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◆ヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ(Hercules)"Spruce Goose"飛行艇 写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロスアンゼルス沖、ロングビーチ、ハワード・ヒューズ操縦で初飛行するヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602): 全幅 97.51 m、全長 66.65 m、全高 24.18 mもあった。空虚重量250,000 ポンド (113,398 kg)。
Photograph of the Flying Boat during the historic test flight, Los Angeles Harbor, November 2, 1947 The Flying Boat during Howard Hughes first test flight November 2, 1947. Los Angeles Harbor is now known as Long Beach.
写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries  Digital ID whh000391 Physical Identifier 0321_0416引用。
写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロスアンゼルス沖、ロングビーチ、初飛行後の全幅 97.51 mのヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)正面
Date 1947-11-02 Description A front view of HK-1, Hughes Flying Boat, the world's largest plane, which successfully completed its first flight, shown in the photo. The eight 3,000 horsepower engine lifted the craft from the waters of Los Angeles Harbor with Hughes at the controls. The huge wings, with a span of 320 feet carried the aircraft for one mile at a 100-mile per hour speed before Hughes put it back on the water.
写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries  Digital ID whh000278 Physical Identifier 0321_0308引用。

<ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)八部作>
飛行事業家ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)
ヒューズ(Hughes)H-1レーサー(Racer)世界最速記録
ロッキード(Lockheed)14スーパーエレクトラ(Super Electra)世界一周
ヒューズ(Hughes) XF-11 試作偵察機
ヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ(Hercules)飛行艇の開発 
現存するヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ(Hercules)飛行艇
アメリア・パットナム(Amelia Putnam)とハワード・ヒューズ(Howard Hughes)のロッキード(Lockheed)機による世界一周飛行の検討
ヒューズ(Hughes)のロッキード(Lockheed)コンステレーション(Constellation)

1.ヒューズ飛行機カルバーシティ (Culver City) 工場で製造中のヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)飛行艇

1939年9月に勃発した第二次「欧州」大戦は、ドイツとポーランド・イギリス・フランスの戦いとして始まったが、アメリkは中立国だった。アメリカが、参戦したのは、1941年12月にドイツ同盟国の日本の攻撃を受けてからである。

 参戦したアメリカは、太平洋戦線より欧州戦線を重視し、イギリスの軍事援助大幅に増強する。しかし、戦争準備は万端というにはほど遠く、ドイツ潜水艦Uボートによって、多数の船舶が沈められ、海上交通の遮断が危惧された。

写真(右)1946年、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:非戦略物資の木製飛行艇として設計されたが、木製骨格に木製板の張合わせ構造のように見える。しかし、長大な胴体とそこに多数の貨物を積載する予定だったのであるから、胴体の強度を維持するには、金属枠が必要だったであろう。胴体も金属外皮を張り巡らせているようだ。木製飛行艇というよりも、木金混合構造と呼ぶのが適切かもしれない。
Howard Hughes Public Relations Photograph Collection (PH-00373)
Project Name Welcome Home, Howard
Title Photograph of the construction of Howard Hughes' Hercules, California, circa 1946
Description A view of the construction of Howard Hughes' Hercules in California.
Date 1945; 1946; 1947
Date Digitized 2013-12-17
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh001366 Physical Identifier 0373_1076引用。


そこで、戦時標準船リバティーシップの開発と並んで、非戦略物資の木材を使った大型飛行艇による空輸が検討された。この一案がヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ(Hercules)飛行艇で、破天荒な飛行家の大富豪ハワード・ヒューズが、自ら創業したヒューズ飛行機で開発を申し出た。これが、戦後2年もたった1947年11月に1機だけが完成したヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇である。これは、世界史上最大級の飛行機である。

写真(右)1946年、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:非戦略物資の木製飛行艇として設計され、木製骨格に木板を張り、外皮を金属張りでカバーしたようだ。木製飛行艇と呼ぶには、金属部分も多く、不適切であろう。
Howard Hughes Public Relations Photograph Collection (PH-00373)
Project Name Welcome Home, Howard
Title Photograph of the construction of Howard Hughes' Hercules, California, circa 1946
Description A view of the construction of Howard Hughes' Hercules in California.
Date 1945; 1946; 1947
Date Digitized 2013-12-17
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries p17304coll4_22262引用。


ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇は、非戦略物資の木製飛行艇として設計され、木製骨格に木板を張り合わせているが、重量ある貨物を積載する胴体に金属桁なしでは、強度の維持が困難だったであろう。また、金属製機体より、木造性機体のほうが重量がはるかに重くなるので、飛行性能が低下する。さらに、海水に使っている胴体が木造では、付着した汚れや貝殻の除去のために、陸揚げしなければならない。しかし、100トン以上の飛行艇を陸揚げするには、乾ドックを使うしかないであろう。

写真(右)1946年、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、ヒューズ飛行機(Hughes Aircraft Company:1932年設立)工場、製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の左右の主翼:主翼前縁の湾曲ぶは、金属桁で構成されてウように見える。木製主翼の強度維持のため、多数の骨格を並べ、そこに木板を張り合わせているようだが、これでは重量が過大になる。主翼内部には、金属骨格も併用されているようだ。
Photograph of the construction of the Spruce Goose, circa 1946 Howard Hughes Public Relations Photograph Collection (PH-00373)
Date 1945 to 1947 Description A view of the construction of Howard Hughes' Hercules.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001352 Physical Identifier 0373_1062引用。


つまり、H-4飛行艇の整備は、大変な手間と資金がかかるのである。胴体は金属外皮を張り、水密性・整備性を向上させているようだ。ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"は、そのマツ科トウヒ(Spruce)という名称にかかわらず、木製飛行艇木製飛行艇というより、木金混合構造の飛行艇と呼ぶのが適切であろう。

写真(右)1945-1946年、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、ヒューズ飛行機(Hughes Aircraft Company:1932年設立)で製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の主翼:木製板の張合わせ構造のように見えるが、長大な主翼の強度を維持するには、金属桁が必要だったであろう。ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"は、そのマツ科トウヒ(Spruce)という名称にかかわらず、木製飛行艇木製飛行艇というより、木金混合構造の飛行艇と呼ぶのが適切であろう。
Photograph of the Hughes Flying Boat wing under construction, Culver City, California, June 1, 1945 Description View of construction of one of the wings of the Hughes Flying Boat in a hangar at the Hughes Aircraft Company, June 1, 1945. Scaffolding is seen underneath the wing. Date 1945-06-01 Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000064 Physical Identifier 0321_0075引用。


写真(右)1946−1947年、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の主翼:木製飛行艇というよりも、木金混合構造と呼ぶのが適切かもしれない。
Photograph of the Hughes Flying Boat wing assembly, Culver City, California, circa 1942-46 Description The Hughes Aircraft HK-1 or ""Flying Boat"" wing assembly being completed in a hangar in Hughes' factory in Culver City. Date 1942; 1943; 1944; 1945; 1946 Date Digitized 2012-06-28
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000164 Physical Identifier 0321_0154引用。


写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、ヒューズ飛行機工場からトラックで牽引され引き出される製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:胴体、主翼、尾翼、発動機と分割されて製造されたが、これをヒューズ飛行機のカルバーシティー工場で組み立てることはできなかった。なぜなら、飛行艇の離着水は、水面上でないと不可能であり、工場に隣接した飛行場滑走路では飛行艇は使えないからである。そこで、分解状態のまま軽いうちに、陸路、ロスアンゼルス港にあるターミナルアイランド(埋め立て施設)に移動することになった。
Photograph of the fuselage of the Hughes Flying Boat leaving its Culver City hangar, California, 1946 Description A section of Howard Hughes' ""Spruce Goose"" or ""Flying Boat"" being moved (with a police escort) from the Hughes Aircraft plant in Culver City, California to Terminal Island in the Los Angeles Harbor where the plane was assembled in June of 1946. Date 1905-04-29 Date Digitized 2012-09-04
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000298 Physical Identifier 0321_0382引用。



2.1946年6月、カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)に移動t中のヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ (Hercules)飛行艇

写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、ヒューズ飛行機工場からトラックで牽引され引き出される製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:胴体、主翼、尾翼、発動機と分割されて製造されたが、これをヒューズ飛行機のカルバーシティー工場で組み立てることはできなかった。なぜなら、飛行艇の離着水は、水面上でないと不可能であり、工場に隣接した飛行場滑走路では飛行艇は使えないからである。そこで、分解状態のまま軽いうちに、陸路、ロスアンゼルス港にあるターミナルアイランド(埋め立て施設)に移動することになった。胴体中央部の左右主翼接合部の開口部分を塞ぐカバーが掛けられている。
Photograph of the Flying Boat hull being moved form the hangar, Culver City, California, 1946 Description The Flying Boat hull being moved from the Culver City plant to a dock on Terminal Island in Long Beach, California. A crowd of onlookers is gathered to watch. Date 1905-04-29 Date Digitized 2012-06-27
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000298 Physical Identifier 0321_0382引用。


ヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ(Hercules)"Spruce Goose"飛行艇は、ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、ヒューズ飛行機工場か胴体、主翼、尾翼、発動機と分割されて製造された。しかし、そのままヒューズ飛行機のカルバーシティー工場で組み立て完成したわけではない。

写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、ヒューズ飛行機工場からトラックで牽引され引き出される製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体左前面:カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)に胴体、左右の主翼、尾翼が分解されたまま運ばれて、そこで組立が行われた。胴体中央部の左右主翼接合部の開口部分を塞ぐカバーが掛けられている
Photograph of the Hughes Flying Boat fuselage in transport, California, circa June 1945(→1946) Description Fuselage of the Hughes Flying Boat being transported from a hangar by truck. The moving truck and rig have signs from Star House Movers, Inc., of Los Angeles and Long Beach, California. Groups of people stand by to watch.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries  Digital ID whh000056 Physical Identifier 0321_0076引用。


なぜならヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ(Hercules)"Spruce Goose"飛行艇は、湖水・海上など水面で離水・着水して運用する飛行機で、水陸両用ではなかったからある。そこで、H-4飛行艇を水面上で離着水させるために、海面に移動することが必要だが、ヒューズ飛行機工場には陸上機用の飛行場滑走路はあっても、飛行艇用の水面はない。そこで、工場に隣接した飛行場滑走路でH-4飛行艇が運用できない以上、組み立て前の軽く移動可能なうちに、陸路、ロサンゼルス港ターミナルアイランド(Terminal Island)(埋め立て人工島)(埋め立て施設)に移動することが求められたのである。

写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) のヒューズ飛行機工場で製造されたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体をトレーに載せて大型トラックで牽引して、ロングビーチのターミナルアイランド(Terminal Island)に運搬する。:胴体中央部の左右主翼接合部の開口部分を塞ぐカバーが掛けられている。
Photograph of the hull of Hughes Flying Boat, 1946 Description Moving the hull of the Flying Boat from plant to harbor, 1946. .Date Digitized 2012-06-28
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000161 Physical Identifier 0321_0151 引用。


ヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ(Hercules)"Spruce Goose"飛行艇は、カルバーシティ (Culver City)のヒューズ飛行機工場で胴体、主翼、尾翼などに分けて分割製造された。残る作業は、組立だが、これはカルバーシティー工場ではできなかった。その理由は、H-4飛行艇の離着水は、水面上でないと不可能だったが、ヒューズ工場には飛行場滑走路はあったが、海面はなかったからである。そこで、胴体、主翼、尾翼と分解状態のまま、トレーラーに積載し大型トラックで牽引して自動車道路をとおって、ロサンゼルス港ターミナルアイランド(Terminal Island)(埋め立て人工島)まで移動し、そこで組立てて、完成することになった。

写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)へ運搬されているヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体正面:まだ工場の敷地内のためか、胴体中央部の左右主翼接合部の開口部分を塞ぐカバーが掛けられているが、操縦席前面ガラス風防の前に、衝突防止の緩衝材はない。
Photograph of the fuselage of Hughes' Flying Boat being moved to Terminal Island in the Los Angeles Harbor, 1946 Description A section of Howard Hughes' ""Spruce Goose"" or ""Flying Boat"" being moved (with a police escort) from the Hughes Aircraft plant in Culver City, California to Terminal Island in the Los Angeles Harbor where the plane was assembled in June of 1946. Date 1905-04-29 Date Digitized 2012-09-04
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000295 Physical Identifier 0321_0385引用。


ヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ(Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体をカルバーシティからターミナルアイランドに運搬するときに、胴体中央部にあった左右主翼接合部の開口部分には、カバーが掛けられて、開口部を塞いでいる。また、コックピット前面ガラス風防の前には、衝突による破損を防止するために、緩衝材が設置されている。

