鳥飼ゼミ国内研修 Our Field Survey
かわさきエコ暮らし未来館 Kawasaki Eco Gurashi Miraikan
神奈川県 川崎市川崎区浮島 に臨海バスで到着した東海大学 教養学部鳥飼ゼミ の学生たち。
東海大学教養学部 人間環境学科社会環境課程 の鳥飼行博ゼミでは開発と環境の経済学 をベースに、?貧困解消、?人間開発 、?平和人権の確立、?環境保全、といった環境平和学を研究している。
JX日鉱日石エネルギー川崎製造所 は、1970年(昭和45年)2月
浮島地区に第1エチレン製造装置(当時の浮島石油化学(株)装置)を、1991年(平成3年)4月
浮島地区にCPX製造装置を完成させた。
浮島町・小島町エリア(川崎区浮島町・小島町) には、東燃化学、東燃ゼネラル石油、日本触媒、JX日鉱日石エネルギー、旭化成ケミカルズ、根本造船所、日本合成アルコール、日新瓦斯、セントラル硝子、 日本ポリエース、大王製紙、花王、東芝の工場がある。
JR川崎駅東口から
16番のりば「臨港バス川03系統浮島バスターミナル行き」に乗り、終点「浮島バスターミナル」下車
(乗車時間は約40分) 。エコタウン は、通産省(現・経済産業省)と厚生省(現在は環境省所管)が1997年に創設、環境・リサイクル産業育成と地域活性化を目的とした事業。その目的は、 ?個々の地域における、これまでの産業蓄積を生かした、環境産業の振興を通じた地域活性化、 ?地域における資源循環型社会の構築を目指した、産業、公共部門、消費者を包含した総合的な環境調和型システムの構築 地方公共団体がエコタウン計画を作成し、国から承認を得るとリサイクル施設の整備に補助金が助成される。
東海大学教養学部 の鳥飼行博ゼミ 日本・中国・タイ男女学生は、神奈川県の工業地帯 の中核の川崎市川崎区にある浮島処理センター(川崎市浮島処理センター発電所) を訪問した。浮島処理センターには、ごみ焼却処理施設、粗大ごみ処理施設、浮島埋立事業所がある。
神奈川県 川崎市川崎区では川崎環境局施設部浮島処理センター がある
◆人間環境学科鳥飼行博ゼミの日本・中国・タイの学生は、2014年の国内研修・フィールド調査として、国立ハンセン病療養所 、多摩上流水再生センター 、川崎エコタウン事業 を訪問。日東亜鉛のアルミメッキ工場も案内していただいた。
かわさきエコ暮らし未来館の地図
京浜工業地帯 Industrial Estate
川崎市川崎区では川崎環境局施設部浮島処理センター。川崎ゼロ・エミッション工業団地 、川崎市のエコタウン 構想に連なるのが、浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館、浮島処理センター、浮島太陽光発電所である。
川崎市川崎区の工業団地を通るバスで、浮島バスセンターまで行き、そこから歩いて10分弱で浮島処理センターにつく。
川崎市川崎区浮島 にある産業道路 から鳥飼行博ゼミの日本・中国・タイの学生は、かわさきエコ暮らし未来館 、浮島処理センター、浮島メガソーラーを訪問した。
川崎市浮島町 Kawasaki Ukishima
神奈川のエコ を学ぼうと、川崎市川崎区浮島 (元ごみ最終処分場)を訪問した。川崎市環境局施設部浮島処理センター は、大型の分散処理コンピュータシステムを採用し、ごみ収集車の計量から、焼却炉、公害防止設備、灰の搬出まで可能な限り操作を自動化している。排ガス処理、排水処理など公害防止設備も導入している。
浮島の隣にある東扇島 人工島は、川崎港沖合いに1971年より埋め立てを開始し、1974年に完成。
神奈川 の川崎市川崎区浮島埋立事業所(浮島2期廃棄物処分場) 。この近くに東燃ゼネラル石油 の石油化学製品 工場がある。
石油精製工程 では、原油を蒸留装置でガソリン、灯油、軽油、重質油に分離し、重質油はさらに熱分解装置と接触分解装置によりガソリン、軽油に分解する。石油精製 されたガソリン、灯油、軽油は、脱硫装置で硫黄分を取り除いてサルファーフリー (超低硫黄)製品(石油製品)とする。
神奈川県川崎市のJX日鉱日石エネルギー株式会社川崎製造所 では、石油化学製品 を精製、製造している。
川崎区水江町 のゼロエミッション工業団地 は、隣の東扇島にある。
ごみ埋立て地 浮島の川崎市環境局浮島処理センター に廃棄物を運搬するごみ収集車 (塵芥収集車 )。 ごみ収集車 は、?車体の後部に積込み装置がある機械式ごみ収集車(清掃ダンプ )、?容積の大きい荷箱を載せるダンプトラック(清掃ダンプ )の2種があり、機械式ごみ収集車は、プレスローダー (圧縮板式塵芥収集車)とクリーンパッカー (回転板式塵芥収集車)に分かれる。
JR川崎駅東口から16番のりば「臨港バス 川03系統浮島バスターミナル行き」に乗り、終点「浮島バスターミナル 」下車 。アクアライン(川崎−木更津線)と臨港バスとの乗り換え地点の「バスターミナル」だが、待合室のみ。事務所はなく係員もいない。
JX日鉱日石エネルギー(株)扇島風力発電所 は電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法) (2012年「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法 」制定以前に建設された。2009年9月着工、2011年2月完成、同年3月運転開始。製造元日本製鋼所(工事:清水建設)、定格出力1,990kW(風力発電設備1基)、発電量300万kWh/年、風車高さ123m(タワー部分 。
11haの敷地に3万8000枚のシャープ製単結晶パネルが並んでいる。発電能力7000kw、年間発電電力量740万kwh。2011年(平成23年)8月から発電を開始した。川崎市の元廃棄物最終処分場にあり、運転開始から18年間、川崎市と共同事業を行う。
川崎区扇島1−2東扇島東公園 埋め立て地にあるJX日鉱日石エネルギー(株)扇島風力発電所 。旧新日本石油のニュースリリースによれば、旧川崎製油所に設置されたこの風力発電所は、石油火力発電所と比較して、年間約2000トンのCO2削減に相当するという。JX日鉱日石エネルギーは、2003年度より特定規模電気事業者(PPS)として電気小売事業に参入、この風力発電所で発電する電力は全量を需要家向けに販売する。この風力発電設備は「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法 (RPS法)」の設備認定を受けている。
2012年7月、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法 (再生可能エネルギー特別措置法 )の導入により、RPS法 は廃止された。しかし、再生可能エネルギー特別措置法附則第12条により、廃止前の電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法 (第4条から第8条、 第9条第4項及び第5項、第10条から第12条)は、その効力を有するとされた。
神奈川県川崎市 の1970年代に造成されたごみ埋立て地 浮島にある浮島処理センター、浮島太陽光発電所 を訪問した。川崎市 川崎区扇島には、2011年12月19日に運転を開始した東京電力株式会社 の日本最大級メガソーラー「扇島太陽光発電所 」(最大出力1万3,000kW)もある。
川崎市浮島処理センター Zero Emission
神奈川県
の川崎市浮島処理センター 。平成3年12月着工、平成7年9月竣工、敷地面積5万9,532平方メートル、建築延面積4万2,129平方メートル。
川崎エコタウン事業 「環境調和型まちづくり構想事業」の対象は、川崎市臨海部で、JR東海道線以南のほぼ川崎区全域である。東海道線から産業道路までの「既成市街地」、産業道路から内奥運河までの「臨海第一層」、浮島町・千鳥町・水江町・扇町などの「臨海第二層」、東扇島、扇島・浮島町先の埋立地からなる「臨海部第三層」の4地区がある。環境調和型まちづくり構想事業 は、第一層から第三層までを主な対象エリアとしている。
神奈川県川崎市 の浮島処理センター に臨港バス に乗って到着した鳥飼行博ゼミ 。すでに川崎ゼロエミッション工業団地 も訪問している。
浮島処理センター は、処理能力900t/24時間、NKK日本鋼管フェルント式往復動階段火格子 (300t/24h)3基、強制通風、煙突は高さ47.5m、頂上口径1.3m×3、ろ過式集じん器 装備。ごみピット、鉄筋コンクリート製角型ピット (容量2,400t)、灰ピット、鉄筋コンクリート製角型ピット(容量780立方メートル)。
給じんクレーン2基、灰クレーン1基、非常用クレーン1基を装備。助燃装置として、先混合形ガスバーナー炉 1基(都市ガス使用)を装備。排水処理は、活性汚泥処理 、化学処理、循環利用を実施。余熱利用 設備として、発電設備出力1万2,500kwの廃棄物発電 を実施し、余剰電力は売電。また、各室暖房、浴場給湯、洗濯工場に熱供給。 ろ過式集じん器 は、排ガス中の飛灰(ダスト分)を円筒状のろ布に付着させて除去。HCI、SOx、水銀、ダイオキシン類 などの排ガス中の有害成分を除去するために消石灰や活性炭等を使用する場合は、ろ過式集じん器の手前に噴霧する。有害ガスと反応・吸着した薬剤は、飛灰とともにろ過式集じん器で捕集、除去する。
