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◆中国のビール・乳製品から持続可能な開発/食の安全を考える
1.【地球温暖化】【熱帯林減少】【生物多様性】【国際協力】【人口問題】を、現地調査も踏まえて研究してきました。
2.中国北京の2009年人口は1700万人、面積は1万6800平方キロ、域内生産(GDP)は1兆8650億元で、これは福建省(1兆863億元)より多い。
3.中国北京の燕京ビール工場三元食品工場を2003年2月に訪問調査した時の写真をもとにして、飲料製造業を解説します。
4.他の写真は、貴州省バイオマスエネルギー貴州省の農業福建省のお茶生産四川省チベット族のバイオマスを参照。

中国点描

Agriculture of China

 
 













中国北京の燕京啤酒工場

 Beer 

 
ビール運搬
中国の有名な燕京啤酒は、北京燕京啤酒股份有限公司Yanjing Beer Group)の製造工場(ビール工場)で作られる。ここでは、リターナブル瓶が使用され、ビール瓶を回収するケース・瓶置き場、洗浄施設などが工場敷地の半分近くを占めている。工場内の生産ラインの撮影は許されなかったが、これは日本での大規模工場見学にあっても、ほぼ例外なく当てはまる。
家
 北京燕京啤酒股份有限公司Yanjing Beer Group)のビール工場の倉庫の前にて。燕京ビールYanjing Beer)瓶の回収と洗浄作業をする。◆中国進出ポータル北京経済技術開発区によれば、2010年の北京市の市内総生産は約1兆3700億元(2080億ドル)であり、上海市に次いで中国本土第2位である。香港(2264億ドル)、シンガポール(2173億ドル)のGDPとほぼ等しい。

◆中国狩人北京経済技術開発区によれば、北京経済技術開発区(BDA)は、1992年に着工、1994年8月に北京市唯一の国家級の経済技術開発区として、国務院に批准された。1999年1月、国家級の経済技術開発区及び国家高度技術産業区として優遇されることになった。2002年上半期まで、北京经济技术开发区には、30の国と地区から1000社の投資があり、投資総額は40億ドルに達した。内訳は、三資企業(100%外資企業、合弁企業合作企業)による投資が四分の三を占める。平均投資額は1000万ドル以上で、三資企業の全国平均投資額の4倍近い。世界トップ500位以内の企業40社が開発区に進出。
家
 中国のアルコール飲料は、工場大量生産されているビール関連酒でも、啤酒(ビール)、パイナップルビール、果味啤酒(フルーツビール)、青稞(ハダカ麦)酒などいろいろある。また、中国ビールは、産地によってブランドもあり、地ビールも盛んに作られている。

北京経済技術開発区のような経済技術開発区は、対外開放の国策の中で、1984年、輸出振興と外資誘致を目的に設置された沿海工業地区であり、1979年に設置された深圳、珠海、汕頭、廈門(アモイ/シーメン)の経済特区经济特区:Special Economic Zone)に準じる税制上の優遇措置などが認められている。つまり、経済技術開発区内の外資系ハイテク企業には、所得税率15%、輸出総額が総生産額の7割を超える企業に対してはさらに10%ポイントの軽減が認められる。ハイテク産業関連の原材料や部品の輸入には、許可証が不要で、関連設備の輸入関税も非課税、製品の輸出も非課税となる。


