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I L O 駐 日 事 務 所(〒150−0001 東京都渋谷区神宮前5−53−70 国連大学本部ビル8階 )は、次のような見解を掲げている。

「児童労働」とは、以下のような子どもの労働のことです。
◆原則15歳未満の子どもが、大人のように働く労働
ILO138号条約 が定める就業最低年齢

最低年齢 15歳
・ 義務教育修了年齢を下回らない(原則)
・ 途上国は14歳とすることができる

軽易な労働 13歳
・ 途上国は12歳とすることできる

危険な労働 18歳
・ 健康・安全・道徳が保護され、適切な職業訓練を受ける場合は16歳

* 子どもたちの健全な成長を妨げる労働をさし、家や田畑での手伝い、小遣い稼ぎのアルバイトなどは含まれません。

◆18歳未満の子どもが行う最悪な形態の労働

ILO182号条約
人身取引、債務奴隷、強制的な子ども兵士、その他の強制労働
買春・ポルノ、麻薬の製造・密売などの不正な活動
子どもの健康・安全・道徳を害し、心身の健全な成長を妨げる危険で有害な労働

◆家族の元で行われる児童家事労働でも、教育に使用をきたすこともあるし、過酷なこともある。路上での物乞いや買い物袋の販売は小遣い稼ぎとて行われる。これが「児童労働」には含まれませんというのは、より過酷な状況の子供たち、「最悪な形態の労働」の救済・保護を優先しているからであって、放置しておいてよい問題ではない。

◆なぜ「児童労働」があるのですか?

一番の原因は <貧困> です。(1日1米ドル未満で暮らす人は10億人) しかし、その他にも...
・ 子どもの教育へのアクセスがない
・ 親の教育の欠如
・ 子どもの地位が低い価値観や社会慣行
・ 地域社会の労働慣行
・ 地方から都市への移住
・ 家庭の問題
・ 不適切な法律の施行

◆なぜ「児童労働」をなくさなくてはならないのですか?
・ 子どもの人権を侵害するから
・ 子どもが教育を受ける権利を侵害するから
→ 十分な教育を受けられまま大人になり、貧困の連鎖につながる
・ 子どもの心身の健全な発達を妨げるから

児童労働撤廃のコストは、途上国の軍事費の約2割と試算されています。
■中国
中国のバイオマスエネルギー:ローカルコモンズ里山での薪採取
貴州省の低地と山村
貴州省の持続可能な農業:肥やしと堆肥
雲南省の窯業:剣川県の農村家内工業の粘土瓦生産
雲南省のタバコ生産
雲南省の牧畜:ローカルコモンズ入会地
雲南省の白族定期市
雲南省の仏教:白族の祭礼
雲南省剣川県の古鎮
北京市街地:公衆トイレ/中日友好病院
北京の食品製造工場:燕京ビール/三元乳業
北京の地下鉄・河南省の寝台列車
中国河南省の農村と薪採取
河南省開封市の繁華街
四川省丹巴県甘孜蔵族の農業とバイオマス/堆肥
福建省南靖県お茶生産
福建省南靖の生活/農業
成都平原の三星堆遺跡:長江文明:四川青銅器文化

■フィリピン
カリンガ州棚田の田植え
Rice Terrace, Kalinga

カリンガ州棚田の稲刈り
Rice Terrace, Cordillera
カリンガ州山村の小学校
Elementary School at Kalinga

カガヤン州ツゲガラオの市場
Market of Tuguegarao, Cagayan

マニラのスモーキーマウンテン
Smokey Mountain, Manila

メトロマニラのスラム街:ケソン市リテック/パヤタス
マニラのパヤタス廃棄物処分場:スカベンジャー
セブ市のアルミ再生工場:サンドダイカスト
バタンガスの自動車工場:修理と廃車リサイクル
セブ島の造船所

■タイ王国
写真解説:タイ農村の米作
写真解説:タイの家内工業:養蚕とシルク反物
写真解説:タイの牧畜・繊維作物生産
論文「タイの家内工業とワークシェアリング」



再生トイレットペーパの製造工程

1)古紙回収(原料)
2)溶解
3)精選
4)脱墨
5)洗浄
6)減菌・漂白
7)抄紙
8)加工
9)製品保管  

ビール製造工程
1)製麦:大麦から麦芽へ
2)仕込み:麦芽から麦汁へ
3)発酵:麦汁からビールへ
4)貯酒:ビールの低温での熟成
5)濾過:おり、酵母を除去し生ビールへ
6)缶詰:容器に酸素が入らないように注入


再生トイレットペーパの製造工程

1)古紙回収(原料)
2)溶解
3)精選
4)脱墨
5)洗浄
6)減菌・漂白
7)抄紙
8)加工
9)製品保管  

ビール製造工程
1)製麦:大麦から麦芽へ
2)仕込み:麦芽から麦汁へ
3)発酵:麦汁からビールへ
4)貯酒:ビールの低温での熟成
5)濾過:おり、酵母を除去し生ビールへ
6)缶詰:容器に酸素が入らないように注入

ケソン市Quezon City)は人口200万人以上で、大規模な廃棄物最終処分場とスラム街がある。特に、パヤタス通りには、トタン板に囲まれたジャンクショップ(屑屋)が並んでいる。そのような場所にも、キリスト教会があるが、普通の家と変わらないバラック造りである。

キアポ市場の市場にある露店は、都市インフォーマル部門urban informal sector)の生業である。会社に雇用されていなければ、お金を稼ぐために都市インフォーマル部門urban informal sector)に雇用機会を見出すしかない。
 政府による社会保障生活保護も不十分であるからこそ、スラムではリサイクル小規模事業=草の根民活の動きがある。
マニラ首都圏に多い都市インフォーマル部門urban informal sector)は、イントラムロスではほとんど見かけない。

 マニラ市エルミタ地区から、デビソリア(Divisoria)行きジプニーで20分のところに、キアポ市場がある。キアポ地区は、16のバランガイ(Barangays:最小の行政単位)からなる人口2.5万人の地区。キリスト教徒のほか、イスラム教徒も住んでいる。


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【維基百科網頁】
【Википедия】

【温暖化】エネルギー,京都議定書
環境省データ
【熱帯林減少】
森林破壊
【生物多様性】
森林観測
【廃棄物リサイクル】循環型社会
【人口問題】
世界の環境省・研究所
日本の環境機関独立行政法人

【世界データ】経済社会環境統計
【情報検索】:図書館,博物館
【世界の博物館・美術館】
■中国
中国のバイオマスエネルギー:ローカルコモンズ里山での薪採取
貴州省の低地と山村
貴州省の持続可能な農業:肥やしと堆肥
雲南省の窯業:剣川県の農村家内工業の粘土瓦生産
雲南省のタバコ生産
雲南省の牧畜:ローカルコモンズ入会地
雲南省の白族定期市
雲南省の仏教:白族の祭礼
雲南省剣川県の古鎮
北京市街地:公衆トイレ/中日友好病院
北京の食品製造工場:燕京ビール/三元乳業
北京の地下鉄・河南省の寝台列車
中国河南省の農村と薪採取
河南省開封市の繁華街
四川省丹巴県甘孜蔵族の農業とバイオマス/堆肥
福建省南靖県お茶生産
福建省南靖の生活/農業
成都平原の三星堆遺跡:長江文明:四川青銅器文化

