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◆フィリピン早乙女による田植えカリンガ州早乙女
1.フィリピン共和国(30万平方キロ:日本の80%)の農村フィールド調査を踏まえて研究します。2010年のフィリピン共和国の人口は9900万人、GDP2000億ドルで、工業部門がGDPの30%以上を占めます。
2.フィリピンの1人当たりGDPは2,100ドルと日本の5%です。当室では、カリンガ州の2013年の調査をもとに早乙女(さおとめ)、すなわち田植えに従事する女性について解説します
3.2013年8月に実施したコルディリェラ行政地方カリンガ州でのフィールド調査の中から、山村の棚田における稲作に従事する農家、田植え労働者について写真解説します。

フィリピンカリンガ州

 Kalinga Province

 
 














コルディリェラ行政地方

Cordillera Administrative Region


ティンラヤン町ブツブツ
ルソン島北部のコルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町ブツブツ。コルディリェラ行政地方は、言語、文化の点でフィリピン独自の地位が認められている。地方政府として、独自の議会、条例が認められている。
Cordillera Administrative Regionの中心都市バギオ(Baguio)から、カリンガ州の州都タブクまで、国道で結ばれているが、山岳地では未舗装の部分が多い。 カリンガ州山村
フィリピン共和国コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ輯ティンラヤン町山村のブツブツ。コルディリェラ行政地方には、アブラ州/アパヤオ州/ベンゲット州/イフガオ州/カリンガ州/マウンテン州の6州がある。2010年人口センサスによると、CAR人口は1,616,867人。
山村棚田
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町山村のブツブツのたばこ畑。渓谷に湧水を引けるところには稲作用の棚田が広がっている。
チコ川渓谷上部に位置するある山村。この周辺の棚田で、田植えや小学校などについて、聞き取り調査を行った。
カリンガいもbutbut
ティンラヤン町の山の傾斜地には、たばこ、トウモロコシ、芋を栽培する傾斜地が広がっている。その間に、棚田が造成されている。 カリンガ田いもbutbut
ティンラヤン町ブツブツの傾斜地で芋を栽培する。

フィリピン、コーディリエラ地方の先住民カリンガについてによれば、次のようにある。
【歴史】
1565 年から300 年以上にわたるスペインの支配で、低地部のほとんどがその影響を受けたフィリピンだが、標高1500m級の山々が連なるこの地方は1898 年にアメリカが支配権を奪うまで、外国からの影響をほとんど受けることがなかった。だから、低地に比べると先住民文化が比較的残っている。とはいえ、こうして生き残った文化もグローバリゼーションの波には呑み込まれつつあるのだが。ちなみに、アメリカが入ってきたころに子供だった、今のお年寄りたちは、1987 年に公用語として定められたフィリピン語よりも英語のほうが上手である。この地方の人々は通常、部族語、イロカノ語、英語、フィリピン語の4言語を使い分ける。実はこの地方は日本とのつながりが強い。戦前には、多くの日本人が、道路を作るなどの肉体労働従事者として、戦時中は敵軍としてこの地方にやってきた。「マレーの虎」と言われた山下奉文将軍が最後降伏したのはこの地方の中心地バギオで、現在もなお、その山下将軍が隠したとされる大量の財宝「山下財宝」の伝説はこの地方で生きている。