北京燕京啤酒股份有限公司 地図で見る
北京燕京啤酒股份有限公司

The Yanjing Beer Group

 
家
 北京燕京啤酒股份有限公司Yanjing Beer Groupの2006年の燕京ビール生産量は, 3,530,800キロリットルで、世界十大ビールメーカの一つとなっている。北京燕京啤酒股份有限公司の売上額は 91.36億元, 収益・税支払額は 19.2億元に達し、純収益は4.18億元である。
 北京燕京啤酒股份有限公司Yanjing Beer Group)は、2006年までに、設備・通貨といった有形資産Tangible Assetが107億元、パテント、トレードマーク、特許などの無形資産Intangible assets が180億元ある。雇用総数は 2万3,500人で、総敷地面積 289万平方メートル。
  家
工場から燕京ビールYanjing Beer)の出荷。燕京ビール燕京啤酒)工場は見学者が訪れることはほとんどなく、見学用の準備もなされていなかった。しかし、快く現地調査に応じていただいた。
 北京は、工業都市だが、同時に1700万の人口を抱える大消費地。
旧市街は、旧城区と呼ばれ、東城区(繁華街の王府井、天壇などがある)、西城区がある。新市街は、新城区 で、朝陽区(北京商務中心区(CBD)や首都国際空港がある)、海淀区(北京大学、清華大学がある)、豊台区、石景山区である。
ビールトラック hspace=10
 北京燕京啤酒股份有限公司Yanjing Beer Groupのビール工場。燕京ビールYanjing Beer)瓶の運搬。

 ここ25年以上、世界一のビール生産量を誇る中国では、2010年4483万kℓ生産された。第二位はアメリカ合衆国、日本は第七位で、生産量は中国の1割強の585万kℓ。これは人口比でいえば決して少ない量ではない。 労働者ランチ
 北京燕京啤酒Yanjing Beer工場では、昼休みになると、男女別に昼食を受け取りに配膳室に向かう。

Yanjing Beer:燕京啤酒websiteには、次のように企業の紹介がなされている。
燕京ビール燕京啤酒)は、1993年設立で、現在の市場占有率は、北京のビールの85%、華北のビールの50%に達する大企業である。

The Yanjing Beer Group was established in 1993, but early in 1980 its brewery was founded. During the course of its development, the Yanjing Beer Group adheres to the business idea of “conducting ourselves lovingly, doing our work honestly, and undertaking our business creditably”. The Yanjing Beer Group has taken the road of development by inner expanded and rotating reproduction, with its practical strength raised due to annual technological renovation.

The Yanjing Beer Group promotes self-development through technological progress, establishes a national-level scientific research center, introduces professional talents, and grasps market opportunities by reliance on science and technology. Actively involved in the market, the Yanjing Beer Group takes the lead in setting up a consummate marketing network to meet the demand of market economy.

 At present, Yanjing beer covers a market share of more than 11% nationwide, including 50% of the market share in North China and 85% of the market share in Beijing. The Yanjing Beer Group actively completed the stock system reconstruction and pursued the transformation from product operation to both product and capital operation. In 1997, the Yanjing Beer Group was listed (went public) in the stock markets of both the mainland and Hong Kong. ビール労働者
右の建物は、労働者が。燕京ビールYanjing Beer)瓶の積み出しを行う倉庫。 北京燕京啤酒股份有限公司Yanjing Beer Group)は、カナダ、スペインなど欧米でも普及したブランドになっているが、日本では青岛啤酒股份有限公司Tsingtao Brewery Company Limited)の製造するドイツ風の青島ビール青岛啤酒)に隠れて、知名度が低い。ただい、中国でも小規模地元生産者(マイクロブルワリー)が地場ビールを製造するようになった。

アサヒビール>ニュースリリース2009年1月23日の「中国における青島啤酒股份有限公司の株式一部取得に関するお知らせ」によれば、アサヒビールは、Anheuser-Busch InBev SA(本社 ベルギー、CEO:chief executive officer Carlos Brito、以下、ABI)が保有する、青島啤酒股份有限公司(本社 中華人民共和国山東省、董事長 金志国、以下青島ビール)の株式の一部、約19.99%を取得することにABI と合意し、2009年1月23 日に契約調印した。
 アサヒビールは、青島ビールの株式(香港証券取引所上場株式:H 株)2億6157万7836 株、発行済株式の約19.99%について、2009年3月中を目処に取得する予定。本件取引における取得価額総額は、6億6,650万米ドル (約593 億円)となる予定。

北京の近郊野菜栽培

 Vgitables


農場
 北京近郊野菜栽培所。新鮮な野菜を食べさせる野菜館(餐厅・食堂)もあり、見学というより観光とグルメの場所となっている。
 このほか、環境や景観を保全した都市計画として基本農田保護区も設定されている。元来、中国政府は耕地の保護を基本国策としており、基本農田保護区を画定し、農業専用地として、非農業目的に転用を禁じている。これは、食糧の安全を確保する基盤整備ともいえる。