■フィリピン
カリンガ州棚田の田植え
Rice Terrace, Kalinga

カリンガ州棚田の稲刈り
Rice Terrace, Cordillera
カリンガ州山村の小学校
Elementary School at Kalinga

カガヤン州ツゲガラオの市場
Market of Tuguegarao, Cagayan

マニラのスモーキーマウンテン
Smokey Mountain, Manila

メトロマニラのスラム街:ケソン市リテック/パヤタス
マニラのパヤタス廃棄物処分場:スカベンジャー
セブ市のアルミ再生工場:サンドダイカスト
バタンガスの自動車工場:修理と廃車リサイクル
セブ島の造船所

■タイ王国
写真解説:タイ農村の米作
写真解説:タイの家内工業:養蚕とシルク反物
写真解説:タイの牧畜・繊維作物生産
論文「タイの家内工業とワークシェアリング」

文部科学省・科学研究費補助金の報告書

1.アジア太平洋の地域コミュニティにおけるコモンズ管理と草の根民活論(2011)基盤研究(C)2010-2011
2.アジア太平洋の地域コミュニティにおける個人経営体を重視した社会開発と環境保全(2005)基盤研究(C)2003-2005

3.開発途上国における個人経営体と草の根の環境ODA(2002)基盤研究(C)2001-2002

4.開発途上国における個人経営体に対する草の根の環境ODA(2003)基盤研究(C)1998

5.開発途上国の小規模産業における雇用吸収力と経済援助(1993)奨励研究(A)1993

6.開発途上国の小規模産業における個人経営体のもつ雇用吸収力と経済援助(1992)奨励研究(A)1992

7.開発途上国の諸産業における契約形態についての理論的・実証的研究(1989)東京大学・特別研究員PD


「政府開発援助 : その現状と問題点:日本と欧州連合の場合」東海大学紀要. 教養学部 28,311-320,1998 (東海大学出版会/東海大学)

◆日東亜鉛メッキ川崎工場:東海大学鳥飼ゼミ研修港
1.東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程鳥飼行博研究室では、2014年7月19日、川崎市水江町にある、1959年創立の日東亜鉛株式会社(NITTO GALVANIZING CO., LTD.)を訪問しました。
2.鳥飼行博担当授業ゼミナール卒論作成の学生は、神奈川県川崎市のエコタウン事業、循環型社会の形成の観点から、金属の耐用年数を増すメッキと廃棄物処理の技術、環境経営を学びました。
3.鳥飼研究室では、社会の共生インクルージョン(inclusion)と並んで、企業クラスターを活かした「環境共生型街づくり」を検討しています。

鳥飼ゼミ国内研修

Our Field Survey


 

川崎市水江町の日東亜鉛

Kawasaki


列車
神奈川県川崎市川崎区水江町に臨海バスで到着した東海大学教養学部鳥飼ゼミの学生たち。

東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程の鳥飼行博ゼミでは開発と環境の経済学をベースに、?貧困解消、?人間開発、?平和人権の確立、?環境保全、といった環境平和学を研究している。 列車運搬袋
JX日鉱日石エネルギー川崎製造所は、1970年(昭和45年)2月 浮島地区に第1エチレン製造装置(当時の浮島石油化学(株)装置)を、1991年(平成3年)4月 浮島地区にCPX製造装置を完成させた。
浮島町・小島町エリア(川崎区浮島町・小島町)には、東燃化学、東燃ゼネラル石油、日本触媒、JX日鉱日石エネルギー、旭化成ケミカルズ、根本造船所、日本合成アルコール、日新瓦斯、セントラル硝子、 日本ポリエース、大王製紙、花王、東芝の工場がある。 ゲート
JR川崎駅東口から 「臨港バス」に乗り、「煮立ち造船前」下車 (乗車時間は約30分) 。エコタウンは、通産省(現・経済産業省)と厚生省(現在は環境省所管)が1997年に創設、環境・リサイクル産業育成と地域活性化を目的とした事業。その目的は、
?個々の地域における、これまでの産業蓄積を生かした、環境産業の振興を通じた地域活性化、
?地域における資源循環型社会の構築を目指した、産業、公共部門、消費者を包含した総合的な環境調和型システムの構築
 地方公共団体がエコタウン計画を作成し、国から承認を得るとリサイクル施設の整備に補助金が助成される。

◆人間環境学科鳥飼行博ゼミの日本・中国・タイの学生は、2014年の国内研修・フィールド調査として、国立ハンセン病療養所多摩上流水再生センター川崎エコタウン事業を訪問。日東亜鉛のアルミメッキ工場も案内していただいた。

京浜工業地帯

 Industrial Estate


準備
神奈川県川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場は、従業員、男性75名、女性5名、協力会社35名、合計115名。
川崎環境局施設部浮島処理センターがある。川崎ゼロ・エミッション工業団地、川崎市のエコタウン構想に連なるのが、浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館、浮島処理センター、浮島太陽光発電所である。 ヘルメット
川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場は、115名、工場用地 1万5,285平方メートル。
浮島にある産業道路鳥飼行博ゼミの日本・中国・タイの学生は、かわさきエコ暮らし未来館、浮島処理センター、浮島メガソーラーを訪問した。 工場外
川崎市川崎区の工業団地(京浜工場地帯)に1万5,285平方メートルの敷地で、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを持つ。
川崎市水江町

 Kawasaki Mizue


工場外2
川崎市川崎区の日東亜鉛は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285平米の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。めっき加工能力:5,000t/月。 工場3
神奈川川崎市川崎区の日東亜鉛のwebsiteには「私たち日東亜鉛株式会社は、昭和34年に創立以来、また前身の小幡亜鉛鍍金(大正13年創業)から現在に至るまで90年近く、鋼管分野、建築分野や土木分野をはじめとして、お客様のニーズに対応した数多くの溶融亜鉛めっき製品を提供してまいりました。」とある。

工場レイアウト
神奈川県川崎市の日東亜鉛川崎工場。近くのJX日鉱日石エネルギー株式会社川崎製造所では、石油化学製品を精製、製造している。
川崎区水江町の日東亜鉛は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285平方メートルの敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。めっき加工能力:5,000t/月。ゼロエミッション工業団地が近くにある。 工場内部1
日東亜鉛は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285平方メートルの敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。

クレーン
JR川崎駅東口から「臨港バス」に乗り、「日立造船」下車 。川崎区水江町は、東亜港湾工業(株) によって、1935から1936年(昭和10年から昭和11年)に造成され、34万平方メートルある。

説明
JX日鉱日石エネルギー(株)扇島風力発電所電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)(2012年「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」制定以前に建設された。2009年9月着工、2011年2月完成、同年3月運転開始。製造元日本製鋼所(工事:清水建設)、定格出力1,990kW(風力発電設備1基)、発電量300万kWh/年、風車高さ123m(タワー部分 。 説明
日東亜鉛のwebsiteには「溶融亜鉛めっきの歴史は、日東亜鉛の歴史。私たちは、そんな誇りを胸に、専業メーカーとして、限りある地球資源の有効活用のできる省資源技術として、現代社会に必要不可欠な「鉄」をさびから守り、暮らしのあらゆる場面に安心・安全をお届けすることを使命として邁進してまいりました。これからも常に変化を先取りしながら、お客様のニーズをひとつひとつ大切にし、満足いただける仕事を積み重ね、「ありがとう」を言っていただくことを喜びに信頼される企業であり続けたいと考えます」とある。
鉄筋つりさげ
神奈川県川崎市の1970年代に造成された埋立て地にある日東亜鉛の保有する亜鉛めっき釜は、7.9m×1.8m×1.8mある。
川崎市日東亜鉛

 NITTO GALVANIZING CO., LTD.