神奈川県川崎市 のごみ埋立て地 浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館、浮島処理センター、浮島太陽光発電所 を訪問した鳥飼行博ゼミ の学生。
かわさきエコ暮らし未来館 においてリサイクル 、エコタウン、ゼロエミッション構想 について説明を受けた。
神奈川県川崎区 に設けられたごみ埋立て地 浮島、そこにあるかわさきエコ暮らし未来館 の玄関床には地域の航空写真が貼られている。
川崎エコタウン は、臨海地区の製造業が中核となって、環境負荷を低減し、持続可能な社会をめざす「街づくり」である。川崎エコタウン の対象は、産業道路から南の埋め立て造成地であり、住宅や商業施設はなく、工業団地として利用されてている。川崎エコタウン の特徴は、企業クラスターを生かして、廃棄物・副産物を有効利用したゼロエミッション構想 で、1997年、通商産業省 (現在の経済産業省)からエコタウン事業 として、第一号の認定を受けた。現在、エコタウン は全国に26地域ある。
1960年代、デンマークの小都市カルンボー(Kalundborg )でエコタウン事業が、カルンボー産業シンバイオシス (Kalundborg Symbiosis )として始まった。これは、当初、地元4企業が自治体とも協力し、工場内・地域内の余熱エネルギー、副産物、廃棄物の再利用・リサイクルを推進することを目指していた。 現在、カルンボー産業シンバイオシス に参加する企業は、?デンマークの アスネス石炭火力発電所 、? ジプロック社(石膏ボード製造)、? ノボノルディスク社(製薬会社)、? A・Sバイオテクニスクヨードレンス(土壌改善)、? スタットオイル精油所、 ? カルンボー市役所これは、商業ペースでの取引であった。そこで、 ゼロエミッション工業団地にあっても、採算性を考慮した環境調和型街づくりを目指している。
川崎市
かわさきエコ暮らし未来館 の玄関床の航空写真を見ながら、担当者からリサイクル 、エコタウン構想、ゼロエミッション団地の説明を受ける鳥飼行博 ゼミの日本・中国・タイの学生。
ここに併設された浮島処理センター には、ごみ計量器、エアーカーテン、洗車場、塩化水素除去装置 、窒素酸化物除去装置 、飛灰安定化装置、白煙防止装置 、生活環境学習室がある。
神奈川県かわさきエコ暮らし未来館 で、川崎ゼロ・エミッション工業団地 (企業専用地5.4万平方メートル、道路1万平方メートル、緑地1.4万平方メートル)などの説明を拝聴する東海大学HK鳥飼行博 ゼミの学生。床には地域の航空写真が貼られている。
神奈川県川崎市 のかわさきエコ暮らし未来館 を見学する前に、鳥飼ゼミの学生たちは、ごみ埋立て地 浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館 で浮島処理センターの概要を伺った。
神奈川県川崎市 のかわさきエコ暮らし未来館 に展示してある小学生の環境新聞 。
神奈川県川崎市 のかわさきエコ暮らし未来館 の1階に集合した東海大学 鳥飼行博ゼミの学生たち。
川崎市経済労働局国際経済推進室 「かわさき環境ショーウィンドウ・モデル事業 」では、環境技術の情報発信とショーウィンドウ化により省エネ・創エネ技術の導入を促進することを目的に、省エネ・創エネに取組む市内の事業者から省エネ、創エネ効果 が発揮でき、市民にアピール性のあるアイデアを募集している。「モデル事業」に採択されたアイデアには総額1,200万円の市内での事業展開助成がなされる。
神奈川県川崎市 のかわさきエコ暮らし未来館 。
神奈川県川崎市 の川崎ゼロ・エミッション工業団地 は、環境負荷の低減に向けて産業クラスター を活かして異業種間で連携して排出物の再資源化、エネルギーの有効利用を進めている資源循環型工業団地。産業クラスター とは、マイケル・E・ポーターが提示した概念で、特定分野における関連企業、専門性の企業、関連機関(大学や業界団体、自治体)が地理的に集中し、競争しつつ同時に協力している集積状態を指す。
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設 は、ごみ埋立て地 浮島のかわさきエコ暮らし未来館 の隣にある。
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設 のごみ受入れ施設は、かわさきエコ暮らし未来館 の隣にある。
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設 のごみ受入れ施設は、かわさきエコ暮らし未来館 の隣にある。
川崎市の浮島処理センターのごみ受入れ施設。ここの浮島処理センター 浮島埋立事業 は、所敷地面積約6,580平方メートル、建築面積728平方メートル、延床面積 1,280平方メートル。鉄骨造 地上2階建て。
川崎市の浮島処理センター のごみ計量施設 。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。 川崎市環境局浮島処理センター資源化施設 は、かわさきエコ暮らし未来館 の隣、浮島町509−1(電話:044−287−9600)にある。
神奈川県川崎市 の川崎市の浮島処理センター のごみ計量施設 。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。
神奈川県川崎市 の浮島処理センターごみ計量施設 。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。浮島隣の東扇島の川崎ゼロ・エミッション工業団地 は、環境負荷の低減を効率的かつ継続的に行うために、個々の工場や事業所がリサイクル を行い、近在工業群を含めて企業クラスター の異業種間で連携してお互いの排出物の再利用、再資源化及びエネルギーの有効利用を進めている。資源リサイクル型工業団地 構想では、これを資源循環型社会づくりの核とし、工業団地から地域全体のエコタウン計画へとゼロ・エミッションの輪を広げる予定。
神奈川県 川崎市環境局浮島処理センター資源化施設 のごみ受入れ施設のごみ計量施設。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。。
川崎市 浮島処理センターごみ計量施設 。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。収集車のごみの重さを自計的に計量し記録。行きと帰りで計れるように2基設置し、積載時の重量と空車時の重量の差から、実際に積載された量を計測する。この計量器では10kg単位で最大30トンまでの重さを量ることが可能。
川崎市 川崎区水江町にあるコアレックス三栄レギュレーター株式会社 東京工場 は、2001年7月着工、2002年11月稼働の難再生古紙リサイクル施設 として、ミックスペーパー(ポリエステル等でコーティングされた紙容器、ノンカーボン紙、切符、ラミネート加工された紙等の紙類)及び機密書類等の難再生古紙をトイレットペーパーロールにリサイクル する。処理能力 7万3,800t/年、生産能力 5万1,300t/年。
ごみ資源化施設 Recycled Paper Products
神奈川県 川崎市川崎区浮島町にある川崎市環境局浮島処理センター資源化施設
川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設
川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設 (Ukishima Inceniration Plant)
川崎市役所環境局 の浮島処理センター資源化処理施設 :
焼却灰(主灰)_神奈川県川崎市浮島処理センター/Incineration plant ash Kawasaki Kanagawaでは、測定時間(time): 1800 sで、セシウム 合計(Cesium sum total): 111 ± 17.0 Bq/kgとある。
ごみ資源化施設内部 Recycled Paper Products
川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設 の手選別では、雑多な混交不純物を手で仕訳している。
神奈川県 川崎市川崎区水江町にある川崎ゼロエミッション工業団地(15社加盟)のコアレックス 三栄レギュレーター東京工場では、ノート、コピー用紙、名刺、チケット、写真、封筒、メモ用紙、手帳、はがき、折り紙などミックスペーパー ・難再生古紙をリサイクルし、再生トイレットペーパー 用(toilet tissue paper)などの家庭用紙を生産している。
