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◆東京下水道局多摩上流水再生センター:東海大鳥飼ゼミ研修エコプラ
1.開発経済学環境経済学の視点で貧困や環境について国内外でフィールド調査をしています。
2.東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程鳥飼行博担当「ゼミナール」「卒論作成」で、2015年5月29日、屎尿処理、水環境保全、水辺の生物多様性を考える契機として、東京都下水道局多摩上流水再生センターを訪問した様子を紹介します。

2015年鳥飼ゼミ国内研修

Our Field Survey


 

東海大学鳥飼ゼミ研修

Tokai University 2015


立川
東京都品川区JR品川駅に集合した東海大学教養学部鳥飼ゼミの学生たち。鳥飼ゼミでは、下水処理、水質汚染防止を学ぶために東京都下水道局水再生センターの見学を実施している。
人間環境学科社会環境課程の鳥飼ゼミでは開発と環境の経済学がテーマである。そこで、?開発途上国の貧困解消、?乳幼児死亡率成人識字率など人間開発、?大気汚染、温室効果ガスの排出、廃棄物処理生物多様性の減少などの環境問題への対応、を研究している。
 持続可能な世界を構築するために、企業の社会的責任行政の役割にも目を向けて、フィールド調査をしている。 立川
東京都下水道局の多摩上流水再生センターに行くには、JR立川駅南口からバスに乗る。
立川
多摩上流水再生センターに行くには、JR立川駅南口からバスに乗る鳥飼行博ゼミの学生たち。
モノレール
JR立川駅の多摩モノレールの高架軌条。

東海大学教養学部鳥飼行博ゼミ男女学生は、JR立川駅南口からバスに乗って、昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターに向かった。

◆人間環境学科鳥飼行博ゼミでは、毎年のように、国内研修として、水再生センター(下水・屎尿処理場)見学、戦争兵士体験者講演会、大阪市西成区ホームレス・日雇い労働者聞き取りアジア太平洋トレードセンター(ATC)見学、浪速区新世界・中央区道頓堀見学などフィールド調査を実施している。



東京都昭和島市の多摩上流水再生センターの地図

東京都多摩地域

 Tama Tokyo


立川
JR、立川駅南口からバスに乗り20分、昭和島市の「宮沢」で下車した鳥飼ゼミナールの学生たち。多摩上流水再生センターには、ここから徒歩で10分弱。
JR立川駅北口からの場合は、バス停10番「拝島駅」、「拝島営業所」、「昭島駅南口」行で20分「宮沢」下車、徒歩10分。 阿弥陀
昭和島市真言宗智山派阿弥陀寺。阿弥陀如来を本尊にした鎌倉時代創建の寺で、弘法大師、関東八十八ヶ所霊場第七十一番札所、多摩八十八ヶ所霊場第八十番札所でもある。また、「かんかん石」と呼ばれる宮沢村領主鎌田孫左衛門の墓碑がある。奥多摩街道との交差点に、宮沢諏訪神社と阿弥陀寺が左右に建っているが、どちらも湧水が湧いている。諏訪神社の湧水は、東京の名湧水57選に選ばれている。
なす
東京都昭和島市のナス、キュウリの畑が残っている。
昭和島市の公式websiteには、「昭島市の農業は、日本なしをはじめ、野菜・果樹・花・植木など多様な農産物が作られています。農地が減少し厳しい生産環境のなか、新鮮で安全・安心をモットーに即売会や市民朝市等を実施し新鮮な農畜産物を市民に供給しています」とある。 
なす
東京都昭和島市のナス、キュウリの畑が見事に手入れをされている。中国やフィリピンの狭い農地の利用方法と共通している。
 昭和島市の公式websiteには、「1987年(昭和62年)に10万都市となりました。その後、道路整備も進みJR青梅線の各駅のバリアフリーや通り抜け通路も整備され、アンダーパス(立体交差)も2か所でき、渋滞が緩和されました。昭島駅の北側エリアの商業化も進み、「ともにつくる・未来につなぐ・元気都市あきしま 〜人も元気・まちも元気・緑も元気〜」なまち昭島を目指しています」とある。 
水田
東京都昭和島市には、稲作用の水田もわずかに残っている。近郊農業だけではなく、生きがいのための農業など、新しい視点で農業を続ける世帯が増えている。
水田
東京都昭和島市の水田は、少なくなってほとんど見ることはできない。多摩上流水再生センターが建設された1970年代までは、農地が周囲に広がっていたというが、今は住宅地である。
水田
東京都昭和島市水田では田植えが済んでいた。このような零細な水田でも田植え機を使用している。

東京都下水道局

Bureau of Sewerage, Tokyo


地図
1978年(昭和53年)5月に運転を開始した東京都下水道局の多摩上流水再生センター(〒196-0024 東京都昭島市宮沢町3丁目15−1)の案内用見取り図。敷地面積は15万1,417平方メートル、下水処理能力は24万8,200立方メートル/日。
機械棟
東京都下水道局の多摩上流水再生センターの機械棟と沈砂池。下水浄化施設の「沈砂池」は、下水道を流れてきた下水を集め、そこに混じっているごみを格子のような敷居で越して、取り除く施設である。

 日本下水道事業団(JS)は、1973年(昭和47年)に下水道事業センターとして発足し、1975年(昭和50年)に認可法人日本下水道事業団、2003年(平成15年)に地方共同法人日本下水道事業団となった。 鳥飼行博機械棟
東京都昭島市宮沢町の多摩上流水再生センターの機械棟と沈砂池まえの鳥飼ゼミナール学生たち。下水道は、配管の更新にあわせて、雨天時放流水質の改善のため合流改善施設の整備が求められている。しかし、工事に際しても下水道の運用を停止できないために、雨天時調整池や雨天時汚水調整池によって次善の対応をするしかない場合が多い。

 下水の排除方法には、?汚水と雨水をひとつの管で流す合流式下水道、?汚水と雨水を別々の管で流し、雨水をそのまま河川等に流す分流式下水道、の二つがある。

 合流式下水道では、汚水管、雨水管を布設する完全な分流式に比べ、管きょが1本で済み建設費が安くなる。また、管きょが1本ですむので、ガス管や水道管などの他の地下埋設物との競合が少なくなり、分流式に比べ施工が比較的容易である。そして、排水設備から公共下水道までが1本であり、管きょ系統が分流式より単純になり、維持管理がしやすい。
 しかし、合流式では、雨天時に、雨水の量が汚水の量に対して一定以上の倍率になると、雨水吐室から川や海に放流され、水質汚濁の原因になる。また、合流式下水道では、管径が大きく、勾配も小さくなるため、晴天時には管内に汚濁物が堆積しやすい。雨天時には、水再生センターへの流入水が汚水のほかに一部雨水が加わるため、処理水量が多くなる。  沈砂池坂
東京都昭島市宮沢町の東京都下水道局多摩上流水再生センターの沈砂池に下る車道。砂の交換や緊急時の利用の際に使用する。

分流式下水道の利点
?汚水は、雨水と分離して排除され水再生センターで処理されるので、川や海への汚水の流出がない。
?既存の水路が利用可能なところでは、汚水管だけの布設で済むので建設費が安くなる。
?下水処理施設の容量は、汚水のみを対象とするので小さくて済む。

分流式下水道の欠点
?汚水管、雨水管の2本を布設するところでは、合流式に比べ建設費が高くなり、道路が狭いところや、ガス管や水道管などの他の事業の地下埋設物と競合しているところでは施工も難しい。
?降雨初期に、道路面に付着した汚れや大気汚染物質などが洗い流され、雨水と共に川や海に流される。
?汚水管の管きょの継手やマンホールから雨水や地下水が浸入したり、宅地排水や路面排水を汚水管へ誤って接続した場合、管きょの流下能力や下水処理能力の超過をきたす恐れがある。 沈砂池坂
東京都昭島市宮沢町の東京都下水道局、多摩上流再生センター沈砂池は地下にある。ここに汚水を貯めてごみをとる。次に、下水を第一沈殿池に送り、時間をかけて汚物を沈殿させ、汚泥として除去する。
 合流式下水道の場合、降雨時にし尿を含む未処理下水が放流され汚染広がる危険がある。そこで、国土交通省では、平成15年度には下水道法施行令を改正し、中小都市(170都市)25年度、大都市(21都市)では平成35年度までに緊急改善対策の完了を義務付けている。

多摩上流水再生センター

Shibaura Water Reclamation Center


花壇
 鳥飼行博ゼミは、2013年6月の東京都港区の芝浦水再生センターに続いて、2015年5月29日に、多磨上流水再生センター・八王子水再生センターを訪問した。
花壇
東京都港区にある東京都下水道局芝浦水再生センター正面玄関に集合した鳥飼行博ゼミメンバー。
以前は、「下水処理場」と呼ばれていたが、東京都は下水処理場に代わる新たな名称を募集し、2004年4月に「水再生センター」へと改称した。東京都内の「水再生センター」は2010年3月現在で23カ所ある。横浜市も2005年(平成17年)4月1日に「下水処理場」を「水再生センター」に名称変更。

水再生センターでのセミナー

Seminar at Water Reclamation Center

ホール
東京都下水道局の多摩上流水再生センターで専門家スタッフから特別セミナーを受ける鳥飼行博ゼミ生。
下水処理場」にかわる新名称「水再生センター」は、?汚れた水をきれいな水にして河川や海に戻すという役割処理、?水をビルのトイレ用水や河川の清流復活用水へ活用する、という機能をわかりやすく表わしている。敷地面積は15万1,417平方メートル、下水処理能力は24万8,200立方メートル/日。
セミナー
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターで専門家スタッフによる特別セミナー。

