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■中国
中国のバイオマスエネルギー:ローカルコモンズ里山での薪採取
貴州省の低地と山村
貴州省の持続可能な農業:肥やしと堆肥
雲南省の窯業:剣川県の農村家内工業の粘土瓦生産
雲南省のタバコ生産
雲南省の牧畜:ローカルコモンズ入会地
雲南省の白族定期市
雲南省の仏教:白族の祭礼
雲南省剣川県の古鎮
北京市街地:公衆トイレ/中日友好病院
北京の食品製造工場:燕京ビール/三元乳業
北京の地下鉄・河南省の寝台列車
中国河南省の農村と薪採取
河南省開封市の繁華街
四川省丹巴県甘孜蔵族の農業とバイオマス/堆肥
福建省南靖県お茶生産
福建省南靖の生活/農業
成都平原の三星堆遺跡:長江文明:四川青銅器文化

■フィリピン
カリンガ州棚田の田植え
Rice Terrace, Kalinga

カリンガ州棚田の稲刈り
Rice Terrace, Cordillera
カリンガ州山村の小学校
Elementary School at Kalinga

カガヤン州ツゲガラオの市場
Market of Tuguegarao, Cagayan

マニラのスモーキーマウンテン
Smokey Mountain, Manila

メトロマニラのスラム街:ケソン市リテック/パヤタス
マニラのパヤタス廃棄物処分場:スカベンジャー
セブ市のアルミ再生工場:サンドダイカスト
バタンガスの自動車工場:修理と廃車リサイクル
セブ島の造船所

■タイ王国
写真解説:タイ農村の米作
写真解説:タイの家内工業:養蚕とシルク反物
写真解説:タイの牧畜・繊維作物生産
論文「タイの家内工業とワークシェアリング」

文部科学省・科学研究費補助金の報告書

1.アジア太平洋の地域コミュニティにおけるコモンズ管理と草の根民活論(2011)基盤研究(C)2010-2011
2.アジア太平洋の地域コミュニティにおける個人経営体を重視した社会開発と環境保全(2005)基盤研究(C)2003-2005

3.開発途上国における個人経営体と草の根の環境ODA(2002)基盤研究(C)2001-2002

4.開発途上国における個人経営体に対する草の根の環境ODA(2003)基盤研究(C)1998

5.開発途上国の小規模産業における雇用吸収力と経済援助(1993)奨励研究(A)1993

6.開発途上国の小規模産業における個人経営体のもつ雇用吸収力と経済援助(1992)奨励研究(A)1992

7.開発途上国の諸産業における契約形態についての理論的・実証的研究(1989)東京大学・特別研究員PD


「政府開発援助 : その現状と問題点:日本と欧州連合の場合」東海大学紀要. 教養学部 28,311-320,1998 (東海大学出版会/東海大学)
◆多様な文化や価値観を持った人々の共生が,持続可能な平和を構築するのに必要であり、多民族・多人種の共生の視点が重要になってきた。この概念は、人種民族差別,特定グループの迫害,優生学とは,真っ向から対立する。つまり,戦争と平和の問題は,サステイナビリティー(持続可能性)の議論と重なり合う部分が多い。この複合的な分野を扱う学問が環境平和学である。


ハンセン病年表
1873年(明治6)  ノルウェーの医師アルマウェル・ハンセン、らい菌(mycobacterium leprae)を発見

1907年(明治40)  「癩予防ニ関スル件」公布

1909年(明治42)  府県連合立(公立)癩療養所創設

1931年(昭和6)  「癩予防法」(旧法)公布

1941年(昭和16)  公立癩療養所を国立へ移管、国立療養所として発足

1943年(昭和18)  米国でプロミン(プルミン)の治らい効果発表

1946年(昭和21)  日本でプロミンの合成成功

1949年(昭和24)  プロミン予算化

1953年(昭和28)  「らい予防法」(新法)公布

1960年(昭和35)  WHO(世界保健機関)が外来治療管理の方向を勧告

1996年(平成8)  「らい予防法の廃止に関する法律」施行

1998年(平成10)  らい予防法違憲国家賠償請求訴訟提起(熊本地裁)

2001年(平成13)  ハンセン病国家賠償訴訟で熊本地裁が元患者側全面勝訴の判決

「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律」公布、施行

和解に関する基本合意書調印

2002年(平成14)  和解に関する基本合意書調印

2005年(平成17)  ハンセン病問題に関する検証会議が厚労相に最終報告書提出

2006年(平成18)  国外に開設されたハンセン病療養所入所者に国内と同水準の補償金を支給

改正ハンセン病補償法の施行

2007年(平成19)  国立ハンセン病資料館再開館

2008年(平成20)  「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」国会成立

2009年(平成21)  「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」施行

Flag Counter

◆浮島廃棄物発電所/太陽光発電:エコ暮らし未来館ゼミ研修港
1.東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程の鳥飼行博研究室では持続可能な開発の視点で、 再生可能エネルギー環境教育廃棄物リサイクルを研究しています。
2.鳥飼行博担当授業ゼミナール、卒論作成の日本・中国の学生は、2015年5月8日、神奈川県川崎市の焼却灰等の廃棄物埋立て処分場跡地に設置されたかわさきエコ暮らし未来館浮島太陽光発電所(メガソーラー)、資源化施設(廃棄物リサイクル施設)を訪問し、施設を案内していただきました。
3.鳥飼研究室では、社会の共生インクルージョン(inclusion)と並んで、企業クラスターを活かした「環境共生型街づくり」を検討しています。

鳥飼ゼミ国内研修

Our Field Survey


 

京浜工業地帯

 Industrial Estate


川崎駅バス
川崎市川崎区のJR川崎駅前のバスターミナルから、バスで浮島バスセンターに向かった。 工場
川崎市川崎区の工業団地を通るバスで、浮島バスセンターまで行き、そこから徒歩10分弱で,東芝の工場先にある浮島処理センターにつく。
川崎区水江町ゼロエミッション工業団地は、隣の東扇島にある。ここでは川崎環境局施設部浮島処理センターがある。川崎ゼロ・エミッション工業団地、川崎市のエコタウン構想に連なるのが、浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館、浮島処理センター、浮島太陽光発電所である。 工業団地
川崎市川崎区の工業団地を通るバスで、工場プラントを過ぎ、浮島バスセンターまで行き、そこから徒歩10分弱で浮島処理センターにつく。
神奈川県川崎市川崎区浮島に臨海バスで向かった東海大学教養学部鳥飼ゼミの学生たち。 タンク
川崎区には、東燃ゼネラル石油石油化学製品工場がある。
石油精製工程では、原油を蒸留装置でガソリン、灯油、軽油、重質油に分離し、重質油はさらに熱分解装置と接触分解装置によりガソリン、軽油に分解する。 タンク2
石油精製されたガソリン、灯油、軽油は、脱硫装置で硫黄分を取り除いてサルファーフリー(超低硫黄)製品(石油製品)とする。
神奈川県川崎市のJX日鉱日石エネルギー株式会社川崎製造所では、石油化学製品を精製、製造している。 浮しま
JR川崎駅東口から臨港バスの16番のりば「臨港バス川03系統浮島バスターミナル行き」に乗り、終点「浮島バスターミナル」についた。ここは、アクアライン(川崎−木更津線)と臨港バスとの乗り換え地点の「バスターミナル」だが、待合室のみ。事務所はなく係員もいない。
かわさきエコ暮らし未来館」へはJR川崎駅東口から 16番のりば「臨港バス川03系統浮島バスターミナル行き」に乗車、終点「浮島バスターミナル」下車 (乗車時間は約35分) 。


かわさきエコ暮らし未来館の地図
川崎市浮島町

 Kawasaki Ukishima


ソーラー施設
神奈川のエコを学ぼうと、川崎市川崎区浮島(元ごみ最終処分場)を訪問した。 東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程の鳥飼行博ゼミでは開発と環境の経済学をベースに、?貧困解消、?人間開発、?平和人権の確立、?環境保全、といった環境平和学を研究している。 埋め立て
神奈川県の工業地帯の中核、川崎市川崎区浮島町は、埋立地でその中核は、廃棄物最終処分場跡、すなわち東京湾をごみで埋め立てて造成された土地である。そこにある浮島処理センター(川崎市浮島処理センター発電所)を訪問した。浮島処理センターには、ごみ焼却処理施設、粗大ごみ処理施設、浮島埋立事業所がある。 埋め立て
川崎市の1970年代に造成されたごみ埋立て地。川崎市環境局施設部浮島処理センターは、大型の分散処理コンピュータシステムを採用し、ごみ収集車の計量から、焼却炉、公害防止設備、灰の搬出まで可能な限り操作を自動化している。排ガス処理、排水処理など公害防止設備も導入している。     ごみ処分
神奈川川崎市川崎区浮島町にある浮島埋立事業所(浮島2期廃棄物処分場)のごみ埋立地。浮島の隣にある東扇島人工島は、川崎港沖合いに1971年より埋め立てを開始し、1974年に完成。
ごみ埋立て地浮島の川崎市環境局浮島処理センターに廃棄物を運搬するごみ収集車塵芥収集車)。 ごみ収集車は、?車体の後部に積込み装置がある機械式ごみ収集車(清掃ダンプ)、?容積の大きい荷箱を載せるダンプトラック(清掃ダンプ)の2種があり、機械式ごみ収集車は、プレスローダー(圧縮板式塵芥収集車)とクリーンパッカー(回転板式塵芥収集車)に分かれる。 貯水1
浮島は、廃棄物を使った埋立地だが、廃棄物最終処分場では、雨水を使った浄化作業が何十年もかけて行われており、湧き出す汚水を貯める調整池(貯水槽)がある。ガス抜き管や浸出水の集水管が設置され、浸出した汚水まず調整池に貯水されている。 貯水2
浮島では、浸出した汚水まず調整池に貯水し、浸出水処理設備で浄化している。従来の微生物処理に加えて、薄膜流下式蒸発装置(汚水を沸騰蒸発させ、濃度の高い溶液を得る濃縮によって浄化)と、アンモニアコンセントレータ設備を併用すれば、効率的に水分を蒸発させ、汚水中の汚染物質を濃縮できる。また、蒸気は凝縮させれば、浄化した水として回収することもできる。 ぱーきんぐ1
神奈川県川崎市のこの一般廃棄物最終処分場は昭和50年・1975年から埋め立てられた土地。そこに浮島廃棄物処理センター、廃棄物発電所、太陽光発電施設がある。 ぱーきんぐ2
浮島にある羽田国際空港用のパーキング。浮島処理センター周囲は廃棄物最終処分場だった埋立地で、羽田国際空港もすぐ近くにある。そこで、飛行場を利用する旅行者や客を相手にする駐車場・パーキングが営業している。ここから羽田空港まで送迎をしてもらえる。 くさ道路
浮島にある浮島処理センター、メガソーラーのある産業道路は、歩行者が少なくとも歩道は整備されてはいる。しかし、歩道と道路の間の花壇用地には、雑草が背丈以上に生い茂ってしまいひどい有様である。逆説的に言えば、このような神奈川県の臨海部ごみ埋立地であるからこそ、メガソーラーの建設ができたともいえる。 JFE
神奈川県川崎市の1970年代に造成されたごみ埋立て地の向かい側には、JFE(元川崎製鉄)がある。 くさJFE
浮島にある浮島処理センター、メガソーラーのある産業道路は、歩行者が少なくとも歩道は整備されてはいる。しかし、歩道と道路の間の花壇用地には、雑草が背丈以上に生い茂ってしまいひどい有様である。 埋め立て
浮島にある廃棄物最終処分場跡地越しにみえる浮島処理センターの廃棄物発電所。この廃棄物最終処分場跡地に浮島太陽光発電所が設けられている。浮島の沖にある埋立地、川崎市 川崎区扇島には、2011年12月19日に運転を開始した東京電力株式会社の日本最大級メガソーラー「扇島太陽光発電所」(最大出力1万3,000kW)もある。
川崎市浮島処理センター