川崎市川崎区浮島町にある浮島処理センター資源化処理施設 で、ミックスペーパー の選別作業が行われている。
川崎市の浮島処理センター資源化処理施設 のごみ選別所。お菓子の箱、投げ込みチラシ、パンフレット、包装紙、(窓付き)封筒、ハガキ、写真、ノート、メモ帳、シュレッダー紙、ホチキス針がついたままの紙、プラスチックコート紙、合成紙、レシート・伝票などミックスペーパー に交じっているプラスチックや金属を除去している。
最終仕分け作業
Paper making process
神奈川県 、川崎市役所環境局 の浮島処理センター資源化処理施設 のごみ選別所で手作業で仕訳するが、ダクトから冷風が流れてくる。
川崎市浮島処理センター資源化処理施設 のごみ選別所での仕訳作業は、現在では委託業者が担当している。ここでは、再生紙の生産は行っていない。 浮島隣の東扇島の川崎ゼロエミッション工業団地内のコアレックス 三栄レギュレーター 東京工場で再生紙生産が行われている。東海大学教養学部鳥飼行博ゼミ の学生はすでに再生紙製造工場も訪問している。コアレックス三栄レギュレーター 東京工場 では、列車の磁気切符のような難再生古紙 も収集して紙リサイクル をしている。毎月7000トンの古紙を処理し、再生トイレットペーパを3000万個生産している。
浮島資源化処理施設
Paper Recycling
神奈川県 の川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設 の手選別所。
川崎市環境局浮島処理センター資源化処理施設 の選別所のごみは、ペレットに加工される。
川崎市川崎区浮島町にある浮島処理センター資源化処理施設 の選別所では、ミックスペーパー に交じる不純物を手で取り除いている。古紙リサイクル にも手間がかかる。他方、ファイルに綴じたまま、段ボール箱に詰められた秘密書類も紙リサイクル できる設備を持つ製紙工場もある。ファイルから取り外された金具は、集められ金属リサイクル 工場に再生資源として回される。
三栄グループは、ベトナムに進出し、現地法人パルピー・コアレックス・ベトナム社 を共同出資にて設立・運営している。
手選別作業
Selection
神奈川県 川崎市川崎区浮島町にある、ミックスペーパー をリサイクル するため、不純物を選別、取り除いている。
再生トイレットペーパ製造工程 Paper Mill
1)古紙回収(原料) raw material recovery
2)溶解 dissolution
3)精選 fine screening
4)脱墨 de-inking
5)洗浄 washing
6)減菌・漂白 sterilization & bleaching
7)抄紙 paper making
8)仕上げ finishing
9)製品保管 product storage
川崎市川崎区浮島町にある川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設 の選別所。その後、古紙は、再生紙工場に回され、溶解、精選、脱墨、洗浄し、抄紙機 (クレセントフォーマー)で、薄くすいた紙をドライヤーで高温減菌・乾燥し、ジャンボロールとして巻き取る。浮島隣の東扇島では、ミックスペーパー をリサイクル した再生トイレットペーパー (toilet tissue paper)も作られている。
川崎市廃棄物最終処分場跡地 浮島にある浮島処理センター の手選別所でミックスペーパー に混交した不純物を手作業で選別し取り除く。
川崎区浮島町にある川崎市浮島処理センター の手選別所でミックスペーパー に混交した不純物を手作業で選別し取り除く。
川崎市川崎区浮島町にある浮島処理センター 。東扇島の川崎ゼロエミッション工業団地内のコアレックス三栄レギュレーター株式会社 東京工場 は、封筒、窓空き封筒、ハガキ、名刺、領収書、レシート、ワープロ、FAX用紙(感熱紙)、コピー用紙、貯金通帳、ダイレクトメール、アルバム、写真、答案用紙、学校のプリント、半紙、メモ用紙、切符、チケット、手帳、表彰状、のし袋、折り紙、包装材、ノート、画用紙、宅急便の伝票、シュレッダーごみなどミックスペーパー ・難再生古紙リサイクルする。こうして古紙を原料にして製造された再生トイレットペーパー (toilet tissue paper)用の紙ジャンボロールは、1巻で重量6トン。三栄レギュレーター東京工場では、日産トイレットペーパ150トン、ロールにして110万個生産。
川崎区浮島町にある川崎市浮島処理センター の手選別所でミックスペーパー に混交した不純物を手作業で選別し取り除く。
川崎区浮島町にある川崎市浮島処理センターの選別所でミックスペーパー に混交した不純物を手作業で選別し取り除く。
神奈川県川崎エコタウン にある川崎市浮島処理センター の選別所。ごみ分別にかかわる研究論文 では、ごみの不純物の具体的研究は乏しい。この分野を調べようと思えば、フィールド調査のコミュニケーション能力が必要となる。
神奈川県 川崎市浮島処理センターの選別所で、古紙リサイクル の説明を受けた東海大学教養学部 の鳥飼行博ゼミ。大学生の卒論や教員・教官のごみ排出の環境教育にかかわる論文 では、ごみの不純物の具体例を研究していないものがおおい。不純物の混交は、学問的に努力やフィールド調査が必要な分野といえよう。
川崎市浮島町の浮島処理センター の選別所で除かれた不純物。ごみを出す市民に分別の義務があるが、うっかり、面倒を理由に、不純物が多数混じりこんでいる。子供たちならともかく、大人に対する環境教育は難しい。学部生から院生の卒論や研究論文 は量産されている。ごみの不純物の具体例など扱わないほうが、学問的に自由に省力化して探究できるし、扱いやすい。
川崎市 廃棄物最終処分場跡地 浮島にある浮島処理センターの選別所で説明を受ける鳥飼ゼミの学生たち。
川崎市川崎区浮島町にある川崎市浮島処理センター の選別所。
川崎市廃棄物最終処分場跡地 浮島にある浮島処理センター の選別所。
川崎市浮島処理センター の選別所にある再生ボードの展示。
浮島太陽光発電所
Mega Solar Farm
川崎市川崎区浮島 にあるかわさきエコ暮らし未来館 屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。川崎市川崎区には、ゼロエミッション 工業団地もある。
川崎市川崎区浮島町にある東京電力・川崎市の共同事業の浮島太陽光発電所 は、太陽電池で発電した直流電力 をPCS(パワーコンディショナー)で交流電力 に変換。電力用変圧器 で交流66,000 V に昇圧して、当社系統へ電力を供給。
「川崎市の現状 」には、「川崎市の人口は、現在140 万人に達しており、今後も増加し2030 年には150 万人を超えると推計されています。また、全国で減少の続く生産年齢人口についても、川崎市では今後も増加が続き、2025 年にピーク(101.3 万人)を迎えることが予想されます。川崎市の人口増加率は大都市の中でも高く、9 年連続で1 位となっています。人口増加要因として、社会増加比率が他の大都市と比較しても著しく高いことに加え、自然増加比率も大都市中1 位となっています。また、出生率、婚姻率も大都市中1 位となっています。一方、2015(平成27)年をピークに年少人口は減少することが見込まれており、老年人口も増加してきていることから、今後、高齢化が急速に進展することが予想されます。川崎市は、前述したとおり、産業都市としての性格を有する一方、昼夜間人口比率をみると87.1%と大都市の中で最も低くなっており、ベッドタウンとしての性格も有しています。また、我が国全体では労働力人口は減少傾向にありますが、川崎市では労働力人口は増加傾向にあります。また、労働力率は大都市中1位となっています。」とある。
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所。 「川崎市の製造業の状況 」には、「川崎市は戦前・戦後を通じて京浜工業地帯の
中核として、日本経済の発展を支えてきた工業都市であり、現在でも鉄鋼、石油、化学、電機、情報通信等の大企業の主要生産拠点が数多く立地しているほか、優れた技術を持つ多くの中小企業が集積しています。直近10 年間の製造業の推移をみると、全国、
川崎市ともに事業所数、従業者数は減少傾向にあります。1999(平成11)年から2009(平成21)年にかけて、事業所数は全国、川崎市ともに3割の減少となっています。一方、従業者数は、全国では17.5%の減少となっていますが、川崎市では41.2%減少しており、全国に比べて川崎市の減少率が大きくなっています。事業所数や従業者数が減少する一方、製造品出荷額等は全国、川崎市ともに2003(平成15)年以降増加傾向にありましたが、2009(平成21)年には世界金融危機の影響を受け、大きく減少してお