新名称「水再生センター」決定までの経緯は、1.新名称の一般募集、2.有識者等による委員会の審議(候補として6名称を答申)、3.委員会の答申を受け決定
新名称を「水再生センター」に決定した理由
1. 環境保全に貢献する取組みなど、下水処理場の役割が分かり易く表現されていること
2.下水を都市の貴重な水資源として再生させていることが明確であること
3. 答申された6名称の中で応募数が最多であったこと
使用開始日:2004年(平成16年)4月1日、新名称の応募総数:4,749件
委員会の答申:「水再生センター」「みずのもりパーク」「水再生ステーション」「さいすいパーク」「水質保全ステーション」「水循環ステーション」の6名称
ガラス管の水
東京都昭和島市で1978年に運用を開始した多摩上流水再生センターを訪問した鳥飼行博ゼミは、施設見学前に東京都下水道局の専門家スタッフのお話を伺った。

家庭・事務所・工場の排水は、屋根や道路上の雨水とともに、次のような経路で再生される。
?下水は、下水道管を通って下水処理施設に流れ込む。?水再生センターに集められた下水は、大きなゴミを取り除いた後、沈砂池(ちんさち)に入り、土砂などの大きな固形物を沈殿させる。?第一沈澱池(だいいちちんでんち)で固形物を時間をかけて沈殿させ取り除く。?反応槽(で微生物の入った活性汚泥を加えてエアーストーンで空気を送入しかき混ぜながら汚れを微生物によって分解する、?沈殿池で微生物に付着した汚れを沈澱させる。?反応槽の下水は第二沈澱池(だいにちんでんち)でさらに上澄み水と汚泥に分離させる、?上澄みは塩素消毒し海中に放流、または一部を再生水として下水道局内や近隣施設のトイレで再利用する。?回収した汚泥は、メタン発酵させて消化ガスとして空気中に放出、あるいは脱水してセメントや軽量骨材スラジライトの原料としてリサイクルする。
ガラス管水
多摩上流水再生センターの下水処理によって、透明度も向上したことがわかるように、ガラス管に入れた処理段階の異なる汚水を覗いてみた。 鳥飼行博ゼミは、毎年、環境関連施設を訪問し、専門家のお話を伺っている。
芝浦水再生センター(東京都港区港南1-2-1)は、1931年(昭和6年)に稼働した東京で3番目に古い下水浄化施設で、21世紀に入ってから「水再生センター」と改称されている。下水浄化施設は、大きな水槽が必要なため、用地を整備するのに湾倉庫街っだった品川が選ばれた。しかし、高度成長期にはオフィスビルの立ち並ぶようになり、市街地に変貌した。
ガラス管水
東京都昭和島市、多摩上流水再生センターの下水処理によって、処理した汚水の透明度を確認するガラス管。多摩上流水再生センターの敷地面積は15万1,417平方メートル、下水処理能力は24万8,200立方メートル/日。
ビルスライド鳥飼ぜみ
東京都昭和島市、芝浦水再生センターで処理された下水は、東京湾(運河)へ放流される。また、その一部を砂ろ過してセンター内で機械の洗浄・冷却・トイレ用水として、近隣のソニービルにトイレ用水として供給される。下水処理に際して発生する汚泥は、南部スラッジプラントへ圧送、再処理している。
多摩川ふれあい水族館

Tokyo Bureau of Sewerage

せみな館
東京都下水道局多摩上流水再生センター。多摩上流水再生センターでは、八王子水再生センターとの連絡管によってつながっており、下水・汚水・汚泥の相互処理が可能になっている。他方、都心では、張り巡らされた下水道管を活用して光ファイバー通信網を利用した光ファイバー遠方監視制御を構築中である。たとえば下水道管の中を通した光ファイバー通信網を利用して、落合水再生センターは約3km離れた中野水再生センターの水処理施設の運転管理を行っている。 さかな
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターには、多摩川ふれあい水族館があって、4つの水槽の中で、イワナ、ヤマメ、アユ、ハヤ、フナといった18種類、約100匹の多摩川に生息する魚が泳いでいる。多摩川ふれあい水族館の水槽の水は、下水の処理水(再生水)である。
さかな
東京都下水道局の多摩上流下水処理場(2004年より水再生センターに改称)には、多摩川に生息する生物を飼育する多摩川ふれあい水族館がある。開館時間 午前9時〜午後4時、休館日 土・日曜、休日、年末年始、入館料 無料、電話番号 042(545)4120
さかな
東京都昭島市宮沢町3-15-1にある東京都下水道局多摩川ふれあい水族館では、再生水の中で泳ぐ魚を展示している。
さかな水槽
東京都昭島市宮沢町の東京都下水道局多摩川上流水再生センターのセミナー館1階「多摩川ふれあい水族館」には、多摩川に生息する魚介類が飼育された水槽が展示されている。
さかな水槽女子
東京都昭島市の多摩川上流水再生センターのセミナー館1階「多摩川ふれあい水族館」には、多摩川に生息する魚介類が飼育された水槽が展示されている。処理をして多摩川に戻される水は2次処理水だが、一部は再濾過・オゾン処理する第3次処理を行う。この水は、「多摩川ふれあい水族館」だけでなく、玉川上水や野火止用水の「清流復活」にも供給されている。
本部展望塔からの視界

Roof Top


たまがわ
東京都港区にある東京都下水道局多摩上流水再生センター展望塔に案内していただき、事務本部の建物を下に見た。
水と緑の昭島によれば、1961年(昭和36年)8月20日、市内のJR八高線多摩川鉄橋近くでクジラの化石が発見された。化石の全長は16メートル、ヒゲクジラの仲間でコククジラに近い種類ですが同じ種類のくじらが他に発見されていないため、「アキシマクジラ」と命名された。発掘当初はおよそ500万年前と推定されていたが、科学の進歩により現在では160万年前の地層から出土したとされている。100万年以上前のクジラの全骨格がほぼ完全な形で発掘されたのは、世界でも初めてだと言われ世界的資料として、国立科学博物館新宿分館に大部分が保存されている。その一部の骨(胸椎と上腕骨)を市庁舎1階ロビーに常設展示している。

屋上より焼却
東京都港区にある東京都下水道局多摩上流水再生センター展望塔で汚泥焼却施設(汚泥焼却炉)の説明を受けた鳥飼行博ゼミ。炉内が約850℃と高温にすれば、臭気源が分解し、排ガスは無臭となるという。

東京都下水道局は、バイオマス資源である下水汚泥から炭化燃料を製造する下水汚泥燃料化システムを導入、石炭火力発電所に販売する「東部スラッジプラント汚泥炭化事業」を実施。
 回収されたスラジライトは、循環型社会の形成を目的に、?脱水処理した下水汚泥(300t/日)の全量焼却による減量化、?下水汚泥の資源化を進めている。
スラジライトとは、下水汚泥焼却灰を加工、焼成した粒状の軽量細粒骨材。下水汚泥の焼却灰を原料として、水、バインダー(結合剤)を加え、混練、造粒、乾燥させたものを1,050℃で焼成し、製造。造粒乾燥物を焼成すると、表面が半溶融状態になり、内部に気泡が生じるが、それを冷却して固い殻で覆われた発泡体のスラジライトとなる。軽量細粒材(スラジライト)は、下水汚泥の焼却灰を原料として、水・バインダーを加えて、混練、造粒、乾燥させたもので、屋上緑化の土壌材料になる。
汚泥焼却
東京都港区にある東京都下水道局多摩上流水再生センター汚泥焼却施設(汚泥焼却炉)。

多摩地域の下水道汚泥焼却灰は、東京都大田区城南島に1989年に設置された南部スラッジプラントへも搬入されている。南部スラッジ事業所は、汚泥処理施設の運転管理及び保全管理業務を行っている。主に芝浦水再生センターと森ヶ崎水再生センターの水処理過程から発生する汚泥を処理し、濃縮・脱水設備、焼却設備では汚泥の減量化を図るとともに全量を焼却処理している。焼却灰を埋立処分するための焼却灰混練施設も管理している。

 平成23年10月26日(水曜日)午後の搬入は、北多摩一号水再生センターと多摩川上流水再生センターと合わせて、10トンのタンクローリーで2台分を搬出(80パーセントから85パーセントの量を積載)した。



沈泥濃縮
東京都昭和島市にある下水道局の多摩上流水再生センターの展望塔上から円形の沈泥濃縮棟(脱水棟)が2基見える。 沈泥濃縮事務
東京昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター本部棟(事務所:手前)と円形の円形の沈泥濃縮棟(脱水棟:左)。


セミナー室と緊急用発電機
東京都下水道局の多摩上流水再生センター展望塔から専門家スタッフに、自家発電機(緊急用ディーゼル発電機)、第一沈殿池の説明を伺った鳥飼ゼミ学生。
 自家発電設備は大雨や台風の時などに、停電がおきたとき、電気で動く機械が停止してしまうので、緊急用に発電する設備。停電になったら自動的に発電機設備が運転を開始、電気を供給する。
緊急用発電機
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター自家発電機(緊急用ディーゼル発電機)。



屋上ぜみ
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター展望塔に着いた鳥飼ゼミナール学生たち。
展望塔ゼミ
東京都下水道局の多摩上流水再生センター展望塔で、専門家スタッフから沈砂池、その奥にある第二沈殿池の説明を受けた鳥飼ゼミナールの学生。
展望塔
多摩上流水再生センター展望塔は、2階にあるセミナー室から162段の階段を上ったところにある。
沈砂池・第一沈殿池