 張貴民(2006)「北京市における土地利用の空間的変化とその景観分析」(張・菊地 8) によれば、北京は「都市化のため、都市近郊では大量の良質な農. 地が都市的土地利用に転用された。この地域の農地の保護が重要になり、基本農田保護区として指定されている。北京市街地に近づくにつれて、農業的土地利用の中に野菜栽培が目立つように なった」という。
 王府井ヨーカ堂(北京銀座のワンフーチン・ヨーカ堂)は、「この商品は、低農薬栽培に特化している小湯山農園と. パートナーを組んで、北京近郊で"安全・安心な野菜栽培"に取り組ん. でいる農家を組織化。小湯山農園に野菜を集荷して、これをパッケー. ジングし、店舗で販売するというものです」と安全健康な高級野菜を売り込んでいる。 
北京の「三元」牛乳工場

Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd


バス停
牛乳工場まで行くバスのバス停留所。

工場正面
 北京三元食品股份有限公司Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)の牛乳工場の正面。他に誰も見学に来ていなかったが、快く受け入れてくれて、お土産の牛乳、乳製品もいただいた。
 ヨーロッパに比べると、乳製品、牛乳の一人当たり消費量は数十分の一の中国であるが、だからこそ高品質のブランド牛乳の市場拡大が見込めるとも考えられる。ヨーロッパ、ニュージーランド、アメリカの乳製品を扱う企業が、20世紀末から、続々と中国に進出している。
北京三元食品股份有限公司 地図で見る
「三元」牛乳の生産工程

Milk Factory


模型
中国北京にある北京三元食品股份有限公司Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)牛乳工場入り口にある工場模型。
三元牛乳パックは1本1ドルするので、国内メーカーの牛乳の3倍に達するが、健康増進を求める消費者、子供の発育を考える家族に支持されている。
To lure new customers, companies are now hawking everything from peach-mango milk drinks to aloe-flavored yogurt. Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd sells a "Gold Brand" milk that it touts as being from special cows whose milk contains a higher fat and protein content. At nine yuan ($1.08) for a small carton, it is about three times as expensive as most milk. Nestle markets milk drinks beefed up with calcium or iron, while others offer malted milk aimed at kids. Dairy companies are hiring newspaper boys to drop off milk with the daily paper or postmen to bring milk with the mail.

監視室
中国北京の「三元」牛乳工場入り口にあるビデオ監視室
2001年、アメリカのクラフトフーズ社(Kraft Foods)は、北京三元公司に北京クラフトフーズの株式85%を売却し、現地法人化した。これが三元食品(Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)で、アメリカ大企業が、中国北京に直接投資し、工場を設立し、経営を始めた。
 Got Milk? The New Craze In China Is Dairy Drinks KATHY CHEN / Wall Street Journal 28feb03に、次のような記事がある。
In 2001, Kraft Foods Inc. sold its 85% stake in Beijing Kraft Foods Co. to Beijing Sanyuan. Executives at Beijing Sanyuan said Beijing Kraft, which produced yogurt and UHT milk, lost money since its establishment in 1993. Arjun Gupta, a vice president for Kraft Foods International in Beijing, declined to comment on the venture's profitability. He says it was sold because the company wanted to concentrate on Nabisco-brand biscuits, Tang and other products. He adds: "Maybe sometime in the future, we'll get into cheese" in China. コントロ
中国北京三元牛乳工場の中央コントロール室。どのラインも清潔に保たれている。
Fellow dairy firm Kraft withdrew from Beijing's yogurt market and shifted its investment to some non-dairy products in 2002. Beijing Sanyuan Foods Co paid Kraft Beijing over US$9 million to buy back the 85 per cent stake held by the foreign company.
 北京三元食品股份有限公司の株価は、上证:2509.80-0.73%788.94亿元 深成:10591.66-1.01%720.55亿元 期指:2755.60-0.63% 恒指:19677.89-0.83% 道指:11983.20-0.51%
  北京三元食品股份有限公司2011年第三季度报告も一般公開されている。
「三元」牛乳の生産工程