り、特に川崎市では全国に比べて減少率が大きくなっています。また、産業別内訳をみると、事業所数では一般機械、金属製品等の加工組立型が2/3 を占めますが、製造品出荷額等では石油、化学、鉄鋼等素材型が2/3 を占めています。一方、知識集約型・高付加価値型の産業構造への転換に伴い、市内に立地する事業所の性格も生産拠点から研究開発拠点へと変化してきています。また、臨海部は石油精製、発電所、ガス等のエネルギー関連施設が立地しており、首都圏のエネルギー供給拠点となっています。さらに、川崎市内には多くの外資系企業や中小企業庁 が選ぶものづくり300 社が立地しています」とある。
川崎市川崎区浮島 にある「かわさきエコ暮らし未来館 」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。2011年8月10日に運転を開始した東京電力株式会社 の日本最大級メガソーラー「浮島太陽光発電所 」の最大出力は7,000kW。
川崎市川崎区浮島 にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業の浮島太陽光発電所 を見学。敷地面積23万 ?(川崎市所有)で、これは東京ドーム 2.3 個分(東京ドーム面積 約47,000?)に相当する。
川崎市川崎区浮島 にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。
川崎市川崎区浮島 にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。
浮島太陽光発電所 lazona-kawasaki
川崎市 JR川崎駅からバスで40分の場所にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 を見学した鳥飼ゼミ3・4年生
川崎市 の廃棄物最終処分場跡地 浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 を見学した鳥飼ゼミ3・4年生
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 を見学した東海大学教養学部 鳥飼ゼミ3・4年生。
メガソーラーパワー Mega-Solar Power Plant
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した東海大学教養学部 鳥飼ゼミ3・4年生。ゲートを開けていただき、太陽光パネルをまじかで見学させていただいた。
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力 ・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した東海大学教養学部 鳥飼ゼミ3・4年生。2011年8月10日に運転を開始した「浮島太陽光発電所 」は
2011年8月から運転を開始し、3万7926枚の太陽光パネルで発電している。発電電力量は約740万kWhで、これは一般家庭約2000世帯分の電力に相当するようだが、メガソーラー側の推計では5900世帯への電極供給に相当するとある。
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業浮島太陽光発電所 を見学した東海大学鳥飼ゼミ3・4年生。 浮島のメガソーラー発電は、7MW(メガワット)で、年間の発電量は740万kWhを想定していた。実際には2012年8月9日までの1年間で945万kWhと、想定値よりも1.28倍の電力を供給。月別では5月の発電量が最大、好天が続く月の発電量が多い。 東京電力 によれば、再生可能エネルギー は、太陽光や風力、水力など、環境負荷がより少ないエネルギー。東京電力は、再生可能エネルギー を利用した発電設備の導入を進めた。RPS法 「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法 (Renewable Portfolio Standard)」では、電力小売事業者に対して、販売電力量の一定割合を法律で定められた再生可能エネルギーでまかなうよう義務付けられているが、東京電力は、再生可能エネルギーを利用した発電設備の導入を進め、2011年8月に運用を開始した浮島太陽光発電所(メガソーラー発電所 )も持っている。
日経産業新聞2012/4/23数字が語るメガソーラーの「不都合な現実」
によれば、東京電力が川崎市と共同で同市の埋め立て地につくった浮島太陽光発電所 は昨年8月に運転を開始した。東京電力株式会社 建設部土木・建築技術センター
再生可能エネルギー技術グループ 副長 会員芝和彦再生可能エネルギーグループ マネージャーによると「カラスが上から石を落として何枚か太陽光パネル もが破損するアクシデントはあったが、それ以外はほぼ計画通り順調に動いている」という。同発電所の出力は7000キロワットで、現時点で日本有数の規模のメガソーラー だ。敷地面積は11ヘクタール(東京ドームの2.3個分)で、そこから生み出される電力量は1年間で740万キロワット時の見込み。一般家庭2100軒分の需要を満たすだけの電力量だ。 こう聞くとかなり大きいと感じるかもしれないが、同じ電力量を生み出すために、出力100万キロワットの原子力発電所 なら7時間24分稼働すれば事足りる。原発は一度動き出せば、安定してピーク出力を持続するが、太陽光発電は夜は休止し、昼間も天気次第で発電量が揺れ、平均して最大出力の12%程度しか発電できない、と反メガソラーの見解を示している。
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力 ・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所。ゲートを開けていただき、太陽光パネルをまじかで見学させていただいた。冬は太陽高度が低く日照時間が短いため、快晴でも発電量は少ない。
東京電力・川崎市の共同事業の浮島太陽光発電所 のパネルをまじかで見学させていただいた。 太陽電池モジュール は、ジャープが製造した単結晶シリコン 0.198 kW(198W)で、パネル3万7,926 枚を装備。東芝三菱電機産業システム ?浮島太陽光発電所神奈川県川崎市川崎区浮島町? 東芝
ごみ埋立て地 に設置された
浮島太陽光発電所 のパネルを草が覆うと発電効率 は低下する。太陽光発電電力量 は、当初推定7,400 MWh、平成23年度5,340 MWh、平成24年度 9,690 MWh、平成25年度 9,510 MWhだった。雑草が次々生えてくるが、パネルを覆ってしまえば、発電能力は低下する。
浮島太陽光発電所 の35度 が発電効率が高い角度であるが、臨海部の強風に備えて太陽光パネルの設置角度 は10度と低くして、発電効率を抑え、強風に耐えることを優先している。
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 は、元ごみ最終処分場だったため地盤が軟弱。羽田空港 の近くのため、飛行機が行き来しているのがよく見える。羽田空港には、(1)第1旅客ターミナルビル(1PTB)屋上 4カ所、 (2)第2旅客ターミナルビル(2PTB)屋上 2カ所、 (3)P4本格立体駐車場棟 (P4立駐)屋上 1カ所に太陽光発電施設がある。供用開始は、第1旅客ターミナルビルおよび第2旅客ターミナルビルは、2010年3月、P4立体駐車場は、2010年9月。
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 は、元ごみ最終処分場だったため地盤安定化に留意しパネルを設置するコンクリートの土台を設計。この浮島太陽光発電所は、ごみ埋立て地 にあるため20年間で40cmの地盤沈下 、不等沈下 が起こると予測され、パネル6枚を一つのコンクリートの土台に取り付けることで今後の沈下に対応可能にしている。元ごみ最終処分場だったため地盤が軟弱で、不等沈下 する。そこで、調整できるように高さ調整可能。
2011年8月10日、東京電力と川崎市の共同事業として川崎のごみ最終処分場跡に建設を進めていた太陽光発電所「浮島太陽光発電所 」が、運転を開始。
Kawasaki Mega Solar Power Generation Plant, which is composed of two solar power plants in Ukishima and Ogishima area and has a power generation capacity of 20,000kw, is a joint project between Kawasaki-city and Tokyo Electric Power Company.
Ther solar power generation is equal to an annual energy consumption of approximatery 5,900 households.
