Search the TORIKAI LAB Network

Googleサイト内
◆カプローニ(Caproni) Ca.314偵察爆撃機
写真(上)1942年ファシスト暦20年刊行,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)
;基本構造は変わることがなかったので、Ca.313公式マニュアルとCa.314公式マニュアルに全く同じ写真が別機として再度掲載されている。
1942年ファシスト暦20年刊行,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)公式カタログ掲載。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Catalogo Nomenclatore per Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI ISOTA FRASCHINI DELTA R.C./35 I.-D.S. da Ricognizione e medio Bombardamento : AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1942.XX引用。



写真(右)公式マニュアル掲載のカプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)
;Ca.314は、Ca.313とは兵装が異なるが、Ca.314公式マニュアルではCa.313公式マニュアルの写真がCa.314として掲載されている。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



1942年ファシスト暦20年刊行,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)
;Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)だが実際は、見える範囲でCa.314と同じ。
1942年ファシスト暦20年刊行,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)公式カタログ掲載。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Catalogo Nomenclatore per Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI ISOTA FRASCHINI DELTA R.C./35 I.-D.S. da Ricognizione e medio Bombardamento : AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1942.XX引用。


CA311CAPRONI

◆2011年7月刊行の『写真・ポスターに見るナチス宣伝術―ワイマール共国からヒトラー第三帝国へ』青弓社(2000円)では、WW2も詳解しました。
◆2011年9月2日・9日(金)午後9時からNHK-BS歴史館「側近がみた独裁者ヒトラー」でRudolf Hess ルドルフ・ヘス及びLeni Riefenstahl レニ・リーフェンシュタールを検討。再放送は9/4(日)12時、9/7(水)24時及び9/11(日)12時、9/13(水)24時。


1.カプローニ(Caproni) Ca.310リベッチオ軽爆撃機

写真(右)1937年10月2-17日,イタリア、ミラノ・航空展示会、イタリア機セクションに展示されたイタリア空軍カプロニ(Caproni)Ca.310リベッチオ(Libeccio)軽爆撃機:リベッチョ(Libeccio)の命名は、「南西風」を意味する。
Fiera di Milano - Salone internazionale aeronautico 1937 - Settore italiano Stabilimento Fotografico Crimella
Autore: Stabilimento Fotografico Crimella (1925/ 1975 ca.), fotografo principale Luogo e data della ripresa: Milano (MI), Italia, 02/10/1937 - 17/10/1937 Materia/tecnica: gelatina bromuro d'argento/carta Misure: 18 x 24
Note: In primo piano l'aereo Caproni 310
写真は,LombardiaBeniCulturali Collocazione: Milano (MI), Archivio Storico Fondazione Fiera Milano, fondo Fondo Fiera campionaria, PAL_1937_SA_216 引用。


1937年2月20日に初飛行したイタリア空軍カプロニ(Caproni)Ca.310リベッチオ(Libeccio:南西風)軽爆撃機は、既に1936年から始まっていたスペイン内戦に1938年7月、イタリア義勇軍として16機が派遣された。

カプロニ(Caproni)Ca.310リベッチオ(Libeccio)軽爆撃機は、1937年2月20日初飛行、1938年に部隊配備され、1948年に至るまで使用された実用性の高い双発小型機。発動機は、ピアッジオ・ステラ(Piaggio Stella)P.VII C.16/35空冷星形9気筒エンジン470hp2基を搭載、最高速力365km、航続距離1690km、爆弾搭載量450kg。



図(上)1937年頃,イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.310リベッチョ(Libeccio:南西風)軽爆撃機の三面図
;1937年2月20日初飛行、1938年部隊配備。生産機数 312機。
図は, Caproni Ca. 310 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio(1937年ローマ刊行)引用。


カプロニ Caproni Ca.310 リベッチョ(Libeccio:南西風)軽爆撃機の諸元
乗員Crew: 3
全長Length: 12.2 m (40 ft 0 in)
全幅Wingspan: 16.2 m (53 ft 2 in)
全高Height: 3.52 m (11 ft 7 in)
主翼面積Wing area: 38.7 m2 (417 sq ft)
空虚重量Empty weight: 3,040 kg (6,702 lb)
最大離昇重量Max takeoff weight: 4,650 kg (10,251 lb)
発動機Powerplant: ピアッジョ(Piaggio)ステラ(Stella) P.VII C.16/35空冷星形9気筒(cylinder)エンジン350 kW (470 hp)2基
プロペラPropellers: 3翅可変ピッチ
性能Performance
最高速力Maximum speed: 365 km/h (227 mph, 197 kn)

巡航速力Cruise speed: 285–312 km/h (177–194 mph, 154–168 kn) 航続距離Range: 1,690 km (1,050 mi, 910 nmi)
実用上昇限度Service ceiling: 7,000 m (23,000 ft)
兵装Armament
7.7 mmブレダ(Breda-SAFAT)機関銃3丁 (主翼付根前方固定2丁、後上方回転銃塔 1丁)
爆弾搭載量Bombs: 450 kg (992 lb)

1938年にハンガリーは、イタリアからカプロニCa-310リベッチョ軽爆撃機36機を購入したが、性能不足のために、33機を返還した。ノルウェーでは、戦争勃発の危機にあったため、急遽このカプロニCa-310を購入することを決め、24機を発注した。

カプロニ(Caproni)Ca.310リベッチオ(Libeccio)軽爆撃機は、枢軸側のハンガリー(1938年36機購入、ただし飛行性能カタログ未満で返還)、スペイン(16機)、ユーゴスラビア(1938年12機)、クロアチア(ユーゴから7機を継承)、ペルー(1938年16機)にも輸出された。イタリア軍の使用機数は、約200機である。

⇒写真集Album:カプロニ(Caproni) Ca.310 Libeccio軽爆撃機を見る。


2.カプローニ(Caproni)Ca.311軽爆撃機


写真(上)1940年6月以降,イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.311偵察爆撃機(段無しガラス風防)
;1939年4月1日初飛行、1939年8月部隊配備。生産機数 335機。
写真は, AEROPLANI CAPRONI, MILANO Caproni Ca. 311 a cura di Pietro BARULLI e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore引用。


ピアッジョ(Piaggio)P VII C.36空冷星形7気筒エンジン350 kW (470 hp)2基装備のカプローニ(Caproni)Ca. 311軽爆撃機は、ピアッジョ(Piaggio)ステラ(Stella) P.VII C.16/35350 kW (470 hp)2基装備のCa.310小型爆撃機の発展型で、1939年4月1日に初飛行した。 イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca. 311軽爆撃機は、1939年から就役し、偵察爆撃機として、335機が量産された。最高速力365 km/h、7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃3丁搭載で、爆弾搭載量も400 kgと少ないが、地上攻撃から哨戒爆撃まで、近距離用に使用された。


図(上)1940年6月以降,イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.311偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体の7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃座
(16099番);機首下面に前方固定7.7ミリ機関銃、コックピット後上方に手動式回転銃塔デルタ(Delta)E-II型、胴体下面後下方バルジ銃座の3か所がある。 図は, AEROPLANI CAPRONI, MILANO Aeroplano CAPRONI 311 -V Serie 2 MOTORI P.VII C.35 MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] MILANO 1941引用。

イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.311偵察爆撃機は、1939年4月1日初飛行、1939年8月部隊配備。生産機数 335機。回転銃塔には7.7 mm (.303 in)ブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁が装備されているほか、前方固定7.7 mm (.303 in)ブレダ(Breda-SAFAT)機関銃1丁、胴体後下方7.7 mm (.303 in)ブレダ(Breda-SAFAT)機関銃1丁が装備されている。爆弾搭載量は400kgと少ない。

イタリア爆撃機カプローニCA311 1939年4月1日初飛行のカプローニ(Caproni)CA 311は、ピアッジョ(Piaggio)P VII C.36空冷星形7気筒エンジン350 kW (470 hp)2基装備で、後継機のCa.313はイソッタ(Isotta Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35空冷倒立V型545 kW (730 hp)2基装備なのでエンジンの形状が異なる。

カプローニ(Caproni)CA 311軽爆撃機
乗員 3名
全長 11,74 m
全幅 16,20 m
全高 3,69 m
主翼面積  38,40 m²
発動機 (343 kW)2基
自量 3460 kg
総重量 4822 kg
最高速力 347 km/h
実用上昇限度 7400 m
航続距離 1600 km
兵装 7.7ミリブレダ(Breda-SAFAT)機関銃3丁
爆弾搭載量 400 kg

第二次世界大戦勃発3か月後、1939年12月22日初飛行のカプローニ(Caproni)CA 311軽爆撃機は、チェザーレ・パラビシーノ(Cesare Pallavicino)の設計になる。イソッタ(Isotta Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 I-DS空冷倒立V型エンジン 545 kW (730 hp)2基搭載、最高速力430 km/h (268 mph, 233 kn)、航続距離 1,700 km (1,050 mi, 910 nmi)、実用上昇限度 8,500 m (27,880 ft)、7.7ミリ(.303 in) ブレダ(Breda-SAFAT)機関銃3丁、爆弾搭載量 400 kg (882 lb)。機体後上方に2本のアンテナ支柱のようなものがみえるが、これは機銃の銃身と威嚇用の擬似機銃を兼ねたカウンターウェイト(バランス錘)が装備されているためである。

イタリア爆撃機カプローニCA311 イタリア空軍カプローニ Ca311軽爆撃機(Caproni Ca 311)の諸元
1939年4月1日初飛行
Ca.310/Ca311/Ca312/Ca313の一連のカプローニ小型偵察爆撃機発展型がある。
生産機数:1943年までに335機を量産
最高速力:350km/h
航続距離:1600km
爆弾搭載量:400kg
近距離偵察や船団護衛のような後方の偵察哨戒任務には便利だった。
クロアチア、ハンガリー、ユーゴスラビアに輸出された。


3.カプローニ(Caproni)Ca.313偵察爆撃機

写真(右)1940-1945年,スウェーデン、ストックホルム南西250キロ、リンシェーピングス(Linköping)基地(?)、イタリアから購入したスウェーデン空軍第3航空団 マルムスラット(F 3 Malmen)所属のカプローニ(Caproni)CA 313 S 16 軽爆撃機28号, 30号, 23号, 27号機:スウェーデン空軍第3航空団 マルムスラット(F 3 Malmen)は、1926年から1974年に運用されたスウェーデン空軍内の空軍部隊で、部隊司令部はマルメン空港のリンシェーピング駐屯地に配置されていた。
Sju stycken flygplan S 16 Caproni på flygfält på F 3 Malmen. Flygplansmekaniker omkring flygplanen. Fyra av flygplanen märkta med nummer 28, 30, 23, 27.
Avbildad - namn: Östgöta flygflottilj F 3 (1926 - 1974) .
Avbildad, ort: Sverige Östergötland Linköping Malmslätt Specific subject terms: Flygplan S 16 Spaningsflygplan Caproni Ca 313 Propellerflygplan Militär Man Person Flygtekniker
Fotografering 1940 - 1945 Ursprunglig fotografering Fotograf: Okänd fotograf
写真は, Flygvapenmuseum Identifier:FVMF.002213 引用。Wikimedia Commons, Category:Caproni Ca.313 File:FVMF.002213.jpg引用。