フィリピンのカリンガ州の地図
ティンラヤン町の棚田

Rice Terrace of Tinglayan

ブツブツ
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町ブツブツ。チコ川の流れる渓谷に沿って、いたるところに棚田が広がっている。コルディリェラ行政地方は、2011年3月以来、田植え時期と収穫時期、年に二回フィールド調査を行っている。
 日本の「棚田オーナー制度」は、棚田を活かして、都市住民の参加により、地域の農地を守ってゆく仕組み。具体的には、
|楼茲糧麈晴箸簔楼莖綾嗣韻オーナーに登録
棚田の一定区画の水田を割り当て
オーナーから棚田会費を徴収
ぜ穫物をオーナーに手渡す
カリンガ州山村
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町ブツブツの棚田。右の黄緑の稲の苗が密集している箇所が「苗代(なわしろ)」。これは、籾から発芽した稲が芽が集まっている。ここから、苗をとって、移し替えるのが田植え。
日本では、稲の種をまいて苗を育てる苗代(苗床)は使わなくなった。田植えが機械化されたため、プラスチック製の育苗箱が用いられる。 カリンガ州山村の棚田
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町の山村には、世界遺産に匹敵する棚田が広がっている。
 フィリピン、コーディリエラ地方の先住民カリンガについてによれば、次のようにある。
【土地・地理】
コーディリエラ地方はルソン島北部にある山岳地帯である。標高1500m級の山々が連なっ ている。アパヤオ州、マウンテンプロビンス州、カリンガ州、イフガオ州、ベンゲット州、アブラ州の6 州からなり、イスネグ族、ボントック族、カリンガ族、イフガオ族、カンカナイ族、イバロイ族などの先住民(総称「イゴロット」)が生活している。かつては、山の側面に作った棚田でカラバオ(水牛)を使った米作りをし、畑で野菜を育て、また家で鶏や豚を飼育するという、ほぼ自給自足に近い生活を行っていたが、貨幣経済の導入や電気、道路、携帯電話の普及で、生活は大きく変わり始めている。従来のままでは生活できないため、都市や海外への出稼ぎが増え、またそれを夢見る若者も増えた。

棚田の田植え

 Transplanting at Rice Terraces

 
ティンラヤン町ブツブツ
カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの棚田における田植え。早乙女が、雇われて、あるいは労働交換で田植えをする。早乙女(さおとめ)が田植えをする棚田は、泥を捏ねて、石垣で囲んで造成したもの。2012年3月撮影。 ブツブツ水田3
早乙女(早乙女)による棚田への田植え。棚田の持ち主のこの妻が、村の住民に声をかけて、田植えに雇った。
田植カリンガ州ティンラヤン町山村の早乙女(さおとめ)が、棚田田植えをする。

フィリピン、コーディリエラ地方の先住民カリンガについてによれば、次のようにある。
【衣装・装飾】
コーディリエラ地方の人々がそれぞれの部族ごとに持つ伝統衣装は、男性はふんどし、女 性は上着と巻きスカートの組み合わせだが、デザインは多岐にわたっている。以前は普段 着にも用いていたそうだが、現在はイベントなど限られた時だけ身につける。普段の人々 の服装は洋装である。装飾品としては、かぶりものやネックレス、イヤリングなどがある が、材料として用いられているのは、EDAYA の製品でも使用しているFertility sign、蛇 の骨、また鳥の羽根、カラバオ(水牛)の角などである。 カリンガ州で特徴的なのは、刺青と貝である。刺青に関しては、装飾としてはもちろんの こと、地位が高い女性がその地位を示すため、腕などの見える場所に施した。貝は、はじ め、低地の人々との物々交換によってもたらされたといわれる。カリンガ族女性の伝統衣 装のスカート(タピスという)の装飾やイヤリングとして用いられている。

ブツブツの棚田

 Transplanting of Butbut


カリンガ州棚田
フィリピン共和国コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))には、アブラ州/アパヤオ州/ベンゲット州/イフガオ州/カリンガ州/マウンテン州の6州がある。2010年人口センサスによると、CAR人口は1,616,867人。
カリンガ州棚田
コルディリェラ行政地方カリンガ州チコ川渓谷上部に位置するある山村。この周辺の棚田で、田植えや小学校などについて、聞き取り調査を行った。
カリンガ州棚田
フィリピンの小学校(Elementary school:2012年まで)は、Grade 1〜6の6年制。中学校はなく、高等学校(High school)は、1st Year、2nd Year、3rd Year、4th Yearの4年制。