写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)に移動中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体右側面:胴体中央部の左右主翼接合部の開口部分を塞ぐようにカバーが掛けられている。操縦席前面ガラス風防の前には、衝突防止の緩衝材が設置されている。
Photograph of the fuselage of Hughes Flying Boat being transported to Terminal Island, California, 1946 Description A section of Howard Hughes' ""Spruce Goose"" or ""Flying Boat"" being moved (with a police escort) from the Hughes Aircraft plant in Culver City, California to Terminal Island in the Los Angeles Harbor where the plane was assembled in June of 1946. Date 1905-04-29 Date Digitized 2012-09-04
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000303 Physical Identifier 0321_0377引用。


写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)へのヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体の運搬作業:尾翼は取り付けられていない状態で、尾部から撮影している。尾部には蓋がつけられていて、雨やほこりが入るのを防いでいる。
Photograph of Howard Hughes' Hercules, Hawthorne, California, June 16, 1946 Description A view of Howard Hughes' Hercules traveling down a street in Culver City, California. Date 1946-06-14 Description Transcribed from stamp on back of photo: "June 14, 1946; Hughes Aircraft Photo." A section of Howard Hughes' "Spruce Goose" or "Flying Boat" being moved (with a police escort) from the Hughes Aircraft plant in Culver City, California to Terminal Island in the Los Angeles Harbor where the plane was assembled in June of 1946.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000339 Physical Identifier 0321_0360引用。


写真(右)1946年6月14日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)へ運搬中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体左側面:尾翼は取り付けられていない状態で、尾部から撮影している。尾部には蓋がつけられていて、雨やほこりが入るのを防いでいる。胴体中央部は、左右の主翼接合部でその開口部分を塞ぐようにカバーが掛けられている。操縦席前面ガラス風防には、衝突防止の緩衝材が設置されている。
Photograph of the Hughes Flying Boat fuselage, in transit to Terminal Island, California, June 14, 1946 A view of Howard Hughes' Hercules traveling down a street in Culver City, California. Date 1946-06-16 Date Digitized 2013-12-18
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh001375 Physical Identifier 0373_1085引用。


カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)に移動中のヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ(Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体中央部は、左右の主翼接合部でその開口部分を塞ぐようにカバーが掛けられている。操縦席前面ガラス風防の前には、衝突防止の緩衝材が設置されている。

写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、ヒューズ飛行機工場からトラックで牽引され引き出される製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体右前面:胴体中央部は、左右の主翼接合部でその開口部分を塞ぐようにカバーが掛けられている。操縦席前面ガラス風防には、衝突防止の緩衝材が設置されている。
Welcome Home, Howard Title Photograph of Howard Hughes' Hercules, Hawthorne, California, June 16, 1946 Description A view of Howard Hughes' Hercules being transported through Hawthorne, California. Date 1946-06-16 Date Digitized 2013-12-18
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh001384 Physical Identifier 0373_1094引用。


1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) 、ヒューズ飛行機工場で分割製造されたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇胴体、主翼、尾翼は、分割されてたまま、ロサンゼルス港ターミナルアイランド(Terminal Island)で、陸路輸送された。この時 、ヒューズ飛行機工場からトラックで牽引され引き出される製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の移動途上の写真は、陸上ではもちろん、飛行船によって空からも撮影されている。

ヒューズ飛行機は、カルバーシティー工場で組み立てても、陸上から離陸できない。そこで、海上から離水させるためには、海面まで移動する必要があった。ヒューズの工場に隣接した飛行場滑走路では飛行艇は使えないからである。そこで、分解状態のままで、陸路、ロサンゼルス港ターミナルアイランド(Terminal Island)(埋め立て人工島)に移動したのである。移動途上の飛行艇を撮影するために、ヒューズは自分の映画「アウトロー」宣伝用の気球を飛ばして、空撮している。

写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)へ運搬途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇胴体右側面:胴体中央部は、左右の主翼接合部でその開口部分をふさぐようにカバーが掛けられている。
Photograph of the hull of the Hughes Flying Boat being transported from Culver City to Terminal Island, California, 1946 Description The hull of the $20,000,000 airplane, also known as the Flying Boat or Spruce Goose, being transferred from Culver City to Terminal Island in the Los Angeles Harbor. The Flying Boat was moved to Terminal Island's graving dock where construction was completed in June of 1947. Date 1905-04-30 Date Digitized 2012-09-04
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000269 Physical Identifier 0321_0295引用。


写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)へ移動中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:移動途上の飛行艇を撮影するために、ヒューズは自分の映画「アウトロー」宣伝用の気球を飛ばして、空撮しているので地上に飛行船形状の影(右手前)ができている。
Aerial photograph of the fuselage of the Hughes Flying Boat being moved to Terminal Island, California, 1946 Description A section of Howard Hughes' ""Spruce Goose"" or ""Flying Boat"" being moved (with a police escort) from the Hughes Aircraft plant in Culver City, California to Terminal Island in the Los Angeles Harbor where the plane was assembled in June of 1946. The airship photographing the scene is shown by shadow. Date 1905-04-29 Date Digitized 2012-09-06
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000318 Physical Identifier 0321_0371引用。


写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City)からターミナルアイランド(Terminal Island)への移動途上のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:トレーラーに載せてトラックで牽引している。カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)に胴体、左右の主翼、尾翼が分解されたまま運ばれて、そこで組立が行われた。胴体中央部にあった左右主翼接合部の開口部分には、カバーが掛けられて、開口部を塞いでいる。また、コックピット前面ガラス風防の前には、衝突による破損を防止するために、緩衝材が設置されている。
Photograph of the fuselage of the Hughes Flying Boat en route to Terminal Island, California, 1946 Description A section of Howard Hughes' "Spruce Goose" or "Flying Boat" being moved (with a police escort) from the Hughes Aircraft plant in Culver City, California to Terminal Island in the Los Angeles Harbor where the plane was assembled in June of 1946. Date Digitized 2012-09-06
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000317 Physical Identifier 0321_0372引用。


写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City)から移動中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇
Photograph of the construction of Howard Hughes' Hercules, circa 1946 Description A view of the construction of Howard Hughes' Hercules. Date 1945; 1946; 1947 Date Digitized 2013-12-17
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh001355 Physical Identifier 0373_1065引用。


写真(右)1946年6月13日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City)からターミナルアイランド(Terminal Island)への移動途上のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の右主翼:トレーラーに載せてトラックで牽引しカルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)に胴体、左右の主翼、尾翼が分解されたまま運ばれ、そこで組立が行われた。
Photograph of the transportation of Howard Hughes' Hercules, California, June 13, 1946 One of the wings of the Hughes Flying Boat is seen being transported by truck on a narrow road in the country, on its way towards the Los Angeles Harbor in June 1946. Date 1946-06-13 Description A view of the wing of Howard Hughes' Hercules being transported through California.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001363 Physical Identifier 0373_1073引用。



写真(上)1946年6月13−16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City)工場から引き出された製造途中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の主翼
:ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City)の飛行機工場から、海に面したターミナルアイランド(Terminal Island)へ運搬し、組み立てが行われた。飛行艇を海に浮かべて水上滑走して離水させるための移動である。もし、H-4飛行艇を量産するつもりなら、内陸のカルバーシティ (Culver City)の飛行機工場で陸路の移動しかできないので無理である。したがって、新規に海に面した場所に飛行艇生産工場を新設するしかない。
Photograph of the transportation of Howard Hughes' Hercules, California, June 13, 1946 1945; 1946; 1947 Date 1946-06-13 Description A view of a wing from Howard Hughes' Hercules being transported through California. 8
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001358 Physical Identifier 0373_1068引用。


写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、カルバーシティ (Culver City)からターミナルアイランド(Terminal Island)への移動途上のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の右主翼補助翼:トレーラーに載せてトラックで牽引している。カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)に胴体、左右の主翼、尾翼が分解されたまま運ばれて、そこで組立が行われた。
Photograph of the Hughes Flying Boat wing in transport, California, June 1946 Description One of the wings of the Hughes Flying Boat is seen being transported by truck on a narrow road in the country, on its way towards the Los Angeles Harbor in June 1946. Date 1946-06 Date Digitized 2005-01-05
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000063 Physical Identifier 0321_0079引用。


Hughesもしもヒューズが、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の受注を受け、量産するつもりなら、内陸のカルバーシティ (Culver City)にあるヒューズ飛行機工場では不可能である。というのは、カルバーシティの工場は海に面しておらず、陸路の移動しかできないからである。したがって、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇をヒューズが生産するつもりならば、政府予算を受けて、新規に海に面した場所に飛行艇生産工場を新設することが必要である。

こう考えると、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の量産は、たとえ戦争が終わらなかったとしても、割に合わないのであって、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇が制式されることはなかったと断言できる。

にもかかわらず、ヒューズは、自己資金まで持ち出して、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇を完成、初飛行まで進めたのであるから、これは物好きの大富豪、あきらめの悪い意地っ張りということであろう。まさに維持を自分の力で通すことができる点が、ハワード・ヒューズの魅力である。

写真(右)1946年7月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)に移送するために橋を渡るヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体右側面と空撮・映画「アウトロー」宣伝中の飛行船(左上):胴体中央部にあった左右主翼接合部の開口部分には、カバーが掛けられて、開口部を塞いでいる。また、コックピット前面ガラス風防の前には、衝突による破損を防止するために、緩衝材が設置されている。
Photograph of the fuselage of the Hughes Flying Boat in transit to Terminal Island, California, 1946 Description A section of Howard Hughes' "Spruce Goose" or "Flying Boat" being moved (with a police escort) from the Hughes Aircraft plant in Culver City, California to Terminal Island in the Los Angeles Harbor where the plane was assembled in June of 1946. Photo includes image of a blimp used to take some of the aerial photographs.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000320 Physical Identifier 0321_0369引用。


ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇は、カルバーシティー工場で胴体、左右主翼、尾翼と分けて生産された。そこで、分割されたままの各パーツごとにトレーラーに載せて牽引して、陸路、ターミナルアイランド(Terminal Island)まで運んだ。この様子は、陸上からも撮影されたが、一大イベントだったので、飛行船を飛ばして、上空から空撮もしている。ただし、H-4飛行艇の運搬の様子を空撮するのに合わせて、ヒューズは自ら監督した映画「アウトロー」の宣伝を文句を気球に記入して飛ばしている。宣伝しながら、飛行艇運搬の写真撮影をするという一石二鳥だった。

写真(右)1946年7月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)に移送するために橋を渡るヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:カルバーシティ (Culver City) からターミナルアイランド(Terminal Island)に胴体、左右の主翼、尾翼の各パーツが分解されたまま運搬された。そして、海に面した臨時ドックで組立が行われ、進水、初飛行した。
Aerial photograph of the fuselage of the Hughes Flying Boat, Terminal Island, California, 1946 Description Howard Hughes' flying boat docked near the waters of Los Angeles Harbor, taken on July 16, 1947. Date 1947-07-16 Date Digitized 2012-09-11
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries whh000319 Physical Identifier 0321_0370引用。


カルバーシティ (Culver City) のヒューズ飛行機工場で生産されたヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ (Hercules)飛行艇は、1946年6月に胴体、左右の主翼、尾翼の各パーツが分解された状態で、ロサンゼルス港の海に面したターミナルアイランド(Terminal Island)に運搬された。そして、そこに新たに飛行艇用ドックを建設し、パーツの組立てが行われ、進水、1947年11月2日に初飛行がなされた。


3.ターミナルアイランド(Terminal Island)で組立中のヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ (Hercules)飛行艇

写真(右)1946年6月21日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで据え置く作業中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:手前には、左右主翼下の浮舟フロートが置かれている。左手前に開口部をカバーされた右主翼の付け根が見える。胴体に尾部は付いていない。
Photograph of the Flying Boat sections being placed at dock, June 21, 1946 Description A section of Howard Hughes' ""Spruce Goose"" or ""Flying Boat"" being placed in dock on Terminal Island and another waiting. Stamped on back of photo: ""Hughes Aircraft Photo"" and the date ""Jun 21 1946"" Los Angeles Harbor, Terminal Island are now known as Long Beach. Date 1946-06-21 Date Digitized 2012-09-13
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000379 Physical Identifier 0321_0404引用。


写真(右)1946年6月21日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックに据え置かれたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:手前は、尾部で尾翼は付いていない。左右主翼もついていない。
Date Digitized 2012-09-13
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier 引用。


