鳥飼ゼミ外国研修 Our Field Survey
東海大学鳥飼ゼミ大阪研修 Tokai University 2013
大阪市西成区 で、この安ホテル 玄関に集合した東海大学 教養学部の鳥飼ゼミ の学生たち。鳥飼ゼミでは、大阪府大阪市西成区 で、この安価な宿泊施設 (1泊1500円以下)に連泊して、ホームレス・日雇い労働者 などに聞き取りを行った。チェックインが10:00と早いので、朝、宿に荷物を置いてから調査に出ることもできる。部屋は、3畳、テレビ・冷蔵庫付、風呂共用。
東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程 の鳥飼ゼミでは開発と環境の経済学 がテーマである。そこで、?貧困解消、?人間開発 、?環境問題への対応、を研究しているが、持続可能な世界を構築するために、企業の社会的責任 にも目を向けている。
東海大学教養学部 の鳥飼行博ゼミ 男女学生は、大阪府大阪市西成区 萩之茶屋の1泊1500円以下の宿泊所に泊まった。近くには、西成区(あいりん地区) 釜ヶ崎で寝泊まりできる場所として有名なここ三角公園 (萩之茶屋南公園)がある。
宿泊した大阪市 西成区のホテルから、浪速区新世界 に食事に出た鳥飼行博ゼミのメンバー。西成区釜ヶ崎のあいりん労働福祉センター(公共職業安定所) 、「あいりんハローワーク
」(日雇労働者専門)の前で、就業待機者、求職者、失業者、市民に聞き取り調査をした。
大阪研修の宿泊場所には、大阪府 大阪市西成区 の安宿。ここには生活保護を受けている生活困窮者 ・日雇い労働者 なども長期滞在している。鳥飼ゼミ大阪研修では、ホームレスなど生活困窮者・日雇い労働者 に職業安定所前や三角公園などで聞き取り調査を行った。
◆人間環境学科鳥飼行博ゼミでは、国内研修・フィールド調査として、大阪府大阪市 西成区の安い宿泊所に連泊し、ホームレス・日雇い労働者 に聞き取りし、西成区釜ヶ崎の庶民的な下町、そこと対照的な住之江区のアジア太平洋トレードセンター株式会社(ATC) 、浪速区 の新世界・中央区の道頓堀を訪問した。
大阪府大阪市住之江区南港北の地図
大阪市住之江区 Suminoe-ku Osaka 2013
大阪府大阪市 の西成区 の宿泊したホテルから、住之江区の大阪南港 に到着。鳥飼行博 ゼミは、アジア太平洋トレードセンターの11階にある大阪環境産業振興センター (おおさかATCグリーンエコプラザ)、ATCエイジレスセンター を訪問した。次に、同じくATC 11階にあるエイジレスセンターで介護保険サービス について学んだ。
大阪府大阪市住之江区 にあるアジア太平洋トレードセンター は、臨海地で大阪南港の真ん前にある巨大な商業・文化施設。
鳥飼行博ゼミ では、大阪府大阪市 住之江区 の大阪港アジア太平洋トレードセンター を訪問。このすぐ前にある大阪南港コスモフェリーターミナル (大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC.ITM棟 2F.2-D-6)には、株式会社フェリーさんふらわあ の船便(1万総トン)がある。大阪南港コスモフェリーターミナル(ATCのりば)から別府観光港 まで、日〜木は19:05発 翌朝 06:55着、金・土は19:55 発 翌朝 07:45着。
大阪府住之江区 の大阪港アジア太平洋トレードセンター
ITM(インターナショナルトレードマート )には、大型アウトレットモール 「マーレ」をはじめ、家具・インテリア、住宅機器、福祉機器、環境機器、ファッション、ホビーなどの店舗やショールーム、オフィスが並ぶ。タウンアウトレットマーレには、ファッション雑貨、靴、スポーツ関連など幅広い商品を取り扱う店舗が約30店。従来のアウトレットにない30代から40代、子供向け商品も取り扱っている。
大阪府住之江区 の観光地大阪港アジア太平洋トレードセンター を訪問した鳥飼行博ゼミ 。
浪速区ジャンジャン横丁 ・新世界 は、観光地として有名になり地元民・住民 よりも、外部からの流入者する観光客 (大阪市民も含む)のほうが目立つが、庶民的な飲食やエンターテイメント などが並ぶ裏通りもある庶民的な町である。しかし、新しい埋め立て地 にはより巨大なモールが整備されている。それが、大阪アジア太平洋トレードセンター で、大型商店・飲食店が入居しているので、昔ながらの裏通りというものはない。
大阪府大阪市 住之江区 、コスモスクエア地区
の大阪港アジア太平洋トレードセンター の目の前は大阪南港が広がる。鳥飼行博ゼミ は、ATCビル11階にある公的施設おおさかグレーンエコプラザ 、ATCエイジレスセンター の二施設を見学し、専門家のお話を伺った。
ATCエイジレスセンター ATC Ageless Center
大阪市 コスモスクエア地区 ATCエイジレスセンターに出店しているアロン化成株式会社 (東京都港区西新橋2丁目8番6号住友不動産日比谷ビル8階)が販売する家具調トイレ 。介護保険サービス を利用して購入あるいはレンタル可能な家具調トイレ セレクト はねあげ(トランスファータイプ) は、幅54×奥行58×高さ72〜84cm、重量(標準便座)18.8kgから(暖房・快適脱臭 )20.5kg 、バケツ容量は10リットル、材質は(構造部材)天然木[ラバーウッド]、(表面加工)ウレタン樹脂塗装、 (座面・背もたれクッション)ウレタンフォーム・合成皮革 。<標準便座>価格 66,500 円 (税込69,825 円)、 <暖房便座 >価格 80,000 円 (税込84,000 円)、<暖房・快適脱臭>価格 108,000 円 (税込113,400 円) 。
大阪市 住之江区アジア太平洋トレードセンター 11階、ATCエイジレスセンター にあるアロン化成行動憲章 (2004 年5月1日制定)
1.〔使命〕私たちは、快適な生活環境作りに貢献する、社会的に有用で安全な製品、サービスを開発、提供する。
2.〔規範の遵守〕私たちは、国内外の法令及びその精神、社内規程を遵守し、基本的人権を尊重する。私たちは、政治、行政とは正常かつ健全な関係を保ち、公正、透明、自由な競争を行う。 3.〔コミュニケーション 〕私たちは、株主はもとより、広く社会とのコミュニケーションを行い、企業情報を適時適切に開示する。
4.〔反社会的勢力 との対決〕私たちは、市民社会の秩序や安全に脅威を与えるいかなる反社会的勢力、団体とは断固として対決する。
5.〔社会貢献 〕私たちは、地域社会を尊重し、良き企業市民として社会に貢献する。
6.〔海外での活動〕私たちは、海外においては、その文化、慣習を尊重し、現地の発展に貢献する。
7.〔環境との調和〕私たちは、社会全体が持続的に発展するため、環境問題に自主的、積極的に取り組む。
8.〔企業環境〕私たちは、安全で働きやすい環境を確保するとともに、個人の人格、個性を尊重する。
9.〔企業倫理 の徹底〕経営者は、本憲章の精神の実現が自らの役割であることを認識し、率先垂範の上、全社に周知徹底する。また、社内外の声を常時把握し、意志疎通を深め、実効ある社内体制整備を行うとともに、企業倫理の徹底を図る。
10.〔問題解決〕本憲章に反する事態が発生したときには、経営者自らが問題解決にあたる姿勢を内外に表明し、その事実関係を明確にし原因の究明と再発の防止に努める。また、社会への迅速かつ的確な情報公開と説明責任を遂行し、社会にも十分理解される形で事態の解決を図り、権限と責任を明確にした上で、自らを含めて厳正な処分を行う。
大阪市 住之江区アジア太平洋トレードセンター (大阪市住之江区南港北2-1-10)11階、ATCエイジレスセンター展示場のアロン化成株式会社 の折りたたみシャワーベンチ は、幅51×奥行46×高さ64〜74cm、重量約5kg 、材質: (座部・背もたれ)ウレタンフォーム・PEポリエチレン 、(ひじ掛け)PP ポリプロピレン 、価格 24,000 円 (税込25,200 円) 。
1950年設立アロン化成株式会社 ARONKASEI CO., LTD. (東京都港区西新橋2丁目8番6号 住友不動産日比谷ビル8階 )は、福祉用具・福祉機器の製造および販売ならびにリース・レンタル業およびリース・レンタル業に付帯する業務、 在宅介護 サービス・施設介護保険サービス ・介護支援事業に係わる人材の教育・育成・訓練ならびにそれらに関する受託・委託を行っている。