第二次世界大戦勃発3か月後、1939年12月22日初飛行のカプローニ(Caproni)CA 313(スウェーデン空軍 S 16)軽爆撃機は、イソッタ(Isotta Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 I-DS空冷倒立エンジン 545 kW (730 hp)2基搭載、最高速力430 km/h (268 mph, 233 kn)、航続距離 1,700 km (1,050 mi, 910 nmi)、実用上昇限度 8,500 m (27,880 ft)、7.7ミリ(.303 in) ブレダ(Breda-SAFAT)機関銃3丁、爆弾搭載量 400 kg (882 lb)。機体後上方銃座は1本は7.7ミリ機銃銃身で、もう一本は威嚇用ニセ銃身を兼ねたバランス錘(カウンターウェイト)である。


カプロニ(Canproni)Ca.311は、1939年4月1日に初飛行し1939年から部隊に配備され、総生産機数は335機である。他方、エンジンを換装したカプロニ(Canproni)Ca.313は、1939年12月22日に初飛行し、1940年から舞台に配備され、総生産機数は271機である。両機は、発動機が空冷星形エンジンか、空冷倒立V型エンジンかが異なるが、形状も性能もあまり差異はなく、別機というより、改良型であり、ドイツや日本であれば、同名の改良形式で区分する程度であろう。


写真(上)1940-1944年頃,イタリアからスウェーデンが購入したスウェーデン空軍カプローニ(Caproni)CA 313 S 16 小型爆撃機
;第二次世界大戦勃発3か月後、1939年12月22日初飛行。イソッタ(Isotta Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 I-DS空冷倒立エンジン 545 kW (730 hp)2基搭載、最高速力430 km/h (268 mph, 233 kn)、航続距離 1,700 km (1,050 mi, 910 nmi)、実用上昇限度 8,500 m (27,880 ft)、7.7ミリ(.303 in) ブレダ(Breda-SAFAT)機関銃3丁、爆弾搭載量 400 kg (882 lb)。機体後上方に銃座のように2本のアンテナ支柱が装備されている。
Caproni Ca.313 Date before 1945 Source www.skyscrapercity.com /showthread.php?t =813966&page=33 Author Unknown author
写真はWikimedia Commons, Category:Caproni Ca.313 File:Caproni Ca.313 copia.jpg引用。

1937年2月20日初飛行のカプローニ(Caproni)Ca. 310軽爆撃機の発展型が、Ca. 311偵察爆撃機で、同じチェザーレ・パラビシーノ(Cesare Pallavicino)技師の設計になり、第二次世界大戦勃発5か月前、1939年4月1日初飛行、1939年8月部隊配備。生産機数は 335機である。そして、Ca.311発展型がCa.313偵察爆撃機で、その兵装強化型が1940年初飛行のCa.314である。

写真(右)1939-1942年頃,イタリア、イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca.313偵察爆撃機:コックピット後上方には、2本のアンテナ支柱が装備されているようにみえるが、これは1本はアンテナ支柱、もう1本は7.7ミリ(.303 in) ブレダ(Breda-SAFAT)機関銃で、動力回転銃座である。
English: Italian Caproni Ca.313 reconnaissance aircraft/bomber Date Late 1939 or early 1940s Source http://www.aircraft-manuals.com/capronica 313.html Author Uncredited Permission (Reusing this file) PD-Italy; photo taken in late 1939 or early 1940s in Italy
写真はWikimedia Commons, Category:Caproni Ca.313 File:Caproni Ca.313.jpg引用。


イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca.313軽爆撃機は、チェザーレ・パラビシーノ(Cesare Pallavicino)の設計になり、第二次世界大戦勃発3か月後、1938年12月7日初飛行、1940年から部隊配備。総生産機数は271機である。

カプローニ(Caproni)Ca.313軽爆撃機は、全長12.20 m、全幅 16.20 m、全高 3.03 m、空虚重量 3 875 kg、総重量 5 475 kg、ピアッジョ(Piaggio) P.XVI RC-35 空冷星形9気筒エンジン700hp(Ca.314と同型)2基装備、最高速力430 km/h (268 mph, 233 kn)、航続距離 1,550 km 、実用上昇限度 7,800 m、7.7ミリ(.303 in) ブレダ(Breda-SAFAT)機関銃3丁、爆弾搭載量 400 kg (882 lb)。生産機数271機。

イタリア爆撃機カプローニCA311 1939年12月22日初飛行のカプローニ(Caproni)CA 313も、チェザーレ・パラビシーノ(Cesare Pallavicino)の設計になり、の設計である。総重量5,672 kg (12,505 ポンド)の軽爆撃機で、発動機はイソッタ・フラスキーニ デルタ(Isotta-Fraschini Delta)R.C.35 I-DS倒立空冷V型12気筒空冷エンジン 545 kW (730 hp) 2基装備、最高速力 430 km/h (268 マイル/h, 233 ノット)、航続距離 1,700 km (1,050 マイル, 910 ノーティカルマイル)、実用上昇限度 8,500 m (27,880 フィート)。高性能とは言えないが、少ない経費で271機が量産された。また、スウェーデン、ノルウェー、ベルギー、クロアチアは、カプローニ(Caproni)Ca.312/Ca.313を輸入して、部隊配備した。

空冷倒立エンジンは空冷星形エンジンよりも同出力であれば正面面積が遥かに小さくなり、形状が全く異なるので区別は容易である。

1930年代後半、イタリア空軍のカプローニ(Caproni)Ca.310双発偵察爆撃機を原型に、発展型、輸出型が開発された。カプローニ(Caproni)Ca.313小型爆撃機は、イタリアが第二次世界大戦に参戦する1940年6月以前に、ノルウェー、スウェーデンが輸入したが、さらにらにベルギーは24機、イギリスは300機のCa.313を発注している。ただし、イタリアの参戦で、実機が引き渡されることはなかった。

イタリア軍用機は、外貨獲得のための輸出にも力を入れていた。そのために、1機種当たり数十から数百機の生産規模が想定されていたようで、1機種当たり1000機以上の量産をすることが当たり前の全面戦争における航空戦の準備は整っていなかった。


4・.カプローニ(Caproni)Ca.314爆撃機/雷撃機

写真(右)1941-1943年頃,イタリア、イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca. 314 雷撃機:対地襲撃機仕様も開発された。
Caproni Ca 314 Catalog #: 00076702.
Manufacturer: Caproni Designation: Ca 314
写真は, Flygvapenmuseum Identifier:FVMF.002213 引用。Wikimedia Commons, SDASM Archives Catalog #: 00076702引用。


イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca. 310軽爆撃機の最終型となったCa.314は、それまでのシリーズと同じく、チェザーレ・パラビシーノ(Cesare Pallavicino)の設計になるが、エンジン出力向上がなかったため、総重量増加に伴って飛行性能は低下した。その多くが地上攻撃機・襲撃機として使用されたが、航空魚雷を搭載した雷撃型も作られている。

カプロニ(Canproni)Ca.311、Ca.313と同様、Ca.314爆撃機は、並列複式操縦席を備えているが、操縦桿一つしかない。正副操縦士の間を半回転させて、どちらの操縦士も操縦桿を摂ることができるように、移動式操縦桿を備えている。

写真(右)1941-1943年頃,イタリア、イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca.314 攻撃機:段有りガラス風防コックピットの対地攻撃機・襲撃仕様か。
Caproni Ca 314 Manufacturer: Caproni Designation: Ca 314.
写真は, SDASM Archives Catalog #: 00076703引用。


イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca. 310軽爆撃機の最終型となったCa.314は、チェザーレ・パラビシーノ(Cesare Pallavicino)の設計になるが、エンジン出力向上がほとんどなかったため、総重量増加に伴って飛行性能は低下した。その多くが地上攻撃機・襲撃機として使用されたが、900キロ航空魚雷を搭載した雷撃型も作られている。

写真(右)1941-1943年頃,イタリア、イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca. 314 攻撃機:対地攻撃機・襲撃仕様。
English: Italian Caproni Ca.314 attack aircraft Date Early 1940s.
Source Scanned from Bishop, Chris, ed. The Encyclopedia of Weapons of World War II: The Comprehensive Guide to Over 1,500 Weapons Systems, Including Tanks, Small Arms, Warplanes, Artillery, Ships, and Submarines. New York: Barnes and Noble Books, 1998. ISBN 0-7607-1022-8. Author uncredited
写真は, Flygvapenmuseum Identifier:FVMF.002213 引用。Wikimedia Commons, Category:Caproni Ca.314 File:Caproni Ca.314 torpedo.jpg引用。


チェザーレ・パラビシーノ(Cesare Pallavicino)は、カプロニ(Canproni)Ca.311偵察爆撃機を設計、1939年4月1日初飛行させ、その発展型カプローニ(Caproni)CA 313は、総重量5,672 kg (12,505 lb)の軽爆撃機を設計、1939年12月22日初飛行させた。


写真(上)1941-1943年頃,イタリア、イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca. 314 B 雷撃機
:対地攻撃機・襲撃仕様よりも大重量の900kg魚雷を搭載した。そこで、前方固定機関銃は、標準型の12.7ミリ機関銃2丁より軽減され、7.7ミリ機関銃2丁となった。
Модифицированный Капрони Ca-314b с торпедойИсточник и подробности
写真は, Капрони Ca.311/313/314Источник и подробности: File:Caproni Ca.314 torpedo.jpg引用。


Ca 314 A 爆撃機仕様の標準型
Ca 314-SC (Scorta Convoy)船団護衛・哨戒機 生産73機
Ca 314 B 雷撃機。Ca 314-RA 生産80機
Ca 314 C 地上襲撃機 生産 254機

写真(右)1941-1943年頃,イタリア、イタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca. 314 B 雷撃機の雷装状態:胴体下面の右側に900kgの大重量の魚雷を搭載した。魚雷を片側に寄せたのは、機首真下に空気取り入れ口(エアインテーク)が障害になるためである。、前方固定機関銃は、標準型の12.7ミリ機関銃2丁より軽減されたため、左主翼付け根に7.7ミリ機関銃1丁が装備されている。
「既存のイタリア空軍の主力雷撃機であり、すでに旧式化していたSM.79と比べ、最高速度、実用上昇高度、航続距離、魚雷搭載量など、全てにおいて勝る部分が無いという有様だったのである。ゆえに、雷撃機部隊はCa.314-RAの配備が進められても、実戦での運用は行わなかった。」
写真は, イタリアの「駄作機」とエースたち:第五話 ―夜間防空システム構築への貢献!Ca.314-RA雷撃機とアンマンナート大尉― およびColetti’s Combat Aircraft Caproni CA-314引用。


カプローニ(Caproni)Ca. 314 の標準装備は、前方固定機銃として左右主翼付け根と胴体中央部左右下面に各々12.7ミリ機関銃1丁、合計4丁である。これがCa. 314 A だが、公式カタログでは、標準型であったためか、Ca. 314 とだけ表示されている。しかし、Ca. 314 B 雷撃機は、魚雷を搭載した雷装で、過重量だったので、前方固定機関銃は軽量化のため、7.7ミリ機関銃2丁に変更された。

カプローニ(Caproni)Ca. 314 の発動機は、前作Ca.313と同じイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) 2基を装備。このエンジンは、ボア132 mm、ストローク160/165 mm、排気量26.685 L、全長2,000 mm、全幅840 mm、全高883 mm、乾燥重量510 kg、離昇出力770hp/2600rpm。

写真(右)1941-1943年頃,イタリア、前方固定機銃として左右主翼付け根と胴体中央部左右下面に各々12.7ミリ機関銃1丁、合計4丁を搭載したイタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca. 314 C 地上襲撃機の正面:対地攻撃機・襲撃仕様は、前方固定機関銃を増強し、標準型の12.7ミリ機関銃2丁を4丁に強化した。
That's the Ca.314C, the attacker version of the Ca.314. It's armed with 4x forward firing 12,7mm machine guns plus another one in a dorsal turret. It can also carry 1250kg of bombs or a torpedo.
写真は, Gaijin Games Kft. Caproni A.P.1 and Caproni Ca.314 引用。


イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.314は、操縦士が照準する前方固定機銃がある。前方固定機関銃は、口径12.7ミリ機関銃で、左右主翼付け根と胴体中央部左右下面に各1丁、合計4丁である。

イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.314のコックピットから胴体側面には、大きな四角のガラス窓5枚が並んでいて、偵察機としての視界を確保している。胴体後方左側には、搭乗員の大型昇降口がある。そして、機首下面に前方固定銃座、コックピット後上方に回転銃塔がある。

カプローニ(Caproni)Ca. 314の発動機は、Ca. 313と全く同一のイソッタ・フラスキーニ デルタ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 IS空冷倒立V型12気筒エンジン(ボア132 mm、ストローク160/165 mm、排気量26.685 L、全長2,000 mm、全幅840 mm、全高883 mm、乾燥重量510 kg、離昇出力770hp/2600rpm。

写真(右)1943年,イタリア、航空魚雷を投下したイタリア空軍カプローニ(Caproni)Ca. 314 B 雷撃機
Polski: Włoski samolot rozpoznawczo-bombowy Caproni Ca.314 w locie bojowym po zrzucie torpedy. .
Date kwiecień 1943 r. Source audiovis.nac.gov.pl/obraz Author Unknown author
写真は, Flygvapenmuseum Identifier:FVMF.002213 引用。Wikimedia Commons, Category:Caproni Ca.314 File:Caproni Ca.314 torpedo.jpg引用。


カプロニCa. 310リベッチョ(Libeccio:南西風)軽爆撃機の機首は、段アリの一般的な形状だが、発展型のCa.311軽爆撃機では、コックピットと一体化して前面ガラス風防で覆われている。視界が良い機首全面ガラス風防は、ドイツ空軍のハインケルHe111P型、ドルニエDo-217E型が採用し、Ca.313やCa.314にも引き継がれているが、これは居住性と操作性にも優れているためであろう。しかし、敵戦闘機の攻撃を受けた際の防御力の弱さが問題になったのか、段有りガラス風防は、Ca.314でも採用されていたのではないかと思われるが、写真で確認することはできなかった。

カプローニ(Caproni)Ca.314 攻撃機の諸元
乗員Crew: 3名
全長Length: 11.8 m (38 ft 9 in)
全幅Wingspan: 16.65 m (54 ft 8 in)
全高Height: 3.7 m (12 ft 2 in)
主翼面積Wing area: 39.2 m2 (422 sq ft)
空虚重量Empty weight: 4,560 kg (10,053 lb)
総重量Gross weight: 6,620 kg (14,595 lb) 発動機Powerplant: イソッタ・フラスキーニ デルタ(Isotta-Fraschini Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) 2基
性能Performance
最高速力Maximum speed: 395 km/h (245 mph, 213 kn)
航続距離Range: 1,690 km (1,050 mi, 910 nmi)
実用上昇限度Service ceiling: 6,400 m (21,000 ft)
武装Armament
2 × 12.7 mm (0.500 in) 前方固定ブレダ(Breda SAFAT)機関銃(主翼付け根)、1 × 7.7 mm (0.303 in) ブレダ(Breda SAFAT)機関銃回転銃塔
爆弾搭載量: 500 kg (1,100 lb)


4.カプローニ(Caproni)Ca.314偵察爆撃機マニュアル


写真(右)イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)公式マニュアルのカバー

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.311は、1939年4月1日に初飛行し1939年から部隊に配備され、総生産機数は335機である。他方、エンジンを換装したカプロニ(Canproni)Ca.313は、1939年12月22日に初飛行し、1940年から舞台に配備され、総生産機数は271機である。後者は、発動機が空冷星形エンジンから、 イソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) に換装されている。そして、Ca.314は、Ca.313と同じ発動機なので、形状も性能もあまり差異はなく、別機というより、改良型であり、イドイツや日本であれば、同名の改良形式で区分する程度であろう。ただし、前方固定機関銃は口径7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃1丁から12.7 mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁に強化されており、爆弾搭載量も400?から500 kgに増加、さらに航空魚雷1本を搭載できるように強化された。

第二次大戦緒戦で中立を守っていたイタリアは、1940年5月のドイツのフランス侵攻でフランスの命運が尽きようとしていた1940年6月10日にフランスに侵攻した。そして、僅か2週間で、対フランス戦勝利を味わったが、実際の戦闘での成果ではなく、ドイツ軍に敗北したフランスが、イタリアとの戦争を続けられなくなったためであった。

しかし、イタリア外務大臣ガレアッツォ・チャーノ(Galeazzo Ciano)は、これをイタリアの勝利としてムッソリーニの意向通り、フランスに対する強硬な領土要求を行った。しかし、対イギリス戦を控えているヒトラーは、フランスに対するイタリアの身勝手な要求を拒否した。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)三面図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプローニ(Caproni)CA 314の機体の発動機は、Ca.313と同じイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta )R.C.35 I-DS倒立空冷V型12気筒空冷エンジン 545 kW (730 hp) 2基装備、最高速力 430 km/h (268 mph, 233 kn)、航続距離 1,700 km (1,050 mi, 910 nmi)、実用上昇限度 8,500 m (27,880 ft)。高性能とは言えないが、少ない経費で271機が量産された。


図(上)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)三面図

Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。



写真(右)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)機首部分
;機首下面の空気取り入れ口、左主翼付け根の前方固定12.7ミリ機関銃は、7.7ミリ口径よりも銃身が太いはずだが、同じなのはCa.313公式マニュアルの写真を流用したためである。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機のコックピット内部は、Ca.313と同じく左側の正操縦席と右側の副操縦席があり、機首に段が有る型が写真や公式カタログに記載されている。Ca.311以来、全面ガラス風防で覆われてたCa.314も生産された可能性があるが、写真や公式カタログに、段無し全面ガラス風防の型も生産されたのであろうか。

Ca.311偵察爆撃機と同じく、段無し機首ガラス風防の仕様のCa.313も生産されている。兵装は、前方固定機関銃・後上方回転銃塔、胴体後下方に各々7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁を装備している。ベルト給弾式の機銃の撃ちガラ薬莢は、パイプを通じて、胴体下面の穴から、空中投棄される。


写真(右)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)機首部分
;機首下面の空気取り入れ口、左主翼付け根の前方固定7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機は、Ca.313同様、コックピット後上方に7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁搭載した人力手動の回転銃塔がある。銃塔には、べルト給弾式の弾倉があり、弾薬350発を収納する。この弾倉の隣には、銃塔を手動回転させるための滑車がある。滑車は梃の原理で数回回して少しずつ銃塔を人力で回転することができる。ほかにも、コックピット後上方に回転銃塔、胴体下面後下方銃座の3か所がある。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)とコックピット後上方の7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁を搭載する手動式回転銃塔デルタ(Delta)E-II型
;銃塔の小型弾倉は、350発の弾薬が収納されており、ベルト給弾されている。Ca.313公式マニュアルの写真をそのままトリミングを変更して使用したため、下記Ca.313と全く同一である。7.7ミリ旋回機関銃1丁搭載の銃塔の反対側に伸びているのは銃身ではなく擬似銃身で、防御用に敵機への威嚇効果を期待した。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314 爆撃機のコックピット後上方には、手動式の回転銃塔1基が設置されているが、これは滑車を手動で回して、回転銃塔を回転させる。回転銃塔には、当初は12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁を搭載する予定だったが、実際には、回転銃塔に、7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁が搭載されることになった。

回転銃塔には、7.7ミリ旋回機関銃1丁が搭載されたが、手動式のために、銃塔の重量バランスと、空気抵抗のバランスをとるために、銃身状のカウンターウェイトが取り付けられた。これは、銃塔の反対側に対照的伸びているカウンターウェイトであるが、あたかも機関銃の銃身のように見えるので、敵機への威嚇効果が期待されていた。


写真(右)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)とコックピット後上方の手動式回転銃塔デルタ(Delta)E型
;上記のCa.314と全く同一の写真を使用している。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機は、コックピット後上方に回転銃塔1基を装備しているが、回転銃塔は、滑車を利用した手動式であった。当初、回転銃塔に搭載が予定された機銃は、12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁だったようだが、実際に搭載されたのは、7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁だった。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)機首と主翼に取り付けられたイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) (第66図)
;Ca.314では主翼付け根の左右に12.7mm前方固定機関銃各1丁が搭載されているはずだが、Ca.313の写真で代用しているために齟齬が生じている。機首ガラス風防内部に爆撃手席がある。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機は、Ca.313同様、コックピット下面外側に写真銃(ガンカメラ)を取り付けることができた。写真銃(ガンカメラ)は、機関銃による敵機や地上目標攻撃の戦果確認に便利である。アメリカ軍では第二次世界大戦の後半には、戦闘機、地上攻撃機に小型の機内収容型写真銃(ガンカメラ)を広く普及させた。しかし、写真銃(ガンカメラ)は、高価で運用経費が掛かり、さらに、取り付けた場合に空気抵抗を増加させ飛行性能を低下させたために、枢軸国ではあまり使用されていない。


写真(右)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)機首と主翼に取り付けられたイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) (第33図)
;左主翼付け根に7.7mm前方固定機関銃各1丁搭載、コックピット上方の天蓋ガラス風防が開放されている。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


エンジンナセルは、高速で飛行する航空機のエンジンと周辺機器を保護するための金属製カバーで、形状は空力学的に、空気抵抗を減少させ、プロペラ気流を乱さないことが必要となる。エンジンナセルには、主輪降着装置が引き込む収納空間を確保している。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)の機首とイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) のナセル
;側方より。コックピット後上方の手動滑車式の回転銃塔に7.7ミリ機関銃1丁を搭載。銃身とバランスをとるために、銃身の反対側にカウンターバランスを付けているが、これは擬似機銃として威嚇効果もあった。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


発動機・内燃機関・エンジンは気筒内の爆発の煙など排気が、コックピットや搭乗員の視界や操作の妨げにならないことが求められる。そこで、排気をまとめて、胴体下方に導き排気する方法が採用された。これが、発動機のエキゾースト・マニホールド (Exhaust manifold)で、エンジンにある複数の排気口から排気を1つにまとめる多岐管(manifold)の形状で集合排気管と呼ばれた。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)
;後方より。コックピット後上方に回転銃塔に7.7ミリ機関銃1丁搭載。Ca.313公式マニュアルと全く同一の写真・キャプションを再掲載した。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



写真(右)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)
;後方より。コックピット後上方に手動滑車式回転銃塔に7.7ミリ機関銃1丁搭載。Ca.314公式マニュアルに全く同一の写真・キャプションで再掲載されている。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。



写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)正面
;本来、Ca.314は左右主翼付け根に12.7mm機関銃各1丁を搭載するが、Ca.313公式マニュアルの写真をそのまま流用してしまったために。左主翼付け根に前方固定7.7ミリ機関銃1丁が見えるのみ。コックピット後上方に回転銃塔、胴体下面後下方銃座の3か所がある。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



写真(右)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)正面
;左主翼付け根に前方固定7.7ミリ機関銃、コックピット後上方に回転銃塔、胴体下面後下方銃座の3か所がある。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