カリンガ州田植え
ルソン島北部のコルディリェラ行政地方コルディリェラ行政地方は、言語、文化の点でフィリピン独自の地位が認められている。地方政府として、独自の議会、条例が認められている。
カリンガ田植えbutbut
Cordillera Administrative Regionの中心都市バギオ(Baguio)から、カリンガ州の州都タブクまで、国道で結ばれているが、山岳地では未舗装の部分が多い。 カリンガ州早乙女
コルディリェラのカリンガ州、標高800〜1000メートルの棚田早乙女(さおとめ)田植えは、早乙女(さおとめ)が担っている。たとえば、大三島町(瀬戸内海)大山祗(おおやまずみ)神社では旧暦9月9日に神田(しんでん)で、早乙女役の少女が、神の使いとして稲の穂先だけを刈りとる「ぬき穂祭り」をする。この稲穂を神に供え収穫を感謝をするのである。 カリンガ州
コルディリェラ行政地方カリンガ州ルプルパの棚田における田植え前の代掻き。手作業による代掻き(枕地ならし)、早乙女による手植えの田植えは、日本の農村にあって、現在では行われず、機械化されている。
田植
コルディリェラカリンガ州ティンラヤン町のルプルパ棚田における枕地ならし(代掻き)。

 京都府京丹波町下山尾長野地区でも、八坂神社(京都市東山区)の神饌(しんせん)田では、長野地区の氏子ら8人が早乙女(さおとめ)となり、すげがさと紅白の着物に身を包んだ。そして「御田祭」で早乙女が田植えをする。五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭りだが、下山の稲は祇園祭の神輿(みこし)に取り付けられ、わらは神社本殿を飾るしめ縄に使われる。これを見に大勢の地元住民や観光客らが訪れる。 ティンラヤン町ブツブツ
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町の棚田で、村の早乙女(さおとめ)田植えに従事する苗を運搬する。苗床から苗をとって集める作業を稲取という。2013年3月撮影。
 田植えを終えた後には獅子舞や和太鼓の演奏もあり、にぎやかに田植え田植え労働の8割は女性が供給しているので、男性による田植えは多くはない。標高800メートル。
ティンラヤン町ブツブツ
コルディリェラカリンガ州山村棚田田植えをする苗を運ぶ。2012年3月撮影。
早乙女(さおとめ)

Ladies of Butbut

 
ティンラヤン町ブツブツ
カリンガ州ルプルパ棚田苗代(ナワシロ)から稲束を抜き取って、地ならしの終わった棚田に早乙女(さおとめ)田植え苗代(ナワシロ)とは、稲の種をまいて発芽させ若い苗を育てる水田で、機械化された田植えが一般的な日本では、苗代はなくなり、育苗箱が用いられる。2012年3月撮影。
ブツブツ田植え
カリンガ州ティンラヤン町では早乙女(さおとめ)棚田では、苗代(ナワシロ)で発芽させた若い稲を移植する田植えをする。