大阪市 住之江区コスモスクエア地区 のATCエイジレスセンター は「日本最大規模で展開する健康・福祉・介護関連の常設展示場です。展示場としてだけでなく、さまざまなイベントやセミナーを随時実施」。介護保険 を利用してニーズに合った福祉商品を購入あるいはレンタルすることができるが、その事前情報を入手するにも役に立つ。
大阪府 大阪市住之江区 のコスモスクエア地区 にあるATCエイジレスセンター には介護用ベッド など、高齢者福祉に有用な器具、介護保険サービス の展示があり、専門家の解説が受けられる。フランスベッド では、介護用ベッドが展示してある。これらは介護保険 を利用して購入・レンタルできる。
ATCエイジレスセンター は、元気な高齢者のための卓球、囲碁、カラオケ、健康マージャンなどの教室を開催している。看護学校 の団体見学、福祉用具専門相談員 の実技講習会場としても利用されているという。
ATCエイジレスセンターの
フランスベッド が展示している介護用ベッド や、チェアサイクル。フランスベッド では、65歳以上で寝たきり や認知症 などで常に介護を必要とする状態(要介護状態 )常時の介護までは必要ないが身支度など日常生活に支援が必要な状態(要支援状態 )になった場合に、介護保険サービス のを利用し、福祉用具専門相談員 が、利用者に適した商品選びを手伝っている。40歳からは、初老期の認知症、脳血管疾患 など老化が原因とされる以下の病気(特定疾病)により要介護状態や要支援状態になった場合に、介護保険サービス が受けられる。
大阪府 住之江区アジア太平洋トレードセンター 11階ATCエイジレスセンター は、コスモスクエア地区 の中心にある。隣接して福祉や介護保険サービス をテーマとしたATCエイジレスセンター があるほか、デザイン振興プラザ 、ソフト産業プラザ、輸入住宅促進センター といった環境関連産業 の育成・振興をはかる拠点も整備されている。企業をはじめ、多くの大阪市民、自治体関係者から、市民・消費者まで。共に環境問題を考え、環境保全活動をすることが求められる。
エイジレスセンター出展企業 Social Business Initiative
大阪府住之江区アジア太平洋トレードセンター 11階ATCエイジレスセンター にある株式会社ミクニ の高齢者・障害者向け福祉商品
入浴介護リフト「マイティエイド80」 の展示。これらは介護保険法 に基づく介護保険サービス によってレンタル することもできる。
手前はアロン化成株式会社 が販売する高齢者・障害者向け家具調トイレ 。
介護保険サービス を活用可能な家具調トイレ セレクト はねあげ(トランスファータイプ) は、幅54×奥行58×高さ72〜84cm、重量(標準便座)18.8kgから(暖房・快適脱臭)20.5kg 、バケツ容量は10リットル、材質は(構造部材)天然木[ラバーウッド]、(表面加工)ウレタン樹脂塗装 、 (座面・背もたれクッション)ウレタンフォーム・合成皮革。<標準便座>価格 66,500 円 (税込69,825 円)、 <暖房便座 >価格 80,000 円 (税込84,000 円)、<暖房・快適脱臭>価格 108,000 円 (税込113,400 円) 。
1950年設立アロン化成株式会社 ARONKASEI CO., LTD. (東京都港区西新橋2丁目8番6号 住友不動産日比谷ビル8階 )は、介護保険法 に基づく福祉用具・福祉機器の製造および販売ならびにリース・レンタル業およびリース・レンタル業に付帯する業務、 在宅介護サービス・施設介護サービス・介護支援事業に係わる人材の教育・育成・訓練ならびにそれらに関する受託・委託を行っている。
大阪市 コスモスクエア地区 ATCエイジレスセンターに出店している株式会社ミクニ の高齢者・障害者向け「マイティエイド80 」は介護保険サービス によってレンタル することも可能。昇降ストローク:800mm、最大吊り重量:80kg(水圧2kg/平方センチメートル時)、最小必要水道圧:2kg/平方センチメートル。価格42万円。家庭で1人の人の介護で安全で楽に入浴できるよう考えた介護リフトで、リフトの上下動は水道の水圧を利用、アームは多関節構造で脱衣所から、洗い場、浴槽まで幅広い自在な移動が可能。このリフトは介護保険法 のレンタル対象で、簡単な取付で利用でき、ユニットバスでも対応可能という。
株式会社サンクフル ハート (滋賀県長浜市高月町落川194-1)は高齢者・障害者 向け「ほっと座キャリー 」を展示している。リクライニング では背もたれだけが傾く分、前ずれを起こしてしまう。そこで、それを回避するため『ティルト』を採用した。ティルト は、背もたれと座面が同時に傾く構造であり、座面が傾くことで前ずれを起こすことを抑制できる。
大阪府 住之江区アジア太平洋トレードセンター 11階、ATCエイジレスセンターにある株式会社サンクフル ハート の介護保険サービス利用福祉用具 。これらは介護保険 を利用して購入・レンタルできる。
大阪府 大阪市住之江区コスモスクエア地区ATCエイジレスセンター に展示中の高齢者・障害者 向けエコバイク (電動バイク )の実物。 株式会社サンクフル ハート は、?ウォーキング用ストック 関連商品の開発、製造、販売、?簡易浴槽 関連商品の開発・製造・販売、?介護保険法 に基づく指定事業 (福祉用具・ケアマネ介護支援専門員 )を業務内容としている。
車椅子の試乗体験 Wheelchair Experience
大阪府大阪市コスモスクエア地区ATCエイジレスセンター における車椅子試乗体験。これらは介護保険 を利用して購入・レンタル できる。
◆介護保険 など社会保障制度が整ったことで、福祉ビジネス が興隆し、2011年の福祉機器・用具などの福祉商品の市場規模 は1兆2000億円、福祉商品に施設・サービスを加えた福祉関連の市場規模 は23兆6000億円ほどに成長していある。訪問介護(ホームヘルプサービス )、通所介護(デイサービス )、短期入所介護(ショートステイ )、福祉用具貸与、特別養護老人ホーム 、有料老人ホーム 、ケアハウス など介護ビジネス は、日本標準産業分類854「老人福祉・介護事業」に相当する。ATC11階のエイジレスセンターは、福祉ビジネス を宣伝している。このエイジレスセンターを訪問するのは、人数の上では、小中高校生・短期大学・大学の学生が中心で、観光客や企業マン・大学教授は少ない。
大阪府大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者 向け車椅子 (Wheelchair )。これらは介護保険 を利用して購入・レンタル できる。
大阪市住之江区ATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者 向けの車椅子 (Wheelchair )。これらは介護保険 を利用して購入・レンタル できる。
◆エイジレスとは、いかなる年齢であっても不自由なく自立した生活ができる状況をさす。他方、内閣府は65歳以上の高齢者を対象に、次の二項目で市民を応募し喧伝に使おうと計画している。
?エイジレス・ライフ実践者:「高齢期を新しい価値観で生き生きと生活している」「地域住民のリーダーやコーディネーター的な役割を発揮し、生き生きと生活している」など「広く全国に紹介することがふさわしいと認められるもの」 ?社会参加活動として、「積極的な活動を通じ、社会とのかかわりを持ち、生き生きと充実した生活を送っている。原則として構成員の数が10名以上で、かつ、65歳以上の方が中心となって構成されているグループ等」 ◆本来のエイジレスとは、年齢にかかわらない、老いも若きもまじりあったユニバーサルな活動も、自立的な一人での行動もあり、多様である。地元の小学校での語り・読み聞かせ、自治会への参加など高齢者は活躍している。他方、内閣府の「エイジレスライフ」は、高齢者グループの若作りプロパガンダによって、健康な老人を増やして社会保障経費・医療補填費用の節約を企図としているようだ。
大阪市住之江区ATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者 向けの車椅子 (Wheelchair )