メッキ容器
神奈川県 の日東亜鉛は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。

 川崎エコタウン事業「環境調和型まちづくり構想事業」の対象は、川崎市臨海部で、JR東海道線以南のほぼ川崎区全域である。東海道線から産業道路までの「既成市街地」、産業道路から内奥運河までの「臨海第一層」、浮島町・千鳥町・水江町・扇町などの「臨海第二層」、東扇島、扇島・浮島町先の埋立地からなる「臨海部第三層」の4地区がある。環境調和型まちづくり構想事業は、第一層から第三層までを主な対象エリアとしている。 メッキ容器真上
神奈川県川崎市の日東亜鉛は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。鳥飼行博ゼミは、川崎ゼロエミッション工業団地も訪問している。 沈む鉄骨
日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。 クレーン鉄骨
神奈川県川崎市日東亜鉛は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。訪問した鳥飼行博ゼミの学生。 パイプ
日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。 かわさきエコ暮らし未来館ではリサイクル、エコタウン、ゼロエミッション構想について説明を受けた。
容器並び
日東亜鉛の住所は、〒210-0866  神奈川県川崎市川崎区水江町4番3号 TEL:044(266)7881(代表)、FAX:044(288)4040。
かわさきエコ暮らし未来館では、川崎エコタウン、すなわち臨海地区の製造業が中核となって、環境負荷を低減し、持続可能な社会をめざす「街づくり」を学んだ。川崎エコタウンの対象は、産業道路から南の埋め立て造成地であり、住宅や商業施設はなく、工業団地として利用されてている。川崎エコタウンの特徴は、企業クラスターを生かして、廃棄物・副産物を有効利用したゼロエミッション構想で、1997年、通商産業省(現在の経済産業省)からエコタウン事業として、第一号の認定を受けた。現在、エコタウンは全国に26地域ある。
 1960年代、デンマークの小都市カルンボー(Kalundborg)でエコタウン事業が、カルンボー産業シンバイオシスKalundborg Symbiosis)として始まった。これは、当初、地元4企業が自治体とも協力し、工場内・地域内の余熱エネルギー、副産物、廃棄物の再利用・リサイクルを推進することを目指していた。
現在、カルンボー産業シンバイオシスに参加する企業は、?デンマークの アスネス石炭火力発電所、? ジプロック社(石膏ボード製造)、? ノボノルディスク社(製薬会社)、? A・Sバイオテクニスクヨードレンス(土壌改善)、? スタットオイル精油所、 ? カルンボー市役所これは、商業ペースでの取引であった。そこで、 ゼロエミッション工業団地にあっても、採算性を考慮した環境調和型街づくりを目指している。 鉄骨入れる川崎市日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。鳥飼行博ゼミの学生は、専門家からリサイクルの説明も受けた。 容器真上
日東亜鉛は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。川崎ゼロ・エミッション工業団地 (企業専用地5.4万平方メートル、道路1万平方メートル、緑地1.4万平方メートル)の周辺の工場も、環境経営に配慮している。説明を拝聴する東海大学HK鳥飼行博ゼミの学生。 鉄骨移動
神奈川県川崎市の日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。 説明
神奈川県川崎市の日東亜鉛は、京浜工場地帯の中心地、川崎市に15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。東海大学鳥飼行博ゼミの学生たちが工場を見学した。 鉄入れ1
神奈川県の日東亜鉛川崎工場。溶融亜鉛めっきは、亜鉛によって鉄の表面に皮膜を作り、鉄の表面が化学反応を起こさないように空気との接触を遮断することによって、さびから「鉄」を守る技術。他の表面処理法では得られない高い防食効果があり、「鉄」に対する最も優れた防錆法と評価されている。
川崎市経済労働局国際経済推進室かわさき環境ショーウィンドウ・モデル事業」では、環境技術の情報発信とショーウィンドウ化により省エネ・創エネ技術の導入を促進することを目的に、省エネ・創エネに取組む市内の事業者から省エネ、創エネ効果が発揮でき、市民にアピール性のあるアイデアを募集している。「モデル事業」に採択されたアイデアには総額1,200万円の市内での事業展開助成がなされる。 引き揚げ1
神奈川県川崎市の日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.は、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。

神奈川県川崎市川崎ゼロ・エミッション工業団地は、環境負荷の低減に向けて産業クラスターを活かして異業種間で連携して排出物の再資源化、エネルギーの有効利用を進めている資源循環型工業団地。産業クラスターとは、マイケル・E・ポーターが提示した概念で、特定分野における関連企業、専門性の企業、関連機関(大学や業界団体、自治体)が地理的に集中し、競争しつつ同時に協力している集積状態を指す。 引き揚げ2溶融亜鉛めっきとは、高温で溶かした亜鉛に鋼材を浸し、表面に亜鉛皮膜を形成し、鋼材を錆びや腐食から守る技術である。塗装や電気めっきとは異なり、亜鉛と鉄から形成される「合金層」により、亜鉛と鉄が強く金属結合しており、めっきは長期間経過しても剥がれない。  
引き揚げ2
めっきする金属を吊り下げて溶液水槽に入れて引き上げる。 つりさげ
溶融亜鉛めっきの防食機能には、「保護皮膜作用」と「犠牲防食作用」という2つの特徴がある。 パイプ真上
「保護皮膜作用」は、亜鉛めっきの表面に空気や水を通しにくい亜鉛の酸化皮膜を形成し、錆が発生しないようにする作用。 二つ入れる
「犠牲防食作用」は、亜鉛めっきに、キズが生じ、素地の鉄が露出した場合でも、キズの周囲の亜鉛が鉄より先に溶解し、電気化学的に保護して、鉄を腐食させない作用。  
引き揚げ
めっきする金属を吊り下げて溶液水槽に入れて引き上げる。 解説
<溶解メッキの工程>
1  脱脂:めっき素材を、加温した苛性ソーダ水溶液に漬けて、表面に付着する油脂類など汚れを除去るす。
2  水洗:素材表面に付着している脱脂液を洗浄する。
3  酸洗:めっき素材を塩酸または硫酸水溶液に漬けて、表面の錆などの酸化物を除去し、鉄素地を露出させる。
4  水洗:素地表面に付着している酸洗液を洗浄する。
5  フラックス処理:酸洗後の錆の発生を抑え、鉄と亜鉛の合金反応を促進させるため、加熱した塩化亜鉛アンモニウム水溶液(フラックス)に漬けて、素地表面にフラックス皮膜を形成させる。
6  乾燥:亜鉛の飛散(スプラッシュ)を抑えるために乾燥させる。
7  めっき:めっき素材を、溶融した亜鉛浴の中に漬けてめっき皮膜を形成。
8  冷却:めっきされた製品を温水で冷却し、鉄と亜鉛の合金層の成長を抑える。
つりさげ端
川崎市の日東亜鉛。亜鉛めっきの歴史は、く1742年にフランスの化学者Melouinによってその方法が発表され、1836年フランス人Sorelが特許を取得。パリにおいて世界で初めて工業化された技術で、その後、イギリス、ドイツ、オーストリアとヨーロッパ各地に亜鉛めっき工場が建設された。 置き場
神奈川県川崎市の日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.。日本の亜鉛めっきは、1877年(明治10年)頃に長崎で試験的にはじめられたと言われており、1908年(明治41年)には、日本で最初の構造物の溶融亜鉛めっきが大阪で工業化された。 作業員2人
神奈川県川崎市の日東亜鉛は、川崎市の15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。 亜鉛めっき皮膜には
1.保護皮膜作用:鉄素地の上に密着性の良い連続した亜鉛皮膜を作り、外部の腐食環境から鉄を遮断する遮閉帯としての作用を果たす。 空気や水を通しにくく安定した性質を持たせた。
2.犠牲防食作用:犠牲防食作用亜鉛皮膜が欠損して鉄素地が露出しても、その周囲の亜鉛が「鉄より先に溶け出して」電気化学的に保護するため、鉄をさびから守る。 塗装皮膜またはクロム、ニッケル、錫などの金属皮膜にはこのような作用はない。 src="https://ch3302files.storage.live.com/y4mTq- 看板
神奈川県の日東亜鉛は、川崎市の15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。 ガラスのアルミ
川崎市の日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.は、川崎市の15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。
ごみ資源化施設