 City of Kawasaki


浮島処理センター
神奈川県川崎市浮島処理センター とごみ発電所の表札。平成3年12月着工、平成7年9月竣工、敷地面積5万9,532平方メートル、建築延面積4万2,129平方メートル。

浮島処理センター
浮島処理センター前の産業用道路。雑草が生い茂っていて、ごみ埋立地跡を引き継いだ扱いを受けている。ごみ処理場(最終処分場)跡地には、当分の間、住宅や商業施設などを建設することはできない。行政の許可が下りまいからである。しかし、今から40年前の1970年代は、ごみ埋立地の跡地を工業団地化するのは当然のことだった。ごみも土も一緒に埋立てられていたのだから。 浮島処理センター
神奈川県川崎市浮島処理センター浮島処理センター
川崎エコタウン事業「環境調和型まちづくり構想事業」の対象は、川崎市臨海部で、JR東海道線以南のほぼ川崎区全域である。東海道線から産業道路までの「既成市街地」、産業道路から内奥運河までの「臨海第一層」、浮島町・千鳥町・水江町・扇町などの「臨海第二層」、東扇島、扇島・浮島町先の埋立地からなる「臨海部第三層」の4地区がある。環境調和型まちづくり構想事業は、第一層から第三層までを主な対象エリアとしている。

浮島処理センター大看板
ごみ埋立て地の浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」の入り口。ごみ最終処分場跡地に、環境教育施設、浮島資源センター、ごみ発電所、メガソーラーがあるのは面白い。 ゼミ生ごみ発電所
浮島処理センターは、処理能力900t/24時間、NKK日本鋼管フェルント式往復動階段火格子(300t/24h)3基、強制通風、煙突は高さ47.5m、頂上口径1.3m×3、ろ過式集じん器装備。ごみピット、鉄筋コンクリート製角型ピット(容量2,400t)、灰ピット、鉄筋コンクリート製角型ピット(容量780立方メートル)。 給じんクレーン2基、灰クレーン1基、非常用クレーン1基を装備。助燃装置として、先混合形ガスバーナー炉1基(都市ガス使用)を装備。排水処理は、活性汚泥処理、化学処理、循環利用を実施。 入場するゼミ生
神奈川県川崎市ごみ埋立て地浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館浮島資源処理センター浮島太陽光発電所を訪問した鳥飼行博ゼミの学生。 ゼミ生
川崎区に設けられたごみ埋立て地浮島、そこにあるかわさきエコ暮らし未来館
川崎市エコ暮らし未来館

 Eco Gurashi Mirai-kan


会館床かわさきエコ暮らし未来館の玄関床には地域の航空写真が貼られている。
川崎エコタウンは、臨海地区の製造業が中核となって、環境負荷を低減し、持続可能な社会をめざす「街づくり」である。川崎エコタウンの対象は、産業道路から南の埋め立て造成地であり、住宅や商業施設はなく、工業団地として利用されてている。川崎エコタウンの特徴は、企業クラスターを生かして、廃棄物・副産物を有効利用したゼロエミッション構想で、1997年、通商産業省(現在の経済産業省)からエコタウン事業として、第一号の認定を受けた。現在、エコタウンは全国に26地域ある。
 1960年代、デンマークの小都市カルンボー(Kalundborg)でエコタウン事業が、カルンボー産業シンバイオシスKalundborg Symbiosis)として始まった。これは、当初、地元4企業が自治体とも協力し、工場内・地域内の余熱エネルギー、副産物、廃棄物の再利用・リサイクルを推進することを目指していた。
現在、カルンボー産業シンバイオシスに参加する企業は、?デンマークの アスネス石炭火力発電所、? ジプロック社(石膏ボード製造)、? ノボノルディスク社(製薬会社)、? A・Sバイオテクニスクヨードレンス(土壌改善)、? スタットオイル精油所、 ? カルンボー市役所これは、商業ペースでの取引であった。そこで、 ゼロエミッション工業団地にあっても、採算性を考慮した環境調和型街づくりを目指している。 会館床2神奈川県川崎市かわさきエコ暮らし未来館の玄関床の航空写真を見ながら、担当者からリサイクル、エコタウン構想、ゼロエミッション団地の説明を受ける鳥飼行博ゼミの日本・中国・タイの学生。
ここに併設された浮島処理センターには、ごみ計量器、エアーカーテン、洗車場、塩化水素除去装置窒素酸化物除去装置、飛灰安定化装置、白煙防止装置、生活環境学習室がある。 床写真
神奈川県かわさきエコ暮らし未来館で、川崎ゼロ・エミッション工業団地 (企業専用地5.4万平方メートル、道路1万平方メートル、緑地1.4万平方メートル)などの説明を拝聴する東海大学HK鳥飼行博ゼミの学生。床には地域の航空写真が貼られている。 会館看板
神奈川県川崎市かわさきエコ暮らし未来館を見学する前に、鳥飼ゼミの学生たちは、ごみ埋立て地浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館で浮島処理センターの概要を伺った。 玄関ホール
神奈川県川崎市かわさきエコ暮らし未来館の玄関ホールに着いた東海大学鳥飼ゼミナールの学生たち。 航空写真1
神奈川県川崎市かわさきエコ暮らし未来館の玄関ホールの周辺航空写真。
川崎市経済労働局国際経済推進室かわさき環境ショーウィンドウ・モデル事業」では、環境技術の情報発信とショーウィンドウ化により省エネ・創エネ技術の導入を促進することを目的に、省エネ・創エネに取組む市内の事業者から省エネ、創エネ効果が発揮でき、市民にアピール性のあるアイデアを募集している。「モデル事業」に採択されたアイデアには総額1,200万円の市内での事業展開助成がなされる。
浮島資源処理センター

Incineration Plant


ごみ入口神奈川県川崎ゼロ・エミッション工業団地は、環境負荷の低減に向けて産業クラスターを活かして異業種間で連携して排出物の再資源化、エネルギーの有効利用を進めている資源循環型工業団地。産業クラスターとは、マイケル・E・ポーターが提示した概念で、特定分野における関連企業、専門性の企業、関連機関(大学や業界団体、自治体)が地理的に集中し、競争しつつ同時に協力している集積状態を指す。 ごみ入口
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設は、かわさきエコ暮らし未来館の隣、浮島町509−1(電話:044−287−9600)にある。 ごみ収集車計量場所
川崎市浮島処理センターごみ計量施設。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。 ごみ計量
神奈川県川崎市の川崎市の浮島処理センターごみ計量施設(左端)。 ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測してから、廃棄物発電所(右)でごみを燃焼し発電する。 計量装置
神奈川県かわさきエコ暮らし未来館に隣接する川崎市の浮島処理センターごみ計量施設。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。浮島隣の東扇島の川崎ゼロ・エミッション工業団地は、環境負荷の低減を効率的かつ継続的に行うために、個々の工場や事業所がリサイクルを行い、近在工業群を含めて企業クラスターの異業種間で連携してお互いの排出物の再利用、再資源化及びエネルギーの有効利用を進めている。資源リサイクル型工業団地構想では、これを資源循環型社会づくりの核とし、工業団地から地域全体のエコタウン計画へとゼロ・エミッションの輪を広げる予定。 計量
神奈川県川崎市環境局浮島処理センター資源化施設のごみ受入れ施設のごみ計量施設。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。。 計量機材
川崎市浮島処理センターごみ計量施設に向かうごみ収集車。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。収集車のごみの重さを自計的に計量し記録。行きと帰りで計れるように2基設置し、積載時の重量と空車時の重量の差から、実際に積載された量を計測する。この計量器では10kg単位で最大30トンまでの重さを量ることが可能。 計量

川崎市川崎区水江町にあるコアレックス三栄レギュレーター株式会社 東京工場は、2001年7月着工、2002年11月稼働の難再生古紙リサイクル施設として、ミックスペーパー(ポリエステル等でコーティングされた紙容器、ノンカーボン紙、切符、ラミネート加工された紙等の紙類)及び機密書類等の難再生古紙をトイレットペーパーロールにリサイクルする。処理能力 7万3,800t/年、生産能力 5万1,300t/年。
ミックスペーパー』とは、「汚れた紙・臭いの強い紙」と 「資源集団回収の対象物である新聞紙・雑誌・段ボール・牛乳パック等」以外のすべての紙類。紙マークが付いているもの、投込みチラシ、パンフレット、包装紙、封筒、ハガキ、写真、ノート、メモ帳、シュレッダー紙などの紙、プラスチックコート紙、合成紙、レシート・伝票、裏カーボン紙などもミックスペーパーの対象。
ごみ資源化施設

Recycled Paper Products


ごみ倉庫
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設は、ごみ埋立て地浮島のかわさきエコ暮らし未来館の隣にある。 ごみ倉庫
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設のごみ受入れ施設は、かわさきエコ暮らし未来館の隣にある。 ごみ倉庫
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設のごみ受入れ施設は、かわさきエコ暮らし未来館の隣にある。
川崎市の浮島処理センターのごみ仕訳施設。ここの浮島処理センターのごみ収集車の出入りゲート。ここでは、ミックスペーパーを手で分別、仕訳している。

処理たてもの
川崎市役所環境局の埋立地汚水浄化施設と浮島埋立事業は、所敷地面積約6,580平方メートル、建築面積728平方メートル、延床面積 1,280平方メートル。鉄骨造 地上2階建て。隣は、浮島処理センター資源化処理施設(Ukishima Inceniration Plant)の隣にある。

いぬねこ
かわさきエコ暮らし未来館と同一の敷地にある浮島資源化センターには、ごみ発電があるが、そこに運ばれてくる犬や猫などの動物の死体もある。 いぬねこ 人間が勝手に捨てたり、車に轢かれたりした動物たちがここに運び込まれて焼かれている。そこで、施設入り口わきの目立たないところに、犬猫慰霊碑が建立されている。たとえば、神戸市や静岡県も動物管理センターで火葬された動物の慰霊碑を建立し、年一回、市民動物慰霊祭を開催している。平成26年度市民動物慰霊祭は台風の接近のため中止で「延期はありません」とある。
浮島処理センター

Recycled Paper Products


玄関
川崎市の廃棄物最終処分場・埋立地の浮島にある「浮島処理センター資源化処理施設」についた鳥飼ゼミナール。 仕訳
川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設の手選別では、雑多な混交不純物を手で仕訳している。 神奈川県川崎市川崎区水江町にある川崎ゼロエミッション工業団地(15社加盟)のコアレックス三栄レギュレーター東京工場では、ノート、コピー用紙、名刺、チケット、写真、封筒、メモ用紙、手帳、はがき、折り紙などミックスペーパー・難再生古紙をリサイクルし、再生トイレットペーパー用(toilet tissue paper)などの家庭用紙を生産している。 仕訳
川崎市川崎区浮島町にある浮島処理センター資源化処理施設で、ミックスペーパーの選別作業が行われている。 仕訳
川崎市の浮島処理センター資源化処理施設のごみ選別所。お菓子の箱、投げ込みチラシ、パンフレット、包装紙、(窓付き)封筒、ハガキ、写真、ノート、メモ帳、シュレッダー紙、ホチキス針がついたままの紙、プラスチックコート紙、合成紙、レシート・伝票などミックスペーパーに交じっているプラスチックや金属を除去している。 仕分け作業
神奈川県の川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設ミックスペーパー内の不純物を手で選別し除去する作業。資源になるものは、封筒、窓空き封筒、ハガキ、名刺、領収書、レシート、ワープロ、FAX用紙(感熱紙)、コピー用紙、貯金通帳、ダイレクトメール、アルバム、写真、答案用紙、学校のプリント、半紙、メモ用紙、切符、チケット、手帳、表彰状、のし袋、折り紙、包装材、ノート、画用紙、宅急便の伝票、シュレッダーごみ。 処理仕訳
神奈川県川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設不純物除去施設で手作業で仕訳するが、ダクトから冷風が流れてくる。 くず
川崎市浮島処理センター資源化処理施設のごみ選別所(不純物除去施設)での仕訳作業は、現在では委託業者が担当している。ここでは、再生紙の生産は行っていない。
 浮島隣の東扇島の川崎ゼロエミッション工業団地内のコアレックス三栄レギュレーター 東京工場で再生紙生産が行われている。東海大学教養学部鳥飼ゼミナールの学生は2014年に再生紙製造工場も訪問している。コアレックス三栄レギュレーター 東京工場では、列車の磁気切符のような難再生古紙も収集して紙リサイクルをしている。毎月7000トンの古紙を処理し、再生トイレットペーパを3000万個生産している。
川崎市環境局浮島処理センター資源化処理施設の選別所(不純物除去施設)を通過したごみは、古紙再生トイレットペーパーの材料あるいはペレットに加工される。