パシフィックサプライ株式会社 (大阪府大東市御領1-12-1)の車椅子マイラXR1.911 は、「優れた走行性と軽い操作力の車椅子」で、「リジッド(固定)フレームならではの駆動効率の良さと、フォールディング (折りたたみ)フレームのような折りたたみ時のコンパクトさの両方を兼ね備えた車椅子」「乗っている方の身体を覆わないデザインで、車椅子に座っていることを忘れさせてくれる」「折りたたみサイズが小さいので、毎日の仕事使いだけでなく、週末のお出かけや、旅行のお供にも」とある。そして、前座高・後座高を変更できるようにして、シート角度・背角度を調整するというシーティング機能 も備えている。車軸位置調整も可能なため、エイジレスに最適な位置を確保可能、色も豊富である。
大阪府大阪市 住之江区 のATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者 向けの車椅子 (Wheelchair )を見る鳥飼ゼミの学生 たち。
大阪府大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター展示の高齢者・障害者 向け車椅子 (Wheelchair )に試乗する鳥飼行博ゼミ の学生。これらは介護保険 を利用して購入・レンタル できる。
ボーイスカウト大阪第142団カブ隊活動報告 に、大阪府大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター における高齢者・障害者 向け車椅子(Wheelchair )試乗体験のことが出ている。
大阪府大阪市 住之江区
自動ウインカー機能とハザード機能を装備した、高齢者・障害者向けののトヨタ電動カートエブリデーAT08L に試乗。トヨタ電動カートエブリデーAT08L やスズキ セニアカー は、自動車ではなく道路交通法の歩行者なので無免許で野外・道路を走行できる。ただしスズキ セニアカー (タウンカートTC1A、ET4D、ET4E、ET3C、ET4A、ET4C) またはスズキ モーターチェア に標準品以外のオプション品を取り付けることで車体が規定の寸法を超える場合、道路交通法施行規則に合致しないため、歩行者とみなさなくなる。
おおさかATCグリーンエコプラザ には、高齢者・障害者向けの車椅子搭載可能なエコカー があり、そこで専門家からお話を伺った。2年に一度開催される2013年第43回東京モーターショー でも華やかさを競うだけでなく、車椅子搭載可能なエコカー など福祉車両の未来像を髣髴とさせる出展もあった。
大阪府大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者 向け車椅子 (Wheelchair )を見る鳥飼行博ゼミ学生 。
大阪市ATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者 用の車椅子 (Wheelchair )。これらの車椅子は介護保険 を利用して購入・レンタル できる。
車椅子試乗体験コーナー
Easy Rider wheelchair biking
大阪府大阪市 住之江区コスモスクエア地区ATCエイジレスセンター の高齢者・障害者 向け車椅子 (Wheelchair )の実物。西成区(あいりん地区) 釜ヶ崎でも車椅子に乗った人を押している人がいた。
大阪府大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者 の車椅子 (Wheelchair )に試乗する鳥飼行博ゼミ の学生。
◆車椅子に試乗すると、段差や凹凸、ドア、曲がり角などバリアフリー していない場所では、思いのほか操作が難しいことが分かる。ボランティア も大切だが、とてもそれだけでバリアフリーの問題は解決できない。外出しての買い物、公共交通機関の利用、余暇・観光などユニバーサルデザイン が求められる。そして、そのためには、公的資金負担が不可欠で、それを市民が認めなければならない。
大阪府大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示中の高齢者・障害者 向け車椅子 (Wheelchair )。これらの車椅子は介護保険 を利用して購入・レンタル できる。
ピップケアウェル安心株式会社 の高齢者・障害者 向けにレンタル(貸与)が適用される福祉用具
(1)車いす :・標準型車いす(自走用)、普通型電動車いす、介助用車いす (手押し型)
(2)車いす付属品 :・クッション付きパット、電動補助装置、テーブル、ブレーキで車いすと一体的に使用されるもの。
(3)特殊寝台 :サイドレールが取り付けてあるもの、または取り付けることが可能なものであって、次のいずれかの機能を有するもの。 ・背部、もしくは脚部の傾斜角度を調整する機能を有するもの。・床板の高さが適度、もしくは無段階で調整する機能を有するもの。
(4)特殊寝台付属品 :・サイドレール、マットレス、ベッド用手すり、テーブルで、特殊寝台と一体的に使用されるもの。
(5)褥そう予防用具 :次のいずれかに該当するもの。 ・エアマットと送風装置からなるエアパッド。・水などによって減圧による体圧分散効果をもつウォーターベッド
など。
(6)体位変換器 :次のいずれかに該当するもの。 ・空気パッドなどを身体の下に挿入することにより、体位を容易に変換できるもの。(体位の保持のみを目的とするものを除く。)
(7)手すり :・取り付けに際し工事を伴わないものに限る。
(8)スロープ :・段差解消のためのものであって、取り付けに際し工事を伴わないものに限る。
(9)歩行器 :・二輪、三輪、四輪のものであって、身体の前および左右を囲む取っ手などを有するもの。・四脚を有するものにあっては、上肢で保持して移動させることが可能なもの。
(10)歩行補助杖 :・松葉づえ、カナディアン・クラッチ、ロフストランド・クラッチ、プラットフォーム・クラッチおよび多点杖に限る。
(11)痴呆性老人徘徊感知機器 :・要介護者が屋外へ出ようとしたときなど、センサーにより感知し、家族および隣人などへ通報するもの。
(12)移動用リフト :(吊り具部分を除く)・床走行式、固定式、または据え付け式で、かつ身体をつり上げ、または体重を支える構造を有するものであり、自力で移動が困難な者の寝台と車いす間との間などの移動を補助する機能を有するもの。住宅改造を伴うものを除く。
大阪市住之江区ATCエイジレスセンター (大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10 ITM棟11階)の車椅子試乗体験 コーナー(Wheelchair Trial Ride Experience )。「2013年9月18日(水)〜20日(金)開催「第40回 国際福祉機器展H.C.R2013 」は毎年10万人を越える来場者があり、国内最大の福祉機器展であるという。ヤマハ発動機ブースでは広い試乗コーナーを設け電動アシストユニット 『JWX-2』など電動車いすの試乗体験 ができる。
大阪市住之江区ATCエイジレスセンター の車椅子試乗体験コーナー で高齢者・障害者 向けの車椅子を試す鳥飼行博ゼミ学生たち。
ATCエイジレスセンター の車椅子試乗体験 には「夏休み自由研究にぴったり!ATCエイジレスセンターでは、夏休み特別企画として、車いすの試乗と高齢者擬似体験イベント を開催! やがて超高齢化社会を迎える日本。高齢者や身体の不自由な人がどのような不自由を日頃感じているかを体験し、体験感想文を書く。(対象:小学3年生〜6年生)」とある。
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者向け車椅子試乗体験 をする東海大学教養学部鳥飼行博ゼミの学生。これらの車椅子は介護保険 を利用して購入・レンタル できるできる。
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター の日・タイ・ラオスの中高生によるバリアフリーフォーラム2003 in大阪 「心を結ぶこわれた車いす 」ではこれまで,「廃棄車いすのリサイクル活動 を実施してきた学校やこれから始めよう考えられる学校と,同じ活動を実施しようと計画しているタイ,ラオスの学校との国際交流の良いチャンスとなれば,と考えております。今年は,タイの学校が5校,ラオスの学校が1校,日本から12月に贈る未修理の廃棄車いす を自国で修理し,日本から贈る再生車いす を合わせて,各国の障害者へ贈る計画です。来日予定は,この活動に関わっているメンバーで,タイの障害者団体 3名,ハイスクール4校から14人(校長先生4人,教諭2人,生徒8人),ラオスの障害者団体 1人,ハイスクール1校から2人(校長1人,生徒1人)合計20人です。また,来春には,タイへのスタディーツアーを実施する予定です」とある。
