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I L O 駐 日 事 務 所(〒150−0001 東京都渋谷区神宮前5−53−70 国連大学本部ビル8階 )は、次のような見解を掲げている。

「児童労働」とは、以下のような子どもの労働のことです。
◆原則15歳未満の子どもが、大人のように働く労働
ILO138号条約 が定める就業最低年齢

最低年齢 15歳
・ 義務教育修了年齢を下回らない(原則)
・ 途上国は14歳とすることができる

軽易な労働 13歳
・ 途上国は12歳とすることできる

危険な労働 18歳
・ 健康・安全・道徳が保護され、適切な職業訓練を受ける場合は16歳

* 子どもたちの健全な成長を妨げる労働をさし、家や田畑での手伝い、小遣い稼ぎのアルバイトなどは含まれません。

◆18歳未満の子どもが行う最悪な形態の労働

ILO182号条約
人身取引、債務奴隷、強制的な子ども兵士、その他の強制労働
買春・ポルノ、麻薬の製造・密売などの不正な活動
子どもの健康・安全・道徳を害し、心身の健全な成長を妨げる危険で有害な労働

◆家族の元で行われる児童家事労働でも、教育に使用をきたすこともあるし、過酷なこともある。路上での物乞いや買い物袋の販売は小遣い稼ぎとて行われる。これが「児童労働」には含まれませんというのは、より過酷な状況の子供たち、「最悪な形態の労働」の救済・保護を優先しているからであって、放置しておいてよい問題ではない。

◆なぜ「児童労働」があるのですか?

一番の原因は <貧困> です。(1日1米ドル未満で暮らす人は10億人) しかし、その他にも...
・ 子どもの教育へのアクセスがない
・ 親の教育の欠如
・ 子どもの地位が低い価値観や社会慣行
・ 地域社会の労働慣行
・ 地方から都市への移住
・ 家庭の問題
・ 不適切な法律の施行

◆なぜ「児童労働」をなくさなくてはならないのですか?
・ 子どもの人権を侵害するから
・ 子どもが教育を受ける権利を侵害するから
→ 十分な教育を受けられまま大人になり、貧困の連鎖につながる
・ 子どもの心身の健全な発達を妨げるから

児童労働撤廃のコストは、途上国の軍事費の約2割と試算されています。
■中国
中国のバイオマスエネルギー:ローカルコモンズ里山での薪採取
貴州省の低地と山村
貴州省の持続可能な農業:肥やしと堆肥
雲南省の窯業:剣川県の農村家内工業の粘土瓦生産
雲南省のタバコ生産
雲南省の牧畜:ローカルコモンズ入会地
雲南省の白族定期市
雲南省の仏教:白族の祭礼
雲南省剣川県の古鎮
北京市街地:公衆トイレ/中日友好病院
北京の食品製造工場:燕京ビール/三元乳業
北京の地下鉄・河南省の寝台列車
中国河南省の農村と薪採取
河南省開封市の繁華街
四川省丹巴県甘孜蔵族の農業とバイオマス/堆肥
福建省南靖県お茶生産
福建省南靖の生活/農業
成都平原の三星堆遺跡:長江文明:四川青銅器文化

■フィリピン
カリンガ州棚田の田植え
Rice Terrace, Kalinga

カリンガ州棚田の稲刈り
Rice Terrace, Cordillera
カリンガ州山村の小学校
Elementary School at Kalinga

カガヤン州ツゲガラオの市場
Market of Tuguegarao, Cagayan

マニラのスモーキーマウンテン
Smokey Mountain, Manila

メトロマニラのスラム街:ケソン市リテック/パヤタス
マニラのパヤタス廃棄物処分場:スカベンジャー
セブ市のアルミ再生工場:サンドダイカスト
バタンガスの自動車工場:修理と廃車リサイクル
セブ島の造船所

■タイ王国
写真解説:タイ農村の米作
写真解説:タイの家内工業:養蚕とシルク反物
写真解説:タイの牧畜・繊維作物生産
論文「タイの家内工業とワークシェアリング」



再生トイレットペーパの製造工程

1)古紙回収(原料)
2)溶解
3)精選
4)脱墨
5)洗浄
6)減菌・漂白
7)抄紙
8)加工
9)製品保管  

ビール製造工程
1)製麦:大麦から麦芽へ
2)仕込み:麦芽から麦汁へ
3)発酵:麦汁からビールへ
4)貯酒:ビールの低温での熟成
5)濾過:おり、酵母を除去し生ビールへ
6)缶詰:容器に酸素が入らないように注入


再生トイレットペーパの製造工程

1)古紙回収(原料)
2)溶解
3)精選
4)脱墨
5)洗浄
6)減菌・漂白
7)抄紙
8)加工
9)製品保管  

ビール製造工程
1)製麦:大麦から麦芽へ
2)仕込み:麦芽から麦汁へ
3)発酵:麦汁からビールへ
4)貯酒:ビールの低温での熟成
5)濾過:おり、酵母を除去し生ビールへ
6)缶詰:容器に酸素が入らないように注入

ケソン市Quezon City)は人口200万人以上で、大規模な廃棄物最終処分場とスラム街がある。特に、パヤタス通りには、トタン板に囲まれたジャンクショップ(屑屋)が並んでいる。そのような場所にも、キリスト教会があるが、普通の家と変わらないバラック造りである。

キアポ市場の市場にある露店は、都市インフォーマル部門urban informal sector)の生業である。会社に雇用されていなければ、お金を稼ぐために都市インフォーマル部門urban informal sector)に雇用機会を見出すしかない。
 政府による社会保障生活保護も不十分であるからこそ、スラムではリサイクル小規模事業=草の根民活の動きがある。
マニラ首都圏に多い都市インフォーマル部門urban informal sector)は、イントラムロスではほとんど見かけない。

 マニラ市エルミタ地区から、デビソリア(Divisoria)行きジプニーで20分のところに、キアポ市場がある。キアポ地区は、16のバランガイ(Barangays:最小の行政単位)からなる人口2.5万人の地区。キリスト教徒のほか、イスラム教徒も住んでいる。
Flag Counter

◆かわさきエコ暮らし未来館・浮島処理センター鳥飼ゼミ研修港
1.東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程鳥飼行博研究室では持続可能な社会構築の視点で、浮島太陽光発電所かわさきエコ暮らし未来館資源化施設についてフィールド調査をしました。
2.鳥飼行博担当授業ゼミナール卒論作成の日本・中国・タイの学生は、2014年7月11日、神奈川県川崎市の廃棄物埋立て処分場跡地に設置された浮島処理センター、浮島太陽光発電所、かわさきエコ暮らし未来館を訪問し、施設を案内していただきました。
3.鳥飼研究室では、社会の共生インクルージョン(inclusion)と並んで、企業クラスターを活かした「環境共生型街づくり」を検討しています。

鳥飼ゼミ国内研修

Our Field Survey


 

