Name: Macchi Official Nickname: Folgore ""Thunderbolt"" Additional Information: Italy Designation: M.C. 202 Tags: Macchi, M.C. 202, Folgore ""Thunderbolt""
写真はSmugMug+Flickr.,San Diego Air and Space Museum Archive Catalog #: 01_00082283引用。


既に量産に入っていたMC.200サエッタ戦闘機は、空冷エンジン搭載だったが、小直径の小型エンジンを搭載していたため、DB601液冷エンジンの搭載によっても、機体の構造変更は僅かで済むと考えられた。そこでMC200を設計したマリオ・カストルディ技師は、DB601液冷エンジンを搭載できるようにMC200サエッタ戦闘機の機首とエンジン懸架を改造し、重心バランスをとるために胴体を60センチ延長して改造機を考案した。これがマッキ(Macchi)MC.202戦闘機で、強力なエンジンを搭載し、プロペラ回転トルクが大きいので、垂直尾翼のねじりではなく、左主翼を右主翼よりも20センチ延長して、トルクを打ち消すような機体構造とした。

原型となったマッキ(Macchi)MC.202戦闘機は、ドイツ製のDB601Aエンジン(1,175馬力)を搭載し、プロペラはイタリア製ピアッジョP.1001可変ピッチを付けて1940年8月に初飛行した。強力なエンジンに換装したマッキ(Macchi)MC.202は、最高速力は時速600キロ、上昇時間は6000メートルまで6分で、MC200を引き継いで高度の格闘性能も維持することができた。試験飛行で問題となったのは、良好な視界を確保することで、風防後端の後方ガラス窓を取り止め、風防後半に絞り込んだ金属製フェアリングをつなぎ、操縦席左右後方の視界を確保した。また、エンジン強化で重量も増加したために、尾輪は大型化し、引き込み式尾輪は、空気抵抗を減少させるフェアリングを付けたうえで固定式尾輪に変換された。

マッキMC.202(Macchi MC-202)試作1号機(M.M.445)は、DB601A液冷エンジン1,175馬力、ピアッジョP.1001可変ピッチ・定速3翅プロペラを搭載、1940年8月に初飛行し、大幅な速度向上が見られた。上昇力時間も6000mまで6分と飛行性能の向上から、すぐに量産に入ることが決まった。

マッキMC.202 マッキ(Macchi)MC.202の設計者はMC200サエッタの設計者と同じマリオ・カストルディ技師で、全高を低くして空気抵抗を減らし、エンジン換装のために胴体は60センチ長くなった他、エンジンの出力向上でプロペラ回転トルクモーメントが大きくなったため、主翼に傾き・捩れを付けるのではなく、左翼を右翼よりも20センチ延長して、トルクを打ち消す設計とした。

イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機は、イタリアの第二次世界大戦の参戦翌年、1941年7月から部隊配備がなされた。第一次世界大戦イタリアのエースF.バラッカに因んだ第4航空団第9飛行隊は、旧式戦闘機で北アフリカに派遣され、イギリス空軍ハリケーン戦闘機、スピットファイア戦闘機と戦ったが、飛行性能が劣っていたために、本国に撤退した。そこで、新型のマッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機に転換配備され、訓練を続けた。その後、1941年9月にシチリア島に配備された戦果を挙げた。

マッキMC202Folgore マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ "Folgore"戦闘機の諸元
乗員Crew: 1
全長Length: 8.85 m (29 ft 0 in)
全幅Wingspan: 10.58 m (34 ft 9 in)
全高Height: 3.49 m (11 ft 5 in)
主翼面積Wing area: 16.82 m2 (181.0 sq ft)
空虚重量Empty weight: 2,491 kg (5,492 lb)
最大離昇重量Max takeoff weight: 2,930 kg (6,460 lb)
発動機Powerplant: アルファロメオ(Alfa Romeo)RA.1000 R.C.41-Iモンスーン(Monsone)V-12気筒液冷エンジン, 864 kW (1,159 hp) /毎分2,500回転/離陸時
プロペラ: 3-翅恒速回転プロペラ(constant-speed propeller)

三面図(右)イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機
Description English: Macchi MC.202 Italian fighter
Date 11 December 2011 Source Own work Author Kaboldy
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi MC.202 File:Macchi MC.202.svg引用。


マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ "Folgore""Folgore"戦闘機の性能Performance
最高速力Maximum speed: 600 km/h (370 mph, 320 kn) /5,600 m (18,400 ft)
航続距離Range: 765 km (475 mi, 413 nmi)
実用上昇限度Service ceiling: 11,500 m (37,700 ft)
上昇率Rate of climb: 18.1 m/s (3,560 ft/min)
翼面荷重Wing loading: 174.2 kg/m2 (35.7 lb/sq ft)
出力比Power/mass: 0.35 kW/kg (0.21 hp/lb)
兵装Armament
12.7ミリ(0.500 in) ブレダ(Breda-SAFAT)機関銃2丁/機首(携行弾数 360/400発)
7.7ミリ (0.303 in) ブレダ(Breda-SAFAT)機関銃2丁/主翼(携行弾数 500発)
50キロ (110 lb), 100キロ(220 lb) あるいは160キロ(350 lb)爆弾2発
100リットル (26.4 US gal; 22.0 imp gal) 落下式増槽2個

写真(右)2016年,アメリカ、ワシントンDC、スミソニアン国立航空宇宙博物館(National Air and Space Museum)で保管展示中のイタリア空軍(Aeronautica)マッキMC.202フォルゴーレ戦闘機(Macchi MC.202)熱帯仕様;ファシスト政権時代の古代ローマのファッシ(束ねた斧)の国籍マークを左右主翼に描いている。他方、垂直尾翼に描かれたのは、白十字にサヴォイア王家の紋章をあしらった華麗な記章を描いている。マッキMC-200戦闘機に空冷星形エンジンをドイツの開発したダイムラーベンツDB601液冷エンジンを国産化したものに変換したことで、マッキMC.202戦闘機(Macchi MC-202)は最高速力は595キロと、イギリス空軍スピットファイア―戦闘機と互角の飛行性能だった。
Brief Description Virtually unknown outside Italy, the C.202 Folgore was the best fighter aircraft fielded in significant numbers by the Regia Aeronautica (Italian Royal Air Force or RA) during World War II.
Engine: Alfa Romeo R. A. 1000 R. C. 411 Monsonie (Monsoon, a license-built DB 601), liquid-cooled twelve-cylinder vee, 1,075 horsepower
Date 29 December 2016, 08:33:35
写真はSmugMug+Flickr.,San Diego Air and Space Museum Archive Inventory Number A19600332000引用。

マッキMC-202フォルゴーレ戦闘機(Macchi MC-202)は、空冷星形14気筒エンジンを搭載したM.C.200サエッタの発動機を、ドイツのダイムラー・ベンツDB.601水冷倒立V型12気筒エンジン1,100馬力に換装して、性能を向上させた戦闘機である。設計者はMC200サエッタの設計者と同じマリオ・カストルディ技師で、全高を低くして空気抵抗を減らし、エンジン換装のために胴体は60センチ長くなった他、エンジンの出力向上でプロペラ回転トルクモーメントが大きくなったため、主翼に傾き・捩れを付けるのではなく、左翼を右翼よりも20センチ延長して、トルクを打ち消す設計とした。

マッキMC.202 イタリア空軍(Aeronautica)マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ戦闘機は、1150機量産された主力戦闘機となったが、この量産数は、アメリカ、ソ連、イギリス、日本の飛行機生産機数から見れば、過小である。イタリアが1943年夏に連合国に無条件降伏した時には、マッキMC.202フォルゴーレ戦闘機は、100機程度しか現存していなかった。

イタリア降伏後も残っていた(Aeronautica)マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ戦闘機は、ムッソリーニを元首とする新ファシスト政権のイタリア社会共和国(サロ政権)と連合国に寝返ったイタリア王国バドリオ政権とに分かれて、戦うことになった。これは、イタリア人同士が敵味方に分かれて戦う内戦、市民戦争でもあるが、同じ戦闘機を使って戦ったのである。ただし、イタリア王国空軍では、西側連合国軍から貸与された戦闘機が、その後主力になった。また、1945年に第二次大戦が連合国の勝利に終わると、イタリア国内では、再び生き残っていたマッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ戦闘機が配備された。

イタリア空軍(Aeronautica)マッキMC.202フォルゴーレ戦闘機(Macchi MC.202)熱帯仕様の機首側面の空気取入れ口(エアインテーク)には、砂塵がエンジン内部に入らないように防塵フィルターが装備されている。砂漠地帯では、砂塵が舞うために、排気管やその他の開口部から砂塵の侵入で稼働率が低下しやすかった。降着装置の主輪大には大きなカバーで完全に覆われているが、メッサーシュミットBf109Gでは主輪の直径が増大し、主翼上面に突出部(バルジ)を設けたり、降着主輪のカバーの一部を省略して切り欠きだけにしたりと、空力学的な洗練性が失われていた。

イタリア空軍(Aeronautica)マッキMC.202フォルゴーレ戦闘機(Macchi MC-202)は、MC.200サエッタ戦闘機の空冷星形エンジンをドイツのダイムラーベンツ(Daimler-Benz)DB 601液冷エンジンイタリア国産版し換装した機体だった。冷却器(ラジエーター)は胴体下面に設けているが、これはBF109が左右主翼下面に分けて冷却器を二分し装備したのとは異なっている。

マッキMC.202 しかし、イタリア空軍マッキMC.202フォルゴーレ戦闘機のエンジンも冷却器の位置も、1941年(昭和16年)12月に初飛行した日本陸軍三式戦闘機「飛燕」とは類似していた。マッキMC.202「雷電」(フォゴーレ)戦闘機のほうが1940年8月10日初飛行、1941年6月部隊配備で遥かに先行していたため、太平洋戦域ニューギニア戦線で三式戦に直面したアメリカ軍が、三式戦をメッサーシュミットBf-109あるいはマッキMC.202のコピーと誤解したのも無理はなかった。

イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機Macchi MC.202)の諸元
乗員:1名
生産数:1 150機
全長:8.85 m
全幅:10.58 m
全高:3.49 m
主翼面積:16.82 m²
重量 空虚重量:2,491 kg
最大離陸重量:2,930 kg
発動機 アルファロメオ(Alfa Romeo)RA.1000 R.C.41-I Monsone液冷V-12気筒エンジン1,175 hp
最高速力:595 km/h / 5600 m
航続距離:765 km
実用上昇限度:11,500 m
12.7ミリBreda-SAFAT 機関銃2丁(各360発)、7.7ミリBreda-SAFAT 機関銃2丁(各500発) 160kg爆弾 ×2


3.マッキ(Macchi)MC.205ベルトロ戦闘機

ドイツ空軍メッサーシュミットBf109G-6 メッサーシュミットBf109G-6 “グスタフ”の諸元
乗員:1名
全長:9.06m
全幅:9.76m
全高:2.5m
全備重量:3,148kg
エンジン:DB605A(離昇出力1,475hp)
最高速度:621km/h
兵装:MG131×2 、MG151/20×1

ドイツ空軍メッサーシュミットBf109Gは、DB 605液令V型12気筒エンジン 1,100 kW (1,475 hp)を搭載し飛行性能を重視したF型の後継機で、1943年に入り対爆撃機防空迎撃戦闘が主任務になった時期の武装強化型も生産された。火力は、機首の7.92ミリMG17機関銃2丁を13.1ミリMG131機関銃2丁とし、左右の主翼下面に20ミリMG151/20機関銃各1丁を搭載可能とした。当初は、コックピットの居住性向上のために与圧キャビンを標準装備する計画だったが、非与圧キャビンが標準とされた。エンジン強化もなされたが、重量増加、バルジや装備の追加・尾輪の大型化・固定化などによって空気抵抗も増加して、飛行性能は振るわなかった。

ドイツ空軍メッサーシュミットBf109G-0は、先行生産型で1941年10月に完成しその後G-6は、最多生産型として1万機が大量生産された。G-5型は、イタリア空軍にも貸与された。与圧キャビの高高度戦闘機となったG-5型は、非与圧キャビンの中高度戦闘機がG-6型よりも後に出現し、G-10型ではエンジン出力を向上して、F型よりも高性能を示すことができた。

ドイツ空軍メッサーシュミットBf109Gと同じDB 605液令V型12気筒エンジン 1,100 kW (1,475 hp)をMC.202に搭載し、性能を向上を企図したのが、イタリア空軍MC.205戦闘機である。


写真(右)1944-1945年4月頃,イタリア、ファシスト・イタリア王国空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機の試作機
:機体の基本設計は、MC.202と変化なく、火力も主翼にブレダ7.7ミリ機関銃、機首に12.7mm機関銃装備で同じだった。エアインテークには防塵除去フィルターが装着されていない。独裁イタリアの国籍マークは、ファッシ(束ねた武器)である。ムッソリーニが首相を罷免されバドリオ元帥の政府が樹立され、イタリアが連合国に降伏した後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Italiano: il prototipo del Macchi C.205V Date 1942 Source publication Author official photographer
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -File:C.205 prototipo.png引用


イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機は、MC.202フォゴーレ(Folgore)の形状をそのままに、DB601液令V型12気筒エンジンをより高出力のDB 605 1,100 kW (1,475 hp)液令V型12気筒エンジンに換装した簡易発展型で、1942年4月19日に初飛行したが、実はこれは、DB605エンジンに合わせて設計を変更した新鋭機MC.205Nオリオーネが完成するまでのストップ・ギャップ(繋ぎ)の臨時急造戦闘機だった。マッキ(Macchi)MC.205N オリオーネ(Orione)のNは"new"の意味であり、有力メーカーのフィアット(Fiat)G.55 チェンタウロ(Centauro)戦闘機、レジアーネ Re.2005 Sagittario戦闘機と同様の新設計の新鋭戦闘機だった。


写真(上)1943年11月以降,イタリア、ファシスト・イタリア王国空軍マッキ(Macchi)MC.205 N オリオーネ(Orione)戦闘機の試作機2号機
:MC.202を大幅に設計変更し、火力も大幅に強化した新鋭機で、主翼面積を拡大して、高空性能の向上を図った。
English: The 2nd Macchi C.205N prototype Italiano: Il secondo prototipo del C.205N Orione Date 1943 Source Aeronautica Militare Author fotografo ufficiale
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -引用


他方、マッキ(Macchi)MC.205ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機は、原形のMC.202フォゴーレ(Folgore)と同じ機体だったために、エンジン強化に伴い自量がMC.202の2,350 kg (5,180 lb) からMC.205の 2,581 kg (5,690 lb)に増加し、主翼面積も同じだったために、翼面荷重も140 kg/m2 から153.6 kg/m2に増加して、高空性能が低下した。

しかし、MC.202フォゴーレ(Folgore)とエンジン以外大差のないMC.205ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機は、最高速力が642 km/h (399 mph)に大幅に向上し、量産上の問題もなかったために、すぐに実用化が可能だった。そこで、イタリア空軍はすぐに制式し、新鋭戦闘機が搭乗するまでのストップギャップとして、マッキ(Macchi)MC.205ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機を量産した。

写真(右)1943年10月頃,イタリア、ファシスト・イタリア王国空軍マッキ(Macchi)MC.205 N オリオーネ(Orione)戦闘機:エンジン換装によってMC.202よりエンジン換装で機首が長くなっただけではなく、主翼を大型化するなど、形状も強力な発動機に合わせて設計を変更している新鋭機である。
Description Italiano: il prototipo del macchi C.205N Orione 1° Tipo ripreso davanti agli hangar di Guidonia English: The prototype of Macchi C.205N 1st type Orione at Guidonia Date 1943 Source Ministero Aeronautica - Roma Author fotografo ufficiale
写真はSmugMug+Flickr.,San Diego Air and Space Museum Archive File:270 13 Macchi MC205N.gif引用。


    期待された新鋭機マッキ(Macchi)MC.205N オリオーネ(Orione)は、強化されたDB 605 1,100 kW (1,475 hp)エンジンにあわせて、設計を変更し、大型化し、武装強化して、1942年11月1日に初飛行した。 火力は、BF.109Gと同じように、プロペラ軸を通して発射できる 20 mmモーゼルMG151/20機関銃1丁(携行300発)、エンジンカウリングの周囲に12.7 mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃4丁(携行1400発)を搭載し、最高速力629 km/h (391 mph)を発揮した。


写真(上)1943年11月以降,イタリア、ファシスト・イタリア王国空軍マッキ(Macchi)MC.205 N オリオーネ(Orione)戦闘機の試作機(M.M. 499)
:MC.202を大幅に設計変更し、火力も大幅に強化した新鋭機で、主翼面積を拡大して、高空性能の向上を図った。
English: The prototype of the C.205N Orione (M.M. 499) in Guidonia during the military tests Italiano: Il prototipo del C.205N Orione (M.M. 499) a Guidonia durante le prove militari Date 1943 Source Regia Aeronautica Author fotografo ufficiale
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -File:C205N Orione prototipo.png引用


マッキ(Macchi)MC.205 N オリオーネ(Orione)戦闘機は、機首に12.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各370発)、左右主翼に20 mmモーゼルMG151/20機関銃2丁(各500発)装備の重武装のMC.205Vの629 km/h (391 mph)よりは速かった。ただし、機首に12.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各370発)、左右主翼に7.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各500発)装備の軽武装のMC.205Vの642 km/h (399 mph)よりは遅いうえに、新規設計を取り入れたため、原形のMC.202との共通部品が減少し、量産性が悪かったために、制式されなかった。

写真(右)1943年10月頃,イタリア、ドイツ・ムッソリーニ傀儡政権と戦ったイタリア王国空軍マッキMC.205Vベルトロ戦闘機(Macchi, MC. 205V Veltro Greyhound"):MC201よりエンジン換装で機首が延長が必要なはずだが、実際の全長はMc.202もMc.205も同じである。エアインテークには防塵除去フィルターが装着されている。
Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound"" Title: Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound"" Corporation Name: Macchi Official Nickname: Veltro ""Greyhound"" Additional Information: Italy Designation: M.C. 205 Tags: Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound"
写真はSmugMug+Flickr.,San Diego Air and Space Museum Archive Catalog #: 01_00082284引用。


イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機は、MC.202のエンジン強化型であるが、兵装は、機首に12.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各370発)、左右主翼に7.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各500発)装備とMC.202と同一で、1943年には明らかな火力不足であった。そこで、主翼の機関銃をブレダ7.7ミリ機関銃からモーゼル20ミリMG151/20 機関砲(250発)に換装した武装強化型MC.205Vが開発された。

写真(右)1942-1943年頃,イタリア、イタリア空軍マッキMC.205Vベルトロ戦闘機(Macchi, MC.205, Veltro Greyhound"):MC.200よりエンジン換装で機首が長くなった。MC.202同様、地中海沿岸の乾燥地域で使用するため、エアインテークには、防塵除去フィルターが装着されている。機首に12.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各370発)、左右主翼に7.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各500発)を装備。
Title: Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound"" Corporation Name: Macchi Official Nickname: Veltro ""Greyhound"" Additional Information: Italy Designation: M.C. 205 Tags: Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound""
写真はÖsterreichische Nationalbibliothek,San Diego Air and Space Museum Archive Catalog #:  01_00082287引用。


イタリア空軍マッキMC.205ベルトロ戦闘機(Macchi, MC.205, Veltro Greyhound")は、MC.202のエンジン強化型で、1942年4月19日初飛行、イタリア降伏4か月前の1943年2月より部隊配備で、実戦では機数も少なく、搭乗時期が遅すぎてしまった。1943年9月、イタリアが降伏した時、マッキMC205 戦闘機は66機が残存していたが、イタリア王国の側に6機が、ムッソリーニ側に29機が使用され、北イタリアのファシスト側のために生産が続けられたという。