ロスアンゼルスの大平洋岸がサンペドロ(San Pedro)で、その東部に埋め立て人工島ターミナルアイランド(Terminal Island)がある。このターミナルアイランドの東がロングビーチ(Long Beach)で、ロングビーチ港の一部もターミナルアイランド(Terminal Island)にある。つまり、ターミナルアイランド(Terminal Island)は、西のサンペドロと東のロングビーチ(Long Beach)の間に位置している。

写真(右)1946年6−7月、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで据え置く作業中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:左右に主翼が置かれている。胴体に尾部は付いていない。主翼の左右浮舟フロート(ポンツーン)の位置にドックが掘られている。
Photograph of Howard Hughes' Hercules, Terminal Island, California, circa 1946 Description A view of Howard Hughes' Hercules being assembled at Terminal Island, California. Date 1905-04-29 Date Digitized 2013-12-18
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh001397 Physical Identifier 0373_1107引用。


1927年にターミナルアイランド(Terminal Island)に、アメリカ海軍サンペドロ基地(Naval Air Base San Pedro)が設けられ、1930年にターミナルアイランドにフォード(Ford Motor Company)がフォード・ロングビーチ自動車組み立て工場Long Beach Assembly)を建設している。

写真(右)1946年6−7月、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで据え置く作業中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:右の架橋を通って分解されたH−4が運び込まれた。左右主翼が置かれ、胴体はドックに据え付けられている。主翼の左右浮舟フロート(ポンツーン)の位置にドックが掘られている。尾翼部分はまだ届いていない。
Photograph of Howard Hughes' Hercules, Terminal Island, California, circa 1946 Description A view of Howard Hughes' Hercules being assembled at Terminal Island, California.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001396 Physical Identifier 0373_1106用。


ロサンゼルス港(Los Angeles Harbor)は、サンペドロ(San Pedro),ウィルミントン(Wilmington)、ターミナルアイランド(Terminal Island)からなっているので、ターミナルアイランド(Terminal Island)をロサンゼルス港といっても間違いではない。


写真(上)1946年6−7月、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで据え置く作業中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体
:右の架橋を通って分解されたH−4が運び込まれた。左右主翼が胴体中央部に繋がれた。尾翼部分が接続されている。
Aerial photograph of the HK-1 Flying Boat in the Los Angeles Harbor, circa 1947 Description An aerial view of Howard Hughes' Flying Boat on Terminal Island in the Los Angeles Harbor.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000261 Physical Identifier 0321_0310引用。


写真(右)1946年6月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで、組み立て中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:胴体、左右の主翼が据え付けられ、尾翼を設置中である。左右主翼の左右の浮舟フロート(ポンツーン)の位置にドックが掘られている。
A Aerial photograph of flying boat at harbor, Los Angeles (Calif.), July 16, 1947 Description Another image of Howard Hughes' flying boat docked at the Los Angeles Harbor, taken July 1947. ""Hughes Aircraft"" stamped on the back of the image. Date 1947-07-16 Date Digitized 2012-09-11
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000358 Physical Identifier 0321_0345引用。


ドックDock)は、船舶の建造・整備のために、船舶を収容できる堀を掘削し、周囲から浸水しないように堤防で囲った区画で、船渠(せんきょ)と訳される。船は海面にあるので、そこから入船するには、水位を下げて、船の周囲から海水をくみ出すことで、普段は海面下にある船の吃水以下の船底も修理や整備が可能になる。こうした乾ドックDry dock)の底で傾かないように、船底に船台が設けられている。ヒューズが、H-4飛行艇の組立て、進水、初飛行のためにターミナルアイランドに建設したのも、飛行艇用の乾ドックである。

写真(右)1946年7月16日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで設置されたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:胴体に左右主翼が取り付けられ、左右主翼の左右の浮舟フロート(ポンツーン)が取り付けられ、その位置にドックが建設されて、海水が侵入しないように扉が閉じられている。手前には、進水用の池に水をためている。これは、ドックに流入する海水を少しずつ注入するためである。左右主翼下の浮舟フロートを取り付ける足場が組まれている。エンジンは付いていないので、取り付け部分はカバーされている。尾翼の取り付け作業が行われている。尾翼を90度回転させて、胴体尾部に接合する。エンジン部分にはカバーがかけられている。
Aerial photograph of Hughes' Hercules flying boat aircraft, Los Angeles (Calif.), July 16, 1947 Description Howard Hughes' flying boat docked near the waters of Los Angeles Harbor, taken on July 16, 1947. Date 1947-07-16 Date Digitized 2012-09-11
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000350 Physical Identifier 0321_0336引用。


写真(右)1946年6月21日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで据え置く作業中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:機首前方には、池が掘られているが、これは乾ドックに海水を注入して、飛行艇を浮かせ、海面と同じ水位まで持ち上げるためである。胴体末端(尾部)に90度傾けた尾部があるが、これを半回転させて取り付ける。左右主翼の左右の浮舟フロート(ポンツーン)が取り付けられ、その位置にドックが建設されて、海水が侵入しないように扉が閉じられている。
Photograph of Howard Hughes' Hercules, Terminal Island, California, circa 1946 Description A view of Howard Hughes' Hercules being assembled at Terminal Island, California. Date 1905-04-29
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000379 Physical Identifier 0321_0404引用。


写真(右)1946年6月21日、アメリカ、カリフォルニア州ロングビーチ港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで据え置く作業中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体:胴体尾端に90度傾けた尾翼を置いて、それをクレーンで90度回転させて、尾部に接合した。機首前方には、海が乾ドックのすぐ外側まで来ている。これは、乾ドックに海水を注入して、飛行艇を浮かせ、海面と同じ水位まで持ち上げてから、ドック扉を開け、海に飛行艇を進めるためである。
Photograph of Howard Hughes' Hercules, Long Beach, California, circa 1946 Date 1946 Description A view of Howard Hughes' Hercules being assembled in Long Beach, California.
Date Digitized 2013-12-18.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001414 Physical Identifier 0373_1122引用。


写真(右)1946年、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで設置されたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の尾翼方向舵の取付け作業:尾翼を90度回転させて、胴体尾部に接合した後に。方向舵を設置する。尾翼に足場の付いた整備台を組み立てて、方向舵を取り付けている。水平尾翼にも整備台があるので昇降舵も取り付けているようだ。
Photograph of Howard Hughes' Hercules, Long Beach, California, circa 1946 Date 1946 Description A view of Howard Hughes' Hercules being assembled in Long Beach, California.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001411 Physical Identifier 0373_1119-A引用。


写真(右)1946年10月13日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックで組立が進捗中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:尾翼に足場の付いた整備台を組み立てて、方向舵を取り付けている。水平尾翼にも整備台があるので昇降舵も取り付けているようだ。左右主翼のエンジンに整備台があり、エンジンは据付けられているが、プロペラはない。胴体・主翼つなぎ目にカバーが掛けられている。機首コックピット前にカバーが掛けられている。
Aerial photograph of Hughes Flying Boat ready for tests, Terminal Island, California, October 13, 1946 Creator: Acme Newspicture (New York, N. Y.) Date 1946-10-13 Description Press Release attached to photo: "HUGHES HERCULES READY FOR TESTS. LONG BEACH, CAL. An aerial view shows Howard Hughes' giant plywood seaplane Hercules ready for taxi tests at Long Beach. The initial flight of the plane, which cost $20,000,000 and will seat 700 persons, will not be attempted until early in 1947. ACME 10/13/46." Los Angeles Harbor, Terminal Island are now known as Long Beach.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000383 Physical Identifier 0321_0408引用。


写真(右)1946年6月以降、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで据え置く作業中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:左右主翼、浮舟フロート、尾翼、エンジンが据え付けられ、初飛行に向けて、ドックが整備された。左右主翼の左右の浮舟フロート(ポンツーン)が取り付けられ、その位置にドックが建設されて、海水が侵入しないように扉が閉じられていて、フロートが海面下のドックに収まった状態になっている。周囲も舗装された。
Description The "Flying Boat" (HK-1) docked at the Los Angeles Harbor, 1947. Date 1946 Description Aerial view of Hughes HK-1, Flying Boat. The plane was designed and built by Howard Hughes; it it shown near completion at its graving dock at Terminal Island in the Los Angeles Harbor. Transcribed from note on back of photo: "World's largest airplane--After Ground tests here the plane will undergo extensive water-taxi tests."
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier Digital ID whh000167 Physical Identifier 0321_0157引用。


写真(右)1946年6月以降、アメリカ、飛行艇特設格納庫に収容されたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:格納庫の中で整備・点検作業を続けた。1947年11月2日初飛行したが、それ以前に、陸上での移動ができないために、沿岸部まで,胴体、主翼、尾翼などが分解されて運搬された。沿岸で最終組み立てがなされたのである。左右主翼の左右の浮舟フロート(ポンツーン)が取り付けられ、その位置にドックが建設されて、海水が侵入しないように扉が閉じられている。エンジンはなく、その開口部がカバーで閉鎖されている。全幅 97.51 m、全長 66.65 m 全高 24.18 mもあった。
English: Spruce Goose construction. Date Unknown date Source www.flickr.com/ photos/ sdasmarchives/ Author Unknown author Permission (Reusing this file) Published by San Diego Air and Space Museum with men
写真はWikimedia Commons, Category:Hughes H-4 Hercules File:Spruce Goose.jpg引用。


写真(右)1946年6月以降、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで据え置く作業中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の航空写真:左右主翼にエンジンとプロペラが取り付けられている。浮舟フロート、尾翼、エンジンが据え付けられ、初飛行に向けて、ドックが整備された。フロートも海面に浮いた状態になっている。周囲も舗装された。
Photograph of Howard Hughes' Hercules, Long Beach, California, circa 1946 Date 1946 Description Aerial view of Hughes HK-1, Flying Boat. The plane was designed and built by Howard Hughes; it it shown near completion at its graving dock at Terminal Island in the Los Angeles Harbor. Transcribed from note on back of photo: "World's largest airplane--After Ground tests here the plane will undergo extensive water-taxi tests."
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001416 Physical Identifier 0373_1124引用。


写真(右)1946年6月以降、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで据え置く作業中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:左右主翼、浮舟フロート、尾翼、エンジンが据え付けられ、4翅プロペラもついている。初飛行に向けて、ドックが整備された。フロートも海面に浮いた状態になっている。周囲も舗装された。機体全体を覆う格納庫の支柱はまだできていない。
Date 1946 Description Aerial view of Hughes HK-1, Flying Boat. The plane was designed and built by Howard Hughes; it it shown near completion at its graving dock at Terminal Island in the Los Angeles Harbor. Transcribed from note on back of photo: "World's largest airplane--After Ground tests here the plane will undergo extensive water-taxi tests."
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier Digital ID whh000268 Physical Identifier 0321_0294引用。


写真(右)1946年6月23日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックで組立終了間近のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の右上方:エンジン、プロペラも設置済みで、エンジンカウリングがカバーで覆われている。しかし、機体にはカバーはかかっていない。機体全体を覆う格納庫の支柱はまだできていない。
Photograph of the Hughes Flying Boat, Long Beach, California, June 23, 1947 Date 1947-06-23 Description Aerial view of the Hughes Flying Boat at Pier E in Long Beach, California in 1947. 1
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000054 Physical Identifier 0321_008引用。


ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)に陸路運搬されたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の胴体、左右の主翼、尾翼は、、臨時ドックで組み立てられた。そして、エンジン・プロペラの装着後に、H-4飛行艇全体を覆うような格納庫がその場に建設された。これは、鉄柱に支えられた格納庫で、機体の形状に合わせた楮層に作られたH-4専用格納庫である。

写真(右)1947年1月8日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時乾ドックに据えられたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:左右主翼、浮舟フロート、尾翼、エンジンが据え付けられ、初飛行に向けて、ドックが整備された。左右主翼下面にあるフロートもドックが掘られてそこに収まっている。海面よりも低い位置まで乾ドックの底が掘られているので、全高のあるH-4飛行艇も、地面の下に埋まっているように見える。
Date 1947-01-08 Description Howard Hughes' "Spruce Goose" or "Flying Boat" being assembled at the Long Beach Harbor in January 1947. Date stamped on back of photo.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000375 Physical Identifier 0321_0400引用。