かわさきエコ暮らし未来館

Kawasaki Eco Gurashi Miraikan


ばす
神奈川県川崎市川崎区浮島に臨海バスで到着した東海大学教養学部鳥飼ゼミの学生たち。

東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程の鳥飼行博ゼミでは開発と環境の経済学をベースに、?貧困解消、?人間開発、?平和人権の確立、?環境保全、といった環境平和学を研究している。 精製
JX日鉱日石エネルギー川崎製造所は、1970年(昭和45年)2月 浮島地区に第1エチレン製造装置(当時の浮島石油化学(株)装置)を、1991年(平成3年)4月 浮島地区にCPX製造装置を完成させた。
浮島町・小島町エリア(川崎区浮島町・小島町)には、東燃化学、東燃ゼネラル石油、日本触媒、JX日鉱日石エネルギー、旭化成ケミカルズ、根本造船所、日本合成アルコール、日新瓦斯、セントラル硝子、 日本ポリエース、大王製紙、花王、東芝の工場がある。 道路
JR川崎駅東口から 16番のりば「臨港バス川03系統浮島バスターミナル行き」に乗り、終点「浮島バスターミナル」下車 (乗車時間は約40分) 。エコタウンは、通産省(現・経済産業省)と厚生省(現在は環境省所管)が1997年に創設、環境・リサイクル産業育成と地域活性化を目的とした事業。その目的は、
?個々の地域における、これまでの産業蓄積を生かした、環境産業の振興を通じた地域活性化、
?地域における資源循環型社会の構築を目指した、産業、公共部門、消費者を包含した総合的な環境調和型システムの構築
 地方公共団体がエコタウン計画を作成し、国から承認を得るとリサイクル施設の整備に補助金が助成される。 浮島処理センター
東海大学教養学部鳥飼行博ゼミ日本・中国・タイ男女学生は、神奈川県の工業地帯の中核の川崎市川崎区にある浮島処理センター(川崎市浮島処理センター発電所)を訪問した。浮島処理センターには、ごみ焼却処理施設、粗大ごみ処理施設、浮島埋立事業所がある。

処理埋め立て
神奈川県川崎市川崎区では川崎環境局施設部浮島処理センターがある

◆人間環境学科鳥飼行博ゼミの日本・中国・タイの学生は、2014年の国内研修・フィールド調査として、国立ハンセン病療養所多摩上流水再生センター川崎エコタウン事業を訪問。日東亜鉛のアルミメッキ工場も案内していただいた。


かわさきエコ暮らし未来館の地図
京浜工業地帯

 Industrial Estate


処理センター入口
川崎市川崎区では川崎環境局施設部浮島処理センター。川崎ゼロ・エミッション工業団地、川崎市のエコタウン構想に連なるのが、浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館、浮島処理センター、浮島太陽光発電所である。 ゲート
川崎市川崎区の工業団地を通るバスで、浮島バスセンターまで行き、そこから歩いて10分弱で浮島処理センターにつく。 ゲート
川崎市川崎区浮島にある産業道路から鳥飼行博ゼミの日本・中国・タイの学生は、かわさきエコ暮らし未来館、浮島処理センター、浮島メガソーラーを訪問した。
川崎市浮島町

 Kawasaki Ukishima


処理施設
神奈川のエコを学ぼうと、川崎市川崎区浮島(元ごみ最終処分場)を訪問した。川崎市環境局施設部浮島処理センターは、大型の分散処理コンピュータシステムを採用し、ごみ収集車の計量から、焼却炉、公害防止設備、灰の搬出まで可能な限り操作を自動化している。排ガス処理、排水処理など公害防止設備も導入している。
浮島の隣にある東扇島人工島は、川崎港沖合いに1971年より埋め立てを開始し、1974年に完成。 施設
神奈川の川崎市川崎区浮島埋立事業所(浮島2期廃棄物処分場)。この近くに東燃ゼネラル石油石油化学製品工場がある。
石油精製工程では、原油を蒸留装置でガソリン、灯油、軽油、重質油に分離し、重質油はさらに熱分解装置と接触分解装置によりガソリン、軽油に分解する。石油精製されたガソリン、灯油、軽油は、脱硫装置で硫黄分を取り除いてサルファーフリー(超低硫黄)製品(石油製品)とする。

工場
神奈川県川崎市のJX日鉱日石エネルギー株式会社川崎製造所では、石油化学製品を精製、製造している。
川崎区水江町ゼロエミッション工業団地は、隣の東扇島にある。     ごみ車
ごみ埋立て地浮島の川崎市環境局浮島処理センターに廃棄物を運搬するごみ収集車塵芥収集車)。 ごみ収集車は、?車体の後部に積込み装置がある機械式ごみ収集車(清掃ダンプ)、?容積の大きい荷箱を載せるダンプトラック(清掃ダンプ)の2種があり、機械式ごみ収集車は、プレスローダー(圧縮板式塵芥収集車)とクリーンパッカー(回転板式塵芥収集車)に分かれる。

バス停
JR川崎駅東口から16番のりば「臨港バス川03系統浮島バスターミナル行き」に乗り、終点「浮島バスターミナル」下車 。アクアライン(川崎−木更津線)と臨港バスとの乗り換え地点の「バスターミナル」だが、待合室のみ。事務所はなく係員もいない。

JX日鉱日石エネルギー(株)扇島風力発電所電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)(2012年「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」制定以前に建設された。2009年9月着工、2011年2月完成、同年3月運転開始。製造元日本製鋼所(工事:清水建設)、定格出力1,990kW(風力発電設備1基)、発電量300万kWh/年、風車高さ123m(タワー部分 。 太陽光
11haの敷地に3万8000枚のシャープ製単結晶パネルが並んでいる。発電能力7000kw、年間発電電力量740万kwh。2011年(平成23年)8月から発電を開始した。川崎市の元廃棄物最終処分場にあり、運転開始から18年間、川崎市と共同事業を行う。
川崎区扇島1−2東扇島東公園埋め立て地にあるJX日鉱日石エネルギー(株)扇島風力発電所。旧新日本石油のニュースリリースによれば、旧川崎製油所に設置されたこの風力発電所は、石油火力発電所と比較して、年間約2000トンのCO2削減に相当するという。JX日鉱日石エネルギーは、2003年度より特定規模電気事業者(PPS)として電気小売事業に参入、この風力発電所で発電する電力は全量を需要家向けに販売する。この風力発電設備は「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)」の設備認定を受けている。
2012年7月、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法再生可能エネルギー特別措置法)の導入により、RPS法は廃止された。しかし、再生可能エネルギー特別措置法附則第12条により、廃止前の電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(第4条から第8条、 第9条第4項及び第5項、第10条から第12条)は、その効力を有するとされた。 廃棄物看板
神奈川県川崎市の1970年代に造成されたごみ埋立て地浮島にある浮島処理センター、浮島太陽光発電所を訪問した。川崎市 川崎区扇島には、2011年12月19日に運転を開始した東京電力株式会社の日本最大級メガソーラー「扇島太陽光発電所」(最大出力1万3,000kW)もある。
川崎市浮島処理センター

 Zero Emission


浮島処理センター1
神奈川県川崎市浮島処理センター 。平成3年12月着工、平成7年9月竣工、敷地面積5万9,532平方メートル、建築延面積4万2,129平方メートル。

