写真(右)2012年3月、フィリピン共和国ルソン島北部、カリンガ州山村,
柴刈りで集めた薪を乾燥させ、燃えやすいように細く加工の家屋。数十年前までは、コゴン草のような茅葺家屋だったが、維持・補修に労力がかかるので、長持ちするトタン屋根がほとんどである。採取した柴を家屋の周囲や軒下に保管・乾燥している。高床式米蔵の前もある。コルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region (CAR))は、アブラ州/アパヤオ州/ベンゲット州/イフガオ州/カリンガ州/マウンテン州の6州である。2010年人口センサスによれば、CAR総人口は、161万6,867人。筆者撮影。
フィリピンの国家首都圏(NCR:National Capital Region)から陸路なら3日かかるコルディリェラ行政地方カリンガ州の山村では、労働集約的技術に依存した産業が住民たちの生業となっている。中心は棚田における稲作であるが、木炭を使った農機具やナタの鍛冶屋、タイガーグラスを収穫しての箒づくりが、家内制工業あるいは内職として行われている。民生エネルギーの供給は、調理に使う木炭や廃材などバイオマスエネルギーが担っているが、電気の通っていない家が多く化石燃料消費は僅かであり、二酸化炭素の排出はほとんどない。
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