Ca.313(段有りガラス風防)公式マニュアルには、Ca.311(段無しガラス風防)公式マニュアルの図・写真がそのまま流用されているところが多々存在する。これは、作図が面倒なので、そのまま転載したのであろうが、Ca.311公式マニュアルの図解をCa.313公式マニュアルに流用しても問題はないとのイタリア航空界・イタリア空軍の思惑が背景に指摘できる。機体の形式名称は別機として異なっているが、Ca.311とCa313の差異は,装備エンジン程度であり、


写真(右)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)正面
;左主翼付け根に前方固定7.7ミリ機関銃、コックピット後上方に回転銃塔、胴体下面後下方銃座の3か所がある。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。



写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)機首先端
(第17図);Ca.313公式マニュアルと同じ写真をそのままCa.314として再掲載した。最先端ガラス風防を撤去し、左側より前方内部を撮影している。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



図(右)1941年ファシスト暦19年刊行,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)コックピット後方の風防の取り外し・ロック固定装置の開閉操作取り扱い図
;最先端ガラス風防を撤去し機首内部の爆撃手を整備したり、そこに乗り込んだりすることができる。
Almost all of the 407 newest "Capronis" were sent to the front-line aviation units, where they were used with the greatest impact. The 30th assault group in North Africa, the 20th and 21st ground support regiments fought on the Ca.314. Two auxiliary groups of the "three hundred and fourteenth" - 64th and 76th were in the south of occupied France in Ira, Luc and Cure-Pierrefoux. The Italians used the Ca.314 on all fronts except the eastern one. Ca.314, control of the locks of the cockpit-bombardier.
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
図は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aviation of Word War II. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


Ca.313とCa.314は同一エンジン搭載したが、兵装は異なる。しかし、イタリア航空界では、Ca.310シリーズの機体の差異は、実質的に改良型と同程度でしかないと認識されていた。Ca.313より強化されたCa.314の前方固定機関銃を明示する写真を出さず、Ca.313の写真をCa.314と偽って掲載しているので、公式カタログの写真は機銃装備からみて完全に不適切である。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)機首先端
;Ca.313公式マニュアルと同じ写真をトリミングを若干変更してCa.314として再掲載した。最先端ガラス風防を撤去し、右側より前方内部を撮影している。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


Ca.313とCa.314とは、別記として売り出したにも関わらず、公式カタログでは全く同一の写真を流用して、掲載してしまったのは、異なった名称は単に新型機であることをアピールするための方便であることを示唆している。Ca.313からCa.314へと名称を変更し目新しさをもとに、受注拡大を企図したのであろう。イタリアの公式カタログでは、Ca.313のカタログにあった全く同じ写真や図解が、Ca.314のカタログでCa.314として掲載されていることからも、Ca.310シリーズは、イタリアで事実上、同一機種とみていることが立証できる。


写真(右)1941年ファシスト暦19年刊行,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)機首先端
;最先端ガラス風防を撤去し、右側より前方内部を撮影している。中央部にクッションのついた小型の爆撃手席がセットされ、その奥に高空で使用する爆撃手用の酸素瓶がある。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


カプロニ(Canproni)Ca.313の武装強化型Ca.314爆撃機(段アリ機首ガラス風防)は左右翼付け根の前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃各1丁を装備し、操縦席に環状照準器と射撃用引き金がある。


写真(右)カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機コックピット操縦席(左右の正副操縦士)
;これも1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)コックピット正副操縦席と同一写真。操縦桿は右の副操縦士側に寄せられているが、これは正操縦士側の計器盤を撮影する都合である。座席の中央は通路があるが、これはコックピット前方の機首にある爆撃手席へ通じている。胴体中部より前方内部の複式操縦装置を備えた操縦席を撮影している。左右に正副操縦士用に高空で使用する酸素瓶がある。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.311やCa.313と同様、Ca.314爆撃機は、小型の機体だが、並列式の複式操縦装置を備えている。左側に正操縦士席があるので、計器は左側重視である。右には、機首に繋がる通路がある。

飛行機の操縦席の計器盤は、機体の姿勢を表示する水平儀、高度計(気圧によって計測)、速力計(ピトー管に流入する空気圧力で計測)、方位計(磁気コンパスあるいはジャイロ・コンパス)、燃料計、エンジン回転計などがある。

操縦桿の操作と、操縦用フットペダルの操作によって、エルロン、補助翼、方向舵、昇降舵などを操作する。また、引き込み式降着装置の引込みも操縦士が操作する。

イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.310リベッチョ(Libeccio:南西風)軽爆撃機は、コックピット左側に正操縦士席が、右側に副操縦士用の操縦桿がある複式操縦装置を採用している。これは、操縦桿を移動するものではなく、あらかじめ正副2本の操縦桿があって、操作を切り替えるタイプである。しかし、改良型のカプロニ(Canproni)Ca.311以降、Ca.314でも、複式操縦装置は、操縦桿1つとなり、それを左右に移動して正操縦士あるいは副操縦士が操作するタイプに変更されている。



写真(右)カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機コックピット操縦席(左右の正副操縦士)
;これも1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)コックピット正副操縦席と同一図解。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


垂直尾翼とその後縁の方向舵、水平尾翼とその後縁の昇降舵という尾翼の操作翼は、コックピット操縦席の操縦桿と操縦ペダルによって操作される。


写真(右)カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機コックピット操縦席(左右の正副操縦士)の計器盤と搭載したイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) 調整装置

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



写真(右)1941年ファシスト暦19年刊行,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)コクピット右側後方のエンジン調整とコンプレッサー「ガレーリ」(Aviocompressore Tipo SS Garelli)の制御装置
(第12図);奥には、コックピット右側の副操縦士座席と航空で使用する酸素吸入用酸素瓶が設置されている。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


高空では空気が薄くなるために、エンジンが吸い込む空気を圧縮して大量の空気を送って、エンジンの気筒内部の燃焼を円滑に行うことが求められる。この空気を圧縮しエンジンに送る機械が圧縮機、すなわちコンプレッサーである。

第二次世界大戦までは、ピストンの往復運動によって空気を圧送するレシプロ圧縮機が主流だった。

特に、内燃機関(エンジン)が吸入する空気の圧力を高める過給機を搭載して、空気の薄い高空における燃料を助けてエンジン出力を高める過給機が発達した。アメリカでは「スーパーチャージャー」の名称で機械式過給機、特に排気タービンを駆動源としたターボチャージャーが普及し、戦闘機や爆撃機に広く使用された。

ただし、ジェット機の場合は、ジェットエンジンの回転を利用できるので、羽根車を回転させるターボ圧縮方式の遠心式圧縮機あるいは軸流式圧縮機が普及した。


写真(右)カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機コックピット操縦席(左右の正副操縦士)と胴体部分の金属鋼管の構造図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


飛行機のコックピット・キャビンなどの空間を生み出す胴体は、鋼管溶接の骨組みで支えられていたが、飛行性能を高めるために軽量化しようとすると、強度が低下した。しかし、堅牢すぎる構造では、重量が嵩んでしまい、速力や上昇力が低下したので、バランスをとる必要があった。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)の主翼の構造図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


飛行機は主翼(補助翼)と水平尾翼(昇降舵)・垂直尾翼(方向舵)を多数の金属製桁で支え、飛行中の空気抵抗、飛行操縦操作するときの抗力・強度を維持している。

左右主翼先端部後縁にある補助翼 (エルロン:Aileron)は、飛行機を旋回(横転、ロール)する際の舵である。つまり、補助翼は飛行機の前後中心軸をを回転させ、姿勢を変え、方向を決める舵である。


図(右)カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機の尾翼(垂直尾翼・水平尾翼)構造図
;これも1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)と同一図解。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


コックピットの左ラダー・ペダルを踏みこむと、方向舵は右に動き、重心より後方の尾部を左に、機首を右にふるモーメントが作用することによって、飛行機は右に旋回する。

方向舵(ラダー:rudder)とは、機首を左右にふり、方向の姿勢を制御する操縦翼で、垂直尾翼の後縁に取り付けられている。方向舵の操作は,コックピット操縦席の方向ペダル(ラダー・ペダル)を踏むことで制御する。右ラダー・ペダルを踏みこむと、方向舵は左に操作され、右向き揚力が発生するので、重心を中心に、機首を左にふるモーメントが生まれ,飛行機は左に旋回する。

尾翼は、多数の桁で水平尾翼と垂直尾翼を支え、飛行中の空気抵抗、飛行操縦操作するときの抗力・強度を維持している。水平尾翼と昇降舵、垂直尾翼と方向舵があり、動翼の昇降舵と方向舵は操縦席で制御できる。

飛行機胴体尾部の水平尾翼の後縁にある昇降舵は、エレベーター(elevator)の名の通り、飛行機の進行方向の上下の動きを制御する舵(動翼)である。昇降舵を上げれば、機首上げで上昇し、昇降舵を下げれば機首下げで下降する。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)コックピット左・正操縦士の操縦ペダルと操縦席に繋がるピトー管とそこからの速力計器を表示するメーター計器盤

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


飛行機のコックピット・キャビンの床底面は、乗員や乗客が移動しやすいように平板になっている。しかし、1930年代の機体の大半は、尾輪式で、築城に待機しているときには、機首を持ち上げた姿勢だったので、機内の移動は坂道を上るような感じになった。


写真(右)カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機コックピット操縦席(左右の正副操縦士)と右主翼下面に取り付けられたピトー管の配管構造図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


ピトー管は2本の管に飛行中に流入する空気圧の差異から、飛行機の速力を推計する速力計器である。


写真・図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)左右主翼の引込み式降着装置と右引込み式降着装置のゴム主輪(フェアリングは撤去)の構造図
;イソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) のエンジンナセルに引き込まれるが、車輪の下面は完全に収納できないために、フェアリングを付けて、空気抵抗の減少を図っている。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


航空機が地上にある際には、待機するにも離着陸のために地上滑走するにも、ゴム製主輪のついた降着装置が必要である。ただし、水上機では浮舟フロートで、雪上・氷上を滑走路とする機体は、スキー式橇の降着装置を備えていた。

カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機の引込み式降着装置は、左右主翼にあり、エンジンナセルに引き込まれる構造になっている。しかし、ゴム主輪の下面は完全にはナセルに収納しきれないために、流線形のフェアリングを脚に装着して、空気抵抗を減少するように設計されている。


写真・図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)右主翼の引込み式降着装置と固定式尾輪の構造図
;飛行中の空気抵抗を減少するために、降着装置をイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) のエンジンナセルに引込むことがことができる。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


飛行機の降着装置は、着陸時の衝撃の緩衝、地上走行時の路面凸凹による衝撃の緩衝と吸収、着陸時及び離陸断念時のブレーキ、地上走行時のステアリングを行うシステムである。構成要素は、ゴムタイヤの主輪、主脚柱、脚支柱、揚降アクチュエータ、ブレーキ、ホイール、タイヤ、ブレーキ制御機器、ステアリング制御機器、揚降制御機などである。


写真(右)カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機コックピット操縦席(左右の正副操縦士)と左右主翼のエンジン調整制御装置
;発動機は、イソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 IS空冷倒立V型12気筒エンジン(ボア132 mm、ストローク160/165 mm、排気量26.685 L、全長2,000 mm、全幅840 mm、全高883 mm、乾燥重量510 kg、離昇出力770hp/2600rpmを2基搭載している。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)左右主翼に取り付けられたイソッタ・フラスキーニ デルタ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 IS空冷倒立V型12気筒エンジンナセル