 Milk Factory


乳製品ライン
 北京三元食品股份有限公司Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)の牛乳の真空パックテトラパックTetra Pak)の詰め込みライン。ここはパックに詰める第一段階。

伊利(伊利集団製牛乳) 500ミリ 2.85元
蒙牛純牛乳 250ミリ 2.1元
光明純鮮牛乳 500ミリ 3.5元
雀巣純牛乳(ネスレ)250ミリ 2.3元
sanyuan 巴氏純牛乳(三元食品)500ミリ 3.2元
巴氏純牛乳 長城版(三元食品)500ミリ 5.3元
普通版の脂肪分は3.2に対し、長城版は3.9。
出所)blog 2006年11月04日「北京の主要な牛乳を飲み比べてみた (17) 」
女子労働者
北京三元食品股份有限公司Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)の女子労働者。
2008年の北京オリンピックを機会に、健康増進、体育重視の傾向が強まり、乳製品、牛乳の評価が高まった。それに乗じて中国全土に牛乳販売が展開されるようになった。三元牛乳も、その一つである。
 Phoenix Television was quoted as saying Sanyuan Foods was chosen by Beijing Olympic Committee at the last minute as the sole supplier of milk and dairy products for both the 2008 Summer Olympics and the 2008 Summer Paralympics. The original supplier of dairy products to the 2008 Beijing Olympic was Yili Group, but Yili was dropped when its products failed quality tests. After Sanyuan Foods' products were cleared in the nationwide test for melamine, its share price surged 10 percent, a jump of 52% in 5 days. ライン
北京三元食品股份有限公司Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)の乳製品工場では、再利用可能なガラス製牛乳瓶は使用せず、使い捨て型ミルクカートン等のパック容器(Liquid packaging board)のみ。
三元牛乳は1本1ドルするので、国内メーカーの牛乳の3倍の価格であるが、高品質ということで、差別化し高所得者、健康志向の消費者に向けて販売されている。 「テトラパック」(Tetra Pak)は、1952年にスウェーデンのテトラパック社Tetra Pak)が生産を始めた飲料容器で、当初は正四面体の三角錐だった。Tetraは、テトラポットと同じく数字の4である。
生産ライン
 北京三元食品股份有限公司Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)の生産工程。牛乳を容器に詰める。
 三元牛乳パックは店頭販売だけでなく、日本の「カルシウムや鉄分などの不足しがちな栄養素の摂取なら明治の宅配」のようなCMで宅配サービスもされる。中国では日本以上に「牛乳」は体に良い,健康に欠かせないと考えられている。日本では,高タンパク,コレステロールが心配され,一見すると牛乳のよなミルク代用飲料(低脂肪乳やカルシウム重視の牛乳もどき)が流行しているのとは対照的である。
ライン詰める
中国北京三元牛乳工場。
 Kraft Foods China は、現在、パウダー飲料のa Maxwell、Maxim Coffeeなどを販売している。
クラフトフーズ社は、日本でも森永乳業と合弁し、「クラフト スライスチーズ(8枚入り)」など乳製品を販売している。ただし、2013年、日本クラフトフーズ社は、ガム、キャンディ事業とグローサリー&ライセンシング事業を行いナビスコ オレオ、リッツ、などのブランドも含め「モンデリーズ・ジャパン株式会社」となった。 大型機械
 北京三元食品股份有限公司Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)で牛乳を注ぎ込む機械。衛生的だが、日本では中国食品に対する報道は、低品質、安全性への疑問で埋まっている。総称として、「中国製品」は、粗悪品というイメージが広められているが、アメリカのクラフトフーズ社(Kraft Foods)の資本進出を契機に作られた。本来、食材、生産工程を吟味して個別に議論すべきところ、一部の「粗悪品」が中国食すべてに当てはまるというプロパガンダがなされているようだ。この背景には、中国食品に対するもっともな疑心暗鬼だけでなく、競争をしたら勝てないという恐怖心が見て取れる。
段ボール
 元は、日本にも進出しているアメリカのクラフトフーズ社(Kraft Foods)の合弁企業として設立された食品工場。北京三元食品股份有限公司Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)の生産最終ラインで,牛乳パックを段ボール箱に詰めて、運搬にまわす。乳牛も別の場所で飼育しているが,乳牛乳牛繁殖用のデンマーク種牛を高額で買い入れた 。  
北京市内