Primary Sedimentation Tanks


沈砂池
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター沈砂池(土砂を沈殿させるたの人工池:手前)と第一沈殿池(左奥)は、上部を公園化して土地を有効活用している。
東京都下水道局水再生センターの沈砂池に集まってくる下水は、自然流なので次第に下方に流れてくるので低い位置に貯まる。また、処理前の臭気が漂う汚水が沈砂池に貯まるので、地下に貯め、上部に覆いをするのは臭気対策ともなる。池は、上部を緑地化され、覆われている。
沈砂池ゼミ
鳥飼行博ゼミは、東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターを訪問した。展望塔から上部を緑地化された沈砂池(流入汚水中の砂や夾雑物を除去する設備で除砂・除じん設備、沈砂・しさ処理設備などがある)を見る。また、脱臭ダクトを作動させて、臭いを吸い取っている。
 下水処理場は,汚れた台所の水やトイレ用水などの生活排水のほか、工場から出る廃水を浄化する施設で、下水処理を施さなければ河川などの水質悪化につながり、海洋汚染にも発展する。そこで、下水浄化によって、きれいにした水を再利用して町の中にせせらぎを復活するなどの憩いの場所の提供も始まっている。
沈砂池ゼミ
東京都下水道局の多摩上流水水再生センター沈砂池(右手前)、第一沈殿池(中央奥)、反応槽(左奥)。多摩上流水再生センターには昭島市宮沢広場がある。これは、1万1,900平方メートルの芝生広場、トリム遊具、ゲートボール場である。この下水処理場内にある昭島市立宮沢広場条例(昭和54年9月25日条例第20号)によれば、市民に余暇活動の場を提供し、うるおいのある日常生活に資するため、昭島市立宮沢広場(以下「広場」という。)の設置及び管理について必要な事項を定めるものとする、とある。
沈砂池ゼミ
東京都下水道局の多摩上流水再生センター沈砂池。ここでは、下水から大きなゴミを取り除く。沈砂池から送られてきた下水は、流れを緩やかにしてから、第一沈殿池に流入し、細かい汚れや不純物を沈殿、分離する。
 下水処理第一段階:沈砂池に運ばれた汚水は、沈砂池で流れを遅くして下水中の大きなごみや土砂を沈殿させて取り除く。その後、ポンプで汲み上げ第一沈殿池(最初沈殿池)に送水される。 沈砂池
東京都昭和島市に1978年に設置された東京都下水道局多摩上流水再生センター沈砂池
ここで、大きなゴミを除いてから、第一沈殿池に下水を流す。沈砂池からの下水の流れを緩和してから、沈殿池で細かい汚れや不純物を沈殿し分離する。沈殿物質(生汚泥)は、汚泥処理施設へ送られ、脱水して焼却する。沈殿させる時間は2-3時間程度。
沈砂池下る
東京都下水道局多摩上流水再生センター地下にある沈砂池(下水にまぎれこんでいる砂ツブや大きなごみを沈めて取りのぞく池)に続く車道。沈砂池の砂運搬のトラックや緊急時の屎尿処理のトラックが運航するが、普段は使用していない。
  沈砂池下る
東京都昭和島にある東京都下水道局多摩上流水再生センターの地下に設置された沈砂池(河川から上水・発電などの用水を引き入れる場合,土砂を沈殿させるため取水口の近くに設ける人工池)は、汚水が自然に下ってたまった貯水槽のため、地下にある。下りの車道・階段を下って地下2−3階の深度がある。
  沈砂池下る
東京都昭和島市にある東京都下水道局多摩上流水再生センター沈砂池の脱臭に使用されると思われる塩化ビニールのパイプ。
 沈砂池(ちんさち)では、ろ格機(スクリーン)を使って、下水からゴミや砂など不純物を取り除く。水路の幅全体に亘って上下方向に伸びる複数のスクリーンバーを互いに所定の間隔を保って平行状に配置するろ格機は、複数のスクリーンバーの下端側が水路を流れる水流の上流側に位置する。同時に、その上端側がその水流の下流側に位置するように、水路の底面方向に対して10°〜30°の傾斜角を有している。

沈砂池の次の段階が第一沈殿池((最初沈殿池)で、ここでは沈砂池で取りのぞかれなかった小さなゴミや泥などを、ゆっくり漉(こ)して取り除く。
  沈砂池女子
東京都昭和島市にある東京都下水道局多摩上流水再生センターの地下にある沈砂池。床下にあるために、電灯で照らして水面を見せていただいた鳥飼ゼミナール。家庭などから排水された下水は、下水道管を通り終末処理場に流れ込む。この沈砂池には、下水の大きなゴミを取り除く除塵機、汚水を揚水するポンプの他に、流入出ゲートやコンベア、ホッパなどが取り付けられている。 ろかく機2号
東京都昭和島市にある東京都下水道局多摩上流水再生センターの沈砂池のすぐ上に据え付けられたろ格機(スクリーン)。これでゴミを取る。
下水処理センターへ流入した下水は、沈砂池で大きなゴミや砂が取り除かれ、第二沈殿池(最初沈殿池)へ送られる。第一沈殿池では下水を緩やかに流して細かいゴミを沈下させ、上澄み水は反応槽(反応タンク)へ、沈殿物は汚泥処理施設へ送られる。 

 シート駆動式覆蓋(沈砂池防臭用覆蓋)は、下水処理施設の沈砂池で発生する臭気の問題を解決するために池上部を覆う。そして、防臭加工を施したポリエステルシートを一対のエンドレス・ローラー・チェインにとりつけ、このチェインの駆動によって覆蓋を開閉する。 シートの着脱方法を工夫し、維持管理時の覆蓋の開閉がスムーズになり、耐久性も向上した。さらに占有スペースが小さいので、これまで難しかった沈砂池の覆蓋も可能になるという。
ろかく
汚水が最初に処理される沈砂池には、ろ格機(スクリーン)がすえつけられている。ここで、ごみを取り除き、大きな汚れを砂で越した後に沈殿池に向かう。
ろ格機特許請求の範囲】 スクリーンバーを等しい幅と等しい厚さの細長い金属製の板体で構成し、多数のスクリーンバーを横方向に等しい間隔をおいてそれらの板面が互いに平行になるように配設して形成されたろ格機のスクリーンにおいて、拡厚部材が合成樹脂製のU字形の横断面形状の部材で構成され、スクリーンの各スクリーンバーの上流側の部分にそれぞれ拡厚部材のU字形の溝部分が嵌められ、各拡厚部材が各スクリーンバーに結合されていることを特徴とするろ格機のスクリーン。
第一沈殿池(汚水を上澄み水と汚泥に分離する場所)の上部は、公園化されている。第一沈殿池に汚水を貯めて時間をかけて汚物を沈殿させ、汚泥として除去する。
ろかく
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターで専門家スタッフの説明を伺う東海大学教養学部鳥飼行博ゼミ女子学生たち。上部を公園化された沈砂池には、家庭の生活排水や事業場の排水などの下水が下水道管伝わって流れてくるので、地下室は若干臭いにおいがする。
地下の沈砂池 hspace=10
多摩上流水再生センターのろ格機のある地下の沈砂池を見学。
  階段ろかく
多摩上流水再生センターのろ格機がある地下の沈砂池から階段を上がる。
沈砂ぜみ
多摩上流水再生センターの沈砂池のろ格機がある地下から階段を上がる。

<下水処理の工程>
第1工程:沈砂池;汚水と一緒に流れ込む大きなごみを取り除く。
第2工程:ポンプ室;沈砂池で、砂やごみを取り除いた汚水をポンプでくみ上げて最初沈殿地に送る。
第3工程:第一沈殿池;(最初沈殿池、初沈);沈砂池では取り除くことのできない小さなごみを取り除く。
第4工程:反応槽(エアレーションタンク);最初沈殿池より送られてきた汚水に活性汚泥(好気性微生物を多く含んだ泥)を加え、空気を吹き込んで曝気・攪拌する。この間に微生物は水中の汚物を食べて繁殖、増殖する。好気性微生物とは、動物と同じく酸素を必要とする微生物。1cm3(角砂糖1個くらいの大きさ)の中に約1万匹住んでいる。
第5工程:第二沈殿池(終沈);反応槽で処理された水は、第二沈殿池をゆっくり流れる間に活性汚泥が底に沈み、きれいに澄んだ水になう。 底に沈んだ活性汚泥は、そのほとんどを反応槽の口元に返して、再び微生物に汚物を食べさせる。これが返送汚泥である。活性汚泥は常に増殖しており、増えすぎると、水中の酸素が不足するので、余剰の汚泥は汚泥処理に回す。これが、余剰汚泥である。
沈砂ぱいぷ
多摩上流水再生センター沈砂池から、第一沈殿池へ繋がるパイプ。
沈砂ぜみ
多摩上流水再生センター沈砂池のろ格機がある地下から階段を上がる鳥飼ゼミナール。
沈砂ぜみ
多摩上流水再生センター沈砂池のろ格機がある地下から階段を上がる。
だくと
多摩上流水再生センター沈砂池の上部にある巨大なパイプ・ダクト。
だくと
多摩上流水再生センターのろ格機がある沈砂池の上部にある巨大なパイプ・ダクト。
ポンプ所

 Pumping System


ポンプ
東京都昭和島市にある多摩東京都下水道局の多摩上流水再生センター
 下水道管を自然水流で流れ下ったてきた下水・雨水を浄化施設に組み上げるポンプ所と沈砂池に貯まった下水を沈殿池に汲み上げるポンプ室がある。