「ビジネスマッチングフェア2014」 は、2014年1月24日(金)ATCエイジレスセンター で開催。健康・福祉・介護関連「ビジネスマッチング フェア2014」は、 ?ビジネス支援講演会
?福祉・介護関連 新製品開発補助金(助成金)についての相談会 がある。そして、健康・福祉・介護関連の自社の製品・サービスを提供するサプライ企業 と、販路を持つデマンド企業との取引の拡大を推進する目的がある。商談会のほか、健康・福祉関連業界におけるビジネスマッチング 成功の秘訣がわかる講演会、助成金を活用しての製品開発相談会、企業間の情報交換や親睦を図る交流会も併せて開催。
大阪市住之江区ATCエイジレスセンター で解説を読む鳥飼行博ゼミ学生たち。松原市立天美小学校 の4年生の皆さんも車いす体験をする前、フロアスタッフの説明を熱心に聞いた。
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示されている高齢者・障害者 向けの車椅子 。ここを訪れると、より広い視野で福祉分野の仕事にあたる為の技術と知識を増やす事と「福祉住環境コーディネーター 」に必要な知識を強化する事ができる。
大阪市 住之江区西女子短期大学HOME>ATCエイジレスセンター見学 には、「エイジレスセンターとバリアフリー 展の見学」【介護福祉コース 学外授業】の記事がある。「平成24年4月21日(土) 介護福祉コースの2年生は、生活支援技術?の学外授業で、ATCエイジレスセンター (年齢やハンディに関係なく、誰もが豊かな人生を送るために開発された各種の製品やサービスを展示する、日本最大規模の常設展示場)とバリアフリー 展(インテックス大阪)を見学に行きました。
バリアフリー 展は、高齢者と障がい者 の快適な生活を提供する総合福祉展です。
福祉といっても、車いすや車両などの移動手段・食事に関するものやおむつ など日常生活を支えるもの・住宅環境を整えるもの・ロボットスーツ など幅広い展示がされており、会場は多くの見学者の熱気に包まれていました。説明を受けながら展示物を直接手に取ったり、実際に体験をしたりすることで多くの気づきや学びを得ることができました。一日中歩き、普段の運動不足を痛感しましたが、バリアフリー について理解を深めることができて充実した一日でした」
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター で高齢者・障害者 向けの車椅子体験 をする鳥飼行博ゼミ 学生たち。大阪城南女子短期大学 「人間福祉学科2回生がゼミナールの授業にて バリアフリー研修 に行ってきました★行き先は、ATCエイジレスセンターとetsuレストランぴかぴか(新しい)ATCエイジレスセンター では介護に関する機器や用品を展示しており、スタッフさんが丁寧に説明をして下さいました(^^)ひらめき。擬似体験や電動車椅子試乗 などの体験もさせていただきましたムード。研修も終わり 、etsuレストランで昼食レストラン。すべてにカロリーが書いています(゜゜) exclamation。低カロリーバイキング なので気にせずに、いーっぱい食べることができました(*゜▽゜*)「また友達と来たい〜!」など皆とても満足そうでした手(チョキ)手(チョキ)」
癒し系セラピー・ロボット Therapeutic Robot Baby Animal
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター の高齢者・障害者 向けの癒し系アザラシ型ロボット「パロ」 には、ストレスを和らげる、身体のリハビリテーション に役立つ、といった“アニマル・セラピー ”効果がある。そこで、本物の動物を飼うことが難しい状況の人々のために発明されたのが、タテゴトアザラシ の赤ちゃんをモデルにした癒し系ロボット「 パロ 」である。触覚・視覚・聴覚などを携えた人工知能 を装備し、自律的に行動できる。なでたり話しかけたりすると喜んだり甘えたりする。 セラピー・ロボット は、バーンアウト (燃え尽き症候群 )要素を抱える介護者や看護師のストレスの低減に役立つという。
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター ATCエイジレスセンター の癒し系アザラシ型ロボット「パロ」
大和ハウス工業:東日本大震災の被災地 には、次のようにある。
パロ (1台35万円)を東日本大震災の被災地 の高齢者や子どもたちに…という支援活動は、東北3県の大和ハウスの営業担当者 の思いからはじまった。東日本大震災の避難所 での高齢者の方々の窮屈な生活にふれ、「もっと我々にできることはないだろうか。パロ で癒しを提供するというのはどうだろう?」と。そうして取りかかったのがパロの“出前”だった。 各避難所にパロ を持参し、パロとふれあってもらう。するとたちまち表情が豊かに変化していった。子どもたちにもパロは大人気だった。パロを通じてお年寄り と子どもたちが交わる場が生まれ、さらに「あーちゃん」とか「しろちゃん」とか、それぞれ自分のお気に入りの名前で呼ぶようになる。パロ の周りにはたくさんの笑顔ができた。
しかしその日限りでは、せっかく慣れ親しんだパロとすぐお別れになってしまう。「もっと継続的に提供できる仕組み」を検討した末に、「50体のパロ を2年間無償で貸与する」という支援をすることに決定。貸与先は被災地の高齢者福祉介護施設 や仮設住宅内 のサポートセンターなどで、岩手県では行政が窓口になって導入施設を決める。宮城、福島の両県については大和ハウス の営業担当者がコーディネートしている。(引用終わり)
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター が買い取り設置した独立行政法人 知能システム・産業技術総合研究所 は経済産業省 のベンチャー企業の創設・育成を支援するベンチャー開発戦略研究センター においてセラピー・ロボット パロの事業化が採択され、パロ の意匠・特許など知的財産の実施権が知能システム・産業技術総合研究所 にライセンスさた。セラピー・ロボット パロの最新型第8世代 は、医療・福祉施設向けの販売を敬老の日 2004年9月20日から開始。
2004年9月17日、世界一の癒し効果 、アザラシ型ロボット「パロ」 、いよいよ実用化の出展商品の説明には、次のようにある。「アザラシ型メンタルコミットロボット パロ」は産業技術総合研究所 の調査により国内・国外数カ所の医療・福祉機関などで、うつの低減などのセラピー効果 を 持つことが多面的に実証されています。心理的効果はアンケート調査やうつ状態の評価などの主観評価により、生理的効果は尿 中の2種類のホルモン測定 によっ て、社会的効果は被験者のコミュニケーション量評価 などによって実証されています。また介護者の心労低減効果も確認されています。」
センサ: ユビキタス触覚センサ 、ひげセンサ、ステレオ光センサ、マイクロフォン(音声認識、3D音源方位同定)、温度センサ(体温制御)、姿勢センサ
静穏型アクチュエータ : まぶた2つ、上体の上下・左右、前足用2つ、後ろ足用1つ
バッテリー: 充電式ニッケル水素電池 、1.5時間稼動(満充電時)、充 電 器: おしゃぶり型
行動生成:様々な刺激に対する反応、朝・昼・夜のリズム、気分にあたる内部状態の3つの要素から、生き物らしい行動を生成。新しい名前を学習したり、なでられると気持ちが良いという価値観から、なでられた行動が出やすくなる学習をおこなったりし、飼い主の好みに近づいていく。
株)知能システム・産業技術総合研究所 (富山県南砺市城端4316-1 南砺市起業家支援センターJEC 3階)が開発した癒し系ロボット・パロ 。
◆セラピーロボット は、最新技術の応用ということで、福祉ビジネスで注目されている。「パロ」は健康な学生たちにも大人気のおもちゃである。けれども、その医療効果については、音楽療法や芸術療法 と同じく十分な検証ができているようには見えない。誰にでも面白さ、心の感動があることが、病人や高齢者に効果があることを意味するとしたら、抗酸化のポリフェノール、記憶力・思考力を高めるテオブロミンを含むチョコレート でも、DHAとEPA(オメガ3系脂肪酸サプリメント)を含む青魚 でも、健康増進に役立つ。子供たちは、将棋でもPCブラウザゲーム でも、知能発育 、数学的思考能力・機械操作能力の向上の効果がある、このように主張する大学教授 や専門家がいる。彼らがなぜそのような主張をメディアや論文で広く公開できたのか、したのか、理由は察しがつく。部分的には決して間違いではない論拠を述べて、都合のいいデータを示しただけである。科学的根拠を持ち出すには、問題点の指摘、批判的検討 が不可欠である。