写真(右)1947年1月8日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックに据えられたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇を覆う格納庫が特設された。:左右主翼、浮舟フロート、尾翼、エンジンが据え付けられ、初飛行に向けて整備されたが、特にエンジンの整備が肝要だったと思われる。
Photograph of Hughes Flying Boat on Terminal Island, during assembly, January 8, 1947. Date 1947-01-08 Description Transcribed from photo sleeve: Howard Hughes' "Spruce Goose" or "Flying Boat" being assembled at Long Beach Harbor. Stamped on back of photo: "Hughes Aircraft Photo" and the date "Jan 8 1947." Los Angeles Harbor, Terminal Island are now known and Long Beach.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier Digital ID whh000375 Physical Identifier 0321_0400引用。


写真(右)1947年1月8日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックを作り、そこで組立中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇の機首ガラス風防:エンジン、4翅プロペラも完備している。地面の下に埋まっているように見えるのは、乾ドックの底にあるためである。進水の時は、ドックに注水し飛行艇を浮かせ、海面と同じ水位まで持ち上げる。
Photograph of Hughes Flying Boat on Terminal Island, during assembly, January 8, 1947. Date 1947-01-08 Description Howard Hughes' "Spruce Goose" or "Flying Boat" being assembled at Long Beach Harbor. Stamped on back of photo: "Hughes Aircraft Photo. Los Angeles Harbor, Terminal Island are now known and Long Beach.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000381 Physical Identifier 0321_0406引用。


写真(右)1947年7月10日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックに据えられたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇を覆う格納庫が特設された。:左右主翼、浮舟フロート、尾翼、エンジンが据え付けられ、初飛行に向けて整備されたが、特にエンジンの整備が肝要だったと思われる。
Photograph of the Flying Boat being assembled at the Long Beach Harbor, California, July 10, 1947 Date 1947-07-10 Description Howard Hughes' "Spruce Goose" or "Flying Boat" being assembled at Long Beach Harbor.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier Digital ID whh000375 Physical Identifier 0321_0400引用。


写真(右)1947年7月10日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ターミナルアイランド(Terminal Island)、臨時ドックに据えられたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇を覆う格納庫が特設された。:大型クレーンで鉄骨の枠組みを構築し、H-4飛行艇1機だけを収容する飛行艇格納庫を作った。左右主翼、浮舟フロート、尾翼、エンジンが据え付けられた。それ以前に、陸上での移動ができないために、沿岸部まで,胴体、主翼、尾翼などが分解されて運搬された。沿岸で最終組み立てがなされたのである。
Photograph of the Flying Boat being assembled at the Long Beach Harbor in California, July 10, 1947 Date 1947-07-10 Description Howard Hughes' "Spruce Goose" or "Flying Boat" being assembled at Long Beach Harbor.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000377 Physical Identifier 0321_0402引用。


カリフォルニア州ロサンゼルス、ロングアイランドのターミナルアイランド(Terminal Island)の海に面した場所に乾ドックが建設され、そこにカルバーシティから陸路搬送されたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇が、胴体、左右主翼、尾部、補助翼など分解されたパーツで運び込まれた。そして、胴体を乾ドックに入れ、左右の主翼、浮舟フロート、尾翼、エンジンを据え付けた。乾ドックに入れられた胴体は、地表との高低差が少なくなり、組立作業はやりやすくなったようだ。左右主翼下面にはフロートが取り付けられたが、このフロート用の小型ドックも左右に掘られている。乾ドックは、海面よりも低い位置まで飛行艇の船底がくるので、背の高いH-4飛行艇も、胴体上部、主翼、尾翼より下は地面の下に埋まっているように見える。

写真(右)1947年1月以降、アメリカ、飛行艇格納庫の中で組み立てられているヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の空撮: エンジンカウリングがカバーで覆われている。1947年11月2日初飛行する。全幅 97.51 m、全長 66.65 m 全高 24.18 mもあった。
SDASM Archives Follow hughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094357 umo 74523816 pictionid74523816 - titlehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094357 umo 74523816 - catalog0100094357 - filenamehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094357 umo 74523816
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


写真(右)1947年11月前後、アメリカ、飛行艇格納庫に収容されているヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):陸上での移動ができないために、沿岸部まで運搬されそこで最終組み立てがなされた。 1947年11月2日初飛行しただけで、2度と飛行しなかった。試作1機のみ製造された。
hughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094363 umo 74523916 pictionid74523916 - titlehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094363 umo 74523916 - catalog0100094363 - filenamehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094363 umo 74523916
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


ヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は全幅 97.51 m、全長 66.65 m、全高 24.18 m、空虚重量250,000 ポンド (113トン)の巨体大重量だったために、初飛行するためには、海岸で組み立てる必要があった。そこで、最終段階では、沿岸で組み立てられ、仮設式の専用飛行格納庫が設けられた。 1947年11月2日に初飛行したH-4巨人飛行艇は、海面からわずかに離れ、離水しただけで、すぐに着水し、飛行は終了した。

写真(右)1947年11月前後、アメリカ、飛行艇格納庫に収容されているヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602): 1947年11月2日初飛行しただけで、2度と飛行しなかった。試作1機のみ製造された。全幅: 97.51 m 全長: 66.65 m 全高: 24.18 m、空虚重量250,000 ポンド (113,398 kg)。
Hughes, Howard Catalog #: BIOH00438 Last Name: Hughes First Name: Howard Repository: San Diego Air and Space Museum Archive Designation: H-4 From the Collection of Charles M. Daniels
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


写真(右)1947年8月8日、アメリカ、ワシントンD.C.、オーウェン・ブリュスター(Owen Brewster)委員長に上院戦争調査委員会(Senate War Investigating Committee)で審問を受け、供述するハワード・ヒューズ(Howard Hughes)
Photograph of Howard Hughes at hearing, Washington, August 08, 1947
Description given with photo: ""As Hughes Dropped ""Blackmail"" Charge - Washington, D.C., Howard Hughes, multi-millionaire air-plane builder, left, is shown leaning over the council table as he agreed to call of his ""Blackmail"" feud with Senator Owen Brewster at the end of today's heated session of the Senate Subcommittee's hearing of Hughes' wartime aircraft contracts. Committee members seated at the table (right) are: left to right: Senators J. Howard McGrath (D), Rhode Island: Claud Pepper (D), Florida: Homer Ferguson (R), Mich., chairman, and John J. Williams (R) del. spectators, reporters and photographers crowd around the committee table. Photograph by N.K. Benson 8/8/47."" Another description given with photo: ""Committee Closes Books On Hughes' Charges, Washington: Howard Hughes (right) exchanges remarks across the table with Sen. Homer Ferguson (R-Mich.), left, chairman of the Senate War Investigating Subcommittee, after the latter announced that the committee had closed its books on the inquiry into Hughes' charge that Sen. Owen Brewster attempted to ""blackmail"" him. Sitting next to Sen. Ferguson is committee member Sen. John J. Williams (R-Dela.), and standing directly behind Sen. Williams is Sen. Brewster (R-Maine), smiling broadly. Credit (ACME) 8/8/47."" "
Date 1947-08-08.
写真は,University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh001576 Physical Identifier 0373_1283引用。


ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)は、1947年8月8日、アメリカ、ワシントンD.C.で、オーウェン・ブリュスター(Ralph Owen Brewster: 1888-1961)委員長の下に上院戦争調査委員会(Senate War Investigating Committee)で審問を受けた。ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)は、共和党・上院議員オーウェン・ブリュスターを委員長とする委員会から、戦時中のヒューズXF-11高速偵察機など兵器開発の経費4000万ドルの受給について不正を疑われ、査問を受けさせられたのである。

ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)は、戦時中の4000万ドルのヒューズへの飛行機・資材など軍需用品の調達経費に不適切な措置があったとして、1947年8月から11月にアメリカ上院の戦争調査委員会で調査を受け、ワシントンDCで公開答弁に立った。この時、ヒューズは、アメリカ陸海軍の航空機・軽空母の調達、ルーズベルト大統領の核兵器関連部品の調達などについて、発言したが、不正は認めなかった。ヒューズは、戦争委員会に自分には落ち度がないこと、新型機の開発に失敗したわけではないこと、国家予算を無駄遣いしたのでないことを証明するたにも、H-4巨人機を意地でも初飛行させたかったのである。



4.1947年11月ロスアンゼルス港、ヒューズ(Hughes) H-4 ハーキュリーズ (Hercules)飛行艇の初飛行

写真(右)1947年11月1日、アメリカ、カリフォルニア州、ロングビーチの海上に引き出すために特設ドックに注水が始まった。右手のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)が浮き始めるところ。:海面よりも低い位置にあるので、徐々にドックに注水し、海面と同じ推移になってから、飛行艇を海面に出す。滑り台式の進水ではない。
Creator: Acme Newspicture (New York, N. Y.) Date 1947-11-01 Description Description given with photo: "Float Hughes Flying Boat, San Pedro, Calif.: Water pours into Howard Hughes' mammoth drydock as the millionaire plane builder prepares to float his giant plywood flying boat on November 1st. The nose of the 200-ton craft can be seen at right. In upper right are three of the four right wind engines. Credit Line (ACME) 11/04/47." Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001623 Physical Identifier 0373_1329引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、サンペドロの海上に引き出されたばかりのヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)と舫綱(もやいづな)を締めて固定している労働者たち
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947 A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in San Pedro, California. Creator: Acme Newspicture (New York, N. Y.) Date 1947-11-02 Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001625 Physical Identifier 0373_1331引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、サンペドロの海上に引き出されたばかりのヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇胴体上の特設監視塔にハットを被った長身のハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)も乗っている。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947 A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in San Pedro, California. Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001626 Physical Identifier 0373_1333引用。


写真(右)1947年11月前後、アメリカ、飛行艇格納庫の前に引き出されて整備を受けているヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602): 全幅: 97.51 m 全長: 66.65 m 全高: 24.18 m、空虚重量250,000 ポンド (113,398 kg)の巨大飛行艇H-4は、陸上移動ができないために、沿岸部まで運搬され、そこで最終組み立てがなされた。飛行艇胴体上の特設監視塔にハットを被った長身のハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)も乗っている。
Hughes H-4 Hercules Catalog #: 15_001425 Title: Hughes H-4 Hercules ADDITIONAL INFORMATION: Hughes H-4 Hercules. More commonly known as the ""Spruce Goose"". Collection: Charles M. Daniels Collection Photo Album Name: U.S Manufacturers IV, G to L Page #: 18 Tags: Hughes H-4 Hercules PUBLIC COMMONS.SOURCE INSTITUTION: San Diego Air and Space Museum Archive
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、ロングビーチ(Long Beach)、ターミナルアイランド(Terminal Island)の特設乾ドックから出渠して海上に引き出されたばかりのヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇胴体上の特設監視塔にハットを被った長身のハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)も乗っている。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947 Date 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in San Pedro, California. Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001628 Physical Identifier 0373_1335-A引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、サンペドロ(San Pedro)、ターミナルアイランドの特設ドック(左)から海面に出たヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:胴体コックピット後方上面の特設監視塔には、ハットを被ったスーツ姿のハワード・ヒューズ(Howard Hughes)が立っている。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947
Date 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in San Pedro, California..
Date Digitized 2013-12-19
写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001629 Physical Identifier 0373_1335-B引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ロングビーチ(Long Beach)、ターミナルアイランド(Terminal Island)の特設乾ドックから出渠して海面に出たヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇と胴体上の特設監視塔に立つハワード・ヒューズ:機首右側の搭乗口のビラが開いて、ウキの付いた係船用のロープを垂らしている。そこにボートがつけるのであろう。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947 Creator: Acme Newspicture (New York, N. Y.) Date 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in San Pedro, California.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001630 Physical Identifier 0373_1336引用。