 川崎エコタウン事業「環境調和型まちづくり構想事業」の対象は、川崎市臨海部で、JR東海道線以南のほぼ川崎区全域である。東海道線から産業道路までの「既成市街地」、産業道路から内奥運河までの「臨海第一層」、浮島町・千鳥町・水江町・扇町などの「臨海第二層」、東扇島、扇島・浮島町先の埋立地からなる「臨海部第三層」の4地区がある。環境調和型まちづくり構想事業は、第一層から第三層までを主な対象エリアとしている。 浮島処理センターゼミ生入る2
神奈川県川崎市浮島処理センター臨港バスに乗って到着した鳥飼行博ゼミ。すでに川崎ゼロエミッション工業団地も訪問している。 ごみ発電所3
浮島処理センターは、処理能力900t/24時間、NKK日本鋼管フェルント式往復動階段火格子(300t/24h)3基、強制通風、煙突は高さ47.5m、頂上口径1.3m×3、ろ過式集じん器装備。ごみピット、鉄筋コンクリート製角型ピット(容量2,400t)、灰ピット、鉄筋コンクリート製角型ピット(容量780立方メートル)。 給じんクレーン2基、灰クレーン1基、非常用クレーン1基を装備。助燃装置として、先混合形ガスバーナー炉1基(都市ガス使用)を装備。排水処理は、活性汚泥処理、化学処理、循環利用を実施。余熱利用設備として、発電設備出力1万2,500kwの廃棄物発電を実施し、余剰電力は売電。また、各室暖房、浴場給湯、洗濯工場に熱供給。
 ろ過式集じん器は、排ガス中の飛灰(ダスト分)を円筒状のろ布に付着させて除去。HCI、SOx、水銀、ダイオキシン類などの排ガス中の有害成分を除去するために消石灰や活性炭等を使用する場合は、ろ過式集じん器の手前に噴霧する。有害ガスと反応・吸着した薬剤は、飛灰とともにろ過式集じん器で捕集、除去する。 入場するゼミ生
神奈川県川崎市ごみ埋立て地浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館、浮島処理センター、浮島太陽光発電所を訪問した鳥飼行博ゼミの学生。 会館入る学生
かわさきエコ暮らし未来館においてリサイクル、エコタウン、ゼロエミッション構想について説明を受けた。
未来館床ゼミ生
神奈川県川崎区に設けられたごみ埋立て地浮島、そこにあるかわさきエコ暮らし未来館の玄関床には地域の航空写真が貼られている。
川崎エコタウンは、臨海地区の製造業が中核となって、環境負荷を低減し、持続可能な社会をめざす「街づくり」である。川崎エコタウンの対象は、産業道路から南の埋め立て造成地であり、住宅や商業施設はなく、工業団地として利用されてている。川崎エコタウンの特徴は、企業クラスターを生かして、廃棄物・副産物を有効利用したゼロエミッション構想で、1997年、通商産業省(現在の経済産業省)からエコタウン事業として、第一号の認定を受けた。現在、エコタウンは全国に26地域ある。
 1960年代、デンマークの小都市カルンボー(Kalundborg)でエコタウン事業が、カルンボー産業シンバイオシスKalundborg Symbiosis)として始まった。これは、当初、地元4企業が自治体とも協力し、工場内・地域内の余熱エネルギー、副産物、廃棄物の再利用・リサイクルを推進することを目指していた。
現在、カルンボー産業シンバイオシスに参加する企業は、?デンマークの アスネス石炭火力発電所、? ジプロック社(石膏ボード製造)、? ノボノルディスク社(製薬会社)、? A・Sバイオテクニスクヨードレンス(土壌改善)、? スタットオイル精油所、 ? カルンボー市役所これは、商業ペースでの取引であった。そこで、 ゼロエミッション工業団地にあっても、採算性を考慮した環境調和型街づくりを目指している。 会館床川崎市 かわさきエコ暮らし未来館の玄関床の航空写真を見ながら、担当者からリサイクル、エコタウン構想、ゼロエミッション団地の説明を受ける鳥飼行博ゼミの日本・中国・タイの学生。
ここに併設された浮島処理センターには、ごみ計量器、エアーカーテン、洗車場、塩化水素除去装置窒素酸化物除去装置、飛灰安定化装置、白煙防止装置、生活環境学習室がある。 床写真
神奈川県かわさきエコ暮らし未来館で、川崎ゼロ・エミッション工業団地 (企業専用地5.4万平方メートル、道路1万平方メートル、緑地1.4万平方メートル)などの説明を拝聴する東海大学HK鳥飼行博ゼミの学生。床には地域の航空写真が貼られている。 会館看板
神奈川県川崎市かわさきエコ暮らし未来館を見学する前に、鳥飼ゼミの学生たちは、ごみ埋立て地浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館で浮島処理センターの概要を伺った。 新聞
神奈川県川崎市かわさきエコ暮らし未来館に展示してある小学生の環境新聞会館説明1
神奈川県川崎市かわさきエコ暮らし未来館の1階に集合した東海大学鳥飼行博ゼミの学生たち。
川崎市経済労働局国際経済推進室かわさき環境ショーウィンドウ・モデル事業」では、環境技術の情報発信とショーウィンドウ化により省エネ・創エネ技術の導入を促進することを目的に、省エネ・創エネに取組む市内の事業者から省エネ、創エネ効果が発揮でき、市民にアピール性のあるアイデアを募集している。「モデル事業」に採択されたアイデアには総額1,200万円の市内での事業展開助成がなされる。 会館1
神奈川県川崎市かわさきエコ暮らし未来館

神奈川県川崎市川崎ゼロ・エミッション工業団地は、環境負荷の低減に向けて産業クラスターを活かして異業種間で連携して排出物の再資源化、エネルギーの有効利用を進めている資源循環型工業団地。産業クラスターとは、マイケル・E・ポーターが提示した概念で、特定分野における関連企業、専門性の企業、関連機関(大学や業界団体、自治体)が地理的に集中し、競争しつつ同時に協力している集積状態を指す。 ごみ収集車
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設は、ごみ埋立て地浮島のかわさきエコ暮らし未来館の隣にある。 ごみ倉庫
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設のごみ受入れ施設は、かわさきエコ暮らし未来館の隣にある。 ごみブル車
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設のごみ受入れ施設は、かわさきエコ暮らし未来館の隣にある。 ごみ入口
川崎市の浮島処理センターのごみ受入れ施設。ここの浮島処理センター 浮島埋立事業は、所敷地面積約6,580平方メートル、建築面積728平方メートル、延床面積 1,280平方メートル。鉄骨造 地上2階建て。 ごみ収集車計量場所
川崎市の浮島処理センターごみ計量施設。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。
川崎市環境局浮島処理センター資源化施設は、かわさきエコ暮らし未来館の隣、浮島町509−1(電話:044−287−9600)にある。 ごみ計量
神奈川県川崎市の川崎市の浮島処理センターごみ計量施設。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。 計量装置
神奈川県川崎市の浮島処理センターごみ計量施設。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。浮島隣の東扇島の川崎ゼロ・エミッション工業団地は、環境負荷の低減を効率的かつ継続的に行うために、個々の工場や事業所がリサイクルを行い、近在工業群を含めて企業クラスターの異業種間で連携してお互いの排出物の再利用、再資源化及びエネルギーの有効利用を進めている。資源リサイクル型工業団地構想では、これを資源循環型社会づくりの核とし、工業団地から地域全体のエコタウン計画へとゼロ・エミッションの輪を広げる予定。 計量
神奈川県川崎市環境局浮島処理センター資源化施設のごみ受入れ施設のごみ計量施設。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。。 計量機材
川崎市浮島処理センターごみ計量施設。ごみ収集車ごと廃棄物の搬入重量を計測できる。収集車のごみの重さを自計的に計量し記録。行きと帰りで計れるように2基設置し、積載時の重量と空車時の重量の差から、実際に積載された量を計測する。この計量器では10kg単位で最大30トンまでの重さを量ることが可能。
川崎市川崎区水江町にあるコアレックス三栄レギュレーター株式会社 東京工場は、2001年7月着工、2002年11月稼働の難再生古紙リサイクル施設として、ミックスペーパー(ポリエステル等でコーティングされた紙容器、ノンカーボン紙、切符、ラミネート加工された紙等の紙類)及び機密書類等の難再生古紙をトイレットペーパーロールにリサイクルする。処理能力 7万3,800t/年、生産能力 5万1,300t/年。
ごみ資源化施設

Recycled Paper Products


処理場
神奈川県川崎市川崎区浮島町にある川崎市環境局浮島処理センター資源化施設 処理設備
川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設 処理建物
川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設(Ukishima Inceniration Plant) 処理たてもの
川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設: 焼却灰(主灰)_神奈川県川崎市浮島処理センター/Incineration plant ash Kawasaki Kanagawaでは、測定時間(time): 1800 sで、セシウム合計(Cesium sum total): 111 ± 17.0 Bq/kgとある。
ごみ資源化施設内部