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


Ca.313偵察爆撃機の発動機イソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 IS空冷倒立V型12気筒は、Ca.314でもそのまま引き継がれている。つまり、Ca.313からCa.314への「発展」にはエンジン出力の向上はなく、兵装強化、重量増大で、飛行性能の低下を甘受しなければならなかった。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)の機首コックピット計器盤とイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 IS空冷倒立V型12気筒エンジン 540 kW (724 hp)の制御配線図
;操縦席正面の計器にデータを送る配線が示されている。エンジン・潤滑油の冷却装置が主翼内部に設けられている。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)のイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) の制御配線図
(第9図);
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機コックピットに設置されたイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.25 (I-DS) 倒立V型12気筒空冷エンジン 540 kW (724 hp) の制御装置の配線図
(第11図)87ページ;コックピットからエンジン・潤滑油の温度や圧力、燃料吸入量の操作によるエンジン出力の調整を行う。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


イソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 (IS) 倒立V型12気筒空冷エンジンの諸元
タイプ:空冷 60度 倒立V型エンジン 12気筒
ボア×ストローク:132 mm × 160/165 mm
排気量:26.685 L
全長:2,000 mm
全幅:840 mm
全高:883 mm
乾燥重量:510 kg
過給機:1段1速遠心式スーパーチャージャー、ギヤ比 9.8 : 1
燃料供給:イソッタ=フラスキーニ ダウンドラフト・キャブレター
燃料種別:80/87 オクタン ガソリン(航空機用ガソリン)
潤滑油:ドライサンプ、2スカベンジポンプ、1圧送ポンプ、空冷
出力:770 hp/2,600 rpm 離昇、750 hp/2,600 rpm/4,000 m、減速ギヤ比 0.64 : 1
排気量当たり馬力:0.75 hp/in³ (34.1 kW/L)
圧縮比:6.4 : 1
燃料消費率:最高速力;270 グラム/hp/時、巡行速力(70%);250 グラム/hp/時
重量出力比:1.485 hp/kg (0.67 hp/lb)


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)左右主翼に取り付けられたイソッタ・フラスキーニ デルタ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 IS空冷倒立V型12気筒エンジン
;1941年ファシスト暦19年刊行マニュアルのカプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機では第38図とされたが、これを第69図と書き換えただけで同一の写真を掲載している。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


Ca.313偵察爆撃機の発動機イソッタ・フラスキーニ デルタ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 IS空冷倒立V型12気筒エンジン(ボア132 mm、ストローク160/165 mm、排気量26.685 L、全長2,000 mm、全幅840 mm、全高883 mm、乾燥重量510 kg、離昇出力770hp/2600rpm。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)左右主翼に取り付けられたイソッタ・フラスキーニ デルタ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta)R.C.35 IS空冷倒立V型12気筒エンジンの正面と背面
;1941年ファシスト暦19年刊行マニュアルのカプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)の時に第39図とされた正面写真が第69図に、第40図とされた背面写真が第71図と書き換えられたが、掲載された写真は全く同じ。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



写真(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体後部に取り付けられた航空写真制御装置と航空写真機
(第59図);右の写真の奥には、筒型爆弾懸架筒の一部が写っている。ここから、爆弾倉のすぐ後方に、航空写真機が設置されたことが明瞭にわかる。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



写真・図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314(実はCa.313)爆撃機(段無し機首ガラス風防)機首(先端ガラス風防は撤去)・機首下面の空気取り入れ口(エアインテーク)・引込み式降着装置とCa.314(実はCa.313)段無し機首ガラス風防機首下面に取り付けられた写真銃
;カプロニ(Canproni)Ca.314公式カタログは、Ca.313公式カタログに掲載した写真・図解をそのまま、Ca.314として再掲載している。そのため、本来、Ca.314の機首は段有りガラス風防のはずだが、Ca.313の写真と図解を借用したために、段無しガラス風防の機体として掲載されるという誤りを犯している。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


写真銃は前方固定機銃操作と連動して撮影して射撃が命中したかどうかを判定するのに使用されたが、実戦では空気抵抗増加で飛行性能低下になるために、訓練時に使用する特別仕様が前提だった。写真銃は、機首下面にある空気取り入れ口を避けて、左側によって設置されているがこれはCa.313の7,7ミリ前方固定機関銃が左主翼付け根に搭載されていたためである。

カプロニ(Canproni)Ca.314公式カタログは、Ca.313公式カタログに掲載した写真・図解をそのまま、Ca.314として再掲載している。そのため、本来、Ca.314の機首は段有りガラス風防のはずが、Ca.313の写真と図解を借用したために、段無しガラス風防の機体として掲載されるという明らかな誤りを犯している。しかし、前方固定機関銃を増強したCa.314を、増強前のCa.313の写真で誤用したのは、段有り風防か全面ガラス風防かの間違いよりも、より重大な誤りであろう。

戦局悪化の中で、カプロニ(Canproni)Ca.314公式カタログを、Ca.313公式カタログを援用して、手間をかけずに作成する利点は、写真・図解の誤用による不利な点を相殺する以上に必要なことだったのであろうか。公式カタログ作成スタッフもイタリア航空省も敗戦を感じて、どうでもよい仕事には手抜きをしていたのであろうか。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 爆撃機(段有り機首ガラス風防)コックピットと左右主翼付け根の前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃の取り付け構造図
;これは、前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃2丁搭載の標準型Ca.314であり、Ca.314 A/B/Cの区分はされていない。操縦席には、可変式の射撃用環状照準器が設置できる。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(標準型)は、主翼付け根左右に前方固定として口径7.7mmあるいは口径12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃各1丁、コックピット後上方に7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃1丁搭載の人力回転銃塔、胴体下面後下方7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃1丁装備バルジ銃座の3か所がある。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機/雷撃機(段有り機首ガラス風防)コックピットと左右主翼付け根の前方固定7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃の取り付け構造図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機/雷撃機は、胴体中央下面に、500キロ爆弾2発あるいは800キロ航空魚雷1本を搭載できる大型爆弾懸架(ラック)を装備している。しかし、前方固定機関銃は、左右主翼付け根に12.7mm口径ではなく、7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃各1丁で、標準型(Ca.314 A)よりも軽量化されている。


図(上)イタリア、プロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機/雷撃機(段有り機首ガラス風防)の左主翼付け根の前方固定7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃の取り付け構造図
;爆弾搭載量を大幅に強化したために、前方固定機関銃は口径12.7ミリではなく軽量の口径7.7ミリ機銃に変換されている。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



図(上)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)コックピットと左主翼付け根の前方固定7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃の取り付け構造図
;前方固定機関銃は、左主翼のみで、右主翼には搭載機関銃はない。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


カプローニ(Caproni)Ca.310同様、コックピット後上方の回転銃塔は、2本のアンテナ支柱が装備されているようにみえるが、これは1本は機関銃の銃身に見せかける擬銃身ともなるカウンターウェイト(バランス錘)であり、もう1本は7.7ミリ(.303 in) ブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃である。1939年4月1日に初飛行したCa.311は、1939年から部隊に配備されが、総生産機数は335機にとどまった。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 C 地上襲撃機(段有り機首ガラス風防)コックピットと左右主翼付け根の前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃の取り付け構造図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
図は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)は、主翼左右付け根に前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃各1丁を装備している。この前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃の弾薬は山形の弾倉に収納される、このような弾倉の形状は、コックピット操縦士のための空間を確保するためである。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 C 地上襲撃機(段有り機首ガラス風防)左右主翼付け根と胴体中央下面ポッドに搭載された前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃合計4丁の取り付け構造図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
図は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。
カプロニ(Canproni)Ca.314 C 地上襲撃機の左右主翼付け根の12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃の弾倉は山形急傾斜になっているが、これは横幅を抑えてコックピットの居住性と操作性を確保するためである。胴体中央下面ポッドの12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃の弾倉は箱形である。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 C 地上襲撃機(段有り機首ガラス風防)左右主翼付け根および胴体下面ポッドの前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃4丁の射撃装置の配線と構造図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 C 地上襲撃機(段有り機首ガラス風防)胴体下面ポッドの前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃4丁の射撃装置の配線と構造図
;機関銃の装填部分は胴体下面から張り出したポッドに収容されるが、12.7ミリ機関銃の銃身は、胴体下面の弾道パイプを通して弾丸を射撃する。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.311/Ca,313では前方固定機銃は、左主翼付け根の7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁のみだった。しかし、Ca.314 A 爆撃機では、左右主翼付け根に12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃各1丁合計2丁を装備した。そして、Ca.314 C 地上襲撃機では、地上銃撃のために、左右主翼付け根と胴体中部下面に前方固定12.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃を合計4丁搭載してた。この胴体中央下面の機関銃装填部分は、胴体下面に張り出した流線形のポッドに収容されている。そして、12.7ミリ機関銃の銃身は、胴体下面の弾道パイプで覆われており、12.7mm弾は弾道パイプを貫通している前方に発射された。胴体下面の弾道パイプは、機銃射撃に伴う排煙によって胴体後下方の機関銃座の視界を妨げないためであろう。

カプロニ(Canproni)Ca.313は、左主翼付け根の前方固定7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁を搭載し、コックピットから操縦士が射撃する。その弾倉は山形であり、コクピット左側の張り出しを小さくし、正操縦士の居住性を高めるように配慮されている。機関銃の銃身は外部に長く露出している。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)コクピット操縦士・機首の爆撃手・胴体後下方銃手への酸素ボンベからの酸素配管図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)コクピット操縦士・機首の爆撃手・胴体後下方銃手(通信士)のインターホンの配線図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機の搭乗員間のコミュニケーションは、電気を使用した有線マイク・イヤホーンなどインターホンは配線も給電も複雑な構造になるために、連絡用のブザーと声を管を通して直接伝える伝声管が配備されている。これは、日本陸海軍機の搭乗員も同じだった。他方、アメリカ軍機は早くから、有線マイク・イヤホーンを使用したコミュニケーションが可能だった。そして、Ca.314では乗員相互のインターホンが装備された。

カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機の搭乗員相互のコミュニケーションには、電気利用の有線マイク・イヤホーンではなく、肉声を管を通して直接伝える伝声管が配備されている。しかし、Ca.314では乗員相互のインターホンが全面的に装備されたようだ。


図(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 爆撃機(段有り機首ガラス風防)コックピット前後の防弾装甲板と後上方の7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁搭載の回転銃塔(ターレット)の取り付け構造図
;回転銃塔には環状照準器が設けられている。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314 爆撃機操縦席床面には下方視界を確保するガラス窓があるが、同時に地上砲火から搭乗員を防御する床面装甲板も設けられている。


図(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 爆撃機(段有り機首ガラス風防)コックピット後上方の7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁搭載の回転銃塔「デルタ」E型の取り付け構造図
;べルト給弾式の弾倉があるが、その脇には、手動回転式の銃塔を回転させる滑車がある。銃身の反対側の擬似銃身の溝は削除されている。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機の後下方銃座は、Ca.313と同じく箱形弾倉からベルト給弾される7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃を1丁装備している。機銃弾は、弾丸が射撃された後に空薬莢が出るが、これは薬莢排出孔に繋がるパイプを通じて、胴体下面の穴に導かれ、迅速に空中投棄される。

攻撃してくる敵機に対して1分間に発射速度600発以上の機関銃を10秒間射撃し100発以上を撃てば、多数の撃ち空薬莢が排出されるが、機内にとどめて置けば、散乱して行動の邪魔になるばかりか、操縦装置やエンジン調整に装置にも問題を引き起こす恐れがある。しかし、薬莢は真鍮など希少金属を使用しているので、訓練射撃の際は、撃ちガラ薬莢を袋に保管して、回収する。