東京電力・川崎市の共同事業、ごみ埋立て地 に設置された浮島太陽光発電所 の敷地に集合した鳥飼ゼミの3・4年生の学生。 環境省の平成26年度「廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業」の公募 では、2014年(平成26年度)二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金による「廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業 」の公募を開始。この事業は、廃棄物埋立処分場等への太陽光発電の導入に当たり、廃棄物の適正処分の確保を講ずるための先進的な技術の導入を支援する目的で実施される。
浮島太陽光発電所 の敷地に集合した鳥飼ゼミの3・4年生の学生。「廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業 」では、ごみ処分場の跡地の有効活用を図っている。
浮島太陽光発電所 の敷地に集合した鳥飼ゼミの3・4年の女子生・中国留学生・タイ留学生。
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 の敷地に集合した鳥飼ゼミの3・4年生の女子生・中国留学生・タイ留学生。
浮島太陽光発電所の敷地で解説を、メモを取る鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。
浮島太陽光発電所の敷地で解説を受ける鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所 の敷地で解説を受ける鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。
かわさきエコ暮らし未来館 Torikai University
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の環境展示を見学する鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の環境展示場所に向かう鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の壁絵。
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の環境展示場所に向かう鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。
かわさきエコ暮らし未来館 の環境展示を見学する鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。2014年7月3日に来館者5万人を達成し、その記念として、今回ナイトツアー等、普段とは違った特別な企画を行う『5万人達成記念感謝祭』が開催された。
かわさきエコ暮らし未来館 で、地球映像を見ながら世界の環境悪化を救う鳥飼ゼミの学生たち。
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の環境展示を見学する鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。
浮島処理センター隣、かわさきエコ暮らし未来館 の環境展示を見学する鳥飼ゼミの3・4年生の女子学生たち。
かわさきエコ暮らし未来館 で、地球映像を見ながら世界の環境悪化を救う鳥飼ゼミの女子学生たち。
かわさきエコ暮らし未来館 で川崎市の公害・環境の歴史を学ぶ鳥飼ゼミの学生たち。
廃棄物最終処分場跡地 浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館「川崎の暮らし環境100年アルバム 」で川崎市の公害・環境の歴史を学ぶコーナー。
かわさきエコ暮らし未来館館「川崎の暮らし環境100年アルバム 」で川崎市の公害・環境の歴史を学ぶコーナー。
かわさきエコ暮らし未来館「川崎の暮らし環境100年アルバム 」の解説を受けた鳥飼行博ゼミの学生たち。
かわさきエコ暮らし未来館で、タッチパネルでエネルギー浪費場所を捜す鳥飼ゼミ3・4年の学生たち。
タッチパネルでエネルギー浪費箇所を捜す鳥飼ゼミ3・4年の学生たち。
かわさきエコ暮らし未来館で、エネルギー浪費場所にタッチ・パネルをかざすと、改善案の画像が出てくる。
廃棄物最終処分場跡地 浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館を訪問した鳥飼ゼミ3・4年の学生たち。
廃棄物最終処分場跡地 浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館で、風力発電所の実物大風車の説明をしていただいた。
かわさきエコ暮らし未来館で、風力発電所の実物大風車をまじかに、説明を受ける鳥飼行博ゼミの学生たち。
廃棄物最終処分場跡地 浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館
廃棄物最終処分場跡地 浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館では、遊びながら環境学習ができるように作られている。
かわさきエコ暮らし未来館のスチームネットによるエネルギーの効率的使用の案内パネル。
かわさきエコ暮らし未来館で、埋立地の太陽光発電所とごみ最終処分場の太陽光発電所を比較したパネル。
廃棄物最終処分場跡地 浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館のリサイクルの視聴覚機材を使った鳥飼ゼミ3・4年生。
廃棄物最終処分場跡地 浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館でリサイクルの視聴覚機材を使ってみた。
廃棄物最終処分場跡地 浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館を見学する鳥飼ゼミ3・4年生。
ごみ埋立て地 浮島のかわさきエコ暮らし未来館のコンポスト展示
東海大学教養学部 Torikai University
観光かながわ より製造業に関心をもとうと、川崎市川崎区水江町にある川崎ゼロエミッション 工業団地を見学した東海大学教養学部 人間環境学科HKの鳥飼行博ゼミ 。ゼミのテーマである環境平和学を深く学ぶために、国内外のフィールド調査を行っている。
鳥飼ゼミ研修レポート
浮島メガソーラー、川崎エコ暮らし未来館を訪れて
私たち鳥飼ゼミナールは5月8日に、浮島メガそらー施設と川崎エコ暮らし未来館を訪れました。まず私たちは、川崎市という市が過去にどういった背景があったのかというところや、現在行われている環境事業をゼミナールで予習をしてからフィールドワークをしに行きました。
まず見学させていただいたのは、川崎エコ暮らし未来館に隣接している川崎市の浮島処理センターでした。そこでは、ミックスペーパーの分別がされていました。私は、現地を訪れるまでは大量のミックスペーパーの分別は機械でやっているのだと思っていました。また、混入物に含まれていたものには驚くようなものもありました。電池やペットボトルもあり中には、携帯電話やドライヤー、携帯型のゲーム機などがありました。こうした分別というのは当たり前のことで簡単なことでもありながら、こういった現状を目のあたりにして驚きを隠せませんでした。その後、メガソーラーを見学させていただきました。私が普段、太陽光発電って環境になぜ良いと言われているのか疑問に思っていました
。今回の見学で、太陽光発電というのはLCAの観点から見ると、元が取れるというところに観点でいいのだということに築かされました。ソーラー発電というのは、小規模から始められ、メガソーラーのように大規模スケールでもやられている。ソーラー発電の私自身が考えたメリットとは発電装置の価格が安価で発電を始めやすいところ。また、小規模でも始められるため様々な場所で装置を設置することができるところです。また、私たちが訪れた浮島太陽光発電所では、メンテナンスをしないという。私は、ものすごく海に近いので塩害や砂などによって発電の妨げになるのではと思い質問をしたところ、その対策として、ソーラーパネルを傾ける角度を35°にすることで雨による自然清掃を行っているそうでした。また、35°というのには太陽光を一番受けやすい角度でもあるそうだ。
最後に私たちはエコ暮らし未来館で、川崎市の歩んできた環境背景のビデオや、3RSの説明や対象物の説明、生活のなかで起きている無駄をゲーム形式で覚えたり、集めたゴミの再生資源の様子などを勉強できました。
こうした体験型の方が分かりやすく、楽しみやすいと思いました。
今回の見学で学んだことは、私たちにとってとても身近に起きていてる現状であり、気をつけなくてはいけないことだというのを肌で感じさせられた。
川崎太陽光発電所見学
川崎市にあるメガソーラー、東京電力・浮島太陽光発電所を見学してきた。場所は、東京湾に面した臨海部にある。産業観光都市と再生可能エネルギー供給施設であり、日本の最先端エネルギーを体験することができる未来館と川崎市が所有する浮島1期廃棄物埋立処分地における、出力13,000kWの太陽光発電所を実際に見学することができる。
もともと、ごみの焼却灰の埋め立て地である。このような土地は、雨水による自然浄化のため、20年間、通常の建物は建てられないということである。そこで、川崎市が無償で土地を貸して、東京電力が太陽光発電所を建設したのである。見学の当日は、台風が過ぎた後でとてもよい天気であったため、隣にある資源化施設の屋上から、東京湾の対岸に千葉県の臨海部の建物をよく望むことができた。また、羽田空港からは、真っ青の空を背景に飛行機が次々に飛び立っていくのが見ることができたのである。浮島太陽光発電所は、果てしないソーラーパネルの海のように思えた。ここでは、何の音もなく黙々と電気が作られている。見学当日は、天気は快晴で、太陽光発電には最高の環境だったと考えられる。そして、フル稼働で電気を作っていたと考えられるが、しかしその静かな佇まいからは、そんな姿は少しも伺えなかったのである。この事業によって、土地の有効利用や川崎市が環境対策に取り組んでいることをPRに繋がっていることに大きな意味が示されていると思われた。