田植えには、次のようにある。
 五月になると、男は麦を刈ったあとの田んぼを鋤ですいて、水をあてて馬鍬で代を荒がきをする。鋤でくら返し、馬鍬で代をかき、えぶりでならす。稲定規に合れせて縄を張って、苗が植えられるように準備する。そして田植えがはじまる。
 田植には、朝はようから植える朝田、日中植えるおおあがり、夕方にかかるまごと三ありあった。一日一人が一量(二畝ぐらい)植えていた。はつめえな人は三量植えていたそうだ。一反歩(十畝、およそ干平方メートル)のたんぼに、五人の早乙女さんが入る。苗は一反歩で、百五十束ぐらい植える。苗束をくばるのに下手に投げると、苗の先の方から田んぼに落ちて先が折れる。上手に投げれば根が下になって落ち、早乙女さんによい婿さんがくるといわれていた。
 中休みには、たんころというて、むすびが蕗の葉に包まれて出るんじゃ。田植えがすむと、しろみて(泥おとし)というて、一日中仕事をせずごちそうをたべて、労をねぎらっとった。(引用終わり)
ティンラヤン町ブツブツ
カリンガ州ティンラヤン町では早乙女(さおとめ)棚田苗代(ナワシロ)(籾を撒いて苗を育てる水田)から田植えをする稲を抜いて、田植えをする棚田に運搬する。
ティンラヤン町ブツブツ
カリンガ州山村の棚田の田植えは、早乙女に日当を支払う雇用労働に依拠している。
くぼたのたんぼ:田植えには、次のようにある。
 田んぼの準備が完了し、苗の長さが15cm位になったらいよいよ田植えです。田植えの前日の夕方、あるいは当日の朝早くから苗取りを行い、束ねた苗を田んぼに運びます。
昔は、乱雑植えでしたが、明治30年代に正条植えが取り入れられました。代掻きをして平らにした田に縄を張ったり、型枠を転がして目印を付け、整然と植えます。株の間隔が揃い、稲にむらなく日があたり、風通しもよくなり、除草作業の能率も上がって収量が増えました。
田植えは主に女性の仕事で、田植えをする女性は早乙女(さおとめ)と呼ばれていました。男性が苗を運んで田んぼに目印を付けたあと、早乙女たちが苗籠を腰に付けて田植えをします。苗は3、4本ずつ取って、真っ直ぐに植えます。腰をかがめてばかりの、つらい作業でした。昭和40年代から田植機が普及したことにより、手作業での田植えも少なくなり、早乙女たちの姿もあまり見られなくなりました。(引用終わり) ブツブツ
カリンガ州ティンラヤン町の棚田で、早乙女(さおとめ)田植え。 あぜ道は、田植えの稲束や収穫を持って帰る歩道として使われる。稲作中心だが、トウモロコシ、イモ、豆、野菜など多種類の農産物が生産されている。2012年3月撮影。
ティンラヤン町ブツブツ
カリンガ州ティンラヤン町ブツブツの棚田田植え。トラクターは、渓谷沿いのルプルパには2台あったが、山村にはない。山村では多数の住民が苗代(ナワシロ)(籾を撒いて苗を育てる水田)から稲を移植する早乙女(さおとめ)としおて、生計を立てている。
鳥取県西伯郡伯耆町丸山211の「田植稲刈り体験(春夏秋に主催:田植え/稲刈り/収穫祭)」は田植え/10時〜14時、稲刈り/10時〜15時 のイベントである。
カリンガ州
フィリピンのコルディリェラ行政地方 カリンガ州のカリンガ族の早乙女(さおとめ)女性。伝統的装いで着飾るのは、祭礼やイベントの時だけ。
日本の北海道でも「早乙女(さおとめ)姿12人 黄金の稲収穫 東川の水田で抜穂祭」と、祭りの時に早乙女が登場する。
棚田
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州棚田の苗代の周囲で早乙女(さおとめ)による田植え
コルディリェラ行政地方はルソン島山岳地域で海に面していない内陸地である。

苗取り(なえとり)

Butbut,Kalinga

   

代掻き
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町ルプルパの棚田の苗代(左)。田植え前に、地表を平坦化する「枕地ならし」あるいは「代掻き」の作業を行う。

田植えの変遷には、次のようにある。
代かきを終えるといよいよ田植えである。昔の田植えは、今と違って水苗代で作った苗なので、5月中に田植えをするのは無理、6月中旬頃であった。カゴで苗を運ぶ若者、型枠を回して型をつける人、上手に田植えをする早乙女たち、それこそ猫の手も借りたい忙しさがしばらく続く。農村に活気がみなぎる季節である。
苗取り作業…苗代で育てた苗を抜き取って、稲ワラで束ねる。
田植え作業…代かきされた田面に植形をつけ田植えをする。田植えは女性の仕事で共同作業である。耕地整理前は、植形を使わないで、後ろに下がりながら植えた。
田植えのころ…男の人が型枠を回して型をつけたあと、早乙女たちは苗かごを腰につけ田植えする。一年のうちで最も忙しいときで、子供たちも手伝いにだされる。仕事の間には、ひと休みして世間話に話がはずむ。
田植えの風景…苗を投げるのは子供の仕事だった。それを受けて早乙女たちが田植えをする。 稲苗取り1
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町ブツブツの棚田で、早乙女(さおとめ)田植えをする稲の苗束を苗代(なわしろ)(苗床ともいう)から抜いて持ってきた。この苗床(なえどこ)から稲の苗を抜いて束ねる作業を、苗取り(なえとり)と呼ぶ。
稲苗取り2
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町ブツブツ山村棚田における早乙女(さおとめ)が、苗取り(なえとり)によって集めた苗(なえ)を田植えをする棚田に運搬する。
現代日本では、稲の種子撒き苗(なえ)を育てる苗代(苗床)は、小規模な家族用水田を除いて、ほとんど見られなくなった。田植え機に装着しやすいように、稚苗用育苗箱が多用されている。これは、底に穴を空けて水はけを良くした、プラスチック製の浅い苗箱で、1箱2000円弱。
棚田苗取り
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))のカリンガ州ティンラヤン町ブツブツの早乙女(さおとめ)による苗取り作業。苗取り作業とは、田植え前に苗代で育てた苗を抜き取って、稲ワラで束ねること。これを田植えをする棚田に運ぶ。