Recycled Paper Products


仕訳
川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設の手選別では、雑多な混交不純物を手で仕訳している。 神奈川県川崎市川崎区水江町にある川崎ゼロエミッション工業団地(15社加盟)のコアレックス三栄レギュレーター東京工場では、ノート、コピー用紙、名刺、チケット、写真、封筒、メモ用紙、手帳、はがき、折り紙などミックスペーパー・難再生古紙をリサイクルし、再生トイレットペーパー用(toilet tissue paper)などの家庭用紙を生産している。 仕訳
川崎市川崎区浮島町にある浮島処理センター資源化処理施設で、ミックスペーパーの選別作業が行われている。 仕訳
川崎市の浮島処理センター資源化処理施設のごみ選別所。お菓子の箱、投げ込みチラシ、パンフレット、包装紙、(窓付き)封筒、ハガキ、写真、ノート、メモ帳、シュレッダー紙、ホチキス針がついたままの紙、プラスチックコート紙、合成紙、レシート・伝票などミックスペーパーに交じっているプラスチックや金属を除去している。
最終仕分け作業

Paper making process

処理仕訳
神奈川県川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設のごみ選別所で手作業で仕訳するが、ダクトから冷風が流れてくる。 くず2
川崎市浮島処理センター資源化処理施設のごみ選別所での仕訳作業は、現在では委託業者が担当している。ここでは、再生紙の生産は行っていない。
 浮島隣の東扇島の川崎ゼロエミッション工業団地内のコアレックス三栄レギュレーター 東京工場で再生紙生産が行われている。東海大学教養学部鳥飼行博ゼミの学生はすでに再生紙製造工場も訪問している。コアレックス三栄レギュレーター 東京工場では、列車の磁気切符のような難再生古紙も収集して紙リサイクルをしている。毎月7000トンの古紙を処理し、再生トイレットペーパを3000万個生産している。
浮島資源化処理施設

Paper Recycling

仕分け作業
神奈川県の川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設の手選別所。 ペレット
川崎市環境局浮島処理センター資源化処理施設の選別所のごみは、ペレットに加工される。 仕訳
川崎市川崎区浮島町にある浮島処理センター資源化処理施設の選別所では、ミックスペーパーに交じる不純物を手で取り除いている。古紙リサイクルにも手間がかかる。他方、ファイルに綴じたまま、段ボール箱に詰められた秘密書類も紙リサイクルできる設備を持つ製紙工場もある。ファイルから取り外された金具は、集められ金属リサイクル工場に再生資源として回される。
三栄グループは、ベトナムに進出し、現地法人パルピー・コアレックス・ベトナム社を共同出資にて設立・運営している。
手選別作業

Selection

選別
神奈川県川崎市川崎区浮島町にある、ミックスペーパーリサイクルするため、不純物を選別、取り除いている。

再生トイレットペーパ製造工程 Paper Mill

1)古紙回収(原料) raw material recovery
2)溶解 dissolution
3)精選 fine screening
4)脱墨 de-inking
5)洗浄 washing
6)減菌・漂白 sterilization & bleaching
7)抄紙 paper making
8)仕上げ finishing
9)製品保管 product storage
選別
川崎市川崎区浮島町にある川崎市役所環境局浮島処理センター資源化処理施設の選別所。その後、古紙は、再生紙工場に回され、溶解、精選、脱墨、洗浄し、抄紙機(クレセントフォーマー)で、薄くすいた紙をドライヤーで高温減菌・乾燥し、ジャンボロールとして巻き取る。浮島隣の東扇島では、ミックスペーパーリサイクルした再生トイレットペーパー(toilet tissue paper)も作られている。 選別
川崎市廃棄物最終処分場跡地浮島にある浮島処理センターの手選別所でミックスペーパーに混交した不純物を手作業で選別し取り除く。 選別
川崎区浮島町にある川崎市浮島処理センターの手選別所でミックスペーパーに混交した不純物を手作業で選別し取り除く。 選別up
川崎市川崎区浮島町にある浮島処理センター。東扇島の川崎ゼロエミッション工業団地内のコアレックス三栄レギュレーター株式会社 東京工場は、封筒、窓空き封筒、ハガキ、名刺、領収書、レシート、ワープロ、FAX用紙(感熱紙)、コピー用紙、貯金通帳、ダイレクトメール、アルバム、写真、答案用紙、学校のプリント、半紙、メモ用紙、切符、チケット、手帳、表彰状、のし袋、折り紙、包装材、ノート、画用紙、宅急便の伝票、シュレッダーごみなどミックスペーパー・難再生古紙リサイクルする。こうして古紙を原料にして製造された再生トイレットペーパー(toilet tissue paper)用の紙ジャンボロールは、1巻で重量6トン。三栄レギュレーター東京工場では、日産トイレットペーパ150トン、ロールにして110万個生産。 選別up
川崎区浮島町にある川崎市浮島処理センターの手選別所でミックスペーパーに混交した不純物を手作業で選別し取り除く。 選別解説
川崎区浮島町にある川崎市浮島処理センターの選別所でミックスペーパーに混交した不純物を手作業で選別し取り除く。 選別ゴミ
神奈川県川崎エコタウンにある川崎市浮島処理センターの選別所。ごみ分別にかかわる研究論文では、ごみの不純物の具体的研究は乏しい。この分野を調べようと思えば、フィールド調査のコミュニケーション能力が必要となる。 選別かみ
神奈川県川崎市浮島処理センターの選別所で、古紙リサイクルの説明を受けた東海大学教養学部の鳥飼行博ゼミ。大学生の卒論や教員・教官のごみ排出の環境教育にかかわる論文では、ごみの不純物の具体例を研究していないものがおおい。不純物の混交は、学問的に努力やフィールド調査が必要な分野といえよう。 選別屑
川崎市浮島町の浮島処理センターの選別所で除かれた不純物。ごみを出す市民に分別の義務があるが、うっかり、面倒を理由に、不純物が多数混じりこんでいる。子供たちならともかく、大人に対する環境教育は難しい。学部生から院生の卒論や研究論文は量産されている。ごみの不純物の具体例など扱わないほうが、学問的に自由に省力化して探究できるし、扱いやすい。 工場ゼミ
川崎市廃棄物最終処分場跡地浮島にある浮島処理センターの選別所で説明を受ける鳥飼ゼミの学生たち。 選別
川崎市川崎区浮島町にある川崎市浮島処理センターの選別所。 選別ミックス
川崎市廃棄物最終処分場跡地浮島にある浮島処理センターの選別所。 ぼーど
川崎市浮島処理センターの選別所にある再生ボードの展示。
浮島太陽光発電所

Mega Solar Farm

屋上1
川崎市川崎区浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。川崎市川崎区には、ゼロエミッション工業団地もある。 パネル2
川崎市川崎区浮島町にある東京電力・川崎市の共同事業の浮島太陽光発電所は、太陽電池で発電した直流電力をPCS(パワーコンディショナー)で交流電力に変換。電力用変圧器で交流66,000 V に昇圧して、当社系統へ電力を供給。

川崎市の現状」には、「川崎市の人口は、現在140 万人に達しており、今後も増加し2030 年には150 万人を超えると推計されています。また、全国で減少の続く生産年齢人口についても、川崎市では今後も増加が続き、2025 年にピーク(101.3 万人)を迎えることが予想されます。川崎市の人口増加率は大都市の中でも高く、9 年連続で1 位となっています。人口増加要因として、社会増加比率が他の大都市と比較しても著しく高いことに加え、自然増加比率も大都市中1 位となっています。また、出生率、婚姻率も大都市中1 位となっています。一方、2015(平成27)年をピークに年少人口は減少することが見込まれており、老年人口も増加してきていることから、今後、高齢化が急速に進展することが予想されます。川崎市は、前述したとおり、産業都市としての性格を有する一方、昼夜間人口比率をみると87.1%と大都市の中で最も低くなっており、ベッドタウンとしての性格も有しています。また、我が国全体では労働力人口は減少傾向にありますが、川崎市では労働力人口は増加傾向にあります。また、労働力率は大都市中1位となっています。」とある。 パネル3
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所。