イタリア空軍マッキ MC205 イタリア空軍マッキMC.205ベルトロ戦闘機(Macchi MC 205 Veltro Greyhound")の諸元
全長:8.85 m
全幅:10.58 m
全高:3.05m
翼面積:16.8m²
空虚重量:2,581kg
最大離陸重量:3,900kg
発動機:フィアット R.A.1050 RC.58 ティフォーネ1,475hp
性能 最大速度:640km/h(高度7,500m)
航続距離:855km
実用上昇限度:11,500 m
兵装:12.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各370発)、 7.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各500発)
爆弾搭載量 320kg

写真(右)1942-1943年頃,イタリア、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機:MC.200よりエンジン換装で機首が長くなった。MC.202同様、地中海沿岸の乾燥地域で使用するため、エアインテークには、防塵除去フィルターが装着されている。機首に12.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各370発)、左右主翼に7.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各500発)を装備。
Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound"" Title: Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound"" Corporation Name: Macchi Official Nickname: Veltro ""Greyhound"" Additional Information: Italy Designation: M.C. 205 Tags: Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound""
写真はÖsterreichische Nationalbibliothek,San Diego Air and Space Museum Archive Catalog #: 01_00082286引用。


MC.202同様、地中海沿岸の乾燥地域で使用するため、エアインテークには、防塵除去フィルターが装着された。1942年4月19日初飛行、1943年2月より部隊配備。1943年9月、イタリアが休戦した時、マッキMC205 戦闘機は66機が残存していたが、イタリア王国の側に6機が、ムッソリーニ側に29機が使用され、北イタリアのファシスト側のために生産が続けられたという。

写真(右)1942-1943年頃,イタリア、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機:主翼の機関銃をブレダ7.7ミリ機関銃からモーゼル20ミリMG151/20 機関砲(250発)に換装した武装強化型。MC.200よりエンジン換装で機首が長くなった。エアインテークには防塵除去フィルターが装着されている。
Ray Wagner Collection Image PictionID: 45646646 - Title: Macchi Mc.205 - Filename: 16_006961.TIF - ---Image from the Ray Wagner Collection. Ray Wagner was Archivist at the San Diego Air and Space Museum for several years and is an author of several books on aviation
写真はÖsterreichische Nationalbibliothek,San Diego Air and Space Museum Archive - Catalog: 16_006961引用。


マッキ(Macchi)MC.205Vの全長は8.85 m で、MC.202の全長8.85 mと全く同じだが、搭載したエンジンの全長はMC.205VのDB605の全長は2,158 mm、MC.202のDB601の全長は1,722 mmで4036mmの差がある。エンジン取付け架の構造は、両機とも同一のように見えるので、エンジンの全長の40cm以上の格差が、両機体の全長に影響していないのは、どうしてであろうか。エンジン取付け位置が後方になりコックピット側にエンジンがずれたのであろうか。MC.205Nでは機首の機銃装備のバルジで容易に識別できるが、たしかに、写真を見ても、MC.202のMC.205V区別は、主翼に20?機関銃を搭載していない軽武装ではつきにくい。


写真(右)1943年,イタリア、サルジニア島南岸、モンセッラート、ファシスト・イタリア王国空軍第51飛行戦隊のマッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
:機首に12.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各370発)、左右主翼に7.7mm ブレダ-SAFAT 機銃2丁(各500発)を装備。独裁イタリアの国籍マークは、ファッシ(束ねた武器)が引き続き使用されている。
English: C.205 Veltro 51st Wing , Monserrato (Sardinia) 1943 Italiano: C.205 veltro de 51° Stormo sul campo di Monserrato (Sardegna) , 1943 Date 1943 Source publication Author official photografer
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -File:C.205 51 Monserrato 1943.jpg引用


マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の量生産開始から約1年、1942年春、風防前面に防弾ガラスを装備し、左右主翼下面に落下式増槽あるいは爆弾を懸架する戦闘爆撃機型も開発された。また、搭載したダイムラーベンツDB601液冷エンジン1175馬力をより高出力の発揮できるダイムラーベンツDB605液冷エンジン1475馬力をイタリア国産化しライセンス生産したアルファロメオRA1050RC58に換装したマッキMC.205ベルトロが開発された。


写真(右)1943年10月頃,イタリア、ドイツと同盟したムッソリーニ政権のイタリア社会共和国空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
:主翼の機関銃をブレダ7.7ミリ機関銃からモーゼル20ミリMG151/20 機関砲(250発)に換装した武装強化型。エアインテークには防塵除去フィルターが装着されている。独裁イタリアの国籍マークは、ファッシ(束ねた武器)である。ムッソリーニが首相を罷免されバドリオ元帥の政府が樹立され、降伏すると、裏切者イタリア国王への忠誠は破棄され、サボイア家の紋章の入った白十字は、イタリア三色旗トルコローレの国籍マーク、緑・白・赤の三色旗が描かれている。
Ray Wagner Collection Image PictionID:45646658 Title:Maachi Mc.205 - Filename:16_006962.TIF - ---Image from the Ray Wagner Collection. Ray Wagner was Archivist at the San Diego Air and Space Museum for several years and is an author of several books on aviation
写真はSmugMug+Flickr.,San Diego Air and Space Museum Archive- Catalog:16_006962 -引用


イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202より全長40.36?大型になったエンジンを搭載したMC.205Vは機首が長くなったはずだが、公式データではMC.202とMC.205Vの全長は同じ8.85 m (29 ft)とされる。


写真(右)1943年10月頃,イタリア、ドイツ・ムッソリーニ傀儡政権と戦ったイタリア王国空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
:主翼の機関銃をブレダ7.7ミリ機関銃からモーゼル20ミリMG151/20 機関砲(250発)に換装した武装強化型。MC201よりエンジン換装で機首が長くなった。エアインテークには防塵除去フィルターが装着されている。独裁独裁イタリアの国籍マークは、ファッシ(束ねた武器)である。後に、ムッソリーニが首相を罷免されバドリオ元帥の政府が樹立され、降伏すると、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Ray Wagner Collection Image Title: Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound"" Corporation Name: Macchi Official Nickname: Veltro ""Greyhound"" Additional Information: Italy Designation: M.C. 205 Tags: Macchi, M.C. 205, Veltro ""Greyhound""
写真はSmugMug+Flickr.,San Diego Air and Space Museum Archive Catalog #: 01_00082285006961引用


ドイツのダイムラー・ベンツDB601液冷エンジンの部品は、ボールベアリングを多用し、過給機や油圧システムに高度な品質管理が求められるのもであり、決して容易にライセンス生産できるものではない。実際に、日本陸軍は川崎が、日本海軍は愛知がダイムラーベンツDB601液冷エンジンのライセンス生産をライセンス料を二重払いしてまで開始したが、欠陥品や低品質のエンジンしかライセンス生産できず、結局、第千末期にはDB601エンジンのライセンス生産は事実上停止されてしまった。他方、イタリアのアルファロメオは、ダイムラー・ベンツDB601液冷エンジンをRA1000RC41(1175馬力)として量産し、実用上も問題なく1941年7月から部隊引渡しが開始され、実戦部隊が戦果を上げている。アルファロメオは、工作機械をドイツから輸入したのかもしれないが、マッキ(Macchi)MC.202を1300機も量産したイタリアのエンジン生産技術は大したものである。


写真(右)1944年,イタリア、ドイツ・ムッソリーニ傀儡政権と戦ったイタリア王国空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機の地上整備作業
:主翼の7.7ミリ機関銃と機首の12.7mm機関銃の弾薬を補給している。手前ではポンプ車を使ってコックピット後方の燃料タンクに給油している。ムッソリーニが首相を罷免されバドリオ元帥の政府が樹立され、降伏すると、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Italiano: Un Macchi C.205 della Regia Aeronautica Cobelligerante ripreso durante le operazioni di rifornimento e riarmo English: A Macchi C.205V of the Italian Co-Belligerent Air Force during refueling operations Date 1944 Source Ministero Aeronautica - Roma Author fotografo ufficiale
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro - File:270 8 Macchi MC205 1943-45.gif引用


マッキ(Macchi)MC.202戦闘機の生産は、1941年5月から開始され、マッキ社以外にも、直ぐにブレダ社でも生産が始まり、1年後の1942年5月からはSAIアンブロシーニ社も量産を始めた。しかし、MC.202戦闘機のボトルネックは、ドイツから輸入するDB601液冷エンジンであり、ドイツ国内でも主力戦闘機メッサーシュミットBf109、Bf110に搭載されていたために、イタリア空軍は十分な供給を受けることはできなかった。そこで、同エンジンをイタリアで国産することとし、準備がなされた。こうして、1942年以降、イタリアのエンジンメーカー、アルファロメオでダイムラー・ベンツDB601液冷エンジンをRA1000RC41(1175馬力)の名称のもとに国産化できるようになった。


写真(右)1944年,イタリア、ドイツ同盟国としてムッソリーニ傀儡政権の下で戦ったイタリア社会共和国空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
:主翼の機関銃をブレダ7.7ミリ機関銃からモーゼル20ミリMG151/20 機関砲(250発)に換装した武装強化型のようだ。連合国側では20mmモーゼル機関銃の補充がきかないために、使用できなかった。独裁イタリアの国籍マークは、ファッシ(束ねた武器)が引き続き使用されている。ムッソリーニが首相を罷免されバドリオ元帥の政府が樹立され、イタリアが連合国に降伏した後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Italiano: Un Macchi C.205 della Regia Aeronautica Cobelligerante ripreso durante le operazioni di rifornimento e riarmo English: A Macchi C.205V of the Italian Co-Belligerent Air Force during refueling operations Date 1944 Source Ministero Aeronautica - Roma Author fotografo ufficiale
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -File:C.205 1 gruppo caccia ANR.jpg引用