Recycled Paper Products


溶液
神奈川県川崎市の日東亜鉛は、川崎市の15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。 処理設備
川崎市の日東亜鉛は、川崎市の15,285m2の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。 待機
川崎市の日東亜鉛は、川崎市の15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。 小型つりさげ
日東亜鉛の「めっきする製品を製作する上での注意点」には次のようにある。
「製品が歪んでしまった」「溶接部が割れてしまった」「亜鉛が溜まってしまった」などなど、めっき後に問題を発生させないために、そして、お預かりした製品をきれいにめっきするためにも、以下の点にご留意いただき、ご不明な点はお気軽にご相談ください。
(1)溶接方法:スラグはつり溶接による(スラブ,スパッタ)は酸洗で除去できず不めっきの原因となるのでハンマ、ワイヤブラシなどで取り除くことが必要になります。 溶接には炭素ガスアーク溶接、イナートガスアーク溶接などが適しています。
ごみ資源化施設内部

Recycled Paper Products


ガラス越し
川崎市の日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.は、川崎市の15,285m?の敷地に、大型めっき槽、パイプ専用めっき槽など3つの生産ラインを保有。鋼管、建築用鉄筋、大型構造物から小物金属部品までめっきしている。 パイプ
日東亜鉛の「めっきする製品を製作する上での注意点」には次のようにある。
「製品が歪んでしまった」「溶接部が割れてしまった」「亜鉛が溜まってしまった」などなど、めっき後に問題を発生させないために、そして、お預かりした製品をきれいにめっきするためにも、以下の点にご留意いただき、ご不明な点はお気軽にご相談ください。
溶液パイプ
(1)溶接方法:スラグはつり溶接による(スラブ,スパッタ)は酸洗で除去できず不めっきの原因となるのでハンマ、ワイヤブラシなどで取り除くことが必要になります。 溶接には炭素ガスアーク溶接、イナートガスアーク溶接などが適しています。 溶液パイプ
川崎市の日東亜鉛。
a)パイプ加工:パイプ加工品やタンクボイラーなどの中空体製品は、密閉部分によって起こる浮力のためめっき操作が困難になります。また空気の残留水分により高圧になり爆発の危険があり、めっき素材としては不適当です。密閉箇所ができないよう、また空気や亜鉛  の流入流出が容易になるよう、両端部またはコーナーに充分な孔が必要であります。
最終仕分け作業

Paper making process

工場はじ
神奈川県川崎市の日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.
b)形鋼加工品: 形鋼加工品は補強材との組合せにより局部的に袋状になる個所ができますので、処理工程で空気がたまりめっきでなかったり、また、亜鉛がたまったりしますので、必ず スカラップを設けることが必要になります。 溶液2種
日東亜鉛川崎工場
c)はり合わせ: 全周溶接する場合は密閉状態のため溶接部に亀裂またははり合わせ面のフクレが発生することがあります。断続溶接の場合は、前処理液の侵入により不めっきになったり 錆汁のしみ出しが発生することがあります。いずれにせよ、製作時にはり合わせ部の鋼材表面の汚れ、サビ等を除去し、密着度を上げてはり合わせておく事が重要です。  肉厚、形状の異なる素材をはり合わせると歪が発生しやすくなりますので、溶接方法を十分に考慮する必要があります。とくに鉄板を張った長尺構造品は上ぞりすることがありますので、あらかじめキャンバーをとっておくか、または骨材とは別体でめっきとしてあとで接合するなどの措置が必要となります。
浮島資源化処理施設

Paper Recycling

作業員
神奈川県の日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.川崎工場。めっきの中でも耐久性、経済性に優れているのが、溶融亜鉛めっきである。日東亜鉛で、溶融亜鉛めっきの工程を開設していただいた。ここでは、大きな建設用鉄骨、鋼管から細かい作業が必要となる小物製品までメッキしている。 パイプ引取り
川崎市の日東亜鉛の鋼管めっきの作業。
 鉄の表面に亜鉛を被覆する溶融亜鉛めっきには、次のような利点がある。
 1. 耐食性が優秀である。 亜鉛の表面に生じる生成物により、耐食性がある。耐食性は大気中、水中・土中・コンクリート中においても発揮される。
2. 剥離しにくいめっきである。 めっき皮膜としては鉄素地との密着性が高く、鉄と亜鉛の合金層ができる。そこで、衝撃・摩擦などによって剥離することがない。
3. 犠牲防食作用がある。めっきした表面に損傷があり、亜鉛皮膜がはげて鉄が一部露出しても、周囲の亜鉛が露出部を保護する作用がある。
4. 素材の大小に拘わらずめっきが可能。釘のような小物から、1個1トンに及ぶ大きな鉄骨まで、めっき槽に浸漬できる鉄製品はすべてめっき可能。
5. 形状に拘わらずめっきが可能。 溶融亜鉛を使用するめっきは、パイプの内側、小さな穴など、空間があれば細かい部分までめっきが可能。中空体や細長い曲管のようなものでも、溶けた亜鉛が出入りすることができれば、均一にめっきできる。 クレーン
川崎市川崎区浮島町にある日東亜鉛
d)コラム(ダイヤフラム部): ボックス形状品でダイヤフラム、縦リブ、横リブのある場合は、特に空気溜まりによる不めっきや亜鉛溜まりを無くすために適正なスカラップを設ける必要があります。溶融亜鉛めっき浴への浸漬及び引上げは、部材の変形やめっき外観、主にやけに大きく影響しますので、出来るだけダイヤフラムのスカラップ面積を大きくとり、亜鉛の流入流出を良くすることが必要であります。パイプやボックス形状の製品でベースプレートがついている場合は、両端が管の内径に等しくあいているのが、めっき後の外観品質上最もよいのであります。
手選別作業