 SRI(株式会社かがやき)ではお客様から回収した廃棄文書を、機密破砕処理エリアの大型シュレッダーにて安全・確実に破砕処理します。 破砕処理された紙片は圧縮・梱包され、提携製紙会社にてリサイクルトイレットペーパーとなります。その名も『古紙光(こしひかり)』。新潟の特産品「コシヒカリ」をもじったネーミングです。
社内での廃棄システム構築・CSR(企業の社会的責任)の一環として、全社的に「たまって箱」を導入いただいている企業様が増えてきております。 仕訳
川崎市川崎区浮島町にある浮島処理センター資源化処理施設の選別所(不純物除去施設)では、ミックスペーパーに交じる不純物を手で取り除いている。古紙リサイクルにも手間がかかる。
手選別作業

Selection

不純物選別
神奈川県の廃棄物最終処分場・埋立地である浮島にある「浮島処理センター資源化処理施設」では、ミックスペーパーリサイクルするため、不純物を選別、取り除いている。
大学生の卒論や教員・教官のごみ排出の環境教育にかかわる論文では、ごみの不純物の具体例を研究していないものがおおい。不純物の混交は、学問的に努力やフィールド調査が必要な分野といえよう。
再生トイレットペーパ製造工程 Paper Mill

?古紙回収(原料) raw material recovery
?溶解 dissolution
?精選 fine screening
?脱墨 de-inking
?洗浄 washing
?減菌・漂白 sterilization & bleaching
?抄紙 paper making
?仕上げ finishing
?製品保管 product storage 不純物選別
川崎市川崎区浮島町にある川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設の選別所(不純物除去施設)。その後、古紙は、再生紙工場に回され、溶解、精選、脱墨、洗浄し、抄紙機(クレセントフォーマー)で、薄くすいた紙をドライヤーで高温減菌・乾燥し、ジャンボロールとして巻き取る。浮島隣の東扇島では、ミックスペーパーリサイクルした再生トイレットペーパー(toilet tissue paper)も作られている。 選別up
川崎区浮島町にある川崎市浮島処理センターの選別所(不純物除去施設)でミックスペーパーに混交した不純物を手作業で選別し取り除く。 選別屑
川崎市浮島町浮島処理センターの選別所(不純物除去施設)で除かれた不純物。ごみを出す市民に分別の義務があるが、うっかり、面倒を理由に、不純物が多数混じりこんでいる。子供たちならともかく、大人に対する環境教育は難しい。学部生から院生の卒論や研究論文は量産されている。ごみの不純物の具体例など扱わないほうが、学問的に自由に省力化して探究できるし、扱いやすい。

廃棄物最終処分場・埋立地である浮島にある浮島処理センター資源化処理施設の管制室。手選別所でミックスペーパーに混交した不純物を手作業で選別し取り除く作業が同じフロアの選別所(不純物除去施設)で行われている。古紙リサイクル参照。

浮島処理センター。東扇島の川崎ゼロエミッション工業団地内の管理室。不純物を手作業で選別し取り除く作業が同じフロアに設けられた選別所(不純物除去施設)で行われている。
コアレックス三栄レギュレーター株式会社 東京工場は、封筒、窓空き封筒、ハガキ、名刺、領収書、レシート、ワープロ、FAX用紙(感熱紙)、コピー用紙、貯金通帳、ダイレクトメール、アルバム、写真、答案用紙、学校のプリント、半紙、メモ用紙、切符、チケット、手帳、表彰状、のし袋、折り紙、包装材、ノート、画用紙、宅急便の伝票、シュレッダーごみなどミックスペーパー・難再生古紙リサイクルする。こうして古紙を原料にして製造された再生トイレットペーパー(toilet tissue paper)用の紙ジャンボロールは、1巻で重量6トン。三栄レギュレーター東京工場では、日産トイレットペーパ150トン、ロールにして110万個生産。
浮島資源化センター屋上

View


屋上1
川崎市川崎区浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館に隣接した浮島資源処理センター、<屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。川崎市川崎区には、ゼロエミッション工業団地もある。 パネル2
川崎市川崎区浮島町にある東京電力・川崎市の共同事業の浮島太陽光発電所は、太陽電池で発電した直流電力をPCS(パワーコンディショナー)で交流電力に変換。電力用変圧器で交流6万6,000 V に昇圧して、当社系統へ電力を供給。

川崎市の現状」には、「川崎市の人口は、現在140 万人に達しており、今後も増加し2030 年には150 万人を超えると推計されています。また、全国で減少の続く生産年齢人口についても、川崎市では今後も増加が続き、2025 年にピーク(101.3 万人)を迎えることが予想されます。川崎市の人口増加率は大都市の中でも高く、9 年連続で1 位となっています。人口増加要因として、社会増加比率が他の大都市と比較しても著しく高いことに加え、自然増加比率も大都市中1 位となっています。また、出生率、婚姻率も大都市中1 位となっています。一方、2015(平成27)年をピークに年少人口は減少することが見込まれており、老年人口も増加してきていることから、今後、高齢化が急速に進展することが予想されます。川崎市は、前述したとおり、産業都市としての性格を有する一方、昼夜間人口比率をみると87.1%と大都市の中で最も低くなっており、ベッドタウンとしての性格も有しています。また、我が国全体では労働力人口は減少傾向にありますが、川崎市では労働力人口は増加傾向にあります。また、労働力率は大都市中1位となっています」とある。 パネル3
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所

川崎市の製造業の状況」には、「川崎市は戦前・戦後を通じて京浜工業地帯の 中核として、日本経済の発展を支えてきた工業都市であり、現在でも鉄鋼、石油、化学、電機、情報通信等の大企業の主要生産拠点が数多く立地しているほか、優れた技術を持つ多くの中小企業が集積しています。直近10 年間の製造業の推移をみると、全国、 川崎市ともに事業所数、従業者数は減少傾向にあります。1999(平成11)年から2009(平成21)年にかけて、事業所数は全国、川崎市ともに3割の減少となっています。一方、従業者数は、全国では17.5%の減少となっていますが、川崎市では41.2%減少しており、全国に比べて川崎市の減少率が大きくなっています。事業所数や従業者数が減少する一方、製造品出荷額等は全国、川崎市ともに2003(平成15)年以降増加傾向にありましたが、2009(平成21)年には世界金融危機の影響を受け、大きく減少してお り、特に川崎市では全国に比べて減少率が大きくなっています。また、産業別内訳をみると、事業所数では一般機械、金属製品等の加工組立型が2/3 を占めますが、製造品出荷額等では石油、化学、鉄鋼等素材型が2/3 を占めています。一方、知識集約型・高付加価値型の産業構造への転換に伴い、市内に立地する事業所の性格も生産拠点から研究開発拠点へと変化してきています。また、臨海部は石油精製、発電所、ガス等のエネルギー関連施設が立地しており、首都圏のエネルギー供給拠点となっています。さらに、川崎市内には多くの外資系企業や中小企業庁が選ぶものづくり300 社が立地しています」とある。

屋上ぜみ
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。2011年8月10日に運転を開始した東京電力株式会社の日本最大級メガソーラー「浮島太陽光発電所」の最大出力は7,000kW。 屋上ぜみ
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業の浮島太陽光発電所を見学。敷地面積23万 ?(川崎市所有)で、これは東京ドーム 2.3 個分(東京ドーム面積 約47,000?)に相当する。シャープ製造のモジュールNQ-220AENEWは、変換効率19%、公称最大出力220W、価格12万5,700円+税。 屋上学生
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」隣の浮島資源処理センター資源化施設屋上、鳥飼ゼミナールの学生たち。川崎市川崎区浮島にある浮島資源処理センター屋上からみた日本第2位の東京電力のメガソーラー(太陽光発電所)を見学した鳥飼ゼミナール。 屋上ぜみ
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」となり、浮島資源センター屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミナール3・4年生。
11haの敷地に3万8000枚のシャープ製単結晶パネルが並んでいる。発電能力7000kw、年間発電電力量740万kwh。2011年(平成23年)8月から発電を開始した。川崎市の元廃棄物最終処分場にあり、運転開始から18年間、川崎市から無料で土地を借りて共同事業を行っている。 屋上学生
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した東海大学鳥飼ゼミナール3・4年生。

2012年7月、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法再生可能エネルギー特別措置法)の導入により、RPS法は廃止された。しかし、再生可能エネルギー特別措置法附則第12条により、廃止前の電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(第4条から第8条、 第9条第4項及び第5項、第10条から第12条)は、その効力を有するとされた。

屋上ぱねる2
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」浮島処理センター資源化施設屋上。
屋上学生
川崎市川崎区浮島にある「浮島処理センター資源化施設」屋上に設置された太陽光パネルを見るから鳥飼ゼミナール3・4年生。 モジュール
川崎市川崎区の浮島資源化施設屋上にある太陽電池モジュール。太陽電池素子はセルと呼ばれ太陽電池の基本単位。セルを複数枚数配列して、表面を樹脂や強化ガラスで保護したパッケージをモジュールと呼ぶ。いわゆる「太陽電池パネル」「太陽光パネル」である。太陽電池モジュール(パネル)を複数枚並べて接続したものは、専門的には「アレイ」と称されるが、これも一般的には「太陽光パネル」と総称される。
川崎市川崎区浮島資源処理センター資源化施設屋上にあるパワーコンディショナー(太陽電池コンデショナー)。パワーコンディショナー(Power Conditioning System)は、太陽電池モジュール(太陽電池パネル)から流れる「直流電流」を一般家庭で用いられている「交流電流」に変換する機械。太陽光発電システムや家庭用燃料電池を利用する上で、発電された電気を家庭などの環境で使用できるように変換するインバータの一種である。

屋上
川崎市川崎区浮島にある浮島資源処理センター資源化施設屋上からのメガソーラー。 屋上
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」隣の浮島資源処理センター資源化施設屋上からのメガソーラー。その奥に羽田国際飛行場がある。
廃棄物発電所