イタリア空軍の国籍マークは、第二次大戦で戦っている最中、垂直尾翼に白十字を描き、その中央にイタリア・サヴォイア桜花の紋章を描いていた。これは、ファシスト空軍の時代でも同じ、統帥権を持つ大元帥でもある国王への忠誠が誓われた。しかし、ムッソリーニが首相を罷免されバドリオ元帥の政府が樹立され、連合国に無条件降伏すると、裏切者イタリア国王への忠誠は破棄され、サボイア家の紋章の入った白十字は、イタリア三色旗トルコローレの国籍マーク、緑・白・赤の三色旗が描かれている。
他方、連合軍に無条件降伏した後は、イタリア三色旗トルコローレの緑白赤の同心円を胴体側面に描いている。これは、現在にもひきつがれている。


写真(右)1950年頃,イタリア、イタリア王国空軍第5飛行戦隊のマッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
:主翼の機関銃を搭載していない練習機として使用された機体と思われる。ムッソリーニが首相を罷免されバドリオ元帥の政府が樹立され、イタリアが連合国に降伏した後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Italiano: Un Macchi M.C.205 V con le insegne del 5° Stormo dell'Aeronautica Militare Date 1950 Source Ministero Aeronautica - Roma Author fotografo ufficiale
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -File:270 15 Macchi MC205V.gif引用



4.マッキ(Macchi)MC.205V公式カタログ

写真(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機カタログのカバー:マッキMC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機のダイムラーベンツDB601液冷エンジンをダイムラーベンツDB605液冷エンジンに強化、最高速力は595キロとイギリス空軍スピットファイア―戦闘機と互角以上の飛行性能を誇った。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


MC.202のダイムラー・ベンツDB601AとMC.205のDB 605AM液冷倒立V型12気筒の大きさ比較
気筒直径Bore: 150 mm (5.91 in);154 mm (6.06 in)
気筒工程Stroke: 160 mm (6.30 in);160 mm (6.30 in)
排気量Displacement: 33.9 l (2,068.7 cu in);35.7 L (2,176 in³)
全長Length: 1,722 mm (67.8 in);2,158 mm (85 in)
全幅Width: 739 mm (29.1 in)760 mm (30 in)
全高Height: 1,027 mm (40.4 in);1,037 mm (41 in)
乾燥重量Dry weight: 600 kg (1,323 lb);756 kg (1,667 lb)

マッキ(Macchi)MC.202のDB601の全長は1,722 mm 、MC.205VのDB605の全長は2,158 mmで、40.36?長いが、機体の全長はMC.202もMC.205Vも8.85 m (29 ft)で同じである。この40cmの差異は、エンジン取付け位置が後方になりコックピット側にエンジンがずれたのであろうか。エンジン取付け架の構造は、両機とも同一のように見える。

写真(上)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機:ファシスト独裁国家イタリアの国籍マークは、主翼上面と下面にファッシ(束ねた武器)、垂直尾翼にイタリア軍の国籍マークは、1940年6月の第二次世界大戦に参戦前までは、緑・白・赤の三色旗トルコローレを派手に描いた。しかし、1940年6月にイタリアが第二次世界大戦に参戦すると、敵から発見されやすい派手な三色旗の国籍マークは廃止され、白十字に塗り直された。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


マッキ(Macchi)MC.202MC.205Vの大きさ比較
全長Length: 8.85 m (29 ft 0 in); 8.85 m (29 ft 0 in)
全幅Wingspan: 10.58 m (34 ft 9 in);10.58 m (34 ft 9 in)
全高Height: 3.49 m (11 ft 5 in);3.48 m
主翼面積Wing area: 16.82 m2 (181.0 sq ft);16.8 m2 (181 sq ft)
Empty weight: 2,491 kg (5,492 lb);2,581 kg (5,690 lb)
総重量Max takeoff weight: 2,930 kg (6,460 lb);3,408 kg (7,513 lb)
発動機Powerplant: Alfa Romeo RA.1000 R.C.41-I Monsone 液令V12気筒エンジン864 kW (1,159 hp) ;Fiat RA.1050 R.C.58 Tifone液令V12気筒エンジン1,100 kW (1,500 hp)

図(上)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の寸法三面図
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


マッキ(Macchi)MC.205Vの全長は8.85 m で、MC.202の全長8.85 mと全く同じだが、搭載したエンジンの全長はMC.205VのDB605の全長は2,158 mm、MC.202のDB601の全長は1,722 mmで4036mmの差がある。エンジン取付け架の構造は、両機とも同一のように見えるので、エンジンの全長の40cm以上の格差が、両機体の全長に影響していないのは、どうしてであろうか。エンジン取付け位置が後方になりコックピット側にエンジンがずれたのであろうか。MC.205Nでは機首の機銃装備のバルジで容易に識別できるが、たしかに、写真を見ても、MC.202のMC.205V区別は、主翼に20mm機関銃を搭載していない軽武装ではつきにくい。

図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の胴体金属骨格構造
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


マッキMC.202サエッタ戦闘機の空冷星形エンジンをドイツの開発したダイムラーベンツDB601エンジンを国産化した液令エンジンに換装したことで、マッキMC-202戦闘機(Macchi MC-202)は最高速力は595キロと、イギリス空軍スピットファイア―戦闘機と互角の飛行性能を発揮した。

図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の胴体後半の金属骨格構造図
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA: selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


マッキMC-202フォルゴーレ戦闘機(Macchi MC-202)は、空冷星形14気筒エンジンを搭載したM.C.200サエッタの発動機を、ドイツのダイムラー・ベンツDB.601水冷倒立V型12気筒エンジン1,100馬力に換装して、性能を向上させた戦闘機である。

図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の胴体金属骨格構造:当時普及していた金属骨格の外側にパネルをリベットで留めるモノコック構造を採用している。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


ドイツのダイムラー・ベンツDB601を搭載したイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレは、高性能戦闘機だったが、スピットファイアの性能向上型が登場すると、対抗できるように性能向上が求められた。そこで、メッサーシュミットBf109F型からG型へと同様に、MC202のDB601液冷エンジンをより高出力のDB605液冷12気筒エンジン1,475馬力のイタリア国産型に換装し、性能向上を果たすことになった。これが、イタリア空軍マッキMC-205ベルトロ戦闘機(Macchi MC 205 Veltro Greyhound")で、1942年4月19日初飛行、1943年2月より部隊配備された。しかし、戦争中期以降の量産だったために、総生産数は262機と少ない。

図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機胴体後半の金属外板の構造図:当時普及していた金属骨格の外側にパネルをリベットで留めるモノコック構造を採用している。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA: selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の機体は、当時普及していた金属骨格の外側にジュラルミンなど軽金属製パネルをリベットで留めるモノコック構造を採用している。

図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機のコックピットのガラス風防と後上部のフェアリング・操縦士計器盤とコックピットの底面板および尾部末端のフェアリングの構造図:床板には、操縦桿と操縦ペダルのための穴が開いている。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


写真(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機のコックピットのガラス風防と後上部のフェアリング・操縦士計器盤とコックピットの底面板および尾部末端のフェアリングの構造図:床板には、操縦桿と操縦ペダルのための穴が開いている。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の胴体中央部の部品配置・構造図:当時普及していた金属骨格の外側にパネルをリベットで留めるモノコック構造を採用している。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


写真(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の胴体中央部の部品配置・構造図
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機は、当時普及していた金属骨格の外側にパネルをリベットで留めるモノコック構造を採用しているが、これはMC.205もそのまま引き継いでいる。

図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の3翅金属プロペラと部品の組み立て図:MC.205N の装備したプロペラ軸を通して発射できる同軸の20 mmモーゼルMG151/20機関銃は取り付けられていない。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


新鋭機マッキ(Macchi)MC.205N オリオーネ(Orione)は、強化されたDB 605 1,100 kW (1,475 hp)エンジンにあわせて、設計を変更し、BF.109Gと同じく、プロペラ軸を通して発射できる 20 mmモーゼルMG151/20機関銃1丁(携行300発)を装備したが、MC.205Vではプロペラ軸から発射する機関銃は、取りやめられた。

図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の胴体中央コックピットの操縦席の構造図:操縦士の頭部後方には、防弾用装甲版があって、操縦士を銃撃から保護している。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の胴体中央コックピットの操縦席の構造図:操縦士の頭部後方には、防弾用装甲版があって、操縦士を銃撃から保護している。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機コックピットの計器盤配置図
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機機首上面に装備された12.7mm固定機関銃2丁の構造図:操縦桿先端に射撃をする引き金がついている。操縦席から装填や弾詰まりを除去する操作をする。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の機首上部の12.7 mm (0.50インチ)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁の部品と弾倉(弾薬360/400発)および操縦桿の射撃装置の配置側面構造図:前面ガラス風防の内側には、光像式射撃照準器がセットされている。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機コックピットの操縦席からの主翼にある主輪引込み式降着装置の配線図:操縦席から主輪を主翼の根元に引き込むの操作をする。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機コックピットの操縦席からの主翼にある主輪引込み式降着装置の配線図:操縦席から主輪を主翼の根元に引き込むの操作をする。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の左右主翼にあるゴム主輪を引込み格納するスペースと降着装置を収めた後にリファインする主輪収納扉の構造図:操縦席から主輪を主翼の根元に引き込むの操作をする。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の左主翼にある引込み式降着装置と主輪の部品構造図:操縦席から主輪を主翼の根元に引き込むの操作をする。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機のの左右主翼にあるゴム主輪を引込み格納するスペースと降着装置を収めた後にリファインする主輪収納扉の構造図:操縦席から主輪を主翼の根元に引き込むの操作をする。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の左右主翼にあるゴム主輪を引込み格納するスペースと降着装置を収めた後にリファインする主輪収納扉の構造図:操縦席から主輪を主翼の根元に引き込むの操作をする。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の左主翼:主翼の付け根は、胴体中央の主翼付け根部分とボルトで連結される。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の左主翼:主翼の付け根は、胴体中央の主翼付け根部分とボルトで連結される。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