Beijing


王府井
北京の銀座ともいえる王府井。
王府井
北京銀座といえる王府井で子供が手にしているのは、北京三元食品股份有限公司Beijing Sanyuan Foods Co., Ltd)のテトラパックTetra Pak)の乳製品。

 テトラパックTetra Pak)は、使いしてワンウェー容器だが、テトラパックリサイクル便によって、リサイクル可能である。また、容器自体が軽量のため、輸送や配送にかかるエネルギーと経費を抑えることができる。
 ライフサイクルアセスメントLCA)の方法の計測方法よっては、リータナブルナ瓶リサイクル瓶)を使うよりも環境負荷は小さい。つまり、一定の前提の下でライフサイクルアセスメントLCA)をすると、重たいガラス製容器の移動・冷却・洗浄に必要なエネルギー、廃液・油など洗浄時に排出される汚染物質、回収できない瓶の多さを踏まえると、リサイクルするより「地球にやさしい」というのである。
王府井
北京銀座の王府井からバスで10分。田舎の一食3元-5元、地方都市の10元-20元と比べれば、30元-40元の食事は安くはない。しかし、王府井では80元-100元はかかる。食材や食の安全は、専門知識があっても、確かな情報を得ることは難しい。そこで、食の安全は「高価格」なら保証されるとみなしてしまう。価格を質のシグナルに見立ててしまうのである。先進国からのツーリストは、高価格なら高級食材で、おいしく、安全だとみなしているようだ。
福建省の食料生業

Laboure House



福建省の茶の葉を回転させ水分を搾りだした後で、布に葉を開ける。これから機械で布を固く絞る練り揉み重回転の作業に入る。回転揉みが終わったお茶の葉。この後は、布で縛ったお茶の塊を練り揉み重回転転揉みする。茶の塊を大きくし力を掛けゆっくり転がしながら機械で揉む。昔は、体重を掛けて人力で揉み込んだ。茶葉内部の水分が揉み出される。蒸れないように気を付ける。
まひ選別
お茶の選別作業。土楼の内側の中庭なので、雨も風も防ぐことができる。
 福建省土楼の自家労働によるお茶の選別作業。
 現代日本では「働く」という意味を、サラリーマンという外仕事の意味で使用している。この場合、老人は、労働力を提供しない「老齢従属人口」として、扶養対象として認識され、邪魔者扱いされてしまう。高齢者を「非労働」=退職者・失業の概念で理解しようとすれば、老人は社会保障の問題を引き起こす「厄介者」出しかない。厚生労働省や一部の学者の「高齢者への認識」は、「自家労働」を等閑視しており、開発途上国も含まれるグローバルな少子高齢化問題をも理解していない。

ダック福建省
福建省南靖県では家族規模での家禽飼育が盛ん。アヒル飼育場所は、土楼の外側にある。アヒル飼育場に、人が入るには板を外すが、作業中にアヒルが逃げないように、再び板をはめ込んでいる。福建省南靖県の泊まった土楼で。アヒルはマガモ捕らえて飼育しながら改良された家禽。中国では3000年前に家禽化されている。福建省南靖県ではたくさんの家庭で家禽を飼育して自家消費したり販売したりしている。
 日本のニワトリ飼育は、農家1世帯で数万羽以上を飼育する大規模工場的養鶏。また、「化製場等に関する法律(昭和23年7月12日法律第140号)」及び「化製場等の構造設備の基準等に関する条例(昭和59年7月20日東京都条例第85号)」により、指定する区域内で、一定数以上の動物を飼養又は収容する施設を設置したときは、動物の種類ごとに施設の許可が必要とされている。アヒルは50羽以上が対象となっている。
ダック捕まえ
福建省南靖県。2007年9月15日、広東省広州市番禺区新造鎮思賢村のアヒル飼育農家でH5N1亜型鳥インフルエンザ感染があったことが発表された。これは、中国だけでなく各国の家禽の安全性を見直すきっかけになった。広東省動物防疫監督総所によると、鳥インフルエンザで死んだアヒルは一度ワクチン接種を受けたという。