熊本市下水道使用料簡易計算方法(1円未満切り捨て)
0m3  基本使用料 850円
1m3〜10m3まで  使用水量×14円+850円
11m3〜20m3  使用水量×125円−260円
21m3〜50m3  使用水量×165円−1,060円
51m3〜200m3  使用水量×200円−2,810円
201m3〜500m3  使用水量×240円−10,810円
501m3〜2,000m3  使用水量×280円−30,810円
2,001m3以上  使用水量×325円−120,810円 ポンプ室
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターポンプ所
ポンプ室みる学生
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターのポンプ室で下水処理の説明を受ける鳥飼行博ゼミ学生。
ポンプ
東京都港区にある東京都下水道局芝浦水再生センター。ここは下水道管を自然水流で流れ下ったきた下水・雨水を浄化施設に組み上げる巨大なポンプ所。低平地では、雨水を河川に自然排水することが困難なため、ポンプ所を設け、雨水汲み上げて下水に流して排水するポンプ所もある。ここのポンプ所は、雨水と一緒に流れ込んできた土砂を沈める沈砂池に設けられている。沈砂池では、汚水から大きなごみをろ格機で取り除いた後、ポンプ井という池に入ってきた汚水を、ポンプによって、次の沈殿池に移すためにくみ上げ送る。
ポンプ
東京都港区にある下水道局水再生センターポンプ所。
 ポンプ所(ポンプ場)には、沈砂池の雨水・汚水を汲み上げるポンプが設置されているが、それをコントロールする設備、ごみや砂すなを取とり除く除塵装置、沈砂池で汚れを集めるろ格機、停電に備える非常用発電設備なども水再生センターに設置されている。
ポンプ
多摩上流下水道局芝浦水再生センター北側にあるポンプ所。
ポンプ室説明ゼミ
東京都昭和島にある下水道局の多摩上流水再生センターポンプ所の説明を伺う鳥飼行博ゼミ学生たち。 ポンプ室説明ゼミ
東京都昭和島市にある下水道局の多摩上流水再生センターポンプ所で、専門家スタッフによる説明を拝聴する鳥飼行博ゼミ生たち。 ポンプ室説明
東京都下水道局の多摩上流水再生センターポンプ所。
下水とは、雨水(うすい)と汚水であり、高いところから低いところに自然に流れ込む。そこで、下水処理のためには、低いところに流れてきた水を、処理場まで汲み上げる必要がある。また、台風、大雨の場合には、雨量が急増して、下水道があふれてしまい、低位置にある貯水池に自然に流ながすことができなくなる。このような増水による洪水によって、家屋が浸水しないように、雨水をポンプで急速に汲み上げ、川に放流するのもポンプの役目である。 ポンプ
東京都港区にある東京都下水道局芝浦水再生センターポンプ所の説明を伺う鳥飼行博ゼミ学生たち ポンプ室
東京都昭和島にある下水道局の多摩上流水再生センターポンプ所。
反応槽

 Suspended Growth Aerobic Treatment


反応槽1
東京都昭和島にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽(右の建物の中)には、ツリガネムシ、アメーバのような微生物の棲んでいる活性汚泥があり、その中で汚物の分解が24時間行われている。
反応槽2
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽は、右の建物の中にある。
 反応槽は、微生物の働きを利用して下水の有機物を分解除去するタンク。反応槽はこの有機物を分解除去機能を維持するため、送風機設備と散気 (さんき)設備を備えている。送風機設備はタンクに空気(酸素)を供給し、散気設備で細かい気泡として、下水と微生物を攪拌(かくはん)混合する。 反応槽3
東京都下水道局水再生センター反応槽では下水の中で、空気を泡立てる曝気の音が響いている。反応槽の中では、活性汚泥法と呼ばれる、微生物を利用した方法で汚水を浄化している。
 曝気槽(ばっきそう)とは、排水中に圧搾空気を散気管やエアレータによって微細な気泡として吹き込む水槽。微生物の生物化学的酸化反応を促し、水中に含まれる汚濁物質を次の沈殿槽で沈殿させるための槽(タンク)。活性汚泥法は、微生物が含まれて排水処理に適当な状態になっている汚泥(=活性汚泥という)を用いて、汚水処理をする。
反応槽4
東京都下水道局の多摩上流水再生センター
 芝浦水再生センターでは2002年(平成14年度)から、東系3槽ある反応槽の散気板を微細気泡に切替え、2006年(平成18年度)に東系全槽の微細気泡切替えが完了、全て機械式撹拌機及び微細気泡散気装置となった。
反応槽5
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽。

芝浦水再生センターでは2006年(平成18年度)に東系全槽が機械式撹拌機及び微細気泡散気装置となった。微細気泡散気装置は散気板と比較して酸素移動(溶解)効率が高く、単位空気量当たりの処理効率も高いと予測される。しかし、処理水の水質、有機物等の除去率の比較は、処理水量、流入水質、水処理条件が比較年度で異なるり、比較は容易ではない。 反応槽6
東京都下水道局の多摩上流水再生センターの反応槽。反応槽(曝気槽)の褐色の泡は、 汚泥が分解したために、汚泥由来の成分によってできる泡。水をかけても簡単には壊れない。泡をボトルに採り、同程度の水を加えて上下を5回ほどひっくり返すことで撹拌すると、泡のほとんどが消えてしまう。余剰汚泥の除去が少ないと汚泥が解体して、褐色の泡、濁った大きな泡が出る。
反応槽
東京都下水道局の多摩上流水再生センターの反応槽。
中部管理事務所 芝浦水再生センター 明松秀樹「芝浦水再生センターにおける微細気泡散気装置(酸素移動効率の向上による運転動力削減、コンパクト化による効率的配置により、省エネ、省スペース、槽内流動性向上を実現した散気装置)へ更新後の運転効果について」反応槽運転効果について
(1) 微細気泡散気装置へ更新したことにより、東系の空気量は約14%の減尐が見られた。
(2) 平成18年度に約1年続いた亜硝酸型硝化(排水中のNH3-N、BOD酸化菌の異化代謝によって有機性窒素から転換されるNH3-Nを硝化菌(亜硝酸細菌、。硝酸細菌)によりNO2-N、NO3-Nに酸化)は、全槽で微細気泡散気装置の稼動と共に硝化が進行し水質も安定した。同時に、反応槽内で大量発生した放線菌(カビ様の微生物,糸状の菌糸が放射状に伸びる細菌)主体のスカムも減尐した。
(3) ケルダール窒素除去量は、送風量・電力量と非常に高い相関があるため、この指標により処理効率を比較し、全槽稼動後の処理効率が向上する傾向が確認された。
反応槽
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽を見学する鳥飼ゼミナール。

再生センターの汚水は、微生物が入っている沈殿池で有機物等を分解される。汚水をきれいにする微生物には、細菌類・原生動物(げんせいどうぶつ)後生動物(こうせいどうぶつ)の3種類がある。原生動物には、鞭毛虫類(べんもうちゅうるい)、肉質虫類(にくしつちゅうるい)、繊毛虫類(せんもうちゅうるい)がある。後生生物には、袋形(たいけい)動物の輪虫類(わむしるい)環形(かんけい)動物の貧毛類(ひんもうるい)がある。曝気槽で空気を送り込んで微生物の活動を強化している。
反応槽
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽を見学した鳥飼ゼミナール。
反応槽(反応タンク:エアレーションタンク)では、第一沈殿池(最初沈殿地)で浄化処理をした汚水に好気性微生物の入った泥(活性汚泥)に混交し、空気を吹き込み掻き混ぜる。好気性微生物は酸素の助けにより、汚れの原因となる有機物を分解し、汚れを沈みやすい泥(活性汚泥)にする。 反応槽
東京都下水道局の多摩上流水再生センターの反応槽前の鳥飼ゼミナールの学生たち。

 生物反応槽で行われている活性汚泥法は、?反応槽でばっ気(曝気)して好気的な微生物に汚濁物質を分解させ、?汚濁物質濃度とばっ気量を管理して、凝集する微生物を増殖させて沈降分離し、処理水を浄化する方法である。適切に管理すれば、比較的低コストで放流レベルの処理水になることから、生活雑排水や工場排水などで多く利用されている。 反応槽男児
東京都下水道局の水再生センター反応槽の曝気を観察した鳥飼ゼミナール。
 反応槽では、活性汚泥(かっせいおでい)があり、そこに微生物が生息している。ここで、ドロと最初沈殿池から送られたうわ水を混ぜて、汚れを沈みやすいかたまりにする。 反応槽のゼミ生
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽で処理中の下水を観察した鳥飼ゼミナール。
 反応槽では大量の活性汚泥バクテリア原生動物など微生物の集合した泥のようなもの)が水中の有機物を餌にして活動し、増殖しいる。反応槽に下水と返送汚泥(活性汚泥法でエアタン内のMLSSを一定濃度に維持するために沈殿池から引き抜いて反応槽に返送し循環利用する活性汚泥)という微生物を多量に含む泥を流れ込ませる。第一沈殿池(最初沈殿池)からの下水1に対して返送汚泥は25%の量送られるが、運転の状況により100%くらいまで高めることがある。沢山の微生物が作用する返送汚泥が加えられ、反応槽では固形物にして0.2%の汚泥濃度が保持されている。汚泥を返送して処理効率を高めることができ、活性汚泥法が普及した。反応槽には、微生物の呼吸を助けるために、空気を吹き込む散気装置(曝気)と配管が装着されている。
反応槽
東京都下水道局の多摩上流水再生センターの反応槽は、蓋をして臭気が周辺住宅地に拡散しないように配慮している。 反応槽内部では、活性汚泥法によって、下水・排水に空気を吹き込んで活性汚泥を発生させ,これで水中の有機物・汚れを分解している。 反応槽の鳥飼ゼミナール
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽で処理される下水(汚水)。ここには次のような微生物の棲んでいる活性汚泥があり、その中で汚物の分解が24時間行われている。