空気には形状に沿って流れるが、主翼の後縁が下方に傾斜していると、その空気の流れが下向きに曲げられる。主翼で空気を下方に向けられた。この作用で押し下げられた空気の反作用で、揚力が発生する。つまり、揚力は、主翼上面の空気の流れが下向きに曲げらた反作用で発生しますたのである。空気は力の作用がなければ直進すすが、主翼で空気が下方で流れたからには、どこからか力が働いたといえる。空気の流れが曲げられると曲がった流線の内側と外側に圧力差が発生し、向心力が働くのである。

図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の左主翼主翼には前縁にスロットを設けるスリット、後縁に補助翼が設けられている。主翼付け根と主翼外側は、頑丈なボルトで連結される。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


左右主翼後縁にある補助翼 (エルロン:Aileron)は、飛行機を旋回(横転、ロール)する際の舵である。つまり、補助翼は飛行機の前後中心軸をを回転させ、姿勢を変え、方向を決める舵である。

図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の左主翼主翼には前縁にスロットを設けるスリット、後縁に補助翼が設けられている。主翼付け根と主翼外側は、頑丈なボルトで連結される。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


主翼上面の曲がっているところを流れる気流の流線の内側は低圧となる。他方、翼下面では、気流は直進するので、圧力が上昇し高圧となる。空気の流れが下向きに曲げられた翼上面では圧力が低下し、空気が直進する翼下面では圧力が上昇する。このように空気の流れを曲げた反作用は翼上面・下面の圧力差として翼に揚力として働くのである。

飛行機は揚力を得るために、主翼の上面と下面では形状が異なる。上面の空気が下面より早く流れれば、気圧の差から揚力が働き、機体は上に持ち上げられる。しかし、主翼は付け根から先端まで捩じりがあったり、形状が異なったりと複雑で、それを支える桁も最新の注意が必要である。

図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の機首の液令エンジン取付け架の構造図
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


マッキMC.200サエッタ戦闘機の空冷星形エンジンのエンジン取付け架とマッキ(Macchi)MC.202戦闘機のそれとは、全く形状が異なるので、空冷エンジンから液令エンジンへの変換は容易なことではない。

図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の垂直尾翼と方向舵の構造図
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の垂直尾翼と方向舵の構造図
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


方向の姿勢を制御する操縦翼の方向舵(ラダー:rudder)は、垂直尾翼の後縁にあって,コックピット操縦席の方向ペダル(ラダー・ペダル)を踏むことで制御される。右ラダー・ペダルを踏みこむと、方向舵は左に操作され、右向き揚力が発生するので、重心を中心に、機首を左にふるモーメントが生まれ,飛行機は左に旋回する。反対に、左ラダー・ペダルを踏みこむと、方向舵は右に操作され、機首を右にふるモーメントにより、飛行機は右に旋回する。

図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の水平尾翼と昇降舵の構造図:飛行機胴体尾部の水平尾翼の後縁の昇降舵は、飛行機の上下の姿勢を変化させるものである。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式カタログより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の水平尾翼と昇降舵の構造図:飛行機胴体尾部の水平尾翼の後縁の昇降舵は、飛行機の上下の姿勢を変化させるものである。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機刊行になるMC.202公式カタログより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Natale LAPEDOTA e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,Catalogo Nomenclatore per velivolo caccis "ARE. MACCHI C. 202" AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


飛行機胴体尾部の水平尾翼の後縁にある昇降舵は、エレベーター(elevator)の名の通り、飛行機の進行方向の上下の動きを制御する舵(動翼)である。昇降舵を上げれば、機首上げで上昇し、昇降舵を下げれば機首下げで下降する。


5.マッキ(Macchi)MC.205V公式マニュアル

写真(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機:飛行機胴体尾部の垂直尾翼に白十字のイタリア空軍の国籍マーク(中央にサヴォイア王家紋章)が描かれている。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式マニュアルより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO, Bruno FOCHESATO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,"ARE.CA. MACCHI C. 205 V" 引用。


マッキ(Macchi)MC.202のDB601の全長は1,722 mm 、MC.205VのDB605の全長は2,158 mmで、40.36?長いが、機体の全長はMC.202もMC.205Vも8.85 m (29 ft)で同じである。この40?の差異は、エンジン取付け位置が後方になりコックピット側にエンジンがずれたのであろうか。エンジン取付け架の構造は、両機とも同一のように見える。

写真(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機:飛行機胴体尾部の垂直尾翼に白十字のイタリア空軍の国籍マーク(中央にサヴォイア王家紋章)が描かれている。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式マニュアルより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO, Bruno FOCHESATO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,"ARE.CA. MACCHI C. 205 V" 引用。


マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の火器は、機首上面に12.7 mm (0.50インチ)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁(弾薬360/400発)を装備し、左右主翼内に7.7 mm (0.303インチ) ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁(弾薬500発)を装備したが、これは1942年には火力不足だった。

写真(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機:前掲カタログの写真と同じだが、より鮮明な印刷に変更されている。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


マッキ(Macchi)MC.205Vの全長は8.85 m で、MC.202の全長8.85 mと全く同じだが、搭載したエンジンの全長はMC.205VのDB605の全長は2,158 mm、MC.202のDB601の全長は1,722 mmで4036mmの差がある。エンジン取付け架の構造は、両機とも同一のように見えるので、エンジンの全長の40cm以上の格差が、両機体の全長に影響していないのは、どうしてであろうか。エンジン取付け位置が後方になりコックピット側にエンジンがずれたのであろうか。MC.205Nでは機首の機銃装備のバルジで容易に識別できるが、たしかに、写真を見ても、MC.202のMC.205V区別は、主翼に20mm機関銃を搭載していない軽武装ではつきにくい。

写真(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機:前掲カタログの写真と同じだが、より鮮明な印刷に変更されている。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


マッキ(Macchi)MC.202は, アルファ・ロメオ(Alfa Romeo)R.A.1000 RC.41液令エンジン1,175 hpを搭載したが、これは、ドイツのダイムラー・ベンツDB.601液令倒立V型12気筒1,100馬力を原型としたイタリア製の発動機である。

マッキ(Macchi)MC.205は、さらに強力なダイムラー・ベンツDB605液令倒立V型12気筒1,450馬力を原型としたイタリア製の発動機を装備したMC.202の性能向上型である。

図(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機のコックピット操縦席:右側よりの眺め。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式マニュアルより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO, Bruno FOCHESATO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,"ARE.CA. MACCHI C. 205 V" 引用。


写真(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機のコックピット操縦席:右側よりの眺め。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


イタリア統領(Duce)ベニート・ムッソリーニ(Benito Mussolini)は、フランス敗北後の領土要求をヒトラーに拒否され、地中海帝国イタリアの面目を施すことができなかった。ヒトラーは、戦争に寄与していなイタリアの領土要求を拒否して当然と考えたが、ムッソリーニは不名誉を被り、イタリア人の誇りを傷つけられた。ムッソリーニは、ヒトラーに対して仕返しをしようと、ドイツに相談することなく、併合していたアルバニアから16万のイタリア軍で、1940年10月28日、ギリシャに侵攻する。

しかし、準備不足のイタリア軍は、勇敢なギリシャ軍の反撃を受け、かえってイタリア領アルバニアに押し返されてしまう。そして、ギリシャから、枢軸国に地中海東部を支配されないように、イギリス軍は、ギリシャ沖のクレタ島に進駐し、守備を固めた。


図(上)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機エンジンの側面構造図
:主翼から尾部後端まで6097mm、主翼からエンジン先端プロペラスピナ根元まで2190mm、合計8287mm、プロペラスピナ全590mmを加えて、機体の全長は8977mm(8.98m)となる。プロペラ直径3050mm。胴体幅964mm、
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202より全長40.36?大型になったエンジンを搭載したMC.205Vは機首が長くなったはずだが、公式データではMC.202とMC.205Vの全長は同じ8.85 m (29 ft)とされる。


図(上)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機エンジンの上面構造図
:主翼から尾部後端まで6097mm、主翼からエンジン先端プロペラスピナ根元まで2190mm、合計8287mm、プロペラスピナ全590mmを加えて、機体の全長は8977mm(8.98m)となる。プロペラ直径3050mm。胴体幅964mm、
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
図は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。



図(上)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の三面図

マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式マニュアルより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO, Bruno FOCHESATO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,"ARE.CA. MACCHI C. 205 V" 引用。


イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205Vベルトロ戦闘機は、原形のMC.202のエンジンDB601をより強力なDB605に換装したため、エンジン全長は40.36?長くなった。しかし、公式データではMC.202とMC.205Vの全長は同じ8.85 m (29 ft)とされ、エンジン換装に伴う全長の変化はなく、「機首が長くなった」わけではない。ただし、コックピット操縦席が後方に移動し、機首が長くなったように見える、のであろうか。


図(上)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の三面図

1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォゴーレ戦闘機とMC.205Vベルトロ戦闘機と三面図を比較すると、どこに差異があるのかよくわからない。MC.202のDB601液令エンジンの出力を向上したDB605液令エンジンとは、エンジン全長に40.36?の格差がある。もにかかわらず、公式データではMC.202とMC.205Vの全長は8.85 m (29 ft)で変化がない。つまり、エンジン換装に伴う機体の全長の変化はなく、「機首が長くなった」のではないようだ。しかし、MC.205Vコックピット操縦席が後方に移動し、機首が長くなったように見える、のであろうか。


図(上)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機のコックピット操縦席と操縦席の酸素吸入装置と酸素瓶の構造図

マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式マニュアルより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO, Bruno FOCHESATO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,"ARE.CA. MACCHI C. 205 V" 引用。



図(上)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機のコックピット操縦席と操縦席の酸素吸入装置と酸素瓶の構造図

1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


写真(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機コックピット前方機首のフィアット(Fiat)RA.1050 R.C.58 タイフーン(Tifone)液令V12気筒エンジン1,100 kW (1,500 hp) (左側面):砂塵防止用のフィルター付きエアインテーク(エンジン空気取り入れ口)を付けている。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