川崎市の製造業の状況」には、「川崎市は戦前・戦後を通じて京浜工業地帯の 中核として、日本経済の発展を支えてきた工業都市であり、現在でも鉄鋼、石油、化学、電機、情報通信等の大企業の主要生産拠点が数多く立地しているほか、優れた技術を持つ多くの中小企業が集積しています。直近10 年間の製造業の推移をみると、全国、 川崎市ともに事業所数、従業者数は減少傾向にあります。1999(平成11)年から2009(平成21)年にかけて、事業所数は全国、川崎市ともに3割の減少となっています。一方、従業者数は、全国では17.5%の減少となっていますが、川崎市では41.2%減少しており、全国に比べて川崎市の減少率が大きくなっています。事業所数や従業者数が減少する一方、製造品出荷額等は全国、川崎市ともに2003(平成15)年以降増加傾向にありましたが、2009(平成21)年には世界金融危機の影響を受け、大きく減少してお り、特に川崎市では全国に比べて減少率が大きくなっています。また、産業別内訳をみると、事業所数では一般機械、金属製品等の加工組立型が2/3 を占めますが、製造品出荷額等では石油、化学、鉄鋼等素材型が2/3 を占めています。一方、知識集約型・高付加価値型の産業構造への転換に伴い、市内に立地する事業所の性格も生産拠点から研究開発拠点へと変化してきています。また、臨海部は石油精製、発電所、ガス等のエネルギー関連施設が立地しており、首都圏のエネルギー供給拠点となっています。さらに、川崎市内には多くの外資系企業や中小企業庁が選ぶものづくり300 社が立地しています」とある。 屋上パネル1
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。2011年8月10日に運転を開始した東京電力株式会社の日本最大級メガソーラー「浮島太陽光発電所」の最大出力は7,000kW。 屋上ぱねる2
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業の浮島太陽光発電所を見学。敷地面積23万 ?(川崎市所有)で、これは東京ドーム 2.3 個分(東京ドーム面積 約47,000?)に相当する。 屋上にあるパネル
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。 屋上学生
川崎市川崎区浮島にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミ3・4年生。
浮島太陽光発電所

lazona-kawasaki


屋上ゼミ2
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある「かわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミ3・4年生 屋上学生
川崎市廃棄物最終処分場跡地浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館」屋上から、東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した鳥飼ゼミ3・4年生 屋上パネル
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した東海大学教養学部鳥飼ゼミ3・4年生。

メガソーラーパワー

Mega-Solar Power Plant


ゲートパネル
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した東海大学教養学部鳥飼ゼミ3・4年生。ゲートを開けていただき、太陽光パネルをまじかで見学させていただいた。 柵パネル
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所を見学した東海大学教養学部鳥飼ゼミ3・4年生。2011年8月10日に運転を開始した「浮島太陽光発電所」は 2011年8月から運転を開始し、3万7926枚の太陽光パネルで発電している。発電電力量は約740万kWhで、これは一般家庭約2000世帯分の電力に相当するようだが、メガソーラー側の推計では5900世帯への電極供給に相当するとある。 学生パネル
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業浮島太陽光発電所を見学した東海大学鳥飼ゼミ3・4年生。
浮島のメガソーラー発電は、7MW(メガワット)で、年間の発電量は740万kWhを想定していた。実際には2012年8月9日までの1年間で945万kWhと、想定値よりも1.28倍の電力を供給。月別では5月の発電量が最大、好天が続く月の発電量が多い。 
 東京電力によれば、再生可能エネルギーは、太陽光や風力、水力など、環境負荷がより少ないエネルギー。東京電力は、再生可能エネルギーを利用した発電設備の導入を進めた。RPS法電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(Renewable Portfolio Standard)」では、電力小売事業者に対して、販売電力量の一定割合を法律で定められた再生可能エネルギーでまかなうよう義務付けられているが、東京電力は、再生可能エネルギーを利用した発電設備の導入を進め、2011年8月に運用を開始した浮島太陽光発電所(メガソーラー発電所)も持っている。
  日経産業新聞2012/4/23数字が語るメガソーラーの「不都合な現実」 によれば、東京電力が川崎市と共同で同市の埋め立て地につくった浮島太陽光発電所は昨年8月に運転を開始した。東京電力株式会社 建設部土木・建築技術センター 再生可能エネルギー技術グループ 副長 会員芝和彦再生可能エネルギーグループマネージャーによると「カラスが上から石を落として何枚か太陽光パネルもが破損するアクシデントはあったが、それ以外はほぼ計画通り順調に動いている」という。同発電所の出力は7000キロワットで、現時点で日本有数の規模のメガソーラーだ。敷地面積は11ヘクタール(東京ドームの2.3個分)で、そこから生み出される電力量は1年間で740万キロワット時の見込み。一般家庭2100軒分の需要を満たすだけの電力量だ。
 こう聞くとかなり大きいと感じるかもしれないが、同じ電力量を生み出すために、出力100万キロワットの原子力発電所なら7時間24分稼働すれば事足りる。原発は一度動き出せば、安定してピーク出力を持続するが、太陽光発電は夜は休止し、昼間も天気次第で発電量が揺れ、平均して最大出力の12%程度しか発電できない、と反メガソラーの見解を示している。
柵看板パネル
川崎市JR川崎駅からバスで40分の場所にある東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所。ゲートを開けていただき、太陽光パネルをまじかで見学させていただいた。冬は太陽高度が低く日照時間が短いため、快晴でも発電量は少ない。 パネル
東京電力・川崎市の共同事業の浮島太陽光発電所のパネルをまじかで見学させていただいた。 太陽電池モジュールは、ジャープが製造した単結晶シリコン0.198 kW(198W)で、パネル3万7,926 枚を装備。東芝三菱電機産業システム ?浮島太陽光発電所神奈川県川崎市川崎区浮島町? 東芝 草のパネル
ごみ埋立て地に設置された 浮島太陽光発電所のパネルを草が覆うと発電効率は低下する。太陽光発電電力量は、当初推定7,400 MWh、平成23年度5,340 MWh、平成24年度 9,690 MWh、平成25年度 9,510 MWhだった。雑草が次々生えてくるが、パネルを覆ってしまえば、発電能力は低下する。 草出たパネル
浮島太陽光発電所35度が発電効率が高い角度であるが、臨海部の強風に備えて太陽光パネルの設置角度は10度と低くして、発電効率を抑え、強風に耐えることを優先している。 飛行機パネル
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所は、元ごみ最終処分場だったため地盤が軟弱。羽田空港の近くのため、飛行機が行き来しているのがよく見える。羽田空港には、(1)第1旅客ターミナルビル(1PTB)屋上 4カ所、 (2)第2旅客ターミナルビル(2PTB)屋上 2カ所、 (3)P4本格立体駐車場棟(P4立駐)屋上 1カ所に太陽光発電施設がある。供用開始は、第1旅客ターミナルビルおよび第2旅客ターミナルビルは、2010年3月、P4立体駐車場は、2010年9月。 パネル
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所は、元ごみ最終処分場だったため地盤安定化に留意しパネルを設置するコンクリートの土台を設計。この浮島太陽光発電所は、ごみ埋立て地にあるため20年間で40cmの地盤沈下不等沈下が起こると予測され、パネル6枚を一つのコンクリートの土台に取り付けることで今後の沈下に対応可能にしている。元ごみ最終処分場だったため地盤が軟弱で、不等沈下する。そこで、調整できるように高さ調整可能。 砂利パネル
2011年8月10日、東京電力と川崎市の共同事業として川崎のごみ最終処分場跡に建設を進めていた太陽光発電所「浮島太陽光発電所」が、運転を開始。