原発事故以来、風力や太陽光などの再生可能エネルギーが期待を集める一方で、「エネルギーが低密度すぎて、大量のエネルギーを生産することには向いていない」という批判は根強い。しかし、再生可能エネルギーが、低密度なのは事実であるが、実用的ではないという批判は、的外れであると考えられた。世の中で今まさに議論されている、再生可能エネルギーの大規模利用というのを間近で見学すると、未来の発電方法のひとつではないかと感じられた。
かわさきエコ暮らし未来館は、地球温暖化対策、太陽光発電などの再生可能エネルギーなどについて学べる展示室があり、子供たちを連れて行って勉強になるような施設になっている。さわると光ったり、動いたりする様々な仕掛けに大人でも楽しめるので、子どもにはエコについて楽しく勉強することができると思われた。構内を巡るガイドツアーを実施しているため、大人だけでなく、子どもたちの環境教育にも貢献できると思われた。そして、川崎駅からバスがあり、空港が近く、高速の浮島ジャンクションがあるので、車で行くのも便利な場所にあるため市街からも多くの人たちを呼び込めることができると思われた。再生可能エネルギーに賛同する人も懐疑的な人、少しでも興味がある人も、実際に自分の目で見てみることも必要ではないかと考えられた。
浮島処理センター・メガソーラー見学 かわさき資源化処理施設では市から回収されたプラスチック製容器とミックスペーパーを手作業で選別している様子を見学した。プラスチック41トン、ミックスペーパー48トンが一日に処理施設に運ばれる。人の手で選別されたこれらのゴミはリサイクル業者へ運ばれ、トイレットペーパー、ペレットやNFボードとなる。これは市が平成23年度から始めたもので残存する埋立地が30〜40年分という深刻な状況にある川崎市にとって埋立地の節約に繋がる取り組みだ。しかし、回収された大量のゴミを手作業で分別する様子を見て、資源として有用性のあるゴミの分別が大切であると感じると同時に、プラスチックや紙といった種類が多く存在するゴミの分別が難しく手間のかかる作業だと改めて感じた。
太陽光発電所の見学では都心部最大である浮島発電所・扇島発電所の2つの発電所のうちの浮島発電所を見学させてもらった。この施設で発電された電力はすぐ近くの東電・川崎発電所に蓄電せずに送られる。近くに発電所があるので東電が管理しやすいという。太陽光パネルの設置において、雑草を生えにくくするために土壌改良を行ったり、地盤沈下を見込んでパネルを長く繋がずに設置したりと多くの工夫がなされていた。しかし、見学した発電所では昨年から雑草が生えてきており日光を邪魔するため除草作業が行われているそうだ。パネル自体はメンテナンスフリーだということだったが、天気や周囲の環境に影響される面では手間がかかりそうだった。この施設は市の条例により20年の土地貸し出しとなっておりパネルは18年間の設置という計画だと伺った。年に2,900世帯分の電力を発電している大規模な施設だが時間に制限があるのはもったいないと感じた。設備解体後の土地の用途は現在はまだ決まっていないが展示施設などの計画も考えられているという。
また、見学の際にかわさきエコ暮らし未来館の展示の説明もしていただいた。この展示スペースは「見て、聞いて、触れながら学べる」ということをコンセプトにしており、地球温暖化、ゴミ分別、リサイクル、エコ暮らし、太陽光パネルなどの様々な環境問題についてわかりやすく、ゲーム感覚で楽しく学べるように工夫されえおり、大人も子供も楽しめるような展示内容となっていた。このような楽しく環境問題について知り、興味を持ってもらえるような展示内容は小学生などの環境教育の際に役立つ大切なものだと感じた。
川崎の資源化施設・太陽光発電所
川崎市では、循環型社会の構築に向けて様々な取り組みが行われており、その一環で従来は燃やすごみとして収集されていたものの中から、プラスチック製容器包装とミックスペーパーを分別収集して、再資源化を実施することとなり、資源化処理施設が建設されました。ミックスペーパー類については、市内一部地域で試験的に分別収集が行われていましたが、本施設の完成により市内全地域にその範囲が拡大されました。プラスチック製容器包装は、川崎区、幸区、中原区で分別収集が開始され、将来的には市内全域に範囲が拡大される予定です。国内24のリサイクル施設の建設に携わった実績があり、その安定した稼働では各自治体から高い評価を得ています。国内における資源ごみのリサイクルが促進されるなか、これまでに培ったエンジニアリング力を発揮して各自治体の要望に応えるリサイクル施設のプランニング及び再資源化・リサイクルシステムの提供で環境保全に貢献していきます。太陽光発電所は、川崎市と東京電力株式会社の共同事業として開設されました。家庭ごみの焼却灰と汚水汚泥の埋立地には、3万8000枚の太陽電池パネルが設置されています。約11ヘクタールの広大な土地にずらりと並ぶ太陽光発電パネルは圧巻です。2011年8月から運転を開始し、年間発電量は740万kWhと想定。一般家庭の約5900軒分の年間使用電力量とほぼ同じだそうです。隣接する扇島太陽光発電所とあわせると合計出力約2万kW。日本最大級の大規模太陽光発電施設です。 浮島太陽光発電所が見られる展望スペースや、太陽光発電所構内を見学できるツアーも開催されているようです。浮島太陽光発電所の傍に、「かわさきエコ未来館」がある。そこには太陽光発電の解説施設だけでなく、川崎市内で集められたごみを資源化する施設も併設されており、手作業によってプラスチックの分別、ミックスペーパーの分別作業が行われている。
太陽光発電所は、ごみの焼却灰の埋め立て地だった。こういう土地は、雨水による自然浄化のため、20年間、通常の建物は建てられない。そこで川崎市が無償で土地を貸して、東京電力が太陽光発電所を建設した。川崎市は、浮島太陽光発電所を、埋立地の有効活用に加えて、高度成長時代の公害を乗り越えた環境都市として進めている「カーボン・チャレンジ川崎エコ戦略」の一環として位置付けています。東京電力は、再生可能エネルギーの普及拡大を目指していて、両社の思惑が一致した形となりました。
浮島太陽光発電所
浮島太陽光発電所は川崎市と東京電力の共同事業として、川崎市の臨海部に建設されたメガソーラー発電所で、平成23年8月に運転を開始した。川崎市は太陽光発電等の普及啓発及び土地の提供を行い、東京電力は発電所の建設及び運転・保守を行っている。ここで、浮島太陽光発電所の設備について説明したいと思う。浮島太陽光発電所は、太陽電池で発電した直流電力をPCS(パワーコンディショナー)で交流電力に変換するという仕組みになっている。また、変圧器2段で交流66,000Vに昇圧して、東京電力系統へ電力を供給している。太陽光発電はコストがかかる点がネックとされているが、パネル傾角を10度とし、風圧加重を軽減することにより基礎的な部分のコストダウンを図っている。実際に発電所に行った際、風の強さに圧倒されたが、上記のような細かい点に配慮することにより強風の影響を軽減しており科学の力を感じた。この他にも、雑草を抑える有機質土壌改良工法を適用したり、海に近いことから塩分による腐食に強い材料を使用したりするなど、様々な工夫が施されている。実際に施設を見学してみて、神奈川県の土地の広さは太陽光発電に適していると感じた。また、太陽光を原料にしている以上、天候に左右されることは避けられない為、天候に対する工夫は必要不可欠であると感じた。
かわさき資源化処理施設・太陽光発電所を訪れて 資源化処理施設では、収集されて運ばれてきたプラスチックごみの分別作業の見学をしました。プラスチックごみの中にはプラスチック以外のごみも含んでおり、それらのごみの全てを従業員の方がラインについて手作業で仕分けていました。プラスチック以外のごみの中にはペットボトルや空き瓶、空き缶、針金ハンガーや折り畳み傘など金属製品が展示されており、特に危険な物の中にははさみやライター、包丁、剃刀、電球などが含まれていることが分かりました。私が住んでいる地域では、ごみは種類ごとに細かく分別されていますが、異なる地域においてごみの分別は、それほど厳しくないという話もきいたことがあります。また、ごみの分別についてどの程度守られているかは個人差があります。そして、種類の区別が曖昧な場合は個人の判断によって捨てられるため、誤ってしまうこともあると思います。しかし、見学をしていて作業をしている人々が一つ一つのごみの仕分けを手作業で行っているのを見て、私たち一人ひとりがごみの分別に関心を寄せることは大切であると思いました。さらに、ごみを捨てる際に洗って乾かしてからごみを捨てることで作業者の負担を減らすことが出来ることが分かり大切だと思いました。手作業によって仕分けられたプラスチックごみは圧縮されて再生商品化事業者によってガーデニング用品やハンガーやベンチなどにリサイクルされます。また、回収されてきた紙類においてもハガキや包装紙、写真などのミックスペーパーがティッシュペーパーや段ボール・ノート、学校用のトイレットペーパーに生まれ変わります。その際に鉄道でごみが運ばれていることを知りました。回収されてくるごみは回収車ですが、大量のごみがどのように運ばれていくのかを知らなったため、見学を通して知ることが出来ました。