図(右)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)コックピット後上方の7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁搭載の回転銃塔「デルタ」の取り付け構造図
;回転銃塔に当初は12.7mmスコッチ(Scotti)/イソッタ・フラスキーニ(Isotta Fraschini)機関銃1丁を搭載する計画だったが、実際に搭載されたのは口径の小さな7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁となった。これは、べルト給弾式の弾倉があるが、その脇には、手動回転式の銃塔を回転させる滑車がある。銃身の反対側には、カウンターウェイト(バランス錘)の擬似銃身の溝が描かれている。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


カプロニ(Canproni)Ca.313とCa.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)には、コックピット後上方に回転銃塔「デルタ」があり、7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁が搭載されている。この回転銃塔の機銃には、箱型弾倉からべルト給弾される。銃塔の回転は手動滑車の回転による人力回転銃塔である。滑車は梃の原理で数回回して少しずつ銃塔を人力で回転することができる。ほかにも、コックピット後上方に回転銃塔、胴体下面後下方銃座の3か所がある。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)の胴体後下方の7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁装備の後下方銃座と箱形弾倉の取り付け図
;カプロニ(Canproni)Ca.313公式マニュアルと同じ図解を流用している。ベルト給弾式の機銃の撃ちガラ薬莢は、パイプを通じて、胴体下面の穴から、空中投棄される。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
図は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


Ca.313に搭載された火器は、いずれも7.7mm(.303インチ)ブレダ-SAFAT機関銃1丁だが、Ca.314では左右主翼付け根の前方固定機関銃は12.7mm(0.50インチ)に口径を強化されている。とはいっても、1943年には敵戦闘機が12.7ミリ、20ミリを備えており、防御火力が7.7ミリ機関銃では、明らかに火力不足だった。


図(上)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)の胴体後下方の7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃1丁装備の後下方銃座と箱形弾倉の取り付け図
;ベルト給弾式の機銃の撃ちガラ薬莢は、パイプを通じて、胴体下面の穴から、空中投棄される。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
図は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。


シリンダーから排出される排気を一本の管にまとめて、エンジン下方に排出路をつくるのが、集合排気管である。 イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.310リベッチョ(Libeccio:南西風)軽爆撃機とカプロニ(Canproni)Ca.311偵察爆撃機のピアッジオ(Piaggio)ステラ(Stella) P.VII C.35空冷星型(radial)7気筒(cylinder)エンジン 350 kW (470 hp)から伸びる集合排気管は、ほとんど同じ形状である。しかし、Ca.313はイソッタ・フラスキーニ(Isotta-Fraschini)デルタ(Delta )R.C.35 I-DS空冷倒立V型12気筒空冷エンジン 545 kW (730 hp)装備なので、空冷星形というより液令倒立エンジンと類似した排気管を備えている。


写真(上)イタリア、カプローニCa.314爆撃機の胴体後下方バルジ型の7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃座
;左は、銃座を閉じた状態、右は銃座を開放した状態。胴体左側には、搭乗員昇降用のガラス窓付き扉が設けられている。1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体後方の後下方旋回機関銃のバルジ式銃座の左右外観と同じ写真を流用している。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


爆撃機の搭載した防御用の旋回機関銃は、迎撃してくる敵戦闘機を撃墜するというよりも、反撃して、敵戦闘機の戦意を挫くことに用いられた。しかし、防弾装甲板のない銃座で、大口径機関銃、多数の機関銃を装備し防弾装甲板・防弾ガラス風防に守られた敵戦闘機と対峙するには、強靭な神経が要求される。イタリア軍の制式したブレダ(Breda)-SAFAT機関銃は、1930年代から大戦中に主にイタリア空軍機に搭載された航空機用機関銃で、口径は、7.7ミリと12.7ミリとがある。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体後方の後下方7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT機関銃旋回機関銃のバルジ式銃座内部
;1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体後方の後下方旋回機関銃の第17図を、ここでは第34図と書き直して同じ写真をCa.314として再度掲載している。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


イタリアのブレダ(Breda)-SAFAT機関銃は、1930年代から大戦中に主にイタリア空軍機に搭載された航空機用機関銃である後継には7.7ミリと12.7ミリとがある。原型は、アメリカのブローニングM2重機関銃であるが、日本陸軍の12.7ミリホ103​航空機関銃と同じく、実包は、ブローニングM1919重機関銃7.62x63mmは、7.7x56mmR(.303ブリティッシュ弾)にランクダウンされ、ブローニングM2重機関銃12.7x99mmは12.7x81mmSR(.50ブリティッシュ弾)にやはりランクダウンされ、軽量化されたものの、射程、弾道安定性、破壊力は原型に劣っている。

それまでのイタリアでは、機関銃はフィアットが受注していたが、これ以後、ブレダでもイタリア軍の機関銃が量産されるようになった。ただし、フィアット子会社のSAFAT(Società Anonima-Fabbricazione Armi Torino)が、ジョヴァンニ・アニェッリ(Giovanni Agnelli)によってブレダに売却されており、フィアットの技術や生産方式は、ブレダに引き継がれている。こうして、イタリアの機関銃は、フィアットではなく、ブレダ-SAFATが担うことになったのである。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体中央部の無線通信機と胴体下面の風力発電機の配置図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



図(上)1941年ファシスト暦19年刊行マニュアル,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体中央部の無線通信機と胴体下面の風車式小型風力発電機の配置図

Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
図は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. DA RICOGNIZIONE E BOMBARDAMENTO LEGGEDO: AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1941.XIX引用。



図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体中央部の爆弾倉の爆弾筒と爆弾懸架および機首の爆撃手席からの爆弾制御装置の配線図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体中央部の爆弾倉と機首の爆撃手席からの爆弾制御装置の配線図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体中央部の爆弾倉扉と機首の爆撃手席からの爆弾倉扉開閉制御装置の配線図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)コクピット操縦士・機首の爆撃手・胴体後下方銃手への酸素ボンベからの酸素配管図

Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。



写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体中央部、爆弾倉の筒型爆弾懸架(ラック)
:1942年ファシスト暦20年刊行,イタリア航空省Ca.313の筒型爆弾懸架(ラック)第22図を、Ca.314の第40図と書き直して同じ写真を掲載。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Catalogo Nomenclatore per Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI ISOTA FRASCHINI DELTA R.C./35 I.-D.S. da Ricognizione e medio Bombardamento : AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1942.XX引用。


カプロニ(Canproni)Ca.313とCa.314の爆弾倉は、胴体中央部にあるが、機首の爆撃手席から電動式で爆弾筒の上部の投下装置を制御して、爆弾を投下する仕組みである。

横置き爆弾懸架には、50キロ爆弾4発、懸架2基で50キロ爆弾8発、合計400キロの爆弾搭載が可能である。

筒型の爆弾筒型の場合は、縦置きで、15キロ爆弾を1本に2発、片側3本で15キロ爆弾6発、合計でこの爆弾筒3本が4列、合計15キロ爆弾360キロを搭載できる。

爆弾の種類は、爆弾層の右に爆弾筒6本で15キロ爆弾12発、爆弾倉の左に横置き爆弾懸架1基で50キロ爆弾4発、合計380キロを搭載することもできる。

イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有りガラス風防)は、Ca.311と同様、100キロ爆弾懸架と50キロ爆弾搭載筒を交換可能で、50キロ爆弾なら8発を爆弾筒に、100キロ爆弾なら4発を爆弾懸架に搭載することができる。


写真(右)1942年ファシスト暦20年刊行,カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体中央部の爆弾倉の爆弾懸架(ラック)上部の投下装置第25図をそのまま流用して、Ca.314の第42図として再掲載。
:電動式で、機首の爆撃手席から投下を制御できる。
1942年ファシスト暦20年刊行,イタリア航空省カプロニ(Canproni)Ca.313偵察爆撃機(段有り機首ガラス風防)公式カタログ掲載。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Catalogo Nomenclatore per Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI ISOTA FRASCHINI DELTA R.C./35 I.-D.S. da Ricognizione e medio Bombardamento : AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1942.XX引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃の胴体中央の爆弾倉の爆弾懸架(ラック)には、Ca.311やCa.313と同様、爆弾投下用の配線が、機首ガラス風防にある爆撃手席から、コックピットを通過して爆弾懸架(ラック)にまで伸びている。爆撃手は、機首の爆撃手席で爆撃照準器を除きながら、機体を誘導し、目標に爆弾が命中するように、飛行速度、気流を計算して、爆弾を投下する。


写真(右)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体中央部の爆弾倉の爆弾懸架(ラック)

Ca.313の爆弾筒の第23図をそのまま流用して、Ca.314爆弾筒を示す第39図として再掲載。電動式で、機首の爆撃手席から投下を制御できる。
Caproni Ca. 313 a cura di Fabrizio CATALANO e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Catalogo Nomenclatore掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Catalogo Nomenclatore per Aeroplano Caproni 313 - 2 MOTORI ISOTA FRASCHINI DELTA R.C./35 I.-D.S. da Ricognizione e medio Bombardamento : AEROPLANI CAPRONI, MILANO 1942.XX引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃の胴体中央部には爆弾倉があるが、Ca.313同様の小型双発機であるために、爆弾搭載量は400キロしかなかった。しかし、これは一回り大型の日本陸軍九九式双発爆撃機とほも同等の爆弾搭載量で、前線近くの近距離爆撃で、高速で敵戦闘機の迎撃をかわし、出撃回数が多いのであれば十分な爆弾搭載量と考えられていた。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機/雷撃機(段有り機首ガラス風防)胴体下面の航空魚雷あるいは大型爆弾用懸架の取付け構造図
;魚雷の水中安定板の形状が異なっている。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機には、A/B/Cの3形式の派生型がある。
カプローニCa.314A:偵察爆撃型;Ca.313の前方固定機関銃を7.7ミリ口径1丁から12.7ミリ口径2丁に増強した型。生産数70機。
Ca.314B:雷撃型;胴体中央に大型爆弾懸架を設置し800キロ航空魚雷1本を搭載可能にした艦船攻撃型。生産数80機。
Ca.314C:地上襲撃型;Ca.313の前方固定機関銃を12.7ミリ口径4丁に大幅に増強した型。生産数250機。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機/雷撃機(段有り機首ガラス風防)胴体下面の航空魚雷あるいは大型爆弾用懸架の制御用配線図
;懸架の中央部が投下装置で、これを開放して500キロ大型爆弾や800キロ航空魚雷を投下する。後方の配線は、長大な魚雷の後部を安定化させる留め金を解除する仕組みである。操作は、機首の爆撃手席あるいは操縦席のどちら方でも、爆弾・魚雷の投下が可能である。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


イタリア空軍カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機/雷撃機は、Ca.310以来の攻撃力を大幅に強化した発展型で、胴体内部の爆弾倉だけではなく、胴体中部下面に大型爆弾懸架を設置して500キロ大型爆弾や800キロ航空魚雷を積載可能とした。爆弾・魚雷の投下は、機首の爆撃手席あるいは操縦席のどちら方でも、操作可能である。爆弾・魚雷投下の配線が伸びているが、長大な魚雷の後部には、姿勢を安定化するための留め金があり、投下時にはこれを解除する仕組みも備わっていた。


図(上)イタリア、プロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機(段有り機首ガラス風防)の左主翼付け根の前方固定7.7mmブレダ(Breda)-SAFAT空冷機関銃の取り付け構造図
;爆弾搭載量を大幅に強化したために、前方固定機関銃は口径12.7ミリではなく軽量の口径7.7ミリ機銃に変換されている。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。