Tokyo Bay



川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある「かわさきエコ暮らし未来館」に隣接するごみ焼却を利用した廃棄物発電所(ごみ発電)のごみ収集車移動ランプ。 ごみ発電1
川崎市廃棄物最終処分場跡地浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館隣の廃棄物発電所。
この浮島廃棄物発電所の隣に東京電力・川崎市の共同メガソーラー事業、浮島太陽光発電所が設置されている。
  屋上からのごみ発電1廃棄物発電(ごみ発電)とは、ごみ焼却場と発電施設を兼用するもので,廃熱ボイラーで蒸気を発生させ、蒸気タービン(蒸気の熱エネルギーを羽根車を回す回転エネルギーに変換する装置)によって発電機(モーター)をまわす。つまり、ごみを燃やした熱エネルギーを電気エネルギーに転換する。焼却のみでは未利用の熱エネルギーが生まれてしまうので、その熱を回収して電気を起こすのである。 屋上からのごみ発電2
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある浮島資源処理センター屋上から廃棄物発電所(ごみ発電)を見る鳥飼ゼミナール学生たち。羽田空港が近いために、高い煙突が立てられない。そこで、外観上、煙突がないように見えるが、実際には3本の煙突がある。
ごみ発電3
廃棄物発電所(ごみ発電)には、焼却炉に発電機を装着するが、この追加設備の製造や管理にもエネルギーが追加投入される必要がある。したがって、発電によって削減される二酸化炭素(CO2)とごみ発電(焼却場および発電施設)の建設・運用に伴う二酸化炭素(CO2)を数量比較するライフサイクル・アセスメント(LCA)によらないと、地球温暖化対策としの有効性は検証できない。
浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」隣の浮島資源化施設屋上から、廃棄物発電所(ごみ発電)を見る鳥飼ゼミナール学生たち。羽田空港が近いために、高い煙突を立てていないが、実際には3本の煙突が隠れている。 ごみ発電所
浮島では、余熱利用設備として、発電設備出力1万2,500kwの廃棄物発電を実施し、余剰電力は売電。また、各室暖房、浴場給湯、洗濯工場に熱供給。
 ろ過式集じん器は、排ガス中の飛灰(ダスト分)を円筒状のろ布に付着させて除去。HCI、SOx、水銀、ダイオキシン類などの排ガス中の有害成分を除去するために消石灰や活性炭等を使用する場合は、ろ過式集じん器の手前に噴霧する。有害ガスと反応・吸着した薬剤は、飛灰とともにろ過式集じん器で捕集、除去する。 JX日鉱日石エネルギー(株)扇島風力発電所電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)(2012年「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」制定以前に建設された。2009年9月着工、2011年2月完成、同年3月運転開始。製造元日本製鋼所(工事:清水建設)、定格出力1,990kW(風力発電設備1基)、発電量300万kWh/年、風車高さ123m(タワー部分) 。
川崎区扇島1−2東扇島東公園埋め立て地にあるJX日鉱日石エネルギー(株)扇島風力発電所
旧新日本石油のニュースリリースによれば、旧川崎製油所に設置されたこの風力発電所は、石油火力発電所と比較して、年間約2000トンのCO2削減に相当するという。JX日鉱日石エネルギーは、2003年度より特定規模電気事業者(PPS)として電気小売事業に参入、この風力発電所で発電する電力は全量を需要家向けに販売する。この風力発電設備は「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)」の設備認定を受けている。
廃棄物処分場浄化施設

Decontamination of Ground Water


屋上からの浄化施設
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」隣の浮島資源化施設屋上から廃棄物埋め立て地の浄化施設(手前)とメガソラー(右奥)が見える。その先は、京浜工業地帯。 屋上からの浄化施設廃棄物処分場跡地の雨水を利用し、廃棄物から染み出す汚水を浄化する。
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」隣の浮島資源化施設屋上から眺めた廃棄物埋め立て地の地下汚水浄化施設。 処理建物
川崎市役所環境局の浮島処理センターには、廃棄物処分場跡地の雨水を利用した浄化施設がある。ポンプで埋立地下に貯まる雨水を吸い上げ、浄化して東京湾に放流する。メガソーラーのある埋立地は、焼却灰(主灰)によって埋め立てられたため、住宅や工場などの建設は制限されている。 処理建物
川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設隣に設置された地下水浄化施設。廃棄物処分場跡地の雨水を利用し、廃棄物から染み出す汚水を浄化する。ポンプで埋立地下に貯まる雨水を吸い上げ、浄化して東京湾に放流する。メガソーラーのある埋立地は、焼却灰(主灰)によって埋め立てられたため、住宅や工場などの建設は制限されている。神奈川県川崎市浮島処理センターでは、測定時間(time): 1800 sで、セシウム合計(Cesium sum total): 111 ± 17.0 Bq/kgとある。
川崎の工業団地

Industrial Estate


石油化学1
川崎市川崎区浮島資源化施設屋上からみたJX日鉱日石エネルギー川崎製造所。1970年に浮島地区に第1エチレン製造装置(当時の浮島石油化学(株)装置)を、1991年にCPX製造装置が完成 。脱硝施設VOC(揮発性有機化合物:Volatile Organic Compounds)除去設備、排水処理設備を備えている。 石油化学2
川崎市川崎区浮島資源化施設屋上からみたJX日鉱日石エネルギー川崎製造所エチレンは、ナフサ(粗製ガソリン)留分を熱分解して製造する。ナフサの熱分解で、エチレン(25-30%),プロピレン(15%)などオレフィンを含む低分子にし、エチレンを重合してプラスチック、ポリエチレン(PE)にする。 屋上からの駐車場
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある浮島「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京湾横断道路近くに設けられた輸出用の中古車・車検切れ廃車保管用の駐車場。 屋上からの駐車場
川崎市の廃棄物埋立地浮島にある、東京湾横断道路近くに設けられた輸出用の中古車・廃車保管用の駐車場。
メガソーラーパワー

Mega-Solar Power Plant


ゲートに
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した東海大学教養学部鳥飼ゼミ3・4年生。ゲートを開けていただき、東京電力メガソーラー(太陽光発電所)の太陽光パネルをまじかで見学させていただいた。 柵パネル
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した東海大学教養学部鳥飼ゼミ3・4年生。2011年8月10日に運転を開始した「浮島太陽光発電所」は 2011年8月から運転を開始し、3万7926枚の太陽光パネルで発電している。発電電力量は約740万kWhで、これは一般家庭約2000世帯分の電力に相当するようだが、メガソーラー側の推計では5900世帯への電気供給に相当するとある。 ぜみ浮島太陽光発電所。東京電力によれば、再生可能エネルギーは、太陽光や風力、水力など、環境負荷がより少ないエネルギー。東京電力は、再生可能エネルギーを利用した発電設備の導入を進めた。RPS法電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(Renewable Portfolio Standard)」では、電力小売事業者に対して、販売電力量の一定割合を法律で定められた再生可能エネルギーでまかなうよう義務付けられているが、東京電力は、再生可能エネルギーを利用した発電設備の導入を進め、2011年8月に運用を開始した浮島太陽光発電所(メガソーラー発電所)も持っている。
柵看板パネル浮島太陽光発電所

  日経産業新聞2012/4/23数字が語るメガソーラーの「不都合な現実」 によれば、東京電力が川崎市と共同で同市の埋め立て地につくった浮島太陽光発電所は昨年8月に運転を開始した。東京電力株式会社 建設部土木・建築技術センター 再生可能エネルギー技術グループ 副長 会員芝和彦再生可能エネルギーグループマネージャーによると「カラスが上から石を落として何枚か太陽光パネルもが破損するアクシデントはあったが、それ以外はほぼ計画通り順調に動いている」という。同発電所の出力は7000キロワットで、現時点で日本有数の規模のメガソーラーだ。敷地面積は11ヘクタール(東京ドームの2.3個分)で、そこから生み出される電力量は1年間で740万キロワット時の見込み。一般家庭2100軒分の需要を満たすだけの電力量だ。
 こう聞くとかなり大きいと感じるかもしれないが、同じ電力量を生み出すために、出力100万キロワットの原子力発電所なら7時間24分稼働すれば事足りる。原発は一度動き出せば、安定してピーク出力を持続するが、太陽光発電は夜は休止し、昼間も天気次第で発電量が揺れ、平均して最大出力の12%程度しか発電できない、と反メガソラーの見解を示している。
ぜみパネル
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所。ゲートを開けていただき、メガソーラーの太陽光パネル(モジュール)をまじかで見学させていただいた。冬は太陽高度が低く日照時間が短いため、快晴でも発電量は少ない。
メガソーラーとは、出力が1メガワット(1MW)以上ある大規模な太陽光発電所。 電池パネル
東京電力・川崎市の共同事業の浮島太陽光発電所のパネルをまじかで見学させていただいた。 太陽電池モジュールは、ジャープが製造した単結晶シリコン0.198 kW(198W)で、パネル3万7,926 枚を装備。
ごみ埋立て地に設置された 浮島太陽光発電所のパネルを草が覆うと発電効率は低下する。太陽光発電電力量は、当初推定7,400 MWh、平成23年度5,340 MWh、平成24年度 9,690 MWh、平成25年度 9,510 MWhだった。雑草が次々生えてくるが、パネルを覆ってしまえば、発電能力は低下する。年に二回、6月と10月に草刈りをするとのこと。 鳥飼ゼミナールパネル
浮島太陽光発電所35度が発電効率が高い角度であるが、臨海部の強風に備えて太陽光パネルの設置角度は10度と低くして、発電効率を抑え、強風に耐えることを優先している。 鳥飼ゼミナールパネル
東京電力・川崎市の共同メガソーラー事業、浮島太陽光発電所は、元ごみ最終処分場だったため地盤が軟弱。羽田空港の近くのため、飛行機が行き来しているのがよく見える。羽田空港には、(1)第1旅客ターミナルビル(1PTB)屋上 4カ所、 (2)第2旅客ターミナルビル(2PTB)屋上 2カ所、 (3)P4本格立体駐車場棟(P4立駐)屋上 1カ所に太陽光発電施設がある。供用開始は、第1旅客ターミナルビルおよび第2旅客ターミナルビルは、2010年3月、P4立体駐車場は、2010年9月。 パネル
東京電力・川崎市の共同メガソーラー事業、浮島太陽光発電所は、元ごみ最終処分場だったため地盤安定化に留意しパネルを設置するコンクリートの土台を設計。この浮島太陽光発電所は、ごみ埋立て地にあるため20年間で40cmの地盤沈下不等沈下が起こると予測され、パネル6枚を一つのコンクリートの土台に取り付けることで今後の沈下に対応可能にしている。元ごみ最終処分場だったため地盤が軟弱で、不等沈下する。そこで、調整できるように高さ調整可能。
東京電力・川崎市の共同メガソーラー事業、ごみ埋立て地に設置された浮島太陽光発電所の太陽電池モジュール。東京電力の常駐職員は一人もいないが、モジュール表面の清掃作業は必要ないので、問題がないと。太陽光パネルは、降雨を活用することで洗浄されている。
パネル
東京電力・川崎市の共同メガソーラー事業の浮島太陽光発電所の太陽電池モジュール。モジュール表面の清掃作業は降雨を利用するので必要ない。周辺の草刈り作業も年2回で済む。したがって、太陽光発電は、火力発電、原子力発電と比較して、燃料代金はもちろん、運用管理の経費負担も遥かに安価である。

環境省の平成26年度「廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業」の公募では、2014年(平成26年度)二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金による「廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業」の公募を開始。この事業は、廃棄物埋立処分場等への太陽光発電の導入に当たり、廃棄物の適正処分の確保を講ずるための先進的な技術の導入を支援する目的で実施される。
廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業」では、ごみ処分場の跡地の有効活用を図っている。

関西国際空港の運営会である新関西国際空港株式会社は「スマート愛ランド構想」として太陽光や水素などのクリーンエネルギーを活かした“創エネ”を推進し、空港島内の土地や建物の屋根などを太陽光発電に活用している。ソーラーフロンティアは、CIS薄膜太陽電池の総発電量の高さや、光の反射が航空機の運航に影響を与えない防眩性などのパネルの特性があり、B滑走路の南側誘導路拡張予定地沿いの土地(約9万6,000?)と貨物上屋根など(約2万3,000?)に、計11.6MWの太陽光発電所を建設、2014年2月から運用を開始している。 学生パネル
川崎市の廃棄物最終処分場埋立地に、東京電力が設置した浮島メガソーラーの敷地で解説をうけ、メモを取る鳥飼ゼミの3・4年の学生たち。川崎市は土地を18年間の期限で無償提供している。