写真(右)1947年11月前後、アメリカ、ロングビーチ(Long Beach)、ターミナルアイランド(Terminal Island)の特設乾ドックから出渠したヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の右側面: 1947年11月2日初飛行。全幅: 97.51 m 全長: 66.65 m 全高: 24.18 m、空虚重量250,000 ポンド (113,398 kg)。
SDASM Archives Follow hughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094361 umo 74523852 pictionid74523852 - titlehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094361 umo 74523852 - catalog0100094361 - filenamehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094361 umo 74523852
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、ロングビーチ(Long Beach)、ターミナルアイランド(Terminal Island)の特設乾ドックから出渠して海面に引き出されたばかりのヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇の操縦席コックピットではハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)乗っているのであろうか。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, Long Beach, California, November 02, 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in Long Beach, California. Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001637 Physical Identifier 0373_1343引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、ロングビーチ(Long Beach)、ターミナルアイランド(Terminal Island)の特設乾ドックから出渠して海面に引き出されたばかりのヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):ハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)は、飛行艇の胴体上面の特設監視塔にいるのか、あるいは操縦席コックピットにいるのか、どこであろうか。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, Long Beach, California, November 02, 1947 ate 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in Long Beach, California. Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001639 Physical Identifier 0373_1346引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、ロングビーチ、ターミナルアイランドの特設ドック(左)から海面に出たヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:胴体コックピット後方上面の特設監視塔には、長身のハワード・ヒューズ(Howard Hughes)がハットを被ったスーツ姿で立っているようだ。機首右側の搭乗口のビラが開いているが、そこにボートがつけようとしている。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, Long Beach, California, November 02, 1947 Creator: Acme Newspicture (New York, N. Y.) Date 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in Long Beach, California.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries 
写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001641 Physical Identifier 0373_1349引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、ロングビーチ(Long Beach)、ターミナルアイランド(Terminal Island)の特設乾ドックから出渠して海面に出たヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇と胴体コックピット後方上面の特設監視塔に立つハワード・ヒューズ(Howard Hughes):長身のヒューズは、ハットを被ったスーツ姿で立っている。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, Long Beach, California, November 02, 1947 Creator: Acme Newspicture (New York, N. Y.) Date 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in Long Beach, California.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries HOME SEARCH THE SPECIAL COLLECTIONS AND ARCHIVES PORTAL Enter keywords... Special Collections and Archives Portal Howard Hughes Public Relations Photograph Collection Hughes HK-1 Hercules photographs, 1945-1947 Howard Hughes's HK-1 during its test flight in Long Beach, California, 1947 November 02 Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, Long Beach, California, November 02, 1947
Date Digitized 2013-12-19
写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001642 Physical Identifier 0373_1350引用。


写真(右)1947年11月1日、アメリカ、カリフォルニア州、ロングビーチの海上に引き出され海上滑走タキシングテストを行うヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):機首右側の搭乗口の扉が開いているが、そこにボートがつけようとして、ロープを取っている。胴体コックピット後方上面の特設監視塔には、長身のハワード・ヒューズ(Howard Hughes)がハットを被ったスーツ姿で立っているようだ。ただし、H-4の初飛行は、ヒューズ自らが操縦桿を取った。
Title Aerial view of Hughes Flying boat launched, November 1, 1947, in preparation for the historic test flight, November 2 , 1947 Description Aerial view of Hughes Flying boat. Press release attached to back of photo: ""LAUNCHING WORLD'S LARGEST PLANE The Hughes Flying boat was launched for the first time November 1, 1947. After the three concrete docks, one containing the hull and two the wing pontoons, were pumped with sea water to the outside level, gates were lowered and the Flying Boat was carefully towed forward by tractors, and by boats as the tail cleared the dock. During taxi tests the following day Howard Hughes made a surprise flight of a mile."" Stamped on back of photo: ""Hughes Aircraft Photo"" and the date ""Nov 1 1947."" Los Angeles Harbor, Terminal Island are now known as Long Beach. Date 1947-11-01 Date Digitized 2012-09-14
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000394 Physical Identifier 0321_0418引用。


写真(右)1947年11月前後、アメリカ、海上で待機しているヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の上正面:機首右側の搭乗口の扉が開いているが、そこにボートがつけようとして、ロープを取っている。胴体コックピット後方上面の特設監視塔には、長身のハワード・ヒューズ(Howard Hughes)がハットを被ったスーツ姿で立っているようだ。H-4の初飛行は、ヒューズ自らが操縦桿を取った。
hughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094360 umo 74523886 pictionid74523886 - titlehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094360 umo 74523886 - catalog0100094360 - filenamehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094360 umo 74523886
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、ロングビーチ、ターミナルアイランドの特設ドック(左)から海面に出たヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇と胴体コックピット後方上面の特設監視塔に立つハワード・ヒューズ(Howard Hughes):胴体コックピット後方上面の特設監視塔で、長身のヒューズは、ハットを被ったスーツ姿で立っているようだ。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, Long Beach, California, November 02, 1947
Date 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes' Flying Boat being prepared for a test run in Long Beach, California.
Date Digitized 2013-12-19
写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001645 Physical Identifier 0373_1354-A引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス西、ロングビーチ、ターミナルアイランドの特設ドック(手前)から海面に出たヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇:胴体、左右主翼、尾翼、発動機と分割されて到着したパーツを組み立てた。飛行艇の離着水は、水面上でないと不可能であり、工場に隣接した飛行場滑走路では飛行艇は使えないからである。そこで、分解状態のまま軽いうちに、陸路、ロスアンゼルス港にあるターミナルアイランド(埋め立て施設)に移動することになった。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, Long Beach, California, November 02, 1947 Creator: Acme Newspicture (New York, N. Y.)
Date 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes' Flying Boat being taken out for an unscheduled test run in Long Beach, California.
写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001648 Physical Identifier 0373_1356引用。


全幅97.51 m、全長66.65 m 、全高24.18 m、空虚重量250,000 ポンド (113トン)のヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は、水上からしが離着水できないために、沿岸部まで運搬され、そこで組み立てられた。沿岸部の仮設飛行格納庫で整備され、1947年11月2日に初飛行したが、これは僅か数メートル海面を離水しただけで「飛行」には達していない。


The Spruce Goose and its journey to McMinnville, OR
The Spruce Goose and its journey from Long Beach, CA to its new home in McMinnville, OR at the Evergreen Aviation & Space Museum

写真(右)1947年11月前後、アメリカ、海上で待機しているヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の左側面
SDASM Archives Follow hughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094356 umo 74523814 pictionid74523814 - titlehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094356 umo 74523814 - catalog0100094356 - filenamehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094356 umo 74523814
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


1947年11月2日の初飛行の後2度と飛行することのなかったヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズは試作1機のみ製造で、この機体は、記念すべき超大型飛行艇として1982年からロングビーチで公開された。ヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)が公開されたのは、沿岸に特設された巨大な円形ドーム型展示場である。

写真(右)1947年11月1−2日、アメリカ、海上に引き出され待機しているヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)上面: 1947年11月2日初飛行しただけで、離水することは二度となかった。
hughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094364 umo 74523914 pictionid74523914 - titlehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094364 umo 74523914 - catalog0100094364 - filenamehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094364 umo 74523914
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


1939年、ハワード・ヒューズHoward Hughes)はトランス・コンチネンタル・アンド・ウェスタン航空(TWA)を買収し、そこに自らが開発にかかわったロッキード コンステレーション旅客機を採用した。そして、世界最大のヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)巨大飛行艇を、ヒューズ・エアクラフトで1機試作した。

写真(右)1947年11月1日、アメリカ、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の操縦室コックピットの正操縦席でポーズをとるハワード・ヒューズ(Howard Hughes)(ハットを被っている): 正面フロントシールドが広がっていて、操縦席にカバーがかけれれている。遠方海上の先に港湾の建物のシルエットが見えるが、撮影時期が夕方だったからであろうか。スーツ姿なので初飛行の時の撮影とは言えない可能性が高い。
Hughes, Howard Catalog #: BIOH00428 Last Name: Hughes First Name: Howard Repository: San Diego Air and Space Museum Archiv
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


写真(右)1947年11月1日、アメリカ、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の操縦室コックピットの正操縦席でポーズをとるハワード・ヒューズ(Howard Hughes)(ハットを被っている): 正面フロントシールドが広がっていて、操縦席にカバーがかけれれている。明るい撮影なので、なので初飛行の時の撮影なのであろうか。写真番号から見ると、一連のH-4操縦席のヒューズの写真は連続して撮影された可能性が高い。
Hughes, Howard Catalog #: BIOH00429 Last Name: Hughes First Name: Howard Repository: San Diego Air and Space Museum Archiv
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


写真(右)1947年11月1日、アメリカ、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の操縦室コックピットの正操縦席でポーズをとるハワード・ヒューズ(Howard Hughes)(ハットを被っている): 正面フロントシールドが広がっていて、操縦席にカバーがかけれている。遠方海上の先に港湾の建物のシルエットが見えるが、撮影時期が夕方だったからであろうか。スーツ姿なので初飛行の時の撮影とは言えない可能性が高い。
Hughes, Howard Catalog #: BIOH00432 Last Name: Hughes First Name: Howard Repository: San Diego Air and Space Museum Archiv
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


写真(右)1947年11月1日、アメリカ、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)のフライとデッキで機関管制装置・通信航法装置を点検するハワード・ヒューズ(Howard Hughes)(ハットを被っている): 正面フロントシールドが広がっていて、操縦席にカバーがかけれれている。遠方海上の先に港湾の建物のシルエットが見える。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, Long Beach, California, November 02, 1947
Date 1947-11-02 A view of the controls of Howard Hughes' Flying Boat in Long Beach, California. Howard Hughes is second from the left. 写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries  Digital ID whh001658 Physical Identifier 0373_1366引用。


写真(右)1947年11月1日、アメリカ、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)のフライとデッキで機関管制装置・通信航法装置を点検するハワード・ヒューズ(Howard Hughes):(ハットを被っている)
Photograph of Howard Hughes checking the Hughes Flying Boat, Terminal Island, Los Angeles Harbor, November 1, 1947
Date 1947-11-01 Description Howard Hughes checking the instrument panel of the HK-1 Hughes Flying Boat (400,000 pound, 24,000 horsepower airplane) with his crew before the taxi tests, at Terminal Island in the Los Angeles Harbor. 写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries  Digital ID whh000289 Physical Identifier 0321_0309引用。


ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)は、自ら手掛けた世界最大級の飛行機、ヒューズH-4ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の初飛行に成功(?)した。しかし、H-4の実用化は不可能になっていた上に、アメリカ政府予算の不正使用が疑われたヒューズは、そのまま33年間、H-4を人に見せず、特設格納庫で保管していた。非公開にしたのは、誰も自分の熱情と才能を評価せず、金儲けや不適切な政府資金の使い方など、ろくでもない議論ばかりすると憤っていたからであろう。

写真(右)1947年11月1日、アメリカ、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)のフライトデッキ、その奥の操縦室・通信航法室で監督するハワード・ヒューズ(Howard Hughes)(ハットを被っている): 正面フロントシールドが広がっていて、操縦席にカバーがかけれれている。遠方海上の先に港湾の建物のシルエットが見える。
hughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094354 umo 74523820 pictionid74523820 - titlehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094354 umo 74523820 - catalog0100094354 - filenamehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094354 umo 74523820
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)は、早くに両親を失い、膨大な資産を受け継いだが、その経営は、部下に任せて、資金を何に投下するか、自分の夢を追うことに費やした点が興味深い。映画作成、飛行機開発を進めたが、成功作よりも失敗のほうが多い。

写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、海上に引き出されたヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の正操縦席に着席しインタビューを受けているハワード・ヒューズ(Howard Hughes):初飛行の時は、白のYシャツでヘッドホーンをつけるのでハットは被っていなかった。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947
Date 1947-11-02 Description A view of Howard Hughes (wearing headphones, left) inside and at the controls of the Spruce Goose in San Pedro, California.
写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001674 Physical Identifier 0373_1386引用。


しかし、それでも諦めずに自我を貫く点が興味深い。自ら手掛けた飛行機の初飛行を行ったが、成功したのはヒューズH-1レーサくらいで、大金を投じた新鋭機XF-11偵察機、H-4巨人飛行艇は失敗作だった。

写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス港、海上に引き出されたヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の正操縦席に着席し操縦しているハワード・ヒューズ(Howard Hughes):初飛行の時は、白のYシャツでヘッドホーンをつけるのでハットは被っていなかった。
Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947
Date 1947-11-02 A view of Howard Hughes (wearing headphones, left) inside and at the controls of the Spruce Goose in San Pedro, California.
写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh001668 Physical Identifier 0373_1378.引用。


 アメリカ陸軍航空隊XF-11高速偵察機試作1号機の初飛行を1946年7月7日、ヒューズ自らが担当したが、試作機の初飛行という困難で慎重さと熟練を要する仕事は、熱意と資金だけではこなすことはできない。


H- 4 Hercules (Spruce Goose) | Howard Hughes is contracted to build the world's largest plane by the US Government.

 試作機の初飛行を担当するほどの飛行操縦技術はないことをヒューズ自身わかっていたはずだが、それでも空威張りのように自ら一番乗りを目指してしまい、墜落事故を起こしてしまう。この1946年XF-11試験機は、操縦中にロサンゼルス郊外の住宅地に突っ込み、ヒューズは大火傷で瀕死の状態になった。


Hughes' H-4 Hercules Flies! (1947) | ootage of the famous flight of Howard Hughes's flying boat, the H4 Hercules! It flew for about a mile at an altitude of 70 feet over Long Beach Harbor. Hughes wanted to prove his airplane was no "Spruce Goose" ...that it really could fly. And indeed, he shocked the world when he pulled back on the yoke that day. The Hercules maintained itself as the airplane with the largest wingspan until the Stratolaunch was unveiled in 2019! But it still holds the record as the world's largest flying boat.