図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 B 雷撃機(段有り機首ガラス風防)の胴体下面の航空魚雷「TEDESCO」の搭載図
;投下スイッチは、機首の爆撃手席あるいは操縦席から解除できる。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃の胴体中央部には爆弾倉があるが、Ca.313同様の小型双発機であるために、爆弾搭載量は400キロしかなかった。しかし、これは一回り大型の日本陸軍九九式双発爆撃機とほも同等の爆弾搭載量で、前線近くの近距離爆撃で、高速で敵戦闘機の迎撃をかわし、出撃回数が多いのであれば十分な爆弾搭載量と考えられていた。しかし、戦訓によって、対艦船攻撃など大型爆弾の必要性が高まり、Ca.314では胴体下面に大型爆弾搭載可能な爆弾懸架(ラック)を装備できるようになった。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 B 雷撃機(段有り機首ガラス風防)胴体下面の航空魚雷「ナポリ」の搭載図
;魚雷の水中安定板の形状が異なっている。投下スイッチは、機首の爆撃手席あるいは操縦席から解除できる。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


Ca.311やCa.313と同様、カプロニ(Canproni)Ca.314の爆弾搭載量は爆弾倉には400 kg (880 lb)で、後のドイツやアメリカの戦闘爆撃機よりも少ない。しかし、胴体下面に爆弾懸架を設けて、500キロ爆弾2発あるいは魚雷1本を搭載できるだけ、搭載量を増やし、攻撃力を増強した。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体下面の大型爆弾懸架への500キロ爆弾2発の搭載図
;爆弾投下スイッチは、機首の爆撃手席あるいは操縦席から解除できる。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃の爆弾倉は、Ca.313と同様で、主翼の中央部、胴体内部にあるが、50キロ爆弾あるいは100キロ爆弾以下の小型・中型爆弾しか搭載はできない。最大爆弾搭載量は400キロ。これは前作Ca.311と同じ火力であり、1942年後半には明らかに搭載量不足だった。そこで、カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機では、胴体下面に大型500キロ爆弾2発あるいは800キロ航空魚雷1本を搭載可能な爆弾懸架(ラック)を装備できるようになった。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体下面の大型爆弾懸架への250キロ爆弾2発の搭載図
;爆弾投下スイッチは、機首の爆撃手席あるいは操縦席から解除できる。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314爆撃機(段有りガラス風防)コックピットの並列複式操縦席は、左が正パイロット、右が副パイロットである。操縦桿は左右可変式の1本で、左右に半回転移動させて、どちらかのパイロトが操縦する。操縦桿が正副2本あるよりも、休憩している操縦士の視界と居住性を向上できるうえに、操縦索や構造を簡易化することができる。


図(上)イタリア、カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機(段有り機首ガラス風防)胴体下面の大型爆弾懸架への100キロ爆弾2発の搭載図
;爆弾投下スイッチは、機首の爆撃手席あるいは操縦席から解除できる。
Caproni Ca. 314 versioni A - B - C a cura di Riccardo TROTTA e Saverio RADOGNA selezione tratta dal Manuale per il montaggio掲載。
写真は, MINISTERO DELL'AERONAUTICA [航空省] ROMA Aeroplano Caproni 314 - 2 MOTORI I.F. DELTA Rc.35 I./D.S. ISTRUZIONE PER L'USO DELL' AEROPLANO, RELAZIONE TECNICA(発行年不詳)引用。


カプロニ(Canproni)Ca.314 B 爆撃機は、自動車、飛行機、兵舎などを目標として爆撃するには、50キロあるいは100キロ爆弾のような小型爆弾を用いる。その際は、胴体中央ぼ爆弾倉の爆弾筒や爆弾懸架に、Ca.311偵察爆撃と同様に、50キロ爆弾8発あるいは100キロ爆弾4発を搭載できる。これでは、爆弾搭載量は、400キロにしかならないが、近距離地上攻撃では、反復攻撃が可能であり、軽快性も確保するには、これで十分と考えられた。


6.フィアット(Fiat)BR.20爆撃機チコーニャ

写真(右)1940年6月以降,イタリア、イタリア空軍フィアット(Fiat)BR.20M爆撃機チコーニャ(Cicogna:コウノトリ):イタリアが第二次世界大戦に参戦して1年が経過していない時期、北アフリカ、ギリシャで勝利した時なので、まだイタリア軍に余裕があったようだ。
Fiera di Milano - Campionaria 1941 - Area espositiva all'aperto della Fiat - Folla di visitatori Non identificato
Description English: Fiat B.R.20M of 242 Squadron, 99 Group, 43 Wing Date 1940 Source Scan of reproduction of original photo, from Italian State Archive Author Regia Aeronautica
写真はWikimedia Commons, Wikimedia Commons, File:BR.20M 242 Squadriglia Colori.jpg 引用。


フィアット(Fiat)BR.20は、1936年2月10日に初飛行、全金属製、引き込み式降着装置を備え、防御用火力も強力な爆撃機で、1930年代中頃の時点では、最新鋭の高性能機といえる存在だった。後に、日本陸軍もBR.20爆撃kを100機近く購入し、「イ式重爆」として制式し、1937年7月から始まった日中戦争に投入している。

⇒写真集Album:フィアット(Fiat)BR.20を見る。


7.サボイア・マルケッティ(Savoia-Marchetti)SM.84快速爆撃機

写真(右)1941-1942年頃、イタリアイタリア、イタリア空軍サヴォア・マルケッティ(Savoia-Marchetti)SM.84三発爆撃機:ファシスト独裁国家イタリアの国籍マークは、主翼上面と下面にファッシ(束ねた武器)、垂直尾翼にイタリア軍の国籍マークは、イタリアの第二次世界大戦参戦前には緑・白・赤の三色旗の三色旗を描いていたが、参戦後に白十字に塗り替えている。
Savoia-Marchetti SM.79 PictionID: 45646756 - Title: Savoia-Marchetti SM.79 II Salo print - Filename: 16_006970.TIF - -Image from the Ray Wagner Collection. Ray Wagner was Archivist at the San Diego Air and Space Museum for several years and is an author of several books on aviation
写真はWikimedia Commons, Category:Savoia-Marchetti SM.84 Catalog: 16_006970 引用。


サヴォア・マルケッティ(Savoia-Marchetti)SM.84三発爆撃機はSM.79の後継機として開発された。両者の違いは、
1)SM.79のアルファ・ロメオ126 R.C.34空冷星形9気筒エンジン750hpからSM.84のピアッジョ P10 RC40 空冷14気筒エンジン1000 hpへの換装による出力強化
2)SM.79のコックピット後上方のバルジ銃座から、SM.84の12.7mmスコッチ(Scotti)/イソッタ・フラスキーニ(Isotta Fraschini)機関銃1丁装備の回転銃塔(ターレット)「デルタ」への防御兵装の強化
3)SM.79の爆弾筒からSM.84の爆弾懸架への爆弾搭載方法の変更
4)SM.79の単尾翼から、SM.84の双尾翼に変更
が大きな変更点である。


⇒写真集Album:サボイアマルケッティSM.84快速爆撃機を見る。


8.カント(CANT)Z.1007アルシオーネ (Alcione)爆撃機


写真(上)1941-1943年頃,飛行中のファシスト・イタリア空軍のカント(CANT)Z.1007アルシオーネ(Alcione:かわせみ)三発爆撃機
:エンジンナセルの黄色塗装は、ドイツ軍との同士討ちを避けるため追加された国籍識別マークであるの。胴体尾翼の白帯は、イタリア王国空軍地中海方面の国籍マークである。
CANT (C.R.D.A.) Z 1007 Catalog #: 00076585 Manufacturer: CANT (C.R.D.A.) Designation: Z 1007
写真はSmugMug+Flickr.,Ricky 1971 Cant.Z.1007 bis-02引用。


カントCANT Z.1007bis爆撃機の諸元
乗員rew: 5名
全長Length: 18.35 m (60 ft 2 in)
全幅Wingspan: 24.8 m (81 ft 4 in)
全高Height: 5.22 m (17 ft 2 in)
主翼面積Wing area: 70 m2 (750 sq ft)
空虚重量Empty weight: 9,396 kg (20,715 lb)
最大離陸重量Max takeoff weight: 13,621 kg (30,029 lb)
発動機Powerplant: ピアジオ(Piaggio) P.XI R.C.40空冷星形14気筒エンジン745 kW (999 hp)2基
最高速力Maximum speed: 458 km/h (285 mph, 247 kn)
航続距離Range: 1,795 km (1,115 mi, 969 nmi)
実用上昇限度Service ceiling: 7,500 m (24,600 ft)
兵装Armament
12.7 mm (0.5 in) イソッタ=スコッチ(Isotta-Fraschini Scotti)機関銃あるいは12.7 mm (0.5 in)ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁
7.7 mm (0.303 in) ブレダ(Breda)-SAFAT機関銃2丁
爆弾搭載量Bombs: 2,200 kg (4,900 lb) 爆弾倉と外装の合計.
45cm(17.7 in) 800 kg (1,800 lb)魚雷2本.
生産期間:1938–1943年.
生産機数:660機

⇒写真集Album:カント(CANT)Z.1007アルシオーネ (Alcione)爆撃機を見る。


9.イタリア統領ムッソリーニ

1939年9月1日、ドイツがポーランドに侵攻し、兵力撤退の要請が無視されたイギリス・フランスは、9月3日、ドイツに対して宣戦を布告した。こうして、これから6年近くの第二次世界大戦がはじまったが、イタリアはドイツとの軍事同盟があったが、参戦せず中立を保った。リビア総督イータロ・バルボ(Italo Balbo、1896-1940年6月28日)は、イギリスとフランスとの戦争を始めることに躊躇しなかったが、同時に、ヒトラー・ドイツがイタリアを無視して独自の外交・戦略を進めることに反感を感じており、これは外務大臣ガレアッツォ・チアーノと共通していた。彼らは、地中海世界を制する大ローマ帝国を夢見ていたのであって、北ヨーロッパでの戦いには、意義を見出していなかった。そこで、北アフリカ、バルカン半島へのイタリア勢力拡張を望んでいたのである。

フィアットCR42 1940年6月にイタリアが第二次世界大戦に参戦すると、リビア総督バルボは、リビア駐屯イタリア軍によるエジプト攻撃を命じられた。しかし、バルボは、植民地戦争に躊躇はなかったが、現時点でのエジプト攻撃は、イギリス・フランス相手の世界戦争の一環であり、局地紛争に留まらないのであって、イタリアにこの2カ国と戦争するだけの戦備はないと判断していた。

しかし、1940年5月、ドイツ軍フランス侵攻「黄色の事例」が発動し、6月にフランスの敗退が決定すると、イタリア統領ムッソリーニは、第二次世界大戦がドイツの料理で終わる前に参戦し、国際影響力を確保する必要性を痛感した。そこで、中立による戦略的優位性を投げ出し、ドイツ側に立って参戦し、南フランス、エジプトの攻撃を命じた。

フィアットG50 ガレアッツォ・チャーノ(Galeazzo Ciano)は、名家出身の外務官僚だったが、ファシズムに共鳴し、1930年4月24日にムッソリーニ長女エッダと恋愛結婚した。そして、1936年には、チャーノは33歳の若さで外務大臣に就任し、1943年9月にムッソリーニとたもとを分かつまでその地位にあり、イタリア外交の中心的人物となった。しかし、ムッソリーニは、ドイツ語、英語、フランス語も操る国際人であり、ムッソリーニ自身が外交方針を指図したために、外務大臣チャーノの役割は、ムッソリーニへの情報提供や相談役といったものであった。