写真(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機コックピット右側:左下に操縦桿、下側に操縦座席。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


写真(右)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機コックピット左側:左にエンジン出力・回転数を調整するスロットルレバーがあり、左手で操作する。スロットルレバーを押して出力アップ、引いて出力ダウンである。右手は、操縦桿を操作するためである。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


エンジンの出力制御に用いるスロットルレバーは、燃料を内燃機関に送る絞り弁(スロットル)を調節するレバーであり、エンジンの出力制御レバーのことである。第二次世界大戦中、イギリス式のアメリカ、ドイツ、日本では、スロットルレバー前に倒すことで出力を増大させ、後ろに引くことで出力を減少させる。しかし、フランス式のイタリア、日本陸軍機のキ43一式戦初期までは、反対に、スロットルレバー後ろに引くことで出力を増大させ、前に倒すことで出力を減少させる。


写真(上)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機とマッキ(Macchi)MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の機首上面内部
:装備したエンジンがDB601とDB605で異なる。つまり、エンジンの全長が、MC.202のDB601の全長は1,722 mm、MC.205VのDB605の全長は2,158 mmで、4036mmの差がある。しかし、マッキ(Macchi)MC.205Vの全長は8.85 m で、MC.202の全長8.85 mと全く同じである。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルおよびマッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式マニュアルより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO, Bruno FOCHESATO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,"ARE.CA. MACCHI C. 205 V" 引用およびMacchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。



写真(上)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機のコックピット操縦席左内側の構造図

マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式マニュアルより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO, Bruno FOCHESATO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,"ARE.CA. MACCHI C. 205 V" 引用。



写真(上)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の機首上面内部とコックピット操縦席の内部

1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


写真(上)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機のエンジン取付け架
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式マニュアルより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO, Bruno FOCHESATO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,"ARE.CA. MACCHI C. 205 V" 引用。


写真(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機のエンジン取付け架
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


装備したエンジンがDB601とDB605で異なる。つまり、エンジンの全長が、MC.202のDB601の全長は1,722 mm、MC.205VのDB605の全長は2,158 mmで、4036mmの差がある。しかし、マッキ(Macchi)MC.205Vの全長は8.85 m で、MC.202の全長8.85 mと全く同じとされている。

写真(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機のエンジン取付け架に収まったアルファ・ロメオ(Alfa Romeo)R.A.1000 RC.41液令エンジン1,175 hp:エンジンの原型は、ドイツ製ダイムラー・ベンツDB.601液令倒立V型12気筒1,100馬力で、これをイタリアで国産化した。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


マッキ(Macchi)MC.202は、アルファ・ロメオ(Alfa Romeo)R.A.1000 RC.41液令エンジン1,175 hpを搭載したが、これは、ドイツのダイムラー・ベンツDB.601液令倒立V型12気筒1,100馬力)を原型としたイタリア製の発動機である。


写真(上)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機のコックピット操縦席左内側の構造図
:フランス式スロットルレバーがあるが、これは出力アップするにはレバーを引く方式である。
マッキ飛行機刊行になるMC.205 V 公式マニュアルより引用。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO, Bruno FOCHESATO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,"ARE.CA. MACCHI C. 205 V" 引用。


エンジンへの燃料供給を調整してエンジン回転数・出力を調整するのがスロットルレバーであり、速力調整のアクセルの役割がある。


写真(上)イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の機首正面・左右主翼の引込み式降着装置と右のD型ゴム主輪降着装置
:Macchi MC. 202と全く同じ写真と同じ写真番号(第30図と第22図)

Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。



写真(上)1942年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の機首正面・左右主翼の引込み式降着装置と右のD型ゴム主輪降着装置
:Macchi MC. 205 Vと全く同じ写真と同じ写真番号(第30図と第22図)
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。



写真(上)1942-1943年頃、イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"の引込み式尾輪降着装置
:引き込まれた状態。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。



図(上)イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"の引込み式尾輪降着装置とマッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の固定式尾輪降着装置
:引き出された地上での待機状態。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58およびMINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


図(右)ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の主翼と補助翼の構造図
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の主翼と補助翼の構造図
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。



写真(右)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機エンジン冷却器(ラジエーター)の収納ケースの側面構造図
:第37図
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


マッキ(Macchi)MC.202は、前方から高空の冷たい空気を大量に取り込んで、加熱したアルファ・ロメオ(Alfa Romeo)R.A.1000 RC.41液令エンジン1,175 hp(ダイムラー・ベンツDB.601液令倒立V型12気筒1,100馬力)を冷却後に沸騰した冷却液を冷却器に送り込んで、航空の冷たい大気で再び冷却し、それをエンジン冷却に再利用する。

図(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機のエンジン冷却器(ラジエーター)の収納ケースの側面構造図:第36図
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。



写真(右)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機機首下面の潤滑油冷却器の構造図

Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。



写真(右)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機のエンジン潤滑油と潤滑油冷却器(ラジエーター)の計器盤の配線構造図
:ベンチュリ管(A)、メーターとその配線がコックピットの計器盤に設置されている。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


ベンチュリ管Venturi tube)は、イタリアのジョヴァンニ・バッティスタ・ヴェントゥーリ(G. B. Venturi:1746―1822)が考案したもので、圧力(静圧)と単位体積当り運動エネルギー(動圧)の和が一定となる(ベルヌーイの定理)状況で、流速が大きくなると圧力は低くなる。したがって、ガソリンを吸入するエンジンのキャブレターに使用し、エンジンへの燃料供給を安定化できる。


写真(右)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機エンジン潤滑油と潤滑油冷却器(ラジエーター)の配管構造図

Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。



写真(右)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機機首下面の潤滑油冷却器(ラジエーター)の構造図

Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の機首部分の内部構造図:機首上面の潤滑油タンクの間から12.7 mm (0.50インチ)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁の銃身が出ている。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の火器は、機首上面に12.7 mm (0.50インチ)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁(弾薬360/400発)を装備し、左右主翼内に7.7 mm (0.303インチ) ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁(弾薬500発)を装備したが、これは1942年には火力不足だった。


写真(上)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機エンジン燃料潤滑油と潤滑油冷却器(ラジエーター)の配管構造図

Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"とMC.205Vべルトロ"Veltro"装備したエンジンは、DB601とDB605で異なる。そして、エンジンの全長は、MC.202のDB601が1,722 mm、MC.205VのDB605が2,158 mmで、後者は4036mm長い。しかし、マッキ(Macchi)MC.205Vの全長は8.85 m であり、MC.202の全長8.85 mと全く同一である。したがって、マッキ(Macchi)MC.205VとMC.202の公式マニュアルは、本来、エンジンの構造は若干異なるはずだが、全く同じ機首部分の写真や構造図を何枚も掲載している。手間を省いているが、整備や取り扱いに支障はないと判断されたのであろう。


写真(上)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機エンジン燃料タンクと燃料用配管の構造図

Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


燃料の消費や搭載量変化に応じて、水平尾翼の取付け傾きを調整して、重心を合わせるのがトリム・タブ調整である。


写真(右)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の機首上部の12.7 mm (0.50インチ)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁と操縦桿の射撃装置および光像式射撃照準器の配置図
:各機銃には薬室に弾薬を装填する手動式槓桿がついている。箱形弾倉(9)は、500発をベルト給弾できる。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。



写真(右)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の機首上部の12.7 mm (0.50インチ)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁と操縦桿の射撃装置および光像式射撃照準器の配置図
:各機銃には薬室に弾薬を装填する手動式槓桿がついている。箱形弾倉(500発)が描かれている。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。



写真(上)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機機首上面に装備された12.7 mm (0.50インチ)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁の制御装置構造図

Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。



写真(上)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の機首上部の12.7 mm (0.50インチ)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁と操縦桿の操縦桿の機関銃射撃=プロペラ同調装置、および光像式射撃照準器の配置図
:各機銃には薬室に弾薬を装填する手動式槓桿がついている。弾倉は描かれていない。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


図(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の機首上部の12.7 mm (0.50インチ)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁と操縦桿の機関銃射撃=プロペラ同調装置、および光像式射撃照準器の配置図:各機銃には薬室に弾薬を装填する手動式槓桿がついている。弾倉は描かれていない。
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。


イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機は、イギリス空軍のハリケーン戦闘機、アメリカ陸軍航空隊のカーチスP-40戦闘機に対しては、飛行性能の上で心配はなかったが、スピットファイア戦闘機の性能向上型、高速のリパブリックP-47サンダーボルト戦闘機、ロッキードP-38ライトニング戦闘機が対峙するようにななった。さらに、1943年には、双発爆撃機による戦術爆撃だけではなく、アフリカからイタリア本土に対する戦略爆撃が、ボーイングB-17フライングファートレス、コンソリデーテッドB-24リベレーターという四発重爆撃機によって始まったが、このような爆撃機に対する迎撃戦闘も増えてきた。


写真(上)1942-1943年頃、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi) MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機の左主翼内の20 mm モーゼル(マウザー)機関銃2丁と操縦席からの操作構造図
:各機銃には薬室に弾薬を装填する電動式装填装置がついている。弾倉は描かれていない。
Macchi MC. 205 V a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore
写真は、STTOSEGRETARIATO DELL' ARERONAUTICA,CATALOGO NOMENCLATORE PER VELIVOLO "ARE.CA. MACCHI C. 205 V" con motore tipo D. B. 605 A-RC.58引用。


イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の後継機後継機MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機飛行性能は高かったが、武装は前々作のMC200サエッタ戦闘機と同じ機首の12.7ミリ機関銃2丁、主翼の7.7ミリ機関銃2丁で、軽武装で火力不足だった。そこで、主翼の7.7ミリ機関銃を20ミリ機関銃に換装した武装強化型が開発された。これが、MC.205Vべルトロ"Veltro"戦闘機後期型で、左右主翼に20 mm モーゼル(マウザー)機関銃1丁、合計2丁を装備する武装強化型が生産された。