Selection

クレーンパイプ作業
神奈川県の日東亜鉛川崎工場。川崎区水江町は、東亜港湾工業(株) によって、1935から1936年(昭和10年から昭和11年)に造成され、34万平方メートルある。
e)ボルト・ナット: 通常のボルト・ナットはめっきすると、めっき皮膜によりはめ合わせができなくなりますので、めっき前にオーバータップか、めっき後タップ立てをする必要があります。クリアランスのとり方は、各種の規格により異なります。 クレーン作業
「現代社会に必要不可欠な鉄鋼製品を腐食から守り、長期間の使用に耐えることができる溶融亜鉛めっきの技術は、省エネルギー、省資源リサイクル、低ライフサイクルコストといった数々の利点から時代のニーズに最も適した防錆方法です」とある。
作業員置き場
暴露試験によると、腐食速度(g/m2/年)、耐用年数は、次のようになる。 
都市・工業地帯 8.0g/m2/年)、 62年
田園地帯 4.4g/m2/年)、 113年
海岸地帯 19.6g/m2/年)、 25年
工場作業
神奈川県川崎エコタウンの日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.の工場内部。溶融亜鉛めっきは、水中でもめっき表面に保護皮膜が形成され、耐食性がある。水中の耐食性はpHと温度が影響し、亜鉛は両性金属であるため強酸、強アルカリの水溶液で急速に溶解する。亜鉛めっきに耐食性があるのは、pH6からpH12.5の範囲。 容器
川崎市の日東亜鉛めっき工場。海水中での腐食速度は100〜200g/m2/年程度だが、海水に浸せき後1年以上経過すると、腐食生成物のために腐食速度は半減する。逆に干満帯や飛沫のかかるスプラッシュ・ゾーンでは、1000g/m2/年程度に拡大する。また、海水中では同濃度の食塩水より耐食性が良好だが、これは海水中のマグネシウム塩類に腐食抑制作用があるためとされる。 容器2
コンクリート中の亜鉛めっき鉄筋の耐食性には、塩分含有量が影響する。コンクリート中に少量の塩分が混入または侵入しても、亜鉛皮膜には耐食性があるが、塩分が多くなると亜鉛皮膜に孔食を生じ、耐食寿命が短縮化する。 容器3
川崎区の日東亜鉛NITTO GALVANIZING CO., LTD.
亜鉛めっきには、優れた耐久性 がある。密な保護皮膜と電気化学的防食作用により、大気(排気ガス)、海水、淡水、土壌(地中)、またはコンクリート中などの厳しい環境条件から鉄を守り、鉄の寿命を大きく延ばすからである。 容器4
日東亜鉛川崎工場で、専門家にめっき工程を説明していただいた。亜鉛めっき釜は大きさ7.9m×1.8m×1.8m、酸洗槽その他めっき設備一式で月産能力5,000t。精整加工設備一式で、月産能力は2,000トン。 アルミ1
神奈川県川崎市の日東亜鉛川崎工場。亜鉛めっきには、経済的でメンテナンスフリーという特徴がある。防錆効果が長時間持続するために、メンテナンスの必要がほとんどなく、長期的に見れば、他の表面処理法に比べはるかに経済的といえる。 あるみめっき
川崎市浮島町の日東亜鉛川崎工場。亜鉛めっきには、強固な密着性がある。鉄素地と亜鉛とが互いに反応して緻密で厚い合金層を形成し、鉄に強固に密着する性質である。これによって、衝撃や摩擦から鉄素地を守ることができる。 工場メッキ
亜鉛めっきには、「隅から隅まで均一に」保護できる特徴がある。めっき槽に浸漬することにより、複雑な構造のものでも隅々まで溶融亜鉛めっきがゆきわたる。均一な亜鉛皮膜が形成され、錆を防ぐことができる。鳥飼ゼミの学生は、川崎市の日東亜鉛川崎工場で説明を受けた。 鉄骨メッキ
川崎市川崎区の日東亜鉛では、多種多様なニーズに応えるため、溶融亜鉛めっき加工を施すだけでなく、白さび防止処理、摩擦接合面のリン酸処理、製品の仕分け作業など様々な付帯作業を行っている。 鉄骨メッキミックス
日東亜鉛川崎工場で行われる作業には、以下のようなものがある。 
白錆防止処理 仕分け作業、摩擦接合部リン酸処理、不めっき処理 目付取付け作業 タップ・ボルト部養生処理、ブラスト処理 曲り矯正作業
日東亜鉛

Kawasaki

つりさげ鉄
川崎市の日東亜鉛。「地球環境や地域社会との共生を果たしていくためには、環境への配慮は欠かすことができません。溶融亜鉛めっきの事業活動が環境に与える影響を的確にとらえ、ひとりひとりが積極的にかけがえのない地球環境の保全に取り組み、環境への負荷低減に向けて最大限の努力を尽くします」とある。 引きずり
川崎市川崎区の日東亜鉛の工場。
溶融亜鉛めっきの最大の特徴は、ボルトや鋼管、鋼板のような鉄をサビから守る防錆効果に優れているということ。これはめっきの加工工程で、鉄と亜鉛が反応し、鉄の表面に強靭な厚い合金皮膜をつくるからで、溶融亜鉛めっきは密着性に優れ、シビアな環境下においても、優れた特性を発揮、大気中はもとより淡水、海水、土壌中などでも素材を保護する。 沈め
鉄は安価で大量生産されているが、錆びる欠点がある。外観を損なったり、製品の強度が低下したりして、問題が起きる。そこで、錆を防止するために、鉄の表面に錆に強い皮膜を付け、鉄を保護するのが「めっき」である。 もぐり3
溶液に浸してのメッキ作業。
東海大学教養学部鳥飼行博ゼミの学生はすでに再生紙製造工場も訪問している。コアレックス三栄レギュレーター 東京工場では、列車の磁気切符のような難再生古紙も収集して紙リサイクルをしている。毎月7000トンの古紙を処理し、再生トイレットペーパを3000万個生産している。

川崎市の現状」には、「川崎市の人口は、現在140 万人に達しており、今後も増加し2030 年には150 万人を超えると推計されています。また、全国で減少の続く生産年齢人口についても、川崎市では今後も増加が続き、2025 年にピーク(101.3 万人)を迎えることが予想されます。川崎市の人口増加率は大都市の中でも高く、9 年連続で1 位となっています。人口増加要因として、社会増加比率が他の大都市と比較しても著しく高いことに加え、自然増加比率も大都市中1 位となっています。また、出生率、婚姻率も大都市中1 位となっています。一方、2015(平成27)年をピークに年少人口は減少することが見込まれており、老年人口も増加してきていることから、今後、高齢化が急速に進展することが予想されます。川崎市は、前述したとおり、産業都市としての性格を有する一方、昼夜間人口比率をみると87.1%と大都市の中で最も低くなっており、ベッドタウンとしての性格も有しています。また、我が国全体では労働力人口は減少傾向にありますが、川崎市では労働力人口は増加傾向にあります。また、労働力率は大都市中1位となっています。」とある。 パイプ引き揚げ
パイプ沈め2
めっきする金属を溶液に浸す。
溶融亜鉛めっきは緻密な亜鉛層の保護皮膜と、電気化学的な防食作用により、過酷な環境条件のもとでも長期間にわたって鉄サビから守ります。 しかも塗装のように塗り替えを必要としない表面処理ですからコスト面でも経済的。 長期的にみると、計り知れないコスト的なメリットが生まれます。 また、亜鉛槽に浸漬するという処理工程を経るため、目に見えない細部まで完全に皮膜。複雑な形状のものも均一に処理できるという利点をもっています。