 浮島太陽光発電所の敷地で解説を受けた鳥飼ゼミナール3・4年の学生たち。浮島太陽光発電所の太陽電池モジュール表面の清掃作業は降雨を利用するので必要ない。周辺の草刈り作業も年2回で済む。したがって、太陽光発電は、火力発電、原子力発電と比較して、燃料代金はもちろん、運用管理の経費負担も遥かに安価である。 学生パネル2
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所の敷地で解説を受けた鳥飼ゼミナールの学生たち。

 Kawasaki Mega Solar Power Generation Plant, which is composed of two solar power plants in Ukishima and Ogishima area and has a power generation capacity of 20,000kw, is a joint project between Kawasaki-city and Tokyo Electric Power Company. Ther solar power generation is equal to an annual energy consumption of approximatery 5,900 households.  学生パネル
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同メガソーラー事業浮島太陽光発電所を見学した東海大学鳥飼ゼミ3・4年生。
浮島のメガソーラー発電は、7MW(メガワット)で、年間の発電量は740万kWhを想定していた。実際には2012年8月9日までの1年間で945万kWhと、想定値よりも1.28倍の電力を供給。月別では5月の発電量が最大、好天が続く月の発電量が多い。 
  太陽から放射されるエネルギーは、毎秒(1秒間)4兆20,000億kcal(キロカロリー)で、その他の自然エネルギーは、水力5億kcal、潮汐流7億kcal、地熱77億kcal、風波880億kcalである。
かわさきエコ暮らし未来館

Environmental Education


地球解説
かわさきエコ暮らし未来館で、地球映像を見ながら世界の環境悪化を救う鳥飼ゼミの学生たち。 映像パネル
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の環境悪化を指し示す展示をみる鳥飼ゼミナール3・4年の学生たち。 映像パネル
かわさきエコ暮らし未来館で、地球映像を見ながら世界の環境悪化を救う鳥飼ゼミナールの学生たち。 ちきゅう
かわさきエコ暮らし未来館を訪問した東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程の鳥飼ゼミナール。ゼミのテーマである環境平和学を深く学ぶために、国内外のフィールド調査を行っている。


ぜみパネル川崎の暮らし環境100年アルバム」で川崎市の公害・環境の歴史を学ぶコーナー。
 「公害」とは、環境基本法により、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる(1)大気の汚染、(2)水質の汚濁、(3)土壌の汚染、(4)騒音、(5)振動、(6)地盤の沈下及び(7)悪臭によって、人の健康又は生活環境に係る被害が生ずること、と定義される。(1)から(7)までの7種類は”典型7公害”。 集合本パネル
かわさきエコ暮らし未来館館「川崎の暮らし環境100年アルバム」で川崎市の公害・環境の歴史を学ぶコーナー。 学解説パネル
かわさきエコ暮らし未来館の解説をみる鳥飼ゼミナールの学生たち。

タッチパネル1
かわさきエコ暮らし未来館で、タッチパネルでエネルギー浪費場所を捜す鳥飼ゼミナール3・4年の学生たち。 タッチパネル2
タッチパネルでエネルギー浪費箇所を捜す鳥飼ゼミナール3・4年の学生たち。 さわるパネル
かわさきエコ暮らし未来館で、エネルギー浪費場所にタッチ・パネルをかざすと、改善案の画像が出てくる。 タッチパネル4

3Rsの解説
かわさきエコ暮らし未来館の3Rsの解説コーナー。 くつ
ごみ埋立て地浮島のかわさきエコ暮らし未来館のリサイクルの方法を示す展示では、昔どこにでも見られた修理屋のコーナーがあって、靴底の張り替え修理の実物を展示していた。中国やフィリピンの庶民の市場では、今でも修理屋さんがいて現役で仕事をしている。 3Rsの解説
かわさきエコ暮らし未来館の3RsのRecycle解説コーナー。
廃棄物最終処分場跡地浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館に展示されているリサイクル可能なごみと再生資源で製造されたリサイクル商品。行政では「リサイクル」の用語を「再資源化」と翻訳しているため、使いまわす再利用はリサイクルとは言わないが、一般には、再利用も再資源化も物質を再循環させる試みであり、「リサイクル」といって差し支えない。 ごみ余熱
かわさきエコ暮らし未来館の3RsのReduce解説コーナー。廃棄物最終処分場跡地浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館に展示されているごみ焼却時に発生する余熱の利用、サーマルリサイクルを開設する図。 3Rsの解説
かわさきエコ暮らし未来館の3RsのRecycle解説コーナー。リサイクル視聴覚機材を使ってみた。中央にある空き缶・PETボトル・プラスチック容器などのごみ模型にタッチすると、それが、足元のケースにある再生資源になる様子を示してくれる。 3Rsの解説
かわさきエコ暮らし未来館の3Rsの解説コーナー。
廃棄物最終処分場跡地浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館のリサイクル展示を見学する鳥飼ゼミナールの3年生。中央にある空き缶・PETボトル・プラスチック容器などのごみ模型にタッチすると、それが、足元のケースにある再生資源になる様子を示してくれる。 3Rsの解説
かわさきエコ暮らし未来館の3Rsのコンポスト解説コーナー。
かわさきエコ暮らし未来館の3Rsの解説コーナー。浮島のかわさきエコ暮らし未来館のリサイクルの方法を示す電子映像展示。真ん中のゴミの模型にタッチすると、それが、足元のどんな資源に再生されるかをか教えてくれる

ビデオ
ごみ埋立て地浮島のかわさきエコ暮らし未来館の太陽光発電の説明用模型展示。 ビデオ
ごみ埋立て地浮島のかわさきエコ暮らし未来館の風力発電用の風車と太陽光発電の太陽電池パネル説明用模型展示。。 ビデオ
ごみ埋立て地浮島のかわさきエコ暮らし未来館のリサイクルの方法を示す掲示や電子映像を見る鳥飼ゼミナールの学生。
エコ暮らし未来館

Environmental Education


女子壁
川崎市浮島のかわさきエコ暮らし未来館環境展示。エコ・ノミーちゃんとエコ・ロジーちゃんの2エコのキャラクター。 学生階段
浮島のかわさきエコ暮らし未来館の環境展示場所をみた鳥飼ゼミナールの学生たち。
かわさきエコ暮らし未来館環境展示を見終わって、1階に下る階段にある壁絵。 かわさきエコ暮らし未来館環境展示を見学した鳥飼ゼミナールの学生たち。2014年7月3日に来館者5万人を達成し、その記念として、今回ナイトツアー等、普段とは違った特別な企画を行う『5万人達成記念感謝祭』が開催された。 えあこん
かわさきエコ暮らし未来館では、エアコンの設定温度を夏は28度、冬は20度を推奨。 自転車
かわさきエコ暮らし未来館のエコな個別輸送手段としての自転車利用。
川崎の臨海工場群LAZONA

Industrial Estate


工場
JR東日本の川崎駅からバス10分強で多摩運河に至る。これを超えると川崎区浮島に至り、初めに東芝 浜川崎工場が見えてくる。ここでは、家庭用燃料電池「エネファーム」の開発も行っている。燃料電池とは、ガスに含まれる水素と空気中の酸素を、水の電気分解と反対の化学反応を起こして電気へと変える発電装置。
 川崎駅の2013年の年間乗降客は54万8,392人、内訳はJR 東海道線18万4,064人、JR 京浜東北・根岸線17万2,120人、JR 南武線 19万2,208人。川崎には、東海道本線 横浜・小田原方面 (下り) 東京・宇都宮・高崎方面 (上り)、 南武線 登戸・立川方面 (下り)、京浜東北線・根岸線 横浜・関内方面 (南行)、京浜東北線・根岸線 蒲田・品川方面 (北行)がある。 とうしば
神奈川県川崎市川崎区浮島町2-1、浮島北西端にある東芝 浜川崎工場は、電気機械器具を製造、事業所従業員数:約2000人。東芝 浜川崎工場へは、産業道路駅(京浜急行電鉄)よりバス利用10分 東芝浜川崎工場前下車。浮島のかわさきエコ暮らし未来館訪問後、川崎駅に向かう首都高速川崎線周辺には、大きな工場群が立ち並んでいる。
石油
神奈川県川崎市川崎区浮島町7番地1号の東燃ゼネラル石油川崎工場。操業開始は、東燃ゼネラル石油:1960年、東燃化学:1962年。敷地面積205万平方メートル(62万坪)、原油処理能力は常圧蒸留装置:258,000バーレル/日。 2007年にナフサ水添脱硫装置が竣工した。事業所従業員数:約1,000人。
工場
川崎区浮島町7−1の東燃ゼネラル石油川崎工場。1939年7月5日、第二次世界大戦勃発直前、日中戦争の最中に、日本軍の飛行機燃料(航空揮発油・潤滑油)を製造する国策会社として、東亜燃料工業株式会社が設立された。この会社と、1947年(昭和22年)7月26日、戦後日本の石油製品の販売、輸出入を目的として設立されたゼネラル物産株式会社が、2000年(平成12年)7月1日に合併し、東燃ゼネラル石油株式会社が発足した。
工場
川崎区浮島町7−1の東燃ゼネラル石油川崎工場。東燃ゼネラル石油は、1947年7月26日創立、資本金351億円、 従業員1,947名(2015年12月31日現在)、 営業品目はガソリン、ナフサ、ジェット燃料、灯油、軽油、重油、潤滑油、液化石油ガス、石油化学製品である。
工場
東燃ゼネラル石油の親会社はアメリカ石油企業エクソン・モービルエクソン・モービル)でその傘下のエッソやモービル(Mobil)ののガソリンスタンドにも燃料を供給している。2000年(平成12年)7月1日 - 東燃とゼネラル石油が合併し、東燃ゼネラル石油株式会社が発足。 工場
川崎区浮島のセントラル硝子(株) 川崎工場では、建築・住宅用ガラス、自動車用ガラス、情報・電子産業用ガラスなどガラス製品の他に、化学品としてファインケミカル、肥料も扱っている。 工場
川崎区浮島のセントラル硝子(株) 川崎工場。1936年10月10日創業、資本金181億円、1)板ガラス、加工ガラスなどガラス製品、2)ソーダ、塩素、フッ素、肥料、ガス製品、溶剤、水処理薬品、医薬品、農薬など化学製品、3)ガラス繊維製品、フッ素樹脂など合成樹脂製品、4)土木建築材料5)電子部品、6)医療器具、7)土壌改良資材、を製造、取り扱っている。
 この南隣にブチルゴム(イソブチレンに数%のイソプレンを共重合した合成ゴム。耐老化性、電気絶縁、衝撃吸収性が高い)、ハロゲン化ブチルゴム(臭素化ブチル, 塩素化ブチル) の製造・加工・販売を営む日本ブチル(1967年設立)がある。ブチルゴムは天然ゴムや他の合成ゴムと比較し、非常に空気を通しにくく、自動車や自転車のタイヤに用いられるチューブやスポーツ用ボールなど、高度な気密性が求められる分野で使用される。 工場
川崎区浮島の東洋製罐(株)川崎工場物流課は、飲料用に 缶、ペットボトルを、食品用に缶、プラスチックボトル、プラスチックカップ、パウチを扱っている。新分野としてジェノゲート [DNAチップ検査技術を用いた食品・環境検査] も開始した。南隣が、興和油化工業(株)。 工場
川崎区浮島の興和油化工業(株)。興和油化工業株式会社(KOWAYUKA KOGYO Co., Ltd.)は資本金4,500万円、1953年9月28日に設立で、出光興産株式会社、JXエネルギー株式会社、昭和シェル石油株式会社と取引している。