図(右)イタリア、ファシスト・イタリア空軍マッキ(Macchi)MC.202フォルゴーレ"Folgore"戦闘機の左主翼内の7.7 mm (0.303インチ) ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁(弾薬500発)と操縦席からの操作構造図
1942年ファシスト暦20年ローマ刊行のマッキ飛行機MC.202公式マニュアルより引用。
Macchi M.C. 202: a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA : selezione tratta dal Manuale per il montaggio
図は、MINISTERO DELL' ARERONAUTICA,ARE. MACCHI C. 202 con motore R. A. 1000 R. C. 411 AERONAUTICA MACCI - ROMA 1942 XX引用。



7.現存するマッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機


写真(右)2012年4月,イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
:主翼の20mm機関銃を搭載した武装強化型。ムッソリーニの首相罷免後に成立したバドリオ元帥を首班とする非ファシスト・イタリア政府が樹立され、イタリアは連合国に降伏した。その後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
English: en:Macchi C.205 at the en:Italian Air Force Museum, Vigna di Valle in 2012 Italiano: it:Macchi M.C.205 presso il it:Museo storico dell'Aeronautica Militare di it:Vigna di Valle Date 1 April 2012 Source Own work Author Zerosei
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -File:M.C.205.JPG引用



写真(右)2007年6月,イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
:主翼の20mm機関銃を搭載した武装強化型。ムッソリーニの首相罷免後に成立したバドリオ元帥を首班とする非ファシスト・イタリア政府が樹立され、イタリアは連合国に降伏した。その後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Description English: Aeronautica Macchi C.205 at the Italian Air Force Museum, Vigna di Valle Date 22 June 2007 Source Own work Author Oren Rozen
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi 205 Vigna di Valle.jpg引用



写真(右)2009年6月,イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
:未舗装飛行場でも円滑な運用ができるように鉄製敷板を並べて、「簡易舗装」したが、その鉄製敷板が並べられている。ドラム缶も、転がしやすいように二つの鉄枠が付いた、戦争当時のもののようだ。左遠方には、カントZ.506水上機が展示されている。ムッソリーニの首相罷免後に成立したバドリオ元帥を首班とする非ファシスト・イタリア政府が樹立され、イタリアは連合国に降伏した。その後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Photographer Aldo Bidini Location Vigna di Valle - LIRB, Italy Aircraft type Macchi MC-205V Veltro Operator Italy - Air Force Registration MM9546 Type Photograph Object type aircraft Date 24 June 2009
写真はWikimedia Commons.,Category:Aircraft at Museo Vigna di Valle -Macchi MC-205V Veltro, Italy - Air Force JP6604210引用



写真(右)1999年4月、イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
:主翼の20mm機関銃を搭載した武装強化型。ムッソリーニの首相罷免後に成立したバドリオ元帥を首班とする非ファシスト・イタリア政府が樹立され、イタリアは連合国に降伏した。その後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Description Macchi M.C.205V Veltro (Greyhound) Date 14 April 1999 Source 日本語: 本人撮影 Author Ciro
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -File:M.C.205V.jpg引用



写真(右)2011年10月,イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機(製造番号:MM9546)
:未舗装飛行場でも円滑な運用ができるように鉄製敷板を並べて、「簡易舗装」したが、その鉄製敷板が並べられている。ドラム缶も、転がしやすいように二つの鉄枠が付いた、戦争当時のもののようだ。左遠方には、カントZ.506水上機が展示されている。ムッソリーニの首相罷免後に成立したバドリオ元帥を首班とする非ファシスト・イタリア政府が樹立され、イタリアは連合国に降伏した。その後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Displayed in Hangar BADONI. This is actually an MC202 modified to represent an MC205V, but the serial is genuine Date 20 October 2011, 10:47 Source Macchi MC205V Veltro 'MM9546 / 97-2'
写真はWikimedia Commons.,Category:Aircraft at Museo Vigna di Valle-File:Macchi MC205V Veltro MM9546 97-2 (6446470591).jpg引用



写真(右)2007年6月,イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機(製造番号:MM9546)の機首と左主翼に搭載された20mmマウザー(モーゼル)MG151/20 機関銃
:この機体は、本来、マッキMC202だったが、20ミリ機関銃搭載のMC.205Vに改装して展示してある。ただし、製造番号は原型のMM9546のままにしている。イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。未舗装飛行場でも円滑な運用ができるように鉄製敷板を並べて、「簡易舗装」したが、その鉄製敷板が並べられている。
Description English: Aeronautica Macchi C.205 at the Italian Air Force Museum, Vigna di Valle Date 22 June 2007 Source Own work Author Oren Rozen
写真はWikimedia Commons.,Category:Aircraft at Museo Vigna di Valle -File:Macchi 205 Vigna di Valle.jpg引用



写真(右)2011年10月,イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機(製造番号:MM9546)の機首と3翅金属製可変ピッチ・プロペラ
:この機体は、本来、マッキMC202だったが、20ミリ機関銃搭載のMC.205Vに改装して展示してある。ただし、製造番号は原型のMM9546のままにしている。イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。未舗装飛行場でも円滑な運用ができるように鉄製敷板を並べて、「簡易舗装」したが、その鉄製敷板が並べられている。
Displayed in Hangar BADONI. Nose detail. Date 20 October 2011, 10:48 Source Macchi MC205V Veltro 'MM9546 / 97-2' Author Alan Wilson
写真はWikimedia Commons.,Category:Aircraft at Museo Vigna di Valle -File:Macchi MC205V Veltro MM9546 97-2 (6446478613).jpg引用



写真(右)2007年6月,イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機(製造番号:MM9546)左主翼に装備された20mmモーゼルMG151/20 機関銃とコックピット
(右側):ガラス風防の正面は、重ね合わせた防弾ガラスが装備されている。
Description English: Aeronautica Macchi C.205 at the Italian Air Force Museum, Vigna di Valle Date 22 June 2007 Source Own work Author Oren Rozen
写真はWikimedia Commons.,Category:Aircraft at Museo Vigna di Valle -File:Macchi 205 Vigna di Valle 02.jpg引用


ドイツ軍の制式した口径20mmモーゼルMG151/20 機関銃の原型は、15.1mmMG151機関銃である。この口径15.1mmの弾薬は、高初速で貫通力が高く、対戦闘機戦闘や地上装甲車車両の銃撃に有効だったが、大型重爆撃機には爆発力が不足していると考えられた。そこで、口径20mmの大型榴弾を発射できるMG151/20 機関銃が開発され制式された。

15.1mmモーゼルMG151機関銃の弾薬は15×96mm 、銃身長1250 mm、全長1,960mm、重量42.7 kg、発射速度680から740 発/分、銃口初速960 m/秒、である。

20mmモーゼルMG151/20 機関銃の弾薬は20×82mm、銃身長1100 mm、全長1,710mm、重量42.5 kg、発射速度600から750 発/分、銃口初速785 m/秒、である。

マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機は、左右主翼に20mmMG151/20 機関銃各1丁、携行弾薬250発を装備した。日本陸軍、アメリカでは、口径20mmの機関銃を機関砲と呼称するが、ドイツ軍の20mmMG151/20は、MG (Maschinengewehr)、すなわち機関銃として制式されている。口径30mmになるとMK (Maschinenkanone)機関砲と命名した。

例えば、ドイツ空軍メッサーシュミットMe109Gの前期型は、機首プロペラ軸に口径20mmMG151/20 機関銃(Maschinengewehr)1丁を搭載していたが、後期型は口径を拡大し30mmラインメタル・ボルジッヒMK108機関砲(Maschinenkanone)1門をを搭載した。30mmラインメタル・ボルジッヒ(Rheinmetall-Borsig)MK108機関砲の弾薬は30x90RBmm、銃身長580mm、全長1,057mm、重量58kg、発射速度650発/分、銃口初速540m/秒、である。


写真(右)2011年10月,イタリア共和国ラツィオ(Lazio)州ローマ県ブラッチャーノ(Bracciano)、イタリア空軍博物館(Museo Vigna di Valle)所蔵のイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機(製造番号:MM9546)
(左斜め上より撮影):主翼に搭載された20mmマウザー(モーゼル)MG151/20 機関銃1丁を搭載。緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円のイタリア国籍マークは、連合国側で戦ったイタリア空軍の国籍マークである。 未舗装飛行場でも円滑な運用ができるように鉄製敷板を並べて、「簡易舗装」したが、その鉄製敷板が並べられている。
Italiano: L'esemplare di Macchi MC.205V (M.M. 9546) esposto nell'hangar Badoni del Museo dell'Aeronautica Militare di Vigna di Valle English: The Macchi MC.205V M.M.9546 exposed at Italian Air Force Museum (hangar Badoni) Date 4 April 2016, 18:33:14 Source Aeronautica Militare Italiana Author Aeronautica Militare Italiana
写真はWikimedia Commons.,Category:Macchi C.205 Veltro -File:MC-205 MuseoVignaValle.jpg引用



写真(右)2012年11月,イタリア共和国ミラノ(Milan)、自然科学技術レオナルドダビンチ(Museo della Scienza e della Tecnologia Naval and Air Hall in the )海と空のホールで展示されているイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
(左斜め上より撮影):主翼に搭載された20mmマウザー(モーゼル)MG151/20 機関銃1丁を搭載。エアインテークは、防塵フィルターのついた砂漠戦熱帯仕様である。イタリア国籍マークは、ドイツ同盟国として連合国と戦ったイタリア王国空軍の国籍マークの機首側面のファッシと垂直尾翼の白十字である。車輪と降着装置を傷めないように、支柱に載せて展示してある。
Italiano: Caccia monomotore Macchi MC.205 esposto al Museo nazionale della scienza e della tecnologia Leonardo da Vinci di Milano. Date 20 November 2012, 12:21:13 Source Museo della Scienza e della Tecnologia "Leonardo da Vinci" Blue pencil.svg wikidata:Q947082 Author Alessandro Nassiri for Museo scienza e tecnologia Milano
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi MC205 Veltro 03 Museo scienza e tecnologia Milano.jpg引用