この1946年7月7日のXF-11墜落事故から1年4か月、恢復したヒューズは、1947年11月、ヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇を初飛行させている。

ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は全幅 97.51 m、全長 66.65 m、全高 24.18 m、空虚重量250,000 ポンド (113トン)の巨体大重量だったために、初飛行するためには、海岸で組み立てる必要があった。そこで、最終段階では、沿岸で組み立てられ、仮設式の専用飛行格納庫が設けられた。 1947年11月2日に初飛行したH-4巨人飛行艇は、海面からわずかに離れ、離水しただけで、すぐに着水し、飛行は終了した。

全幅97.51 m、全長66.65 m 、全高24.18 m、空虚重量250,000 ポンド (113トン)のヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は、水上からしが離着水できないために、沿岸部まで運搬され、そこで組み立てられた。沿岸部の仮設飛行格納庫で整備され、1947年11月2日に初飛行したが、これは僅か数メートル海面を離水しただけだった。

1947年11月2日の初飛行の後2度と飛行することはなく、ヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は試作1機のみ製造で、33年間、非公開で保管され続けていた。記念すべき超大型飛行艇として一般公開されたのは1982年からである。

写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州ロスアンゼルス港、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):周囲には、見物・視察に来た人々を乗せた小型艇が泊っている。上空には、観測・偵察用の飛行機が飛んでいる。ハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)の操縦、初飛行し1km弱、海面上を離れたあとの写真かもしれない。
Photograph of the Hughes HK-1 Flying Boat during its test flight, Los Angeles Harbor, November 2, 1947 Description Howard Hughes HK-1, Flying Boat, test flight in the Los Angeles Harbor with ships, boats and observation planes visible. Date 1947-11-02 Date Digitized 2012-08-03
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000230 Physical Identifier 0321_0217引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、ロングビーチ、海上でテスト滑走準備中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇の操縦席コックピットではハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)が操縦し、10秒の間、海面から浮き上がって1km弱しか海面上を離れて飛行した。
Publicity photographs of Howard Hughes and Hughes aircraft and clippings about technical drawings of Hughes aircraft: photograph album, image 019 Publicity photographs of Howard Hughes and Hughes aircraft and clippings about technical drawings of Hughes aircraft: photograph album
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID pho034471-019引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、サンペドロ(San Pedro)の海上をタキシングするヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇の操縦席コックピットではハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)が操縦していたが、初飛行とはいっても数十秒の間、海面から浮き上がっただけで1km弱しか海面上を離れていなかった。初飛行後の撮影だとすれば、格納庫のあるターミナルアイランドへタキシングして戻るところであろう。低速なので、波があまりあがっていない。
Publicity photographs of Howard Hughes and Hughes aircraft and clippings about technical drawings of Hughes aircraft: photograph album, image 023 Publisher University of Nevada, Las Vegas. Libraries Publicity photographs of Howard Hughes and Hughes aircraft and clippings about technical drawings of Hughes aircraft: photograph album
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID pho034471-023 引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、サンペドロ(San Pedro)の海上をから離水したヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):。初飛行後の撮影だとすれば、格納庫のあるターミナルアイランドへタキシングして戻るところであろう。低速なので、波があまりあがっていない。飛行艇の操縦席コックピットではハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)が操縦していたが、初飛行とはいっても数十秒の間、海面から浮き上がっただけで1km弱しか海面上を離れていなかった。
Publicity photographs of Howard Hughes and Hughes aircraft and clippings about technical drawings of Hughes aircraft: photograph album, image 022 Publicity photographs of Howard Hughes and Hughes aircraft and clippings about technical drawings of Hughes aircraft: photograph album
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID pho034471-022 引用。


写真(右)1947年11月前後、アメリカ、海上移動中のヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602): ヒューズ・ヘリコプターを随伴させてプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)R-4360 "ワスプ・メジャー" (Wasp Major)4列28気筒空冷星型エンジン(排気量4,362.5 立方インチ=71.5 L)4,300 hp (3,200 kW)8基を稼働して水上滑走している。1947年11月2日初飛行しただけで、2度と飛行しなかった。試作1機のみ製造された。
Hughes, H-4, Hercules Catalog #: 01_00091696 Title: Hughes, H-4, Hercules Corporation Name: Hughes Aircraft Additional Information: USA Tags: Hughes, H-4, Hercules Repository: San Diego Air and Space Museum Archive Designation: H-4 From the Collection of Charles M. Daniels
写真は , San Diego Air and Space Museum Archive 引用。



写真(上)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、ロングビーチ、海上での歴史的な初飛行をしたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)
:観測用のヘリコプターが随伴して上空を飛んでいる。ヒューズが操縦し、10秒の間、海面から浮き上がって1km弱しか海面上を離れて飛行した。
Photograph of the Flying Boat during historic test flight, Los Angeles Harbor, November 2, 1947 1947-11-02 Description The Flying Boat during Howard Hughes' test flight.
Date Digitized 2012-09-14.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000392 Physical Identifier 0321_0417引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、サンペドロ(San Pedro)の海上を滑走タキシングするヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇コックピットではハワード・ヒューズが操縦しているはずだ。初飛行後の撮影だとすれば、格納庫のあるターミナルアイランドへタキシングして戻るところであろう。低速なので、波があまりあがっていない。
Title Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947 Description Description given with photo: ""Flying Boat Takes Off - Pedro, Calif. : With all eight motors roaring, Howard Hughes' giant plywood flying boat skims across the surface of Los Angeles harbor at 95 miles per hour on November 2nd. Shortly afterward, Hughes lifted the plane into the air for an unscheduled half-mile flight. Credit Line (ACME) 11/04/47."" Date 1947-11-02 Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh001672 Physical Identifier 0373_1383引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、サンペドロ(San Pedro)の海上を滑走タキシングするヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇の操縦席コックピットではハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)が操縦しているはずだ。観測用のヘリコプターが随伴して上空を飛んでいる。
Title Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947 Description Description given with photo: ""Flying Boat Put To Test - San Pedro, Calif. : Howard Hughes pilots his much-publicized flying boat on the first of a series of taxi runs in Los Angeles harbor on November 2nd. Shortly afterward, the millionaire plane builder took the giant ship up on a surprise half-mile flight. Credit Line (ACME) 11/04/47."" Date 1947-11-02 Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh001671 Physical Identifier 0373_1381引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、サンペドロ(San Pedro)の海上をから離水したヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇の操縦席コックピットではハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)が操縦していたが、初飛行とはいっても数十秒の間、海面から浮き上がっただけで1km弱しか海面上を離れていなかった。
Title Photograph of Howard Hughes' Flying Boat, San Pedro, California, November 02, 1947 Description Description given with photo: ""Flying Boat Put To Test - San Pedro, Calif. : Howard Hughes pilots his much-publicized flying boat on the first of a series of taxi runs in Los Angeles harbor on November 2nd. Shortly afterward, the millionaire plane builder took the giant ship up on a surprise half-mile flight. Credit Line (ACME) 11/04/47."" Date 1947-11-02 Date Digitized 2013-12-19
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital Identifier whh000281 Physical Identifier 0321_0305引用。


写真(右)1947年11月2日、アメリカ、カリフォルニア州、ロングビーチ、海上でテスト高速滑走タキシングするヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇の操縦席コックピットではハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)が操縦し、10秒の間、海面から浮き上がって1km弱しか海面上を離れて飛行した。
Aerial photograph of the Hughes HK-1 Flying Boat on its test flight in the Los Angeles Harbor, November 2, 1947 Date 1947-11-02 Description The Hughes HK-1 Flying Boat during its test run in the Los Angeles Harbor.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000229 Physical Identifier 0321_0216引用。


写真(右)1947年11月6日、アメリカ、カリフォルニア州、ロングビーチ、海上でテスト滑走/初飛行が終わり帰還するヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):飛行艇の操縦席コックピットではハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes Jr.)が操縦しているのか。
Aerial photograph of the Flying Boat skating across Los Angeles Harbor, November 6, 1947 Date 1947-11-06 Description Hughes' famous Flying Boat, Nov. 6, 1947. Los Angeles Harbor is currenly known as Long Beach Harbor, California.
.写真は, University of Nevada, Las Vegas. Libraries Digital ID whh000123 Physical Identifier 0321_0094引用。


図(右)ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の三面図:操縦室コックピットは上部にあり、客室キャビン・貨物倉庫は、胴体中部・下部に設けられている。
Piction ID 57913726 Hughes H-1 Spruce Goose copy Digitized Document from our Collection-----Please tag these photos so information can be recorded.---Note: This material may be protected by Copyright Law (Title 17 U.S.C.)
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


ヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の発動機は、ヒューズXF-11試作偵察機と全く同じプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)R-4360 "ワスプ・メジャー" (Wasp Major)4列28気筒空冷星型エンジン(排気量4,362.5 立方インチ=71.5 L)4,300 hp (3,200 kW)8基である。

ヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は、機体が重すぎたために、それ以上の飛行は行われず、試作1機のみで失敗に終わったが、アメリカ政府の公聴会で、経費の無駄遣いや不正を疑われて、政府と対立したハワード・ヒューズ(Howard Hughes)は、ヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇を非公開で保管することを決めた。


5.1980年特設格納庫から引き出され整備を受けるヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ(Hercules)飛行艇

H-4 ハーキュリーズ 1939年、ハワード・ヒューズHoward Hughes)はトランス・コンチネンタル・アンド・ウェスタン航空(TWA)を買収し、そこに自らが開発にかかわったロッキード コンステレーション旅客機を採用した。そして、世界最大の飛行機ヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇を、ヒューズ・エアクラフトで1機試作した。H-4飛行艇は、全幅 97.51 m、全長 66.65 m、全高 24.18 m、 空虚重量113,398 kg、発動機はプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)R-4360 "ワスプ・メジャー" 4列28気筒空冷星型エンジン3,000 hp (2.2 MW) 8基で、1947年11月2日に初飛行させた。

ヒューズ H-4 ハーキュリーズHughes H-4 Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)巨大飛行艇は、機体が重すぎたために、それ以上の飛行は行われず、試作1機のみで失敗に終わったが、アメリカ政府の公聴会で、経費の無駄遣いや不正を疑われて、政府と対立したハワード・ヒューズ(Howard Hughes)は、H-4飛行艇を非公開で保管することを決めた。

Hughes ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は、1947年の初飛行後、ヒューズが同じ1947年に建設した特設格納庫に移され非公開で保管された。H-4飛行艇は、33年間、公開されずに1976年まで調整型格納庫に秘匿保管されていたが、ヒューズは2回目の飛行を考えていたのかもしれない。

しかし、ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)の死後、1980年になって、それまでヒューズの意志で保管されていたアメリカの作った世界最大の巨人飛行艇を再整備し、公開することが決まった。

1982年に、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の格納庫近くのロングビーチに特別展示ドーム型天幕スプルース・グース・ドーム(‘Spruce Goose’ Dome)が建設され、そこにこのH-4飛行艇1機を海上を運搬して、一般公開することになったのである。このドーム頂上の高さは12階建てビルと同じである。

<ヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)の変遷>

Hughes 1947年11月2日、ニューズ自ら操縦しヒューズ H-4 ハーキュリーズ(Hughes H-4 Hercules)初飛行
アメリカ政府の開発経費予算委員会の審問でヒューズは政府と対立。

1976年4月5日、ヒューズ死亡。

1980年まで33年間、H-4飛行艇はカリフォルニア州ロングビーチの特設格納庫で非公開ぼまま保管。

1980年10月30日、H-4飛行艇を専用特設格納庫から引き出し、海上を浮かべて移動、港湾の陸上整備場に引き上げ、再整備。
1982年初頭、カリフォルニア州ロングビーチ新ドーム竣工。

1982年2月、 ロングビーチ新ドーム天幕をスプルース・グース・ドーム(Spruce Goose Dome)と名付け、H-4飛行艇を地上整備場から艀に載せて、ドーム前まで海上を移動。クレーンで吊り上げて陸揚げ。