9人の早乙女

 Nine Ladies Working Together


苗取り
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町ブスカラン、標高900メートルの棚田で、1日雇われた早乙女(さおとめ) 苗取り
田植え。左下の桶(洗面器)には、苗取り作業をした苗(なえ)が浮かべてある。苗代で育てた苗を田んぼに運び、植えるのが田植えの作業。 棚田稲ちぎり
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))ティンラヤン町の棚田早乙女(さおとめ) 棚田稲ちぎり
田植えをする稲束の高さを、穂先を手で引きちぎって揃える。 田植雇い主
フィリピン・コルディリェーラの棚田群における早乙女(さおとめ)による田植え
田植えの変遷には、次のようにある。
長い間、農民の夢であった田植機が導入されたのは昭和42年ころ。30アール区画の県営圃場整備が始まったのが昭和39年、圃場整備の進展と農業の機械化は、農家を重労働から解放する大きな効果をもたらした。  

 昭和40年頃から長辺100m、短辺30mの30aの区画整理が始まった。そして、昭和42年ころ、長い間、農民はもちろん、農業関係者の夢であった田植機が秋田に登場した。重労働からの解放と生産性の飛躍的な向上は、農民たちの熱意と土地改良技術の飛躍的な進歩によって成し遂げられた。

現代日本では、乗用田植機での田植え作業が不通になった。わすが数十年で、これほどの劇的な変化を遂げるとは誰も予想できなかったのではないか、と思うほどである。(引用終わり) 帽子田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村の棚田における早乙女(さおとめ)

帽子田植え
カリンガ州山村の棚田の田植えは、日当で雇われた早乙女の雇用労働に依存している。
秋田経済新聞「渋谷ギャルら女性ばかり25人、秋田で田植え作業−春の大潟村に黄色い声」2009年05月24日には、次のようにある。 
ギャルが農業を行う「ノギャル」プロジェクトを実行する元ギャル社長・藤田志穂さんの呼びかけで集まった女性25人が5月23日、秋田県大潟村で「あきたこまち」の田植え作業を行った。

 田植え作業に若い女性ばかり25人、指導員も楽しそう
 若い女性が積極的に農業に携わることで、日本の農業を活性化させることなどが目的の同プロジェクト。今月上旬、藤田さんが大潟村で行う田植えの参加者をブログで募集したところ、全国から約50人の応募が集まった。抽選で選ばれた東京や名古屋のほか地元秋田の高校生を含む10〜20代の女性ばかり20人が、藤田さんらギャルモデル5人と共に当日の作業に加わった。(引用終わり) 独身田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村の棚田における早乙女(さおとめ)田植え
  独身田植え
 日本では「厳島神社(洲本市本町4丁目)の稲刈り神事が16日、洲本市上物部の水田で開かれた。米の収穫に感謝する神事のあと、早乙女姿の女児や地元の子どもたちが田に入り、鎌を使って稲刈りを体験した。神社の奉仕団体「厳島神社青年奉賛会」が主催する恒例の行事で、神社では約30年前から市内の水田を神田として… 」とある。 帽子田植
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村の早乙女(さおとめ)棚田田植え迷彩田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村棚田における田植えをする早乙女(さおとめ)たちは日頃の知り合い、ご近所ばかりで、仲がいい。