メッキ引き揚げ
めっきする金属を溶液に浸す。
川崎市の製造業の状況」には、「川崎市は戦前・戦後を通じて京浜工業地帯の 中核として、日本経済の発展を支えてきた工業都市であり、現在でも鉄鋼、石油、化学、電機、情報通信等の大企業の主要生産拠点が数多く立地しているほか、優れた技術を持つ多くの中小企業が集積しています。直近10 年間の製造業の推移をみると、全国、 川崎市ともに事業所数、従業者数は減少傾向にあります。1999(平成11)年から2009(平成21)年にかけて、事業所数は全国、川崎市ともに3割の減少となっています。一方、従業者数は、全国では17.5%の減少となっていますが、川崎市では41.2%減少しており、全国に比べて川崎市の減少率が大きくなっています。事業所数や従業者数が減少する一方、製造品出荷額等は全国、川崎市ともに2003(平成15)年以降増加傾向にありましたが、2009(平成21)年には世界金融危機の影響を受け、大きく減少してお り、特に川崎市では全国に比べて減少率が大きくなっています。また、産業別内訳をみると、事業所数では一般機械、金属製品等の加工組立型が2/3 を占めますが、製造品出荷額等では石油、化学、鉄鋼等素材型が2/3 を占めています。一方、知識集約型・高付加価値型の産業構造への転換に伴い、市内に立地する事業所の性格も生産拠点から研究開発拠点へと変化してきています。また、臨海部は石油精製、発電所、ガス等のエネルギー関連施設が立地しており、首都圏のエネルギー供給拠点となっています。さらに、川崎市内には多くの外資系企業や中小企業庁が選ぶものづくり300 社が立地しています」とある。 パイプ
川崎市の日東亜鉛。めっきする金属を溶液に浸したから引き上げるとめっきされる。
f)可動部・かん合部: シャフト、シャックル、スリーブなどの可動部かん合部のある素材はめっき後自由に動くためには、直径で最低2mm以上のクリアランスが必要になります。
パイプ
川崎市の日東亜鉛。めっきする金属を溶液に浸したから引き上げるとめっきされる。
g)歪防止: めっきにより発生する歪は、鋼板や圧延鋼材の中に残っている引張りや圧縮反応に起因していることが多く、めっきで制御できない場合があります。溶接方法や、加工方法(補強)でかなり歪が緩和されます。 神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。
日東亜鉛川崎工場

Hot-dip galvanization


小型並べ2
川崎市日東亜鉛川崎工場。 クレーン上
川崎市神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。

小型材
川崎市JR川崎駅から神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場を見学した東海大学教養学部鳥飼ゼミ3・4年生。

アルミゼミ生
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場を見学した東海大学教養学部鳥飼ゼミ3・4年生。ゲートを開けていただき、太陽光パネルをまじかで見学させていただいた。 メッキ近く
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 工場床クレーン
JR川崎駅からバスで40分の場所にある神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の 日東亜鉛川崎工場を見学した東海大学鳥飼ゼミ3・4年生。
浮島のメガソーラー発電は、7MW(メガワット)で、年間の発電量は740万kWhを想定していた。実際には2012年8月9日までの1年間で945万kWhと、想定値よりも1.28倍の電力を供給。月別では5月の発電量が最大、好天が続く月の発電量が多い。 
 東京電力によれば、再生可能エネルギーは、太陽光や風力、水力など、環境負荷がより少ないエネルギー。東京電力は、再生可能エネルギーを利用した発電設備の導入を進めた。RPS法電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(Renewable Portfolio Standard)」では、電力小売事業者に対して、販売電力量の一定割合を法律で定められた再生可能エネルギーでまかなうよう義務付けられているが、東京電力は、再生可能エネルギーを利用した発電設備の導入を進め、2011年8月に運用を開始した浮島太陽光発電所(メガソーラー発電所)も持っている。
工場床
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。川崎区水江町は、東亜港湾工業(株) によって、1935から1936年(昭和10年から昭和11年)に造成され、34万平方メートルある。 ゼミ生
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 メッキ製品
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 メッキ工場
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 製品1
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 パイプ
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 ゼミ集合1
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 アルミ地銀
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 製品2
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 製品3
浮島太陽光発電所の敷地で解説を、メモを取る鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。
日東亜鉛を訪問した鳥飼ぜみ

Torikai University


学生と製品
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 学生製品3
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。製品アップ
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 学生製品2
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 学生製品集合
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 集合
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 集合
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 商品
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 集合商品
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 作業
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 置き場
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 作業中
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 外
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 外置き場
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 外ゼミ
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 商品うp
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 商品鍵
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 ばり
川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 ばり
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 リサイクル鋼管
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 見学塊パイプ
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 かたまり管
川崎市の日東亜鉛川崎工場。 サイロ
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 板
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 板2
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。 ろか
川崎市の日東亜鉛川崎工場。 免震2
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場。免震基盤をめっきする。 鉄骨メッキ前
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場で鉄骨をメッキする。 正門1
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場の正門。 正門2
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場の正門。
東海大学教養学部

Torikai University


鳥飼ゼミ研修レポート

日東亜鉛メッキ工場見学

 日東亜鉛メッキ工場では鋼管やガードレールなどの鉄製品の溶融亜鉛メッキ加工を行っており、見学では加工工程を見せていただいた。溶融亜鉛メッキ加工は亜鉛の塗装加工ではなく鉄と亜鉛を合金させて行う加工で、これを行うことで数十年メンテナンスフリーになるという鉄の最も優れた防錆法であるという。工場ではメッキ加工をする際に使うメッキ釜を加工物の大きさに合わせて3槽(150t・170t・500t)保有しており、月に3千から4千tの製品を加工しているそうだ。このメッキ槽は2〜5年に1回交換しているという。加工工程では亜鉛槽に製品を入れるまでに脱脂や水洗、酸洗などの多くの工程があり、メッキをするまでには3〜4時間かかるという。また亜鉛槽に漬け込む際にも角度や固定の方法に細かい工夫を行っていた。加工をしている現場は高温の亜鉛を扱っており気温が高く、ガスやバーナーもすぐ近くにあるという危険を伴う現場だった。亜鉛メッキ加工のようにモノや建物などを作る際の資源の耐久性を上げることは資源節約につながる大切なことだ。そしてそれは一つひとつの工程を手間をかけて行わないとできないものなのだと感じた。

 加工の工程以外に経営においても工場では様々な工夫が必要だ。工場では亜鉛は融点を下回ると固形化してしまうため温度を一定に保たなければいけないため、都市ガスと天然ガスを使用するほか東亜石油からの蒸気でも加熱を行っている。また、電気代などの価格が落ちる時間帯に作業を移行するピークシフトにより30〜50万円の電気代削減を行っているそうだ。また工業用水や大気汚染についても適切な処理を行っているという。しかし、このような工場では環境汚染などに対する規制が常について回るため規制が厳しくなるほどコストがかかり、産業継続が難しくなるという話を伺った。これを聞いて、工場などの運営において環境保全が負担となるマイナスなものになっていることをひしひしと感じた。規制を作ることは大切だが、ただ負担として規制を課すのではなく、それを守ることで経営側においてもプラスになるような制度作りを考えなくてはならないと感じた。