1982年3月、ロングビーチ新ドーム天幕スプルース・グース・ドーム(Spruce Goose Dome)で H-4飛行艇を公開。

1992年、新たな引き取りてとなったオレゴン州マクミンビル、エバーグリーン航空宇宙博物館(Evergreen Aviation & Space Museum)に向けて、ヒューズ(Hughes) H-4 飛行艇は分解されて、カリフォルニア州ロングビーチから出発した。そして、138日間、1,055マイル (1,698 km)を海路、河川、陸路を移動して1993年2月27日、到着した。

写真(右)1980年、アメリカ、カリフォルニア州ロスアンゼルス南、ロングビーチ、1947年から33年間保管されていた調整格納庫から引き出されたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules) "Spruce Goose" 飛行艇(登録コード:NX37602)新たな巨大天幕ドームを作ってそこに展示されることが決まったので移動中である。 Queen Mary: 1947年のヒューズによる初飛行後もヒューズが保管していたH-4飛行艇をロングビーチで再び展示公開した。
Order Number 00084022 Title Spruce Goose in Long Beach Harbor Photographer Sergieff, Mike. Collection ID Herald Examiner Collection Location/Accession HH_b013_f2_i10-5 Date 1980 Physical Description 1 photographic print :b&w ;29 x 36 cm. Description Photograph caption dated October 30, 1980 reads, "Tugboats escort Spruce Goose from hangar where it's been housed for 33 years and head for a new berth near Queen Mary."
写真はTESSA, Los Angeles Public Library>Los Angeles Public Library Photo Collection>Spruce Goose in Long Beach Harbor引用。


1980年まで33年間、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)はカリフォルニア州ロングビーチの特設格納庫で非公開ぼまま保管されていた。政府と対立したハワード・ヒューズ(Howard Hughes)は依怙地になっていたが、自ら熱情をかけたH-4を大切に思っており、海上に面した特設格納庫で永久保管することを決めた。

1976年4月5日、精神不安に陥っていたヒューズは死亡した。

巨大なヒューズ(Hughes)H-4 飛行艇を収納する空間を見つけることは困難だったため、1982年初頭、地元のカリフォルニア州ロングビーチに新ドームを建設し、そこに収納・保管されることになった。

1980年からヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は整備を受け化粧直しを施された。そして、1982年2月、地上整備場から艀に載せられて、新たな受け入れ先となった地元ロングビーチ新ドーム天幕スプルース・グース・ドーム(Spruce Goose Dome)まで海上を移動した。そして、クレーンで吊り上げられて、ドームに収納された。

ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)は、自ら手掛けた世界最大級の飛行機、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の初飛行に成功(?)した。しかし、ヒューズ(Hughes)H-4 の実用化は不可能になっていた上に、アメリカ政府予算の不正使用が疑われたヒューズは、そのまま33年間、H-4を人に見せず、特設格納庫で保管していた。しかし、1980年にはアメリカの巨人飛行艇を再整備し、公開することが決まった。1982年に、H-4の格納庫近くのロングビーチに特別展示ドーム型天幕スプルース・グース・ドーム(‘Spruce Goose’ Dome)が建設され、そこにヒューズ(Hughes)H-4 飛行艇1機を海上を運搬して、一般公開することになったのである。

写真(右)1980年2月、アメリカ、飛行艇格納展示ドームに艀に載せられて海上を移動するヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602):ドームの傍の岸壁には、1936年就航の三本煙突のイギリス高速豪華客船「クイーン・メリー」(RMS Queen Mary)総トン数8万トンも保管展示されている。
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写真は Wikimedia Commons, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は、1982年にカルフォルニア州ロングビーチに新装されたスプルース・グース・ドーム‘Spruce Goose’ Dome)に保管展示されている。このドーム頂上の高さは12階建てビルと同じである。

⇒写真集Album:エバーグリーン航空宇宙博物館(Evergreen Aviation & Space Museum)のヒューズ(Hughes) H-4飛行艇を見る。 


6.1982年スプルース・グース・ドーム(Spruce Goose Dome)公開のヒューズ(Hughes)H-4 飛行艇

写真(右)1982年3月以降、アメリカ、カリフォルニア州ロスアンゼルス南、ロングビーチ、巨大天幕スプルース・グース・ドーム(‘Spruce Goose’ Dome)内で照明されたヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の右前側面と右主翼下面:主翼後縁にはフラップとその駆動ガイドが5個設けられている。飛行艇の底面に太い支柱が前後に合計2本見えるが、これでH-4を地面の上に固定しているようだ。
SDASM ArchivesFollow hughes h-1 spruce goose pictionid74524133 - catalog0100094394.tif - titlehughes h-4 hercules spruce goose cat no 0100094394 umo 74524133 - filename0100094394.tif
写真は, San Diego Air and Space Museum Archive 引用。


ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)は、長らくヒューズが1947年にカリフォルニア州ロスアンゼルス南、ロングビーチ建設した巨大ドーム型天幕スプルース・グース・ドーム‘Spruce Goose’ Dome)に保管されていた。しかし、1993年2月27日、ロングビーチから138日間、1,055マイル (1,698 km)を海路、河川、陸路を移動してオレゴン州マクミンビル、エバーグリーン航空宇宙博物館(Evergreen Aviation & Space Museum)に到着した。

写真(右)2011年12月、アメリカ、オレゴン州マクミンビル、エバーグリーン航空宇宙博物館(Evergreen Aviation & Space Museum)、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の胴体後内部の赤に塗られた消火器シリンダー:尾部に続く床面に通路板が敷かれている。右下の赤木黄青のカラーボールは機内の移動用バラストである。燃料の搭載状態、貨物の搭載状態が変われば、機体の重心も変化する。重心がずれれば、飛行操縦性が変化し、速力低下、燃費悪化、事故の可能性が高まる。そこで、重心が設計通りの位置に近づくように、機内にバラスト(錘)を搭載し、重心を合わせるために尽力でバラストを移動できるようにしたのである。
English: This is inside the Spruce Goose at the Evergreen Aviation & Space Museum in McMinnville, Oregon. Date 24 July 2018, 14:01:44 Source Own work Author Burley Packwood
写真は Wikimedia Commons, Category:Hughes H-4 Hercules at Evergreen Aviation Museum File:Evergreen Aviation & Space Museum Oregon5.jpg引用。


空を飛んだ木 ヒューズ H-4 ハーキュリーズには、1947年に完成した飛行艇ヒューズ H-4 ハーキュリーズ スプルースグース(Hughes_H-4_Hercules)について、次の解説がある。

ヒューズ H-4 ハーキュリーズはアメリカのヒューズ・エアクラフトにより製造された飛行艇。初飛行は1947年。1機だけが作られ、翼幅は現在でも世界最大となっています。この飛行艇1機で戦闘機100機分のアルミニウム合金が消費されることになるため、木材の利用が前提となりました。大きすぎるためまず製造工場を建てることになりました、この工場は幅75メートル、長さ225メートル、高さ30メートルという巨大な建造物になり、鉄材不足と機体利用に使う積層材の技術試験を兼ねることから、全て木造で建設されました。これは、当時世界最大の木造建築物でした。機体の材質は主にバーチ(カンバ 学名Betula pubescens)が用いられ、一部にスプルース(トウヒ)も用いられた。単板を特殊接着剤で貼り合わせた合板は、主翼や尾翼の一部に採用されました。単板を圧着する際には、エポキシ樹脂で接着した後に釘打機で多数の釘を打ち、樹脂が固着した後に特殊な釘抜き機で引き抜くという方法をとった。

写真(右)2011年12月、アメリカ、オレゴン州マクミンビル、エバーグリーン航空宇宙博物館(Evergreen Aviation & Space Museum)、ヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇(登録コード:NX37602)の機首右側面
Hughes H-4 Hercules Spruce Goose outside: The other side of the Spruce Goose. Evergreen Air & Space Museum Camera: Sony DSLR-A200 License on Flickr (2011-02-09): CC-BY-SA-2.0 Date 30 December 2008, 13:56:29 Source https://www.flickr.com/ photos/9027208@N03/3165753312/ Author tgreyfox
写真は Wikimedia Commons, Category:Hughes H-4 Hercules at Evergreen Aviation Museum File:Hughes H-4 Hercules BelowEngine EASM 4Feb2010 (14404478688).jpg引用。


プラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)R-4360 "ワスプ・メジャー" (Wasp Major)4列28気筒空冷星型エンジンの諸元
気筒ボア:5.75 インチ (146 mm)
気筒ストローク:6.00 インチ (152 mm)
排気量:4,362.5 立方インチ (71.49 L)
全長:96.5 in (2,451 mm)
直径:55 in (1,397 mm)
乾燥重量:3,870 ポンド (質量)(1,755 kg)
過給機:ギア駆動1段可変速遠心式スーパーチャージャー
ターボチャージャー(排気タービン):ゼネラル・エレクトリック CHM-2
出力:4,300 hp (3,210 kW)
排気量あたりの出力:0.99 hp/立方インチ (45.0 kW/L)
圧縮比: 6.7:1
出力重量比:1.11 hp/ポンド (1.83 kW/kg)

Hughes H-4生産中の写真には、木製の胴体骨格、木製の主翼桁が見える。飛行艇工場の外壁も木製のようで、アメリカ参戦当初、1942年にはゴム・鉄・石油を節約し非戦略物資の木材をもって金属代用する方針が打ち出された。H-4のような巨人機の場合、尾翼も既存機の主翼ほどの大きさがあり、尾翼だけなら木製構造も可能だったろう。しかし、巨大な胴体・主翼の木製化は、強度の維持、重量の節減、労働力の節約、大量量産には不向きである。飛行機の材料となる木材は、特級・一級に限られ、天然乾燥させ、加工・張合わせ・湾曲には、熟練の技能者も必要になる。手間と時間がかかる木製大型機は、大量生産にも、飛行性能向上にも向いていない。

さらに、飛行艇は、海水に船体木材が接すから、海水の浸水対策も重要で、船底の汚れ落とし、整備のために木造船のように頻繁に陸揚げが必要になる。修繕・整備する飛行艇引き上げ場所やドックを準備しなければならないが、これが既存の飛行艇のものを兼用できないほど大きな期待だったと思われる。海上にある100トン以上のH-4の機体をランプ坂道から陸上に引き上げるのは、ウインチやクレーンを使っても困難で、乾ドックが用意されなければならない。既存の飛行艇メインテナンスの施設・人材。施設が、H-4巨人飛行艇機では利用できないのである。

木造技術の制約を緩和するには、H-4木造巨人飛行艇の場合、木製外板の表面に金属外皮を張ることが対策として考えられる。水密性・整備・修繕を容易にするには、金属外皮を張ることが有効で、H-4飛行艇が何十年も長期間保管できたのも、金属製部品のおかげだったと考えられる。

ヒューズ 全幅 97.51 m、全長 66.65 m、全高 24.18 mのヒューズH-4 ハーキュリーズは、空虚重量25万ポンド (113トン)もあり、巨大で重い飛行艇であり、プラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)R-4360 "ワスプ・メジャー" (Wasp Major)4列28気筒空冷星型エンジン(排気量4,362.5 cu in :71.5 L)4,300 hp (3,200 kW)8基搭載といっても、巡行速力 250 mph (400 km/h)程度、大量の貨物を搭載して、長距離飛行するのは難しかったであろう。

ヒューズH-4巨人飛行艇は、第二次世界大戦当初の多数の船舶が失われていた危機的状況で、戦時中の資源節約の要請から木製機体とする計画だったが、実際のH-4飛行艇の表面は金属外皮、内部構造も金属桁・骨格も取り入れていたようだ。

つまり、H-4飛行艇は、実用性のない技術的な欠陥のある試作機であり、2度と飛行しないで終わったのも無理はなかった。しかし、ヒューズの魅力は、そのような技術的にものにならない、必要性もない巨大な試作機を、巨額の経費と労力をかけて完成させ、初飛行させ、何十年にもわたって保管してしまうという個人の底力を持ち合わせていることだ。

つまり、政府の当初の要請で、非戦略物資の木造飛行艇する計画だったが、設計、迅速性、量産の観点から大量生産に移すには、金属製の機体に設計しなおす必要がある。他方、戦争初戦の海上輸送遮断の脅威は、戦争中盤1943年になれば、なくなっていた。

したがって、木製の大型輸送飛行艇を制式する必要は、戦争中盤には、なくなっていた。戦争末期、いや戦後2年もたって、このH-4飛行艇を完成させる必要は全くなかった。それどころか、1947年にH-4飛行艇を1機のみ完成させ、初飛行させることは、カネ・モノ・ヒト・ワザ、すなわち資金・資本・技術・人材の無駄遣いになる。1943年に戦局が好転すると、わざわざ手間暇かけて木製巨人機を開発、量産する必要性はなくなっており、H-4飛行艇のような輸送用大型飛行艇の量産は、事実上、放棄されていたのであるから。