福祉商品の展示
Products for Seniors & Disabled
大阪府 大阪市住之江区のATCエイジレスセンター の高齢者・障害者 向けの福祉用具展示 。
大阪府 大阪市住之江区おおさかATCグリーンエコプラザ 正面にあるATCエイジレスセンター のリハビリテーション用スポーツ器具
大阪府 大阪市住之江区ATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者 向けのテニス遊戯具
大阪府 大阪市住之江区ATCエイジレスセンター 展示の高齢者・障害者 向けの福祉商品 を見る鳥飼行博ゼミ。
大阪府 大阪市住之江区ATCエイジレスセンター 展示されているユニバーサルデザイン爪切り 。この介護保険 を利用して購入できる「らくらく台付爪切 (つめきり)」は、ウカイ利器で3,990円。
大阪府 大阪市住之江区ATCエイジレスセンター 展示されている高齢者・障害者 向けの福祉商品 。これらは介護保険 を利用して購入・レンタルできる。
大阪府 大阪市住之江区ATCエイジレスセンター で販売されている高齢者・障害者 向けの福祉商品 のトレーニング用ゴムひも を試す鳥飼行博 ゼミの学生。
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター には、高齢者・障害者 向けの福祉商品 として車いす仕様の福祉車両 もある。
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示されている高齢者・障害者 向けの福祉商品 。これらは介護保険 を利用して購入・レンタル できる。
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示されている高齢者・障害者 向けの福祉ドア 。
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示されている高齢者・障害者 向けの障害者用PCキーボ−ド 。これらは介護保険 を利用して購入・レンタル できる。
大阪市 住之江区ATCエイジレスセンター 展示されている高齢者・障害者 向けの障害者用PCキーボ−ド 。
◆福祉用具 の普及が難しいのは、顧客が分散していたり、低所得者だったりしていて、需要が低迷し、ユニバーサルデザイン を意識した設計・開発をしても、その開発費用が回収できないことである。ユニバーサルデザイン の福祉商品を増やすべきであると主張するだけでなく、そのための開発資金を、企業、行政、要介護者 (490万人)、市民のどこがどのように負担・分担すべきかを論じる必要がある。ユニバーサルデザイン の普及には、技術以上に資金、市場が制約となっている。
ATCエイジレスセンター Torikai University
大阪府大阪市住之江区 のコスモスクエア地区 のアジア太平洋トレードセンター 11階ATCエイジレスセンター には、介護保険 を利用して購入・レンタルできる福祉用具 が展示されている。
大阪府大阪市 コスモスクエア地区のATCエイジレスセンター には、介護保険 を利用して購入・レンタルできる福祉用具 が展示されている。この同じ階におおさかATCグリーンエコプラザ がある。
東海大学教養学部 Torikai University
大阪府 大阪市コスモスクエア地区 、アジア太平洋トレードセンター 11階ATCエイジレスセンターを見学、専門家スタッフのお話を伺った鳥飼行博ゼミ 。 38万円の癒し系ロボット「パロ」を試したり、車椅子を試乗したりもした。「開発経済学 」のテーマと、福祉・介護・社会保障は関連性が強い。
鳥飼行博写真館 へのご訪問ありがとうございます。この写真館の写真を引用、掲載することは個人情報の保護 に抵触いたしますので、お控えいただきますようお願いいたします。ご意見,ご質問をお寄せ下さる時には,ご氏名,ご所属,ご連絡先を明記してくださいますようお願い申し上げます。
連絡先:
torikai@tokai-u.jp
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1東海大学教養学部 人間環境学科 社会環境課程
鳥飼 行博 TORIKAI Yukihiro Department of Human Development,Toka University 4-1-1 Kitakaname, Hiratuka,Kanagawa, Japan 259-1292
◆当鳥飼研究室 サイトの写真は、鳥飼行博が撮影した個人写真です。写真は、ダウンロード自由ですが、【個人情報保護】 のために、写真を被撮影者に無断でwebsite、Twitter(ツイッター)Facebookに掲載、公開することは控えてください。
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◆ATC Ageless Center Osaka what is located on the eleventh floor of the Asia & Pacific Trade Center in Osaka. ATC Ageless Center seeks to achieve a better society through the promotion of social care business and meets the universal designe, which include a commitment to make a good faith effort to resolve any consumer complaints.
The hospitable staff showed and explained actual nursing-care equipments for us, it is so helpfull for our studies.
◆大学での講義「開発経済学」「環境協力論」「環境政策?」「環境政策?」は、持続可能な開発を、開発途上国、地域コミュニティの視点も含めて、分析する授業です。俗説とは異なる議論も展開しています。
持続可能な開発、特に、熱帯林減少、森林適正管理、バイオマスエネルギーについて専門的に知りたい場合は次の著作を参考にしてください。
『アジア地域コミュニティ経済学ーフィリピンの棚田とローカルコモンズ』東海大学出版部、405ページ、2015年刊行
『地域コミュニティの環境経済学−開発途上国の草の根民活論と持続可能な開発』 (多賀出版2007年):少子高齢化・ジェンダー,再生可能エネルギー,熱帯林,廃棄物輸出を分析しました。
『社会開発と環境保全―開発途上国の地域コミュニティを対象とした人間環境論』 (東海大学出版会2002年)と『CRUGE研究叢書 環境ネットワークの再構築 環境経済学の新展開』田中廣滋編 (中央大学出版部2001年)は「草の根民活論」の嚆矢です。
『開発と環境の経済学―人間開発論の視点から』 (東海大学出版会):「環境協力論」「開発経済学」「環境政策」のテキストで,難民,軍縮も扱っています。
『環境ネットワークの再構築−環境経済学の新展開』 田中廣滋編(中央大学出版部)の一章を担当し、熱帯林減少の要因と森林保全の在り方を地域コミュニティを軸に論じています。
『地球環境政策』 宇沢弘文・田中廣滋編著(中央大学出版部)の一章を担当し、南北格差を踏まえて、持続可能な開発に必要な環境政策を整理しました。
『ポスト福祉国家の総合政策−経済・福祉・環境への対応』 丸尾直美編著(ミネルヴァ書房)の一章を担当し、熱帯林減少の要因と森林保全の在り方を地域コミュニティを軸に論じています。
学習まんが 世界の伝記NEXT『ヘレン・ケラー:世界に希望の光をあたえた奇跡の人』 (集英社)を監修しました。
『学習漫画 サリバン先生』 (集英社2011年刊行)を監修し解説を書きました。アンの生い立ち、ヘレンケラーとのかかわりから、ノーマライゼーション提唱者としての先見性まで扱っています。