川崎区浮島の(株)光輝は資本金1000万円 中間処理業として、廃棄物リサイクル業を営んでいる。廃プラスチック類、木くず、金属くず、ガラスくず、がれき類 以上5種類(特別管理産業廃棄物であるものを除く)を取り扱っている光輝は、収集運搬業として、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、金属くず、ガラスくず及び陶磁器くず、がれき類 以上12種類(特別管理産業廃棄物であるものを除く)を扱っている。右側は、興和油化工業(株)の設備。処理設備には、破砕機、缶プレス機、手選別ライン機、台貫30t、フロンガス回収装置機、パワーショベル、フォークリフトを持っている。
川崎の運輸インフラ

Infra-structure


道路
川崎駅南の産業道路には、工場への物資・工場からの製品を運搬する大型トラックが走っている。大重量のトラックの交通量が多いために、道路のリハビリも頻繁に必要になる。 道路
川崎駅南の首都高速道路は交通量の多い有料高速道路として有名だが、建設から年月がたって、修理が必要な時期に来ている。 道路
川崎駅南の高速道路は交通量の多い有料高速道路として有名だが、建設から年月がたって、修理が必要な時期に来ている。 道路
川崎駅南の高速道路は交通量の多い有料高速道路として有名だが、建設から年月がたって、修理が必要な時期に来ている。 道路
川崎駅南の高速道路は交通量の多い有料高速道路として有名だが、建設から年月がたって、修理が必要な時期に来ている。
川崎駅南の高速道路は交通量の多い有料高速道路として有名だが、建設から年月がたって、修理が必要な時期に来ている。 川崎駅南の高速道路は交通量が多く、建設から年月がたって、修理が進んでいる。鉄筋コンクリートの市中の周りに補強材が巡らされているが、こんなことで後どれほど安全に使用できるのか、災害に耐えられる堅牢なものなのか心配になる。

東海大学教養学部

Tokai University


ちきゅう
かわさきエコ暮らし未来館を訪問した東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程の鳥飼ゼミナール。ゼミのテーマである環境平和学を深く学ぶために、国内外のフィールド調査を行っている。

鳥飼ゼミ研修レポート

川崎太陽光発電所見学                      

川崎市にあるメガソーラー、東京電力・浮島太陽光発電所を見学してきた。場所は、東京湾に面した臨海部にある。産業観光都市と再生可能エネルギー供給施設であり、日本の最先端エネルギーを体験することができる未来館と川崎市が所有する浮島1期廃棄物埋立処分地における、出力13,000kWの太陽光発電所を実際に見学することができる。

もともと、ごみの焼却灰の埋め立て地である。このような土地は、雨水による自然浄化のため、20年間、通常の建物は建てられないということである。そこで、川崎市が無償で土地を貸して、東京電力が太陽光発電所を建設したのである。見学の当日は、台風が過ぎた後でとてもよい天気であったため、隣にある資源化施設の屋上から、東京湾の対岸に千葉県の臨海部の建物をよく望むことができた。また、羽田空港からは、真っ青の空を背景に飛行機が次々に飛び立っていくのが見ることができたのである。浮島太陽光発電所は、果てしないソーラーパネルの海のように思えた。ここでは、何の音もなく黙々と電気が作られている。見学当日は、天気は快晴で、太陽光発電には最高の環境だったと考えられる。そして、フル稼働で電気を作っていたと考えられるが、しかしその静かな佇まいからは、そんな姿は少しも伺えなかったのである。この事業によって、土地の有効利用や川崎市が環境対策に取り組んでいることをPRに繋がっていることに大きな意味が示されていると思われた。

原発事故以来、風力や太陽光などの再生可能エネルギーが期待を集める一方で、「エネルギーが低密度すぎて、大量のエネルギーを生産することには向いていない」という批判は根強い。しかし、再生可能エネルギーが、低密度なのは事実であるが、実用的ではないという批判は、的外れであると考えられた。世の中で今まさに議論されている、再生可能エネルギーの大規模利用というのを間近で見学すると、未来の発電方法のひとつではないかと感じられた。

 かわさきエコ暮らし未来館は、地球温暖化対策、太陽光発電などの再生可能エネルギーなどについて学べる展示室があり、子供たちを連れて行って勉強になるような施設になっている。さわると光ったり、動いたりする様々な仕掛けに大人でも楽しめるので、子どもにはエコについて楽しく勉強することができると思われた。構内を巡るガイドツアーを実施しているため、大人だけでなく、子どもたちの環境教育にも貢献できると思われた。そして、川崎駅からバスがあり、空港が近く、高速の浮島ジャンクションがあるので、車で行くのも便利な場所にあるため市街からも多くの人たちを呼び込めることができると思われた。再生可能エネルギーに賛同する人も懐疑的な人、少しでも興味がある人も、実際に自分の目で見てみることも必要ではないかと考えられた。



浮島処理センター・メガソーラー見学

 かわさき資源化処理施設では市から回収されたプラスチック製容器とミックスペーパーを手作業で選別している様子を見学した。プラスチック41トン、ミックスペーパー48トンが一日に処理施設に運ばれる。人の手で選別されたこれらのゴミはリサイクル業者へ運ばれ、トイレットペーパー、ペレットやNFボードとなる。これは市が平成23年度から始めたもので残存する埋立地が30〜40年分という深刻な状況にある川崎市にとって埋立地の節約に繋がる取り組みだ。しかし、回収された大量のゴミを手作業で分別する様子を見て、資源として有用性のあるゴミの分別が大切であると感じると同時に、プラスチックや紙といった種類が多く存在するゴミの分別が難しく手間のかかる作業だと改めて感じた。

 太陽光発電所の見学では都心部最大である浮島発電所・扇島発電所の2つの発電所のうちの浮島発電所を見学させてもらった。この施設で発電された電力はすぐ近くの東電・川崎発電所に蓄電せずに送られる。近くに発電所があるので東電が管理しやすいという。太陽光パネルの設置において、雑草を生えにくくするために土壌改良を行ったり、地盤沈下を見込んでパネルを長く繋がずに設置したりと多くの工夫がなされていた。しかし、見学した発電所では昨年から雑草が生えてきており日光を邪魔するため除草作業が行われているそうだ。パネル自体はメンテナンスフリーだということだったが、天気や周囲の環境に影響される面では手間がかかりそうだった。この施設は市の条例により20年の土地貸し出しとなっておりパネルは18年間の設置という計画だと伺った。年に2,900世帯分の電力を発電している大規模な施設だが時間に制限があるのはもったいないと感じた。設備解体後の土地の用途は現在はまだ決まっていないが展示施設などの計画も考えられているという。

 また、見学の際にかわさきエコ暮らし未来館の展示の説明もしていただいた。この展示スペースは「見て、聞いて、触れながら学べる」ということをコンセプトにしており、地球温暖化、ゴミ分別、リサイクル、エコ暮らし、太陽光パネルなどの様々な環境問題についてわかりやすく、ゲーム感覚で楽しく学べるように工夫されえおり、大人も子供も楽しめるような展示内容となっていた。このような楽しく環境問題について知り、興味を持ってもらえるような展示内容は小学生などの環境教育の際に役立つ大切なものだと感じた。



川崎の資源化施設・太陽光発電所

川崎市では、循環型社会の構築に向けて様々な取り組みが行われており、その一環で従来は燃やすごみとして収集されていたものの中から、プラスチック製容器包装とミックスペーパーを分別収集して、再資源化を実施することとなり、資源化処理施設が建設されました。ミックスペーパー類については、市内一部地域で試験的に分別収集が行われていましたが、本施設の完成により市内全地域にその範囲が拡大されました。プラスチック製容器包装は、川崎区、幸区、中原区で分別収集が開始され、将来的には市内全域に範囲が拡大される予定です。国内24のリサイクル施設の建設に携わった実績があり、その安定した稼働では各自治体から高い評価を得ています。国内における資源ごみのリサイクルが促進されるなか、これまでに培ったエンジニアリング力を発揮して各自治体の要望に応えるリサイクル施設のプランニング及び再資源化・リサイクルシステムの提供で環境保全に貢献していきます。太陽光発電所は、川崎市と東京電力株式会社の共同事業として開設されました。家庭ごみの焼却灰と汚水汚泥の埋立地には、3万8000枚の太陽電池パネルが設置されています。約11ヘクタールの広大な土地にずらりと並ぶ太陽光発電パネルは圧巻です。2011年8月から運転を開始し、年間発電量は740万kWhと想定。一般家庭の約5900軒分の年間使用電力量とほぼ同じだそうです。隣接する扇島太陽光発電所とあわせると合計出力約2万kW。日本最大級の大規模太陽光発電施設です。 浮島太陽光発電所が見られる展望スペースや、太陽光発電所構内を見学できるツアーも開催されているようです。浮島太陽光発電所の傍に、「かわさきエコ未来館」がある。そこには太陽光発電の解説施設だけでなく、川崎市内で集められたごみを資源化する施設も併設されており、手作業によってプラスチックの分別、ミックスペーパーの分別作業が行われている。

太陽光発電所は、ごみの焼却灰の埋め立て地だった。こういう土地は、雨水による自然浄化のため、20年間、通常の建物は建てられない。そこで川崎市が無償で土地を貸して、東京電力が太陽光発電所を建設した。川崎市は、浮島太陽光発電所を、埋立地の有効活用に加えて、高度成長時代の公害を乗り越えた環境都市として進めている「カーボン・チャレンジ川崎エコ戦略」の一環として位置付けています。東京電力は、再生可能エネルギーの普及拡大を目指していて、両社の思惑が一致した形となりました。



浮島太陽光発電所

 浮島太陽光発電所は川崎市と東京電力の共同事業として、川崎市の臨海部に建設されたメガソーラー発電所で、平成23年8月に運転を開始した。川崎市は太陽光発電等の普及啓発及び土地の提供を行い、東京電力は発電所の建設及び運転・保守を行っている。ここで、浮島太陽光発電所の設備について説明したいと思う。浮島太陽光発電所は、太陽電池で発電した直流電力をPCS(パワーコンディショナー)で交流電力に変換するという仕組みになっている。また、変圧器2段で交流66,000Vに昇圧して、東京電力系統へ電力を供給している。太陽光発電はコストがかかる点がネックとされているが、パネル傾角を10度とし、風圧加重を軽減することにより基礎的な部分のコストダウンを図っている。実際に発電所に行った際、風の強さに圧倒されたが、上記のような細かい点に配慮することにより強風の影響を軽減しており科学の力を感じた。この他にも、雑草を抑える有機質土壌改良工法を適用したり、海に近いことから塩分による腐食に強い材料を使用したりするなど、様々な工夫が施されている。実際に施設を見学してみて、神奈川県の土地の広さは太陽光発電に適していると感じた。また、太陽光を原料にしている以上、天候に左右されることは避けられない為、天候に対する工夫は必要不可欠であると感じた。 