ヒューズの奇想天外な凄さは、このようなH-4飛行艇を戦後2年もたった1947年11月に完成、初飛行させてしまう経済力と意志の力強さである。

⇒カラー写真集Album:現存するヒューズ(Hughes)H-4 ハーキュリーズ (Hercules)"Spruce Goose"飛行艇を見る。


7.世界の巨大飛行艇

写真:1929年12月20日、ドイツ、ドルニエ(Dornier)Do-X輸送飛行艇;ブローム・ウント・フォス(Blohm & Voss)BV-222六発大型飛行艇より12年も古いドルニエDo-X 12発巨人型飛行艇は、シーメンス社のジュピター・カーチス・ライト(Jupiter-Curtis-Wright)エンジン525馬力12基を流線型ナセルに縦列串型(タンデム)配置し合計 6600馬力を発揮できた。
Photographer: Photographisches Institut der ETH Zürich
Title: Flugschiff Dornier Do. X
Caption: Besteller: Leopold Karner, ETH-Professor für Baustatik, Hoch-und Brückenbau in Holz und Eisen. Reproduktion eines Papierabzugs
Dating: 20.12.1929
Physical Description: Reproduction photography : glass-plate negative Format: 9 x 12 cm
Categories: ETH, Photographical Institut, Photographisches Institut der ETH Zürich, Plans + Sketches, 1929, Airships, Dornier DO X, Product photography
Record Name: PI_29-B-0278.
写真はETH-Bibliothek Zürich・PI_29-B-0278引用。


ドルニエ(Dornie)Do X飛行艇飛行艇(登録コード:D-1929)は、前作のDo-Jワール、Do-18飛行艇と同じく、水上安定性を維持する胴体中央部左右の張出式の浮き(フロート)、胴体上部のパラソル式主翼、主翼上面の縦列串型エンジン配置を踏襲している。ドルニエDo-X飛行艇Dornire DO-X)は、エンジンナセルは6カ所で、前後2基のエンジンを縦列串型に配置しているために、空気抵抗が半減できる。プロペラの回転は、前部が牽引式、後部が推進式である。

⇒写真集Album:ドルニエ(Dornier)Do-X 12発飛行艇を見る。

写真(右)1935年7月,フランス、ラテコエール 521(Latécoère 521)六発旅客飛行艇:初飛行は1935年1月10日で、大西洋横断旅客飛行艇として登場した大型機で、発動機6基を搭載、内側2基は串形タンデム式の搭載のために、一見すると四発機に見える。1機のみしか生産されていない。全長31.62 m、全幅49.31 m、翼面積330 m2、全備重量:37,933 kg、最高速力247 km/h、航続距離3,900 km。
English: Late 521 photo from L'Aerophile July 1935 Date 1 July 1935 Author L'Aerophile magazine
写真は,Category:Latécoère 521 File:Late 521 photo L'Aerophile July 1935.jpg引用。



写真(右)1942-1944年、ブローム・ウント・フォス (Blohm & Voss )Bv 222V-7 (C-07)六発大型飛行艇「ヴィーキング」"Wiking".試作7号機(TB+QL)
;ユンカース ユモJumo207Cディーゼルエンジン(1,000馬力)6基を装備したV7試作7号 (TB+QL)は、1943年4月1日に初飛行を行ったが、C型の原型となった。離陸最大重量50,000 kg、航続距離6,100 km。BV222飛行艇の量産型はC型で、量産型はC-09、C-010、C-011、C-12、C-13の4機のみ。
Ray Wagner Collection Image PictionID:43932903 - Catalog:16_005040 - Title:Blohm & Voss Bv 222V-7 Nowarra photo - Filename:16_005040.TIF - - - - - - Image from the Ray Wagner Collection. Ray Wagner was Archivist at the San Diego Air and Space Museum for several years and is an author of several books on aviation
写真はFlikers, SDASM Archives Catalog: 16_005040引用。


写真(右)1944年中頃,ドイツ、ドイツ空軍ブローム・ウント・フォス(Blohm & Voss)BV 238 V1飛行艇(登録コード:RO+EZ)
Inventory: Bild 101 I - Propagandakompanien der Wehrmacht - Heer und Luftwaffe Signature: Bild 101I-667-7142-24 Archive title: Flugboot Blohm & Voss BV 238V1 (Kennung RO+EZ) auf einem See wassernd; PK Eins Kp Lw zbV Dating: 1944 Mitte Photographer: Hoffmann Origin: Bundesarchiv
写真はドイツ連邦アーカイブBundesarchiv登録 ・Bundesarchiv Bild 101I-667-7142-24, Flugzeug Blohm - Voß BV 238 V1.jpg引用。


ブローム・ウント・フォス(Blohm & Voss)BV 238 V1飛行艇(登録コード:RO+EZ) の諸元
搭乗員:12名
全長:43.36 m、全幅:60.17 m 、全高:12.80 m
翼面積:360平方メートル
空虚重量:5万4,700 kg
総重量:9万0,000 kg
発動機:ダイムラー・ベンツDB 603G 12気筒液冷エンジン1,900 馬力6基
最高速力:425 km/h、巡行速度:350 km/h
着水速度:143 km/h
実用常用限度:7,300 m
航続距離: 6,620 km

⇒写真集Album:ブローム・ウント・フォス(Blohm & Voss)BV222バイキング/BV238飛行艇を見る。


写真(右)1938-1939年頃、アメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコ湾、トレジャーアイランド(Treasure Island)のボーイング(Boeing)314四発飛行艇;1938年6月7日初飛行。12機が生産された。 三尾翼式のために、高さを抑えながら、垂直尾翼の面積を確保することができた。トレジャーアイランドは、長さ5,520 フィート、幅3,410 フィートの人工島で、1936–37年に造成された。 ゴールデンゲート国際展覧会(Golden Gate International Exposition :GGIE)が1939年と1940年に開催されている。後方の架橋は、サンフランシスコ=オークランド湾大橋(San Francisco-Oakland Bay Bridge)で、1936年11月12日に、鉄道・道路併用の架橋として竣工した。
Boeing314An18602april39 copyXX Date 31 October 2007, 13:07 Source Boeing314An18602april39 copyXX Author Bill Larkins
写真はWikimedia Commons, Category:Boeing 314 of Pan American Airways File: Boeing314 An18602april39 copyXX (4454794075).jpg引用。


ボーイング(Boeing)314四発飛行艇は、サンフランシスコ=ニュージーランドのオークランド間の定期航路にも就役している。
アメリカのパンアメリカン航空がボーイング(Boeing)314飛行艇6機の発注を行い、生産が開始された。1939年より引渡しが開始され、6機の追加を含めて、1938–1941年に12機が生産された。

図(右)ボーイング(Boeing)314四発飛行艇の三面図
English: Boeing 314 American Clipper Date 13 October 2015 Source Own work Author Kaboldy
写真はWikimedia Commons, Category:Boeing 314 of Pan American Airways File:Boeing B 314 Clipper.svg引用。


ボーイング(Boeing)314四発飛行艇の諸元
乗員Crew: 11名(客室乗務スチュワード2名を含む)
乗客Capacity: 68名(昼間飛行)/ 36名(夜間寝台飛行)/ 貨物・郵便4,536 kg
全長Length: 106 ft (32 m)
全幅Wingspan: 152 ft (46 m)
全高Height: 20 ft 4.5 in (6.210 m)
空虚重量Empty weight: 48,400 lb (21,954 kg)
総重量Gross weight: 84,000 lb (38,102 kg)
燃料Fuel capacity: 5,408 US gal (4,503 imp gal; 20,470 L)
発動機Powerplant: 4 × ライト(Wright) 709C-14AC1ツインサイクロン(Twin Cyclone)空冷14気筒エンジン1,600 hp (1,200 kW)
プロペラPropellers: 3-羽ハミルトンスタンダード(Hamilton Standard)フル・フェザー定速回転プロペラ
最高速力Maximum speed: 210 mph (340 km/h, 180 kn)/ 6,200 ft (1,890 m)
巡行速力Cruise speed: 188 mph (303 km/h, 163 kn) / 66.5% 出力/ 11,000 ft (3,353 m)
航続距離Range: 3,685 mi (5,930 km, 3,202 nmi) /過重状態 4,900 mi (4,258 nmi; 7,886 km)

⇒写真集Album:ボーイング(Boeing)314飛行艇クリッパー"Clipper"を見る。



2011年7月刊行の『写真・ポスターに見るナチス宣伝術-ワイマール共和国からヒトラー第三帝国へ』青弓社(2000円)では、反ユダヤ主義、再軍備、ナチ党独裁、第二次世界大戦を扱いました。
 ここでは日本初公開のものも含め130点の写真・ポスターを使って、ヒトラーの生い立ち、第一次大戦からナチ党独裁、第二次大戦終了までを詳解しました。
バルカン侵攻、パルチザン掃討戦、東方生存圏、ソ連侵攻も解説しました。

⇒写真集Album:ライト・ベランカ (Wright-Bellanca WB-2)「コロンビア」の大西洋横断飛行を見る。
⇒写真集Album:ユンカース(Junkers)W.33「ブレーメン」Bremenの大西洋横断飛行見る。
⇒写真集Album:ベランカCH-400「スカイロケット」の太平洋横断飛行を見る。
⇒写真集Album:ユンカース(Junker)A-50「報知日米親善号」の太平洋横断飛行を見る。
⇒写真集Album:ユンカース(Junker)W33「報知日米親善号」の太平洋横断飛行を見る。

フォッカー(Fokker)F.VIIb-3mトライモーター三発輸送機
シェルバ(Cierva)/ピトケイアン(Pitcairn)/ケレット(Kellett)のオートジャイロ
ロッキード(Lockheed)モデル 10 エレクトラ (Electra)輸送機
ロッキード14スーパーエレクトラ(Super Electra)/ロードスター(Lodestar)輸送機
ボーイング(Boeing)247旅客機
ダグラス(Douglas)DC-1旅客輸送機
ダグラス(Douglas)DC-2輸送機
ダグラス(Douglas)DC-3輸送機
ダグラス(Douglas)DC-4E旅客機
ダグラス(Douglas)C-39軍用輸送機
ダグラス(Douglas)C-47スカイトレイン(Skytrain)輸送機
アメリカ陸軍ダグラス(Douglas)C-54 スカイマスター(Skymaster)輸送機
アメリカ海軍ダグラス(Douglas)R5D スカイマスター(Skymaster)輸送機
ルフトハンザ航空フォッケウルフFw200輸送機/ドイツ空軍コンドル哨戒偵察機
ルフトハンザ航空ユンカース(Junkers)Ju90輸送機

Hughesフィリックストウ(Felixstowe)F2/F3/ポート(Porte)/フューリー(Fury)/F5 飛行艇
カーチス(Curtiss)H-16/海軍航空工廠(NAF)F.5L 双発飛行艇
NAF H-16民間仕様エアロマリン(Aeromarine)75飛行艇
軍航空工廠(NAF)F.5L/ カーチス(Curtiss)H-16飛行艇の生産
NAF H-16民間仕様エアロマリン(Aeromarine)75飛行艇
スーパーマリン(Supermarine)サザンプトン(Southampton)双発飛行艇
サンダース・ロー(Saunders-Roe)A.19 / A.29 クラウド(Cloud)双発飛行艇
ブラックバーン(Blackburn)アイリス(Iris)/ パース(Perth)飛行艇
ショート(Short)シンガポール(Singapore)四発飛行艇
スーパーマリン(Supermarine)ウォーラス(Walrus)水陸両用飛行艇
スーパーマリン(Supermarine)シーオッター(Sea Otter)水陸両用飛行艇
スーパーマリン(Supermarine)ストランラー(Stranraer)飛行艇
シコルスキー(Sikorsky)S-36水陸両用飛行艇
シコルスキー(Sikorsky)S-38水陸両用飛行艇
シコルスキー(Sikorsky)S-40飛行艇「アメリカン・クリッパー」"American Clipper"
シコルスキー(Sikorsky)S-42飛行艇アメリカン・クリッパー"American Clipper"
マーチン(Martin)M-130チャイナ・クリッパー/M-156四発飛行艇
ボーイング(Boeing)314飛行艇クリッパー"Clipper"

ドルニエ(Dornier)Do24飛行艇
ドルニエ(Dornier)Do-26四発高速飛行艇
ブローム・ウント・フォス(Blohm & Voss)BV222バイキング/BV238飛行艇

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