早乙女の裾を下して羞ぢらへり (山口誓子)
田植え
カリンガ州山村棚田における早乙女(さおとめ)田植え苗代(苗床)(籾を撒いて苗を育てる小規模な水田)から稲を大きな水田に移植する。標高1100メートル。 お婆さん田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州標高1000メートル、早乙女(さおとめ)棚田での田植え。2013年3月撮影。日本の田植えは、田植え機を使用するし、GPS付田植えロボットすらある資本集約的、エネルギー集約的な作業。棚田も観光資源化されつつある。 お婆さん
カリンガ州ティンラヤン町早乙女(さおとめ)苗代(苗床)(籾を撒いて苗を育てる小規模な水田)から稲を大きな水田に移植する田植えが行われている棚田。標高1000メートル。
赤田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町の早乙女(さおとめ)棚田田植えをする。標高1000メートル。 田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村に広がる棚田早乙女(さおとめ)が泥だらけになって田植えをする。2012年3月撮影。 
田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ロコンの棚田で、早乙女(さおとめ)苗代(苗床)(籾を撒いて苗を育てる小規模な水田)から稲を大きな水田に移植する田植えをする。標高1100メートル。 青田田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村の棚田早乙女(さおとめ)。田植えの合間の昼食もとる。標高1000メートル。
みどり田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村、早乙女(さおとめ)棚田で田植え。みんなで昼食をとる。2012年3月撮影。
みどり田植え
カリンガ州山村棚田における早乙女(さおとめ)田植え。標高1000メートル。 3人
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州棚田での田植えを終えるのは、夕方17時ごろ。2012年3月撮影。

田植えの仕方

How to transplant

ブツブツ
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州の棚田で、早乙女(さおとめ)たちは苗代(苗床)(籾を撒いて苗を育てる小規模な水田)から稲を大きな水田に移植する田植えをする。
ブツブツ
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR)) カリンガ州ティンラヤン町山村の棚田で、早乙女(さおとめ)が田植えをする。
  ブツブツ
コルディリェラ行政地方カリンガ州山村の棚田で、早乙女(さおとめ)が田植え。
ブツブツ1
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR)) チコ川の流れる大渓谷の上部の棚田で、早乙女(さおとめ)が田植えをする。2012年3月撮影。
ティンラヤン町ブツブツ
カリンガ州山村の棚田では、早乙女が雇用労働力としてに日当で雇われ、田植えをする。
 フィリピンの初等教育(Elementary school:2012年まで)は、Grade 1〜6の6年制。
中等教育(High school)は、1st Year、2nd Year、3rd Year、4th Yearの4年制。
2013年3月の田植え

Butbut, Cordillera Administrative Region

 
カリンガ
フィリピン共和国カリンガ州、山村の棚田での早乙女による田植えは、過半が日当制の賃金労働で賄われている。 ブツブツ田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR)) カリンガ州ブツブツの棚田早乙女(さおとめ)の田植えがこの標高1100メートルの棚田で行われていた。
田植え
カリンガ州ティンラヤン町山村標高1000メートルの棚田早乙女(さおとめ)のいる棚田。
田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町棚田で、早乙女(さおとめ)の田植え。標高1000メートル。
田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村の棚田における早乙女(さおとめ)が昼食を摂る。標高1000メートル。

風流の初やおくの田植うた (松尾芭蕉)

ティンラヤン町ブツブツ
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村の棚田、早乙女(さおとめ)が田植えの中休みで食事をする。 田植え
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村標高1000メートル、早乙女(さおとめ)による棚田の田植え。

五月乙女にしかた望まんしのぶ摺   (芭蕉 )

田植え
カリンガ州山村の棚田における、早乙女(さおとめ)の田植え。

かつしかや早乙女がちの渉し舟  (一茶)
カリンガ
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村、早乙女(さおとめ)による棚田の田植え。2012年3月撮影。

離別れたる身を踏み込んで田うゑかな (与謝蕪村)
ティンラヤン町ブツブツ
コルディリェラ行政地方 カリンガ州、早乙女(さおとめ)が日当で雇われて、棚田の田植えに従事する。