かわさき資源化処理施設・太陽光発電所を訪れて

 資源化処理施設では、収集されて運ばれてきたプラスチックごみの分別作業の見学をしました。プラスチックごみの中にはプラスチック以外のごみも含んでおり、それらのごみの全てを従業員の方がラインについて手作業で仕分けていました。プラスチック以外のごみの中にはペットボトルや空き瓶、空き缶、針金ハンガーや折り畳み傘など金属製品が展示されており、特に危険な物の中にははさみやライター、包丁、剃刀、電球などが含まれていることが分かりました。私が住んでいる地域では、ごみは種類ごとに細かく分別されていますが、異なる地域においてごみの分別は、それほど厳しくないという話もきいたことがあります。また、ごみの分別についてどの程度守られているかは個人差があります。そして、種類の区別が曖昧な場合は個人の判断によって捨てられるため、誤ってしまうこともあると思います。しかし、見学をしていて作業をしている人々が一つ一つのごみの仕分けを手作業で行っているのを見て、私たち一人ひとりがごみの分別に関心を寄せることは大切であると思いました。さらに、ごみを捨てる際に洗って乾かしてからごみを捨てることで作業者の負担を減らすことが出来ることが分かり大切だと思いました。手作業によって仕分けられたプラスチックごみは圧縮されて再生商品化事業者によってガーデニング用品やハンガーやベンチなどにリサイクルされます。また、回収されてきた紙類においてもハガキや包装紙、写真などのミックスペーパーがティッシュペーパーや段ボール・ノート、学校用のトイレットペーパーに生まれ変わります。その際に鉄道でごみが運ばれていることを知りました。回収されてくるごみは回収車ですが、大量のごみがどのように運ばれていくのかを知らなったため、見学を通して知ることが出来ました。

続いて、かわさきエコ暮らし未来館や実際に設置されている太陽光パネルを見学しました。太陽光パネルが設置されている場所は、ごみの埋め立て地の上と建物の上にありましたが、埋め立て地の上に設置するということは非常に効率的であると考えました。なぜなら、ごみの埋め立て地はその容量がいっぱいになり使用されなくなってからの20年間は、家を建てることが出来ないと法律で定められているという話をきいたからです。そして、20年後には土地を川崎市へ返還するということと、太陽光パネルの設置に2年かかっているので、18年間は太陽光パネルの使用が出来るということでした。また、環境対策に力を入れていることをアピールすることが出来るというメリットもありました。一方、課題として埋め立て地の上に太陽光パネルを設置することは、土地の浄化や地盤沈下対策をする必要があるようです。また、雑草が生えにくいようにCCクレイと呼ばれるスギやヒノキのチップをまいて土壌改良しているそうですが、効果が切れてしまい生えてきてしまうということがあり、今後の対策が必要だと思いました。川崎エコ暮らし未来館では、ごみの分別方法や日常生活の中で出来るエコな暮らしを考えて探すなど体験型のゲームを通して楽しく学ぶことが出来ました。意外に間違えているようなものもあり、正しく理解し今後に生かすことが出来たら良いと思います。



浮島処理センター 資源化処理施設

 浮島処理センターの資源化処理施設では、ごみの焼却、資源化処理及び粗大ごみの処理を行っている。中に入った際の第一印象は、強烈な異臭がするということである。恐らくごみの焼却の際に生じる臭いなのだろうが、こんな異臭を放つほど、私たちは日頃様々な資源を消費しているのかと思うと、胸が痛んだ。
 この施設で処理されるごみは、ミックスペーパー(雑紙)とプラスチック容器包装の2種類である。この施設では、一日に70tのミックスペーパーと、55tのプラスチック容器包装を破袋して、資源物と不適物とに手選別し再資源化を実施している。ミックスペーパーをリサイクルすると、トイレットペーパーやダンボール、ノートなどに再生する。プラスチック容器包装は、材料リサイクルとケミカルリサイクル、固形燃料化の3つの方法でリサイクルされる。その内材料リサイクルでは、プラスチック製品やガーデニング用品、パレットなどに再生される。見学の際、実際に資源化処理施設を見学したが、作業員の方々が長時間に渡り細かくごみの選別をしている姿が印象的だった。作業員の方々の姿を見て、私もきちんとごみを分別しなければ、と改めて思った。また、リサイクルも勿論大切だが、その前に物を大切に扱う、必要のない物を買わないなど、無駄遣いを減らすことを心がけて生活することが大切だと感じた。これを機に、自分の生活の中の無駄を見直したいと思う。 

太陽光発電所
はじめに、駅からバスにかけ工場地帯が多くその地域の最も奥に太陽光発電所があったことが印象的であった。その後、太陽光発電パネルは3万8千台存在し、パネルの端から端までを歩くのがとてつもなく長い距離に感じた。

これだけのパネルの量で一般家庭約2900件分の年間発電使用電力量に相当を発電し、二酸化炭素排出量削減効果で一般家庭約1010軒の年間二酸化炭素排出量に相当するという。一見どの程度の量なのかが分からないと感じたが、軒数あたりで考えることで浮島太陽光発電が一つ存在することによって現在の原子力発電の分を補うことも可能である。他にも、杉の木で換算すると840本分に相当する。年間発電電力量は想定が740万kWhのところ、実績は約974万kWhとなっており、より多くの電気を発電している。

他にも、電気を発電するにあたって工夫がされており、海の周辺で行われていることによって高さのある建物が存在しないことや、太陽光がよりパネルに当たるようにパネルの角度を10度に傾けている。また、あたりから生える雑草により、太陽光が遮断されることを防ぐために、ヒノキのチップやccクレイを撒いている。このように、太陽光発電を行うに当たってできるだけ障害を減らすように発電がおこなわれていることが分かる。

できるだけ事前に太陽光発電への障害を減らし、初期に問題の部分へ費用をかけることによって、その後に持ち越しにしていた障害としてつけがくる心配が減ると考えられる。そこから、事前に草刈や雑草が生えないように対処しておくことにひどく好感が持てた。しかし、現在ではヒノキのチップとccクレイの効果が切れていることから、現在のパネルはパネルの隙間から長さのある雑草が生えていた。今後、除草を行っていかなければ、太陽光発電量に影響を及ぼすものであると考えられる。 太陽光発電は現在、市が土地を貸して太陽光発電を行っている状態であり、今後契約が存続されるのかは不明であり、太陽光発電のパネル自体が撤去されることもある。それでも、契約が存続する可能性も全くないわけではない。むしろ、空港に近く、飛行機からもパネルを見下ろせるようにもなっているため、国内と海外いずれの人々が太陽光発電を見て川崎市に対する好感度が上がっているという。そこから、今後においても、太陽光発電が川崎市だけでなく、日本全体での主力となるように川崎市においても東京電力においてもこの活動に努めていくべきである。

川崎にある大規模な発電所は川崎市と東京電力株式会社が共同事業で行っている施設である。川崎市にある大規模な太陽光発電所は浮島太陽発電所と扇島太陽光発電所がある。浮島と扇島の両区域での合計出力は2万kwといったメガソーラーなのである。



浮島処理センター資源化処理施設

浮島処理センター資源化処理施設は,平成23年2月に竣工し,処理対象物としてミックスペーパーとプラスチック製容器包装を取扱い,ミックスペーパーは日に70t,プラスチック製容器包装は日に55tを処理することができる。

 川崎市では,循環型社会の構築に向けて取り組みが行われており,従来は燃やすごみとして回収されていたものの中から,ミックスペーパーとプラスチック製容器包装を分別収集することで,再資源化を図る試みとして建設された。資源化処理施設の完成により市内全域でミックスペーパーの分別収集が行われるとともに川崎区,幸区,中原区においてプラスチック製容器包装の分別収集も開始され,将来的には市内全域に範囲が拡大する予定となっている。

 政令指定都市が雑がみ類だけを対象にした分別収集を実施するのは,名古屋市と札幌市に次いで川崎市が3番目となる。川崎市は,家庭ごみの有料化は未実施であるが,ミックスペーパーの対象品種を拡げ,新聞,雑誌,段ボール,紙パックの4品目の他,においや汚れの付いた紙を除く全ての紙を対象とした。これにより,感熱紙やカーボン紙などもミックスペーパーに含まれ,古紙再生促進センターが定める「雑紙」の基準よりも対象が広くなる。

浮島太陽光発電所

 浮島太陽光発電所は,川崎市と東京電力株式会社の共同事業として平成23年8月に運転を開始した。発電所の最大出力は,7000kWで,年間の発電電力量は,想定で一般家庭約2100軒分の約740万kWhとされているが,初年からそれを上回る量を発電しており3年目は,一般家庭約2900軒分に相当する約951万kWhであった。また年間のCO2排出削減量は,想定として一般家庭約600軒分の約3100tとされたが,初年から上回っており3年目は,一般家庭約940軒分の約5000tを記録した。  事業の実施に伴い,川崎市と東京電力で役割が分担されており,川崎市が浮島の土地提供とPR施設であるかわさきエコ暮らし未来館の管理,運営による普及啓発を行い,東京電力が発電所の建設,管理,運営を行っている。

 太陽光発電所の設置された場所は,浮島1期廃棄物埋立処分地で,ごみの焼却灰を埋め立てた土地であるため「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によって,土地が浄化されるまでは建物の建築等が制限されていたが,土地の有効利用を多方面から検討した結果,土地の浄化が終わるまでの暫定利用として太陽光発電所を整備することを東京電力に提案し,両社で合意協定が締結され,川崎大規模太陽光発電所事業を実施した。



ゼミレポート


5月8日 川崎エコ未来館、浮島処理センター、メガソーラーを見学しました。 まず、浮島処理センターとは、川崎市にあるごみ処理センターです。浮島処理センターの特徴は、大型の分散処理コンピュータシステムを採用し、ごみ収集車の計量から焼却炉、公害防止設備、灰の搬出まで可能な限り操作を自動化していることです。その司令室も見学することが出来ました。司令室は多くのコンピューターシステムに囲まれています。

また、浮島処理センターはごみ処理施設、粗大ごみ処理施設、特殊焼却施設を集合させた総合施設となっています。
浮島処理センター資源化処理施設は川崎市の廃棄物最終処分場となっています。資源化処理施設のごみの最終的な選別は手作業で行われています。お菓子の箱、包装紙、写真などのミックスペーパーと呼ばれるものからプラスチックや金属を手作業で除去しています。このミックスペーパーや難再生古紙をトイレットペーパーにリサイクルしています。

臭い等の問題から作業は密室で行われています。密室での選別作業は暑さを伴うため巨大なパイプのような空調を設置しているそうです。
また、浮島処理センターの屋上から浮島に太陽光発電所を見ることが出来ました。浮島太陽光発電所は東京電力の日本最大級のメガソーラーを利用し発電を行っています。最大出力は7000kwとなっています。実際に浮島太陽光発電所のパネルを近くで見学することもできました。周りは多くの草で覆われています。草が伸び影を作らないようにするため年に二回草刈りを行っているそうです。太陽光パネルの角度は10度と低くなっており、海からの強風に耐えられるように設計されています。

最後に訪れたかわさきエコ未来館では様々な最新の映像技術等を使い楽しく遊び感覚でエコや環境問題について学ぶことが出来きます。ごみの正しい分別の仕方のクイズなど大人から子供まで楽しく学ぶことが出来るつくりになっています。

今回これらの施設を見学し、ごみの最終処分の工程やリサイクルの現状などを知り環境への意識がまた少し変化をしました。詳しく自分たちの排出したごみの処分の工程を見学し、これからの分別への意識を変えていく必要を感じました。


川崎浮島処理センター・太陽光発電所見学

伊里
 川崎市エコ暮らし未来館、川崎浮島処理センター、浮島太陽光発電所を訪問した。
川崎エコ暮らし未来館に隣接している川崎浮島処理センターではミックスペーパーの仕分け作業を行っているのを見学した。ミックスペーパーは地域で取り組んでいる資源集団回収で集められている紙類・汚れている紙・においの強い紙以外の全ての紙が対象とされている。ミックスペーパーは1日に40t〜50tも処理センターに運ばれてくる。分別は手作業行われていてプラスチックではないものを見分ける。ミックスペーパー1000kgから5000個のトイレットペーパーを作ることができる。集められたものの中にはゲーム機や靴、瓶など不純物が含まれていることもあるので仕分けする必要がある。