 Kawasaki Mega Solar Power Generation Plant, which is composed of two solar power plants in Ukishima and Ogishima area and has a power generation capacity of 20,000kw, is a joint project between Kawasaki-city and Tokyo Electric Power Company. Ther solar power generation is equal to an annual energy consumption of approximatery 5,900 households. 集合パネル
東京電力・川崎市の共同事業、ごみ埋立て地に設置された浮島太陽光発電所の敷地に集合した鳥飼ゼミの3・4年生の学生。
 環境省の平成26年度「廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業」の公募では、2014年(平成26年度)二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金による「廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業」の公募を開始。この事業は、廃棄物埋立処分場等への太陽光発電の導入に当たり、廃棄物の適正処分の確保を講ずるための先進的な技術の導入を支援する目的で実施される。 集合パネル
浮島太陽光発電所の敷地に集合した鳥飼ゼミの3・4年生の学生。「廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業」では、ごみ処分場の跡地の有効活用を図っている。 集合女子パネル
浮島太陽光発電所の敷地に集合した鳥飼ゼミの3・4年の女子生・中国留学生・タイ留学生。 集合女子パネル
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所の敷地に集合した鳥飼ゼミの3・4年生の女子生・中国留学生・タイ留学生。 学生パネル
浮島太陽光発電所の敷地で解説を、メモを取る鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。 学生パネル3
浮島太陽光発電所の敷地で解説を受ける鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。 学生パネル2
東京電力・川崎市の共同事業、浮島太陽光発電所の敷地で解説を受ける鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。
かわさきエコ暮らし未来館

Torikai University


女子壁
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の環境展示を見学する鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。 学生階段
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の環境展示場所に向かう鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。 壁絵
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の壁絵。 学生壁絵
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の環境展示場所に向かう鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。 映像解説
かわさきエコ暮らし未来館の環境展示を見学する鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。2014年7月3日に来館者5万人を達成し、その記念として、今回ナイトツアー等、普段とは違った特別な企画を行う『5万人達成記念感謝祭』が開催された。 解説
かわさきエコ暮らし未来館で、地球映像を見ながら世界の環境悪化を救う鳥飼ゼミの学生たち。 映像パネル
浮島処理センター隣のかわさきエコ暮らし未来館の環境展示を見学する鳥飼ゼミの3・4年生の学生たち。 映像女子パネル
浮島処理センター隣、かわさきエコ暮らし未来館の環境展示を見学する鳥飼ゼミの3・4年生の女子学生たち。 地球女子パネル
かわさきエコ暮らし未来館で、地球映像を見ながら世界の環境悪化を救う鳥飼ゼミの女子学生たち。 本解説学生パネル
かわさきエコ暮らし未来館で川崎市の公害・環境の歴史を学ぶ鳥飼ゼミの学生たち。 集合本パネル
廃棄物最終処分場跡地浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館「川崎の暮らし環境100年アルバム」で川崎市の公害・環境の歴史を学ぶコーナー。 集合本パネル
かわさきエコ暮らし未来館館「川崎の暮らし環境100年アルバム」で川崎市の公害・環境の歴史を学ぶコーナー。 学解説パネル
かわさきエコ暮らし未来館「川崎の暮らし環境100年アルバム」の解説を受けた鳥飼行博ゼミの学生たち。 さわるパネル
かわさきエコ暮らし未来館で、タッチパネルでエネルギー浪費場所を捜す鳥飼ゼミ3・4年の学生たち。 さわる女子パネル
タッチパネルでエネルギー浪費箇所を捜す鳥飼ゼミ3・4年の学生たち。 さわるパネル
かわさきエコ暮らし未来館で、エネルギー浪費場所にタッチ・パネルをかざすと、改善案の画像が出てくる。 女子パネル
廃棄物最終処分場跡地浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館を訪問した鳥飼ゼミ3・4年の学生たち。 ぷろぺら
廃棄物最終処分場跡地浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館で、風力発電所の実物大風車の説明をしていただいた。 学ぷろぺら
かわさきエコ暮らし未来館で、風力発電所の実物大風車をまじかに、説明を受ける鳥飼行博ゼミの学生たち。 パネル
廃棄物最終処分場跡地浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館 さわる女子パネル
廃棄物最終処分場跡地浮島にあるかわさきエコ暮らし未来館では、遊びながら環境学習ができるように作られている。 スチームネット
かわさきエコ暮らし未来館のスチームネットによるエネルギーの効率的使用の案内パネル。 比較パネル
かわさきエコ暮らし未来館で、埋立地の太陽光発電所とごみ最終処分場の太陽光発電所を比較したパネル。 リサイクル
廃棄物最終処分場跡地浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館のリサイクルの視聴覚機材を使った鳥飼ゼミ3・4年生。 リサイクル
廃棄物最終処分場跡地浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館でリサイクルの視聴覚機材を使ってみた。 見学
廃棄物最終処分場跡地浮島に建設されたかわさきエコ暮らし未来館を見学する鳥飼ゼミ3・4年生。 コンポスト展示
ごみ埋立て地浮島のかわさきエコ暮らし未来館のコンポスト展示
東海大学教養学部

Torikai University


鳥飼行博と学生屋上にて
観光かながわより製造業に関心をもとうと、川崎市川崎区水江町にある川崎ゼロエミッション工業団地を見学した東海大学教養学部人間環境学科HKの鳥飼行博ゼミ。ゼミのテーマである環境平和学を深く学ぶために、国内外のフィールド調査を行っている。


鳥飼ゼミ研修レポート

浮島メガソーラー、川崎エコ暮らし未来館を訪れて

私たち鳥飼ゼミナールは5月8日に、浮島メガそらー施設と川崎エコ暮らし未来館を訪れました。まず私たちは、川崎市という市が過去にどういった背景があったのかというところや、現在行われている環境事業をゼミナールで予習をしてからフィールドワークをしに行きました。

まず見学させていただいたのは、川崎エコ暮らし未来館に隣接している川崎市の浮島処理センターでした。そこでは、ミックスペーパーの分別がされていました。私は、現地を訪れるまでは大量のミックスペーパーの分別は機械でやっているのだと思っていました。また、混入物に含まれていたものには驚くようなものもありました。電池やペットボトルもあり中には、携帯電話やドライヤー、携帯型のゲーム機などがありました。こうした分別というのは当たり前のことで簡単なことでもありながら、こういった現状を目のあたりにして驚きを隠せませんでした。その後、メガソーラーを見学させていただきました。私が普段、太陽光発電って環境になぜ良いと言われているのか疑問に思っていました

。今回の見学で、太陽光発電というのはLCAの観点から見ると、元が取れるというところに観点でいいのだということに築かされました。ソーラー発電というのは、小規模から始められ、メガソーラーのように大規模スケールでもやられている。ソーラー発電の私自身が考えたメリットとは発電装置の価格が安価で発電を始めやすいところ。また、小規模でも始められるため様々な場所で装置を設置することができるところです。また、私たちが訪れた浮島太陽光発電所では、メンテナンスをしないという。私は、ものすごく海に近いので塩害や砂などによって発電の妨げになるのではと思い質問をしたところ、その対策として、ソーラーパネルを傾ける角度を35°にすることで雨による自然清掃を行っているそうでした。また、35°というのには太陽光を一番受けやすい角度でもあるそうだ。 最後に私たちはエコ暮らし未来館で、川崎市の歩んできた環境背景のビデオや、3RSの説明や対象物の説明、生活のなかで起きている無駄をゲーム形式で覚えたり、集めたゴミの再生資源の様子などを勉強できました。

こうした体験型の方が分かりやすく、楽しみやすいと思いました。 今回の見学で学んだことは、私たちにとってとても身近に起きていてる現状であり、気をつけなくてはいけないことだというのを肌で感じさせられた。


川崎太陽光発電所見学                      

川崎市にあるメガソーラー、東京電力・浮島太陽光発電所を見学してきた。場所は、東京湾に面した臨海部にある。産業観光都市と再生可能エネルギー供給施設であり、日本の最先端エネルギーを体験することができる未来館と川崎市が所有する浮島1期廃棄物埋立処分地における、出力13,000kWの太陽光発電所を実際に見学することができる。