『写真ポスターから学ぶ戦争の百年−二十世紀初頭から現在』 (青弓社2008年刊行)では、二十世紀の戦争を扱い大量破壊、大量殺戮からプロパガンダまで扱いました。
『写真ポスターから見るナチス宣伝術−ワイマール共和国からヒトラー第三帝国』 (青弓社2011年刊行)では、暴力、テロによるナチ党政権奪取と戦争動員を解説しました。
◆開発途上国では、年配者でも地域コミュニティ では、家事労働と農作業という就労についている。他方、現代日本では「働く」という意味を、サラリーマンという外仕事の意味で使用し、老人は、労働力を提供しない「老齢従属人口 」として、扶養対象(従属人口) として認識されている。高齢者を「狭い範囲の労働」の概念で理解しようとすれば、老人は社会保障の問題 を引き起こす「厄介者 」となる。
◆ホームレスの自立の支援等に関する基本方針 (法第8条、平成15年7月31日、厚生労働省、国土交通省告示第1号)では、「ホームレスとなるに至った要因 としては、主として?就労する意欲はあるが仕事がなく失業状態 にあること、?医療や福祉等の援護が必要なこと、?社会生活を拒否していることの3つがあり、これらが複雑に重なりあってホームレス問題が発生していると考えられており、こうした中、最近の経済情勢の悪化、家族や地域の住民相互のつながりの希薄化、ホームレスに対する社会的な排除等が背景となって、ホームレス問題が顕在化してきたと指摘されており、こうした要因や背景を踏まえた総合的かつきめ細かなホームレス対策を講ずる必要がある」としている。
◆大阪ホームレス就業支援センター
(あいあいサポートセンター) は、「お仕事をお探しの皆さまへ」で次のように述べている。 就労支援の対象者は、府域4ヶ所にある自立支援センター で就労自立を目指している入所者、あいりん地域の日雇労働者で、NPO釜ケ崎支援機構 に登録している方、住居喪失不安定就労者(いわゆるネットカフェ難民 )の方でOSAKAチャレンジネット に登録して、安定した就労による生活の確立を求めて就職活動をしている人です。多くの方が就職支援セミナーや技能講習を受けています。
◆鳥飼行博ゼミ 。 大阪府の行政計画「大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 」は、2002年8月制定の「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法 」第9条により、国の「ホームレスの自立の支援等に関する基本方針 」を指針とし、府域のホームレスの状況などを踏まえたホームレスの自立を支援する施策を実施するために策定されたものである。
◆大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 の全国調査(2003年1月〜2月)によれば、全国のホームレス人数 は、2万5,296人と過去最多となり、都道府県全部でホームレスの人が確認されている。
地域別では、関東1万188人、近畿9,525人と突出しており、都道府県別では、大阪府 7,757人、東京都6,361人、愛知県2,121人、福岡県1,187人と続き、主要都市では、大阪市6,603人、東京23区5,927人、名古屋市1,788人、川崎市829人、横浜市470人と、都市部を中心にホームレスが観察される。
◆大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 を参考にすると、大阪府のホームレス数は、7,757人と全国最多である。地域別に見ると、大阪市ではホームレス自立支援 等の推進により2,057人減少した(平成13年調査8,660人)ものの、周辺地域では、逆に352人の増加(平成13年調査802人)となった。大阪市周辺部、特に大阪市隣接地域でのホームレス増加が顕著になっているのは、対策によって、ホームレスが従来いた地域から締め出されたためであろう。
◆「大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 」の成果としては、2003年(平成15年)1月と2009年(平成21年)1月、厚生労働省 調査による大阪府全域のホームレス数を比較すると、6年間で3,455人(44.5%)が減少。うち大阪市を除く府域では576人(49.9%)が減少したという。
◆大阪市野宿生活者(ホームレス)の自立の支援等に関する実施計画2004-2008(平成16年度〜平成20年度)2004年3月制定 では、「大阪市における野宿生活者の状況」を次のように述べる。
ホームレス(野宿生活者 )数は、全国では2万5,296人、都市別では、大阪市6,603人、、東京都23区5,927人、名古屋市1,788人で、都道府県別では、大阪府7,757人、東京都6,361 人、愛知県が2,121人となる。
生活実態調査の状況調査では、全国2,163人、大阪市508人(23.5%)から回答を得た。
◆大阪府大阪市野宿生活者(ホームレス)平均年齢 は、55.7歳(全国55.9歳)で、年齢階層別には「55〜59歳」が24.2%(全国23.4%)で最も多い。 野宿生活の状況は、86.8%(全国84.1%) は生活している場所が定まっている。直近の野宿生活になってからの期間が「1年未満」の人は、29.2%(全国30.7%)で、「1年以上3年未満」が23.1%(全国25.6%)で、3年以上が40%以上に達している。
大阪府大阪市野宿生活者(ホームレス)就業 については、調査対象者ホームレスの76.3%(全国64.7%)の人は、廃品回収等何らかの仕事に従事している。平均月収は「1万円以上3万円未満」38.3%(全国35.2%)、「3 万円以上5万円未満」18.9%(全国18.9%)で、5万円以上は40%以上に達する。
◆大阪府・市町村ホームレス自立支援推進協議会 のもと、府内全域で実施している巡回相談指導事業を通じて把握した、大阪府域(大阪市内を除く)のホームレス586人の年齢構成(2008年3月末)は、70歳以上46人(7.8%)、60歳〜69歳 205人(35.0%)50歳〜59歳246人(42.0%)、40歳〜49歳71人(12.1%)、40歳未満18人 (3.1%)である。大阪府域(大阪市内を除く)のホームレス654人について、性別は、男性628人(96.0%)、女性26人(4.0%)である。
大阪府(2009)「大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 平成21年4月」のホームレスの実態に関する全国調査 によれば、大阪府域(大阪市内を除く)のホームレス645人について、野宿期間が3年以上 の割合が全体の67.0%、1年以上3年未満22.6%、半年以上1年未満5.7%、半年未満4.7%で、ホームレス期間の長期化 がうかがわれる。これは、「野宿期間が短い場合は、必要な支援を受けることで比較的早期にホームレス状態を脱却する場合が多いのに対し、ホームレス状態が長期化すると固定化することによる」とされている。
◆大阪府(2009)「大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 平成21年4月」のホームレスの実態に関する全国調査 によれば、大阪府域(大阪市内を除く)のホームレス538人について、 就労の状況(平成18〜20年度の聞き取り)は、アルミ缶回収367人(68.2%)、廃品回収76人 (14.1%)、建設・警備40人(7.5%)、新聞配達・工場での業務その他55人(10.2%)である。 263人の月収(平成18〜20年度の聞き取り)については、「アルミ缶や廃品回収の場合、買い取りの相場や季節による変動もあることから、平均的な月収に換算した。詳細まで聞き取りできない場合も多かった」という。月収は1万円未満49人5万円未満(18.6%)、1〜2万円52人(19.8%)、2〜3万円63人(24.0%)、3〜4万円35人(13.3%)、4〜5万円21人(8.0%)、5万円以上43人(16.3%)であり、全体の約8割以上は月収5万円未満であり、生活状況は厳しい。
◆大阪府(2009)「大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 平成21年4月」のホームレスの実態に関する全国調査 によれば、2009年1月現在、全国のホームレスは1万5,759人(2003年より▲9,537減少、▲37.7%減)、大阪府4,302人(2003年より▲3,455減少、▲44.5%減)、大阪市3,724人(2003年より▲2,879減少、▲43.6%減)である。