 浮島処理センターの屋上からは浮島太陽光発電所が見えた。浮島太陽光発電所は川崎市と東京電力が共同事業として川崎市の臨海部に建設されたメガソーラー発電所で平成23年度に稼働を開始した。川崎市の浮島と扇島の両地区で合計出力約2万kWのメガソーラーである。浮島太陽光発電所は、ゴミ焼却灰の埋め立て地でこういった土地は雨水で自然浄化しなくてはならない。自然浄化は約20年かかるため、その間建物などは建てられないので太陽光パネルを設置した。ここでは太陽光パネルが3万8000個、約11ヘクタールに設置されている。太陽光パネルの傾きは関東地方では約30度だが、浮島太陽光発電所では10度の傾きにしている。なぜなら、臨海部で南風、北風が強いので抵抗をなくすために10度にしている。もし30度の傾きにしていたら後ろに影ができてしまいたくさん設置する事ができなくなる。太陽光パネルのメリットはCO2を排出しない、地球にやさしい、メンテナンスがほとんど必要ない事である。太陽光パネルを設置することで環境対策にも積極的に取り組んでいるとアピールにもなると感じた。デメリットは雨、風、夜は発電できない事である。

 かわさきエコ暮らし未来館ではタッチパネルで無駄遣いしている場所を探すコーナー、太陽光パネル、風力発電所で使われている風車といった実物の大きさのものが展示されていて風車の羽根の部分は思ったより大きかった。ここでは子どもから大人まで分かりやすく楽しく環境問題について学ぶ事ができた。
 前回行った川崎ゼロエミッション工業団地や今回の浮島太陽光発電所など訪れたことで川崎市の環境事業を知ることができた。


太陽光発電と再資源化

武歩
 今回はかわさきエコ未来館、川崎発電所を訪問した。川崎太陽光発電所は、川崎市と東京電力株式会社の共同事業で、産業観光都市・再生可能エネルギーの供給施設である。幅広い年齢層に日本のエネルギー問題への理解の増進を図るとともに、エネルギー政策の促進に寄与することを期待している。そこで、私たちは川崎市浮島にある、川崎エコ未来館と太陽光発電所を見学した。

 川崎市臨海部にある浮島と扇島の二か所に太陽光発電はある。2万kWの最大出力を誇っており、大規模太陽光発電の先駆けとなっている。太陽光パネルの傾きは、関東では30度が基準となっているが、川崎太陽光発電所では南向きに10度で設置されている。理由として、海が近く、風の影響でパネルに負荷がかかることが挙げられる。建設場所はもともとゴミ焼却灰の埋め立て地なため、雨水や海水の影響で地盤沈下することもある。立地環境は良く、海ほたるや羽田空港が近くにあり、低炭素会社をPRできる。太陽光発電のメリットとしては、メンテナンスがほとんど必要なく、寿命は17年ほどである。また、二酸化炭素を出さないため、地球にやさしい点などが挙げられる。しかし当然ながら、雨風などの影響を受けやすく、発電量も減少してしまう。

 かわさきエコ未来館は地球温暖化対策や再生可能エネルギー等について、大人や子供が楽しみながら学べる展示室を提供していた。こういった小・中学生等の子どもたちにも環境問題について分かりやすい環境をつくることは、目を向けるきっかけとなり、エネルギー問題への理解も広がっていくであろう。展示室は二階フロアにあり、一階にはリアルタイムの太陽光発電量を確認できるモニターや川崎の航空写真、かわさきエコ未来館のキャラクター(エコちゃんず)が案内をしてくれたりと興味の仕組みや工夫が成されていた。

 資源化処理施設では、主にミックスペーパーとプラスチックをリサイクル、再資源化している。ゴミの分別作業は手作業で行われており、一か所に5〜8人ほどの人数で作業を行っていた。再資源化されたものの実例やプラスチックと間違われやすいゴミ等、目に見える形で展示されていた。ミックスペーパーのゴミの固まり一つ(1t)から約5000個もの古紙トイレットペーパーが出来る。古紙トイレットペーパーは通常のトイレットペーパーより重みがあった。その他選挙ポスターに使われる水に強いパネルやペレット等に再資源化されている。

 見学に当たり、環境問題を分かりやすく楽しみながら学べるエコ未来館、あいまいな分別をあからさまに展示し、資源物の行方等を表す資源化処理施設、埋め立て地を活用して太陽光発電所を建設し、再生可能エネルギーを作り出す技術等、どれも実際に目に見て専門家のお話を伺うことで環境問題に対する意識の変化があった。自分ではしっかり分別ができているつもりでも、実際は間違っていて、あいまいな分別をしていたことにも気づかされた。もっとたくさんの人がこういった施設を訪れ、環境問題を直に感じ、地球温暖化や再生可能エネルギーについての理解を深め、考えを広げていくことが必要であると感じた。


かわさきエコ暮らし未来館

木也
今回、かわさきエコ暮らし未来館にいき、印象に残ったのはゴミの分別の必要性、ソーラーパネルの仕組みである。
かわさきエコ暮らし未来館ではゴミを再利用するため再利用できるゴミを回収、分別している。この時、従業員15.16名が手作業で行っていた。扇風機、ベルトコンベヤーを使用しているとはいえ、何十トンものゴミを分別するとなると気が遠くなる作業だ。我々が分別をしっかりしないとこの方々の仕事量は増えてしまう。これからより一層ゴミの分別には力を入れて行いたい。

次にソーラーパネルの仕組みであるが、そこには様々な工夫があった。風が強い所では本来、30度と少し傾ける所を倒れやすいため10度に設定したり、より多くのパネルを置けるように間隔を狭くしたり、倒れないよう端のパネルを分厚くしたりしていた。また川崎市では空港が近い場所にソーラーパネルを設置することで、多く人の目に入る工夫もなされていた。また埋め立て地に設置していて、地盤沈下の可能性があるため高さを調節を出来るようにしている。

私はこのような再生可能エネルギー事業の奥深さを学ぶ事ができた。埋め立て地に設置されたソーラーパネルは自然を破壊する事は無いが、森林、山に作られたソーラーパネル、風車などは森林を伐採し、そこに設置している筈。これは再生可能エネルギー事業として成り立っているのだろうか。今回、このような疑問を持つ事が出来てよかった。


川崎市のエネルギー事業


 現地に行く前の下調べでは現代の日本社会は化石燃料や火力といったエネルギー資源を基盤とした供給体制築いているが、化石燃料や火力はこのまま使い続けると未来の地球に影響を及ぼす。それを補うために自然エネルギーである風力・水力・太陽光を使う。そして今、日本では太陽光発電事業はめざましい発展を見せてきた。確かに技術も上がって、最近では多くのメディアで技術の向上がわかる。だがそのエネルギー設備を作るには費用がかかるし、設備を設置する場所も確保しなければならない。今回行った浮島処理センターの太陽光パネルを設置する場所は東京都が無償で貸しているということもあり、良い効果が出ているが、他の場所ではこのように上手くいかないと思う。自分は設置する場所を作るために森林を伐採することに対して、少しは生物の価値を尊重しなければならないと思う。

 川崎市の浮島処理センターに行ってみて、太陽光発電のソーラーパネル数は38000枚あった。先ほども述べたようにこれだけの多くの数を設置するだけあって、相当広かった。ここではごみの埋立地を使い、パネルのバランスを保つために外側と内側の厚さを変えていた。さらにパネルの角度は規定によって、30度だが、ここは南10度である。そうしないとパネルの影ができてしまうからである。このようにセンター独自の工夫が施されていた。川崎市・横浜市・東京都が隣接しているだけあって、連携があり、小田原市ではなかなか見れないと思った。

 まとめてみると現代の発電技術の発展がめざましく、質が高いことが分かった。その技術を他の地域にも良い影響を与えている。環境やコストの課題が大きく、難しい課題ではあるが、今後どうなっていくかが楽しみでもある。


川崎エコ暮らし未来館報告書


 再生可能エネルギーの中でも、最もクリーンと期待されているのは太陽光発電。今国内最大規模となるメガソーラー発電所は「浮島太陽光発電所」です。今回見学行った環境学習施設「川崎エコ暮らし未来館」に設置してあります。「川崎エコ暮らし未来館」はJR川崎駅からバス約40分の終点で下車し、さらに10分歩いたゴミ処理施設の浮島処理センター敷地内にあります。しかしただのゴミではなかった、犬や猫などの動物の死体もあります、人間が勝手に捨てたり、車に轢かれたりした動物たちがここに運び込まれて焼かれています。そこで、施設入り口の目立たないところに犬猫慰霊碑が建立されています。

 1F受付前に集合した後、館から外へ出て、隣の資源化施設へ行きました、屋上から見ると、目の前いっぱい黒い太陽光パネルが広がり、東京ドームのグラウンド8.5個分にあたる約11haの敷地に、ピカピカに黒光りする約3万8000枚もの太陽光パネルが敷き詰められています。そして、普通の太陽光パネルは、太陽光線に合わせ30度程度の傾斜をつけて設置しますが、浮島太陽光発電所のところは埋立地で海風が強いため、風対策として、10度に寝かせている。メガソーラーは広大な敷地が必要となるが、ごみ処理場から出た焼却灰を埋め立てたこの土地は、雨水浸透による浄化を行い、法律基準を満たすのに20年程度かかるため、そうした土地の有効活用にもなっているという。ここの発電量は、最大出力7000kw。年間で約740kwhがあります、一般家庭の約2100軒分の電力を供給できる。2階の展示室は、地球温暖化、再生可能エネルギー、資源循環の3つのテーマで構成しています。再生可能エネルギーのコーナー壁面にはメガソーラーで使われている単結晶シリコン型太陽電池(浮島太陽光発電所)、多結晶シリコン型太陽光電池(扇島太陽光発電所)が並び、実物の太陽光パネルを間近で見ることができます。その他、動画や音も再生できる巨大な本「川崎の暮らし環境のアルバム」、ゴミがどんな資源になるか分かる「ものの再生」、地球画像を見ながら世界の環境悪化を救うゲームなど遊んで楽しく勉強できる展示が並んでいます。




川崎エコ暮らし未来館

田勇
京浜工業地帯に位置する川崎エコ暮らし未来館には地球温暖化や、再生可能エネルギーを中心に学ぶことができる施設。この施設は川崎と千葉・木更津を結ぶ東京湾アクアラインの入り口の近くにある。また、羽田空港も近く、旅客機の離着陸も間近にみられる。

施設では大規模太陽光発電所でのメガソーラーの発電量がリアルタイムで表示されており、実際に訪れた日は午前中は雨の影響で発電所は伸びていなかったが、午後から天候が回復し、午後14時頃から再び発電量が急激に伸びていた。

そして施設には一日40〜50tごみが到着し、作業員の方々が手作業で仕分けを行っているようだ。到着したごみのなかには携帯電話、ゲーム機、カセットテープなどが混じっていることも少なくないようだ。仕分けされたあとはこれら携帯電話や新聞紙、段ボール、牛乳パック以外のすべての紙類がミックスペーパーの対象とされ、最終的にはノート、トイレットペーパー、段ボールに生まれ変わる。また、一つの圧縮品でトイレットペーパーは5000個も作れることができるそうだ。

一方でメガソーラーは3万8千枚のパネルで作られ、建設には東電が1〜2年かけた。 メガソーラーは30℃が発電するのにベストな気温だそうだが、海風や北風などの力も借り上手くバランスを取っているようだ。そしてこのメガソーラーがある土地は焼却灰で20年以上埋め立て、現在は東電が運営・管理をしている。さらに川崎市はその土地を無償に貸している。

低炭素社会を目指している川崎市が今後どのようなエネルギー政策をしていくのか追及していこうと思う。

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