家禽類(ニワトリ, ウズラ, アヒル, ハト)の卵黄の一般化学成分並びにアミノ酸含量の測定した古賀克也ほか(1972)「家禽類と海亀の卵黄の一般成分およびアミノ酸について」によれば、
1)ニワトリ, ウズラ, アヒルの卵黄の乾物および脂肪の含量は鳥類間には差はほとんど認められない。卵黄の蛋白含量はニワトリが最も多く次でウズラ, アヒル, ハトの順である。
 2)卵黄に共通して多く含まれるアミノ酸はグルタミン酸, アスパラギン酸, リジン, アルギニン, ロイシンおよびセリンであり, とくにグルタミン酸の含量は著しく多い。これに反し含量の少ないアミノ酸はシスチン, メチオニン, トリプトフアン, グリシンおよびヒスチジンである。
3)アミノ酸の相対的割合についてみれば家禽類の卵黄間ではハトのリジン, ニワトリとウズラのセリン含量が他のものより多い.ニワトリのリジン, シスチンおよびメチオニンは他のものより少ない。
4)酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸のモル数の差はニワトリの卵黄が最大であり, 卵黄のProtein scoreはニワトリは89で最も低く他のものはほゞ100である。

福建省のお茶生産福建省の伝統的生活を見る。
大学

 University


大学での講義「開発経済学」「環境協力論」「環境政策I」「環境政策II」は、持続可能な開発を、開発途上国、地域コミュニティの視点も含めて、分析する授業です。俗説とは異なる議論も展開しています。

持続可能な農業、特に、アグロフォレストリー、柴刈り、森林適正管理、バイオマス利用について専門的に知りたい場合は、著作一覧(アジア途上国の開発と環境保全)紀伊國屋書店を参照してください。

『アジア地域コミュニティ経済学 フィリピンの棚田とローカルコモンズ』東海大学大学出版部、2015年刊行

『地域コミュニティの環境経済学−開発途上国の草の根民活論と持続可能な開発』(多賀出版2007年):少子高齢化・ジェンダー,再生可能エネルギー,熱帯林,廃棄物輸出を分析しました。

『社会開発と環境保全―開発途上国の地域コミュニティを対象とした人間環境論』(東海大学出版会2002年)と『CRUGE研究叢書 環境ネットワークの再構築 環境経済学の新展開』田中廣滋編(中央大学出版部2001年)は「草の根民活論」の嚆矢です。

『開発と環境の経済学―人間開発論の視点から』(東海大学出版会):「環境協力論」「開発経済学」「環境政策」のテキストで,難民,軍縮も扱っています。

『環境ネットワークの再構築−環境経済学の新展開』田中廣滋編(中央大学出版部)の一章を担当し、熱帯林減少の要因と森林保全の在り方を地域コミュニティを軸に論じています。

『地球環境政策』宇沢弘文・田中廣滋編著(中央大学出版部)の一章を担当し、南北格差を踏まえて、持続可能な開発に必要な環境政策を整理しました。

『ポスト福祉国家の総合政策−経済・福祉・環境への対応』丸尾直美編著(ミネルヴァ書房)の一章を担当し、熱帯林減少の要因と森林保全の在り方を地域コミュニティを軸に論じています。

『学習漫画 サリバン先生』(集英社2011年刊行)を監修し解説を書きました。アンの生い立ち、ヘレンケラーとのかかわりから、ノーマライゼーション提唱者としての先見性まで扱っています。

『写真ポスターから学ぶ戦争の百年−二十世紀初頭から現在』(青弓社2008年刊行)では、二十世紀の戦争を扱い大量破壊、大量殺戮からプロパガンダまで扱いました。

『写真ポスターから見るナチス宣伝術−ワイマール共和国からヒトラー第三帝国』(青弓社2011年刊行)では、暴力、テロによるナチ党政権奪取と戦争動員を解説しました。

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