もともと、ごみの焼却灰の埋め立て地である。このような土地は、雨水による自然浄化のため、20年間、通常の建物は建てられないということである。そこで、川崎市が無償で土地を貸して、東京電力が太陽光発電所を建設したのである。見学の当日は、台風が過ぎた後でとてもよい天気であったため、隣にある資源化施設の屋上から、東京湾の対岸に千葉県の臨海部の建物をよく望むことができた。また、羽田空港からは、真っ青の空を背景に飛行機が次々に飛び立っていくのが見ることができたのである。浮島太陽光発電所は、果てしないソーラーパネルの海のように思えた。ここでは、何の音もなく黙々と電気が作られている。見学当日は、天気は快晴で、太陽光発電には最高の環境だったと考えられる。そして、フル稼働で電気を作っていたと考えられるが、しかしその静かな佇まいからは、そんな姿は少しも伺えなかったのである。この事業によって、土地の有効利用や川崎市が環境対策に取り組んでいることをPRに繋がっていることに大きな意味が示されていると思われた。

原発事故以来、風力や太陽光などの再生可能エネルギーが期待を集める一方で、「エネルギーが低密度すぎて、大量のエネルギーを生産することには向いていない」という批判は根強い。しかし、再生可能エネルギーが、低密度なのは事実であるが、実用的ではないという批判は、的外れであると考えられた。世の中で今まさに議論されている、再生可能エネルギーの大規模利用というのを間近で見学すると、未来の発電方法のひとつではないかと感じられた。

 かわさきエコ暮らし未来館は、地球温暖化対策、太陽光発電などの再生可能エネルギーなどについて学べる展示室があり、子供たちを連れて行って勉強になるような施設になっている。さわると光ったり、動いたりする様々な仕掛けに大人でも楽しめるので、子どもにはエコについて楽しく勉強することができると思われた。構内を巡るガイドツアーを実施しているため、大人だけでなく、子どもたちの環境教育にも貢献できると思われた。そして、川崎駅からバスがあり、空港が近く、高速の浮島ジャンクションがあるので、車で行くのも便利な場所にあるため市街からも多くの人たちを呼び込めることができると思われた。再生可能エネルギーに賛同する人も懐疑的な人、少しでも興味がある人も、実際に自分の目で見てみることも必要ではないかと考えられた。



浮島処理センター・メガソーラー見学

 かわさき資源化処理施設では市から回収されたプラスチック製容器とミックスペーパーを手作業で選別している様子を見学した。プラスチック41トン、ミックスペーパー48トンが一日に処理施設に運ばれる。人の手で選別されたこれらのゴミはリサイクル業者へ運ばれ、トイレットペーパー、ペレットやNFボードとなる。これは市が平成23年度から始めたもので残存する埋立地が30〜40年分という深刻な状況にある川崎市にとって埋立地の節約に繋がる取り組みだ。しかし、回収された大量のゴミを手作業で分別する様子を見て、資源として有用性のあるゴミの分別が大切であると感じると同時に、プラスチックや紙といった種類が多く存在するゴミの分別が難しく手間のかかる作業だと改めて感じた。

 太陽光発電所の見学では都心部最大である浮島発電所・扇島発電所の2つの発電所のうちの浮島発電所を見学させてもらった。この施設で発電された電力はすぐ近くの東電・川崎発電所に蓄電せずに送られる。近くに発電所があるので東電が管理しやすいという。太陽光パネルの設置において、雑草を生えにくくするために土壌改良を行ったり、地盤沈下を見込んでパネルを長く繋がずに設置したりと多くの工夫がなされていた。しかし、見学した発電所では昨年から雑草が生えてきており日光を邪魔するため除草作業が行われているそうだ。パネル自体はメンテナンスフリーだということだったが、天気や周囲の環境に影響される面では手間がかかりそうだった。この施設は市の条例により20年の土地貸し出しとなっておりパネルは18年間の設置という計画だと伺った。年に2,900世帯分の電力を発電している大規模な施設だが時間に制限があるのはもったいないと感じた。設備解体後の土地の用途は現在はまだ決まっていないが展示施設などの計画も考えられているという。

 また、見学の際にかわさきエコ暮らし未来館の展示の説明もしていただいた。この展示スペースは「見て、聞いて、触れながら学べる」ということをコンセプトにしており、地球温暖化、ゴミ分別、リサイクル、エコ暮らし、太陽光パネルなどの様々な環境問題についてわかりやすく、ゲーム感覚で楽しく学べるように工夫されえおり、大人も子供も楽しめるような展示内容となっていた。このような楽しく環境問題について知り、興味を持ってもらえるような展示内容は小学生などの環境教育の際に役立つ大切なものだと感じた。



川崎の資源化施設・太陽光発電所

川崎市では、循環型社会の構築に向けて様々な取り組みが行われており、その一環で従来は燃やすごみとして収集されていたものの中から、プラスチック製容器包装とミックスペーパーを分別収集して、再資源化を実施することとなり、資源化処理施設が建設されました。ミックスペーパー類については、市内一部地域で試験的に分別収集が行われていましたが、本施設の完成により市内全地域にその範囲が拡大されました。プラスチック製容器包装は、川崎区、幸区、中原区で分別収集が開始され、将来的には市内全域に範囲が拡大される予定です。国内24のリサイクル施設の建設に携わった実績があり、その安定した稼働では各自治体から高い評価を得ています。国内における資源ごみのリサイクルが促進されるなか、これまでに培ったエンジニアリング力を発揮して各自治体の要望に応えるリサイクル施設のプランニング及び再資源化・リサイクルシステムの提供で環境保全に貢献していきます。太陽光発電所は、川崎市と東京電力株式会社の共同事業として開設されました。家庭ごみの焼却灰と汚水汚泥の埋立地には、3万8000枚の太陽電池パネルが設置されています。約11ヘクタールの広大な土地にずらりと並ぶ太陽光発電パネルは圧巻です。2011年8月から運転を開始し、年間発電量は740万kWhと想定。一般家庭の約5900軒分の年間使用電力量とほぼ同じだそうです。隣接する扇島太陽光発電所とあわせると合計出力約2万kW。日本最大級の大規模太陽光発電施設です。 浮島太陽光発電所が見られる展望スペースや、太陽光発電所構内を見学できるツアーも開催されているようです。浮島太陽光発電所の傍に、「かわさきエコ未来館」がある。そこには太陽光発電の解説施設だけでなく、川崎市内で集められたごみを資源化する施設も併設されており、手作業によってプラスチックの分別、ミックスペーパーの分別作業が行われている。

太陽光発電所は、ごみの焼却灰の埋め立て地だった。こういう土地は、雨水による自然浄化のため、20年間、通常の建物は建てられない。そこで川崎市が無償で土地を貸して、東京電力が太陽光発電所を建設した。川崎市は、浮島太陽光発電所を、埋立地の有効活用に加えて、高度成長時代の公害を乗り越えた環境都市として進めている「カーボン・チャレンジ川崎エコ戦略」の一環として位置付けています。東京電力は、再生可能エネルギーの普及拡大を目指していて、両社の思惑が一致した形となりました。