ツリガネムシ(Vorticella)
大きさ:数十〜百数十μm。 釣鐘型の形状で、口の周りの繊毛を動かし水中の細菌をかき寄せて捕食する。
アメーバ(Amoeba)<br>釣鐘虫。大きさ:数十〜数百μm。形状を変化させながら移動して細菌を捕食する。
クマムシ(Macrobiotus)<br>緩歩動物(かんぽどうぶつ)。大きさ:0.2〜1mm。爪のある足で歩き回り、口にある針で食物を吸い取る。卵を産んで増える。
バジニコラ(Vaginicola)
大きさ:50〜200μm。1つの殻に1〜2匹入っており、殻から体を出して口の周りの繊毛を動かす。
アルセラ(Arcella)
肉質虫類 。大きさ:30〜250μm。半球型の殻に入ったアメーバの仲間で、棒状の足を出して移動し、細菌や藻類を捕食する。和名ナベカムリ。 
アスピディスカ(Aspidisca)
繊毛虫類。大きさ:25〜50μm。体の周囲のトゲを動かして移動して細菌を捕食する。和名メンガタミズケムシ。 
反応槽の説明
鳥飼行博ゼミ生は、東京都下水道局の水再生センター専門家スタッフから、反応槽内部の活性汚泥法について説明をうかがった。

 日本初の活性汚泥法による下水処理は、1930年(昭和5年)の名古屋市の堀留処理場の運転を嚆矢とする。下水処理の黎明期からの活性汚泥法が採用された日本では、活性汚泥法は、?省スペース化、?下水処理の効率化、?窒素・リン除去への対応、も行われた。しかし、いずれの処理プロセスにおいても、活性汚泥法の基本構造は、?反応槽(タンク)において水中でエアレーション(aeration:曝気)を行うこと、?重力沈降により固液分離を行うこと、?沈殿・濃縮した活性汚泥を反応槽に返送すること、の3つの機能を有する。 反応槽専門家
東京都下水道局の多摩上流水再生センターの反応槽まえの専門家と鳥飼ゼミナール学生。
 好気性微生物(酸素を利用した代謝機構を備えた生物)に水中の有機物を処理させる活性汚泥法では、微生物には酸素が必要なため、装置は空気(酸素)を供給する曝気槽(排水中に圧搾空気を散気管やエアレータにより微細な気泡として吹き込む水槽。微生物の生物化学的酸化反応(biochemical oxidation)を促し、水中の汚濁物質を後の沈殿槽で沈殿させるタンク)と沈殿槽から構成される。曝気槽の槽底部には散気管を設置し、散気管から空気を微細な気泡として槽内に噴出させることで、曝気槽内液に酸素を溶解させる。曝気槽には、好気性微生物を多量に含んだ数十um〜数mmの塊が2000〜5000mg/Lの濃度で浮遊してる。この塊を活性汚泥のフロックと呼ぶ。ここに含まれる微生物は、ズーグレア、シュードモナス、バチルスなど細菌が主体であり、ほかにはツリガネ虫、ワムシなどの原生動物も含まれている。
反応槽専門家
東京都下水道局の水再生センター反応槽まえの専門家と鳥飼ゼミナール学生。
  反応槽(曝気槽)は、下水処理の工程で,活性汚泥とともに圧搾空気を吹き込んで,汚濁物質を酸化的に分解する施設。エア-チャンバー。エアレーション-タンク。
  反応槽操作盤
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽の曝気を観察した鳥飼ゼミナール。
 反応槽(曝気槽)と連結している沈殿槽は、曝気槽で有機物を分解した処理水と活性汚泥のフロックを自然沈降によって分離させる役割をもっています。ここで汚泥混合液を長時間静置させ、上澄み液を処理水として放流し、沈降したフロックは、沈殿槽底部に設置した沈殿物かき寄せレーキ(板)で集め、再び曝気槽へ返送する。
   反応槽ふた
東京都下水道局の多摩上流芝浦水再生センター反応槽に操作盤。
  反応槽ふた
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽の操作盤の内部配線。
反応槽操作盤
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽の操作盤。
第二沈殿池

Secondary Sedimentation Tanks


第2沈殿池透明
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター第二沈殿池に展示されている水浄化の透明計測。
とうめい
東京都昭和島市にある東京都下水道局水再生センター第二沈殿池まえの透視度計(透明計)。
第2沈殿池水面ゼミ生
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター第二沈殿池で専門家スタッフによる説明を受ける鳥飼行博ゼミの学生たち。
第2沈殿池水面ゼミ生
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター第二沈殿池で水化浄化され流れ出てくる様子を観察した鳥飼ゼミの学生たち。
第2沈殿池水面パノラマ
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター第二沈殿池の水面。屎尿を含んだ汚水は、大部分は、ここまでくるうちに、沈殿と微生物による自然の力によって浄化されている。
第2沈殿池説明
東京都昭和島市にある東京都下水道局芝浦水再生センター第二沈殿池の説明路受ける東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程鳥飼行博ゼミ生。
第2沈殿池説明
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター第二沈殿池の説明を受ける。
第2沈殿池説明
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターの第二沈殿池の説明を受ける鳥飼ゼミナール。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター第二沈殿池(settling pond)では、微粒の固形物を含む場合,それを沈降させて水を清澄化する。清澄化された水は用水として再使用するか河川へ放流する。
第2沈殿池 hspace=10
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター第二沈殿池で、専門家スタッフの話を伺った東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程の鳥飼行博ゼミ生たち。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある東京都下水道局水再生センター第二沈殿池(settling pond)の水面から浄化された水が流れ出てくる。
 第一沈殿池(settling pond)は、汚水中の沈殿しやすい浮遊性の汚れを取る施設で、汚れの30%が沈殿して除去される。
 上澄みは池を越流して微生物反応槽に流れていく。池の底に沈殿した汚泥はかき寄せ機で池の中心部に集められ、汚泥処理施設に送られる。反応槽においても、ほとんどの微生物は、河川と同様に水に溶け込んだ酸素、すなわち、溶存酸素(Dissolved Oxygen:大気中の酸素分圧に比例して水中に溶解している酸素)を利用して生活する微生物である。しかし、河川の微生物が川の瓦礫や石に付着して生活する固着性微生物(sessile)であるのに対して、反応槽の微生物は混合液として水中を浮遊している、浮遊性微生物(活性汚泥)という違いがある。 第3沈殿池水面
東京都昭和島市にある東京都下水道局水再生センター第二沈殿池の水面。
 沈砂池で大きなゴミや砂が取り除かれた下水は、第一沈殿池(最初沈殿池)へ送られる。最初沈殿池では下水を緩やかに流して細かいゴミなどを沈ませ、上澄み水は反応槽へ、沈殿物は汚泥処理施設へ送られる。

第二沈殿池水面
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター第二沈殿池の鳥飼ゼミナール。
第二沈殿池水に映るビル
東京都下水道局水再生センター第二沈殿池(最終沈殿池)では、反応槽(反応タンク)から送られた処理水をゆっくり流して、活性汚泥を沈めて、きれいな水を取出す。つまり、反応槽から送られた水をゆっくり流すことで、活性汚泥は池の底に沈み、きれいな水だけをうわ水として取出すのである。
第2沈殿池みず
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター第二沈殿池の水面のクローズアップ。
 反応槽で処理された水は、活性汚泥が混じっていることから茶色い色をしている。これを約2.5時間かけてゆっくり流し、活性汚泥を池の底に沈ませると、池の表面には、きれいなうわ水が出来る。うわ水は、透きとおっていて、透明度1m以上ある。また、池の底に沈んだ活性汚泥は、汚物を分解する微生物を含んでいるので、掻寄機(かきよせき)とよばれる機械で一か所に集めて、反応槽の入口に戻される。
第2沈殿池みず
東京都昭和島市にある東京都下水道局、多摩上流水再生センター第二沈殿池の水面のクローズアップ。
第2沈殿池
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターの第二沈殿池の蓋をあけて水面を見せていただいた。
第2沈殿池
東京都昭和島市の多摩上流水再生センターの第二沈殿池では、反応槽で塊になった汚泥を約4時間かけて沈める。この段階で汚水(下水)は、透明化しているが、消毒のため、塩素接触槽に運ばれ約30分で大腸菌を減菌させ、浄化した再生水を多摩川に放流している。

第二沈殿池の一部の処理水は、さらに高度処理(砂ろ過やオゾン処理)され、センター内のトイレなどの雑用水、汚泥焼却灰の冷却水、清流回復事業への供給水として使用される。
第2沈殿池
東京都にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池は、防臭カバーで常時蓋をされている。
第2沈殿池 hspace=10
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センター第二沈殿池で浄化された再生水を貯めた池にはコイが泳いでいる。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センター第二沈殿池。 

下水処理の工程(標準活性汚泥法)
?家庭から流された汚水は下水管を通り、沈砂池に入り、流速を落としてゆっくり流れる間に下水の中の大きなごみや砂を取り除く。
?下水をゆっくりと流して、沈砂池で取り除けない細かなごみを取り除き、泥を沈める。うわ水は反応槽に送る。
?反応槽では、バクテリアのような微生物の入った活性汚泥を加え、空気を吹き込んでかき混ぜる。下水中の有機物は微生物の栄養として吸収され、沈みやすい汚泥になる。
?第二沈殿池(最終沈殿池)では、泥が流れる間に底に沈む。上方の澄んだ水は薬品混和池に流れる。沈んだ汚泥は一部を曝気槽へ戻し、余分な汚泥は濃縮槽へおくる。濃縮槽では、ロータリースクリーンを通してごみを取り除いた下水を長時間貯留し上澄み水と濃くなった泥水とに分離する。
?きれいになった処理水は放水するが、一部は、大腸菌などを塩素滅菌した玉川などの清流復活事業に使用する。清流復活事業とは、水利が悪化して失われた清流を下水処理水・再生水で再現する事業である。
?濃縮槽では、第一沈殿池(最初沈殿池)で沈殿した汚泥及び第二沈殿池(最終沈殿池)で沈殿した余剰汚泥を沈殿濃縮する。
?汚泥処理としては、濃縮槽で濃縮した汚泥を脱水施設で処理し、凝集剤である塩化第二鉄液(FeCl3)と消石灰を混入し、真空脱水機(ベルトフィルター)で脱水する。脱水ケーキの含水率は70%〜75%になる。
?脱水ケーキ(Dehydration Cake))は、適正に再利用処理または最終処分場埋立処理する。
第二沈殿池
東京都にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。後方の建物は反応槽。
 反応槽(曝気槽)は、排水中に微細な気泡として吹き込む水槽。微生物の生物化学的酸化反応を促し、水中に含まれる汚濁物質を後の沈殿槽で沈殿させ、底に溜まった生汚泥は濃縮槽に送る。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
 脱水ケーキ(Dehydration Cake)とは、汚泥や水中混濁物質等を脱水機にかけて水分を除去した後に残った固形の物質。下水汚泥やし尿消化汚泥等の汚泥は通常80〜98%の含水率のため、真空またはプレス等で脱水し含水率を55〜75%とする。なお、し尿消化汚泥のように濾水性の悪いものはあらかじめ消石灰を加えて脱水する。脱水汚泥はその形状から、しばしばフィルターケーキ、脱水ケーキまたは単にケーキと呼ばれる。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池の鳥飼ゼミナール。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池の鳥飼ゼミナール。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。水再生センターからの放流水は、「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」の水質基準を十分に満たし、魚がすめる水質。放流水の水質基準は、河川はBOD、海域はCODにより定められてい。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの第二沈殿池。
反応槽
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの反応槽のある建物(左)。