写真(右)2012年11月,イタリア共和国ミラノ(Milan)、自然科学技術レオナルドダビンチ(Museo della Scienza e della Tecnologia Naval and Air Hall in the )海と空のホールで展示されているイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
(左側面より撮影):主翼に搭載された20mmマウザー(モーゼル)MG151/20 機関銃1丁を搭載。エアインテークは、防塵フィルターのついた砂漠戦熱帯仕様である。イタリア国籍マークは、ドイツ同盟国として連合国と戦ったイタリア王国空軍の国籍マークの機首側面のファッシと垂直尾翼の白十字である。垂直尾翼の国籍記章である白十字の中央には、イタリアのサボイア王家の紋章が描かれている。主翼にも3本のファッシが描かれているが、掲載と同じ配色なので目立たない。
Italiano: Caccia monomotore Macchi MC.205 esposto al Museo nazionale della scienza e della tecnologia Leonardo da Vinci di Milano. Date 19 November 2012, 16:50:35 Source Museo della Scienza e della Tecnologia "Leonardo da Vinci" Blue pencil.svg wikidata:Q947082 Author Alessandro Nassiri for Museo scienza e tecnologia Milano
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi MC205 Veltro 01 Museo scienza e tecnologia Milano.jpg引用



写真(右)2012年11月,イタリア共和国ミラノ(Milan)、自然科学技術レオナルドダビンチ(Museo della Scienza e della Tecnologia Naval and Air Hall in the )海と空のホールで展示されているイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機の機首とコックピット前方
(左側面より撮影):主翼に搭載された20mmマウザー(モーゼル)MG151/20 機関銃1丁を搭載。エアインテークは、防塵フィルターのついた砂漠戦熱帯仕様である。機首側面のファッシは、ドイツ同盟国として戦ったファシスト・イタリア王国空軍の国籍マーク。ファッシとは束ねた棒状の武器のことで、そこに刃物が仕組まれている。
Macchi C.205 V exhibit in Milan's Museo della Scienza (science museum) Date 3 February 2008, 17:36:19 Source originally posted to Flickr as Macchi C 205 V Author Roberto Venturini
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi C 205 V (Milan).jpg引用



写真(右)2012年6月,イタリア北部、ミラノ国際空港近く、ボランディア航空公園博物館(Volandia Park and Flight Museum)で展示されているイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
(右前方より撮影):主翼に搭載された20mmマウザー(モーゼル)MG151/20 機関銃1丁を搭載。ムッソリーニの首相罷免後に成立したバドリオ元帥を首班とする非ファシスト・イタリア政府が樹立され、イタリアは連合国に降伏した。その後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Italiano: Macchi MC.205 conservato presso il museo del volo "Volandia". Date 17 June 2012, 12:10:57 Source Own work Author Cirimbillo
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi MC.205 (A).JPG引用



写真(右)2012年6月,イタリア北部、ミラノ国際空港近く、ボランディア航空公園博物館(Volandia Park and Flight Museum)で展示されているイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
(左後方より撮影):ムッソリーニの首相罷免後に成立したバドリオ元帥を首班とする非ファシスト・イタリア政府が樹立され、イタリアは連合国に降伏した。その後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。サボイア王家の紋章も国籍記章から除かれた。
Italiano: Macchi MC.205 conservato presso il museo del volo "Volandia". Date 17 June 2012, 12:13:32 Source Own work Author Cirimbillo
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi MC.205 (B).JPG引用



写真(右)2012年6月,イタリア北部、ミラノ国際空港近く、ボランディア航空公園博物館(Volandia Park and Flight Museum)で展示されているイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機
(左後方より撮影):エアインテークは、防塵フィルターのついた砂漠戦熱帯仕様である。ムッソリーニの首相罷免後に成立したバドリオ元帥を首班とする非ファシスト・イタリア政府が樹立され、イタリアは連合国に降伏した。その後、イタリア軍の国籍マークは、緑・白・赤の三色旗の三色旗と同じ同心円となった。
Italiano: Macchi MC.205 conservato presso il museo del volo "Volandia". Date 17 June 2012, 12:13:58 Source Own work Author Cirimbillo
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi MC.205 (C).JPG引用



写真(右)2012年6月,イタリア北部、ミラノ国際空港近く、ボランディア航空公園博物館(Volandia Park and Flight Museum)で展示されているイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機の尾部
(左側面より撮影):尾輪は引込み式である。見たいの末端は、円錐状に整形されている。降伏後、イタリア軍の国籍マークは、胴体側面と主翼にあるが、垂直尾翼にはなくなった。
Italiano: Sezione di coda del Macchi MC.205 conservato presso il museo del volo "Volandia". Date 17 June 2012, 12:13:53 Source Own work Author Cirimbillo
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi MC.205 empennage.JPG引用



写真(右)2012年6月,イタリア北部、ミラノ国際空港近く、ボランディア航空公園博物館(Volandia Park and Flight Museum)で展示されているイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機の前方左側
:口径20mmの大型榴弾を発射できるMG151/20 機関銃が主翼に搭載されている。
Italiano: Parte anteriore del Macchi MC.205 conservato presso il museo del volo "Volandia". Date 17 June 2012, 12:14:49 Source Own work Author Cirimbillo
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi MC.205 front.JPG引用



写真(右)2012年6月,イタリア北部、ミラノ国際空港近く、ボランディア航空公園博物館(Volandia Park and Flight Museum)で展示されているイタリア空軍マッキ(Macchi)MC.205 V ベルトロ(Veltro "Greyhound")戦闘機左主翼の20ミリMG151/20 機関銃
:口径20mmの大型榴弾を発射できるMG151/20 機関銃が主翼に搭載されている。20mmモーゼルMG151/20 機関銃の弾薬は20×82mm、銃身長1100 mm、全長1,710mm、重量42.5 kg、発射速度600から750 発/分、銃口初速785 m/秒、である。
Italiano: Particolare del cannone MG 151/20 del Macchi MC.205 conservato presso il museo del volo "Volandia". Date 17 June 2012, 12:09:42 Source Own work Author Cirimbillo
写真はWikimedia Commons,Category:Macchi C.205 Veltro -File:Macchi MC.205 MG 151.JPG引用




ナチ党ヒトラー独裁政権の成立:NSDAP(Nazi);ファシズムの台頭
ナチ党政権によるユダヤ人差別・迫害:Nazis & Racism
ナチスの優生学と人種民族:Nazis & Racism
ナチスT4作戦と障害者安楽死:Nazism & Eugenics
ドイツ国防軍のヒトラー反逆:Ludwig Beck
ゲオルク・エルザーのヒトラー暗殺未遂:Georg Elser
ポーランド侵攻:Invasion of Poland;第二次大戦勃発
ワルシャワ・ゲットー写真解説:Warsaw Ghetto
ウッジ・ゲットー写真解説:Łódź Ghetto
ヴィシー政権・反共フランス義勇兵:Vichy France :フランス降伏
バルカン侵攻:Balkans Campaign;ユーゴスラビア・ギリシャのパルチザン
バルバロッサ作戦:Unternehmen Barbarossa;ソ連侵攻(1)
スターリングラード攻防戦;Battle of Stalingrad :ソ連侵攻(2)
ワルシャワゲットー蜂起:Warsaw Uprising
アンネ・フランクの日記とユダヤ人虐殺:Anne Frank
ホロコースト:Holocaust;ユダヤ人絶滅
アウシュビッツ・ビルケナウ収容所の奴隷労働:KZ Auschwitz
マウトハウゼン強制収容所:KZ Mauthausen
ヒトラー:Hitler
ヒトラー総統の最後:The Last Days of Hitler
ヒトラー暗殺ワルキューレ Valkyrie作戦: Claus von Stauffenberg
アンネの日記とユダヤ人
与謝野晶子の日露戦争・日中戦争
ドルニエ(Dornier)Do-X 飛行艇 フィアットG.50bis
ルフトハンザ航空ユンカース(Junkers)Ju90輸送機
ドイツ空軍ハインケル(Heinkel)He111爆撃機
ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-88爆撃機
ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-188爆撃機/Ju388高高度偵察機
ルフトハンザ航空フォッケウルフ(Focke-Wulf)Fw200コンドル輸送機
ドルニエ(Dornier)Do18飛行艇
ドルニエ(Dornier)Do24飛行艇
アラド(Arado)Ar-196艦載水上偵察機
ブロームウントフォッスBV138飛行艇
ブロームウントフォッスBV222飛行艇
ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-88爆撃機/夜間戦闘機
ドイツ空軍(Luftwaffe)メッサーシュミット戦闘機
ドイツ空軍フォッケウルフ(Focke-Wulf)Fw-190戦闘機
ドイツ空軍総司令官ヘルマン・ゲーリング元帥
マッキ(Macchi)MC.200サエッタ戦闘機
ボーイング(Boeing)247旅客機
ダグラス(Douglas)DC-2輸送機
ダグラス(Douglas)DC-3輸送機
マッキ(Macchi)MC.200サエッタ戦闘機
ボーイング(Boeing)247旅客機
ダグラス(Douglas)DC-2輸送機
ダグラス(Douglas)DC-3輸送機
サボイア・マルケッティ(Savoia Marchetti)SM.73輸送機
カプローニ(Caproni)Ca.135爆撃機
カント(CANT)Z.501飛行艇
カント(CANT)Z.506水上機
カント(CANT)Z.1007爆撃機
フィアット(Fiat)G.18V輸送機
フィアット(Fiat)G.212輸送機
カプローニ(Caproni)Ca.310偵察爆撃機
カプローニ(Caproni)Ca.311軽爆撃機
サボイア・マルケッティ(Savoia Marchetti)SM.79爆撃機
サボイア・マルケッティ(Savoia Marchetti)SM.82輸送機
ピアジオP.108重爆撃機
ムッソリーニ救出作戦
イタリア独裁者ムッソリーニ
独裁者ムッソリーニ処刑





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