続いて、かわさきエコ暮らし未来館や実際に設置されている太陽光パネルを見学しました。太陽光パネルが設置されている場所は、ごみの埋め立て地の上と建物の上にありましたが、埋め立て地の上に設置するということは非常に効率的であると考えました。なぜなら、ごみの埋め立て地はその容量がいっぱいになり使用されなくなってからの20年間は、家を建てることが出来ないと法律で定められているという話をきいたからです。そして、20年後には土地を川崎市へ返還するということと、太陽光パネルの設置に2年かかっているので、18年間は太陽光パネルの使用が出来るということでした。また、環境対策に力を入れていることをアピールすることが出来るというメリットもありました。一方、課題として埋め立て地の上に太陽光パネルを設置することは、土地の浄化や地盤沈下対策をする必要があるようです。また、雑草が生えにくいようにCCクレイと呼ばれるスギやヒノキのチップをまいて土壌改良しているそうですが、効果が切れてしまい生えてきてしまうということがあり、今後の対策が必要だと思いました。川崎エコ暮らし未来館では、ごみの分別方法や日常生活の中で出来るエコな暮らしを考えて探すなど体験型のゲームを通して楽しく学ぶことが出来ました。意外に間違えているようなものもあり、正しく理解し今後に生かすことが出来たら良いと思います。
浮島処理センター 資源化処理施設
浮島処理センターの資源化処理施設では、ごみの焼却、資源化処理及び粗大ごみの処理を行っている。中に入った際の第一印象は、強烈な異臭がするということである。恐らくごみの焼却の際に生じる臭いなのだろうが、こんな異臭を放つほど、私たちは日頃様々な資源を消費しているのかと思うと、胸が痛んだ。
この施設で処理されるごみは、ミックスペーパー(雑紙)とプラスチック容器包装の2種類である。この施設では、一日に70tのミックスペーパーと、55tのプラスチック容器包装を破袋して、資源物と不適物とに手選別し再資源化を実施している。ミックスペーパーをリサイクルすると、トイレットペーパーやダンボール、ノートなどに再生する。プラスチック容器包装は、材料リサイクルとケミカルリサイクル、固形燃料化の3つの方法でリサイクルされる。その内材料リサイクルでは、プラスチック製品やガーデニング用品、パレットなどに再生される。見学の際、実際に資源化処理施設を見学したが、作業員の方々が長時間に渡り細かくごみの選別をしている姿が印象的だった。作業員の方々の姿を見て、私もきちんとごみを分別しなければ、と改めて思った。また、リサイクルも勿論大切だが、その前に物を大切に扱う、必要のない物を買わないなど、無駄遣いを減らすことを心がけて生活することが大切だと感じた。これを機に、自分の生活の中の無駄を見直したいと思う。
太陽光発電所
はじめに、駅からバスにかけ工場地帯が多くその地域の最も奥に太陽光発電所があったことが印象的であった。その後、太陽光発電パネルは3万8千台存在し、パネルの端から端までを歩くのがとてつもなく長い距離に感じた。
これだけのパネルの量で一般家庭約2900件分の年間発電使用電力量に相当を発電し、二酸化炭素排出量削減効果で一般家庭約1010軒の年間二酸化炭素排出量に相当するという。一見どの程度の量なのかが分からないと感じたが、軒数あたりで考えることで浮島太陽光発電が一つ存在することによって現在の原子力発電の分を補うことも可能である。他にも、杉の木で換算すると840本分に相当する。年間発電電力量は想定が740万kWhのところ、実績は約974万kWhとなっており、より多くの電気を発電している。
他にも、電気を発電するにあたって工夫がされており、海の周辺で行われていることによって高さのある建物が存在しないことや、太陽光がよりパネルに当たるようにパネルの角度を10度に傾けている。また、あたりから生える雑草により、太陽光が遮断されることを防ぐために、ヒノキのチップやccクレイを撒いている。このように、太陽光発電を行うに当たってできるだけ障害を減らすように発電がおこなわれていることが分かる。
できるだけ事前に太陽光発電への障害を減らし、初期に問題の部分へ費用をかけることによって、その後に持ち越しにしていた障害としてつけがくる心配が減ると考えられる。そこから、事前に草刈や雑草が生えないように対処しておくことにひどく好感が持てた。しかし、現在ではヒノキのチップとccクレイの効果が切れていることから、現在のパネルはパネルの隙間から長さのある雑草が生えていた。今後、除草を行っていかなければ、太陽光発電量に影響を及ぼすものであると考えられる。
太陽光発電は現在、市が土地を貸して太陽光発電を行っている状態であり、今後契約が存続されるのかは不明であり、太陽光発電のパネル自体が撤去されることもある。それでも、契約が存続する可能性も全くないわけではない。むしろ、空港に近く、飛行機からもパネルを見下ろせるようにもなっているため、国内と海外いずれの人々が太陽光発電を見て川崎市に対する好感度が上がっているという。そこから、今後においても、太陽光発電が川崎市だけでなく、日本全体での主力となるように川崎市においても東京電力においてもこの活動に努めていくべきである。
川崎にある大規模な発電所は川崎市と東京電力株式会社が共同事業で行っている施設である。川崎市にある大規模な太陽光発電所は浮島太陽発電所と扇島太陽光発電所がある。浮島と扇島の両区域での合計出力は2万kwといったメガソーラーなのである。
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◆大学での講義「開発経済学」「環境協力論」「環境政策?」「環境政策?」「財政学」は、持続可能な開発を、グリーン経済、地域コミュニティ、平和人権の視点も含めて、分析する授業です。俗説とは異なる議論も展開しています。持続可能な開発、特に、廃棄物リサイクル、再生可能エネルギー、バイオマス、少子高齢化について専門的に知りたい場合は次の著作を参考にしてください。
『アジア地域コミュニティ経済学ーフィリピンの棚田とローカルコモンズ』 東海大学出版部、405ページ、2015年刊行
『環境ネットワークの再構築−環境経済学の新展開』 田中廣滋編(中央大学出版部)の一章を担当しました。
『地球環境政策』 宇沢弘文他編著(中央大学出版部)の一章を担当しました。
『ポスト福祉国家の総合政策−経済・福祉・環境への対応』 丸尾直美編著(ミネルヴァ書房)の一章を担当し、熱帯林減少の要因と森林保全の在り方を地域コミュニティを軸に論じています。
学習まんが 世界の伝記NEXT『ヘレン・ケラー:世界に希望の光をあたえた奇跡の人』 (集英社)を監修しました。
『学習漫画 サリバン先生』 (集英社2011年刊行)を監修し解説を書きました。
『写真ポスターから学ぶ戦争の百年−二十世紀初頭から現在』 (青弓社2008年刊行)では、二十世紀の戦争を扱い大量破壊、大量殺戮からプロパガンダまで扱いました。
『写真ポスターから見るナチス宣伝術−ワイマール共和国からヒトラー第三帝国』 (青弓社2011年刊行)では、暴力、テロによるナチ党政権奪取と戦争動員を解説しました。
『地域コミュニティの環境経済学−開発途上国の草の根民活論と持続可能な開発』 (多賀出版2007年):少子高齢化・ジェンダー,再生可能エネルギー,熱帯林,廃棄物輸出を分析しました。
『社会開発と環境保全―開発途上国の地域コミュニティを対象とした人間環境論』 (東海大学出版会2002年)と『CRUGE研究叢書 環境ネットワークの再構築 環境経済学の新展開』田中廣滋編 (中央大学出版部2001年)は「草の根民活論」の嚆矢です。
浮島処理センター資源化処理施設
浮島処理センター資源化処理施設は,平成23年2月に竣工し,処理対象物としてミックスペーパーとプラスチック製容器包装を取扱い,ミックスペーパーは日に70t,プラスチック製容器包装は日に55tを処理することができる。
川崎市では,循環型社会の構築に向けて取り組みが行われており,従来は燃やすごみとして回収されていたものの中から,ミックスペーパーとプラスチック製容器包装を分別収集することで,再資源化を図る試みとして建設された。資源化処理施設の完成により市内全域でミックスペーパーの分別収集が行われるとともに川崎区,幸区,中原区においてプラスチック製容器包装の分別収集も開始され,将来的には市内全域に範囲が拡大する予定となっている。
政令指定都市が雑がみ類だけを対象にした分別収集を実施するのは,名古屋市と札幌市に次いで川崎市が3番目となる。川崎市は,家庭ごみの有料化は未実施であるが,ミックスペーパーの対象品種を拡げ,新聞,雑誌,段ボール,紙パックの4品目の他,においや汚れの付いた紙を除く全ての紙を対象とした。これにより,感熱紙やカーボン紙などもミックスペーパーに含まれ,古紙再生促進センターが定める「雑紙」の基準よりも対象が広くなる。
浮島太陽光発電所
浮島太陽光発電所は,川崎市と東京電力株式会社の共同事業として平成23年8月に運転を開始した。発電所の最大出力は,7000kWで,年間の発電電力量は,想定で一般家庭約2100軒分の約740万kWhとされているが,初年からそれを上回る量を発電しており3年目は,一般家庭約2900軒分に相当する約951万kWhであった。また年間のCO2排出削減量は,想定として一般家庭約600軒分の約3100tとされたが,初年から上回っており3年目は,一般家庭約940軒分の約5000tを記録した。
事業の実施に伴い,川崎市と東京電力で役割が分担されており,川崎市が浮島の土地提供とPR施設であるかわさきエコ暮らし未来館の管理,運営による普及啓発を行い,東京電力が発電所の建設,管理,運営を行っている。
太陽光発電所の設置された場所は,浮島1期廃棄物埋立処分地で,ごみの焼却灰を埋め立てた土地であるため「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によって,土地が浄化されるまでは建物の建築等が制限されていたが,土地の有効利用を多方面から検討した結果,土地の浄化が終わるまでの暫定利用として太陽光発電所を整備することを東京電力に提案し,両社で合意協定が締結され,川崎大規模太陽光発電所事業を実施した。
浮島太陽光発電所と扇島太陽光発電所の概要
・浮島太陽光発電所について
所在地:川崎市川崎区浮島町、受注者:株式会社東芝、太陽光モジュールメーカー:シャープ株式会社、発電所最大出力:7,000kW
発電電力量(年間)
約740万kWh(一般家庭約2,100軒分、想定)
約945万kWh(一般家庭約2,700軒分、1年目実績)
約974万kWh(一般家庭約2,800軒分、2年目実績)