勿体なや昼寝して聞く田植唄 (小林一茶)
山村のイモ畑

Cordillera Administrative Region


棚田の上にある水の得られない傾斜地ではイモが栽培されている。
カリンガ芋
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))方カリンガ州山村Butubutで、カモテを栽培する。 カリンガイモ
水が得られる場所には、石を並べて石垣を作り、その上に泥・土を敷いて、棚田が作られているが、そうでない傾斜地にもイモ、豆、タバコが栽培されている。ユネスコの文房具を届けよう活動の対象とはなっていないが、韓国のキリスト教会の援助がおこなわれている。
ブツブツいも
チコ川の流れる大渓谷の上部、ティンラヤン町ブツブツの棚田で、早乙女(さおとめ)が田植えをする。周囲の傾斜地で、水供給ができない場所は、イモ(カモテ)の畑になっている。2012年3月撮影。チコ川上流には、世界遺産のバナウェ・ライステラスがあるが、そこの棚田は泥の土手で階段状に作り、石垣がない。
芋ほり
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村ブツブツ早乙女(さおとめ)の調査の時は、傾斜地でイモの採取も行っていた。 2012年3月撮影。 ブツブツいも
コルディリェラ行政地方カリンガ州山村ブツブツのイモ掘り。 ブツブツいも
コルディリェラ行政地方カリンガ州山村ブツブツのイモ掘り。カリンガ族の入れ墨を腕に施している。 ブツブツいも
コルディリェラ行政地方カリンガ州山村ブツブツのイモの採取。 芋ほり
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの傾斜地で栽培したイモを掘るブツブツの女性。
芋ほり
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの傾斜地で栽培したイモを掘るブツブツの女性。
芋ほり
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの傾斜地で栽培したイモを掘るブツブツの女性。
芋ほり
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの傾斜地で栽培したイモを掘るブツブツの女性。年配の女性は伝統的な入れ墨をしている。
芋ほり
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの傾斜地で栽培したイモ。
芋ほり
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの傾斜地で栽培したイモ。
芋ほり
カリンガ州ティンラヤン町山村の傾斜地で栽培したイモを掘るブツブツの女性。
山村のタバコ栽培

Cordillera Administrative Region



ティンラヤン町たばこ
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの傾斜地で栽培されているタバコ。
ティンラヤン町たばこ
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの傾斜地で栽培されているタバコ。 ティンラヤン町たばこ
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町山村ブツブツの傾斜地で栽培されているタバコ。
ティンラヤン町たばこ
カリンガ州ティンラヤン町の傾斜地で栽培されているタバコ。
生物多様性の利用

Shells


カリンガ貝集め
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州ティンラヤン町では、水田にカラス貝(キアン)が生息していて、食用になる。田植えをしながら、手や足に触った感覚で、会を集め、水田に浮かべた桶に入れる。水田脇の水路で、体についた泥を落としたり、食器を洗ったりする。2012年3月撮影。
カラス貝
カリンガ州山村の棚田で田植えをしながら採集されたカラス貝(キアン)で食用となる。このほか、養殖池では、食用淡水魚テラピアなどの養殖もおこなわれている。2012年3月撮影。
カリンガ
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州早乙女(さおとめ)は、田植えをしながら、食用となる二枚貝(カラス貝:キアン)を採取し、田植えをする稲束を置く洗面器に集めている。2012年3月撮影。

田植女の手にひらひらと鮒あたり (高野素十)
稲刈り・収穫

 Cordillera Administrative Region



刈取り
コルディリェラ行政地方カリンガ州ティンラヤン町ポブラシイオンで稲刈り。2012年8月撮影。
ダナナオ刈取り
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村ダナナオで稲刈り。2013年8月撮影。
ダナナオ刈取り鳥飼行博
コルディリェラ行政地方カリンガ州山村ダナナオで稲刈り。2013年8月撮影。
ダナナオ刈取り
コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))カリンガ州山村で稲束運び。2013年8月撮影。
東海大学教養学部

 Tokai University


鳥飼 
フィリピン共和国ルソン島北部コルディリェラ行政地方での、田植え作業を手伝いながらの聞き取り調査。

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