 溶融亜鉛メッキ加工耐用年数の長さが特徴だが、その分コストが高いため顧客がメッキ塗装にグレードダウンする傾向があるそうだ。しかし、限りある資源を消費している現代社会で、溶融亜鉛メッキ加工のような、一つのものを長持ちさせるという技法はこれからも重要なものとなっていくだろう。

日東亜鉛株式会社見学

                             日東亜鉛株式会社の川崎工場を訪問した。京浜工場地帯の中心地、川崎市に15.285m2の敷地を有し、各種構造物の亜鉛めっきを行い、各工程は厳格な品質管理のもとに、各需要家の要請に応じている。主な製品または主な事業内容は、鋼材の溶接亜鉛めっき加工である。溶接亜鉛めっきは、「鉄」に対する最も優れた防錆法として評価されているのである。また、特徴として亜鉛めっきは大気中、海水中、土壌中でもすぐれた耐食性をもっている。また、他の防食加工と比較してもコストが安く経済的であり、どんな品物でも均一にめっきが加工可能である。耐久年数は、40年から70年とコストパフォースが高く、鉄のさびから守ることができる。1日約300?の水を使用し、水処理施設で浄化を行い、特定の地域に水を流している。通常の約10倍の規制で流していて、汚染対策には敏感であり、とても厳しく対応していると思われた。土壌汚染対策がこれから、急務であると思われた。公害処理費が会社にとって、大きな負担になると思われるが、絶対に経費削減のためにその汚染水を疎かにしてはならないと思われる。会社の信用問題だけでなく、大きな環境問題、人にまで関わる問題であることには間違いないのであると改めて考えさせられた。そして、あらゆる産業で活躍している亜鉛めっきであることに驚いたのである。道路や土木、鉄道、建築分野をはじめとして、非常に広範であり、あらゆる産業で認められている。基本は、日本国内のみの生産であり、輸送費などかかるためODAを通して、海外に持ち出されている。基幹産業として、価格競争に勝てていけるのである。

 しかし、平均年齢は37歳であり、生産者に入る若者が少ないのが現状である。その中で、教育水準が高いベトナムからの研修生が4人3年契約している。これからは、もっと賃金が安く、教育水準が高い海外の研修生を採用する方向性も必要であると考えられた。実際に、隣の会社では、クレーンのオペレターで女性が働いていることからまた、現場での女性雇用もするべきではないかと思われた。全てが機械だけでなく、人での作業も必要である現場のなかでの人為調整や事故防止などあらゆることが起きる現場で、他の仕事とは違った苛酷さがあると思われた。この先、将来、溶接亜鉛めっき加工する工場とは直接関わることはないと思われる。しかし、あらゆる産業で活躍する亜鉛めっきである、その為毎日使う鉄道や道路など身近なところで使われているので、私たちに生活に密着した一大産業であることを初めて感じさせられたのである。



日東亜鉛メッキ工場について

 日東亜鉛メッキ工場は、鉄をさびから守るために鉄を覆うメッキを製造している。亜鉛による安定した被膜が鉄をさびから守っているのだ。特に、溶融亜鉛メッキは亜鉛によって鉄表面に被膜を作ることにより、鉄の表面が化学反応を起こさないように空気との接触を遮断してさびから鉄を守る防錆技術を持っている。この手法は、他の表面処理法では得られない高い防食効果があり、高い評価を得ている。川崎工場では、大型メッキ槽、パイプ専用メッキ槽などの3つの生産ラインを持っており銅管、大型構造物から小物まで幅広い品種に対応可能だ。名古屋工場においても、豊富な経験をもとに最新鋭の機械設備を導入して、銅管の溶融亜鉛メッキ加工、銅管のライニング加工及び精製加工作業を施しており、高品質の製品を製造している。

亜鉛メッキ被膜には大きな2つの特徴があり、1つ目は、保護被膜作用である。鉄素地の上に密着性の良い連続した亜鉛皮膜を作り、外部の腐食環境から鉄を遮断する遮閉帯としての作用を果たす。これは、空気や水を通しにくく、安定した性質を持っている。2つ目は、犠牲防食作用である。亜鉛皮膜が欠損して鉄素地が露出しても、その周囲の亜鉛が鉄より先に溶け出すことによって電気化学的に保護し、鉄をさびから守っているのである。この作用は、塗装被膜またはクロム、ニッケル、錫などの金属皮膜にはないようである。これらの特徴を生かして、現代社会に必要不可欠な鉄鋼製品を腐食から守っている。

さらに、溶融亜鉛メッキの技術には、省エネルギー、省資源リサイクル、低ライフサイクルコストといった数々の利点が存在する。溶融亜鉛メッキの技術は、道路や建築建造物、設備・装置の他にも橋梁・鉄塔や駐車場・駐輪場、テラスモール、学校施設などに用いられており、そのようなニーズに対応するための優れた耐久性を持つ。つまり、大気(排気ガス)、海水、土壌(地中)、コンクリート中などの厳しい環境条件から鉄を守り、鉄の寿命を大きく伸ばすことが出来る効果を持っていると言える。優れた耐久性を持つためには、溶融亜鉛メッキの強固な密着性と被膜の均一さが必要となる。溶融亜鉛メッキは鉄素地と亜鉛とが互いに反応して緻密で厚い合金層を形成し、鉄に強固に密着することで、衝撃や摩擦に強く、鉄素地を守っている。また、メッキ槽に浸漬することにより、複雑な構造のものでも隅々まで溶融亜鉛が行き渡り、均一な亜鉛皮膜が形成されているのである。

このように、防錆効果が長期間持続するということはメンテナンスの必要がほとんどないため、経済的であると言える。地域別溶融メッキ耐用年数比較において、田園では約76年、都市や工業地帯では約52年、海岸地帯では約44年と長期間保つことが出来るとされている。限りある地球資源を有効利用するための技術が溶融亜鉛メッキに用いられている。そして、人々の生活環境の中に安心・安全さらに快適に使用出来るものであるための製品として提供されているのである。



東亜鉛メッキ工場見学調査

溶融亜鉛メッキとは

溶融亜鉛めっきは、亜鉛によって鉄の表面に皮膜を作り、鉄の表面が化学反応を起こさないように空気との接触を遮断することによって、さびから「鉄」を守る技術で、他の表面処理法では得られない高い防食効果があり、「鉄」に対する最も優れた防錆法と評価されている。亜鉛めっきの歴史は、古く1742年にフランスの化学者Melouinによってその方法が発表され、1836年には同じくフランス人のSorelが特許を取得し、パリにおいて世界で初めて工業化された。その後、イギリス、ドイツ、オーストリアとヨーロッパ各地に亜鉛めっき工場が建設されている。わが国では、1877年(明治10年)頃に長崎で試験的にはじめられたと言われており、1908年(明治41年)には、日本で最初の構造物の溶融亜鉛めっきが大阪で工業化されている。

1.保護皮膜作用

鉄素地の上に密着性の良い連続した亜鉛皮膜を作り、外部の腐食環境から鉄を遮断する遮閉帯としての作用を果たします。空気や水を通しにくく安定した性質を持っている。

2.犠牲防食作用

亜鉛皮膜が欠損して鉄素地が露出しても、その周囲の亜鉛が「鉄より先に溶け出して」電気化学的に保護するため、鉄をさびから守る。塗装皮膜またはクロム、ニッケル、錫などの金属皮膜にはこのような作用はない。