約951万kWh(一般家庭約2,900軒分、3年目実績)
CO2排出削減量(年間)
約3,100トン(一般家庭約600軒分、想定)
約4,400トン(一般家庭約800軒分、1年目実績)
約4,500トン(一般家庭約900軒分、2年目実績)
約5,000トン(一般家庭約940軒分、3年目実績)
敷地面積:約11ヘクタール(川崎市所有地)、太陽光発電設備設置面積:約10ヘクタール、太陽光モジュール使用枚数:37,926枚、現地工事着工:平成22年4月
営業運転開始:平成23年8月10日
・扇島太陽光発電所について
所在地:川崎市川崎区扇島、受注者:株式会社日立製作所
太陽光モジュールメーカー:京セラ株式会社、発電所最大出力:13,000kW
発電電力量(年間) 約1,370万 kWh(一般家庭約3,800軒分、想定) 約1,510万 kWh(一般家庭約4,200軒分、1年目実績) 約1,567万 kWh(一般家庭約4,700軒分、2年目実績)
CO2排出削減量(年間)
約5,800トン(一般家庭約1,100軒分、想定) 約7,000トン(一般家庭約1,300軒分、1年目実績) 約7,300トン(一般家庭約1,400軒分、2年目実績)
敷地面積:約23ヘクタール(東京電力所有地) 太陽光発電設備設置面積:約20ヘクタール 太陽光モジュール使用枚数:63,792枚 現地工事着工:平成22年4月
営業運転開始:平成23年12月19日 共同事業について
川崎太陽光発電所の事業実施に関して、川崎市と東京電力で役割を分担し、実施している。川崎市の役割は、浮島の土地の提供と、PR施設であるかわさきエコ暮らし未来館の管理・運営により普及啓発を図ることである。東京電力の役割は、2か所の発電所の建設・管理・運営を行うことである」。メガソーラー事業は、公益性の高い事業であることから、共同事業として実施している。
事業の経緯
浮島1期廃棄物埋立処分地(浮島太陽光発電所建設地)は、ごみの焼却灰を埋め立てた土地で、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によって、土地が浄化されるまでは建物の建築等が制限されているが、土地の有効利用を多方面から検討した結果、この土地の浄化が終わるまでの暫定利用として、太陽光発電所を整備することを東京電力に提案し、両者で合意、協定を締結し、川崎大規模太陽光発電所事業を実施しているところである。
敷地内にある地域におけるゼロ・エミッション構想推進のためのエコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)策定要領及び承認基準等
2004年(平成16年) 経済産業省・環境省
1.背景及び目的
近年、大量生産・消費・廃棄型の従来の経済社会の仕組みに限界が見られる中、我が国を含む世界経済が持続的な成長を実現していくためには、生産性の向上、経済効率の追求を図る一方で、環境との共生を前提とする新たな経済成長の枠組みを構築していくことが不可欠である。
このため、環境は有限かつ有料の資源であるという認識の下、環境保全のための費用を経済活動に適切に組み込むことが重要であるとともに、その環境保全のための費用を最小化することが必要である。この環境保全のための費用の最小化に当たたっては、全国一律、画一的な方策ではなく、地方公共団体が行う廃棄物処理に関する事業及び施策と連携を図りつつ、それぞれの地域の経済的、社会的、地理的特色を生かした環境産業の自立的発展を促進する基盤の整備、民間活力の活用などに
より、その達成を図ることが重要である。
また、我が国の廃棄物の発生量は年々増加し、産業構造の高度化、使い捨て製品の普及等により、有害物質を含む廃棄物や粗大ごみ、プラスチックごみ等処理が困難な廃棄物が増大する等廃棄物の質が多様化しており、最終処分場の確保が困難となるなどさまざまな問題が発生している。このような問題に対応し、かつ、環境保全や省資源、省エネルギーという要請に応えていくためには、廃棄物の排出量を抑制し、再資源化、再生利用等による減量化及び資源の有効利用を推進していくことが必要となっている。
これらの問題に対処するためには、住民の生活や産業活動から出る廃棄物を極力他の産業分野の原材料として活用し、廃棄物をゼロにすることを目指すことで新しい資源循環型経済社会の構築を目指す構想である「ゼロ・エミッション構想」の推進が極めて重要となっている。
このようなことから、個々の地域におけるこれまでの産業蓄積等を活かした環境産業の振興を通じた地域振興、及び地域の独自性を踏まえた廃棄物の発生抑制・リサイクルの推進を通じた資源循環型経済社会の構築を目的とし、「ゼロ・エミッション構想」の推進及び民間の設備投資等を推進することに寄与するため、広域行政主体である地方公共団体が「エコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)」を策定するに当たっての、計画策定要領及び承認基準等を定めるものである。
なお、独創性があり、環境保全上実質的効果があり、かつ、熟度の高い計画として、他の地方公共団体の見本(モデル)となりうると認められるものとして承認を行った計画に係る地域においては、計画の内容に応じて、環境省としては、「ゴミゼロ型地域社会形成推進施設整備費補助金」により、リサイクルの推進を図るために必要な廃棄物再生利用施設整備事業について、助成措置を行うこととし、経済産業省としては、「資源循環型地域振興事業費補助金」により、当該地域の自治体が行うリデュース、リユース及びリサイクルに係る計画策定・事業実施についての助成、「資源循環型地域振興施設整備費補助金」により、先駆的なリサイクル関係施設等の建設・整備について助成措置を、別に定める交付要綱の範囲において行うこととし、更に、エネルギー関連の助成措置の活用も可能なこととしている。
2.エコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)の作成について
(1)エコタウンプラン(以下「計画」という。)の作成主体は、都道府県又は地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の19第1項の指定都市(以下「都道府県等」という。)とする。なお、都道府県等以外の市町村(一部事務組合を含む)が作成する場合は都道府県等と連名で作成するものとする。
また、指定都市が計画を作成する場合、廃棄物の広域処理の観点から、都道府
県と必要な連絡調整を行うこと。
(2)都道府県等は、計画の承認を受けようとする場合、当該計画を経済産業省及び環境省へ提出するものとする。経済産業省及び環境省は、承認基準に照らし優良であると認められる計画を共同で承認するものとする。
(3)都道府県等の計画策定に当たっては、地域住民、関係団体、地域産業等の関係者の意見を十分配慮すること。
(4)環境関連産業については、新たな発展産業分野として資源循環型経済社会に必須な経済主体であることにかんがみ、その発展に適切な配慮を払うこと。
3.エコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)の承認基準について計画の承認基準は、以下のとおりとする。
(1)当該地域の基本構想、具体的事業が独創性、先駆性が相当程度認められ、かつ他の地域の見本となる可能性の高い事業であること。
(2)地域住民、関係団体、地域産業等の関係者の意見に配慮し、計画熟度が高く事業の確実かつ円滑な実施が見込まれること。
(3)リデュース、リユース及びリサイクルを通じた生活環境に優しいまちづくりの推進が目的となっており、事業を総合的に実施することにより、廃棄物の排出抑制・減量、資源の有効利用に資すると認められること。
(4)計画に沿って行われる事業が、廃棄物の適正処理にかなっており、従前から行われている廃棄物の収集・運搬・処理体制に悪影響を及ぼすものではないこと。
(5)計画を策定する地方公共団体が、環境調和型地域社会の形成に大きな意欲を持っていること。
(6)リサイクル関係施設の整備を行う場合は、以下を承認基準とする。
?周辺の諸環境を勘案して、原材料となる再生資源の供給量に対して施設の規模が適切であり、かつ、製品の需要量に対して施設の規模が適切であると認められること。 ?リサイクル事業の円滑な実施のため、計画を策定する都道府県等が、原材料安定調達、施設を利用して生産する製品の販路開拓等に係る支援を行う計画があること。
?中核となる事業主体の見込みが立っており、かつ、資金面の手当の目途が確実となっていること。
?安定的かつ健全な運営が行われるよう採算性の見通しが客観的に明らかであり、原材料を供給する者やこれらの施設を利用して生産する製品の需要者との連携の見込みが確実となっていること。
(7)計画の策定が、地域住民、関係団体、地域産業等の関係者の参加を得て、地域における資源循環型経済社会形成に向けた持続的で、かつ、経済効果のある取組みを促進する効果を有すること。
4.エコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)の承認の見直しについて
(1)計画の承認を受けた都道府県等は、毎年度3月末日において、当該年度における計画の進捗状況を経済産業省及び環境省に報告するものとする。
その際、計画の変更を行う必要がある場合には、当該変更について承認を受けるものとする。
(2)経済産業省及び環境省は当該報告に基づき、計画に掲げられた事業の進捗状況を検討し、事業の遂行又は目的の達成が困難と認められる場合には、計画の承認を取り消すものとする。
5.エコタウン(環境と調和したまちづくり)地域の運営について都道府県等は、エコタウン地域の運営について、次の点に留意するものとする。
(1)地域住民等を対象に、リサイクル事業等循環ビジネスの必要性等環境調和型地域社会形成についての理解の増進に努めること。
(2)地域住民、関係団体、地域産業等の関係者の意見の配慮に努めること。
(3)循環ビジネスの創出・育成においては、原材料安定調達、施設を利用して生産する製品の販路開拓等に係る支援に努めること。