◆大阪府(2009)「大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 」では次のようにホームレス対策の推進方策を打ち出している。 ホームレス対策は、ホームレスが自らの意思で安定した生活を営めるように支援することが基本である。このためには、就業の機会(建設業務労働者就業機会確保事業 )が確保されることが最も重要であり、併せて、安定した居住の場所(居住場所確保等支援状況 )が確保されることが必要である。その他、保健及び医療の確保(高齢者の医療の確保に関する法律 )、生活に関する相談及び指導(障害者職業生活相談員 )等の総合的な自立支援施策を講ずる必要がある。なお野宿生活を前提とした支援 については、恒常的に実施するものではなく、あくまで緊急的かつ過渡的な施策として位置付ける必要がある。
◆ホームレス・日雇い労働者の就業支援の方策として、職場体験講習 がある。この職場体験講習は、ハローワーク (公共職業安定所 )に求職の申込みをした、35歳から59歳までの中高年を対象とした、会社で職場を体験する制度。この職場体験講習を受講すると、失業 保険の給付が終了している一般求職者には、職場体験講習受講奨励金 が支給される。 つまり、職場体験講習制度 によって、事業所で作業体験をして、就業に対する不安の解消、就業意欲の工場を図ることが期待されている。職場体験講習を実施して支給される奨励金は、次の通り。 職場体験講習制度 の事業主への奨励金は、1日〜4日5,000円、5日〜8日9,000円、9日〜12日1万4,000円、13日〜16日1万6,000円。
受講者への奨励金は、1日あたり定額で3,000円と交通費。
◆あいりん地域高齢日雇労働者特別清掃事 は、就労環境が厳しい高齢日雇労働者の雇用の安定とあいりん労働福祉センター の環境美化を図る目的で公益財団法人西成労働福祉センター (大阪市西成区萩之茶屋1-3-44 あいりん労働福祉センター3F)が実施している。この事業は、大阪府の行政計画「大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 」から補助事業として認められ、予算が支出されている。
◆大阪府(2009)「大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画(平成21年4月) では、「巡回相談指導事業 の推進」を次のように述べる。 「大阪府・市町村ホームレス自立支援推進協議会のもと、府内全域で実施している巡回相談指導事業は、ホームレスの状況を把握し、その状況やニーズに応じた相談を行うなかでホームレス状態からの脱却を促し、経済的、社会的な自立を目指すために必要な支援の方策を検討していくもので、ホームレスの自立を支援する様々な取り組みの根幹となる事業であり、今後とも大阪市事業及び大阪府と市町村の共同事業として、積極的に推進していく。大阪府は事業の推進に必要な支援、連絡・調整を行う。 「巡回相談指導事業 」では、市町村や公共施設管理者等と連携して新たなホームレスの発見、把握に努め、継続的に面談を行い、社会的な係わりを望まないホームレスも含めて信頼関係の構築を目指す。そのうえ、その状況やニーズを把握し、関係機関と連携、協力してホームレスの自立に必要な支援を行う。
◆ホームレスの実態に関する全国調査報告書の概要 (平成15年1月〜2月調査)によれば、路上(野宿)生活直前に就いていた仕事について、調査対象2,163人の職業、従業上の地位は次のとおりである。 職業:「建設作業従事者」733人(34.9%)、「建設技能従事者」426人(20.3%)、「生産工程・製造作業者」221人(10.5%)、「サービス従事者」187人(8.9%)、「販売従事者」90人(4.3%)。
◆ホームレスの実態に関する全国調査報告書の概要 (2012年)によれば、路上(野宿)生活ホームレスの数は、2012年の調査では9,576 人で、2007年の1万8,564人より4割減少している。これはホームレス自立支援施策や生活保護適用 などによる施策の効果と考えられるが、一方で路上には現れないが、慣習的な住居をもたないでネットカフェ や簡易宿泊所 などで寝泊まりしている人々や家賃滞納 でアパートから退去させられる寸前の人々、契約満了になれば会社の寮から退去しなければならない人々、病院退院 、刑務所退所 後に行き先のない人々など、いわゆる広義のホームレスは、むしろ拡大しているとの指摘もある。
◆大阪市政生活保護の適用状況 によれば、生活保護受給の状況は、2013年6月現在、全国では 1,583,308世帯、 2,153,122人、保護率 1.69%。 大阪市では、118,356世帯、151,486人、保護率 5.65%、中でも大阪市西成区では、25,069世帯、27,789人、23.22%に達している。
大阪市の保護率が高い主な原因としては、
?失業率が高い:平成23年平均 大阪府 5.1%(全国 4.5%) ※岩手・福島・宮城県を除く数値 ?離婚率が高い:平成23年 大阪市 2.54‰(全国 1.87‰) ?高齢者世帯(とりわけ単身世帯)が多い:単身または高齢者夫婦の世帯の割合が全国平均より高い。大阪市 21.3% 全国 19.4%(うち単身世帯 大阪市 13.5% 全国 9.2%) 特に、西成区(あいりん地域)は、日雇労働者の高齢化による生活保護の増加が顕著で、労働者出身地別構成(平成20年度越年対策事業調査)は大阪市出身 30% 大阪府下出身 15% 他都道府県 55%と、他県からの流入者が多く、流入者が貧困状態にあるために、生活保護率が高まっているとされる。
◆ホームレスの実態に関する全国調査報告書の概要 (平成15年1月〜2月調査)によれば 1 全国のホームレスの数:2万5,296人(都道府県別人数は別紙参照)
(1) ホームレスの多い都道府県:大阪府(7,757人)、東京都(6,361人)、愛知県(2,121人)。
(2) ホームレスの多い市区:大阪市(6,603人)、東京都23区(5,927人)、名古屋市(1,788人)、川崎市(829人)、京都市(624人)、福岡市(607人)、横浜市(470人)、北九州市(421人)。 2 ホームレスが生活している場所:都市公園が 40.8%、河川が 23.3%、道路が 17.2%、駅舎が 5.0%、その他施設が 13.7%。
◆大阪府(2009)「大阪府ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 平成21年4月」のホームレスの実態に関する全国調査 によれば、大阪府域(大阪市内を除く)のホームレス666人について、宿場所は公園34.1%、河川敷34.7%、その他31.2%である。その他の野宿場所は、国道・鉄道の高架下・道路敷 、駅舎などである。 ◆大阪市野宿生活者(ホームレス)の自立の支援等に関する実施計画2004-2008(平成16年度〜平成20年度)2004年3月制定 では「野宿生活までのいきさつ 」を次のように述べる。
野宿生活直前の職業が建設関係者62.2%( 全国55.2%)であり、雇用形態が「日雇い」51.2%(全国36.1%)で、「常勤職員・従業員(正社員)」30.2%(全国39.8%)。 大阪のあいりん地域などの日雇労働市場(寄せ場)で就労・求職活動の経験がある人は50.4%(全国36.2%)でした。野宿生活に至った理由として、「仕事が減った」45.2%(全国35.6%)で、「倒産・失業」30.8%(全国32.9%)、「病気・けが・高齢で仕事ができなくなった」19.1%(全国18.8%)。また、野宿生活直前の居住形態が「簡易宿泊所( ドヤ)」24.7%(全国11.8%)。
◆大阪市野宿生活者(ホームレス)の自立の支援等に関する実施計画2004-2008(平成16年度〜平成20年度)2004年3月制定 では、「健康状態」を次のように述べる。
身体の不調を訴えている人53.3%(全国値は47.4%)で、このうち、治療等を受けていない人77.5%( 全国68.4%)でした。障害者手帳 (障害者が福祉サービスを利用するのに必要な手帳)や療育手帳 (知的障害者が福祉サービスを利用する時に必要な手帳)などの各種福祉手帳を「今、持っている」3.0%(全国値は2.0%)、「以前持っていたがなくした」1.0% (全国0.9%)で、「障害はあるが、もっていない」4.2% (全国6.3%)であった。