しかし、ガレアッツォ・チャーノ(Galeazzo Ciano)の日記は、イタリアのファシスト政権ばかりでなく、ドイツやイギリスの情報の宝庫でもある。実際、チャーノは、外交特使というよりムッソリーニ特使として、諸国に出向いており、外国の政府首脳や要人との交渉や折衝に当たっているので、その経験に基づいて、多くのことを日記に記述している。この日記を保管していたのは、ムッソリーニの長女チャーノ夫人エッダである。

フォゴーレMC202 1939年4月、イタリアによるアルバニア侵攻では、自ら飛行機を操縦士前線を飛んでいる。アルバニア王国はすぐに降伏し、イタリア保護国となったが、実際は併合されたに等しかった。チャーノはアルバニアに居を構えたが、あたかもアルバニア副王のように豪華な生活を享受した。これは、侵略による略奪であるが、チャーノは個人的な財産を増殖させることに繋がるとして、植民地拡大、戦争支持の立場にあった。

1943年5月7日、アメリカ軍がビゼルト、イギリス軍がチュニスに突入したことで、チュニジア戦線の枢軸軍は、5月13日には全面的に降伏した。北アフリカ戦線で降伏して捕虜となった枢軸国軍は 27万人と膨大であり、これは3ヶ月前にソ連スターリングラードの敗戦時の2倍以上の規模だった。

1943年5月13日、北アフリカのチュニジアでドイツ・イタリア軍が降伏し、西側連合軍は、チュニジア・マルタから、チュニジア⁼シチリア島の中間にあるパンテッレリア島を空襲し、さらに艦砲射撃も実施して、6月11日にイタリア軍守備隊を降伏させた。

写真(右)1941年8月、ソビエト連邦、ウクライナ、ドイツの同盟軍としてソ連に侵攻したイタリア遠征軍を閲兵するイタリア統領(Duce)ベニート・ムッソリーニ;ムッソリーニは、盟友ヒトラーとともに、ウクライナの東部戦線を訪問し、イタリア軍とドイツ軍の部隊を視察した。
Dictator Benito Mussolini (R) inspects Italian troops
‘It was a terrible idea’ School scraps 'unique' fascism-themed ball after angry complaints.
Jon Rogers 21:41, Wed, Feb 15, 2017 | UPDATED: 22:34, Wed, Feb 15, 2017
One of the photos on the original flyer showed dictator Mussolini in uniform, walking down the steps of the school with its head teacher at the time.
写真は,2021 Express Newspapers. "Daily Express ‘It was a terrible idea’ School scraps 'unique' fascism-themed ball after angry complaints引用。

1943年7月10日、西側連合軍は、イタリアのシシリー島攻略「ハスキー作戦」を発動、グライダー140機、空挺部隊3000人をシチリア島南部に降下させた。そして、シシリー島南岸に艦砲射撃の援護の下に、地上軍を上陸させた。

1943年7月10日、イギリス・アメリカ軍は、 「ハスキー作戦」に基づいてシシリー島に上陸した。そして、シシリー島北東端、イタリア本土にメッシーナ海峡を隔てたメッシーナを目指して進撃した。シシリー島上陸から1か月後、8月11日、シチリアのドイツ・イタリア軍守備隊は、イタリア半島に脱出した。

シシリー島のイタリア住民の中には、西側連合軍の占領を歓迎する動きが強かった。そして、イタリア半島近くのシシリー島が西側連合軍に占領されたことで、イタリア本土の国民の多くは、イタリアが世界大戦から離脱し、講和すべきであると考えるようになった。

レジアーネ Re2000 イタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世は、ベニート・ムッソリーニBenito Mussolini)の後継首相にイタリア軍総司令官ピエトロ・バドリオ(Pietro Badoglio)元帥を任命した。バドリオ政権は、ドイツの武力介入に名目を与えないように、引き続きドイツとともに戦うと表明しながらも、裏では西側連合国との降伏交渉を進めていた。

1943年7月24日の西側連合軍(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国、フランス、ポーランドなど)のシシリー島上陸「ハスキー作戦」で、枢軸国の敗北が予期される状況で、7月25日ファシスト大評議会で、クーデーター的にムッソリーニ首相退任要求の決議が採択、イタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世によってベニート・ムッソリーニBenito Mussolini)は首相を解任された。そして、逮捕されたムッソリーニは、アペニン山脈グラン・サッソ山荘王ホテル「カンポ・インペラトーレ」に幽閉された。

ムッソリーニを救出するために、ドイツ空軍降下猟兵(空挺部隊)とSS武装親衛隊16人からなるコマンド部隊は、ドイツ滑空機研究所DFS230グライダー12機に分乗し出撃した。

フィーゼラーFi156 グラン・サッソで解放されたベニート・ムッソリーニがを解放し、ドイツ空軍フィーゼラー(Fieseler)Fi-156「シュトルヒ」連絡機(登録コード:SJ+LL)で山腹から離陸した。

⇒写真集Album:グランサッソからのムッソリーニ救出作戦を見る。

1943年7月25日、ムッソリーニの首相罷免とそのと独裁的権能を剥奪する議案が決まった。それを受けて、7月25日にムッソリーニはイタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世により罷免解任を告げ、後任首相にムッソリーニにイタリア軍司令官を罷免されたバドリオが任命された。バドリオ元帥は、ドイツの介入を招かないように表向きは戦争継続を主張しつつ、西側連合国と講和を図り、1943年9月3日になって降伏が決まった。

ムッソリーニ失脚後、後継首相ピエトロ・バドリオ元帥は、ドイツに介入されないように戦争の継続を公約したが、1943年9月2日、西側連合国と密かに休戦協定を結び、9月8日にヨーロッパ方面の西側連合軍最高司令官ドワイト・D・アイゼンハワー大将は、これを公表した。これに対抗して、1943年9月にベニート・ムッソリーニは、イタリア社会共和国Repubblica Sociale Italiana:RSI)を建国したが、これはドイツ傀儡政権となった。

イタリア社会共和国Repubblica Sociale Italiana:RSI)に対峙したイタリア王国は、1943年9月に降伏し10月13日、ドイツに宣戦布告をした。

1944年1月22日、ローマ南アンツィオに、アメリカ軍、イギリス軍を中核とした連合軍将兵3万6,000名、車両3,200輌岸が上陸。6月4日、首都ローマが陥落。このときムッソリーニは、首都ローマが失陥した後も戦い続けることをイタリア国民にラジオ放送で訴えた。

ベニート・ムッソリーニBenito Amilcare Andrea Mussolini:1883年7月29日-1945年4月28日)、随行した忠実な部下とともにドイツ軍とともに逃げ延びようとした。しかし、ムッソリーニは、頼りにしていたドイツ軍部隊にも裏切られて、パルチザン側に引き渡され拘束された。

⇒写真集Album:ムッソリーニの処刑(Mussolini Execution)を詳しく見る。


ナチ党ヒトラー独裁政権の成立:NSDAP(Nazi);ファシズムの台頭
ナチ党政権によるユダヤ人差別・迫害:Nazis & Racism
ナチスの優生学と人種民族:Nazis & Racism
ナチスT4作戦と障害者安楽死:Nazism & Eugenics
ドイツ国防軍のヒトラー反逆:Ludwig Beck
ゲオルク・エルザーのヒトラー暗殺未遂:Georg Elser
ポーランド侵攻:Invasion of Poland;第二次大戦勃発
ワルシャワ・ゲットー写真解説:Warsaw Ghetto
ウッジ・ゲットー写真解説:Łódź Ghetto
ヴィシー政権・反共フランス義勇兵:Vichy France :フランス降伏
バルカン侵攻:Balkans Campaign;ユーゴスラビア・ギリシャのパルチザン
バルバロッサ作戦:Unternehmen Barbarossa;ソ連侵攻(1)
スターリングラード攻防戦;Battle of Stalingrad :ソ連侵攻(2)
ワルシャワゲットー蜂起:Warsaw Uprising
アンネ・フランクの日記とユダヤ人虐殺:Anne Frank
ホロコースト:Holocaust;ユダヤ人絶滅
アウシュビッツ・ビルケナウ収容所の奴隷労働:KZ Auschwitz
マウトハウゼン強制収容所:KZ Mauthausen
ヒトラー:Hitler
ヒトラー総統の最後:The Last Days of Hitler
ヒトラー暗殺ワルキューレ Valkyrie作戦: Claus von Stauffenberg
アンネの日記とユダヤ人
与謝野晶子の日露戦争・日中戦争
イタリア空軍レジアーネ Re2002ドルニエ(Dornier)Do-X 飛行艇
ルフトハンザ航空ユンカース(Junkers)Ju90輸送機
ドイツ空軍ハインケル(Heinkel)He111爆撃機
ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-88爆撃機
ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-188爆撃機/Ju388高高度偵察機
ルフトハンザ航空フォッケウルフ(Focke-Wulf)Fw200コンドル輸送機
ドルニエ(Dornier)Do18飛行艇
ドルニエ(Dornier)Do24飛行艇
アラド(Arado)Ar-196艦載水上偵察機
ブロームウントフォッスBV138飛行艇
ブロームウントフォッスBV222飛行艇
ドイツ空軍ユンカース(Junkers)Ju-88爆撃機/夜間戦闘機
ドイツ空軍(Luftwaffe)メッサーシュミット戦闘機
ドイツ空軍フォッケウルフ(Focke-Wulf)Fw-190戦闘機
ドイツ空軍総司令官ヘルマン・ゲーリング元帥
マッキ(Macchi)MC.200サエッタ戦闘機
ボーイング(Boeing)247旅客機
ダグラス(Douglas)DC-2輸送機
ダグラス(Douglas)DC-3輸送機
マッキ(Macchi)MC.200サエッタ戦闘機
ボーイング(Boeing)247旅客機
ダグラス(Douglas)DC-2輸送機
ダグラス(Douglas)DC-3輸送機
サボイア・マルケッティ(Savoia Marchetti)SM.73輸送機
カプローニ(Caproni)Ca.135爆撃機
カント(CANT)Z.501飛行艇
カント(CANT)Z.506水上機
カント(CANT)Z.1007爆撃機
フィアット(Fiat)G.18V輸送機
フィアット(Fiat)G.212輸送機
カプローニ(Caproni)Ca.310偵察爆撃機
カプローニ(Caproni)Ca.311軽爆撃機
サボイア・マルケッティ(Savoia Marchetti)SM.79爆撃機
サボイア・マルケッティ(Savoia Marchetti)SM.82輸送機
ピアジオP.108重爆撃機
ムッソリーニ救出作戦
イタリア独裁者ムッソリーニ
独裁者ムッソリーニ処刑



2021年5月30日開設の鳥飼行博研究室当サイトへのご訪問ありがとうございます。写真,データなどを引用する際は,URLなど出所を明記してください。
連絡先: torikai007@yahoo.co.jpp
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学HK社会環境課程 鳥飼 行博
TORIKAI Yukihiro, HK,Toka University,4-1-1 Kitakaname,Hiratuka,Kanagawa,Japan259-1292
Fax: 0463-50-2078
東海大への行き方|How to go
Flag Counter
Thank you for visiting our web site. The online information includes research papers, over 9000 photos and posters published by government agencies and other organizations. The users, who transcribed thses materials from TORIKAI LAB, are requested to credit the owning instutution or to cite the URL of this site. This project is being carried out entirely by Torikai Yukihiro, who is web archive maintainer.


Copyright © Torikai Yukihiro, Japan. 2021/5/30 All Rights Reserved.