 多摩川上流水再生センターは、運転開始 昭和53年5月、敷地面積 15万1,417平方メートル、処理能力 24万8,200立方メートル/日。下水処理・浄化施設としては、以下のものがある。沈砂池 6池、第一沈殿池 6池、反応槽 7槽、第二沈殿池 7池、汚泥処理施設 濃縮槽 2槽、遠心濃縮機 3台、遠心型脱水機 3台、ベルトプレス型脱水機 3台、焼却炉 3基。
連絡通路・パイプライン

Back Up System


反応槽の説明
東京都下水道局の多摩上流水再生センター専門家スタッフに案内されて、反応槽(未使用)に着いた。
反応槽
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの未利用の反応槽。
第二沈殿池
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターから八王子水再生センターへ通じる連絡路の入り口地表付近。
連絡管
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの地下20メートルにある連絡管で八王子水再生センターと結ばれている。
ちか
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターと八王子水再生センターを結ぶ連絡路。地下20メートルから天井を見上げた。
連絡パイプ
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの連絡パイプ。連絡管の長さ 約570メートル、連絡管の太さ 内径3.5メートル、供用開始時期 平成18年4月。
連絡パイプ hspace=10
東京都にある多摩川上流・八王子水再生センター間連絡管。
 我孫子市の高度浄水処理
?空気に電圧をかけオゾンを発生
?オゾンの強い酸化力で「地下水の分解しずらい有機物」を分解
?活性炭の吸着力で捕捉し取り除く。
「地下水中の分解しずらい有機物」とは、主にフミン質という自然界にある物質で、植物などが微生物によって分解されるときの最終分解生成物で、腐植質は暗黒色ないし暗褐色を呈している。フミン質は、直鎖炭化水素と多環芳香族化合物(分子量数千から1万程度)の難分解性高分子化合物である。フミン質は、水質基準の一つである「色度」を上昇させ、塩素と反応してトリハロメタンを発生する原因になる。
高度浄水処理を導入して、以前の塩素処理に比べ次の効果があった。
?色度が5度から1度に改善、?トリハロメタンの有機化合物の発生を抑制、?塩素の注入量を5分の1程度に減少 通路
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター専門家スタッフに、多摩川上流・八王子水再生センター間連絡管を案内していただいた。
 東京都水道局で導入を進めている高度浄水処理はオゾン処理は、生物活性炭処理を組み合わせ、有機物やかび臭物質、アンモニア態窒素を除去する。オゾンは自然界の酸化剤で,オゾンが分解して生成する酸素も強い酸化力を持つ。オゾンを下水に吹き込み,酸化されにくい物質を酸化する。 通路
東京都昭和島市にある多摩上流水再生センターの多摩川川底の地下に敷設された、多摩川上流・八王子水再生センター間連絡管。このトンネルの内部には、汚水管や送泥管などが配管され、水再生センター間で相互に送水、送泥ができるようになっている。つまり、2つの水再生センターが補完しあい、電気料金など施設の効率的運営を図り、災害時のバックアップも可能になる。 通路
東京都港区にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター専門家スタッフに、八王子水再生センターと繋がっている多摩川上流・八王子水再生センター間連絡管を案内していただいた。

多摩川を挟み向い合う水再生センターのうち、最初に多摩川上流、八王子水再生センター間の連絡管を建設した理由は以下のとおりである。
( 1) 焼却炉等の更新
両水再生センターは、平成18 年に焼却炉の更新計画があり、その後10年で全ての 焼却炉が更新となる。このため、各センターにおいては予備機の設置や汚泥の陸上輸送 が必要となっていたが、連絡管を建設することにより予備施設の統合や大規模集約化す ることを図ることができ、更新事業費の大幅な縮減に有効である。
( 2) 水質改善の効果
多摩川上流、八王子水再生センターは、当局施設の中で多摩川の最上流に位置し、放流 水の流下する延長が一番長いので、水質改善の効果が最も大きい。
通路
東京都港区にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター専門家スタッフに、八王子水再生センターと繋がっている多摩川上流・八王子水再生センター間連絡管を案内していただいた。
この連絡管の工事の認可は、平成15 年2 月28 日 下水道法事業認可、事業期間は、平成15 年度〜平成17 年度 ( 16.1.13〜18.3.31 2 年2ヶ月間)
通路
東京都港区にある東京都下水道局の多摩上流水再生センター専門家スタッフに、八王子水再生センターと繋がっている連絡を案内していただいた。

1.連絡管を通した汚水の送水は、通常使用するポンプによる圧送及び単独手動操作による自然流下による。
2.連絡管を通した送泥は、各々の送泥ポンプ運転により一沈汚泥は送泥先センター重力濃縮槽へ、二沈余剰汚泥は送泥先センター余剰汚泥貯留槽へ圧送される4 パターンがある。 通路
東京都港区にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターの専門家スタッフに、八王子水再生センターと繋がっている多摩川上流・八王子水再生センター間連絡管を案内していただいた鳥飼ゼミナール。
通路
東京都港区にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターの専門家スタッフに、八王子水再生センターと繋がっている連絡を案内していただいた鳥飼ゼミナール。
通路
東京都港区にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターの専門家スタッフに、八王子水再生センターと繋がっている連絡を案内していただいた鳥飼ゼミナール。
通路
東京都港区にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターの専門家スタッフに、八王子水再生センターと繋がっている連絡を案内していただいた鳥飼ゼミナール。
通路
多摩上流水再生センターから八王子水再生センターに到着。地下20メートルから地上を見上げる。
 多摩上流水再生センターでは、オゾン処理、膜ろ過処理を行い、きれいな再生水(中水)を生み出し、これを品川、新橋、永田町周辺に供給している。下水処理水は年間を通じて水温が安定しており、空調機の冷却水、水洗トイレで利用することが可能。後方のソニー本社ビル(ソニーシティ)の空調設備には、下水処理水を利用した熱交換をし、エネルギー経費の節約にも繋げている。 通路
多摩上流水再生センターから八王子水再生センターに到着し、地下についた鳥飼ゼミナール。 通路
多摩上流水再生センターから八王子水再生センターに到着。連絡通路の案内板。八王子水再生センター
八王子水再生センター

Hachioji


八王子
東京都八王子にある東京都下水道局八王子水再生センター
 八王子水再生センターの処理区域は、八王子市・日野市・昭島市・羽村市の一部とあきる野市・日の出町・檜原村の大部分で、計画処理面積は8,533ヘクタール(単独処理区の区域を含んだ数値)。ステップA2O法(ステップ流入式嫌気ー無酸素ー好気法)という東京都で初めて導入された高度処理方式を一部取り入れ、処理した水は、多摩川に放流している。また、その一部を砂ろ過してセンター内の機械の洗浄・冷却やトイレ用水に使用してもいる。
八王子
東京都八王子にある下水道局八王子水再生センターの拡張工事には、?八王子水再生センター西系水処理施設工事、?八王子水再生センター沈砂池ポンプ棟増設工事、?八王子水再生センター東系水処理施設耐震補強工事(あと施工せん断補強3244本、あと施工アンカー1万5470本、コンクリート増打569立方m。第一沈殿池防食:防食5087?。建築機械設備・電気設備一式)、?八王子水再生センター電力貯蔵設備工事(業者名:三菱電機株式会社、予定価格:4億28,446,800円、契約金額:4億27,680,000円)、?八王子水再生センター第一沈澱池機械設備整備工事、?八王子水再生センター水処理電機設備整備工事(業者名:三菱電機、予定価格(税込) 3億03,328,800円)、が実施されている。
沈殿池八王子
東京都八王子市にある東京都下水道局が実施している八王子水再生センターの拡張工事としては、以下のものがある。
?八王子水再生センター西系水処理施設工事、?八王子水再生センター沈砂池ポンプ棟増設工事、?八王子水再生センター東系水処理施設耐震補強工事、?八王子水再生センター電力貯蔵設備工事、?八王子水再生センター第一沈澱池機械設備整備工事、?八王子水再生センター水処理電機設備整備工事