◆大阪市野宿生活者(ホームレス)の自立の支援等に関する実施計画2004-2008(平成16年度〜平成20年度)2004年3月制定 では、「自立に向けた今後の希望」を次のように述べる。
「きちんと就職して働きたい 」48.7%( 全国49.7%)で、「アルミ缶、雑誌集めなどの仕事で生活できるくらいの収入が得られればよい」、「行政からの何らかの支援を受けながら、軽い仕事をしたい」という人をあわせ64.3%( 全国64.9%)。「就職することはできないので、福祉を利用して生活したい」、「入院したい」と福祉援護 を望む人15.0%(全国値は8.3%)、「今のままでいい」という人は8.5%(全国13.1%)に過ぎない。
◆大阪市西成区役所「生活福祉資金[2012年6月5日] 」に次のような記事がある。 生活福祉資金貸付制度 は、低所得者、障害者または高齢者の世帯に対し、資金の貸付けと必要な相談支援を行うことにより、その経済的自立および生活意欲の助長促進ならびに在宅福祉および社会参加の促進を図り、安定した生活を送れるようにすることを目的とするものです。
対象:低所得者、障害者又は高齢者の世帯
内容:安定した生活を営むために、国と大阪府が資金を出し、低利で必要な資金をお貸しする貸付金制度で、大阪府社会福祉協議会が実施主体となっています。
種類:福祉資金、教育支援資金、総合支援資金、不動産担保型生活資金
相談先:各地域の民生委員 お申込み・問い合わせ先:各区保健福祉センター民生委員業務担当もしくは 大阪府社会福祉協議会 (06-6762-9474)へお問い合わせください。
◆鳥飼行博ゼミ 留学生の大阪研修FD報告書に次のようにある。 二日目の午前中、大阪にあるホームレスが集まっている有名な街を回りました。あいりん地区は南大阪の労働者の町である。バブル期には見曾有の好景気に沸き、日雇い労働者が十分にその自由な生活を維持している土壌があった。景気の良い頃には仕事と活気に溢れていたそうだ。日雇いの肉体労働者を求めるトラック、バスが停まり、集まってきた労働者に声をかける。労働者と賃金交渉し、成立すれば労働者はバスに乗り、その日の現場に連れていかれる。日銭を得た労働者は、その金で食事をとり、酒を飲み、眠る。そしてまた次の日には、職業安定所の前に行けば、日雇いの仕事が見つかる。あいりん地区にはいまでもたくさんの日雇い労働者がいる。 しかし、この不景気のため仕事は無く、生活保護者とホームレスが急増しているという。不況の今、その職業安定所の建物の周囲はホームレスのダンボールで埋め尽くされていた。犬を連れリアカーを引くオヤジさん、オヤジさんを乗せた車椅子を押すオヤジさん、道端に寝転ぶオヤジさんなど大勢集まっている。最初はオヤジさんたちが私たち外来の団体に対し、すごく警戒しました。ただ、私たちの本意が知って後、だんだん警戒心が無くなった、気分がよくなった、話が良くできました。今こそにある現実を目の前にして、当たり前のことなのですけど、それを現実として受け止めることしかできない自分の無力さ、非力さを感じたこと一生忘れません。
◆ホームレスに至る主要因 としては、?務めていた企業の倒産、リストラ、罷免による失業という就業会社側の要因、?仕事の減少・所得の低下という経済・雇用情勢の悪化というマクロ経済要因、?疾病、心身の障害・不安、借金・多重債務、家庭崩壊、社会適応能力の低下など個人的要因、?都市化、核家族化の進展、地域や家族で共に支え合う地域コミュニティ機能の低下など家庭・地域側の要因、が指摘できる。
◆大阪市西成区役所「生活保護費の不正受給者が逮捕されました(2013年9月20日) 」に次の記事がある。
大阪市では、生活保護行政 に対する市民の皆様の信頼を得るため、積極的に適正化の取組みを進めています。
この度、西成区在住の生活保護受給者 による不正受給が判明し、その内容が極めて悪質なものであったため告訴状を提出していたところ、被疑者が平成25年9月20日(金)に詐欺容疑のため逮捕されたとの連絡が浪速警察署よりありましたのでお知らせします。
被疑者は、平成22年10月から平成23年10月までの間及び平成24年6月から平成25年4月にかけて、生活保護を受給中 であるにもかかわらず、親族より慰謝料名目の入金、車の売却代金及びアルバイトによる就労収入を得ていたことを隠し、未収入であると虚偽の申告を行い、保護費を受けとっていました。
不正受給は、違法行為であるとともに、生活保護行政 に対する市民の信頼を揺るがす行為であり許しがたいものです。大阪市として、今後も警察との連携を深め、生活保護行政 の適切な運営に向けて取組んでまいります。
・被害額 支給額328万732円のうち134万5,780円
(平成22年10月〜平成23年10月及び平成24年6月〜平成25年4月までの間)
◆鳥飼行博ゼミ研修参加者FD報告
あいりん地区 は,大阪市西成区,新今宮駅南側の地区で,あいりん労働福祉センター の他,簡易宿所 も有る。あいりん地区周辺は,自動販売機の商品,簡易宿所ともに比較的安く提供されるなどの特徴があり,あいりん労働福祉センターには,日雇い労働者が多く集まり,仕事の斡旋を受けている。日雇い労働者 は,日本各地からあいりん地区に来ており,自ら進んで日雇い労働者になる方がいるなど日雇い労働者になった理由も貧困だけとは限らないと思われる。また,あいりん地区は,山谷,寿町とともに日本の三大貧民窟とされ,治安が問題視されるが,理由を説明すれば,向こうから話しにくるなど心配は少なく,むしろ,態度が明確ではない時に危険があると思われる。
◆鳥飼行博ゼミ研修参加者FD報告
翌朝、ホテルを出てあいりん地区のあいりん労働福祉センター へ向かい、日雇い労働者にヒアリング調査を行った。私がヒアリング調査をした日雇い労働者は、新さんという方で、沖縄県の出身の55歳の男性である。彼は地元の高校卒業後、仕事のために東京都の山谷 、横浜市の寿町 と、いわゆる「ドヤ街」を転々としてきた。 彼は、あいりん労働福祉センター発行された雇用保険手帳 を見せてくれた。この雇用保険手帳 は、本籍地、名前、生年月日、顔写真が印字されてあり、あいりん労働福祉センターが斡旋している仕事を、日雇い労働者が1日働くと、スタンプが押され、ある一定の日数働くと、失業保険として支給されるシステムだと話してくれた。 日雇い労働者の中では、「雇用保険手帳 を持っているということは、働いて生活しているとこであり、働かずに飯を食べている生活保護を受給している人とは違う」と新田さんは力説していた。また、生活保護 というのは、高齢によって働けなくなった人 が受給するものだとも教えてくれた。 以前、生活保護の不正受給 が取り上げられていたが、受給する必要のない人が受給し、新さんのように受給すべき人が頑なに受給したがらないのは、理由がある。 私はあいりん地区に来るまで、マスメディアの影響で怖い・危ないという固定観念を抱いていた。また、日雇い労働者に対しても、怖い・何されるかわからない・怠惰に生活して人生に悲観している人たちと、勝手に思い込んでいたが、実際に、日雇い労働者の人と話してみて、無知な私にも保険制度や生い立ちを丁寧に話してくれ、コーヒーをご馳走してもらったり、腕相撲 を取ったりと、気さくで明るい人が多く、ここでも自分の思い込みや固定観念が変わった。 ヒアリング調査で新さんが、「金が入ると競馬や酒に消えることが多いが、やっぱり働いた金で飲む酒は最高に美味い 。」と話していた。私と生い立ちが全く違っても思うことは同じだと実感し、一番印象深かった。 その後、あいりん地区の近くの商店街で朝食を取った。周辺の定食屋、自動販売機は安く設定されており、所得の低い日雇い労働者がターゲットになっていると感じた。
また、三角公園給 でもヒアリング調査を行ったが、バラックが立ち並ぶ公園から地上300mと日本一の高さを誇るあべのハルカスビル が見えたので、貧富の差が諸外国と比べて低いとされている日本でも、貧富の差があるのだと、目に見えて実感した。
◆鳥飼行博ゼミFD報告書抜粋:「あいりん地区 では,行く前のイメージとして,少し怖いイメージ がありました。しかし,実際に行ってみた結果,理由を話し堂々としていれば,質問にもしっかりと答えてくれたり,向こうから話しかけてきてくれたり,恐ろしい場所ではない ことを認識する機会となりました。」