メッキの特性

現代社会に必要不可欠な鉄鋼製品を腐食から守り、長期間の使用に耐えることができる溶融亜鉛めっきの技術は、省エネルギー、省資源リサイクル、低ライフサイクルコストといった数々の利点から時代のニーズに最も適した防錆方法である。

1.優れた耐久性

緻密な保護皮膜と電気化学的防食作用により、大気(排気ガス)、海水、淡水、土壌(地中)、またはコンクリート中などの厳しい環境条件から鉄を守り、鉄の寿命を大きく延ばす。

2.経済的でメンテナンスフリー

防錆効果が長時間持続しますのでメンテナンスの必要がほとんどなく、長期的に見れば、他の表面処理法に比べはるかに経済的である。

3.強固な密着性

鉄素地と亜鉛とが互いに反応して緻密で厚い合金層を形成し、鉄に強固に密着しますので、衝撃や摩擦に強く、鉄素地を守る。

4.隅から隅まで均一に

めっき槽に浸漬することにより、複雑な構造のものでも隅々まで溶融亜鉛めっきがゆきわたり、均一な亜鉛皮膜が形成される

環境への取り組み

地球環境や地域社会との共生を果たしていくためには、環境への配慮は欠かすことができない。溶融亜鉛めっきの事業活動が環境に与える影響を的確にとらえ、ひとりひとりが積極的にかけがえのない地球環境の保全に取り組み、環境への負荷低減に向けて最大限の努力を尽くしている。



日東亜鉛株式会社は,大正13年7月に小幡亜鉛鍍金工場として創業され,昭和34年10月に富士製鐵株式会社の要望に基づき,小幡亜鉛鍍金工場の出資により,川崎市川崎区大師河原に日東亜鉛鍍金株式会社が創設された。川崎工場は,平成8年4月に川崎市川崎区水江町に移転され,鋼管ならびに一般構造物の亜鉛メッキ加工業務を開始しており,工場用地は,15,285?を有する。工場内には大型メッキ槽,パイプ専用メッキ槽など3つの生産ラインを持つ。

 川崎工場の溶融亜鉛メッキ釜のサイズは以下の通りとなっている。

 大釜 長さ12.5m,幅2.0m,深さ3.0m  中釜 長さ8.0m,幅1.5m,深さ2.0m  小釜 長さ4.2m,幅1.5m,深さ1.7m  メッキ加工能力は,1か月で5,000tの能力を持っている。

 現代社会において,鉄鋼製品は必要不可欠な存在となり鉄を錆から守ることは,暮らしを守ることに直結する。そのため,鉄の錆を防止するメッキ技術は,私たちの生活に密着した技術であるといえる。 溶融亜鉛メッキは,亜鉛によって鉄の表面に皮膜を作り,鉄の表面が化学反応を起こさないように空気と遮断することによって,錆から鉄を保護する技術であり,他の表面処理法では得られない防食効果のため,最も優れた防錆法と評価されている。

 亜鉛メッキ皮膜の特徴は,保護皮膜作用と犠牲防食作用が挙げられる。

保護皮膜作用は,鉄素地の上に密着性の良い連続した亜鉛皮膜を作り,外部からの腐食環境から鉄を遮断する遮閉帯としての作用を果たし,空気や水を通しにくく安定した性質を持つ。

犠牲防食作用は,亜鉛皮膜が欠損して鉄素地が露出しても,周囲の亜鉛が鉄より先に溶け出し電気化学的に保護するため,錆から守ることができる。塗装皮膜または,クロム,ニッケル,錫などの金属皮膜には亜鉛皮膜のような作用はない。

 溶融亜鉛メッキの特性として,以下が挙げられる。

1. 緻密な保護皮膜と電気化学的防食作用により,大気,海水,淡水,土壌及びコンクリート中の厳しい環境条件から鉄を守り,鉄の寿命を延ばすことができ,優れた耐久性を持っている。

2. 防錆効果が長時間持続するため,メンテナンスの必要がなく,長期的にみると,他の表面処理法に比べ経済的である。

3. 鉄素地と亜鉛とが互いに反応して緻密で厚い合金層を形成し,鉄に強固に密着することで,衝撃や摩擦に強く,鉄素地を保護する。

4. メッキ槽に浸漬することにより,複雑な構造のものでも隅々まで溶融亜鉛メッキがゆきわたり,均一な亜鉛皮膜が形成される。

これらの特性から,鉄鋼製品を腐食から守り,長期間の使用に耐えることができる溶融亜鉛メッキは,省エネルギー,省資源リサイクル,低ライフサイクルコストといった利点で時代のニーズに適した防錆方法であると考えられます。



大辞林の内容から亜鉛とは元素記号のひとつであり、青みを帯びた銀白色の固体金属である。常温では脆い一方で100度から150度の中ではたたくと薄く広がる性質の展性、引っ張ると細長く伸びる性質の延性が増すという。一方で、メッキとは、ブリタニカ国際大百科事典では、美観、耐食性、表面硬度などの基材にかけている特性を表面に付与し、材料の高層的な価値を高めるために、ほかの金属などを被覆することであるという。 よって、亜鉛メッキとは、熱によって加工をほどこした亜鉛をメッキとして被覆させる技術のことである。亜鉛は鉄と組み合わせることで鉄の腐食を遅らせることが可能になり、安価なため使用されているという。現在多く使われている。 メッキの種類は、電気めっき、化学めっき、溶解めっき、溶射、物理蒸着、化学蒸着、浸透めっきが存在し、それぞれ析出の仕方が異なる。 今回の日東亜鉛メッキ工場においては溶解亜鉛めっきが行われている。その効果としては保護皮膜作用によって空気や水を通りにくくする性質を持ち、犠牲防食作用において上記と同様に亜鉛と鉄の性質を利用した特徴を上げている。 特性においても、排気ガスや海水、淡水、土壌における優れた耐久性と長時間の持久性からの経済的なメンテナンスフリー、衝撃や摩擦につよい強固な密着性、めっき槽に浸漬ことで済から隅まで複雑な構造のものに溶解亜鉛が行き渡るという。 加工過程においては、製品を受け入れてから素材条件のチェック、前処理として製品の異物を洗い流し、そこから初めて亜鉛メッキをコーティング、その後仕上げと検査を行っている。めっきの過程のみでは短い工程で終わるが、前処理の工程においてニスや脱脂液、錆、酸化物、鉄を五つの工程で洗い流すという。 日東亜鉛株式会社のホームにも記載されている通り「鉄をサビから守り、明日への豊かな創造」という一言が印象に残る。実際に私たちの日常生活において道路や建築構造物、設備・装置、鉄塔、駐車場に使用されている。その中でも東京スカイツリーや火力発電所にも携わっており、この工場の丁寧さや普段の私たちの生活に関わる仕事を担う理由になると考える。 鉄という素材は私たちの身の回りであたりまえに使われており、鉄は酸化しやすい素材である。その酸化及びサビから守るためには亜鉛も必要不可欠であり、常に製品として亜鉛は安全安心のものを提供していかなければならない。そのために、このような会社において手間のかけた作業が必要になるのだと考える。
鳥飼行博と学生
神奈川県京浜工業地帯の中核にある川崎市川崎区の日東亜鉛川崎工場を見学した東海大学教養学部人間環境学科HKの鳥飼行博ゼミ。ゼミのテーマである環境平和学を深く学ぶために、国内外のフィールド調査を行っている。

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