八王子
東京都八王子市にある東京都下水道局八王子水再生センターの本部建物。
八王子
東京都八王子市にある東京都下水道局八王子水再生センターの本部建物。

メトロレンガ

Field Studies



八王子れんが1
東京都八王子市にある東京都下水道局八王子水再生センターで使用されている汚泥で焼いたリサイクルレンガの歩道。
下水を処理すると、汚泥が大量に発生する。東京都区部の処理場で発生する汚泥は、1日当たり15万4千立方メートル。大半の汚泥は濃縮、脱水、焼却して減量化(体積を減ら)し、東京湾の廃棄物処分場に埋め立てている。しかし、東京都下水道局では汚泥の資源化に取り組み、メトロレンガを製造している。メトロレンガは、水再生センター(下水処理場)で発生した汚泥の焼却灰を原料とし(100%)、1t/cm2の圧力でプレス成形した後、1,050℃前後で焼成して製造されるリサイクル物。歩道、公園の舗装材に利用されてるが、現在は、放射能汚染の問題があって、利用を停止している。
八王子れんが2
東京都八王子市にある東京都下水道局八王子水再生センターで使用されている汚泥で焼いたリサイクル再生資源のメトロレンガの歩道。
 横浜市環境創造局下水道施設部でも、下水を処理する過程で発生する下水汚泥を市内2箇所の汚泥資源化センターで集約処理をし、バイオガスや汚泥焼却灰を有効利用している。これには、?南部汚泥資源化センターの下水汚泥燃料化事業、?北部汚泥資源化センターにおける焼却時の下水汚泥の燃料化事業、がある。
八王子れんが3
東京都八王子市にある東京都下水道局の八王子水再生センターで使用されているメトロレンガの歩道。下水の処理の過程で発生した汚泥は、埋め立て処分するだけでなく、汚泥処理プラントへ送られ、都市の中でリサイクル活用される。 たとえば焼却灰100%のメトロレンガは、歩道や広場、公園の舗装剤に使われる。下水汚泥の中の有機分などの可熱分を用いる 「乾燥ケーキ」(浄水発生土)は汚泥燃料であり、3200〜4600キロカロリー/kgの発熱量がある。汚泥燃料は、石灰の発熱量(6470キロカロリー/kg)に匹敵するので、下水汚泥燃料を併用する発電設備も昭和58年から稼働している。

 下水汚泥燃料は、下水汚泥を250℃〜500℃程度で低温炭化させることで、石炭代替燃料となる。乾燥品の造粒成形、炭化装置での蒸気添加によって、燃料化物の安全性確保(自己発熱性の抑制)、ハンドリング性の向上、汚泥特有の臭気抑制が可能になる。また、下水汚泥燃料を使うと、従来の高温炭化よりも低温炭化し、でN2O(窒素酸化物)発生が抑制される。また、下水汚泥から得られるバイオ燃料化物は、カーボンニュートラルな性質があるため、発電所の石炭を代替することで、化石燃料由来のCO2排出を削減できる。
八王子れんが4
東京都八王子市にある東京都下水道局の八王子水再生センターで使用されている汚泥で焼いたメトロレンガの歩道。ただし、土木学会 舗装工学委員会 歩行者系舗装小委員会・平成18年度 第2回委員会によれば、
・メトロレンガは寸法誤差が大きく、色が場所によって異なる。 
・下落合の処理場でも、凸凹が少しある。
・人とくらしの道づくりで、歩道と車道の段差がないため車両が乗上げる所で縁石が破損する。
・三鷹のゼロ段差の所でも同じような現象が発生している。
・透水性舗装の骨材飛散は、施工性に問題があるのと、自転車のスタンドによる剥離もある。

八王子れんが
東京都八王子市にある東京都下水道局八王子水再生センターで使用されている汚泥で焼いたリサイクル資源のメトロレンガの歩道。東京都下水道サービス(TGS)によって、平成8年(1996年) 5月からメトロレンガ販売が開始された。
八王子れんが
東京都八王子市にある東京都下水道局の八王子水再生センターで使用されている汚泥で焼いたメトロレンガの歩道。
 東京都下水道サービス(TGS)が行う汚泥資源化事業には、メトロレンガのほか、粒度調整灰の販売がある。
粒度調整灰(スーパーアッシュ)は、下水汚泥焼却灰を分級(ふるい分け)・粉砕処理することによって、粒径を調整したもの。これにより、焼却灰の物理特性が改善され、高品位の土木工事用資材の原料として活用できるという。
めとろれんが
東京都下水道サービス(TGS)の担う汚泥資源化事業で製造されたメトロレンガ。
東京都下水道サービス(TGS)代表取締役社長は小川健一氏。同社は、東京都の下水道事業を補完・代行する企業として1984年に設立。下水道管の維持管理や水処理施設の保全管理、汚泥処理施設の包括的管理などの業務を担う。 
マンホールのデザイン

Field Studies


マンホール
東京都昭和島にある東京都下水道局八王子水再生センターの第二沈殿池で処理の終わった再生水(処理済み下水)は、多摩川に放水される。
マンホール
東京都下水道局八王子水再生センターに展示してある近郊市町村のマンホール。
マンホールは、下水道管内の点検、修理、掃除などのために設けられている。蓋が丸いのは、四角だと角度によっては内部に落ちてしまうため。
マンホール hspace=10
東京都八王子市にある東京都下水道局八王子水再生センターに展示してあるマンホール(maintenance cover)をみると、市町村ごとに異なっているのが一目瞭然。
マンホール
東京都下水道局八王子水再生センターに展示してある近郊市町村のマンホールmanhole cover)。
 マンホールの蓋manhole cover)の重量は50kg程度あるが、これは、車両が蓋の上を通過する際に外れないように安定させるためである。マンホールの蓋は、強度と重量がある鋳鉄製である。 マンホール
東京都八王子市にある東京都下水道局の八王子水再生センターに展示してある近郊市町村のマンホール(manhole cover)。
マンホール hspace=10
東京都八王子市にある東京都下水道局八王子水再生センターに展示してある近郊市町村のマンホールの蓋manhole cover)。
自治体では、下水や汚水の汚いイメージを払拭するために、地域の名物・生き物などをモチーフにした斬新なデザイン・マンホール、「ご当地マンホール」を導入している。色付きの蓋はカラーマンホールとも呼ばれる。 マンホール hspace=10
東京都にある東京都下水道局の八王子水再生センターに展示してある近郊市町村のマンホール。
強度や耐久性に優れる鋳鉄素材を採用した鉄蓋シリーズは、機械設備や電気設備、雨水管、汚水管等の保守点検口蓋としてさまざまな場所で利用されている。 マンホール水
東京都下水道局の八王子水再生センターのゲート近くに展示してある八王子市のマンホール。同しデザインでも、色具合、特に衣装や地色の色が異なっているので、八王子市のマンホールは、全く同一というわけではないようだ。
マンホール
東京都八王子市にある東京都下水道局の八王子水再生センターの展示のように、日本のマンホールの蓋manhole cover)は、外国人観光客からも注目されていて、blogに画像がたくさん投稿されている。
マンホールmanholeとは、地下暗渠,下水管,ボイラ,貯水タンクなどの検査,修理,掃除などのために設けた人の出入口のこと。下水管では通風,管の連絡にも利用され,管径,勾配,方向の変化点,管の起点,交差点,分岐点,会点のほか,長い直線部の中間に設置される。
八王子水再生センター

Torikai Laboratory and Field Studies


出口
東京都八王子市小宮町501にある東京都下水道局八王子水再生センターの玄関。
建設看板
東京都八王子市小宮町501にある東京都下水道局の八王子水再生センター
周囲公園
東京都八王子市にある東京都下水道局の八王子水再生センター
上がる道
東京都八王子市にある東京都下水道局の八王子水再生センターには、八王子市八石下広場がある。これは、2万5,900平方メートルの芝生広場、遊歩道である。
玄関
東京都八王子市にある東京都下水道局の八王子水再生センター。
案内図
東京都八王子市にある東京都下水道局の八王子水再生センター。
芝浦水再生センター

 2013 Water Reclamation Center



反応槽の俯瞰
東京都昭和島市に設置されている東京都下水道局多摩川上流水再生センターには、運転開始 昭和53年5月、敷地面積 15万1,417平方メートル、処理能力 24万8,200立方メートル/日。沈砂池 6池、第一沈殿池 6池、反応槽 7槽、第二沈殿池 7池、汚泥処理施設 濃縮槽 2槽、遠心濃縮機 3台、遠心型脱水機 3台、ベルトプレス型脱水機 3台、焼却炉 3基。
反応槽
東京都下水道局の多摩上流水再生センター反応槽の覆いをする蓋をあけて、曝気の様子を見せていただいた。
反応槽フタ
東京都下水道局の芝浦水再生センター反応槽には、蓋をかけることができる。 

ろ格機
東京都港区にある下水道局水再生センターの第一工程にあたる沈砂池
沈砂池設備は、沈殿を利用して、下水からゴミや砂や小石など下水中の無機物及び浮遊物を除去する池で、?下水浄化処理の第一段階、?放流水域の汚染や土砂の堆積の防止、?ポンプや処理施設の摩耗と閉塞の防止と処理の円滑化、という目的がある。この沈砂池の下水中の無機物及び浮遊物を除去するのがろ格機である。 ろ格機
東京都港区にある下水道局芝浦水再生センター下水処理第一段階となる沈砂池では処理していない汚水のため臭気が漂う。そこで、沈砂池は可動式の蓋をして池をカバーしている。
室内
東京都港区にある下水道局の芝浦水再生センター下水処理第一段階となる沈砂池

東京都の事務事業活動で排出される温室効果ガスのうち、下水道事業は約4割を占めており、東部スラッジプラント(江東区新砂3−8−1)において下水汚泥から炭化物を製造し石炭火力発電所で石炭の代替燃料とする国内初の取組である下水汚泥炭化燃料化事業を2007年11月から実施している。
東部スラッジプラントは下水汚泥の資源化のために年間発生汚泥量の約1割相当9万9,000トンの資源化(脱水汚泥ベース)をしている。その結果、 従来の汚泥焼却に比べ、年間3万7,000トンの二酸化炭素を削減につながった。温室効果ガスの発生を削減の効果は、山手線内側の約1.7倍の森林が吸収する量に相当する。   ダクト操作
東京都港区にある下水道局芝浦水再生センター沈砂池で発生する汚水の悪臭を吸引する脱臭ダクト操作板。
東海大学鳥飼行博研究室