浮島太陽光発電所

 浮島太陽光発電所は川崎市と東京電力の共同事業として、川崎市の臨海部に建設されたメガソーラー発電所で、平成23年8月に運転を開始した。川崎市は太陽光発電等の普及啓発及び土地の提供を行い、東京電力は発電所の建設及び運転・保守を行っている。ここで、浮島太陽光発電所の設備について説明したいと思う。浮島太陽光発電所は、太陽電池で発電した直流電力をPCS(パワーコンディショナー)で交流電力に変換するという仕組みになっている。また、変圧器2段で交流66,000Vに昇圧して、東京電力系統へ電力を供給している。太陽光発電はコストがかかる点がネックとされているが、パネル傾角を10度とし、風圧加重を軽減することにより基礎的な部分のコストダウンを図っている。実際に発電所に行った際、風の強さに圧倒されたが、上記のような細かい点に配慮することにより強風の影響を軽減しており科学の力を感じた。この他にも、雑草を抑える有機質土壌改良工法を適用したり、海に近いことから塩分による腐食に強い材料を使用したりするなど、様々な工夫が施されている。実際に施設を見学してみて、神奈川県の土地の広さは太陽光発電に適していると感じた。また、太陽光を原料にしている以上、天候に左右されることは避けられない為、天候に対する工夫は必要不可欠であると感じた。 

かわさき資源化処理施設・太陽光発電所を訪れて

 資源化処理施設では、収集されて運ばれてきたプラスチックごみの分別作業の見学をしました。プラスチックごみの中にはプラスチック以外のごみも含んでおり、それらのごみの全てを従業員の方がラインについて手作業で仕分けていました。プラスチック以外のごみの中にはペットボトルや空き瓶、空き缶、針金ハンガーや折り畳み傘など金属製品が展示されており、特に危険な物の中にははさみやライター、包丁、剃刀、電球などが含まれていることが分かりました。私が住んでいる地域では、ごみは種類ごとに細かく分別されていますが、異なる地域においてごみの分別は、それほど厳しくないという話もきいたことがあります。また、ごみの分別についてどの程度守られているかは個人差があります。そして、種類の区別が曖昧な場合は個人の判断によって捨てられるため、誤ってしまうこともあると思います。しかし、見学をしていて作業をしている人々が一つ一つのごみの仕分けを手作業で行っているのを見て、私たち一人ひとりがごみの分別に関心を寄せることは大切であると思いました。さらに、ごみを捨てる際に洗って乾かしてからごみを捨てることで作業者の負担を減らすことが出来ることが分かり大切だと思いました。手作業によって仕分けられたプラスチックごみは圧縮されて再生商品化事業者によってガーデニング用品やハンガーやベンチなどにリサイクルされます。また、回収されてきた紙類においてもハガキや包装紙、写真などのミックスペーパーがティッシュペーパーや段ボール・ノート、学校用のトイレットペーパーに生まれ変わります。その際に鉄道でごみが運ばれていることを知りました。回収されてくるごみは回収車ですが、大量のごみがどのように運ばれていくのかを知らなったため、見学を通して知ることが出来ました。

続いて、かわさきエコ暮らし未来館や実際に設置されている太陽光パネルを見学しました。太陽光パネルが設置されている場所は、ごみの埋め立て地の上と建物の上にありましたが、埋め立て地の上に設置するということは非常に効率的であると考えました。なぜなら、ごみの埋め立て地はその容量がいっぱいになり使用されなくなってからの20年間は、家を建てることが出来ないと法律で定められているという話をきいたからです。そして、20年後には土地を川崎市へ返還するということと、太陽光パネルの設置に2年かかっているので、18年間は太陽光パネルの使用が出来るということでした。また、環境対策に力を入れていることをアピールすることが出来るというメリットもありました。一方、課題として埋め立て地の上に太陽光パネルを設置することは、土地の浄化や地盤沈下対策をする必要があるようです。また、雑草が生えにくいようにCCクレイと呼ばれるスギやヒノキのチップをまいて土壌改良しているそうですが、効果が切れてしまい生えてきてしまうということがあり、今後の対策が必要だと思いました。川崎エコ暮らし未来館では、ごみの分別方法や日常生活の中で出来るエコな暮らしを考えて探すなど体験型のゲームを通して楽しく学ぶことが出来ました。意外に間違えているようなものもあり、正しく理解し今後に生かすことが出来たら良いと思います。



浮島処理センター 資源化処理施設

 浮島処理センターの資源化処理施設では、ごみの焼却、資源化処理及び粗大ごみの処理を行っている。中に入った際の第一印象は、強烈な異臭がするということである。恐らくごみの焼却の際に生じる臭いなのだろうが、こんな異臭を放つほど、私たちは日頃様々な資源を消費しているのかと思うと、胸が痛んだ。
 この施設で処理されるごみは、ミックスペーパー(雑紙)とプラスチック容器包装の2種類である。この施設では、一日に70tのミックスペーパーと、55tのプラスチック容器包装を破袋して、資源物と不適物とに手選別し再資源化を実施している。ミックスペーパーをリサイクルすると、トイレットペーパーやダンボール、ノートなどに再生する。プラスチック容器包装は、材料リサイクルとケミカルリサイクル、固形燃料化の3つの方法でリサイクルされる。その内材料リサイクルでは、プラスチック製品やガーデニング用品、パレットなどに再生される。見学の際、実際に資源化処理施設を見学したが、作業員の方々が長時間に渡り細かくごみの選別をしている姿が印象的だった。作業員の方々の姿を見て、私もきちんとごみを分別しなければ、と改めて思った。また、リサイクルも勿論大切だが、その前に物を大切に扱う、必要のない物を買わないなど、無駄遣いを減らすことを心がけて生活することが大切だと感じた。これを機に、自分の生活の中の無駄を見直したいと思う。 

太陽光発電所
はじめに、駅からバスにかけ工場地帯が多くその地域の最も奥に太陽光発電所があったことが印象的であった。その後、太陽光発電パネルは3万8千台存在し、パネルの端から端までを歩くのがとてつもなく長い距離に感じた。

これだけのパネルの量で一般家庭約2900件分の年間発電使用電力量に相当を発電し、二酸化炭素排出量削減効果で一般家庭約1010軒の年間二酸化炭素排出量に相当するという。一見どの程度の量なのかが分からないと感じたが、軒数あたりで考えることで浮島太陽光発電が一つ存在することによって現在の原子力発電の分を補うことも可能である。他にも、杉の木で換算すると840本分に相当する。年間発電電力量は想定が740万kWhのところ、実績は約974万kWhとなっており、より多くの電気を発電している。

他にも、電気を発電するにあたって工夫がされており、海の周辺で行われていることによって高さのある建物が存在しないことや、太陽光がよりパネルに当たるようにパネルの角度を10度に傾けている。また、あたりから生える雑草により、太陽光が遮断されることを防ぐために、ヒノキのチップやccクレイを撒いている。このように、太陽光発電を行うに当たってできるだけ障害を減らすように発電がおこなわれていることが分かる。

できるだけ事前に太陽光発電への障害を減らし、初期に問題の部分へ費用をかけることによって、その後に持ち越しにしていた障害としてつけがくる心配が減ると考えられる。そこから、事前に草刈や雑草が生えないように対処しておくことにひどく好感が持てた。しかし、現在ではヒノキのチップとccクレイの効果が切れていることから、現在のパネルはパネルの隙間から長さのある雑草が生えていた。今後、除草を行っていかなければ、太陽光発電量に影響を及ぼすものであると考えられる。 太陽光発電は現在、市が土地を貸して太陽光発電を行っている状態であり、今後契約が存続されるのかは不明であり、太陽光発電のパネル自体が撤去されることもある。それでも、契約が存続する可能性も全くないわけではない。むしろ、空港に近く、飛行機からもパネルを見下ろせるようにもなっているため、国内と海外いずれの人々が太陽光発電を見て川崎市に対する好感度が上がっているという。そこから、今後においても、太陽光発電が川崎市だけでなく、日本全体での主力となるように川崎市においても東京電力においてもこの活動に努めていくべきである。

川崎にある大規模な発電所は川崎市と東京電力株式会社が共同事業で行っている施設である。川崎市にある大規模な太陽光発電所は浮島太陽発電所と扇島太陽光発電所がある。浮島と扇島の両区域での合計出力は2万kwといったメガソーラーなのである。



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