Torikai Laboratory and Field Studies


センター鳥飼行博
東京都昭和島市にある東京都下水道局の多摩上流水再生センターの専門家と鳥飼行博ゼミのメンバー。

写真館へのご訪問ありがとうございます。この写真館の写真を引用、掲載することは、個人情報の保護に抵触いたしますので、お控えいただきますようお願いいたします。ご意見,ご質問をお寄せ下さる時には,ご氏名,ご所属,ご連絡先を明記してくださいますようお願い申し上げます。
連絡先:
torikai@tokai-u.jp
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学教養学部人間環境学科 社会環境課程
鳥飼 行博 TORIKAI Yukihiro
Department of Human Development,Toka University
4-1-1 Kitakaname, Hiratuka,Kanagawa, Japan 259-1292

屋上は、下水汚泥をリサイクルして屋上緑化に活用している。
この屋上緑化の原材料スラジライトSewage Sludge)は、下水汚泥焼却灰を原料として、水、バインダー(接合剤)を加えた後、混練、造粒、乾燥させたものを約1100度で焼成し、製造する。比重が小さく、テニスコート床材料 、 植樹・盆栽用土、透水性舗装材、ブロック、外装材などにも利用されている。下水汚泥の焼却灰を原料として、水・バインダーを加えて、混練、造粒、乾燥させたスラジライトSewage Sludge)は、屋上緑化の土壌材料になる。 東京都下水道局芝浦水再生センター
下水汚泥焼却灰リサイクルの再生資源である軽量細粒材スラジライトSewage Sludge)を使って、屋上緑化の土・ブロック煉瓦が作られている。
東京都港区にある東京都下水道局芝浦水再生センター事務所屋上が緑化され花壇が作られている。下水汚泥焼却灰の処分先である最終処分場の延命化を目的に、下水汚泥焼却灰をセメント原料や粒度調整灰(スーパーアッシュ)として再資源化をしている。従来7割程度の再資源化を継続してきたが2011年度末の下水汚泥の資源化率は、放射能汚染の影響によって12%に低下した。東日本大震災に伴う原子力発電所破壊に伴い放射性物質が拡散したためである。

東京都下水道局芝浦水再生センターは下水処理の過程で発生した下水汚泥をリサイクルし、スラジライトを製造し代替土壌・ブロックレンガとして屋上緑化に使用している。ただし、福島県の原子力発電所破壊に伴う放射能漏れで、放射能汚染が危惧され、代替土壌・ブロックとしての利用は一時中断された。汚泥焼却灰の放射能濃度は低減傾向にあるため、資. 源化の再開に向け て、2013年8月 小台処理場で、軽量細粒材(スラジライト)設備の運転開始。

大阪府大阪市コスモスクエア地区に位置するおおさかATCグリーンエコプラザは、最新の環境ビジネス、環境経営を紹介することで、環境ビジネスの活性化、地球温暖化問題への対応、循環型社会の形成に貢献することを目的としている。ここATCは、日本屈指の集客施設で、大阪の副都心として整備が進んでいる。

 大阪府大阪市住之江区おおさかATCグリーンエコプラザサラヤは、環境経営に配慮して「いのちをつなぐSARAYA」として、次の2製品は売上の1%がボルネオ保全トラストに使用。
新ヤシノミ洗剤「ハッピーエレファント」:無香料・無着色で、洗浄成分はヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水は微生物によって生分解される。
サラヤ代表取締役社長:更家悠介(1951年生まれ、1974年、大阪大学工学部卒)「当時は安価な石油系洗剤が市場の大半を占めていたので、値段が高い植物油を原料とするヤシノミ洗剤は、消費者にはなかなか受け入れてもらえませんでした。しかし、よい商品であることを信じ、地道に販売を続けていくうちに、販売が上向き始めました。洗剤による琵琶湖の汚染問題などがクローズアップされたこともあり、生分解性に優れ、環境に優しいヤシノミ洗剤のよさが、時代とともに理解されるようになってきたのです。」
自然派洗剤「ハッピーエレファント」:天然の酵母によってパーム油から天然洗浄成分「ソホロリピッド」を主成分にした100%非石油系洗剤。洗浄排水は、生分解され水質環境に負荷をかけない。原料は環境と人権に配慮したRSPO認証油だけを使用。2004年、ボルネオで"鼻にケガをした小象"に出会い、象やオランウータンが安心して暮せる森【緑の回廊】の実現と、本当に環境にやさしい植物原料(=持続可能なパーム油)の使用を目指している。2012年、サラヤが次世代の自然派洗剤「ハッピー・エレファント」として発表。
 熱帯林を伐採してパームオイルを採油するアブラヤシのプランテーションを拡張するのでは、パーム油原料の洗剤需要の拡大は、生物多様性減少となってしまうが、持続可能なパーム油生産ができれば、環境負荷は低く、森林保全にも寄与できるであろう。


鳥飼ゼミナールレポート

 多摩上流水再生センターを訪れて

 私たち鳥飼ゼミナールは、5月29日に東京都下水道局多摩上流水再生センターに行きました。多摩水再生センターに着いた私たちは、まずロビーへ案内されました。そこには、多摩川の水中をイメージした水槽に多摩川に生息しているイワナ、アヤメ、鮎など18種類の生き物が展示されていました。その後、会議室に案内され、下水道についてわかりやすくアニメ化した動画を見ました。その動画は、当たり前のように使っているが、そこに発生している問題や自分達の何気ない行動が問題を引き起こしているのだと思わされました。

  展望台に案内してもらい、上から多摩上流水再生センターの全体図を見ました。そこで、少し説明を受け実際に施設に行くと、下水や雨水などのありとあらゆる水が集まって来るため、少しきつい匂いがしました。そこで、職員の方に「今日の匂いというのはどうでしょうか?」と尋ねると、その日は雨が降っていたので、まだマシだということでした。夏や雨が降らない日はこの匂いの倍はしますと聞いて私はびっくりしました。

 その後、沈砂池にたまった汚水を地上に組み上げるポンプを見学し、私が一番楽しみだった反応槽の見学に行きました。反応層では、汚水を微生物の分解反応によって水の浄水化をおこなっている。反応槽は24時間稼働しており、酸素を送り曝気させて分解を行っている。そうして、ある程度浄水された水が集まっている第二沈殿池に行くと、沈砂池で見たあの水がこんなに綺麗で匂いもなくなるとかと思いました。こうして、最後に大腸菌などを滅菌して放水される。また、多摩川にも流され清流復興事業にも使われている。

 その後、多摩上流水再生センターと八王子水再生センターをつなぐ地下通路を通らせていただきました。人1人が歩けるほどのスペースで両脇には汚水官や汚泥官があり少し怖かったです。この連絡官は約570メートルあり、歩いて5分ほどかかりました。また、汚泥の処理については焼却されレンガなどにして利用されています。

 しかし、現在では放射能などの問題も起きています。しかし、再生レンガは八王子水再生センターの広場に使われていて、少し小さいサイズで可愛いなと私は思いました。今回の見学は、私たちにとってとても身近な問題だと感じさせられました。水という私たちにとってなくてはならないものを私たち人間がどう使うかで良くもなり悪くもなるのだなと思いました。貴重な体験をたくさんすることができ、今後の糧にしていこうと思います。


東京都下水道局の水再生センターを訪問した。多摩川上流水再生センターの処理区域は、青梅市、昭和市、瑞穂市の大部分と立川市、武蔵村山市、奥多摩町の一部で計画処理面積は9.349haです。処理した水は多摩川に放流するとともに、一部をろ過してセンター内の機械の洗浄、冷却やトイレ用水などに使用されています。下水道は主に3つの施設で出来ています。

1. 下水を集めて流す下水管
2. 下水道管が深くなりすぎないように途中で下水をくみ上げるポンプ所
3. 下水を処理して清潔な水によみがえらせる水再生センター

私たちはこの下水の最終処理場である水再生センターを訪問しました。
水再生センターは沈砂地、第一沈殿池、反応槽、第二沈殿池、汚泥処理施設などの様々な機関を通して水の浄水を行っています。
沈砂地とは下水が最初に入る池で大きなごみを取り除き、土砂類を沈殿させます。第一沈殿池は2〜3時間かけて下水をゆっくり流し、下水に含まれる沈みやすい汚れを沈殿させます。反応槽は微生物の入った泥(活性汚泥)を加え、空気を送り込み、6〜8時間ほどかき混ぜます。下水中の汚れを微生物が分解し、細かい汚れも微生物に付着して、沈みやすいかたまりになります。第二沈殿池は、反応槽で出来た活性汚泥のかたまりを3〜4時間かけて沈殿させ上澄みと汚泥とに分離します。その他にも様々な過程を通して浄水作業が行われます。

このような様々な工程を経て下水は綺麗な水へ変わっていくのです。
私たちも実際に工場内のこのような施設を見学することが出来ました。 また、この多摩上流水再生センターと八王子水再生センターは、多摩川の地下を横断するトンネルにより繋がっています。施設の効率的な運営と災害時のバックアップの目的からこのような造りになっています。
連絡管の全長は570メートルにも及びます。私たちも実際に地下に行き連絡管を歩いて八王子水再生センターまで渡ることが出来ました。連絡管はかなり巨大で歩くとかなりの長さがあることを実感することが出来ました。

今回の訪問を通して、水の再生に対して多くの技術と人の働きが費やされていることが分かりました。 過去の多摩川の汚染問題の反省を生かし、様々な浄水技術が用いられているように感じました。 このような地域環境への配慮は社会に大きな影響を与える企業だからこそ行うべき社会的責任であるように感じました。人々が生活で必ず使用する水を扱う場所だからこそ、最善の配慮と行動が求められるように感じました。

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